JP2009127479A - ファンのアンバランス修正構造 - Google Patents

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Makoto Sekiai
誠 堰合
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Abstract

【課題】 治具等を用いることなく、バランスウェイトを正確な径方向位置に容易に装着できるファンのアンバランス修正構造の提供。
【解決手段】 ファン1のブレード3の周方向端部にバランスウェイト7を装着することによりファン1のアンバランスを修正するようにしたファンのアンバランス修正構造において、ファン1のブレード3の周方向端縁部にバランスウェイト7を装着すべき径方向位置の指標となる複数の目盛り部6を形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ファンのアンバランス修正構造に関する。
従来、ファンのブレードの周方向端部に略コ字状断面の板状部材から成るバランスウェイトを装着してファンのアンバランス修正を行う技術が公知になっている(特許文献1、2参照)。
特開2006−336532号公報 特開2007−107408号公報
しかしながら、従来の発明にあっては、バランスウェイトをファンの径方向位置に正確に装着するには治具等を用いる必要があるため、バランスウェイトの装着に大変手間が掛かるという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、治具等を用いることなく、バランスウェイトを正確な径方向位置に容易に装着できるファンのアンバランス修正構造を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、ファンのブレードの周方向端部にバランスウェイトを装着することによりファンのアンバランスを修正するようにしたファンのアンバランス修正構造において、前記ファンのブレードの周方向端縁部にバランスウェイトを装着すべき径方向位置の指標となる複数の目盛り部を形成したことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、ファンのブレードの周方向端縁部にバランスウェイトを装着すべき径方向位置の指標となる複数の目盛り部を形成したため、治具等を用いることなく、バランスウェイトの装着すべき径方向位置を目盛り部で目視・確認しながら容易且つ正確に装着できる。
また、装着後の位置確認や位置変更も容易となる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は実施例1のファンの正面図、図2は実施例1のブレードとバランスウェイトの組み付け前の拡大分解斜視図、図3は実施例1のバランスウェイトの斜視図、図4は実施例1のブレードとバランスウェイトの組み付け後の斜視図、図5は実施例1のファンの車両搭載状態を示す図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1に示すように、実施例1のファン1は、有底円筒状のボス部2と、このボス部2の外周部から径方向外側へ突出形成された複数のブレード3と、各ブレード3の先端部同士を結合する環状のファンリング部4を有して樹脂で一体的に形成された所謂リングファンが採用されている。
また、ファン1の中心でもあるボス部2の中心5には図外のモータの回転軸と締結するための連結穴2aが形成されている。
そして、各ブレード3の周方向端縁部の片面には、複数の目盛り部6がファン1の径方向に等間隔で形成されている。
具体的には、図2に示すように、実施例1の目盛り部6は、ブレード3の周方向端部から内側へ延設され、且つ、ブレード3の厚み方向外側へ矩形状に突出したリブで構成されている。
また、実施例1では目盛り部6はファン1の中心5を中心として10mmピッチで設けられており、50mmピッチ毎に他の目盛り部6に比べて内側へ幾分長く形成された目盛り部6aが設けられている。
図3に示すように、実施例1のバランスウェイト7は、略コ字状断面を有した金属製の板状部材で構成される他、このコ字状断面の対向する側壁7a,7bの内寸法はブレード3の周方向端部の厚みよりも幾分小さい値とされ、その幅寸法は目盛り部6の間隔(10mm)と同じか僅かに小さい値となるように形成されている。
そして、図2、図4に示すように、バランスウェイト7の略コ字状断面の内側にブレード3の周方向端部を嵌合させると共に、該バランスウェイト7の両側壁7a,7bを隣り合うリブ同士に当接または近接させた状態で装着できるようになっている。
この際、バランスウェイト7を取り付ける径方向位置は、図外の測定装置でファン1の中心5からの距離が予め判明しており、作業者は目盛り部6をバランスウェイト7を装着すべき径方向位置の指標として用いることができ、これによってバランスウェイト7を容易且つ正確な位置に装着することができる。
また、バランスウェイト7を装着する際に両側壁7a,7bを目盛り部6に摺動させながら装着でき、目盛り部6をガイドとして機能させることができると同時に、バランスウェイト7を適正な状態で装着できる。
また、バランスウェイト7のコ字状断面の対向する側壁7a,7bの内寸法はブレード3の周方向端部の厚みよりも幾分小さく形成されるため、これら両側壁7a,7b間にブレード3の周方向端部を圧入した状態で固定することができ、バランスウェイト7の脱落を防止できる。
また、バランスウェイト7を隣り合う目盛り部6同士に当接または近接させた状態で装着したため、バランスウェイト7が径方向へ位置ずれする虞がなく、適正な装着状態を維持できる。
なお、補足ではあるが、実施例1では目盛り部6の中心5側にバランスウェイト7を装着すると、所望の径方向位置となるようになっている。
また、ブレード3の最外周位置に配置された目盛り部6aはファン1の中心5から300mmに対応する目盛り部であり、作業者は予めこれを認知している。
次に、作用を説明する。
図5に示すように、このように構成されたファン1は、例えば、ファンシュラウド8に組み付けられた状態で車両のエンジンルーム内に搭載される。
具体的には、熱交換器X1のコア部を車両後方側から覆うようにファンシュラウド8が配置されると共に、ファンシュラウド8に形成された円筒状のシュラウドリング部8a内にファン1が配置される。
また、ファン1のボス部2の連結穴2aにはモータ9の回転軸9aがナット9b等で締結される他、該モータ9はシュラウドリング部8aと図外のファンステイを介して一体的に形成されたファン固定部8bに図外の固定部材を介して固定支持される。
そして、モータ9の回転軸9aの駆動によりファン1が軸周りに回転することにより、熱交換器X1を通過する強制風(一点鎖線矢印で図示)を発生させることにより、ファンとして機能する。
この際、前述したように、バランスウェイト7の両側壁7a,7b間にブレード3の周方向端部を圧入した状態で固定したため、ファン1の遠心力やモータ9や車両の振動等によりバランスウェイト7の脱落を防止できる。
また、バランスウェイト7を隣り合う目盛り部6同士に当接または近接させた状態で装着したため、ファン1の駆動による遠心力よってバランスウェイト7が径方向へ位置ずれする虞がなく、ファン1のバランス性能を維持できる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、実施例1では、ファン1のブレード3の周方向端部にバランスウェイト7を装着することによりファン1のアンバランスを修正するようにしたファンのアンバランス修正構造において、ファン1のブレード3の周方向端縁部にバランスウェイト7を装着すべき径方向位置の指標となる複数の目盛り部6を形成したため、治具等を用いることなく、バランスウェイト7を正確な径方向位置に容易に装着できる。
また、バランスウェイト7を略コ字状断面の板状部材で構成し、各目盛り部6をブレード3の周方向端部から内側へ延設され、且つ、ブレード3の厚み方向外側へ突出したリブで構成し、バランスウェイト7の略コ字状断面の内側にブレード3の周方向端部を嵌合させると共に、該バランスウェイト7を隣り合うリブ同士に当接または近接させた状態で該バランスウェイト7を装着したため、バランスウェイト7の径方向への位置ずれを防止でき、製品信頼性を向上できる。
また、目盛り部6を突出したリブで構成したことにより、触手のみによるバランスウェイト7の装着・確認作業が可能となる。
以下、実施例2を説明する。
図6は実施例2のファン1の正面図、図7は実施例2のブレードの拡大斜視図、図8は実施例2のバランスウェイトの斜視図、図9は実施例2のバランスウェイトの装着状態を示す断面図である。
実施例2において、前記実施例1と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図6、図7に示すように、実施例2では、ブレード3の周方向端縁部の両面に外側へ突出した係止段部10が形成されている。
なお、実施例2では係止段部10の上端部の高さと目盛り部6が同じ高さを有して一体的に形成されているが、この限りではない。
図8に示すように、バランスウェイト7の両側壁7a,7bの内側には、略コ字状断面の開口側と反対側へ傾斜状に突出した傾斜状の爪部11がそれぞれ形成されている。なお、爪部11は両側壁7a,7bの一部をV字形に切欠した後、切り起こし加工して形成しても良い。
そして、図9に示すように、バランスウェイト7の各爪部11をブレード3のそれぞれ対応する係止段部10に係止させた状態でこれら両者を組み付けることができるようになっている。
この際、バランスウェイト7の両側壁7a,7bの爪部11がそれぞれ対応する係止段部10の上端部を乗り越えて係止し、これにより、両側壁7a,7bを加締めることなくバランスウェイト7を装着できる。
ここで、実施例1のバランスウェイト7は、その板厚、製造ばらつき等により挿入力、保持力のばらつきが生じる虞があり、脱落防止を目的として両側壁7a,7bを加締める作業を追加することがある。
その結果、バランスウェイト7やブレード3の材質・寸法を考慮する必要が生じるのに対し、実施例2では、爪部11が係止段部10の上端部を乗り越えて係止することでバランスウェイト7の脱落を確実に防止できるため、加締める作業を省略できる。
従って、実施例2では、実施例1と同様の作用・効果を得られることに加え、バランスウェイト7の装着作業の効率化を図れる。
以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、図10に示すように、目盛り部6に近接して中心5からの距離を数字20で刻印しても良い。
また、図11に示すように、目盛り部6をブレード3に凹設した或いは貫通形成した穴30で構成しても良い。この際、穴30に爪部11を係止させても良い。
また、実施例ではリングファンを採用したがファンリング部4を省略したファン1にも本発明を適用できる。
実施例1のファンの正面図である。 実施例1のブレードとバランスウェイトの組み付け前の拡大分解斜視図である。 実施例1のバランスウェイトの斜視図である。 実施例1のブレードとバランスウェイトの組み付け後の斜視図である。 実施例1のファンの車両搭載状態を示す図である。 実施例2のファン1の正面図である。 実施例2のブレードの拡大斜視図である。 実施例2のバランスウェイトの斜視図である。 実施例2のバランスウェイトの装着状態を示す断面図である。 その他の実施例の目盛り部を示す斜視図である。 その他の実施例の目盛り部を示す斜視図である。
符号の説明
1 ファン
2 ボス部
3 ブレード
4 ファンリング部
5 中心
6、6a 目盛り部
7 バランスウェイト
7a、7b 側壁
8 ファンシュラウド
8a シュラウドリング部
8b ファン固定部
9 モータ
9a 回転軸
9b ナット
10 係止段部
11 爪部
20 数字
30 穴

Claims (4)

  1. ファンのブレードの周方向端部にバランスウェイトを装着することによりファンのアンバランスを修正するようにしたファンのアンバランス修正構造において、
    前記ファンのブレードの周方向端縁部にバランスウェイトを装着すべき径方向位置の指標となる複数の目盛り部を形成したことを特徴とするファンのアンバランス修正構造。
  2. 請求項1記載のファンのアンバランス修正構造において、
    前記バランスウェイトを略コ字状断面の板状部材で構成し、
    前記各目盛り部をブレードの周方向端部から内側へ延設され、且つ、ブレードの厚み方向外側へ突出したリブで構成し、
    前記バランスウェイトの略コ字状断面の内側にブレードの周方向端部を嵌合させると共に、該バランスウェイトを隣り合う目盛り部同士に当接または近接させた状態で該バランスウェイトを装着したことを特徴とするファンのアンバランス修正構造。
  3. 請求項1または2記載のファンのアンバランス修正構造において、
    前記バランスウェイトの略コ字状断面の対向する壁部の内側に爪部をそれぞれ形成し、
    前記ブレードの周方向端縁部に前記爪部と係合する係止段部を形成したことを特徴とするファンのアンバランス修正構造。
  4. 請求項1記載のファンのアンバランス修正構造において、
    前記目盛り部をブレードに凹設或いは貫通形された穴としたことを特徴とするファンのアンバランス修正構造。
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