JP5466423B2 - スリーブ支持フランジとその取付け方法 - Google Patents
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Description
前記スリーブ部材を嵌合させるための円形開口を有し該円形開口に嵌合する前記スリーブ部材の軸心に対して直角に突出するフランジ部と、
前記フランジ部の円形開口の周縁から直角方向に突出するとともに周縁に沿って360度未満の第1範囲で周方向に延びる、前記スリーブ部材を支持するためのスリーブ支持部と、
前記円形開口の周縁のうち前記第1範囲以外の範囲の一部である第2範囲に設けられ、前記円形開口に嵌合する前記スリーブ部材の外周に当接して該スリーブ部材を前記スリーブ支持部に押し付けるためのスリーブ安定手段と、を備え、
前記安定手段は、前記周縁に沿って延び、前記周縁から前記スリーブ支持部と同じ方向に根元から突出する突出片であり、
前記円形開口において、前記第1範囲以外の範囲の半径は、前記スリーブ支持部の内周面の半径よりも大きく、
前記突出片の内周面の最小径部分を円弧とする円の半径は、前記円形開口の第1範囲の半径と同じか、それよりも小さく、
さらに前記突出片は、前記根元から先端に向かうに従い徐々に半径方向の厚さが薄くなるように形成されており、
前記突出片の先端部の内周面が、前記最小径部分である、ことを特徴とする。
また、スリーブ支持部がない部分の円形開口の半径が大きくなっているので、スリーブ部材をスリーブ支持部に嵌めるときに、円形開口の周縁において半径の大きい部分とスリーブ部材とが接触しない。このため、スリーブ部材を簡単に嵌めることができる。
また、スリーブ支持フランジにスリーブ部材を嵌めた状態では、スリーブ部材の外周の少なくとも下半分の範囲とスリーブ支持部が接触し、隙間がほとんどできないので、フランジ部よりも屋外側でスリーブ部材と外壁の貫通部の間に水が浸入してきた場合でも、フランジ部よりも屋内側への水の浸入を阻止できる。
このフランジ部12の四隅付近には、施工の際に釘やネジなどを通してフランジ部12を外壁1(図3参照)に固定するために、貫通穴13が設けられている。
まず、建物の外壁1の屋内側に、貫通穴1aの位置に合わせてスリーブ支持フランジ10を釘やネジなどで固定する。次に、断熱材6の厚さや壁ふかしに合わせて長さが選択されたスリーブ部材2を、スリーブ支持フランジ10に嵌め込む。これによりスリーブ部材2とスリーブ支持フランジ10からなる換気口用スリーブ管3の組立て及び取付けが完了する。換気口用スリーブ管3を取り付けたら、断熱材6、内装ボード7及びクロス8を施工する。次に、屋内側において換気レジスタ5を取り付け、屋外側において換気ガラリ4を取り付ける。
さらに、スリーブ支持フランジ10にスリーブ部材2を嵌めた状態では、スリーブ部材2の外周の少なくとも下半分の範囲とスリーブ支持部14が接触し、隙間がほとんどできないので、フランジ部12よりも屋外側でスリーブ部材2と外壁1の貫通部の間に水が浸入してきた場合でも、フランジ部12よりも屋内側への水の浸入を阻止できる。
また、図4〜図6に示した構成例では、突出片16Aは1つ設けられているが、円形開口12aの周縁に沿って間隔をおいて複数設けるようにしてもよい。
また、図4〜図6に示した構成例では、スリーブ支持部14はフランジ部12の一方側にのみ突出しているが、図7に示すように、フランジ部12の面に対して両側に突出するようにスリーブ支持部14を構成してもよい。
また、図9に示すように、第2実施形態においてスリーブ支持部14は、フランジ部12の面に対して両側に突出するように形成されている。
第2実施形態のその他の部分の構成、及びそれにより得られる効果は、第1実施形態と同様である。
1a 貫通穴
2 スリーブ部材
3 換気口用スリーブ管
4 換気ガラリ
5 換気レジスタ
6 断熱材
7 内装ボード
8 クロス
10 スリーブ支持フランジ
12 フランジ部
12a 円形開口
13 貫通穴
14 スリーブ支持部
16 スリーブ安定手段
16A 突出片
16B 安定弁
Claims (3)
- 円筒状のスリーブ部材の外周に嵌められ、該スリーブ部材と組み合わせることで、建物の外壁に形成された貫通穴に挿入される換気口用スリーブ管を構成するスリーブ支持フランジであって、
前記スリーブ部材を嵌合させるための円形開口を有し該円形開口に嵌合する前記スリーブ部材の軸心に対して直角に突出するフランジ部と、
前記フランジ部の円形開口の周縁から直角方向に突出するとともに周縁に沿って360度未満の第1範囲で周方向に延びる、前記スリーブ部材を支持するためのスリーブ支持部と、
前記円形開口の周縁のうち前記第1範囲以外の範囲の一部である第2範囲に設けられ、前記円形開口に嵌合する前記スリーブ部材の外周に当接して該スリーブ部材を前記スリーブ支持部に押し付けるためのスリーブ安定手段と、を備え、
前記安定手段は、前記周縁に沿って延び、前記周縁から前記スリーブ支持部と同じ方向に根元から突出する突出片であり、
前記円形開口において、前記第1範囲以外の範囲の半径は、前記スリーブ支持部の内周面の半径よりも大きく、
前記突出片の内周面の最小径部分を円弧とする円の半径は、前記円形開口の第1範囲の半径と同じか、それよりも小さく、
さらに前記突出片は、前記根元から先端に向かうに従い徐々に半径方向の厚さが薄くなるように形成されており、
前記突出片の先端部の内周面が、前記最小径部分である、ことを特徴とするスリーブ支持フランジ。 - 前記スリーブ支持部は、円形開口の周縁の少なくとも下半分全体を含む範囲で周方向に切れ目なく形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のスリーブ支持フランジ。
- 請求項1に記載のスリーブ支持フランジの取付け方法であって、
前記スリーブ支持フランジを前記外壁に固定し、
その後、前記スリーブ部材を前記スリーブ支持フランジに嵌めながら軸方向位置を調整する、ことを特徴とするスリーブ支持フランジの取付け方法。
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JP2009112797A JP5466423B2 (ja) | 2009-05-07 | 2009-05-07 | スリーブ支持フランジとその取付け方法 |
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JP2009112797A JP5466423B2 (ja) | 2009-05-07 | 2009-05-07 | スリーブ支持フランジとその取付け方法 |
Publications (2)
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JP5466423B2 true JP5466423B2 (ja) | 2014-04-09 |
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JP2009112797A Active JP5466423B2 (ja) | 2009-05-07 | 2009-05-07 | スリーブ支持フランジとその取付け方法 |
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2009
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