JP7462519B2 - 分電盤の機器取付レール - Google Patents

分電盤の機器取付レール Download PDF

Info

Publication number
JP7462519B2
JP7462519B2 JP2020144850A JP2020144850A JP7462519B2 JP 7462519 B2 JP7462519 B2 JP 7462519B2 JP 2020144850 A JP2020144850 A JP 2020144850A JP 2020144850 A JP2020144850 A JP 2020144850A JP 7462519 B2 JP7462519 B2 JP 7462519B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
mounting
distribution board
mounting member
mounting rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020144850A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022039698A (ja
Inventor
正人 小林
Original Assignee
河村電器産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 河村電器産業株式会社 filed Critical 河村電器産業株式会社
Priority to JP2020144850A priority Critical patent/JP7462519B2/ja
Publication of JP2022039698A publication Critical patent/JP2022039698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7462519B2 publication Critical patent/JP7462519B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Distribution Board (AREA)

Description

本発明は、分電盤の機器取付レールに関する。
従来より、情報機器や電気機器(以下、内機とする)を収容する分電盤において、分電盤の筐体として使用される箱体の内部に内機を取り付ける際、箱体の内側で背面板の左右側面側近傍それぞれに、上下に延びる内機取付レールを設け、それら内機取付レールに内機を固定することがある。その際、内機取付レールに設けられた取付孔に対し、背面板から前方に向けて(箱体の内側に向けて)突出するレール取付用のボルト等の固定手段を挿入して固定する。内機取付レールの固定は、箱体の内部で内機取付レールを持ち上げた状態で、固定手段の突出方向に沿って内機取付レールを移動させる必要があるが、内機取付レールに予め内機を取り付けた状態で箱体に取り付ける必要がある場合、内機重量によっては、非常に大変な作業となる。そのため、特許文献1では、予め内機取付レールに内機を取り付けた状態でも容易にレールの取付作業を実施可能な技術として、分電盤の背面板の内側で左右側面側近傍それぞれの下部に、左右に延びる軸体を有する取付金具を取り付けると共に、内機取付レールの下端に、取付金具の軸体と係止可能な溝が形成された緩衝材を取り付ける構成が開示されている。
実用新案登録第2596212号公報
しかし、特許文献1に開示されたレールの取付構造では、専用の取付金具と緩衝材とを用意する必要があり、汎用性に欠けていた。また、緩衝材の取り付けには、内機機器取付レールの下端部を加工する必要があり、手間がかかった。
そこで、本発明の目的は、取付容易な分電盤の機器取付レールを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、分電盤の箱体の内側背面に設けられ、前面に向けて突出する固定手段を介して箱体に固定される分電盤の機器取付レールであって、上下に延びる長尺形状のレール本体と、レール本体の下端に取り付けられる取付部材とを備え、取付部材は、取付部材の前面から背面に貫通し、固定手段の挿通を許容する透孔と、取付部材の上面に設けられ、上方からレール本体の下端が挿入される挿入孔と、取付部材の下端部に設けられ、後方へ向けて膨出する膨出部と、を備え、取付部材は、挿入孔から取付部材の下端までの長さが、固定手段から箱体の底面までの距離に等しく、膨出部の背面から下面にかけて曲面が形成されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記構成において、膨出部の後方への膨出幅は、レール本体の奥行きの長さに等しく、レール本体を箱体に固定すると、膨出部の背面が、箱体の内側背面に当接することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、分電盤の機器取付レールを取付部材の下端部を支点とする回転動作だけで、分電盤の箱体の内側背面に容易に取り付けることができる。その際、分電盤の内側背面に別途軸体等の専用の部材を設ける必要がないため、汎用性が高い。また、取付部材にレール本体の下端を挿入する挿入孔を設けることで、レール本体の下端部を加工する必要がないため、容易にレール本体と取付部材とを組み合わせることができる。加えて、分電盤の機器取付レールを箱体底面に接触させた状態から分電盤の機器取付レールを持ち上げる必要がないため、予め分電盤の機器取付レールに機器を固定した状態でも、容易に分電盤の機器取付レールの取付作業を実施できる。
本発明の分電盤の機器取付レールの下部及び分電盤の内側下部を示す説明斜視図である。 (a)は本発明の分電盤の機器取付レールの下部を示す分解斜視図、(b)は(a)の丸枠A内を示す拡大分解斜視図である。 本発明の分電盤の機器取付レールを分電盤の箱体に取り付ける直前の状態を示す説明図である。 本発明の分電盤の機器取付レールを分電盤の箱体に取り付けた状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の分電盤の機器取付レールの下部を示す斜視図である。図2(a)は、本発明の分電盤の機器取付レールの下部を示す分解斜視図、図2(b)は、図2(a)の丸枠A内を示す拡大分解斜視図、図2(c)は、図2(a)の丸枠A内における分電盤の機器取付レールを示す拡大分解側面図である。
分電盤の機器取付レール1(以下、機器取付レール1)は、少なくとも分電盤の箱体Bの内側背面B1における左右両側面近傍それぞれに一本ずつ取り付けられるものである。以下では、箱体Bの左側面近傍に取り付けられる機器取付レール1を取り上げて説明するが、その他の箇所に取り付けられる機器取付レール1も同様である。
機器取付レール1は、図1に示すように、レール本体2と、取付部材3とを備える。
レール本体2は、図2(a)に示すように、上下に延びる長尺板材であり、断面形状が後方に向けて開口するコ字形状に形成される。また、レール本体2の上端部2a及び下端部2bは、後方への張り出し幅が短くなっている。さらに、レール本体2には、図示しない電子機器の取り付けに用いられる貫通孔4a,4bが、それぞれレール本体2の前面と左右両側面とに、所定の間隔で複数設けられている。
取付部材3は、図1及び図2(a),(b)に示すように、その上面に、レール本体2の下端部2bの上方からの挿入を許容する挿入孔5が設けられている。挿入孔5は、レール本体2の下端部2bが挿入可能な大きさで左右に延びる長方形状に形成される。そのため、レール本体2の下端部2bを加工する必要がないため、容易にレール本体2と取付部材3とを組み合わせることができる。また、取付部材3には、前面から背面に貫通する透孔6が設けられている。さらに、取付部材3の下部には、後方に向けて膨出する膨出部7を備える。膨出部7は、その背面から下面にかけて曲面7a(図3に示す)が形成されている。
図3は、本発明の分電盤の機器取付レールを分電盤の箱体に取り付ける直前の状態を示す説明図である。図4は、本発明の分電盤の機器取付レールを分電盤の箱体に取り付けた状態を示す説明図である。
続いて、分電盤の箱体Bへの機器取付レール1の取り付け方法を説明する。
まず、レール本体2の下端部2bを、取付部材3の挿入孔5に上方から挿入し、レール本体2と取付部材3とを一体化する。また、機器取付レール1を箱体Bに固定するための固定手段としての取付ボルト8を、分電盤の箱体Bの内側背面B1の所定位置に、前方に向けて突出するように設ける。この時、図3に示すように、取付ボルト8と箱体Bの底面B2との距離Hと、取付部材3における透孔6から取付部材3の下面までの長さLが、等しくなるようにする。
続いて、レール本体2と取付部材3とが一体化された機器取付レール1を、前傾させた状態で箱体Bの底面B2上に載置する。即ち、図3に示すように、機器取付レール1を、上側が前方に倒れた傾斜状態で箱体Bの底面B2上に載置する。
次に、機器取付レール1の傾斜状体を維持したまま、取付部材3の膨出部7の曲面7aが、箱体Bの内側背面B1及び底面B2に当接する位置まで移動させる。その後、曲面7aと、箱体Bの内側背面B1及び底面B2との当接状態を維持したまま、取付部材3の下端部3aを支点に、図3に矢印で示すように、機器取付レール1を箱体Bの内側背面B1に向けて回動して起立させる。この時、曲面7aによって、機器取付レール1の回動が円滑に進行する。取付ボルト8と箱体Bの底面B2との距離Hと、取付部材3における透孔6から取付部材3の下面までの長さLが等しいため、機器取付レール1の回動に伴い、取付ボルト8が、取付部材3の透孔6に後方から前方に向けて挿通され、図4に示すように、機器取付レール1は、箱体Bへの取付状態となる。機器取付レール1は、箱体Bへの取付状態において、レール本体2の後端縁及び取付部材3の膨出部7の背面が箱体Bの内側背面B1に当接する。従って、レール本体2が内側背面B1から浮くことがないため、機器取付レール1の箱体Bへの取付状態を安定させることができる。
その後、取付部材3に挿通された取付ボルト8に対し、前方から図示しないナットを螺着すると共に、任意の貫通孔4a及びレール本体2の上端部2aを既存の固定手段を用いて箱体Bの内側背面B1に固定することで、機器取付レール1は、箱体Bに取り付けられる。
従って、従来のように、機器取付レール1の箱体Bへの取り付けに際し、機器取付レール1を持ち上げる必要はなく、機器取付レール1を取付部材3の下端部3aを支点とする回転動作だけで、分電盤の箱体Bの内側背面B1に容易に取り付けることができる。
上記形態の機器取付レール1は、機器を収容するための分電盤の箱体Bの内側背面B1に設けられ、前面に向けて突出する取付ボルト8を介して箱体Bに固定されるものであって、上下に延びる長尺形状のレール本体2と、レール本体2の下端部2bに取り付けられる取付部材3とを備え、取付部材3は、取付部材3の前面から背面に貫通し、取付ボルト8の挿通を許容する透孔6と、取付部材3の上面に設けられ、上方からレール本体2の下端部2bが挿入される挿入孔5と、取付部材3の下部に設けられ、後方へ向けて膨出する膨出部7と、を備え、取付部材3は、挿入孔5から取付部材3の下端までの長さLが、取付ボルト8から箱体Bの底面B2までの距離Hに等しく、膨出部7の背面から下面にかけて曲面7aが形成される。
このようにして構成される機器取付レール1によれば、機器取付レール1を取付部材3の下端部3aを支点とする回転動作だけで、分電盤の箱体Bの内側背面B1に容易に取り付けることができる。その際、箱体Bの内側背面B1に別途軸体等の専用の部材を設ける必要がないため、汎用性が高い。また、取付部材3にレール本体2の下端部2bを挿入する挿入孔5を設けることで、レール本体2の下端部2bを加工する必要がないため、容易にレール本体2と取付部材3とを組み合わせることができる。加えて、機器取付レール1を箱体Bの底面B2に接触させた状態から機器取付レール1を持ち上げる必要がないため、予め機器取付レール1に機器を固定した状態でも、容易に機器取付レール1の取付作業を実施できる。
以上は、本発明を図示例に基づいて説明したものであり、その技術範囲はこれに限定されるものではない。
例えば、レール本体の長さ、貫通孔の数、貫通孔の形成箇所は、分電盤のサイズ等に応じて任意に設定可能である。
また、レール本体の形状は、分電盤の内側背面への取り付けが可能であり、取付部材への挿入が可能であれば、限定されない。
また、取付部材は、レール本体を分電盤の内側背面に取り付け可能とするとともに、取付レールの回動を円滑に行えるものであれば、その形状は限定されず、例えば、膨出部の張り出し幅、透孔を設ける箇所等を任意に設計可能である。
また、固定手段は、取付ボルトに限定されず、任意の固定手段を適用できる。
また、分電盤の箱体に取り付けられる取付レールの本数は、分電盤に収容する電気機器に応じて、任意に設定可能である。
また、取付レールへの電子機器の取り付けは、任意の取付方法が適用可能であり、電子機器を取付レールに直接取り付けても良いし、電子機器を取り付けた板状の仲介部材を取付レールに固定するようにする等しても良い。
1・・取付レール(分電盤の機器取付レール)、2・・レール本体、2b・・下端部、3・・取付部材、5・・挿入孔、6・・透孔、7・・膨出部、7a・・曲面、8・・取付ボルト(固定手段)。

Claims (1)

  1. 分電盤の箱体の内側背面に設けられ、前面に向けて突出する固定手段を介して前記箱体に固定される分電盤の機器取付レールであって、
    上下に延びる長尺形状のレール本体と、前記レール本体の下端に取り付けられる取付部材とを備え、
    前記取付部材は、前記取付部材の前面から背面に貫通し、前記固定手段の挿通を許容する透孔と、前記取付部材の上面に設けられ、上方から前記レール本体の下端が挿入される挿入孔と、前記取付部材の下部に設けられ、後方へ向けて膨出する膨出部と、を備え、
    前記取付部材は、前記挿入孔から前記取付部材の下端までの長さが、前記固定手段から前記箱体の底面までの距離に等しく、
    前記膨出部は、その背面から下面にかけて曲面が形成されることを特徴とする分電盤の機器取付レール。
JP2020144850A 2020-08-28 2020-08-28 分電盤の機器取付レール Active JP7462519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020144850A JP7462519B2 (ja) 2020-08-28 2020-08-28 分電盤の機器取付レール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020144850A JP7462519B2 (ja) 2020-08-28 2020-08-28 分電盤の機器取付レール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022039698A JP2022039698A (ja) 2022-03-10
JP7462519B2 true JP7462519B2 (ja) 2024-04-05

Family

ID=80498595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020144850A Active JP7462519B2 (ja) 2020-08-28 2020-08-28 分電盤の機器取付レール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7462519B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2596212Y2 (ja) 1993-10-08 1999-06-07 河村電器産業株式会社 分電盤の内機取り付けレールの固定構造
JP2000507800A (ja) 1996-11-19 2000-06-20 リッタル―ヴェルク ルードルフ ロー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 組立板を有する配電盤
US20190132976A1 (en) 2017-10-26 2019-05-02 Rittal Gmbh & Co. Kg Stabilizing arrangement for transporting a switch cabinet

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2596212Y2 (ja) 1993-10-08 1999-06-07 河村電器産業株式会社 分電盤の内機取り付けレールの固定構造
JP2000507800A (ja) 1996-11-19 2000-06-20 リッタル―ヴェルク ルードルフ ロー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 組立板を有する配電盤
US20190132976A1 (en) 2017-10-26 2019-05-02 Rittal Gmbh & Co. Kg Stabilizing arrangement for transporting a switch cabinet

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022039698A (ja) 2022-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7462519B2 (ja) 分電盤の機器取付レール
CA2678902C (en) Prefabricated mounting bracket assembly
JP3836034B2 (ja) ユニット取付装置およびユニット取付方法
JP2007161451A (ja) 間隔調節装置
JP2017017833A (ja) 太陽光パネル用架台
JP5137077B2 (ja) 部材連結構造及びこれを適用したパネルシステム
JP2009298517A (ja) エレベータの乗かご構造
JP4526067B2 (ja) キャビネット用取付金具
JP7050221B2 (ja) 送風装置
JP3054607B2 (ja) テーブル取付け用ブラケット
JP2542378Y2 (ja) キャブ内扇風機取付構造
JP3974812B2 (ja) 梁への窓枠サッシの取付け構造
JP3157766B2 (ja) トンネル内に取付ける視線誘導板の施工方法及びこれに使用可能な角板材の取付け金具
JPH0723980Y2 (ja) 転倒防止用金具
JPH0442958Y2 (ja)
JP2006025472A5 (ja)
JP3938749B2 (ja) 基礎への大引及び界壁用下ランナの取付け構造
JP3941192B2 (ja) 空気調和機の取付装置
JP2000192582A (ja) 間仕切パネルの安定装置
JPH0447524Y2 (ja)
JPH0984646A (ja) カウンターの固定構造
JP2006177045A (ja) トンネル用内装材の設置構造
JP5394976B2 (ja) 保持部材
JP2005133431A (ja) 外装材取付具及び外装材の施工方法
JP3146795B2 (ja) 自動販売機の固定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230620

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7462519

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150