JP4707079B2 - 苗移植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、苗を収容した苗箱を所定の搬送路に沿って苗取出位置へ搬送し、該苗取出位置で苗箱から苗を取り出して圃場に植付ける苗移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の苗移植機に用いられる苗箱は、苗を一株づつ収容する育苗ポットを縦横に等間隔で連設したもので、横方向左右両縁部に育苗ポットと同ピッチで搬送用の角孔が形成されている。苗移植機には、上記角孔に作用して苗箱を搬送路に沿って1ピッチづつ間欠的に搬送するための苗箱送り手段として、各左右一対の送り爪及び支え爪が設けられている。送り爪は、搬送路と平行に上下往復動し、上動時には角孔との係合が外れて次の角孔と係合する位置まで作動し、下動時には苗箱の角孔に係合して苗箱を搬送方向へ1ピッチ移動させる。支え爪は、上記送り爪の動作と連動し、送り爪の送り作用時には角孔から外れ、非送り作用時には角孔に係合して苗箱が自重で落下するのを支えるように作動する。
【0003】
上記苗箱送り手段が設けられた苗移植機において、支え爪が苗箱の角孔から外れているときに後続の苗箱が搬送路に供給されると、該後続の苗箱が苗取り出し中の先行の苗箱に追突し、その衝撃で先行の苗箱の位置がずれてしまい、育苗ポットから苗を取り出せなくなる事態が生じる。そこで、従来の苗移植機は、送り爪及び支え爪よりも搬送上手側に、支え爪が先行の苗箱の角孔から抜け出るとき搬送路に突出するように作動し、搬送路を滑り落ちてくる後続の苗箱を受け止める遮断爪が設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この遮断爪は、支え爪が苗箱の角孔から外れているときには搬送路を滑り落ちてくる後続の苗箱を受け止めるが、支え爪が角孔に係合しているときには受け止め作用をせず、後続の苗箱は支え爪によって支えられている先行の苗箱に当たって止まるようになっていた。苗箱はかなり速い速度で搬送路を落下してくるので、先行の苗箱に後続の苗箱が当たるときの衝撃が大きく、苗箱自体や、支え爪及びそれを支持する部材が破損しやすかった。そこで、本発明は、上記事情に鑑み、搬送路を供給移送されてくる苗箱を苗箱送り手段よりも搬送上手側の位置で一旦停止させ、支え爪よりも上手側に設けた苗箱受止め体が受止め状態で且つ支え爪が苗箱を支えた状態にある時にのみ再度苗箱を送って、必ず、苗箱を苗箱受止め体で受止めて、その後に、受止めた苗箱を支え爪によって支えられている先行の苗箱に向けて送ることにより、苗箱等に大きな衝撃を与えないようにすることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の課題を解消すべく、請求項1記載の発明は、苗を収容した苗箱(100)を所定の搬送路に沿って苗取出位置(P)まで搬送し、該苗取出位置(P)で苗箱(100)から苗を取り出して圃場に植付ける苗移植機において、前記搬送路へ苗箱(100)を供給する苗箱供給手段(51・52)と、苗箱(100)を支える状態と支えない状態とに切り換えられる支え爪(61)と搬送路の苗箱(100)を苗取出位置(P)へ向けて一定ピッチづつ間欠送りする送り爪(60)とからなる苗箱送り手段と、前記支え爪(61)の上方近くに苗箱供給手段(51・52)により供給される苗箱(100)を受止める状態と受止めない状態とに切り換えられる苗箱受止め体(70)とを設けると共に、前記苗箱供給手段(51・52)は、苗箱(100)を把持して強制的に搬送路に繰り出し、苗箱(100)を開放する直前で繰り出しを一旦停止させた後、苗箱受止め体(70)が苗箱(100)を受止める状態で且つ支え爪(61)が苗箱(100)を支えた状態の時に苗箱(100)を開放し、苗箱受止め体(70)は、支え爪(61)が苗箱(100)を支える状態の時に苗箱(100)を受止める状態から受止めない状態に切り換えられることを特徴とする苗移植機としたものである。
【0006】
従って、苗箱供給手段51・52は、苗箱100を把持して強制的に搬送路に繰り出し、苗箱100を開放する直前で繰り出しを一旦停止させた後、苗箱受止め体70が苗箱100を受止める状態で且つ支え爪61が苗箱100を支えた状態の時に苗箱100を開放するので、供給される苗箱100は、必ず、支え爪61よりも上手にある苗箱受止め体70に受止めらる。そして、苗箱供給手段51・52は苗箱100を開放する直前で繰り出しを一旦停止させた後に苗箱100を開放するから、開放した時の苗箱100の落下の初速は零であり、供給された苗箱100が苗箱受止め体70に受止められるときの落下速度はあまり大きくならず、衝撃を小さく抑えられて苗箱100が破損することを防止できる。
【0007】
また、苗箱受止め体70は、支え爪61が苗箱100を支える状態の時に苗箱100を受止める状態から受止めない状態に切り換えられるので、苗箱受止め体70に受止められた苗箱100は、必ず、支え爪61が支えている状態の苗箱100上端に接当するように供給される。そして、苗箱受止め体70が苗箱100を受止めない状態に切り換えられた時の苗箱100の落下の初速は零であり、然も、苗箱受止め体70は支え爪61の上方近くに設けられているので、供給された苗箱100が先行の支え爪61が支えている苗箱100に当たるときの落下速度はあまり大きくならず、衝撃はほとんど無い状態で供給されることになる。従って、供給された苗箱100及び先行の苗箱100の両者は破損することが防止される。
【0008】
請求項2記載の発明は、苗取出位置(P)で取り出された苗を弧を描くような軌跡で搬送する苗搬送装置(34)を設け、送り爪(60)は、間欠的に揺動する揺動アーム(63)に取り付けられて上下に往復動し、支え爪(61)は、揺動アーム(63)に設けた第一の駆動ローラ(63a)により作動して送り爪(60)の上動に連動して苗箱(100)の支えを解き、苗箱受止め体(70)は、苗搬送装置(34)の駆動アーム(34a)に設けた第二の駆動ローラ(34b)により受止め部(70a)が作動し、スイッチ(SW7)により揺動アーム(63)を駆動する苗送り駆動アーム(64)の位置を検出して苗箱受止め体(70)が苗箱(100)を受止める状態で且つ支え爪(61)が苗箱(100)を支えた状態であることを検出する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機としたものである。
【0009】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、苗を収容した苗箱100を所定の搬送路に沿って苗取出位置Pまで搬送し、該苗取出位置Pで苗箱100から苗を取り出して圃場に植付ける苗移植機において、前記搬送路へ苗箱100を供給する苗箱供給手段51・52と、苗箱100を支える状態と支えない状態とに切り換えられる支え爪61と搬送路の苗箱100を苗取出位置Pへ向けて一定ピッチづつ間欠送りする送り爪60とからなる苗箱送り手段と、前記支え爪61の上方近くに苗箱供給手段51・52により供給される苗箱100を受止める状態と受止めない状態とに切り換えられる苗箱受止め体70とを設けると共に、前記苗箱供給手段51・52は、苗箱100を把持して強制的に搬送路に繰り出し、苗箱100を開放する直前で繰り出しを一旦停止させた後、苗箱受止め体70が苗箱100を受止める状態で且つ支え爪61が苗箱100を支えた状態の時に苗箱100を開放し、苗箱受止め体70は、支え爪61が苗箱100を支える状態の時に苗箱100を受止める状態から受止めない状態とに切り換えられる苗移植機としたものであるから、苗箱供給手段51・52の作動を制御して搬送路に供給される後続の苗箱100が先行の苗箱100に強く追突することが常に防止でき、先行の苗箱100が苗取出位置からずれることを防止できるとともに、苗箱100や苗箱送り手段等の損傷を防げて、従来例の課題を解消することができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、スイッチSW7により揺動アーム63を駆動する苗送り駆動アーム64の位置を検出して苗箱受止め体70が苗箱100を受止める状態で且つ支え爪61が苗箱100を支えた状態であることを検出し、苗箱100を開放できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に表された実施の形態について説明する。図1及び図2に示す苗移植機1は、乗用走行車体2の後側にリンク装置3を介して6条植えの植付部4が昇降可能に装着され、また、走行車体2の後部には、側条施肥装置5の肥料ホッパ160、各条ごとに肥料を繰り出す肥料繰出装置161等が配設されている。
【0012】
走行車体2は、駆動回転する左右一対の操向可能な前輪6,6と駆動回転する左右一対の後輪7,7とを備え、フレーム8上の前側にミッションケース9、その後側にエンジンEが搭載され、エンジンEの回転動力は第一ベルト伝動装置10によりミッションケース9の上部に取り付けた油圧ポンプに一旦伝動され、そこから、無段変速操作可能な第二ベルト伝動装置11によりミッションケース9内に伝動される。そして、ミッションケース9内のトランスミッションで変速された動力が、前輪6,6及び後輪7,7に伝動されるとともに、走行車体後部の植付クラッチケース10を経由して植付部4と施肥装置5とに伝動される。なお、図中の12は前輪6,6を操向操作するためのハンドル、13は操縦者が座る座席、14は操縦者が走行車体上を移動するためのステップフロア、15は予備の苗を載せておく予備苗載台、16は次行程における走行車体2の進路を圃場面に線引きする線引きマーカである。
【0013】
リンク装置3は、走行車体2のフレーム8の後端部に固着のリンクベース20に左右上リンク21,21及び左右下リンク22,22が回動自在に取り付けられ、これら上下リンクの後端部に連結枠23が連結されている。そして、その連結枠23の下端部に、植付部4側に回転自在に支持されたローリング軸24の前端部が挿入連結される。これにより、植付部4は進行方向に対してローリング自在に装着される。また、リンク装置3を駆動するための油圧シリンダ26が、基部側をフレーム8に取り付けて設けられていて、そのピストンロッド側が左右上リンク21,21の基部から下向きに一体的に固着されたアーム27の先端部にスプリングを介して連結されている。この油圧シリンダ26が伸縮作動すると、上下のリンク21,21,22,22がリンクベース20側の支軸回りに回動し、植付部4が昇降動する。
【0014】
植付部4は6条植えの構成で、隣接する2条づつで共用の後下がりに傾斜した上下2段の苗箱供給部30,…が左右並列に3組設けられ、これら各組の苗箱供給部の後端部に接続して苗箱搬送部31,…が設けられている。苗箱搬送部31には、上下2段の苗箱供給部30,30から順に1個づつ供給される苗箱を苗取出位置Pまで導く上下2本の搬送路が形成されている。これら上下2本の搬送路は苗取出位置Pの手前で合流して1本となり、その合流部から苗取出位置Pまでは苗箱を下向きに搬送し、苗取出位置Pを過ぎてからは前側に湾曲して、後半は苗箱を上向きに搬送するようになっている。苗箱搬送部31の搬送路終端部に接続して、苗を取り出された後の空の苗箱を複数個上下に重ねた状態で収容することのできる空箱収容枠38が設けられている。
【0015】
図3に示すように、各苗箱搬送部31に対応して、苗箱搬送部31の苗取出位置Pで搬送中の苗箱の底面からポット横一列分づつ苗を突き出して取り出す苗取出装置(図示省略)と、取り出された苗を下側前方に弧を描くような軌跡で搬送する苗搬送装置34と、該苗搬送装置から苗を抜き出す苗抜き装置35と、該苗抜き装置によって抜き出された横1列分の苗を半分づつ左右両側に横送りする苗横送り装置36と、該苗横送り装置によって供給される苗を取って圃場に植え付ける苗植付装置37,37とが設けられている。つまり、これらの装置は2条づつで1つのユニットとなっている。
【0016】
上記苗箱搬送部31,…及び各装置を支持するとともに各装置への伝動機構を内蔵する植付部フレームは、苗箱搬送部31,…の内側に配した駆動ケース41,…と一体に背面視はしご状のメインフレーム42が形成され、その下側左右水平部分から4つの植付伝動フレーム43,…が等間隔で後方に延びた構成となっている。また、駆動ケース41,…の上面には苗箱供給部支持フレーム44,…の基部が固着され、これで上下2段の苗箱供給部30,30,…を支持している。前記ローリング軸24は、メインフレームの下側左右水平部分の左右中央部に固着の植付部支持ブラケット45に取り付けた軸受ケース46に回転自在に挿入されている。これにより、植付部全体がローリング自在に支持されている。各ユニットの下方には、植付作業時に圃場面を整地しながら滑走するフロート47,…が設けられている。
【0017】
施肥装置5は、走行車体2の後部上側に配置した各条共用の肥料タンク160に貯えられている粒状の肥料を、該肥料タンクの下側に設けた各条ごとの肥料繰出部161,…によって一定量づつ繰り出し、その繰り出された肥料を施肥ホース162,…で案内してフロート47,…の左右両側に取り付けた施肥ガイド163,…まで搬送し、それを施肥ガイドの後側に設けた作溝体164,…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。
【0018】
この苗移植機1で使用される苗箱は、合成樹脂材料で一体成形したものであり、具体的には図20及び図21に示す構造をしている。すなわち、苗箱100は、上に開口する育苗ポット101,…を縦横等ピッチpで整列状態に配置し、これら各ポットを上部側で互いに連結した構造をしている。各ポットの底部には、水抜きを兼ねる苗押出し孔103が形成されている。苗箱の左右縁部107,107には、ポットのピッチpと同ピッチで平面視四角形の苗箱送り用角孔108,108,…が形成されている。苗箱100は全体に薄肉で、前後および左右方向の可撓性を有している。ポット101,…内に床土を詰めて播種し、覆土し、適度の大きさまで育苗する。
【0019】
このようして育苗された苗箱は、各ポットに苗が1株づつ収容された状態のまま苗箱供給部30,30,…に装填される。苗箱供給部30,30,…の苗箱は、1個づつ苗箱搬送部31,…の搬送路に供給され、該搬送路を1ピッチpづつ間欠的に搬送される。そして、苗取出位置Pで苗取出装置によって横一列分づつポットから苗が取り出される。苗が取り出された後の空の苗箱は搬送路の終端部から空箱収容枠38,…の中に回収される。
【0020】
図4及び図5は苗箱供給部と苗箱搬送部を詳細に表す図である。上下2段の苗箱供給部30,30は、苗箱を長手方向が前後を向く状態で2枚づつ直列に載せられるスペースを有している。苗箱供給部30,30の底面には空転ローラ50,…が設けられていて、載置されている苗箱が自重で後方に滑り落ちるようになっている。
【0021】
各苗箱供給部30の後端部には、苗箱搬送部31の搬送路へ苗箱を供給する苗箱供給手段として、苗箱の左右縁部107を把持して苗箱を搬送部側に繰り出す左右各一対の供給ローラ51,52と、該供給ローラの前方に位置し、外周部に形成された突起がポットとポットの隙間に下側から係合して苗箱を送る幅広の送りローラ53とが設けられている。上下苗箱供給部の下側供給ローラ52及び送りローラ53は、それぞれモータM1,M2で回転駆動される。
【0022】
苗箱搬送部31には、搬送路に沿って苗箱を1ピッチづつ間欠的に送るための苗箱送り手段として、苗取出位置Pで作用する各左右一対の送り爪60及び支え爪61が設けられている。送り爪60は、間欠的に揺動する揺動アーム63に苗箱搬送路にそのフック状爪部60aが突入する方向に付勢された状態で取り付けられており、搬送路と平行に上下に往復動し、下動するときにはそのフック状爪部60aが苗箱の角孔108に係合し、上動するときは角孔との係合が外れて次の角孔まで乗り越すように作動する(尚、揺動アーム63は駆動ケース41に回転支軸63aにて揺動自在に支持され、駆動ケース41内の駆動機構により図に示す角度aだけ間欠的に往復回転する駆動軸64aに固定した苗送り駆動アーム64にロッド65にて連繋されて、間欠的に往復揺動する)。この送り爪60の作動により、搬送路に沿って苗箱が1ピッチづつ間欠的に送られる。
【0023】
そして、支え爪61は、苗箱搬送部31の上面側に設けた回動支軸61aに揺動自在に支持され、苗箱搬送路にそのフック状爪部61bが突入する方向に付勢された状態で取り付けられており、その下端部には前記揺動アーム63の先端部に設けた駆動ローラ63aの上下作動にて接当するカム部61cが設けられており、揺動アーム63の揺動即ち送り爪60の上動に連動して駆動ローラ63aにてカム部61cが押上げられて支え爪61のフック状爪部61bが苗箱搬送路から外れて苗箱100の支えを解く構成となっている。従って、支え爪61のフック状爪部61bは、送り爪60のフック状爪部60aが送り作用する時には苗箱の角孔108から外れ、送り爪60の非送り作用時には苗箱の角孔108に係合して、苗箱が移動しないように支える。
【0024】
また、70は、苗取出位置Pの上方で下記のSW4の下方に各左右一対設けた上方から滑り落ちて来る苗箱100の下端を受け止める苗箱受止め体であって、支え爪61の回動支軸61aに揺動自在に支持されており、苗搬送装置34の駆動アーム34aに設けた駆動ローラ34bによりその下端部が押されてその上端の受止め部70aが上動し、駆動ローラ34bによりその下端部が押されていない時は、バネにより苗箱搬送路内にその受止め部70aが突入して苗箱100の下端を受け止める状態になっている(尚、苗箱受止め体70の受止め部70aが突入する苗箱搬送路内に苗箱100がある場合には、受止め部70aは苗箱100の縁部107上面に当って摺接し、苗箱100は上記の送り爪60及び支え爪61の作用により送られる)。
【0025】
ここで、図6乃至図8により、送り爪60及び支え爪61及び苗箱受止め体70の作動タイムングを更に詳しく説明する。図6の実線にて示す状態は、苗箱送り1工程中で、送り爪60及び支え爪61の各フック状爪部60a・フック状爪部61bが苗箱搬送路内に突入して苗箱100の角孔108に係合し苗箱100を支えた状態で、苗搬送装置34の駆動アーム34aは上動した状態で、ちょうど苗箱搬送部31の苗取出位置Pで苗取出装置が苗箱100からポット横一列分の苗を底面から押出して苗搬送装置34に各苗を渡した状態である。この状態から、苗搬送装置34は下動して苗横送り装置36側に移動するが、その時、駆動アーム34aも下動するので駆動ローラ34bは苗箱受止め体70の下端部を押さない状態となり、苗箱受止め体70の受止め部70aはバネにより苗箱搬送路内にその上部が突入して苗箱100の下端を受け止める状態になる。
【0026】
一方、揺動アーム63先端が上動することにより、送り爪60も上動し苗箱100の角孔108との係合が外れて上方の次の角孔108まで乗り越すように作動して上方の次の角孔108に係合する。この時、駆動ローラ63aも上動するので、支え爪61のカム部61cを押上げて支え爪61のフック状爪部61bが苗箱搬送路から外れて苗箱100の支えを解いた状態となる。この支え爪61のフック状爪部61bが支えを解いた状態のままで、揺動アーム63先端が下動し即ち送り爪60のフック状爪部60aが苗箱の上方の次の角孔108に係合したまま下動するので搬送路に沿って苗箱100が1ピッチ送られる。その後、揺動アーム63先端が下動して駆動ローラ63aが支え爪61のカム部61cか離れると、支え爪61のフック状爪部61bが苗箱搬送路に突入して角孔108に係合して苗箱100を支えた状態になる。
【0027】
そして、再び、この支え爪61のフック状爪部61bが苗箱搬送路に突入して角孔108に係合して苗箱100を支えた状態の時に、苗搬送装置34の駆動アーム34aが上動してその駆動ローラ34bが苗箱受止め体70の下端部を押し、苗箱受止め体70の受止め部70aは苗箱搬送路から上方に離れる。この時、苗箱受止め体70の受止め部70aが供給された苗箱100を受止めていた状態であれば、その受止められていた苗箱100は下方に滑り落ちて、支え爪61のフック状爪部61bにて支えられている苗箱100の上端に接する。この苗箱受止め体70にて受止められていた苗箱100の下端と支え爪61のフック状爪部61bにて支えられている苗箱100の上端との間隔は短い(実施例では4cm)ので、苗箱受止め体70に受止められていた苗箱100が下方に滑り落ちて支え爪61のフック状爪部61bにて支えられている苗箱100の上端に接しても、その衝撃はほとんど無く、苗箱100が破損するようなことは全く無い。
【0028】
苗箱供給部30,30と苗箱搬送部31の搬送路には、苗箱の有無を検出するリミットスイッチSW1〜SW7が設けられている。SW1(SW5)は、上段(下段)苗箱供給部30に苗箱が載置されているとき苗箱有りとなる。SW2(SW6)は、上段(下段)の供給ローラ51,52が苗箱を把持しているとき苗箱有りとなる。SW3は、上段搬送路と下段搬送路の合流部に設けられていて、上段又は下段の供給ローラ51,52が苗箱を開放する寸前まで繰り出しているとき苗箱有りとなる。SW4は、SW3の位置と苗取出位置Pの直前位置との間に設けられていて、上段又は下段の苗送りローラ51,52が苗箱を開放した直後に苗箱有りとなる。SW7は、揺動アーム63を駆動する苗送り駆動アーム64の位置を検出するスイッチで、換言すると送り爪60及び支え爪61の作動位置を検出するスイッチであり、苗送り駆動アーム64が上動した時に押されて「OFF」になるスイッチである。そして、SW7は、苗送り駆動アーム64が最上動位置から下動し初めて苗送り駆動アーム64の下動工程の1/3程度で「ON」になり、苗送り駆動アーム64が最下動位置から上動し初めて苗送り駆動アーム64の上動工程の2/3程度で「OFF」になる位置に設けられている。尚、この実施例では、SW7は、苗送り駆動アーム64の位置を検出するように設けたが、他に、苗送り駆動アーム64と一体的に作動する部材(若しくは、上記のような送り爪60及び支え爪61の作動位置を検出することができる部材)の作動位置を検出するようにしても良い。
【0029】
図9に示すように、上記スイッチSW1〜SW7はコントローラに接続されている。そして、各スイッチからの入力情報に基づき、コントローラがモータM1,M2、苗減少ランプ、及び苗減少ブザーに出力する。図10はコントローラにおける制御のフローチャートであって、各スイッチSW1〜SW7からの入力を読み込み、それを図11に示す動作表と比較し、該当する入力条件のパターンに応じて出力を行う。いずれの入力条件にも該当しないときは、出力を行わない。
【0030】
図11に示す動作表において、SW1〜SW6については、「0」は苗箱無し、「1」は苗箱有り、空白部は苗箱無し又は苗箱有りとする。SW7については、「1」はOFF時とし、空白部はON又はOFF時とする。また、「優先」はプログラム処理上のフラグで、その切換条件はNO.8とNO.13とする。「優先」の空白部は「1」又は「2」とし、電源投入時の「優先」は「1」とする。
【0031】
植付作業を行う前に、図13に示すように、上段搬送路に苗箱100Aを1個装填するとともに、上下両苗箱供給部に苗箱100B〜Eを2個づつ載置する。この作業開始状態では、SW1は「1」、SW2は「1」、SW3は「1」、SW4は「1」、SW5は「1」、SW6は「1」、SW7は「1」、優先は「1」となっており、いずれの入力条件にも該当しないので、モータM1,M2は停止している。
【0032】
上記状態から植付作業を開始すると、送り爪60と支え爪61が作動して、苗箱100Aを1ピッチづつ間欠的に送る。これと同期して植付部4の各部が作動し、苗取出位置Pで苗箱100Aの横一列分づつのポットから苗を取り出し、それを圃場に植付ける。
【0033】
作業が進行して、苗取出し中の苗箱100Aの最後尾が苗取出位置Pの直前位置まで来て、SW3及びSW4が「0」になると、NO.5の入力条件となり、モータM1が作動する。これにより、上段苗箱供給部の苗箱100Bが上段搬送路に繰り出される。
【0034】
苗箱100Bを開放する寸前まで繰り出すと、苗箱100Bの先頭部が上下搬送路の合流部に達し、SW3が「1」になる(図14)。この状態は、SW1〜SW6についてはNO.6−1の入力条件に該当している。したがって、送り爪60の送り作動時即ち支え爪61が苗箱100を支えていない時にはモータM1が一旦停止し、その後、支え爪61が苗箱100を支えた状態で且つ苗箱受止め体70の受止め部70aが苗箱搬送路内に突入して苗箱100の下端を受け止める状態になっている時(SW7が「1」)になった時点でモータM1が再作動して、苗箱100Bを開放する。すると、苗箱100Bは、苗箱受止め体70の受止め部70aにて一旦受止められる。
【0035】
その後、送り爪60及び支え爪61の各フック状爪部60a・フック状爪部61bが苗箱搬送路内に突入して苗箱100Aの角孔108に係合し苗箱100Aを支えた状態で、苗搬送装置34の駆動アーム34aが上動して来て駆動アーム34aの駆動ローラ34bが苗箱受止め体70の下端部を押し、苗箱受止め体70の受止め部70aは苗箱搬送路から上動して離れる為に、苗箱受止め体70の受止め部70aが受止めていた苗箱100Bは下方に滑り落ちて、支え爪61のフック状爪部61bにて支えられている苗箱100Aの上端に当たって止まる。苗箱100Bが自重で落下する距離は、わずかな距離(実施例では4cm)であり、しかも落下の初速は零であるから、苗箱100Aに追突するときの落下速度があまり速くならず、追突の衝撃は非常に小さい。従って、苗箱100Aの上端に苗箱100Bの下端が追突しても、その衝撃はほとんど無く、苗箱100A・100Bが破損するようなことは全く無い。
【0036】
また、苗箱100Bは、苗箱受止め体70の受止め部70aにて受止められる直前の位置までモータM1にて送られ、そして、一旦停止してから苗箱受止め体70の受止め部70aが苗箱搬送路内に突入して苗箱100の下端を受け止める状態になっている時(SW7が「1」)になった時点でモータM1が再作動して、苗箱100Bを開放するので、苗箱100Bの下端が受止め部70aに受止められる衝撃もほとんど無く、100Bが破損するようなことは全く無い。
【0037】
そして、上段供給ローラが苗箱100Bを開放してSW2が「0」になると、NO.4の入力条件に切り換わる。このため、モータM1の作動が継続され、苗箱100Cの先頭部が供給ローラに把持される。すると、SW2が「1」になり、いずれの入力条件にも該当しなくなるので、モータM1が停止する(図15)。その後、作業の進行に伴い、苗箱100Cが上段搬送路に繰り出され、上記苗箱100Bと同様にして供給される。
【0038】
さらに作業が進行して、図16に示すように、苗箱100Cの最後尾が苗取出位置Pの直前位置を通過し、SW3及びSW4が「0」になると、NO.13の入力条件となり、「優先」が「1」から「2」に切り換わる。すると、今度はモータM2が作動し、図17に示すように、下段苗箱供給部の苗箱100Dが下段搬送路に繰り出す。
【0039】
以下、上段苗箱供給部の苗箱100B,100Cを上段搬送路に供給する場合と同様に、モータM2が適時作動して、下段苗箱供給部の苗箱100D,100Eが順に下段搬送路に供給され、それぞれの苗箱から苗が取り出される。
図18に示すように、最後の苗箱100Eが下段供給ローラから開放されると、NO.1の入力条件となり、苗減少ランプに出力する。苗減少ランプが点灯したならば、上下苗供給部に苗補給する。
【0040】
また、苗減少ランプが点灯しても苗補給せず、図19に示すように、苗箱100Eの最後尾が苗取出位置Pの直前位置を通過してSW3及びSW4が「0」になると、NO.3の入力条件が4秒以上継続されることとなるので、条件が成立してから4秒後に苗減少ブザーに出力する(10秒間出力して、ブザーを10秒間鳴らす)。上下いずれかの搬送路に後続の苗箱が存在する状態でNO.3の入力条件になった場合は、条件成立から4秒以内に後続の苗箱が苗取出位置Pの直前位置に到達してSW4が「1」になるので、苗減少ブザーには出力されない。すなわち、実際に苗減少ブザーに出力されるのは、最後の苗箱の最後尾が苗取出位置Pの直前位置を通過したときだけである。苗減少ブザーが鳴った場合は、残り苗数がごくわずかであるので、ただちに作業を中断して苗補給する。尚、苗減少ブザーを非作業時(主クラッチを切っている時や植付けクラッチを切っている時)には鳴らないようにしておくと、不要時には鳴らないので作業性が良い。
【0041】
下段苗箱供給部、上段苗箱供給部の順に苗箱を補給する場合は、補給完了時の「優先」が「2」のままであるので、先に下段苗箱供給部の苗箱が苗箱搬送部に供給され、後で上段苗箱供給部の苗箱が苗箱搬送部に供給される。逆に、上段苗箱供給部、下段苗箱供給部の順に苗箱を補給する場合は、補給完了時の「優先」が「1」に切り換わるので、先に上段苗箱供給部の苗箱が苗箱搬送部に供給され、後で下段苗箱供給部の苗箱が苗箱搬送部に供給される。
【0042】
最後に、図12の各部材の一工程の作動説明用タイムチャート図に基いて、各部材の作動を総括して説明する。
先ず、送り爪60は、揺動アーム63先端が上動することにより、上動し始め(A点)て苗箱100の角孔108との係合が外れて上方の次の角孔108まで乗り越すように作動して最上方位置Bに至る。その後、揺動アーム63先端が下動することにより、下動し始めC点にて上方の次の角孔108に係合して下動し搬送路に沿って苗箱100を1ピッチ送る。
【0043】
次に、支え爪61は、揺動アーム63先端が上動することにより、駆動ローラ63aにて支え爪61のカム部61cが押上げられ始め(D点)て支え爪61のフック状爪部61bが苗箱搬送路から外れ(E点)て苗箱100の支えを解いた状態となる。この支え爪61のフック状爪部61bが支えを解いた状態の時に上記送り爪60にて苗箱100が1ピッチ送られる。その後、揺動アーム63先端が下動して駆動ローラ63aが支え爪61のカム部61cに沿って下動すると徐々に支え爪61のフック状爪部61bは苗箱搬送路に向かって移動し始め(F点)て、G点にて苗箱搬送路に突入して角孔108に係合して苗箱100を支えた状態になる。G点からE点まで(図の斜線部)が、支え爪61の支え作用区間である。
【0044】
次に、苗箱受止め体70は、苗搬送装置34の駆動アーム34aが最上動位置から下動して、駆動ローラ34bが苗箱受止め体70の下端部から離れる方向に動き始める(H点)と徐々に駆動ローラ34bが苗箱受止め体70の下端部を押さない状態となり、苗箱受止め体70の受止め部70aはバネにより苗箱搬送路内にその上部が突入して苗箱100の下端を受け止める状態になる(I点)。その後、再び駆動アーム34aが最下動位置から上動して、駆動ローラ34bが苗箱受止め体70の下端部を押し始める(J点)と徐々に苗箱受止め体70の受止め部70aは苗箱搬送路から離れて行き苗箱100の下端を受け止めない状態になる(K点)。I点からK点まで(図の斜線部)が、苗箱受止め体70の苗受止め作用区間である。
【0045】
そして、送り爪60と支え爪61を作動させる揺動アーム63の苗送り駆動アーム64にてON・OFFされるSW7は、揺動アーム63が最下動位置から上動し初めて揺動アーム63の上動工程の2/3程度で「OFF」になり、苗箱受止め体70の苗受止め作用区間中のL点で、苗箱100を開放する寸前まで繰り出して一旦停止させた状態であるモータM1(M2)を再作動して苗箱100を開放し、苗箱100は苗箱受止め体70の受止め部70aにて受止められる。苗箱受止め体70の受止め部70aにて受止められた苗箱100は、受止め部70aがK点で苗箱100の下端を受け止めない状態になることにより、下方に滑り落ちて、支え爪61のフック状爪部61bにて支えられている苗箱100の上端に接する。
【0046】
尚、苗箱搬送部31の苗取出位置Pで搬送中の苗箱の底面からポット横一列分づつ苗を突き出して取り出す苗取出装置の突出し作用区間は図の斜線部に示すとおりであり、その突出し始めM点は、支え爪61の支え作用区間にあって、支え爪61のフック状爪部61bにて苗箱100が動かないようにしっかりと支えられた状態で苗箱の底面からポット横一列分づつ苗を突き出して取り出すようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗移植機の全体側面図である。
【図2】苗移植機の全体平面図である。
【図3】植付部の一部を示す側面図である。
【図4】苗箱供給部及び苗箱搬送部の側面図である。
【図5】苗箱供給部の平面図である。
【図6】要部の拡大側面図である。
【図7】図6の要部の作動を表す拡大側面図である。
【図8】図6の要部の作動を表す拡大側面図である。
【図9】苗箱供給等の制御系統のブロック図である。
【図10】苗箱供給等の制御のフローチャートである。
【図11】各部材の動作表である。
【図12】各部材の一工程の作動説明用タイムチャート図である。
【図13】苗箱の供給順序を示す模式図その1である。
【図14】苗箱の供給順序を示す模式図その2である。
【図15】苗箱の供給順序を示す模式図その3である。
【図16】苗箱の供給順序を示す模式図その4である。
【図17】苗箱の供給順序を示す模式図その5である。
【図18】苗箱の供給順序を示す模式図その6である。
【図19】苗箱の供給順序を示す模式図その7である。
【図20】苗箱の平面図である。
【図21】図20のA矢視部分拡大一部断面図である。
【符号の説明】
1 苗移植機
2 走行車体
3 リンク装置
4 植付部
30 苗箱供給部
31 苗箱搬送部
51,52 供給ローラ(苗箱供給手段)
60 送り爪(苗箱送り手段)
61 支え爪(苗箱送り手段)
70 苗箱受止め体
100 苗箱
M1,M2 モータ

Claims (2)

  1. 苗を収容した苗箱(100)を所定の搬送路に沿って苗取出位置(P)まで搬送し、該苗取出位置(P)で苗箱(100)から苗を取り出して圃場に植付ける苗移植機において、前記搬送路へ苗箱(100)を供給する苗箱供給手段(51・52)と、苗箱(100)を支える状態と支えない状態とに切り換えられる支え爪(61)と搬送路の苗箱(100)を苗取出位置(P)へ向けて一定ピッチづつ間欠送りする送り爪(60)とからなる苗箱送り手段と、前記支え爪(61)の上方近くに苗箱供給手段(51・52)により供給される苗箱(100)を受止める状態と受止めない状態とに切り換えられる苗箱受止め体(70)とを設けると共に、前記苗箱供給手段(51・52)は、苗箱(100)を把持して強制的に搬送路に繰り出し、苗箱(100)を開放する直前で繰り出しを一旦停止させた後、苗箱受止め体(70)が苗箱(100)を受止める状態で且つ支え爪(61)が苗箱(100)を支えた状態の時に苗箱(100)を開放し、苗箱受止め体(70)は、支え爪(61)が苗箱(100)を支える状態の時に苗箱(100)を受止める状態から受止めない状態に切り換えられることを特徴とする苗移植機。
  2. 苗取出位置(P)で取り出された苗を弧を描くような軌跡で搬送する苗搬送装置(34)を設け、送り爪(60)は、間欠的に揺動する揺動アーム(63)に取り付けられて上下に往復動し、支え爪(61)は、揺動アーム(63)に設けた第一の駆動ローラ(63a)により作動して送り爪(60)の上動に連動して苗箱(100)の支えを解き、苗箱受止め体(70)は、苗搬送装置(34)の駆動アーム(34a)に設けた第二の駆動ローラ(34b)により受止め部(70a)が作動し、スイッチ(SW7)により揺動アーム(63)を駆動する苗送り駆動アーム(64)の位置を検出して苗箱受止め体(70)が苗箱(100)を受止める状態で且つ支え爪(61)が苗箱(100)を支えた状態であることを検出する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
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