JPH0633685Y2 - 誘電体フィルタ装置 - Google Patents

誘電体フィルタ装置

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JPH0633685Y2
JPH0633685Y2 JP20084687U JP20084687U JPH0633685Y2 JP H0633685 Y2 JPH0633685 Y2 JP H0633685Y2 JP 20084687 U JP20084687 U JP 20084687U JP 20084687 U JP20084687 U JP 20084687U JP H0633685 Y2 JPH0633685 Y2 JP H0633685Y2
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dielectric filter
dielectric
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光平 和田
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、例えば自動車電話、衛星通信またはコードレ
ス電話等の移動通信装置に使用されるブロック型誘電体
フィルタ装置に関し、誘電体磁器基体の開放端面の端部
に凹部または凸部を設け、止め具の端部を凹部または凸
部に掛け止めることにより、誘電体フィルタの破損、形
状の大型化、特性の変動等を招くことなく、簡単、か
つ、確実に、支持できるようにしたものである。
<従来の技術> ブロック型誘電体フィルタは、一般に、誘電体磁器基体
に複数個の貫通孔を間隔をおいて配設し、貫通孔の内面
と、貫通孔を開口させた2面のうちの1面を除く誘電体
磁器基体の外面とに、導電膜を被着形成した構造となっ
ている。例えば第6図及び第7図に示すように、誘電体
磁器基体1の相対向する2面方向に、円孔状の貫通孔21
〜26を間隔をおいて形成すると共に、貫通孔21〜26の内
面と、貫通孔21〜26を開口させた2面101、102の内の開
放端面101を除く誘電体磁器基体1の外面の全面とに、
メタライズ導電膜3を被着形成してある。
上述の誘電体フィルタを使用して、自動車電話、衛星通
信またはコードレス電話等の移動通信装置のアンテナ共
用器等を組立てる従来技術としては、例えば特開昭58−
191501号公報に開示されたものがあり、第8図に示すよ
うに、ケース4の内面と誘電体フィルタ5との間を半田
等の接合材6によって固着するのが一般的であった。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、ケース4の内面と誘電体フィルタ5との
間を接合材6によって固着する従来構造では、狭いケー
ス4内での接合作業等を行なう必要があり、組立作業が
面倒になる。また、接合材6の硬化時間が必要であるた
め、組立能率が悪くなる。更に、組み立て後に特性不良
等が生じた場合、誘電体フィルタの取外し交換が困難で
ある。
接合材による上述の問題解決手段として、第9図に示す
ように、ネジ等の結合具7によって固定する構造が検討
されたが、誘電体磁器基体1に結合部7を通すための余
分な部分が必要になり、誘電体磁器基体1の形状が大型
化すること、締付け力や熱的ストレス等によって誘電体
磁器基体1が破損したり割れたりすること、結合具7が
誘電体磁器基体1の内部に一するために、結合電界に乱
れを生じ、フィルタ特性が変動すること等の問題点があ
る。
<問題点を解決するための手段> 上述する従来の問題点を解決するため、本考案に係る誘
電体フィルタ装置は、誘電体磁器基体に複数個の貫通孔
を間隔をおいて配設し、前記貫通孔の内面と前記貫通孔
を開口させた2面のうちの1面を除く前記誘電体磁器基
体の外面とに導電膜を被着形成した誘電体フィルタと、
前記誘電体フィルタを押える止め具と、前記誘電体フィ
ルタを収納するケースとを含み、前記誘電体磁器基体の
前記1面の端部に凹部または凸部を設け、前記止め具の
一端を前記凹部または凸部に掛け止め、前記止め具の他
端部を前記ケースに結合したことを特徴とする。
<作用> 誘電体磁器基体の開放端面である1面の端部に凹部また
は凸部を設け、止め具の一端を凹部または凸部に掛け止
め、止め具の他端部をケースに結合する構造であると、
面倒で時間のかかる接合材の塗布及び硬化工程が不要で
あるから、組立作業が簡単になると共に、組立能率が向
上する。しかも、組立後に特性不良等が生じた場合、誘
電体フィルタを取外して簡単に交換できる。
また、開放端面に設けた凹部または凸部に止め具を掛け
止める構造であるため、ネジ等の結合具による固定構造
と異なって、誘電体フィルタの形状が大型化することも
ないし、締付け力や熱的ストレス等によって誘電体フィ
ルタが破損したり割れたりすることもない。しかも、止
め具は誘電体フィルタの外部に配置できるから、フィル
タ特性に対する影響を軽減できる。
<実施例> 第1図は本考案に係る誘電体フィルタ装置の分解斜視図
である。図において、8、9は止め具、10は誘電体フィ
ルタである。誘電体フィルタ10は、誘電体磁器基体1の
相対向する2面方向に、円孔状の貫通孔21〜26を間隔を
おいて形成すると共に、貫通孔21〜26の内面と、貫通孔
21〜26を開口させた2面101、102の内の開放端面101を
除く誘電体磁器基体1の外面の全面とに、メタライズ導
電膜3を被着形成する点で、第6図及び第7図に示した
従来例と同様である。従来と著しく異なる点は、開放端
面101の端部に凸部103、104を設けたことである。凸部1
03、104は、この実施例では貫通孔21〜26の配設方向の
両端部に形成してある。凸部103、104の長さ及び形状等
は任意でよい。この実施例では誘電体磁器基体1の幅方
向の一端部側から略中間部まで達する長さをもって略三
角状に突出させてある。
止め具8、9は先端部81、91を前記凸部103、104に掛け
止められるフック状に形成してある。下端部にはネジ等
を通す孔82、92を設けてある。止め具8、9は金属板材
またはプラスチック板材等によって形成する。
第2図は本考案に係る誘電体フィルタ装置をケース内に
組込んだ時の取付け構造を示す図で、誘電体フィルタ10
の凸部103、104のそれぞれに対し、止め具8、9の先端
部81、91を掛け止めると共に、止め具8、9の下端部
を、ネジ等の結合具11によってケース12に固定してあ
る。これにより、誘電体フィルタ10はケース12の内部に
取付け固定される。
上述のように、止め具8、9の締付け固定によって誘電
体フィルタ10を簡単に固定でき、時間のかかる接合材の
塗布及び硬化工程が不要であるから、組立作業が簡単に
なると共に、組立能率が向上する。また、組立後に特性
不良等が生じた場合、止め具8、9をケース12から取外
して、誘電体フィルタ10を簡単に交換できる。
更に、開放端面101に設けた凸部103、104に止め具8、
9を掛け止める構造であるため、誘電体磁器基体1にネ
ジ等の結合具を貫通させて固定する構造(第9図)と異
なって、誘電体磁器基体1の形状が大型化することがな
い。また、締付け力や熱的ストレス等によって誘電体磁
器基体1が破損したり割れたりすることもない。更に、
止め具8、9は誘電体フィルタ10の外部に配置できるか
ら、フィルタ特性に対する影響を軽減できる。
第3図は本考案に係る誘電体フィルタ装置の別の実施例
における要部の分解斜視図である。図において、第1図
と同一の参照符号は同一性ある構造部分を示している。
この実施例の特徴は、開放端面101の端部に、凸部に代
えて、凹部105、106を設けたことである。凸部105、106
は、この実施例では貫通孔21〜26の配設方向の両端部に
形成してある。凹部105、106の長さ、形状及び個数等は
任意でよい。
第4図は第3図に示した誘電体フィルタ装置をケース内
に組込んだ時の取付け構造を示す図で、誘電体フィルタ
10の凹部105、106のそれぞれに対し、止め具8、9の先
端部81、91を掛け止めると共に、止め具8、9の下端部
側を、ネジ等の結合具11によってケース12に固定してあ
る。
第5図は本考案に係る誘電体フィルタ装置の別の実施例
における要部の分解斜視図である。この実施例では、貫
通孔21〜26の配設方向の両端部のそれぞれに、複数の凸
部(107、108)、(109、110)を設け、これらの凸部
(107、108)、(109、110)に止め具8、9の先端部に
設けた孔(83、84)、(93、94)を嵌合させてある。凸
部(107、108)、(109、110)の代りに凹部を設けても
よい。この場合には、止め具8、9には凹部に嵌合する
凸部を設ける。
<考案の効果> 以上述べたように、本考案によれば次のような効果が得
られる。
(a)誘電体磁器基体の開放端面である1面の端部に凹
部または凸部を設け、止め具の一端を凹部または凸部に
掛け止め、止め具の他端部をケースに結合したから、面
倒で時間のかかる接合材の塗布及び硬化工程が不要とな
り、組立作業が簡単で、組立能率の高い誘電体フィルタ
装置を提供できる。
(b)開放端面に設けた凹部または凸部に止め具の端部
を掛け止める構造であるため、貫通ネジ等の結合具によ
る固定構造と異なって、誘電体フィルタの形状が小型
で、締付け力や熱的ストレス等によって誘電体フィルタ
が破損したり割れたりするこのない高信頼度の誘電体フ
ィルタ装置を提供できる。
(c)止め具は誘電体フィルタの外部に配置できるか
ら、フィルタ特性に対する影響を軽減した取り付け構造
の誘電体フィルタ装置を提供できる。
(d)組立後に特製不良等が生じた場合、誘電体フィル
タを取外して簡単に交換し得る誘電体フィルタ装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る誘電体フィルタ装置の分解斜視
図、第2図は第1図に示した誘電体フィルタ装置をケー
ス内に組込んだ時の取付け構造を示す図、第3図は本考
案に係る誘電体フィルタ装置の別の実施例における要部
の分解斜視図、第4図は第3図に示した誘電体フィルタ
装置をケース内に組込んだ時の取付け構造を示す図、第
5図は本考案に係る誘電体フィルタ装置の更に別の実施
例における要部の分解斜視図、第6図は従来の誘電体フ
ィルタの斜視図、第7図は同じくその正面断面図、第8
図は従来の誘電体フィルタ装置の取付け構造を示す図、
第9図は同じく別の従来例における取付け構造を示す断
面図である。 1……誘電体磁器基体 21〜26……貫通孔、3……導電膜 101……開放端面 103、104、107〜110……凸部 105、106……凹部 8、9……止め具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体磁器基体に複数個の貫通孔を間隔を
    おいて配設し、前記貫通孔の内面と前記貫通孔を開口さ
    せた2面のうちの1面を除く前記誘電体磁器基体の外面
    とに導電膜を被着形成した誘電体フィルタと、前記誘電
    体フィルタを押える止め具と、前記誘電体フィルタを収
    納するケースとを含み、前記誘電体磁器基体の前記1面
    の端部に凹部または凸部を設け、前記止め具の一端を前
    記凹部または凸部に掛け止め、前記止め具の他端部を前
    記ケースに結合したことを特徴とする誘電体フィルタ装
    置。
JP20084687U 1987-12-30 1987-12-30 誘電体フィルタ装置 Expired - Lifetime JPH0633685Y2 (ja)

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JPH01105201U JPH01105201U (ja) 1989-07-14
JPH0633685Y2 true JPH0633685Y2 (ja) 1994-08-31

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