JP4902232B2 - ブラケットの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、木造建物における梁、壁等の被取付部に、バルコニー、庇等の張出部を支持するためのブラケットを水平方向に突出するようにして取り付けてなるブラケットの取付構造に関する。
従来から、建物の外壁面にバルコニーなどの付属物を設置した建物が知られており、これらの付属物の取付構造が種々提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載の技術は、バルコニー本体を支承するブラケットをブラケット取付板を介して建物側に固着するものであり、前記ブラケット取付板に、ブラケットを固定するための固定用ボルトが予め外向きに植設されている。また、前記ブラケット取付板は、ボルト孔に挿通した貫通ボルトによって側根太のバルコニー本体を設ける位置に取り付けられている。
実公昭63−034001号公報
ところで、木材には、時間の経過に伴って徐々に乾燥して細くなっていく、いわゆる木痩せが生じることが知られている。例えば特許文献1において、前記側根太に木痩せが生じた場合、この側根太が乾燥して細くなっていくのに伴って貫通ボルトが緩んでしまい、バルコニー本体の支持強度が低下してしまう可能性がある。このため、貫通ボルトを締め直したり、側根太そのものを交換したり等の作業を行わなければならなかった。
そこで、例えば木造建物における梁、壁等の被取付部に、バルコニー、庇等の張出部を設ける際に、木痩せによるボルトの緩みを防ぐことを可能とし、これによって、上述のような作業手間を省略することが可能な技術の開発が望まれていた。
本発明の課題は、木痩せによるボルトの緩みを確実に防ぐことができ、これによって、バルコニー、庇等の張出部の支持強度の低下を確実に防ぐことが可能なブラケットの取付構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、木造建物における梁、壁等の被取付部10に、バルコニー、庇等の張出部(図示せず)を支持するためのブラケット20が水平方向に突出するようにして取り付けられてなるブラケット20の取付構造において、
前記被取付部10に、前記ブラケット20の突出方向と同一方向に貫通する貫通孔30が形成されるとともに、中心に第1孔部41を有し、かつ第1孔部41の近傍に第2孔部42を有する座金部材40が、前記貫通孔30の両端の開口部に面して取り付けられ、
これら第1孔部41および貫通孔30に、前記ブラケット20を支持するための支持ボルト50が、その先端部50aを被取付部10の側面11から突出するようにして挿通されるとともに、第2孔部42を通じて貫通孔30の内部に接着剤60が充填されており、
前記支持ボルト50に螺合するナット51が、前記被取付部10の側面11に設けられているとともに、この被取付部10の側面11から突出した支持ボルト50の先端部50aに、前記ブラケット20が取り付けられており、
前記支持ボルト50の頭部50cおよび前記支持ボルト50に螺合するナット51は、前記座金部材40に形成された第1孔部41および第2孔部42を閉塞可能な大きさに設定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記第1孔部41および貫通孔30に支持ボルト50が挿通されるとともに、第2孔部42を通じて貫通孔30の内部に接着剤60が充填されているので、この接着剤60によって前記支持ボルト50を貫通孔30の内部に定着させて強固に固定することができる。
そして、このように前記接着剤60によって、前記支持ボルト50が貫通孔30の内部に強固に固定されているので、従来とは異なり、時間の経過に伴って前記被取付部10に木痩せが生じた場合であっても、支持ボルト50の緩みを確実に防ぐことができる。これによってブラケット20の支持強度の低下を確実に防ぐことができるので、延いては、バルコニー、庇等の張出部の支持強度の低下を確実に防ぐことが可能となる。
また、前記支持ボルト50の頭部50cおよび前記支持ボルト50に螺合するナット51が、前記座金部材40に形成された第1孔部41および第2孔部42を閉塞可能な大きさに設定されているので、ナット51を締め付け、前記支持ボルト50の頭部50cおよびナット51によって第1孔部41および第2孔部42を閉塞することで、前記貫通孔30に注入された接着剤60の漏れを確実に防ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1に記載のブラケット20の取付構造において、
前記貫通孔30は、前記支持ボルト50の本体軸部50bよりも大径となるように形成されており、前記貫通孔30の内周面と前記本体軸部50bの外周面との間に隙間31が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記貫通孔30の内周面と前記本体軸部50bの外周面との間に隙間31が形成されているので、この隙間31に接着剤60を充填することができ、前記支持ボルト50を前記貫通孔30の内部に確実に定着させて固定することができる。
請求項に記載の発明は、例えば図1および図2に示すように、請求項1または2に記載のブラケット20の取付構造において、
前記座金部材40には、前記貫通孔30に嵌挿する輪状の嵌挿部43が設けられており、前記第1孔部41および第2孔部42は、この嵌挿部43の内周面よりも内側に位置していることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記座金部材40に、前記貫通孔30に嵌挿する輪状の嵌挿部43が設けられているので、この嵌挿部43を貫通孔30に嵌挿することで座金部材40の取り付け位置のずれを防ぐことができる。しかも、前記第1孔部41および第2孔部42が、この嵌挿部43の内周面よりも内側に位置しているので、前記支持ボルト50を、貫通孔30の両端に取り付けられた座金部材40の第1孔部41どうし間に正確に挿通することができるとともに、前記第2孔部42から接着剤60を確実に注入することができる。
請求項に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1〜のいずれか一項に記載のブラケット20の取付構造において、
前記ブラケット20にベースプレート21が設けられており、このベースプレート21に、前記支持ボルト50が挿通される挿通孔21aが形成されるとともに、ベースプレート21の表面側および裏面側に、前記支持ボルト50に螺合するナット21b,21cがそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記ブラケット20にベースプレート21が設けられており、このベースプレート21に前記支持ボルト50が挿通される挿通孔21aが形成されるとともに、ベースプレート21の表面側および裏面側に、前記支持ボルト50に螺合するナット21b,21cがそれぞれ設けられているので、これらナット21b,21cで締め付けを行うことによって前記ベースプレート21を前記支持ボルト50に強固に固定することができ、例えば外部から力を受けた際に、前記支持ボルト50のぐらつきや変形等を防ぐことができる。
請求項に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1〜のいずれか一項に記載のブラケット20の取付構造において、
前記被取付部10には、前記ブラケット20が取り付けられる側面11と対向する側面12に、所定の深さの窪み部12aが形成されており、この窪み部12aに、前記支持ボルト50の頭部50cおよび座金部材40が位置していることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記窪み部12aに、前記支持ボルト50の頭部50cおよび座金部材40が位置しているので、支持ボルト50の頭部50cおよび座金部材40を前記被取付部10の側面12よりも突出させないようにすることができる。これによって、例えば前記ブラケット20が取り付けられる側面11と対向する側面12が室内に位置する場合に、室内への出っ張りを少なくすることができる。
本発明によれば、被取付部に形成された貫通孔と、この貫通孔の両端に設けられた座金部材の第1孔部とに支持ボルトが挿通され、さらに座金部材の第2孔部を通じて貫通孔の内部に接着剤が充填されているので、この接着剤によって前記支持ボルトを貫通孔の内部に定着させて固定することができる。
そして、このように前記接着剤によって、前記支持ボルトが貫通孔の内部に強固に固定されているので、従来とは異なり、時間の経過に伴って前記被取付部に木痩せが生じた場合であっても、支持ボルトの緩みを確実に防ぐことができる。これによってブラケットの支持強度の低下を確実に防ぐことができるので、延いては、バルコニー、庇等の張出部の支持強度の低下を確実に防ぐことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明に係るブラケット20の取付構造の実施の形態について説明する。
本実施の形態のブラケット20の取付構造は、図1〜図3に示すように、木造建物における梁、壁等の被取付部10に、バルコニー、庇等の張出部を支持するためのブラケット20が水平方向に突出するようにして取り付けられてなるものであり、
前記被取付部10に、前記ブラケット20の突出方向と同一方向に貫通する貫通孔30が形成されるとともに、中心に第1孔部41を有し、かつ第1孔部41の近傍に第2孔部42を有する座金部材40が、前記貫通孔30の両端の開口部に面して取り付けられ、
これら第1孔部41および貫通孔30に、前記ブラケット20を支持するための支持ボルト50が、その先端部50aを被取付部10の側面11から突出するようにして挿通されるとともに、第2孔部42を通じて貫通孔30の内部に接着剤60が充填されており、
前記支持ボルト50に螺合するナット51が、前記被取付部10の側面11に設けられているとともに、この被取付部10の側面11から突出した支持ボルト50の先端部50aに、前記ブラケット20が取り付けられている。
ここで、前記被取付部10は木製であり、例えば天然木や集成材等からなる。また、この被取付部10は、前記ブラケット20が取り付けられる側面が外部に面した側面11となっており、この側面11と対向する側面が室内に面した側面12となっている。
なお、本実施の形態の被取付部10は、断面視矩形状に形成され、集成材からなる梁を用いるものとし、例えば水平方向に伸びる梁と、梁の両端から鉛直下方に伸びる柱とを備えた門型の構造材を用いて建物を構築する場合等において好適である。すなわち、この梁に対してバルコニー、庇等を設ける際に採用される。
なお、前記集成材とは、例えば輸入外国産材等のような原木を切り出すことによって得られるラミナ(ひき板)または小角材などを、繊維方向を互いにほぼ平行にし、厚さ、幅及び長さの方向に集成接着することにより、角材や厚板材として形成されたものである。
また、前記被取付部10の貫通孔30は、図1に示すように、前記支持ボルト50の本体軸部50bよりも大径となるように形成されており、前記貫通孔30の内周面と前記本体軸部50bの外周面との間に隙間31が形成されている。
このように前記貫通孔30の内周面と前記本体軸部50bの外周面との間に隙間31が形成されることで、この隙間31に接着剤60を充填することができるので、前記支持ボルト50を前記貫通孔30の内部に確実に定着させて固定することができるようになっている。
また、この貫通孔30は、前記被取付部10に複数形成されており、この貫通孔30が形成された数に合わせて前記ブラケット20も取り付けられている。
一方、この貫通孔30には、上述したように、この貫通孔30の両端の開口部に面して前記座金部材40が設けられている。そして、この座金部材40には、図2(a),(b)に示すように、前記支持ボルト50を挿通するための第1孔部41が中心に設けられ、貫通孔30の内部に接着剤60を注入するための第2孔部42が前記第1孔部41の近傍に設けられている。
また、この座金部材40には、前記貫通孔30に嵌挿する輪状の嵌挿部43が設けられており、前記第1孔部41および第2孔部42は、この嵌挿部43の内周面よりも内側に位置している。
これによって、この嵌挿部43を貫通孔30に嵌挿することで座金部材40の取り付け位置のずれを防ぐことができるとともに、前記支持ボルト50を、貫通孔30の両端に取り付けられた座金部材40の第1孔部41どうし間に正確に挿通することができるとともに、前記第2孔部42から接着剤60を確実に注入することができる。
さらに、前記貫通孔30の両端の開口部に面して取り付けられた座金部材40に前記第2孔部42が形成されているので、一方の座金部材40の第2孔部42を接着剤60注入用の孔として用い、他方の座金部材40の第2孔部42を貫通孔30の内部の空気を抜くための穴として用いることによって、前記貫通孔30の内部に、より確実に接着剤60を充填することができるようになっている。
一方、本実施の形態の張出部は、図示はしないが、バルコニーであり、前記ブラケット20によってバルコニー床が支持されている。また、前記ブラケット20は、図3に示すように、四角筒状のアーム部22と、このアーム部22の一端に設けられ、前記被取付部10に接するベースプレート21とを備えている。
さらに、このブラケット20は、上述したように前記貫通孔30の数に合わせて複数取り付けられており、このように複数のブラケット20が取り付けられることによって前記張出部を確実に支持することが可能となっている。
また、前記ベースプレート21は、図1に示すように、前記支持ボルト50が挿通される挿通孔21aが形成されるとともに、このベースプレート21の表面側および裏面側に、前記支持ボルト50に螺合するナット21b,21cがそれぞれ設けられている。
すなわち、これらナット21b,21cで締め付けを行うことによって前記ベースプレート21を前記支持ボルト50に強固に固定することができるので、例えば外部から力を受けた際に、前記支持ボルト50のぐらつきや変形等を防ぐことができるようになっている。
なお、本実施の形態において前記挿通孔21aは、ベースプレート21の四隅に形成されており、これら挿通孔21aにそれぞれ前記支持ボルト50が挿通されるようになっている。
なお、図1に示すように、前記被取付部10の側面11とベースプレート21との間において、前記支持ボルト50に2つのナット21c,51が設けられた状態となっている。そして、このようにナット2つ分の隙間があけられることで、例えば被取付部10の側面11にサイディング材等の外装材を設ける際に、端部を隙間に挿入して隠すようにしてサイディング材を設けることができるので、見映えが良い。
次いで、前記支持ボルト50は、図1に示すように、前記被取付部10の室内に面する側面12から貫通孔30に挿入されて、被取付部10の外部に面する側面11から突出するようにして設けられており、この外部に面する側面11から突出した部分に前記ブラケット20が取り付けられるようになっている。
また、前記支持ボルト50の頭部50cおよび前記支持ボルト50に螺合するナット51は、前記座金部材40に形成された第1孔部41および第2孔部42を閉塞可能な大きさに設定されている。
これによって、ナット51を締め付け、前記支持ボルト50の頭部50cおよびナット51によって第1孔部41および第2孔部42を閉塞することで、前記貫通孔30に注入された接着剤60の漏れを確実に防ぐことが可能となっている。
なお、前記被取付部10の室内に面する側面12には、図1に示すように、所定の深さの窪み部12aが形成されており、この窪み部12aに、前記支持ボルト50の頭部50cおよび座金部材40が位置している。
つまり、この窪み部12aに、前記支持ボルト50の頭部50cおよび座金部材40が位置しているので、支持ボルト50の頭部50cおよび座金部材40を前記被取付部10の側面12よりも突出させないようにすることができ、室内への出っ張りを少なくすることができるようになっている。
一方、本実施の形態の接着剤60は、種々のもの挙げられるが、例えばボルト等の金属と木材との接着に適すとともに、接着剤60自体の経年変化も効果的に防ぐことができるもの等、本発明の趣旨を逸脱せず、しかもより高い効果を得ることができるような接着剤60を用いるようにする。
次に、図面を参照して前記ブラケット20を被取付部10に取り付ける際の方法について説明する。
まず、図1に示すように、前記被取付部10に、前記貫通孔30を形成するとともに、室内に面する側面12に前記支持ボルト50および座金部材40の突出分を考慮した前記窪み部12aを形成する。
また、この貫通孔30の両端の開口部に面して前記座金部材40を取り付ける。この時、前記座金部材40の嵌挿部43を貫通孔30に嵌め込んでおくことで、座金部材40の仮取り付けを行うことができる。
次に、前記支持ボルト50を、この支持ボルト50の先端部50aが前記被取付部10の外部に面する側面11から突出するようにして、前記貫通孔30の両端の座金部材40に形成された第1孔部41および貫通孔30に挿通する。
なお、この時、この支持ボルト50の先端部50aには、この支持ボルト50に螺合する前記ナット51を完全に締め付けない状態で螺合しておく。
そして、前記座金部材40に形成された第2孔部42から接着剤60を注入し、前記貫通孔30の内部に接着剤60を充填させて、前記支持ボルト50を貫通孔30の内部に定着させて固定する。
その後、前記ナット51を締め付けて、支持ボルト50を確実に固定するとともに、支持ボルト50の頭部50cおよびナット51によって前記座金部材40の第1孔部41および第2孔部42を閉塞して、貫通孔30の内部から接着剤60が漏れ出さないようにする。
なお、以上のような作業は現場で行わずとも良く、例えば工場等で予め作業を進めておき、現場での作業を省略して施工性の向上を図るようにしても良い。
次に、前記被取付部10に取り付けられた支持ボルト50に対して、ベースプレート21に形成された挿通孔21aを挿通するようにして前記ブラケット20を取り付ける。
また、ベースプレート21の表面側および裏面側に、前記支持ボルト50に螺合するナット21b,21cを設けておき、これらナット21b,21cを締め付けることで前記ブラケット20より強固に固定できるようにする。このようにして、図3に示すように、ブラケット20の取り付け作業が完了する。
そして、以上のような作業を、前記被取付部10の複数箇所で行って複数のブラケット20を取り付け、さらに前記張出部を、これらブラケット20で支持するようにして前記被取付部10に設けるようにする。
なお、本実施の形態の被取付部10を梁としたが、これに限られず、壁や柱等でも良く、一方の張出部をバルコニーとしたが、これに限られず、庇等でも良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施の形態によれば、前記第1孔部41および貫通孔30に支持ボルト50が挿通されるとともに、第2孔部42を通じて貫通孔30の内部に接着剤60が充填されているので、この接着剤60によって前記支持ボルト50を貫通孔30の内部に定着させて固定することができる。
そして、このように前記接着剤60によって、前記支持ボルト50が貫通孔30の内部に強固に固定されているので、従来とは異なり、時間の経過に伴って前記被取付部10に木痩せが生じた場合であっても、支持ボルト50の緩みを確実に防ぐことができる。これによってブラケット20の支持強度の低下を確実に防ぐことができるので、延いては、バルコニー、庇等の張出部の支持強度の低下を確実に防ぐことが可能となる。
本発明のブラケットの取付構造を示す側断面図である。 座金部材を示す斜視図であり、(a)は裏面であり、(b)は表面である。 ブラケットを被取付部に取り付けた際の状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 被取付部
20 ブラケット
30 貫通孔
40 座金部材
50 支持ボルト
60 接着剤

Claims (5)

  1. 木造建物における梁、壁等の被取付部に、バルコニー、庇等の張出部を支持するためのブラケットが水平方向に突出するようにして取り付けられてなるブラケットの取付構造において、
    前記被取付部に、前記ブラケットの突出方向と同一方向に貫通する貫通孔が形成されるとともに、中心に第1孔部を有し、かつ第1孔部の近傍に第2孔部を有する座金部材が、前記貫通孔の両端の開口部に面して取り付けられ、
    これら第1孔部および貫通孔に、前記ブラケットを支持するための支持ボルトが、その先端部を被取付部の側面から突出するようにして挿通されるとともに、第2孔部を通じて貫通孔の内部に接着剤が充填されており、
    前記支持ボルトに螺合するナットが、前記被取付部の側面に設けられているとともに、この被取付部の側面から突出した支持ボルトの先端部に、前記ブラケットが取り付けられており、
    前記支持ボルトの頭部および前記支持ボルトに螺合するナットは、前記座金部材に形成された第1孔部および第2孔部を閉塞可能な大きさに設定されていることを特徴とするブラケットの取付構造。
  2. 請求項1に記載のブラケットの取付構造において、
    前記貫通孔は、前記支持ボルトの本体軸部よりも大径となるように形成されており、前記貫通孔の内周面と前記本体軸部の外周面との間に隙間が形成されていることを特徴とするブラケットの取付構造。
  3. 請求項1または2に記載のブラケットの取付構造において、
    前記座金部材には、前記貫通孔に嵌挿する輪状の嵌挿部が設けられており、前記第1孔部および第2孔部は、この嵌挿部の内周面よりも内側に位置していることを特徴とするブラケットの取付構造。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載のブラケットの取付構造において、
    前記ブラケットにベースプレートが設けられており、このベースプレートに、前記支持ボルトが挿通される挿通孔が形成されるとともに、ベースプレートの表面側および裏面側に、前記支持ボルトに螺合するナットがそれぞれ設けられていることを特徴とするブラケットの取付構造。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載のブラケットの取付構造において、
    前記被取付部には、前記ブラケットが取り付けられる側面と対向する側面に、所定の深さの窪み部が形成されており、この窪み部に、前記支持ボルトの頭部および座金部材が位置していることを特徴とするブラケットの取付構造。
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