JP4590424B2 - 色処理装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷処理における色分解技術、特に、カラー画像データの色を分光的に滑らかに色分解するための分光的色分解技術に関するものである。
プリンタ等の画像形成装置においてカラー画像を印刷する場合、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)の4つの色材が用いられる。最近はそれに加えて、特定の色材の濃度を希釈したLc(淡シアン)、Lm(淡マゼンタ)、Gy(グレイ)等の色材や、特色と呼ばれるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)等の色材が用いられている。
しかし一般に、入力画像データの色空間とこれらの色材によって印刷される画像データの色空間とは互いに異なる。そのため、入力画像と印刷画像との色味を一致させるためには、その画像データの色空間を、色材による色空間に変換しなければならない。例えば、入力画像データの色空間がRGB空間であり、印刷画像データがCMYK色空間であるとすると、RGB値をCMYK値に変換する必要がある(以下、この処理を色分解という)。この際、印刷画像には入力画像の色の再現だけではなく、その粒状性、階調性についても再現することが要求される。
画像の色を再現する方法として、一般的には、測色的色再現が用いられている。この測色的色再現は、二つの物体の分光反射特性が異なっていたとしても、ある光源下において物体の三刺激値が等しければ同じ色として知覚するという人間の視覚特性(以下、条件等色という)を利用した色再現方法である。
以下、この測色的色再現を詳細に説明する。
図20は、測色的色再現を説明するための図である。
図に示すように、光源2000から発せられた光が物体2001に入射し、その反射光が人間の眼2002に入射して、その物体2001の形状や色が認知される。この入射した光は、人間の眼の網膜上に存在する3つの錘状体と呼ばれる細胞によって色信号に変換される。そして、これら色信号の強さによって人間は色を知覚している。これら色信号は三刺激値と呼ばれる。この三刺激値XYZは、照明光源の分光分布をS(λ)、物体の分光反射率をο(λ)、人間の眼の分光特性をCIE(国際照明委員会)によって定められた等色関数x^(λ),y^(λ),z^(λ)とした場合、以下の式(1)で表すことができる。尚、^はインバース(図20におけるx,y,zのそれぞれの横バーに相当)を示す。
k=100/∫S(λ)y^(λ)dλ
X=k∫S(λ)ο(λ)x^(λ)dλ
Y=k∫S(λ)ο(λ)y^(λ)dλ
Z=k∫S(λ)ο(λ)z^(λ)dλ …式(1)
ここで積分範囲は、可視光領域の380nm〜730nmとし、kは基準化係数とする。即ち、測色的色再現では、上記式(1)で計算されるオリジナル色のXYZ値と再現色のXYZ値とが一致すれば、同じ色として知覚することを利用している。
一方、粒状性や階調性の再現に関しては、上述した測色的色再現を基本とし、様々な画像処理方法が提案されている。この粒状性を向上させる技術としては、互いに濃度が異なる濃と淡の色材を用いる技術がある(特許文献1参照)。
また階調性を向上させる技術として、複数種類の色材量の組み合わせごとに、各色材の総使用量を滑らかに変化させる技術がある(特許文献2参照)。また非特許文献1には、分光反射率の推定に印刷物等の予測モデルとして公知の技術であるCeller Yule-Nielsen Modified Spectral Neugebauer等を用いることが記載されている。
特開2000−343731号 (USP6592212) 特開2004−058622号 (US公開2004/070777) T. Ogasahara and N. Ohta, "Verification of the Optimum Prediction Model"
しかしながら、測色的色再現では上記式(1)で示されるように、XYZ値は照明光源S(λ)に依存している。そのため、オリジナルの色と再現色のXYZ値とが、ある照明光源下において一致したとしても、異なる照明光源下においてXYZ値が一致するとは限らない。つまり測色的色再現では、特定の照明光源下でしか色再現精度は保証されていない。加えて、人間の眼の分光感度特性x^(λ),y^(λ),z^(λ)についても、平均的な分光感度特性であるため、三刺激値が等しいからといって、全ての人が同じ色として見えるとは限らない。
上述した理由から、特許文献1のように、いくら粒状性を向上させたとしても、濃度の異なる色材(例えば、CとLc,MとLm,CとM,LcとM等)がそれぞれ異なる等色特性を有している場合、照明光源の変化や個人差によって、それぞれ異なる色に見えてしまう。その結果、粒状性の悪化を引き起こしてしまう場合がある。また特許文献2で開示されるように、総色材量をいくら滑らかに変化させたとしても、照明光源の変化や個人差によって階調性が劣化してしまい、その結果、擬似輪郭が発生してしまう場合がある。
本発明の目的は、このような従来の問題を解決することにある。
本願発明の特徴は、分光反射率について滑らかに変化させることで、色再現性の良い画像が得られる色処理装置及びその方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る色処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
入力色データを画像出力機器で再現するために、前記入力色データに対応する当該画像出力機器で使用する色材の色材量を求める色処理装置であって、
前記入力色データによって示される色を含む、前記色材により再現されるグラデーション部分内の複数の色を示す複数の色材量に対応する複数の分光反射率を取得する取得手段と、
前記グラデーション部分における各階調の色の所定の波長の分光反射率がの変化に応じて滑らかに変化するように、前記取得手段で取得した前記複数の分光反射率から前記入力色データの目標分光反射率を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出した前記目標分光反射率に対応する色材量を決定する決定手段と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る色処理方法は以下のような工程を備える。即ち、
入力色データを画像出力機器で再現するために、前記入力色データに対応する当該画像出力機器で使用する色材の色材量を求める色処理方法であって、
前記入力色データによって示される色を含む、前記色材により再現されるグラデーション部分内の複数の色を示す複数の色材量に対応する複数の分光反射率を取得する取得工程と、
前記グラデーション部分における各階調の色の所定の波長の分光反射率がの変化に応じて滑らかに変化するように、前記取得工程で取得した前記複数の分光反射率から前記入力色データの目標分光反射率を算出する算出工程と、
前記算出工程で算出した前記目標分光反射率に対応する色材量を決定する決定工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像のグラデーション領域で分光的滑らかに変化する色分解処理を行うことができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
はじめに本実施の形態の概略について説明する。本実施の形態は、ユーザが校正したいグラデーションを指定する。次にパッチ画像の測色を行う。更に、その測色したパッチ画像の分光反射率データを読み込むことで、分光的に滑らかに変化する色分解処理を提供するものである。
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像処理装置1を備えるシステムの構成を示したブロック図である。
まず最初に画像処理装置1の構成について説明する。出力部2は、画像データ及びUIを表示する。入力部3は、分光反射率測定器16で測定された分光反射率データ、及び画像入力機器15から入力される画像データを入力する。色分解後分光反射率データ記憶部4は、色分解後の分光反射率データを記憶するものであり、例えばRGBの取り得る値の組み合わせに対応して、その分光反射率データを記憶する。目標分光反射率算出部5は、目標とする分光反射率データを算出する。目標分光反射率データ記憶部6は、目標分光反射率算出部5で算出した目標とする分光反射率データを記憶する。パッチ分光反射率データ記憶部7は、印刷したパッチを分光反射率測定器で測定した結果である分光反射率データを記憶する。評価値算出部8は、目標分光反射率データ記憶部6に記憶されている目標分光反射率データと、パッチ分光反射率データ記憶部7に記憶されているパッチの分光反射率データとから評価値(評価結果)を算出する。色分解LUT記憶部9は、入力色空間の色データ(例えば、RGB値等)と、画像出力機器18における色材量の組み合わせ(例えば、CMYK値)とを対応付けたLUT(ルックアップテーブル)を記憶している。色分解LUT更新部10は、評価値算出部8で算出した評価値を基に、色分解LUT記憶部9に記憶している色分解LUT(色分解テーブル)を更新する。パッチデータ記憶部11は、パッチ用の画像データを保持している。UI部12は、ユーザインターフェースを司っている。データ変換部13は、分光反射率データをL*a*b*値等に変換する。画像データ記憶部14は、入力部3で入力した画像データを記憶する。
画像入力機器15は、デジタルカメラやスキャナ等である。画像処理装置1は、画像入力機器15から画像データを入力する。分光反射率測定器16は、印刷された画像やパッチ画像の分光反射率を測定して分光反射率データを得る。外部記憶装置17は、ハードディスクやCD−ROM等の大容量記憶装置である。画像出力機器18は、例えばインクジェットプリンタ等のカラープリンタである。表示部19は、画像処理装置1から出力された画像データに基づいて画像を表示する。ネットワーク20は、インターネット等のネットワークである。
図2は、本実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。
CPU201は、RAM202及びROM203に記憶されたプログラムに従って画像処理装置1全体の動作を制御する。RAM202は、CPU201のメインメモリとして使用され、CPU201により実行されるプログラムがロードされる。またこのRAM202は、CPU201による制御動作時に各種データを一時的に保存するワークエリアを提供する。ROM203は、ブートプログラムや各種データを不揮発に記憶する。入力装置205はキーボード、マウス等のポインティングデバイスを有し、ユーザの操作(ユーザ指示)により各種データやコマンドを入力するのに使用される。表示部19は、CRTや液晶などの表示ユニットを有し、処理対象のデータや後述するUI画面等の表示に使用される。外部記憶装置(HD)17は大容量の記憶装置であり、ここにはOS、各種アプリケーションプログラムやプリンタドライバ、及びデータなどが予めインストールされている。そして、そのプログラムの起動が指示されると、プログラムはRAM202にロードされて実行される。ネットワークインターフェース207は、LAN等のネットワーク20とのインターフェースを制御している。入出力ポート208は、例えばUSBやIEEE1394などのインターフェースで、図1に示す外部機器15,16,18や外部装置などと接続している。
尚、図1に示す画像処理装置1の各機能を実行する部分は、本実施の形態では、CPU201とその制御プログラムにより達成されるが、これら機能を実現するためのハードウェアが設けられていても良い。また図1における記憶部4,6,7,9,11,14はROM203或はHD206に設けられているが、固定データの記憶部はROM203に設けられていても良い。
<ユーザインターフェース(UI)>
図3は、本実施の形態に係る画像処理装置1におけるUI部12により表示部19に表示されるユーザインターフェースの一例を示す図である。
プリンタガマット(gamut)表示部301は、印刷に使用するプリンタ(画像出力機器18)のガマット(色再現域)を3次元で表示する。ユーザは、マウスカーソルなどで、表示されたプリンタのガマットにおける任意の色エリアを選択・指示することにより、校正したいグラデーション部分を指示することができる。校正前分光反射率グラデーション表示部302は、プリンタガマット表示部301でユーザが指示した色データのグラデーション部分における校正前の分光反射率データをグラフ化して表示する。校正前評価値表示部303は、後述する評価関数を用いて計算された、目標とする分光反射率データに対する校正前の分光反射率データの評価値を表示する。校正後分光反射率グラデーション表示部304は、ユーザが指示したグラデーション部分に対して校正処理を実行した後の分光反射率データをグラフ化して表示する。校正後評価値表示部305は、後述する評価関数を用いて計算された、目標とする分光反射率データに対する校正後の分光反射率データの評価値を表示する。校正評価関数選択部306は、評価関数を選択するための項目を表示している。本実施形態では、選択可能な評価関数として「RMS(Root Mean Square)」,「重み付けRMS」,「色差の平均」及び「色差の分散」を表示する。
色分解LUT読込ボタン307は、色分解LUT記憶部9から色分解LUTを読込むように指示するボタンである。色分解後分光反射率読込ボタン308は、色分解後分光反射率データ記憶部4から、色分解後の分光反射率データを読込むように指示するボタンである。パッチ印刷ボタン309は、画像出力機器18による校正用のパッチの印刷を指示するボタンである。パッチ測色データ読込ボタン310は、画像出力機器18で印刷されたパッチを、分光反射率測定器16で測定した測色データを読込むように指示するボタンである。校正処理ボタン311は、校正処理の開始を指示するボタンである。色分解LUT更新ボタン312は、校正処理の結果に基づいて、色分解LUTを更新して色分解LUT記憶部9に記憶するように指示するボタンである。画像読込ボタン313は、画像入力機器による画像の読込みを指示するボタン、印刷ボタン314は、画像出力機器18に対して画像の印刷を指示するボタンである。
<全体の処理の流れ>
図4乃至図7は、実施の形態1に係る画像処理装置1における処理の流れを説明するフローチャートである。この処理を実行するプログラムはHD206にインストールされており、実行時にはRAM202にロードされてCPU201の制御の下に実行される。
まずステップS1で、色分解LUT読込ボタン307が指示されるのを待つ。これは入力装置205のマウス等のポインティングデバイスやキーボードにより、この色分解LUT読込ボタン307がクリック、或は指定されたかどうかを判定するものである。以下の説明でも、表示されたボタンの指示は同様な操作によりなされるものとする。色分解LUT読込ボタン307が指示されるとステップS2に進み、色分解LUT記憶部9から色分解LUTデータを読み込む(詳細は後述する)。次にステップS3に進み、色分解後分光反射率読込ボタン308が指示されるのを待つ。指示されるとステップS4に進み、分光反射率測定器16、外部記憶装置17又はネットワーク20等から、画像出力機器18における色分解分光反射率データを読込み(詳細は後述する)、色分解後分光反射率データ記憶部4に記憶する。既に色分解後分光反射率データ記憶部4に記憶されている場合は、これらの処理ステップ(S3,S4)は省略できる。次にステップS5に進み、色分解後分光反射率データ記憶部4に記憶している色分解分光反射率データを読み出し、データ変換部13によりL*a*b*値に変換し、プリンタガマット表示部301に表示する。ここまでが、図3に示すUI画面を表示するまでの処理である。
次にステップS6に進み、プリンタガマット表示部301において、ユーザによって校正するグラデーション領域が選択・指示されるのを待つ。校正対象のグラデーション領域が指示されるとステップS7(図5)に進み、色分解後分光反射率データ記憶部4に記憶されている分光反射率データの内、ステップS6で指示されたグラデーション領域に対応する分光反射率データを読み出して校正前分光反射率データ表示部302に表示する。
次にステップS8に進み、パッチ印刷ボタン309が指示されるのを待ってステップS9に進む。ステップS9では、パッチ画像データ記憶部11に記憶しているパッチ用の画像データを読み出し、出力部2を介して画像出力機器18に出力して印刷する。次にステップS10に進み、ステップS9で印刷したパッチ画像を、分光反射率測定器15を用いて測色する。次にステップS11に進み、パッチ測色データ読込ボタン310が指示されるのを待つ。指示されるとステップS12に進み、ステップS10で測色したパッチの分光反射率データをパッチ分光反射率データ記憶部7に記憶してステップS13(図6)に進む。
図6のステップS13では、校正評価関数選択部306で校正評価関数が選択されるのを待ち、選択されるとステップS14に進む。ステップS14では、評価値算出部8にて校正前の評価値を算出し(詳細は後述する)、その算出した評価値を校正前評価値表示部303に表示する。次にステップS15に進み、校正処理ボタン311が指示されるのを待ち、指示されるとステップS16に進む。ステップS16では、ステップS13で選択された校正評価関数を基に校正処理を行う(詳細は後述する)。次にステップS17に進み、校正後の分光反射率データを校正後分光反射率表示部304に表示する。次にステップS18に進み、評価値算出部8により校正後の評価値を算出し、その算出した評価値を校正後評価値表示部305に表示する。次にステップS19に進み、色分解LUT更新ボタン312が指示されるのを待ち、指示されるとステップS20(図7)に進む。ステップS20では、色分解LUT更新部10により、色分解LUT記憶部9に記憶されている色分解LUTを更新する。こうして色分解LUT記憶部9の色分解LUTが最適化され、これ以降の画像処理では、この更新された色分解LUTが使用されて、入力画像データの色分解が実行される。
次にステップS21に進み、画像読込ボタン313が指示されるのを待ち、指示されるとステップS22に進む。ステップS22では、入力部3にて、画像入力機器15、外部記憶装置17或は外部ネットワーク20から、処理対象の画像データを入力して画像データ記憶部14に記憶する。次にステップS23に進み、印刷ボタン314が指示されるのを待ち、指示された場合はステップS24に進む。ステップS24では、色分解LUT記憶部9に記憶されている色分解LUTを用いて画像データを印刷データに変換し、その印刷データを出力部2を介して画像出力機器18に出力し、画像出力機器18にて画像を印刷させる。
<色分解LUT>
本実施の形態に係る色分解LUTは、入力画像のRGB値と色分解処理後の色材量の組み合わせとを対応付けたLUTである。本実施の形態では、前述の特許文献1のような従来手法を用いて求められた、RGB値と色分解処理後の色材量の組み合わせとを対応づけたLUTを初期状態の色分解LUTとして読み込む。
<色分解分光反射率データ>
本実施の形態に係る色分解後分光反射率データは、入力のRGB値を等間隔のブロックに分割し、各ブロックを画像出力機器18によって印刷したパッチ画像を、分光反射率測定器16によって測色した分光反射率データである。例えば、各RGB値を「0」から「255」まで32レベルずつ変化させた729色のパッチ画像の分光反射率データを用いる。
<パッチ画像データ>
図8は、本実施の形態で用いるパッチ画像の一例を示す図である。
ここではC,M,Y,Kの4色の色材を用いて、グレイのグラデーションを校正したい場合に印刷するパッチ画像の一例を示している。801はパッチ画像を示し、802は、初期状態の色分解LUTを用いて印刷した初期状態のグレイのグラデーション部を示す。また803は、初期状態のグレイのグラデーション802に対して、印刷に使用するC,M,Y,Kの色材量を様々に変化させて印刷したパッチを示している。
この際、制限なくC,M,Y,Kの色材を変化させてしまった場合には、無数のパッチを作成してしまうことになってしまう。そこで、802で示す初期状態のグラデーションに対して、粒状性と向上性について考慮し、さらに、ある特定の光源下(例えば、CIE標準補助の光源D50等)において、L*a*b*を等しくするようなC,M,Y,Kの組み合わせだけをパッチ画像として出力する。但し、これに限定されないのは言うまでもない。例えば、XYZ三刺激値が等しい組み合わせであっても構わないし、初期状態のグラデーション802を中心として、現実的に実現可能な範囲でC,M,Y,Kの色材量を変化させても構わない。つまり、所望の分光反射率を再現するのに必要なパッチを出力できれば、これに限定されるものではない。また図8では、グレイのグラデーションの校正例を示したが、他の色のグラデーション領域においても同様にして達成できる。
更に、色材の種類として、C,M,Y,Kを用いる例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、濃度を希釈したLc,Lm,Gr等の色材や、R,G,B等の特色色材を用いても良い。
<評価値の算出>
本実施の形態に係る評価値を算出するための評価関数の一例である「RMS」「重み付RMS」「色差の平均」「色差の分散」についてそれぞれ説明する。
「RMS」は、目標の分光反射率をRref(λ)、評価対象の分光反射率をRsam(λ)とすると次式(2)のように表すことが出来る。
RMS=(1/n)√{Σ(Rref(λ)−Rsam(λ))2} …式(2)
ここで、Σはλ=380〜730の総和を示している。またnはサンプリング数であり、可視光領域380nmから730nmを10nmごとにサンプリングしたとすると、n=36となる。また「重み付RMS」は上述した「RMS」に対して、重み関数W(λ)を用いることにより、ある波長域に対する誤差を大きく評価する手法であり、次式(3)で表すことが出来る。
重み付RMS=(1/n)√Σ{(Rref(λ)−Rsam(λ))・W(λ)}2} …式(3)
ここで、Σはλ=380〜730の総和を示している。また重み関数W(λ)としては、照明光源の分光放射輝度値としても良い。また、視覚特性を考慮した重み関数W(λ)を用いても構わない。このような視覚特性を考慮した重み関数W(λ)の一例として、例えば、光源情報を含まない三刺激値X,Y,Zを次式(4)によって算出する。以下の式(4)において、x^(λ),y^(λ),z^(λ)を等色関数とすると式(4)で表すことが出来る。
X=k∫Rref(λ)x^(λ)dλ
Y=k∫Rref(λ)y^(λ)dλ
Z=k∫Rref(λ)z^(λ)dλ …式(4)
但し、k=100/{∫y^(λ)dλ}である。ここで∫は、λ=380〜730nmに対して求められる。
ここで、人間の視覚特性は、明るい物体よりも、暗い物体の方が高い視覚感度を持つため、式(5)のように、物体の明るさが大きいほど、波長ごとに重みを小さくする。
W(λ)=116×|y^(λ)・Y-2/3
+500×|x^(λ)・X-2/3−y^(λ)・Y-2/3
+200×|y^(λ)・Y-2/3−z^(λ)・Z-2/3| …式(5)
以上のようにして、視覚特性を考慮した重み関数を評価関数として用いる。
「色差の平均」は、CIEが規定する色差ΔE,ΔE94,ΔE2000等について、照明用の光源をさまざまに変化させて色差を算出し、それら色差の平均として求められる。また、光源を変化させるだけではなく、等色関数を様々に変化させて平均色差を求めても構わない。
更に「色差の分散」は、上述と同様に、光源や等色関数を様々に変化させた際の色差の分散値である。
また、上述した評価関数は一例に過ぎず、目的の分光反射率と、対象の分光反射率との誤差を評価するものであればこれに限定するものではない。
<校正処理>
図9は、図6のステップS16における校正処理を詳細に説明したフローチャートである。
まずステップS31で、目標となる分光反射率データを算出する(詳細は後述する)。次にステップS32で、ステップS31で算出した目標の分光反射率の、パッチ分光反射率データ記憶部7に記憶しているパッチの分光反射率に対する評価値を評価値算出部8により算出する。次にステップS33で、ステップS32で算出した評価値が最小となる色材量の組み合わせを求める。
<目標分光反射率>
本実施の形態において、目標の分光反射率を次式(6)を用いて算出する。
R(λ)={(1−a)Rink(λ)1/n+aRpaper(λ)1/nn …式(6)
ここで、Rpaper(λ)は、画像が印刷される用紙(色材量が0)の分光反射率、Rink(λ)は選択されたグラデーション部分に対応する色材値の分光反射率、aは階調、nは散乱係数とする。例えば、図8に示す例の場合は、グレイのグラデーションにおける目標分光反射率を算出する。
図10は、上述の式(6)を用いて算出した目標分光反射率を示す図である。図10では、それぞれ明度の異なる色材を用いて印刷した印刷物の分光反射率データを、各波長に応じて求めた結果を示しており、上側のプロット点ほど明度が高い(明るい)色材の測定値を示している。
図11は、本実施の形態1により、分光的に滑らかな特性が得られた結果を説明するための図である。
図11では、波長430nm、580nmにおける、各階調に対する分光反射率が示されている。これにより各階調に対して、滑らかに変化していることがわかる。つまり、この目標分光反射率を満足する分光反射率データによれば、階調の変化に対して滑らかに分光反射率が変化することが確認できる。
以上説明したように本実施の形態1によれば、ユーザが校正したいグラデーションを指定し、校正するためのパッチ画像を印刷して、そのパッチ画像の色を測定する。こうして測色した分光反射率データを読み込ませることにより、分光的に滑らかに変化する色分解処理を実現できる。その際、ユーザが評価関数を指定し、評価値を見ながら色分解処理ができる。
<実施の形態2>
次に実施の形態2に係る画像処理装置1aについて説明する。
はじめに、実施の形態2の概略について説明する。実施の形態2では、まず実施の形態1のように校正用のパッチ画像を印刷するのではなく、プリンタモデルを用いて分光反射率を推定する。更に、最適化法によって目標の分光反射率を再現する色材量の組み合わせを算出する。最後に、分光的に滑らかになるように色分解処理を行うことを特徴としている。
図12は、実施の形態2に係る画像処理装置1aを備えるシステムの構成を示したブロック図である。前述の図1の構成と共通する部分は同じ記号で示し、その説明を省略する。
実施の形態2に係る画像処理装置1aにおいて、出力分光反射率データ記憶部1201は、画像出力機器18のモデルに応じて、各色材を用いて印刷した際の分光反射率データを記憶している。分光反射率推定部1202は、出力分光反射率データ記憶部1201に記憶されている出力分光反射率データを用いて、画像出力機器18で印刷される画像の分光反射率を推定する。評価関数算出部8は、目標分光反射率データ記憶部6に記憶している目標分光反射率データに対する、分光反射率推定部1202で推定された分光反射率データの評価値を算出する。色材量推定部1203は、入力画像の分光反射率データに対して、それに対応する色材量を推定する。その他の構成は前述の実施の形態1に係る画像処理装置1の場合と同様である。
また、実施の形態2に係る画像処理装置1aのハードウェア構成は、前述の図2と同じであるため、その説明を省略する。
図13は、本実施の形態2に係る画像処理装置1aにおけるUI部12により表示部19に表示されるユーザインターフェースの一例を示す図で、前述の図3と共通する部分は同じ記号で示し、それらの説明を省略する。
出力分光反射率読込ボタン1301は、出力分光反射率データ記憶部1201に記憶されている、画像出力機器18の出力分光反射率データの読み込みを指示するボタンである。
<全体の処理の流れ>
図14乃至図17は、本実施の形態2に係る画像処理装置1aにおける処理の流れを示したフローチャートである。実施の形態2では、前述の実施の形態1とは異なり、色分解分光反射率データを読み込むのではなく、出力分光反射率データを読み込む(詳細は後述する)。また実施の形態2では、パッチ画像の印刷、及びその測色が省略されている。
まずステップS41で、色分解LUT読込ボタン307が指示されるのを待ち、指示されるとステップS42に進む。ステップS42では、色分解LUT記憶部9から色分解LUTデータを読み込む。これは前述の図4のステップS1,S2と同様である。次にステップS43で、出力分光反射率データ読込ボタン1301が指示されるのを待ち、指示されるとステップS44に進む。ステップS44では、分光反射率測定器16、外部記憶装置17又はネットワーク20等から、画像出力機器18の出力分光反射率データを取得し、出力分光反射率データ記憶部1201に格納する。
次にステップS45に進み、出力分光反射率データ記憶部1201に記憶されている出力分光反射率データと、色分解LUT記憶部9に記憶している色分解LUTとを用いて、画像出力機器(プリンタ)18のガマットを推定する(詳細は後述する)。次にステップS46に進み、ステップS45で推定したプリンタガマットをプリンタガマット表示部301に表示してステップS47(図15)に進む。
ステップS47では、プリンタガマット表示部301上において、ユーザが、校正したいグラデーション領域を選択・指示するのを待ち、その領域が指示されるとステップS48に進む。ステップS48では、出力分光反射率データ記憶部1201に記憶されている出力分光反射率データと、色分解LUT記憶部9に記憶されている色分解LUTとを用いて、ステップS47で選択されたグラデーション領域の分光反射率を推定する(詳細は後述する)。次にステップS49に進み、ステップS47で推定した分光反射率データを校正前分光反射率データ表示部302に表示する。次にステップS50に進み、校正評価関数選択部306にて校正評価関数が選択されるのを待ち、選択されるとステップS51に進む。ステップS51では、評価値算出部8で校正前の評価値を算出し(詳細は後述する)、その算出した評価値を校正前評価値表示部303に表示する。次にステップS52に進み、校正処理ボタン311が指示されるのを待ち、指示されるとステップS53(図16)に進む。
ステップS53では、ステップS50で選択された校正評価関数を基に校正処理を行う(詳細は後述する)。次にステップS54に進み、ステップS53で校正された分光反射率データを校正後分光反射率表示部304に表示する。次にステップS55に進み、評価値算出部8により校正後の評価値を算出し、その算出した評価値を校正後評価値表示部305に表示する。次にステップS56で、色分解LUT更新ボタン312が指示されるのを待ち、指示されるとステップS57に進む。ステップS57では、色分解LUT更新部10により色分解LUT記憶部9に記憶している色分解LUTを更新する。こうして色分解LUT記憶部9の色分解LUTが最適化される。そして、これ以降の画像処理は、この更新された色分解LUTを使用して、入力画像データの色分解を実行する。
次にステップS58で、画像読込ボタン313が指示されるとのを待ち、指示されるとステップS59(図17)に進む。ステップS59では、入力部3により、画像入力機器15、外部記憶装置17或は外部ネットワーク20から画像データを入力して画像データ記憶部14に記憶する。次にステップS60に進み、印刷ボタン314が指示されるのを待ち、指示されるとステップS61に進む。ステップS61では、色分解LUT記憶部9に記憶さている色分解LUTを用いて、画像データ記憶部14に記憶されている画像データの色分解を行って印刷データを生成し、その印刷データを出力部2により画像出力機器18に出力して印刷する。
<評価値の算出>
評価値算出部8について詳細に説明する。前述の実施の形態1において算出する場合、入力する分光反射率データは、既に、階調性・粒状性について考慮されたパッチ画像に対するものであった。しかしながら、本実施の形態2では、最適化手法等を用いて、色材量を決定する。そのため、評価値を算出する際に、前述の実施の形態1における評価値のほかに階調性・粒状性も考慮する必要がある。例えば、C,M,Y,Kの4色の色材を用いて、色材量がそれぞれ、c,m,y,kの時、階調性の評価関数をGr(c,m,y,k)、粒状性の評価値をGn(c,m,y,k)、前述の実施の形態1における評価関数をE(c,m,y,k)とすると、本実施の形態における評価値は式(7)で表すことができる。
評価値=w1・Gr(c,m,y,k)+w2・Gn(c,m,y,k)+w3・E(c,m,y,k) …式(7)
ここで、w1,w2,w3は各評価値の重みである。例えば、階調性を重視したい場合にはw1を大きく設定し、粒状性を重視したい場合にはw2を大きく設定する。
<出力分光反射率データ>
出力分光反射率データは、色材量を等間隔に変化させ、測色した分光反射率である。例えば、C,M,Y,Kの4色の色材において、各色材量の出力レベルが256階調の場合、それを32階調区切りにする。こうして9×9×9×9=6561通りの分光反射率データが得られ、これを出力分光反射率データとして扱う。しかし、紙面に塗布できる総色材量には制限があるため、全ての組み合わせを出力できるわけではない。
尚、本発明は、このような32階調区切りと限定されないのは言うまでもなく、より精度を高めたい場合には更に細かく区切ることも可能である。更に、色材の種類についても4色に限定されないのも言うまでもない。例えば、濃度を希釈したLc,Lm,Gr等の色材や、R,G,B等の特色色材を用いた場合でも良い。
<プリンタガマットの推定>
次に図14のステップS45の画像出力機器(プリンタ)18のガマット推定方法を図面を参照して詳細に説明する。
図18は、プリンタガマットを推定する処理を説明するフローチャートである。
まずステップS71では、出力分光反射率データ記憶部1201に記憶されている出力分光反射率データと、色分解LUT記憶部9に記憶されている色分解LUTとを用いる。こまず、色分解LUTからガマットの境界に位置する色材量を求める。例えば、色分解LUTの入力値がRGB値である場合は、RGBのいずれかが0であるRGB値に対応する出力値(色材量)がガマットの境界に位置する色材量である。分光反射率推定部1202により、この求められた色財量を分光反射率データに変換する(詳細は後述する)。次にステップS72で、データ変換部13により、ステップS71で算出したプリンタのガマットの分光反射率をL*a*b*値に変換する。
<分光反射率推定>
次に分光反射率推定部1202で処理される分光反射率推定について説明する。
分光反射率の推定には、印刷物等の予測モデルとして公知の技術であるCeller Yule-Nielsen Modified Spectral Neugebauer等を用いる(非特許文献1)。但し、これに限定されないのは言うまでも無い。色材量の組み合わせから、印刷した分光反射率が推定できれば何でも良い。
<校正処理>
次に、図16のステップS53における校正処理について図面を参照して詳細に説明する。
図19は、このステップS53の校正処理を説明するフローチャートである。
まずステップS81で、前述の実施の形態1と同様にして、目標となる分光反射率データを算出する。次にステップS82に進み、色材量推定部1203により、校正評価関数選択部306で選択された評価関数を用いて、色材量の組み合わせを推定する。
色材量推定部1203で処理される色材量推定について説明する。
分光反射率の推定を行うことができる測モデルを用いた最適化処理を用いて、目標分光反射率を実現する色材量を推定する。この最適化処理で用いる評価関数として、校正評価関数選択部306で選択された評価関数を用いる。
また、この手法に限定されないのは言うまでもなく、入力の分光反射率に対して、色材量を最適化するような手法であれば何でも良い。
以上説明したように本実施の形態2によれば、色材量を組み合わせて作成された出力分光反射率データを用いれば、実施の形態1のようにパッチを印刷しなくても分光的に滑らかとなる色分解処理を行うことが可能となる。
<変形例>
前述の実施の形態1及び2では、ユーザが指定したグラデーション領域のみ校正処理を行ったが、プリンタのガマット全領域に対して自動的に修正処理を行うようにしても構わない。
<実施の形態3>
実施の形態1および実施の形態2は、初期状態の色分解LUTにおける、ユーザが指示した色エリアに関連する部分を校正するものである。これに対して、本実施形態は、色分解LUTを生成するものである。
実施の形態3に係る画像処理装置のハードウェア構成は、図2と同じであるため、その説明を省略する。そして、実施の形態3は、図21および図22のフローチャートを実現するためのプログラムをCPUが実行することにより実現することができる。
本実施形態の色分解LUTは、DeviceRGB値を入力し、色材値を出力する。
図23は、DeviceRGBの空間の概念図である。
図23において、RGB色空間の色立体の頂点であるr,g,b,c,m,y,k,wをプライマリと呼ぶ。例えば、DeviceRGBが8ビットのデータであるとすると、r(R,G,B)=(255,0,0)となる。さらに、wまたはkとr,g,b,c,m,yとを結ぶ12本のラインおよびw−kラインををプライマリラインと呼ぶ。
次に本実施形態の色分解LUTの生成方法の概略を説明する。
まず、色分解LUTの重要点については、色分解を制御すべく色材値をユーザが設定する。設定された色材値に基づき印刷したパッチの分光反射率データを取得する。そして、重要点以外の格子点については、重要点の分光反射率データから目標分光反射率データを算出し、この算出された目標分光反射率データに基づき色材値を求める。本実施の形態3では、プライマリを重要点とする。なお、肌色など色再現において重要である他の色を重要点として設定してもかまわない。
次に、図21のフローチャートを用いて、色分解LUTを生成する処理の流れを説明する。
先ずステップS101では、DeviceRGB空間上で格子点を設定する。例えば、R,G、Bの各成分をNステップの格子に分割することにより、N×N×Nの格子点を設定する。次にステップS102では、重要点である各プライマリの色材値を設定する。次にステップS103に進み、各プライマリの色材値に対応した分光反射率データを取得する。この分光反射率データの取得方法は、実際に印刷したパッチを測定する方法でも構わないし、実施の形態2のように予測モデルを用いる方法でも構わない。次にステップS104では、ステップS103で取得したプライマリの分光反射率データから、プライマリライン上の格子点の目標分光反射率データを算出する(詳細は後述)。
次にステップS105に進み、ステップS103で取得したプライマリの分光反射率データおよびステップS104で算出したプライマリライン上の格子点の目標反射率データとから、プライマライン以外の格子点の目標分光反射率データを算出する。このステップS105では、ステップS104と同じ手法もしくは他の補間処理を用いることにより、プライマリライン以外の格子点の目標分光反射率データを算出する。そしてステップS106に進み、ステップS104及びステップS105で算出された各格子点の目標分光反射率データに基づき、プライマリ以外の格子点の色材値を算出してLUTに格納する。そして上述の実施の形態と同様の方法により、目標分光反射率データに応じた色材値を算出する。
<目標分光反射率データの算出方法>
次に、ステップS104で実行される目標の分光反射率データの算出方法について説明する。
プライマリラインの端点に対応する2つのプライマリの目標分光反射率データから式(8)を用いて、プライマリライン上の格子点の目標分光反射率データを算出する。
算出する目標の分光反射率R(λ)は、2つのプライマリの分光反射率R1(λ),R2(λ)を用いて、式(8)のように表すことができる。
R(λ)=αR1(λ)+(1−α)R2(λ) …式(8)
ここで、αは、R1(λ)とR2(λ)との混合率(混合条件)とする。
この式(8)に示すように、目標の分光反射率R(λ)は、プライマリの分光反射率R1(λ),R2(λ)の線形和であるので、αが滑らかに変化すれば、R(λ)もすべての波長域において滑らかに変化する。
本実施の形態3では、混合率αを、ある照明光において輝度が滑らかに変化するように制御することにより、αを滑らかに変化させることを実現する。
照明の分光放射輝度I(λ)とすると、対象格子点の輝度Yは式(9)のように表すことができる。
Y=∫R(λ)I(λ)y^(λ)
=∫|αR1(λ)I(λ)y^(λ)+(1−α)R2(λ)I(λ)y^(λ)|dλ …式(9)
Y1=K∫R1(λ)I(λ)y^(λ)
Y2=K∫R2(λ)I(λ)y^(λ) …式(10)
ここで、尚、^はインバース(図20におけるx,y,zのそれぞれの横バーに相当)を示し、∫は、λ=380〜730nmに対して求められる。またy^(λ)は等色関数のy^、Kは正規化係数である。
こうして式(9)は次式のように表すことができる。
Y=αY1+(1−α)Y2 …式(11)
ここで、輝度が図24に示すように、2つのプライマリ間を滑らかに変化するように仮定する。プライマリの格子点位置と注目格子点の位置関係から、Y1とY2とから注目格子点の輝度Yを決定する。
YとY1とY2とから、混合率αを、式(12)を用いて算出する。
α=(Y−Y2)/(Y−Y1) …式(12)
式(12)を式(8)に代入した式を用いることにより、プライマリライン上において、輝度が滑らかに変化し、且つ、分光反射率も滑らかに変化するように、目標分光反射率R(λ)を算出することができる。
本実施の形態では、輝度という1次元データに基づきαを制御するので、分光反射率データという多次元(例えば36次元)のデータを簡単に制御することができる。更には、人間の視覚特性において最も感度が高い輝度を使用しているので、高品質の階調性を実現することができる。
図22はプライマリライン上の格子点の目標分光反射率データを算出する処理の流れを示したフローチャートである。
先ずステップS201で、計算対象とするプライマリラインの端点である2つのプライマリの分光反射率データR1(λ),R2(λ)を取得する。次にステップS202に進み、式(12)を用いて、プライマリラインの輝度を滑らかに変化させる分光反射率の混合率αを算出する。次にステップS203で、混合率αから式(8)を用いて、目標の分光反射率を算出する。これらステップS202及びステップS203の処理を、プライマリライン上のプライマリ以外の格子点の各々に対して行うことにより、プライマリライン上のプライマリ以外の格子点の目標分光反射率データを算出することができる。
更に、ステップS201〜ステップS203の処理を、各プライマリラインに対して行うことにより、各プライマリラインの格子点に対応する目標反射率データを算出することができる。
本実施の形態により算出した一例として、図25(A)に示すようなプライマリ1(w)とプライマリ2(c)から、w−cプライマリラインにおける目標分光反射率データのグラデーションを図25(B)に示す。図25(B)に示すように、wからcにかけて、滑らかにかつ反転することなしに分光反射率データを変化させることができる。
従って、照明光源の種類や等色関数の個人差に拘わらず、w−c間の階調性の低下を抑えることができる。
本実施の形態によれば、光源の種類や等色関数の個人差にかかわらず、高品質の階調性を維持することができる色分解LUTを生成することができる。
なお、本実施の形態では、輝度に基づき混合率αを制御したが、粒状性や載り量など他の要素に基づき混合率αを制御しても構わない。
また、混合率αを算出する際に使用する輝度の変化は、図24に示されるような線形の変化に限らない。例えば、ガンマカーブなど他の変化でも構わない。一般的には、単調増加の変化が望ましい。図24と異なる変化を実現する際は、式(12)の代わりに、その変化特性に応じた式を使用することになる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成される文書検索システムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる文書検索装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムを読み出して実行することによっても達成され得る。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、様々なものが使用できる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページからハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。その場合、ダウンロードされるのは、本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布する形態としても良い。その場合、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムが実行可能な形式でコンピュータにインストールされるようにする。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される形態以外の形態でも実現可能である。例えば、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれるようにしてもよい。この場合、その後で、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施の形態1に係る画像処理装置を備えるシステムの構成を示したブロック図である。 本実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。 本実施の形態に係る画像処理装置におけるUI部により表示部に表示されるユーザインターフェースの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る画像処理装置における処理の流れを説明するフローチャートである。 本実施の形態において用いるパッチ画像データの一例を示す図である。 図6のステップS16における校正処理を詳細に説明したフローチャートである。 式(6)を用いて算出した目標分光反射率を示す図である。 実施の形態1における分光的に滑らかであることを説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る画像処理装置を備えるシステムの構成を示したブロック図である。 本実施の形態2に係る画像処理装置におけるUI部により表示部に表示されるユーザインターフェースの一例を示す図である。 本実施の形態2に係る画像処理装置1aにおける処理の流れを示したフローチャートである。 本実施の形態2におけるプリンタガマットを推定する処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2におけるステップS53の校正処理を説明するフローチャートである。 測色的色再現を説明するための図である。 本実施の形態に係る画像処理装置における色分解LUTを生成する処理の流れ処理の概要を説明するフローチャートである。 プライマリライン上の格子点の目標分光反射率データを算出する処理の流れを示したフローチャートである。 DeviceRGBの空間の概念図である。 階調に対する輝度の変化を説明する図である。 本実施の形態で求めたプライマリラインにおける目標分光反射率を説明する図である。

Claims (11)

  1. 入力色データを画像出力機器で再現するために、前記入力色データに対応する当該画像出力機器で使用する色材の色材量を求める色処理装置であって、
    前記入力色データによって示される色を含む、前記色材により再現されるグラデーション部分内の複数の色を示す複数の色材量に対応する複数の分光反射率を取得する取得手段と、
    前記グラデーション部分における各階調の色の所定の波長の分光反射率がの変化に応じて滑らかに変化するように、前記取得手段で取得した前記複数の分光反射率から前記入力色データの目標分光反射率を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出した前記目標分光反射率に対応する色材量を決定する決定手段と、を有することを特徴とする色処理装置。
  2. 前記取得手段が取得する複数の分光反射率は、用紙の分光反射率と前記グラデーション部分における色材量の分光反射率であり、
    前記算出手段は、前記用紙の分光反射率と、前記グラデーション部分における色材量の分光反射率と、前記入力色データの階調とに基づき、前記入力色データの目標分光反射率を算出することを特徴とする請求項1に記載の色処理装置。
  3. 前記グラデーション部分は、前記色材の色空間の色立体の頂点同士を結ぶプライマリライン上にあり、前記取得手段が取得する複数の色材量の分光反射率は、前記プライマリラインの端点に対応する2つのプライマリの分光反射率であり、前記算出手段は、前記プライマリラインの端点に対応する2つのプライマリの分光反射率と前記入力色データにおける混合率とに基づき、前記入力色データの目標分光反射率を算出することを特徴とする請求項1に記載の色処理装置。
  4. 前記算出手段は、前記2つのプライマリの分光反射率から算出された複数の輝度に基づき、前記入力色データの輝度値を算出し、
    前記複数の輝度と前記入力色データの輝度とから混合率を決定し、
    前記混合率を用いて、前記複数の分光反射率から、前記目標分光反射率を算出することを特徴とする請求項3に記載の色処理装置。
  5. 前記決定手段は、評価関数を用いた評価結果に基づき、前記目標分光反射率に対応する色材量を決定することを特徴とする請求項1に記載の色処理装置。
  6. 入力色データを画像出力機器で再現するために、前記入力色データに対応する当該画像出力機器で使用する色材の色材量を求める色処理をコンピュータに実行させるために、該コンピュータを、
    前記入力色データによって示される色を含む、前記色材により再現されるグラデーション部分内の複数の色を示す複数の色材量に対応する複数の分光反射率を取得する取得手段と、
    前記グラデーション部分における各階調の色の所定の波長の分光反射率がの変化に応じて滑らかに変化するように、前記取得手段で取得した前記複数の分光反射率から前記入力色データの目標分光反射率を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出した前記目標分光反射率に対応する色材量を決定する決定手段とを有する色処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  7. 前記取得手段が取得する複数の分光反射率は、用紙の分光反射率と前記グラデーション部分における色材量の分光反射率であり、
    前記算出手段は、前記用紙の分光反射率と、前記グラデーション部分における色材量の分光反射率と、前記入力色データの階調とに基づき、前記入力色データの目標分光反射率を算出することを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記グラデーション部分は、前記色材の色空間の色立体の頂点同士を結ぶプライマリライン上にあり、前記取得手段が取得する複数の色材量の分光反射率は、前記プライマリラインの端点に対応する2つのプライマリの分光反射率であり、前記算出手段は、前記プライマリラインの端点に対応する2つのプライマリの分光反射率と前記入力色データにおける混合率とに基づき、前記入力色データの目標分光反射率を算出することを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  9. 前記算出手段は、前記2つのプライマリの分光反射率から算出された複数の輝度に基づき、前記入力色データの輝度値を算出し、
    前記複数の輝度と前記入力色データの輝度とから混合率を決定し、
    前記混合率を用いて、前記複数の分光反射率から、前記目標分光反射率を算出することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記決定手段は、評価関数を用いた評価結果に基づき、前記目標分光反射率に対応する色材量を決定することを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  11. 入力色データを画像出力機器で再現するために、前記入力色データに対応する当該画像出力機器で使用する色材の色材量を求める色処理方法であって、
    前記入力色データによって示される色を含む、前記色材により再現されるグラデーション部分内の複数の色を示す複数の色材量に対応する複数の分光反射率を取得する取得工程と、
    前記グラデーション部分における各階調の色の所定の波長の分光反射率がの変化に応じて滑らかに変化するように、前記取得工程で取得した前記複数の分光反射率から前記入力色データの目標分光反射率を算出する算出工程と、
    前記算出工程で算出した前記目標分光反射率に対応する色材量を決定する決定工程と、を有することを特徴とする色処理方法。
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