JP4704841B2 - 換気扇類の固定台座、及び壁板への開口形成方法 - Google Patents

換気扇類の固定台座、及び壁板への開口形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、換気扇、換気扇フード等の換気扇類を取付けるために壁板に形成された開口の内側の壁裏に固定配置されて、前記換気扇類を固定するための換気扇類の固定台座、及び前記固定台座を用いて壁内に配設した換気ダクトに接続されたダクト接続口を壁表に臨ませるべく、壁表側から壁板に開口を形成する方法に関するものである。
換気扇、換気扇フード等の換気扇類を壁に固定するには、壁を構成する壁板に形成された開口の裏側の周縁に「当木」と称される木製枠を固定し、この「当木」に換気扇の本体を固定していた(特許文献1)。このため、「当木」の使用が不可欠であったと共に、「当木」を構成する各木製枠片を一本ずつ壁板に釘を使用して固定する必要があり、この作業が大変に面倒であった。
また、換気扇類を固定するには、壁内に配置される換気ダクトの開口が壁表に臨むように、壁板に円形開口を形成する必要がある。実際の施工では、予め壁内に換気ダクトが配置されていることが多く、壁板に前記円形開口を形成する際に、穿孔具により前記換気ダクトが傷付けられる恐れもあった。
特開平7−63388号公報
本発明は、従来の「当木」を使用することなく、壁裏から壁表に至る部分に換気扇を大きな強度でしっかりと固定できるようにすると共に、換気ダクトの開口を壁表に臨ませるために壁板に形成する円形開口の形成作業を容易にすることを課題としている。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、換気扇、換気扇フード等の換気扇類を取付けるために壁板に形成された開口の内側の壁裏に固定配置されて、前記換気扇類を設置するための固定台座であって、前面が前記壁板の裏面に沿って配置されて、壁表面に換気扇類の本体を固定配置すべく、壁表側から前記壁板を貫通するビスが、前記前面に形成された取付部に螺入される台座本体と、前記台座本体を壁内の柱、胴縁等の造営材に固定するために、該台座本体に一体に形成された固定部と、前記壁内に配置される換気ダクトを接続するために前記台座本体に背面側に向けて一体に形成された円筒状のダクト接続口とを備えていることを特徴としている。
請求項1の発明に係る固定台座を壁裏となる部分の造営材に固定した後に、室内側の壁板を設置すると、前記壁板の裏面に沿って台座本体が配置される。次に、前記壁板に、壁裏の固定台座の台座本体に形成されたダクト接続口の中心と合致させて円形開口を穿孔する。壁板の内側に換気扇を設置する場合には、前記壁板の表面に換気扇の本体を配置して、前記本体に形成されたビス挿通孔に挿通されたビスを前記壁板を貫通させて、台座本体の前面に形成された取付部に螺入させると、壁板の表面に配置した換気扇の本体は、壁板を貫通したビスを介して前記壁板の裏面(壁裏)に設置固定された固定台座に固定される。壁内に配置される換気ダクトは、予め固定台座の背面に一体形成された円筒状のダクト接続口に接続した状態で、上記のようにして換気扇本体を壁裏に配置固定される固定台座に固定してもよいし、換気扇本体の設置固定後において、壁裏において固定台座の円筒状のダクト接続口に換気ダクトを接続してもよい。壁板の表側に設置固定される換気扇本体は、該換気扇本体と壁板の裏側に設置固定された固定台座との間で前記壁板を挟持した形態で、前記壁板を貫通するビスを介して壁板の内側の固定台座にしっかりと固定される。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記取付部は、前記換気扇類を設置固定するビスが前記壁板を貫通して螺入される複数本のビス螺入下孔によって形成されることを特徴としている。請求項2の発明によれば、台座本体の前面には、複数本のビス螺入下孔が形成されているために、壁表の側から壁板を貫通するビスを台座本体の前面に簡単に螺入させられる。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記ビス螺入下孔は、多数本が密集して形成されて一群となった複数群のビス螺入下孔が台座本体の前面の所定位置に散在状態で形成されていることを特徴としている。
請求項2に係る発明の固定台座に設置可能な換気扇類としては、各メーカー毎に、或いは同一メーカーでも機種毎に多種類が存在し、各機種毎に換気扇類の本体に形成されたビス挿通孔の位置が異なる場合が多い。請求項3の発明によれば、上記のような場合であっても、台座本体の前面に形成されたビス螺入下孔は、多数本が高密度で形成されて一群となった複数群のビス螺入下孔が台座本体の前面に散在状態で形成されているので、壁表から壁板を貫通したビスは、台座本体の前面に形成されたいずれかの群のいずれかのビス螺入下孔に螺入可能となる。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記固定部は、方形状をした台座本体の少なくとも一方の側部に形成されて、壁内の柱、胴縁等の造営材に固定されることを特徴としている。請求項4の発明によれば、方形状をした台座本体の一方の側面を、壁裏となる部分に設置された柱、胴縁等の造営材に当接させた状態で、前記造営材に固定台座を片持ち状にして固定できる。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記固定部には、短円筒状のダクト接続口のセンター位置を表示するセンター位置表示部が表裏両面に形成されていることを特徴としている。請求項5の発明によれば、柱、胴縁等の造営材に罫書いた罫書き線に台座本体の表裏両面のいずれにおいても位置合わせして固定できる。
また、請求項6の発明は、請求項4又は5の発明において、前記固定部には、台座本体の前面側から斜めにしたビスを回転させて前記造営材に螺入するドライバーを挿通させるためのドライバー挿通孔が設けられていることを特徴としている。請求項6の発明によれば、作業が容易である壁表の側からビスを回転させて固定台座を造営材に固定できる。
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記ダクト接続口は、換気ダクトを内挿可能な短円筒状に形成され、前記ダクト接続口の接続方向の後端部には、内挿された換気ダクトと前記ダクト接続口とをテープで接続する際の貼り代となる貼り代片が後方に延出して形成されていることを特徴としている。請求項7の発明によれば、従来構造では、狭幅テープの場合には、何重にも巻回する必要があったが、請求項7の発明によれば、換気ダクトの貼り代片と台座本体のダクト接続口とが周方向に沿って接続されるため、狭幅テープであっても大きな強度で接続できる。
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記ダクト接続口は、壁板の裏面に当接された台座本体の前面に対して後端縁の側が低くなるように傾斜されていることを特徴としている。請求項8の発明によれば、台座本体のダクト接続口に換気ダクトを接続した状態で、換気ダクトの前記ダクト接続口とは反対の壁外側の部分が低くなって、内部で発生した水滴等は建物の外部に排水され易くなる。
また、請求項9の発明は、請求項8の発明において、前記貼り代片は、ダクト接続口の上下方向に対向して一対形成されていることを特徴としている。請求項9の発明によれば、一対の貼り代片がダクト接続口の上下方向に対向して形成されているために、ダクト接続口に接続された換気ダクトは、必ず設定角度で傾斜して接続される。
また、請求項10の発明は、請求項7ないし9のいずれかの発明において、前記ダクト接続口の基端側には、換気ダクトの内挿端を規制する規制部を備えていることを特徴としている。請求項10の発明によれば、規制部によって、換気ダクトの内挿端を規制できるのみならず、換気ダクトの内挿側の端部が斜めに切断されていた場合において、切断端面と周面とが最大鋭角となる部分が、台座本体の前面を越えて手前側に突出するのを防止できる。
また、請求項11の発明は、請求項1ないし10のいずれかの発明において、壁内に配置された固定台座の前面側のダクト接続口を壁表に臨ませる開口を壁表側から形成すべく、前記ダクト接続口の前面側の位置を壁表から探知可能な被探知部を前記ダクト接続口の前面側に備えていることを特徴としている。請求項11の発明によれば、壁表側において、壁裏に配置された前記被探知部を探知器により探知して、ダクト接続口の前面側の中心位置を直接的に、又は間接的に探し出した後に、壁板の壁表面に前記中心位置を罫書いて、前記中心位置を中心にして壁板を穿孔して開口させると、ダクト接続口の前面側を壁表に確実に臨ませることができる。
また、請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記被探知部を構成する被探知具を前記ダクト接続口の前面側に取着する取着部が、台座本体における前記ダクト接続口の前面側に形成されていることを特徴としている。請求項12の発明によれば、ダクト接続口の前面側を壁表に臨ませるために、壁裏において台座本体の取着部に取着された被探知具を、壁表側から探知器により探知することにより、壁板に形成する開口の中心を直接的又は間接的に検出して、前記開口を形成した後には、台座本体から被探知具を取り外すことにより、被探知具を繰り返して使用できる。
また、請求項13の発明は、請求項11又は12の発明において、前記被探知部は、ダクト接続口のセンター位置に配置されていることを特徴としている。請求項13の発明によれば、ダクト接続口のセンター位置に被探知部が配置されているために、穿孔具のセンター位置を別に検出する必要がない。
また、請求項14の発明は、請求項12の発明において、前記被探知具は棒状であって、穿孔具の当接により奥側に折れ曲がるようにするための凹溝が形成されていることを特徴としている。請求項14の発明によれば、穿孔具のセンター軸が被探知具に当接して更に奥側に進入した場合には、棒状の被探知具は、前記凹溝の部分で奥側に折れ曲がる。このため、穿孔具の進入により被探知具が壁裏で振動状態で前後動して、壁板の壁裏部分を破壊することがなくなる。
また、請求項15の発明は、請求項13に記載の換気扇類の固定台座を用いて壁内に配設した換気ダクトに接続されたダクト接続口を壁表に臨ませるべく、壁表側から壁板に開口を形成する方法であって、前記被探知具を壁表側から探知して、壁裏に設置された固定台座のダクト接続口のセンター位置を検出し、該センター位置に穿孔具のセンター軸を位置合わせして穿孔することにより、壁板に前記換気ダクトと連通する開口を形成することを特徴としている。請求項15の発明によれば、壁裏に配置された換気ダクトと連通する開口を壁表側から壁板に確実に穿孔できる。
本発明に係る固定台座によれば、台座本体の背面側に円筒状のダクト接続口が一体に形成されているため、当該台座本体の固定前において当該台座本体に換気ダクトを予め接続した状態で、当該台座本体を壁内の造営材に固定したり、或いは換気扇を設置することができるため、台座本体を造営材に固定した後において、限られた狭い壁内の空間において換気ダクトのみを設置する作業が不要となって、換気扇設置の作業が容易となる。また、壁板の表側に設置固定される換気扇本体は、該換気扇本体と壁板の裏側に設置固定された固定台座との間で前記壁板を挟持した形態で、前記壁板を貫通するビスを介して壁板の内側の固定台座にしっかりと固定される。また、台座本体の前面に形成されたビス螺入下孔は、多数本が高密度で形成されて一群となった複数群のビス螺入下孔が台座本体の前面に散在状態で形成されている場合には、壁表から壁板を貫通したビスは、台座本体の前面に形成されたいずれかの群のいずれかのビス螺入下孔に螺入可能となるので、一つの固定台座により、メーカー毎に、或いは同一メーカーでも機種毎に異なる多種類の換気扇の設置が可能となる。
また、本発明に係る壁板への開口形成方法によれば、台座本体のダクト接続口のセンター位置に配置された被探知具を壁表側から探知して、壁裏に設置された固定台座のダクト接続口のセンター位置を検出し、該センター位置に穿孔具のセンター軸を位置合わせして穿孔することにより、壁板に前記換気ダクトと連通する開口を形成するため、壁裏に配置された換気ダクトと連通する開口を壁表側から壁板に位置ずれすることなく確実に穿孔できる。
以下、最良の実施形態を挙げて本発明を更に詳細に説明する。図1は、壁内の柱Pに固定された本発明に係る換気扇類の固定台座Sと、壁表から壁裏に至る部分に配置されて前記固定台座Sに固定される換気扇Vとの斜視図であり、図2は、固定台座Sを正面から見た斜視図であり、図3は、固定台座Sを背面から見た斜視図であり、図4は、固定台座Sの正面図であり、図5は、図4のX1 −X1 線断面図である。最初に、固定台座Sの各部分を機能との関係において説明し、その後に、固定台座Sを使用して換気扇Vを設置する方法について説明する。なお、固定台座Sの縦横の各方向に関しては、柱Pに固定台座Sが固定される場合を基準とする。
図1ないし図4において、固定台座Sの台座本体10の概略形状は、略方形状をした前板部1の中央部に、換気ダクトDを内挿するための短円筒状のダクト接続筒2が背面側に向けて一体に形成されて、前板部1の中央部に、前記ダクト接続筒2と同心の前面開口3が開口され、前板部1の縦横の各周縁に、フランジ状の縦側板部4及び横側板部5がそれぞれ背面側に向けて一体に形成されて、縦中心線C1 に対して左右対称形状をなしている。縦横の各側板部4,5は、いずれも長手方向の中央部が両端部よりも所定長だけ低く形成されて、長手方向の中央部にそれぞれ凹部6,7が形成された形状になっている。縦側板部4の凹部6の深さは、横側板部5の凹部7の深さよりも浅く(小さく)て、横側板部5の凹部7は、縦中心線C1 に対して対称形状であるが、縦側板部4の凹部6は、上方に変偏して形成されて横中心線C2 に対して非対称となっている。
固定台座Sの固定時において、柱Pに密着される縦側板部4の凹部6には、前面よりも僅かに背面側に縦方向に縦桟8が一体に形成され、前記縦桟8の長手方向の中央部には幅広の第1横桟9が背面側に向けて形成され、第1横桟9の上下には、それぞれ所定間隔をおいて第2及び第3の各横桟11,12が背面側に向けて形成されている。縦桟8、並びに第2及び第3の各横桟11,12の上端面は、縦側板部4の長手方向の両端部の当接面4aと同一平面上に存在していて、固定台座Sを柱Pに固定する際には、いずれも柱Pの側面に当接する。ビス挿通孔13が形成された第1横桟9の上端面は、縦側板部4の当接面4aよりも僅かに低く形成されて、固定台座Sの固定時において柱Pには直接に密着しない。巾広の第1横桟9には、背面側に開口したビス挿通孔13が前後方向(縦側板部4の巾方向)に沿って形成されている。第3横桟12の背面側の部分は片持ち状に形成されて、その自由端部の上端面には、小突刺部12aが形成されていると共に、縦桟8の上面の上下端部であって、前記ビス挿通孔13により上下に振り分けられた部分には、それぞれ複数対(実施例では一対)で一組となった小突刺部8aがそれぞれ形成されている。前記各小突刺部8a,12aは、前記ビス挿通孔13に挿通された1本のビスB1 により固定台座Sを柱Pに固定する際に、柱Pに突刺されることにより、固定台座SがビスB1 を中心にして廻されるのを防止する作用を果たす。縦桟8の前側面における横中心線C2 上に位置する部分には、横中心線C2 の位置を表示するセンター位置表示突起14が形成されている。また、下方の第2横桟11は、横中心線C2 上に存在していて、前記第2横桟11の背面側の端面には、固定台座Sの背面側において横中心線C2 の位置を表示するためのセンター位置表示突起15(図3参照)が突設されている。また、上下の各第3横桟12の片持ち部の上下には、自由端部に小突刺部16aが形成された片持ち状の第4横桟16がそれぞれ設けられている。
また、前板部1及びダクト接続筒2における横中心線C2 よりも上方の位置には、前記ビス挿通孔13に挿通されたビスB1 を回転させるドライバー20を壁表側から挿通させる左右一対のドライバー挿通孔21が中央部の前面開口3に連通して横中心線C2 と平行に形成されている。このように、横中心線C2 の位置を回避してドライバー挿通孔21を形成したのは、以下の理由による。即ち、固定台座Sに固定される換気扇Vの前板本体51には、その横中心線上にビス挿通孔が形成されているものがあり、この種の換気扇Vに対応して、固定台座Sの前板部1の横中心線C2 の部分には、ビス螺入下孔Hを形成しておく必要のためである。また、前記縦側板部4の上下端は、横側板部5を越えて所定長だけ延設されていて、その延設部4bには、表裏にそれぞれ開口した2つのビス挿通孔17が同一線上に形成されている。このビス挿通孔17の使用により、中央のビス挿通孔13に挿通した1本のビスB1 により固定台座Sを柱Pに固定するのに替えて、上下の各ビス挿通孔17にそれぞれ挿通した2本のビスB1 により固定台座Sを柱Pに固定できる。
固定台座Sの前板部1には、換気扇Vの前板本体51を固定するビスB2 を螺入させるための無数のビス螺入下孔Hが形成されている。換気扇Vの前板本体51に形成されているビス挿通孔の位置は、メーカー毎に、或いは同一メーカーでも機種毎に異なっていて様々であるのに対応して、前記ビス挿通孔の位置を調査して、殆ど全ての換気扇Vの固定が可能なように最小公倍数的な観点から、前板部1に形成するビス螺入下孔Hの位置を定めてある。即ち、前板部1には、多数のビス螺入下孔Hが密集して形成されて一群となった複数群(実施例では8群)のビス螺入下孔群H0 が散在して形成されている。即ち、前板部1における縦横の各中心線C1 ,C2 と交叉する部分、及び前板部1における各対角線方向と交叉する各コーナー部には、ビス螺入下孔群H0 がそれぞれ形成されている。各ビス螺入下孔群H0 には、多数のビス螺入下孔Hが縦横に並んだ状態で、縦横両方向に同一ピッチで密集して形成されている。図3及び図5に示されるように、前板部1におけるビス螺入下孔群H0 が形成されている部分は、ビス螺入下孔群H0 が形成されていない一般部よりも遥かに厚肉に形成された厚肉部1aとなっている。ビス螺入下孔Hは、非貫通孔であって、前面に開口されたテーパー状の第1下孔H1 と、背面に開口された同一内径の第2下孔H2 とが、同一軸線上で非連続に形成されたものである(図5参照)。
また、台座本体10の中央部に背面側に向けて一体に形成された短円筒状のダクト接続筒2の軸心C12は、前面開口3の中心位置C0 を通って、前板部1の板面に対して垂直な軸心C11に対して僅かな角度(θ)だけ下方に向けて傾斜して前板部1に対して一体に形成されている。このように前板部1に対してダクト接続筒2を傾斜させたのは、換気扇Vの設置状態において、前記ダクト接続筒2の内部に発生した水滴等が屋外に排水され易いようにするためである。なお、前記角度(θ)は、2〜3°である。また、ダクト接続筒2の後端縁における上下に対向する部分には、ダクト接続筒2に内挿された換気ダクトDと該ダクト接続筒2とをテープTで接続する際の貼り代となる貼り代片22が後方に延出して形成されている。貼り代片22の部分において、ダクト接続筒2と、これに内挿された換気ダクトDとをテープTにより接続することにより、広い巾でもって周方向に接続されるために、ダクト接続筒2と換気ダクトDとの接続が確実となる。この点において、貼り代片22が存在しない場合には、ダクト接続筒2と換気ダクトDとの接続部においてテープを何重にも巻回する必要があった不具合を改善できる。また、一対の貼り代片22を上下に対向して設けることにより、ダクト接続筒2に接続された換気ダクトDは、ダクト接続筒2の有する傾斜角度を保持した状態で接続される。即ち、換気ダクトDは、ダクト接続筒2の傾斜角度と同一傾斜角度で確実に接続される。
また、前記貼り代片22は、その全てが縦側板部4の後端面から後方(背面側)に突出しているため、複数の固定台座Sを積み重ねる場合には、前記貼り代片22が障害となる。このため、前面開口3の上端部には、固定台座Sを重ね合わせた場合に、上方の貼り代片22の大部分を挿入できる正面形状が円弧状をした上方貼り代片挿入溝23が形成されていると共に、前面開口3の略下半部は、下方の貼り代片22の大部分を挿入できるように楕円弧状の下方貼り代片挿入溝24が形成されている。下方貼り代片挿入溝24の奥側の形成端部であって、しかも縦中心線C1 と交叉する部分には、ダクト接続筒2に内挿した換気ダクトDの挿入端を規制するための挿入規制片25が折取り可能となって形成されている。この挿入規制片25を設けたのは、換気ダクトDの挿入側の端面が大きく傾斜して切断されていた場合には、図5で2点鎖線で示されるように、切断端面と周面とが最大鋭角となる部分が、台座本体10の前面を越えて手前側に突出して屋内側の壁板42に当接するのを防止するためである。前板部1の前面開口3の周縁における縦中心線C1 と交叉する部分には、後述の棒状をした被探知具31の両端部を挿入して取着するための上下一対の被探知具取着溝26が形成されている。なお、図2ないし図4において、27は、換気扇Vのケーブルを挿通させるために、前面開口3の周縁に形成された複数のケーブル挿通孔を示し、28は、前板部1における前面開口3の周縁の横中心線C2 と交叉する部分に形成されたセンター位置表示溝を示す。
また、下方の横側板部5の長手方向の中央であって、しかも背面側の端部には、前板部1における前面開口3の周縁に相上下して形成された一対の被探知具取着溝26に取着される板棒状をした被探知具31が折取り可能に連結されている。即ち、被探知具31は、板棒状をした取着棒32の長手方向の中央に一体形成された磁石保持部33の内部に永久磁石Mが挿入保持された構成である。板棒状をした取着棒32の使用状態で手前側となる面には、前記取着棒32をわん曲し易くするための複数の変形補助溝34が長手方向に沿って所定間隔をおいて形成されている。被探知具31は、折取り溝35の部分で台座本体10の横側板部5から折り取って、図1及び図2に示されるように、取着棒32に形成された変形補助溝34を手前側に向けた姿勢で、台座本体10に形成された一対の被探知具取着溝26に取着棒32の両端部を挿入して、台座本体10に取着する。
次に、上記構成の固定台座Sを壁裏となる部分に設置された柱Pに固定し、柱Pに固定された固定台座Sに換気扇Vを固定して、該換気扇V及びこれに付随する機器を壁裏から両壁表の部分に設置する作業について説明する。図6は、柱Pに固定台座Sが固定された状態における図4のX2 −X2 線拡大断面図であり、図7は、柱Pに固定された固定台座Sにダクト接続筒2に換気ダクトDが内挿された状態を壁裏側から見た斜視図である。まず、図1及び図7に示されるように、壁厚に対応した長さに切断された換気ダクトDを台座本体10のダクト接続筒2に内挿して、ダクト接続筒2の後端に相上下して後方に向けて延出された一対の貼り代片22と換気ダクトDの外周面との間にテープTを巻回して、ダクト接続筒2に換気ダクトDを接続しておく。換気ダクトDの接続後においては、壁表側からの換気扇Vの前板本体51のダクト接続筒2への挿入を可能にするために、ダクト接続筒2に対する換気ダクトDの挿入端を規制するためにダクト接続筒2の内周面に一体に形成された挿入規制片25は、折り取っておく。また、台座本体10の下方の横側板部5に一体に接続されている被探知具31を折り取って、変形補助溝34を壁表側(手前側)に向けて、取着棒32の両端部を台座本体10の前面開口3の周縁に形成された各被探知具取着溝26に挿入して、台座本体10の手前側の前面開口3の部分に被探知具31を配置させておく(図1参照)。平棒状をした取着棒32の長手方向の中央に磁石Mが配置されているため、台座本体10の前面開口3に配置された被探知具31の磁石Mは、前面開口3の中心位置(C0 )に配置される。
次に、図1及び図7に示されるように、固定台座Sの前板部1の板面を柱Pの前面P1 とほぼ一致させた状態で、固定台座Sの一方の縦側板部4の上下の各当接面4aを柱Pの側面P2 に当接させておいて、図6に示されるように、台座本体10のビス挿通孔13に挿通されたビスB1 を、台座本体10のドライバー挿通孔21に挿通したドライバー41により回転させて、前記ビスB1 を柱Pの側面P2 に螺入させる。これにより、台座本体10の縦側板部4の上下の各当接面4aが柱Pの側面P2 に密着させられて、第3及び第4の各横桟12,16の小突刺部12a,16a、並びに縦桟8の上下端部の各小突刺部8aが、柱Pの側面P2 に突刺される。よって、固定台座Sは1本のビスB1 により柱Pの側面P2 に固定されているにもかかわらず、前記ビスB1 を挟んでその上下の部分に配置された各小突刺部8a,12a,16aが柱Pの側面P2 に突刺されていることにより、固定台座SがビスB1 を中心にして廻されるのを確実に防止されて、固定台座Sは柱Pの側面P2 にしっかりと固定される。これにより、換気ダクトDは、屋外側端が屋内側端よりも所定角度(θ)だけ低くなるように傾斜して配置される。
そして、屋内側の壁板42を各柱Pの前面P1 に密着させて設置した後に、図8及び図9に示されるように、磁石探知器43を使用して、壁表側から台座本体10の前面開口3に配置されている被探知具31の磁石Mの位置を探知して、その位置を壁板42に罫書いておく。なお、図9は、壁板42に円形開口44が明けられた後の図であるが、円形開口44が明けられる前において壁板42の前面に当接して被探知具31の磁石Mの位置を探知する磁石探知器43を示してある。壁板42を設置した状態では、固定台座Sの前面は壁板42に当接している。壁板42に罫書かれた背面側の磁石Mの位置(C0') は、台座本体10の前面開口3の中心位置(C0 )である。円穿孔具(図示せず)を使用して、壁板42に罫書かれた磁石Mの位置(C0') を中心にして、円開口である前面開口3の半径よりも僅かに小さな半径でもって、壁板42に円形開口44を穿孔して、壁板42を開口させる。このようにして壁板42に穿孔された円形開口44の中心は、台座本体10の前面開口3の中心(C0 )とほぼ一致している。なお、円穿孔具により壁板42を穿孔する際に、穿孔の進行に伴ってセンター軸が移動する円穿孔具を使用した場合には、円穿孔具のセンター軸が壁裏側に進行して、被探知具31の中央の磁石保持部33に当接して、複数の変形補助溝34の作用によって被探知具31を奥側に折り曲げるようにして変形させるために、被探知具31が壁裏において踊る(振動状態で前後動すること)ことがなくなる。ここで、被探知具31が奥側に折り曲げられない場合には、切削による振動と相俟って、壁裏において平棒状をした被探知具が踊って、手前側の壁板42の裏面に対する衝突を繰り返して、壁板42の裏面を損傷、或いは破損させる(壁板42が石膏ボードである場合には、破損の恐れがある)ことがあるが、手前側に複数の変形補助溝34を有する被探知具31の使用により、上記不具合が防止される。なお、壁板42に円形開口44を穿孔した後には、図9で実線で示されるように、被探知具31は、手前側に折り曲げて引き抜くことにより、台座本体10の前面開口3から取り外しておく(図1参照)。
図1に示されるように、換気扇Vは、方形状をした前板本体51の背面側にダクト接続筒52が一体に取付けられ、前記前板本体51の円形開口51aに臨んで前記ダクト接続筒52内に配置された回転羽根53がモータ54により回転される構成である。この換気扇Vは、前板本体51の縦中心線上に配置された上下一対のビス挿通孔55に挿通された一対のビスB2 を介して壁裏側に配置された固定台座Sに固定される。なお、前板本体に形成されるビス挿通孔は、換気扇の種類によって種々異なり、前板本体の横中心線上に一対が配置されたもの、或いは対角線方向に沿った一又は二対が配置されたもの等がある。
そして、壁表側において、壁裏に設置された固定台座Sに換気扇Vを固定するには、以下のようにして行う。図1及び図10に示されるように、壁表側において換気扇Vのダクト接続筒52を、壁板42の円形開口44を通して、その奥側の換気ダクトD内に挿入して、前板本体51を壁板42の前面に密着させる。この状態で、壁表側において換気扇Vの前板本体51のビス挿通孔55に挿通されたビスB2 をドライバーにより回転させると、前記ビスB2 は、壁板42を貫通した後に、該壁板42に当接している固定台座Sの前板部1に形成されたビス螺入下孔Hに螺入される。即ち、本実施例では、縦中心線C1 の交叉する上下の各ビス螺入下孔群H0 のいずれかのビス螺入下孔HにそれぞれビスB2 が螺入されて、換気扇Vの前板本体51と固定台座Sとの間で壁板42を挟持した状態で、換気扇Vの前板本体51が壁裏の固定台座Sに2本のビスB2 を介して固定されるので、固定状態がしっかりする。なお、ビス螺入下孔群H0 には、多数のビス螺入下孔Hが縦横に並んで形成されているが、最初のビスB2 がビス螺入下孔Hにスムーズに螺入されない場合には、換気扇Vの前板本体51をいずれかの方向に微動させると、ビスB2 の先端が近辺のビス螺入下孔Hに確実に螺入されると共に、2番目のビスB2 がビス螺入下孔Hにスムーズに螺入されない場合には、螺入済のビスB2 を中心にして換気扇Vの前板本体51をいずれかの方向に最小角度だけ廻して、最も近いビス螺入下孔Hに螺入させればよい。
換気扇Vの固定後においては、図1及び図11に示されるように、壁表側において換気扇Vの前板本体51にルーバー56を覆い被せる。一方、屋外側においては、図11に示されるように、換気ダクトDの屋外側の端部を、屋外側の壁板45に穿孔した円形孔46に挿入して、換気ダクトDの屋外側の端部に換気扇フード47の筒部47aを挿入して、換気扇フード47のフランジ部47bを壁板45の外面に固定する。これにより、換気扇Vの作動により室内側の空気が換気ダクトD及び換気扇フード47を通って大気に放出されると共に、別の部分から新たな空気が室内に流入することにより、室内が換気される。
また、上記実施例では、換気扇Vの前板本体51における縦中心線と交叉する部分にビス挿通孔が設けられているために、固定台座Sにおける縦中心線C1 と交叉するビス螺入下孔群H0 のいずれかのビス螺入下孔HにビスB2 が螺入される構成であるが、前板本体51に形成されるビス挿通孔は、換気扇の種類によって種々異なり、前板本体51の横中心線上に一対のビス挿通孔が配置された換気扇であると、固定台座Sにおける横中心線C2 と交叉するビス螺入下孔群H0 のいずれかのビス螺入下孔Hが使用され、更に、対角線方向に沿った方向に一又は二対のビス挿通孔が配置された換気扇であると、固定台座Sの各コーナー部に形成されたビス螺入下孔群H0 のいずれかのビス螺入下孔Hが使用される。
また、上記実施例では、固定台座Sの前板部1の前面に壁板42が当接される例であるが、固定台座Sは、その壁表側に配置される壁板42との間に所定の隙間を有して近接して配置されることもある。
また、上記実施例は、屋内側に換気扇を設置する例であるが、屋外側に換気扇フードを設置する場合においても、屋外側の壁板の内側に、本発明に係る固定台座を当接又は近接させて配置させて、この固定台座に屋外配置される換気扇フードを固定することも可能である。
更に、本発明に係る固定台座は、上記実施例のように、壁裏に設置される柱に固定される場合の他に、換気扇の設置位置によっては、壁裏の胴縁に固定される場合もある。
壁内の柱Pに固定された本発明に係る換気扇類の固定台座Sと、壁表から壁裏に至る部分に配置されて前記固定台座Sに固定される換気扇Vとの斜視図である。 固定台座Sを正面から見た斜視図である。 固定台座Sを背面から見た斜視図である。 固定台座Sの正面図である。 図4のX1 −X1 線断面図である。 柱Pに固定台座Sが固定された状態における図4のX2 −X2 線拡大断面図である。 柱Pに固定された固定台座Sにダクト接続筒2に換気ダクトDが内挿された状態を壁裏側から見た斜視図である。 磁石探知器43を使用して、壁表側から壁裏側に配置されている被探知具31の磁石Mの位置を探知している状態の正面図である。 壁板42に円形開口44が明けられた状態の固定台座Sの縦断面図である。 壁表側からビスB2 を螺入することにより、換気扇Vの前板本体51が壁裏の固定台座Sに固定された状態の縦断面図である。 換気ダクトDの屋外側にフードFを接続した換気扇Vが設置された外壁Wの断面図である。
1 :(固定台座固定用の)ビス
2 :(換気扇固定用の)ビス
D:換気ダクト
H:ビス螺入下孔(ビスの取付部)
0 :ビス螺入下孔群
M:永久磁石(被探知部)
P:柱(造営材)
S:固定台座
V:換気扇
T:テープ
1:前板部
2:ダクト接続筒(ダクト接続口)
3:前面開口
4:縦側板部(固定部)
13:ビス挿通孔
14,15:センター位置表示突起(センター位置表示部)
21:ドライバー挿通孔
22:貼り代片
25:挿入規制片(規制部)
26:被探知具取着溝(被探知具の取着部)
31:被探知具
34:変形補助溝
42:壁板
44:円形開口(開口)
51:換気扇の前板本体

Claims (15)

  1. 換気扇、換気扇フード等の換気扇類を取付けるために壁板に形成された開口の内側の壁裏に固定配置されて、前記換気扇類を設置するための固定台座であって、
    前面が前記壁板の裏面に沿って配置されて、壁表面に換気扇類の本体を固定配置すべく、壁表側から前記壁板を貫通するビスが、前記前面に形成された取付部に螺入される台座本体と、
    前記台座本体を壁内の柱、胴縁等の造営材に固定するために、該台座本体に一体に形成された固定部と、
    前記壁内に配置される換気ダクトを接続するために前記台座本体に背面側に向けて一体に形成された円筒状のダクト接続口と、
    を備えていることを特徴とする換気扇類の固定台座。
  2. 前記取付部は、前記換気扇類を設置固定するビスが前記壁板を貫通して螺入される複数本のビス螺入下孔によって形成されることを特徴とする請求項1に記載の換気扇類の固定台座。
  3. 前記ビス螺入下孔は、多数本が密集して形成されて一群となった複数群のビス螺入下孔が台座本体の前面の所定位置に散在状態で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の換気扇類の固定台座。
  4. 前記固定部は、方形状をした台座本体の少なくとも一方の側部に形成されて、壁内の柱、胴縁等の造営材に固定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の換気扇類の固定台座。
  5. 前記固定部には、短円筒状のダクト接続口のセンター位置を表示するセンター位置表示部が表裏両面に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の換気扇類の固定台座。
  6. 前記固定部には、台座本体の前面側から斜めにしたビスを回転させて前記造営材に螺入するドライバーを挿通させるためのドライバー挿通孔が設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の換気扇類の固定台座。
  7. 前記ダクト接続口は、換気ダクトを内挿可能な短円筒状に形成され、前記ダクト接続口の接続方向の後端部には、内挿された換気ダクトと前記ダクト接続口とをテープで接続する際の貼り代となる貼り代片が後方に延出して形成されていることを特徴とする請求項6に記載の換気扇類の固定台座。
  8. 前記ダクト接続口は、壁板の裏面に当接された台座本体の前面に対して後端縁の側が低くなるように傾斜されていることを特徴とする請求項7に記載の換気扇類の固定台座。
  9. 前記貼り代片は、ダクト接続口の上下方向に対向して一対形成されていることを特徴とする請求項8に記載の換気扇類の固定台座。
  10. 前記ダクト接続口の基端側には、換気ダクトの内挿端を規制する規制部を備えていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の換気扇類の固定台座。
  11. 壁内に配置された固定台座の前面側のダクト接続口を壁表に臨ませる開口を壁表側から形成すべく、前記ダクト接続口の前面側の位置を壁表から探知可能な被探知部を前記ダクト接続口の前面側に備えていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の換気扇類の固定台座。
  12. 前記被探知部を構成する被探知具を前記ダクト接続口の前面側に取着する取着部が、台座本体における前記ダクト接続口の前面側に形成されていることを特徴とする請求項11に記載の換気扇類の固定台座。
  13. 前記被探知部は、ダクト接続口のセンター位置に配置されていることを特徴とする請求項11又は12に記載の換気扇類の固定台座。
  14. 前記被探知具は棒状であって、穿孔具の当接により奥側に折れ曲がるようにするための凹溝が形成されていることを特徴とする請求項12に記載の換気扇類の固定台座。
  15. 請求項13に記載の換気扇類の固定台座を用いて配設された換気ダクトに接続されたダクト接続口を壁表に臨ませるべく、壁表側から開口を形成する方法であって、
    前記被探知具を壁表側から探知して、壁裏に設置された固定台座のダクト接続口のセンター位置を検出し、該センター位置に穿孔具のセンター軸を位置合わせして穿孔することにより、壁板に前記換気ダクトと連通する開口を形成することを特徴とする壁板への開口形成方法。
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