JP2022144644A - 送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遠心力等が作用した場合でも、ファンブレードからのバランスウェイトの離脱を抑制できる送風機を提供する。【解決手段】送風機は、モータ30と、ファン10と、バランスウェイト50と、を有する。ファンは、モータの作動に伴って回転する。バランスウェイト50は、ファン10のアンバランスを修正する為に、ファン10に対して取り付けられる。ファン10は、複数のファンブレード15を有している。ファンブレード15は、前進翼部16fと、後退翼部16bと、を有している。バランスウェイト50は、ファンブレード15における前進翼部16fに対して取り付けられる場合、前進翼部16fの前縁17fに取り付けられる。又、バランスウェイト50は、ファンブレード15における後退翼部16bに対して取り付けられる場合、後退翼部16bの後縁17bに取り付けられる。【選択図】図4

Description

本開示は、ファンの回転中心から径方向外側に向かって伸びる複数のファンブレードを有するファンを用いた送風機に関し、バランスウェイトによりファンのアンバランスを修正可能な負送風機に関する。
従来、送風機におけるファンのアンバランスを修正する技術として、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載された技術では、ファンブレードに対してバランスウェイトを取り付けることで、ファンのアンバランスを修正する技術が開示されている。特許文献1では、ファンブレードの外縁に目盛を付すことで、ファンブレードの所望の位置へバランスウェイトを取り付ける際の作業性を向上させている。
特開2009-127479号
ここで、近年の電動送風機においては、ファンの大型化が進み、一つのファンで送風する構成が採用されている。ファンの大型化が進むことにより、ファンの周速が増大し、想定外の過大な負荷がかかった場合や、外部からの異物などが当たった場合等には、遠心力や外力の作用によって、まれにファンブレードからバランスウェイトが離脱することがあり得る。
本開示は、上記点に鑑み、遠心力等が作用した場合でも、ファンブレードからのバランスウェイトの離脱を抑制できる送風機を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る送風機は、モータ(30)と、ファン(10)と、バランスウェイト(50)と、を有する送風機である。ファンは、モータの作動に伴って回転する。バランスウェイトは、ファンのアンバランスを修正する為に、ファンに対して取り付けられる。
又、ファンは、モータによる回転中心から、ファンの径方向の外側に向かって伸びる複数のファンブレード(15)を有している。ファンブレードは、前進翼部(16f)と、後退翼部(16b)と、を有している。前進翼部は、ファンブレードの径方向に向かって伸びる端縁が径方向の内側から外側に向かうにつれて、ファンの回転方向の前方側に向かって伸びるように構成されている。後退翼部は、ファンブレードの端縁が径方向の内側から外側に向かうにつれて、ファンの回転方向の後方側に向かって伸びるように構成されている。
そして、バランスウェイトは、ファンブレードにおける前進翼部に対して取り付けられる場合、前進翼部の端縁において回転方向の前方側に位置する前縁(17f)に取り付けられる。又、バランスウェイトは、ファンブレードにおける後退翼部に対して取り付けられる場合、後退翼部の端縁において回転方向の後方側に位置する後縁(17b)に取り付けられる。
これによれば、バランスウェイトは、ファンブレードの前進翼部における前縁に取り付けられる為、バランスウェイトに対して遠心力が作用する方向に、前進翼部の前縁が位置することになる。この為、遠心力等が作用した場合であっても、バランスウェイトを前縁に押し付ける向きに作用する為、バランスウェイトが前進翼部から離脱することを防止することができる。
又、ファンブレードの後退翼部に対してバランスウェイトを取り付ける場合には、バランスウェイトは、ファンブレードの後退翼部における後縁に対して取り付けられる。これにより、バランスウェイトに対して遠心力が作用する方向に、後退翼部の後縁が位置することになる。従って、送風機によれば、遠心力等が作用した場合であっても、バランスウェイトを後縁に押し付ける向きに作用させることができ、バランスウェイトが後退翼部から離脱することを防止することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態に係る送風機の正面図である。 第1実施形態に係る送風機の車両搭載状態を示す説明図である。 ファンブレードにおける前進翼部と後退翼部に関する説明図である。 第1実施形態の送風機における一つのファンブレードの拡大図である。 ファンブレードに装着されるバランスウェイトの斜視図である。 ファンブレードにバランスウェイトを装着した状態を示す断面図である。 第2実施形態の送風機における一つのファンブレードの拡大図である。 第3実施形態の送風機における一つのファンブレードの拡大図である。 第4実施形態の送風機における一つのファンブレードの拡大図である。 第5実施形態の送風機における一つのファンブレードの拡大図である。 第6実施形態の送風機における一つのファンブレードの拡大図である。 第7実施形態の送風機における一つのファンブレードの拡大図である。
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各実施形態において、先行する実施形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の実施形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1~図6を用いて、本開示の第1実施形態を説明する。本実施形態では、本開示に係る送風機を、車両のエンジンルームにおいて、熱交換器HXにおける外気との熱交換を促進する為に外気を送風する軸流送風機に適用している。
図1、図2に示すように、第1実施形態に係る送風機1は、ファン10、ファンシュラウド20、モータ30を有して構成され、車両のエンジンルームに搭載されている。ファンシュラウド20は、車両のエンジンルームに配置された熱交換器HXのコア部を車両後方側から覆うように配置されている。
そして、ファン10は、ファンシュラウド20に形成された円筒状のシュラウドリング部20aの内部に位置するように組み付けられている。ファン10は、所謂、リングファンとして構成されており、有底円筒状のボス部11と、環状のファンリング部12と、複数のファンブレード15と、を有している。ファン10において、ボス部11、ファンリング部12、複数のファンブレード15は、樹脂により一体的に形成されている。
ファンブレード15は、ボス部11の外周部から径方向外側へ突出形成されている。ファンブレード15の詳細な構成については、後に図面を参照して説明する。そして、ファンリング部12は、複数のファンブレード15の先端部同士を結合する環状に形成されている。
ボス部11の中心には、モータ30の回転軸30aが挿入される連結穴11aが形成されている。モータ30は、シュラウドリング部20aと図示しないファンステイを介して一体的に形成されたファン固定部20bに対して、図示しない固定部材を介して固定支持される。モータ30の回転軸30aは、ファン10のボス部11における連結穴11aに対して挿通され、ナット30b等によって締結される。従って、ボス部11の中心は、ファン10の中心であると同時に、ファン10の回転中心Cに相当する。
第1実施形態に係る送風機1は、モータ30の駆動に伴って、回転中心Cを中心として回転方向Rへ回転することにより、熱交換器HXを通過する強制風(図2中、一点鎖線の矢印)を発生させることができる。
次に、第1実施形態に係る送風機1におけるファンブレード15の構成について、図面を参照して説明する。図1に示すように、第1実施形態に係るファンブレード15は、前進翼部16fと、後退翼部16bとを有している。
前進翼部16fは、ファンブレード15の一部であって、ファンブレード15の径方向に向かって伸びる端縁17が径方向内側から外側に向かうにつれて、ファン10の回転方向Rの前方側(図1における反時計回り)に向かって伸びる部分である。
一方、後退翼部16bは、ファンブレード15の一部であって、ファンブレード15の径方向に向かって伸びる端縁17が径方向内側から外側に向かうにつれて、ファン10の回転方向Rの後方側(図1における時計回り)に向かって伸びる部分である。
又、ファンブレード15は、径方向に向かって伸びる端縁17として、前縁17fと、後縁17bを有している。前縁17fは、径方向に向かって伸びるファンブレード15の端縁17の内、回転方向Rの前方側に位置する端縁17を意味する。後縁17bは、径方向に向かって伸びる端縁17の内、回転方向Rの後方側に位置する端縁17を意味する。従って、前進翼部16f及び後退翼部16bは、それぞれ、前縁17f及び後縁17bを有している。
前進翼部16f及び後退翼部16bの定義について、図3を参照して詳細に説明する。以下の説明では、一例として、ファンブレード15の前縁17fを基準として、前進翼部16f、後退翼部16bを定める場合を説明する。
図3に示す例では、ファンブレード15の前縁17f上の点と、ファン10の回転中心Cと、前縁17f上の点に対する接線との位置関係によって、ファンブレード15における前進翼部16fと後退翼部16bが定められる。
ファンブレード15の前縁17f上の点と、ファン10の回転中心Cとを結んだ線を基準線といい、ファンブレード15の前縁17f上の点にて、前縁17fに接する線を接線という。この時、前縁17f上の点において、基準線及び接線が交差することになる為、基準線、接線を用いた前縁17fの点の角度を特定することができる。
前縁17f上の点において、基準線及び接線からなる角度が、基準線よりも回転方向Rの前方側に形成されていれば、その点は前進翼部16fを構成する。一方、前縁17f上の点において、基準線及び接線からなる角度が、基準線よりも回転方向Rの後方側に形成されていれば、その点は後退翼部16bを構成する。
尚、前縁17f上の点において、基準線及び接線からなる角度が0である場合(即ち、基準線と接線が一致する場合)、その点は、前進翼部16f、後退翼部16bの境界を意味する境界点BPを構成する。
例えば、図3に示すファンブレード15の前縁17fの翼元側の点Paについて検討する。前縁17f上の点Paと、ファン10の回転中心Cを結んだ基準線CLaと、点Paにて前縁17fに接する線を接線TLaによって、点Paにおける角度θaを特定することができる。この場合、角度θaは、基準線CLaよりも回転方向Rの前方側に形成されている為、点Paは前進翼部16fを構成する。
続いて、ファンブレード15の前縁17fの翼端側の点Pbについて検討する。前縁17f上の点Pbと、ファン10の回転中心Cを結んだ基準線CLbと、点Pbにて前縁17fに接する線を接線TLbによって、点Pbにおける角度θbが特定できる。この場合における角度θbは、基準線CLbよりも回転方向Rの後方側に形成されている為、点Paは後退翼部16bを構成する。このように、基準線と接線で構成される角度により、ファンブレード15における前進翼部16f、後退翼部16bを特定することができる。
尚、上述した例では、ファンブレード15の前縁17f上の点を基準として、基準線及び接線を用いて、前進翼部16f、後退翼部16bを定義していたが、この態様に限定されるものではない。基準として用いる点として、ファンブレード15の後縁17b上の点を用いることも可能である。又、基準として用いる点として、ファンブレード15の前縁17fと後縁17bの間に位置する中心線上の点を採用することも可能である。
図1~図4に示すように、第1実施形態に係る送風機1において、ファン10の各ファンブレード15には、複数の凹部18及び複数の基準表示部19が形成されている。凹部18及び基準表示部19は、送風機1におけるファン10のアンバランスを修正する際に、ファンブレード15に対してバランスウェイト50を取り付ける際に利用される。
図4に示すように、各ファンブレード15の表面には、複数の凹部18が端縁17に沿うように配置されている。凹部18は、ファンブレード15の端縁17に沿って長手方向が伸びるように配置されており、ファンブレード15の表面を厚みが薄くなるように窪ませて形成されている。バランスウェイト50をファンブレード15に取り付けた際に、バランスウェイト50の一部が凹部18の内部に進入して嵌合することで、ファンブレード15からのバランスウェイト50の離脱を防止している。
又、ファンブレード15の表面には、複数の基準表示部19が、ファンブレード15の端縁17に沿った複数個所に配置されている。各基準表示部19は、各ファンブレード15の表面において、ファン10の回転中心Cからの距離が異なるように配置されており、バランスウェイト50を取り付ける際の基準位置を示している。従って、基準表示部19を参照することで、治具等を用いることなく、バランスウェイト50を正確な径方向位置に容易に装着できる。
尚、基準表示部19の表示態様としては、種々の方法を採用することができる。ファンブレード15の表面に対して凹形状又は凸形状を形成して、バランスウェイト50の取付位置の基準を表示しても良いし、シールや印刷等によって、バランスウェイト50の取付位置の基準を表示しても良い。
ここで、ファン10のアンバランスを修正する為に利用されるバランスウェイト50の構成について、図面を参照して説明する。図5に示すように、バランスウェイト50は、金属製の板状部材51を、断面U字形状に折り曲げて構成されている。断面U字形状に折り曲げられたバランスウェイト50において、間隔をあけて対向する板状部51aの間隔は、ファンブレード15の端縁17の厚みよりも、わずかに大きく形成されている。
従って、バランスウェイト50の板状部材51の間にファンブレード15の端縁17が位置するような状態で、ファンブレード15の端縁17に対して、バランスウェイト50を取り付けることができる。
又、断面U字形状に形成されたバランスウェイト50の開放部分には、端部52が位置している。バランスウェイト50において、各端部52は、それぞれ板状部51aに連続するように形成されている。端部52同士の間隔は、ファンブレード15に形成された凹部18の底における厚み寸法よりも小さくなるように形成されている。
図6は、図4におけるVI-VI断面を示しており、ファンブレード15の端縁17に対してバランスウェイト50を取り付けた状態を示している。図6からわかるように、ファンブレード15の端縁17にバランスウェイト50を取り付けた際に、ファンブレード15の表裏両面に形成された凹部18に対して、バランスウェイト50の端部52がそれぞれ進入して嵌合する。
バランスウェイト50の端部52が凹部18の内壁に接触して係止される為、バランスウェイト50がファンブレード15から離脱することを防止することができる。バランスウェイト50の端部52の間隔は、凹部18における底部の厚みよりも小さく形成される為、板状部材51の弾性力を利用して、端部52にてファンブレード15を挟持することができる。この点においても、ファンブレード15からのバランスウェイト50の離脱を抑制することができる。
第1実施形態に係るファンブレード15における凹部18及び基準表示部19の配置について、図4等を参照して説明する。上述したように、第1実施形態に係るファンブレード15には、前進翼部16fと、後退翼部16bが含まれている。そして、凹部18及び基準表示部19は、ファンブレード15にバランスウェイト50を取り付ける際の基準ということができるので、凹部18及び基準表示部19の位置は、バランスウェイト50の取付位置と言い換えることができる。
図4に示すように、第1実施形態のファンブレード15における前進翼部16fにおいて、凹部18及び基準表示部19は、前縁17fに沿うように配置されており、後縁17b側には配置されていない。つまり、第1実施形態に係る送風機1において、バランスウェイト50は、ファンブレード15の前進翼部16fにおける前縁17fに取り付けられる。
ファンブレード15の前進翼部16fにおける前縁17fに、バランスウェイト50を取り付けるように構成することで、ファン10の回転による遠心力がバランスウェイト50に作用した場合でも、遠心力の作用方向に、前進翼部16fの前縁17fが位置する。従って、遠心力等が作用した場合であっても、バランスウェイト50を前縁17fに押し付ける向きに作用する為、バランスウェイト50が前進翼部16fから離脱することを防止することができる。
又、第1実施形態のファンブレード15における後退翼部16bにおいて、凹部18及び基準表示部19は、後縁17bに沿うように配置されており、前縁17f側には配置されていない。つまり、第1実施形態に係る送風機1において、バランスウェイト50は、ファンブレード15の後退翼部16bにおける後縁17bに取り付けられる。
ファンブレード15の後退翼部16bにおける後縁17bに、バランスウェイト50を取り付けるように構成することで、ファン10の回転による遠心力がバランスウェイト50に作用した場合でも、遠心力の作用方向に、後退翼部16bの後縁17bが位置する。従って、遠心力等が作用した場合であっても、バランスウェイト50を後縁17bに押し付ける向きに作用する為、バランスウェイト50が後退翼部16bから離脱することを防止することができる。
以上説明したように、第1実施形態に係る送風機1によれば、ファン10のファンブレード15の端縁17にバランスウェイト50を装着することによりファン10のアンバランスを修正することができる。
又、第1実施形態に係る送風機1において、ファンブレード15の前進翼部16fに対してバランスウェイト50を取り付ける場合、前進翼部16fにおける前縁17fに取り付けられる。この為、バランスウェイト50に対して遠心力が作用する方向に、前進翼部16fの前縁17fが位置することになる。従って、遠心力等が作用した場合でも、バランスウェイト50を前縁17fに押し付ける向きに作用する為、バランスウェイト50が前進翼部16fから離脱することを防止できる。
そして、ファンブレード15の後退翼部16bに対してバランスウェイト50を取り付ける場合には、バランスウェイト50は、後退翼部16bにおける後縁17bに対して取り付けられる。これにより、バランスウェイト50に対して遠心力が作用する方向に、後退翼部16bの後縁17bが位置する。従って、送風機1によれば、遠心力等が作用した場合であっても、バランスウェイト50を後縁17bに押し付ける向きに作用させることができ、バランスウェイト50が後退翼部16bから離脱することを防止できる。
バランスウェイト50は、断面がU字を描くように曲げられた板状部材51により構成されている。そして、ファンブレード15の表面には、凹部18が端縁17に沿うように配置されている。図6に示すように、バランスウェイト50をファンブレード15に取り付けた際に、板状部材51の端部52がそれぞれ凹部18に嵌合するように構成されている。
従って、バランスウェイト50の端部52と、ファンブレード15の凹部18との嵌合によって、バランスウェイト50がファンブレード15の端縁17を保持することができるので、遠心力等が作用した場合でも、ファンブレード15からの離脱を抑制できる。
又、図4等に示すように、ファンブレード15の前進翼部16fにおける前縁17f及び後退翼部16bにおける後縁17bには、複数の基準表示部19が形成されている。各基準表示部19は、それぞれ、バランスウェイト50を装着すべき径方向の位置に関する基準を示している。
この為、送風機1によれば、基準表示部19を参照することで、前進翼部16fにおける前縁17f及び後退翼部16bにおける後縁17bに対してバランスウェイト50を取り付ける際の精度を高めると共に、取付に関する作業効率を高めることができる。
(第2実施形態)
次に、上述した実施形態と異なる第2実施形態について、図7を参照して説明する。第2実施形態では、ファンブレード15の構成が上述した実施形態と相違している。その他の送風機1の基本的構成等については、上述した実施形態と同様である為、再度の説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態に係る各ファンブレード15では、ファン10のボス部11側であるファンブレード15の翼元から、ファンリング部12側であるファンブレード15の翼端に向かって、後退翼部16b、前進翼部16fの順に配置されている。
第2実施形態においても、ファンブレード15の前進翼部16fに対して、バランスウェイト50を取り付ける場合、バランスウェイト50は前縁17fに対して取り付けられる。又、後退翼部16bに対して取り付けられる場合、バランスウェイト50は、後退翼部16bの後縁17bに対して取り付けられる。
従って、第2実施形態に係る送風機1によれば、バランスウェイト50に遠心力等が作用した場合であっても、ファンブレード15からのバランスウェイト50の離脱を抑制することができる。
以上説明したように、第2実施形態に係る送風機1によれば、ファンブレード15の構成を変更した場合であっても、上述した実施形態と同様の構成から、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、上述した実施形態と異なる第2実施形態について、図8を参照して説明する。第3実施形態では、ファンブレード15における構成要素の数が上述した実施形態と相違している。その他の送風機1の基本的構成等については、上述した実施形態と同様である為、再度の説明を省略する。
図8に示すように、第3実施形態に係る各ファンブレード15においては、ファンブレード15の翼元から翼端に向かって、前進翼部16f、後退翼部16b、前進翼部16fの順に配置されている。
第3実施形態においても、ファンブレード15の前進翼部16fに対して、バランスウェイト50を取り付ける場合、バランスウェイト50は前縁17fに対して取り付けられる。又、後退翼部16bに対して取り付けられる場合、バランスウェイト50は、後退翼部16bの後縁17bに対して取り付けられる。
従って、第3実施形態に係る送風機1によれば、バランスウェイト50に遠心力等が作用した場合であっても、ファンブレード15からのバランスウェイト50の離脱を抑制することができる。
以上説明したように、第3実施形態に係る送風機1によれば、ファンブレード15の構成する前進翼部16f、後退翼部16bの数を変更した場合であっても、上述した実施形態と同様の構成から、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、上述した実施形態と異なる第4実施形態について、図9を参照して説明する。第4実施形態では、ファンブレード15の構成が第3実施形態と相違している。その他の送風機1の基本的構成等については、上述した実施形態と同様である為、再度の説明を省略する。
図9に示すように、第4実施形態に係る各ファンブレード15においては、ファンブレード15の翼元から翼端に向かって、後退翼部16b、前進翼部16f、後退翼部16bの順に配置されている。
第4実施形態においても、ファンブレード15の前進翼部16fに対して、バランスウェイト50を取り付ける場合、バランスウェイト50は前縁17fに対して取り付けられる。又、後退翼部16bに対して取り付けられる場合、バランスウェイト50は、後退翼部16bの後縁17bに対して取り付けられる。
従って、第4実施形態に係る送風機1によれば、バランスウェイト50に遠心力等が作用した場合であっても、ファンブレード15からのバランスウェイト50の離脱を抑制することができる。
以上説明したように、第4実施形態に係る送風機1によれば、ファンブレード15の構成する前進翼部16f、後退翼部16bの配置を変更した場合であっても、上述した実施形態と同様の構成から、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、上述した実施形態と異なる第2実施形態について、図10を参照して説明する。第5実施形態では、ファンブレード15の構成要素として、直進部16sを有する点が上述した実施形態と相違している。その他の送風機1の基本的構成等については、上述した実施形態と同様である為、再度の説明を省略する。
図10に示すように、第5実施形態に係る各ファンブレード15においては、ファンブレード15の翼元から翼端に向かって、前進翼部16f、直進部16s、後退翼部16bの順に配置されている。
ここで、直進部16sについて、前進翼部16f、後退翼部16bと同様に、図3の例に従って説明する。つまり、直進部16sについても、ファンブレード15の前縁17f上の点と、ファン10の回転中心Cと、前縁17f上の点に対する接線との位置関係によって定義することができる。
ファンブレード15の前縁17f上の点において、基準線及び接線からなる角度が0度であり、且つ、角度が0度である状態が連続している場合、その線で構成される部分は直進部16sである。つまり、基準線及び接線が一致した状態が連続している部分を直進部16sと定義することができる。
このように構成された第5実施形態においても、ファンブレード15の前進翼部16fに対して、バランスウェイト50を取り付ける場合、バランスウェイト50は前縁17fに対して取り付けられる。又、後退翼部16bに対して取り付けられる場合、バランスウェイト50は、後退翼部16bの後縁17bに対して取り付けられる。
従って、第5実施形態に係る送風機1によれば、バランスウェイト50に遠心力等が作用した場合であっても、ファンブレード15からのバランスウェイト50の離脱を抑制することができる。
以上説明したように、第5実施形態に係る送風機1によれば、ファンブレード15の構成要素として直進部16sを含める場合であっても、上述した実施形態と同様の構成から、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
次に、上述した実施形態と異なる第2実施形態について、図11を参照して説明する。第6実施形態では、ファンブレード15の構成要素としての前進翼部16f、後退翼部16b、直進部16sの数が上述した実施形態と相違している。その他の送風機1の基本的構成等については、上述した実施形態と同様である為、再度の説明を省略する。
図11に示すように、第6実施形態に係る各ファンブレード15においては、ファンブレード15の翼元から翼端に向かって、後退翼部16b、直進部16s、前進翼部16f、直進部16s、後退翼部16bの順に配置されている。
第6実施形態においても、ファンブレード15の前進翼部16fに対して、バランスウェイト50を取り付ける場合、バランスウェイト50は前縁17fに対して取り付けられる。又、後退翼部16bに対して取り付けられる場合、バランスウェイト50は、後退翼部16bの後縁17bに対して取り付けられる。
従って、第6実施形態に係る送風機1によれば、バランスウェイト50に遠心力等が作用した場合であっても、ファンブレード15からのバランスウェイト50の離脱を抑制することができる。
以上説明したように、第6実施形態に係る送風機1によれば、ファンブレード15を構成する前進翼部16f、後退翼部16b、直進部16sの数を変更した場合でも、上述した実施形態と同様の構成から、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第7実施形態)
次に、上述した実施形態と異なる第7実施形態について、図12を参照して説明する。第7実施形態では、ファンブレード15の構成が上述した実施形態と相違している。その他の送風機1の基本的構成等については、上述した実施形態と同様である為、再度の説明を省略する。
図12に示すように、第7実施形態に係る各ファンブレード15の前縁17f側においては、ファンブレード15の翼元から翼端に向かって、前進翼部16f、後退翼部16b、前進翼部16f、後退翼部16bの順に配置されている。又、ファンブレード15の後縁17b側においては、ファンブレード15の翼元から翼端に向かって、後退翼部16b、前進翼部16f、後退翼部16b、前進翼部16fの順に配置されている。
第7実施形態においても、ファンブレード15の前進翼部16fに対して、バランスウェイト50を取り付ける場合、バランスウェイト50は前縁17fに対して取り付けられる。又、後退翼部16bに対して取り付けられる場合、バランスウェイト50は、後退翼部16bの後縁17bに対して取り付けられる。
従って、第7実施形態に係る送風機1によれば、バランスウェイト50に遠心力等が作用した場合であっても、ファンブレード15からのバランスウェイト50の離脱を抑制することができる。
以上説明したように、第7実施形態に係る送風機1によれば、ファンブレード15の前縁17f側と後縁17b側の構成が異なる場合でも、上述した実施形態と同様の構成から、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。また、上記各実施形態に開示された手段は、実施可能な範囲で適宜組み合わせてもよい。
(a)上述した実施形態では、送風機1として、軸流送風機を想定していたが、この形式に限定されるものではない。送風機1のファン10のアンバランスの修正にバランスウェイト50を適用し、遠心力によりバランスウェイト50の位置ずれや離脱が発生し得る構成であれば、種々の送風機に対して、本発明を適用することができる。例えば、斜流送風機に対して、本発明を適用することも可能である。
(b)又、上述した実施形態では、ファン10として、ファンリング部12を有するリングファンを採用しているが、この態様に限定されるものではない。例えば、ファン10として、ファンリング部12を省略した態様のファン10を採用することも可能である。
(c)そして、上述した実施形態では、ファンブレード15の表面を窪ませた凹部18を利用して、バランスウェイト50を取り付けていたが、底部を有する凹部でなくても良い。即ち、ファンブレード15を厚み方向に貫通する穴部を利用して、バランスウェイト50を取り付ける構成にすることも可能である。
1 送風機
10 ファン
15 ファンブレード
16f 前進翼部
16b 後退翼部
17f 前縁
17b 後縁
30 モータ
50 バランスウェイト

Claims (3)

  1. モータ(30)と、
    前記モータの作動に伴って回転するファン(10)と、
    前記ファンのアンバランスを修正する為に、前記ファンに対して取り付けられるバランスウェイト(50)と、を有する送風機であって、
    前記ファンは、前記モータによる回転中心から、前記ファンの径方向の外側に向かって伸びる複数のファンブレード(15)を有し、
    前記ファンブレードは、前記ファンブレードの前記径方向に向かって伸びる端縁が前記径方向の内側から外側に向かうにつれて、前記ファンの回転方向の前方側に向かって伸びる前進翼部(16f)と、前記ファンブレードの前記端縁が前記径方向の内側から外側に向かうにつれて、前記ファンの前記回転方向の後方側に向かって伸びる後退翼部(16b)と、を有し、
    前記バランスウェイトは、前記ファンブレードにおける前記前進翼部に対して取り付けられる場合、前記前進翼部の前記端縁において前記回転方向の前方側に位置する前縁(17f)に取り付けられ、
    前記ファンブレードにおける前記後退翼部に対して取り付けられる場合、前記後退翼部の前記端縁において前記回転方向の後方側に位置する後縁(17b)に取り付けられる送風機。
  2. 前記バランスウェイトは、断面がU字を描くように曲げられた板状部材(51)により構成されており、
    前記ファンブレードの表面には、前記バランスウェイトを前記ファンブレードに取り付けた際に、前記板状部材の端部(52)がそれぞれ嵌合する凹部(18)が形成されている請求項1に記載の送風機。
  3. 前記ファンブレードの前記前進翼部における前記前縁及び前記後退翼部における前記後縁には、前記バランスウェイトを装着すべき前記径方向の位置に関する基準となる複数の基準表示部(19)が形成されている請求項1又は2に記載の送風機。
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