JP4705268B2 - 接続部材の取り付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子秤の荷重計測機構における接続部材の取り付け構造に係り、特に一体型に形成されたロバーバル機構と各種部材とを接続する部材の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子秤と総称される電磁平衡式秤量装置、静電容量式秤量装置、ロードセル式秤量装置(電気抵抗線式秤量装置)等においては、装置に負荷された荷重を荷重測定部に伝達する機構を案内する目的でロバーバル機構が設けられていることが多い。ロバーバル機構は複数の部材をばね材で接続することにより四辺形を形成する構造が従来より実施されている。しかしロバーバル機構を構成する部品点数は60程度にも及び、機構の形成に時間を要すると共に、所期の性能を発揮するためには熟練と手間がかかる部品各部の微調整が必要であった
【0003】
このような点に鑑み、接続部も含めて荷重の伝達機構全体を一つのブロックとして構成したものが提案され、このような機構の一ブロック化により秤量装置全体としての組み立て工数を大幅に低減することが可能となった。
【0004】
【従来の技術】
しかしこのような高度な一体化の為には、金属ブロックに対する微細かつ精密な加工を必要とし、しかも加工の一部が不良であると、ブロック全体が使用不能となるため、一体型ブロック製造の歩留りは決して高いものではない。
【0005】
上記のような観点から、発明者等はロバーバル機構のみを一体化させ、かつ秤量物の荷重を電磁部等の荷重計測部に伝達する部材等を当該一体型ロバーバル機構とは別構成とし、吊りバンドと称される荷重を伝達するばね材や、梃子の支点となるばね材等により接続して、一体化させる構成を採用している。なお以下実施例も含め、これらばね材等の部材は、原則として「接続部材」の語を用いる。
【0006】
上記のように構成することによって、機構の極度の一体化を避けることにより、機構の構成における歩留りを高め、かつ各部品の組み合わせにより機構構成の汎用性を持たせることによって経済性を高め、しかも機構の保守や調整も容易にすることができる。
【0007】
図7及び図8は上記従来構成に於ける接続部材の取り付け状態を示している。
符号20は接続部材であって、例えば接続部材20が取り付けられる対象(以下本発明の実施例も含め「取付対象」とする)OB1に加わった荷重を別の取付対象OB2側に伝達するための部材である。なお、取付対象OB1及びOB2の形状は概念的に矩形で示しているものである。これら取付対象OB1及びOB2は実際にはいろいろな形状のものがあり、かつ実施例も含めて全く別部品として構成されている場合の外、一体型ロバーバル機構等、一体型機構の一部をそれぞれ構成している場合も含むものとする。
【0008】
図7において、接続部材20の両端部は螺子22により前記取付対象OB1、OB2に対して接続固定されることより、両者を接続する。先ず接続部材20の上端側の接続について説明すると、螺子22は押さえ部材23の螺子挿通孔23a、接続部材20の螺子挿通孔20aを挿通して、取付対象OB2の雌ねじ孔OB2a(図8参照)と螺合することにより、当該接続部材20を取付対象OB2に固定する。
【0009】
図7における接続部材20の上端側の取り付けは、図示の如く環状の押さえ部材23が使用されているが、この環状の押さえ部材23に代えて接続部材20の下端に配置されている押さえ部材24を用いる方法も採用されている。この押さえ部材24の両側部には凹所24´が形成され、この凹所24´が取付対象OB1の接続部材接合面に突設されたピン(図示せず)と係合することにより、螺子22による接続部材20の取り付け時に螺子22の締め付けによる回転トルクが接続部材20側に殆ど伝達されないよう構成されている。しかし、接続部材20における取付対象OB1とOB2とは図示の如く一定の距離をもって離間しているため、螺子22による締め付け時のトルクによって極く僅かな変位があっても、その変位はこの距離分だけ増幅され、機構全体としては無視できない変形として現れることになる。
【0010】
ここで、例えば秤量装置の内部機構に対する二重梃子の採用によって高い梃子比での荷重伝達を行う場合、上記構成の接続部材の取り付け構造に起因して秤量装置としての所期の性能が発揮されないという問題が生じた。
【0011】
発明者等は、各種実験を行うことよりこの問題が、機構部の作動に伴い取付対象OB1、OB2に対する接続部材20の取り付けが僅かにずれることに起因することを確認した。
先ず、上記構成の接続部材20と取付対象OB1、OB2との接続は、接続部材20と取付対象OB1、OB2の接続部材接触面との間において、螺子22の締め付け力によって生じる取付対象OB1、OB2と接続部材20の両部材の摩擦係数を乗じた力により相互に接続固定されている。
【0012】
図8により説明すると、荷重の負荷等により螺子22の軸心に直交する方向で接続部材20と取付対象OB2とが相互に変位しようとするのを、前記接触面Fに於ける摩擦力により阻止している。しかし上記高梃子比の採用等より、接触面Fに対して当該摩擦力を越える力が作用する場合が生じ、これに起因する両者の変位(ずれ)が、機構全体の性能を悪化させることが判明した。なお、図7の押さえ部材24は螺子22の締め付け時には螺子22の回転トルクを接続部材20側に伝達しないという特性があるが、ずれ発生の点では上部の押さえ部材23の場合と変わるところはない。
【0013】
上記問題点の解決手段の一つとして、図8に示す接続部材20の螺子挿通孔22a及び押さえ部材23の螺子挿通孔23aのうち、少なくとも接続部材20の螺子挿通孔20aの内径を、取付対象OB2の雌螺子孔OB2aの内径と同一の内径にまで縮小する方法が考えられる。
【0014】
しかし上記方法は、螺子22の締め付け時の螺子山部が螺子挿通孔20aに接触する可能性があり、この接触によって螺子22の回転トルクが接続部材20に伝わって、接続部材20がこのトルクによって変位する危険性がある。また接続部材20の取り付け時に螺子挿通孔20aと、取付対象OB1の雌ねじ孔OB2aとの中心を極めて正確に一致させる必要があって、接続部材20の取り付け作業は非常に微妙かつ困難なものとなり、結局この構成は現実的ではない。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の問題点に鑑み構成したものであって、押さえ部材に対して、ピン、係止部等、接続部材を介在させて当該接続部材が接続する対象である取付対象と係合する手段を設け、当該押さえ部材の係合手段が、押さえ部材の接続対象である取付対象に係合することにより、取付対象に対して当該接続部材を変位不可能に取り付けるよう構成したことを特徴とする、接続部材の取り付け構造である。
【0016】
【発明の実施の形態】
接続部材を押さえる押さえ部材には、ピン或いは取付対象の側縁に係止する係合手段が形成され、係合手段がピンである場合にはピンが当該接続部材を挿通して、接続部材が取り付けられる取付対象に形成されたピン挿通孔に挿通されることにより、接続部材は当該取付対象に対して相対的変位(ずれ)が生じないように取り付けられる。
【0017】
また、係合部が押さえ部材の側縁に対して庇(ひさし)状に突出形成された突片である場合は、これら突片が当該接続部材の側縁部を抱え込むようにして取付対象の側縁に係止することにより接続部材は当該取付対象に対して相対的変位が生じないように取り付けられる。
【0018】
【実施例】
図1及び図2は本発明の第1の実施例を示す。
図中矢印1は接続部材を示す。この接続部材1の上下には取付部1A及び1Bが形成されている。これら上下の取付部1A及び1Bに対しては、その中心部分に螺子挿通孔1Aa、1Baがそれぞれ形成されている。
【0019】
さらに上記取付部1Aに対しては螺子挿通孔1Aaを中心としてその両側に、ピン挿通孔1Abがそれぞれ形成されている。同様にして取付部1Bに対しても螺子挿通孔1Baを中心としてその両側に、ピン挿通孔1Bbがそれぞれ形成されている。
【0020】
2は接続部材1の上下の取付部1A、1Bにそれぞれ係合する押さえ部材である。各押さえ部材2には、中心部に螺子挿通孔2aが形成され、かつ押さえ部材2の接続部材接触面に対してはこの螺子挿通孔2aを中心としてその両側にピン3a、3bが突設されている。
【0021】
一方、図2に示すように取付対象OB1及びOB2における接続部材1の取付部と接触する面には螺子22と螺合する螺子孔OB1a及び、押さえ部材2の各ピン3a、3bを挿入するピン挿入孔OB1bが形成されている。なお、当然のことながら取付対象OB2に対しても同様に螺子孔、ピン挿入孔が形成されている。
【0022】
次に上記構成の接続部材1を押さえ部材2により取付対象に取り付けた状態を主として図3により説明する。なおこの場合、次の手順で接続部材の取り付けを行うのが適当である。即ち、先ず各押さえ部材2のピン3a、3bを接続部材1の上下の取付部1A、1Bのピン挿通孔1Aa〜1Baに予め挿通し、この状態で取付対象OB1、OB2に対して螺子22をもって取付部1A、1Bを固定する。
【0023】
上記の構成において、接続部材1の取付時に押さえ部材2のピン3a、3bは接続部材1を貫通して取付対象OB1のピン挿入孔OB1bに挿入されているため、取付対象OB1、接続部材1及び押さえ部材2の三者はこのピン3a、3bにより一体的に固定される。即ち、接続部材1と取付対象OB1或いはOB2とは、両者の有する摩擦係数の外、接続部材2のピン3a、3bにより一体構造を構成するため、その取付対象OB1或いはOB2と接続部材1との相対的変位が構造的に阻止され、ずれの発生が完全に防止できる構造となっている。
【0024】
また、螺子22による締め込みが完了する前から、ピン3a、3bは取付対象OB1或いはOB2のピン挿入孔OB1b内に挿入されているため、押さえ部材2は螺子22締め付け時の回転トルクに影響されず、従って取付対象1も、例えば捩れ応力の残留等、螺子22の回転トルクによる影響を受けること無く正確な取り付けが可能となる。
【0025】
図3、図4及び図5は第2の実施例を示す。
この実施例では押さえ部材に対してピンの代わりに、押さえ部材が取付対象に対して嵌合可能なよう、庇状に突片が形成された構成となっている。
取付対象OB1及びOB2に対して取り付けられる接続部材は、図7に示す従来型の接続部材を利用することが可能である。このため本実施例では接続部材は図7と同様符号20で示す。
【0026】
4は一対の押さえ部材であって、4aはこれらの押さえ部材4に設けられた螺子挿通孔である。この押さえ部材4に対しては、当該螺子挿通孔4aの形成面4dの側縁部のうち、対向する側縁部(図示の場合には上下の側縁部)に対し、当該螺子挿通孔形成面4dに対して直交するよう、庇状に突片4b、4cが対向して形成されている。なお、突片4bは下部に位置する第1の取付部20Bに対しては、その下端縁に、また上部に位置する第2の取付部20A対しては、その上端縁に当接する構成であるため一体的に形成され、他方これら突片4bに対向する突片4cは中央において接続部材20を挟持するため、何れも二つに分割されている。また押さえ部材4の螺子挿通孔4aの形成面4dの幅(図示の構成では上下の幅)は取付対象OB1、OB2の上下の幅(肉厚)と同じ値に形成されている。なお、取付対象OB1、OB2に対してはやはり図7の従来構成と同様、螺子孔OB1a(図5参照)のみが形成されている。
【0027】
上記の構成において、接続部材20の取付部20A、20Bを、押さえ部材4の上下の突片4b、4cで挟持するように接続部材20と押さえ部材4を係合させ、かつ押さえ部材の螺子挿通孔4a、接続部材20の螺子挿通孔20a及び取付対象OB1の螺子孔OB1a(図5参照)を一致させた状態で、螺子22を螺子孔OB1aに螺合させる。
【0028】
上記の構成において、押さえ部材4の上下の突片4b、4cは取付対象OB1又はOB2の上下の面に密着することにより押さえ部材4全体が接続部材1の取付部20A、20Bの上下面を挟持した状態で取付対象OB1又はOB2に嵌合するので、接続部材20の取り付け後は、この突片4b、4cにより取付対象OB1又はOB2と接続部材20とのずれは阻止される。また、押さえ部材4が取付対象OB1又はOB2に嵌合することにより、前記実施例と同様接続部材20に対する螺子22締め付け時の回転トルクの影響も防止される。
【0029】
本実施例の場合には、接続部材として従来型のものがそのまま利用できること、および取付対象に対してピン挿入孔等の加工を施す必要がない。但し、接続部材20の上下に配置されている取付部20A、20Bの上下の幅、これらの取付部20A、20Bと密着する押さえ部材4の螺子挿通孔形成面4dの上下の幅は、各取付対象OB1、OB2の上下の幅と等しく形成しておく。
【0030】
なお、上記の構成では、突片4b、4cのうち、接続部材20が通過しない側の突片4bは一体として形成してあるが、上下の突片ともに突片4cの如く二つに分割した形状とすることももとより可能である。また図示の構成では、押さえ部材4は取付対象OB1及びOB2を上下に挟持する構成としてあるが、取付対象の形状によっては突片により取付対象の左右を挟持するよう構成することも当然可能である。
【0031】
上記実施例の構成を、接続部材の上下の一方にのみ実施したり、或いは上下の接続部材でそれそれ個別の実施例を実行することも可能である。例えば、接続部材の上部の取付部は実施例1の取付部1Aと同じ構成とし、かつこれに対応して押さえ部材はピン3a、3bを有する押さえ部材2として構成し、他方下部の取付部は図3に示す取付部20Aとして形成し、かつ押さえ部材も突片を有する押さえ部材4とする等である。
【0032】
図6は第3の実施例である。この実施例は押さえ部材(符号5で示す)に対して突片5a、5bと、ピン6a、6bとが形成された構成となっている。この構成により取付対象OB1(OB2)と押さえ部材5とは、接続部材1の取付部1A(1B)を挟持した状態で、突片5a、5b及びピン6a、6bによって構造的により強固に一体化される。この実施例の構成は、接続部材1と取付対象OB1(OB2)との密着面に対して両者にずれを生じさせるような特に大きな力が加わる場合、或いは極めて僅かな変位でも計量値に影響が出る精密な装置に対して特に利用価値が高い。
【0033】
【発明の効果】
以上本発明を各実施例によって具体的に説明したように、本発明はピン或いは突片等、取付対象と構造的に一体化する手段を押さえ部材に形成、かつこの押さえ部材を接続部材両端に配置することにより、押さえ部材と取付対象との間に挟持される接続部材も当該取付対象に対して構造的に一体化させることが可能となる。従って螺子止め時に各取付対象の各々が螺子止めのトルクの影響を受けることがなく、この結果二つの取付対象が一定の距離をもって一体化された場合のように変位の影響が出やすい状態の取付構造であっても、比較的簡単な構成で取付対象とこの取付対象に取り付けられた接続部材とのずれの発生を防止することが可能となる。
【0034】
また、接続部材或いは押さえ部材の螺子挿通孔の内径を取付対象の螺子孔の内径と等しくする必要がないため、螺子挿通孔の加工精度は従来どおりの精度で十分であり、従って螺子挿通孔内面が螺子山と接触することに起因する、接続部材に対する螺子締め付け時の回転トルクによる接続部材への影響等も排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す取付対象、接続部材及び押さえ部材の分解斜視図である。
【図2】図1の構成において取付対象OB1に接続部材を取り付けた状態における取付対象OB1のA−A線による断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す取付対象、接続部材及び押さえ部材の分解斜視図である。
【図4】図3に示す接続部材及び押さえ部材を取付対象に取り付けた状態の斜視図である。
【図5】図4のB−B線による断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す取付対象、接続部材及び押さえ部材の断面図である。
【図7】従来の接続部材の取り付け構造を示す取付対象、接続部材及び押さえ部材の分解斜視図である。
【図8】図7の構成において取付対象OB2に接続部材を取り付けた状態における取付対象OB1のC−C線による断面図である。
【符号の説明】
1 接続部材
1A、1B 取付部
1Aa、1Ba 螺子挿通孔
2 押さえ部材
2a 螺子挿通部
3a、3b ピン
4 押さえ部材
4a 螺子挿通孔
4b、4c 突片
4d 螺子挿通孔形成面
5 押さえ部材
5a、5b 突片
6a、6b ピン
20 接続部材
20A、20B 取付部
20a 螺子挿通孔
OB1、OB2 取付対象
OB1a 螺子孔
OB1b ピン挿入孔
Claims (2)
- 押さえ部材、接続部材の順に挿通した螺子が取付対象と螺合することにより接続部材を介して二つの取付対象を接続する際の当該取付対象に対する接続部材の取り付け構造において、一定の間隔をもって位置する接続部材(20)の両端部は二つの取付対象(OB2)、(OB1)とそれぞれ接触する第1の取付部(20B)及び第2の取付部(20A)として各々形成され、かつ第2の取付部(20A)が上側、第1の取付部(20B)が下側となるよう当該接続部材(20)を二つの取付対象(OB2)、(OB1)に対して位置させ、これら第1の取付部(20B)及び第2の取付部(20A)と、各螺子(22)との間に介在するそれぞれの押さえ部材(4)、(4)のうち、接続部材(20)の第2の取付部(20A)と係合する押さえ部材(4)には庇状に曲折された突片が対向して形成され、上側に位置する第2の取付部(20A)の上端縁に位置する側には一体型の突片(4b)が、この突片(4b)に対向する側には2分割された突片(4c)がそれぞれ形成され、接続部材(20)の下側に位置する第1の取付部(20B)と係合する押さえ部材(4)のうち当該第1の取付部(20B)の下端縁に位置する側には一体型の突片(4b)が、この一体型の突片(4b)に対向する側には2分割された突片(4c)がそれぞれ形成され、各螺子(22)による螺合時に、各押さえ部材(4)、(4)のそれぞれの突片(4b)、(4c)が前記第1の取付部(20B)、第2の取付部(20A)及び各取付対象(OB1)、(OB2)を挟持するよう構成し、もって接続部材(20)を介して前記二つの取付対象(OB1)、(OB2)が一定の間隔を介して一体化するよう構成したことを特徴とする接続部材の取り付け構造。
- 突片(4b)、(4c)が形成された前記二つの各押さえ部材(4)、(4)は、ピン(6a)、(6b)が突設された押さえ部材(5)、(5)として各々形成され、二つの取付対象(OB1)、(OB2)にはこれらピン(6a)、(6b)が挿通する挿通孔が形成され、各押さえ部材(5)、(5)はそれぞれの突片(4b)、(4c)とこれらピン(6a)、(6b)とにより二つの取付対象(OB1)、(OB2)に各々係合するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の接続部材の取り付け構造。
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