JP5512929B2 - 耐震補強構造 - Google Patents

耐震補強構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5512929B2
JP5512929B2 JP2008009019A JP2008009019A JP5512929B2 JP 5512929 B2 JP5512929 B2 JP 5512929B2 JP 2008009019 A JP2008009019 A JP 2008009019A JP 2008009019 A JP2008009019 A JP 2008009019A JP 5512929 B2 JP5512929 B2 JP 5512929B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
foundation
wall panel
shaft portion
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008009019A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009167740A (ja
Inventor
啓司 植原
Original Assignee
株式会社 ウエハラ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ウエハラ filed Critical 株式会社 ウエハラ
Priority to JP2008009019A priority Critical patent/JP5512929B2/ja
Publication of JP2009167740A publication Critical patent/JP2009167740A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5512929B2 publication Critical patent/JP5512929B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、既存建物等に対して外壁パネル上から直接基礎と柱を結合して補強するホールダウン補強施工を行う耐震補強構造に関する。
木造建物は、一般に基礎上に土台を設置するとともに大引き等を架け渡し、これら横架材により軸組構造を構成し、この軸組構造に主柱や間柱等の各種柱を立設するとともに梁や火打ち梁等を組み合わせて軸組構造を構成し、この軸組構造を筋交い等により補強して躯体構造を構成する。木造建物は、軸組構造に根太や床材を取り付けて床構造を構成するとともに軸組構造に断熱材やボード等を組み合わせて内部壁面構造を構成し、軸組構造の外部に外壁パネルを取り付ける等して完成される。
木造建物においては、一般に所定の間隔を以ってアンカボルトを埋設した基礎に対して土台が、取付孔を貫通させた各アンカボルトの上端部からナットをねじ込んで一体化される。木造建物においては、構成各部材の結合部位に各種補強金具を取り付けて地震による大きな縦揺れと横揺れに対して所定の耐震強度が保持されるように構成される。木造建物においては、基礎と土台の結合状態を保持するとともに、土台に対してほぞ継ぎ手構造等による結合構造により立設した柱の結合状態を保持するホールダウン構造が設けられて耐震補強が行われる。ホールダウン構造は、一般に土台と柱に跨って固定するホールダウン金物を柱の立設位置(例えば隅柱の柱脚位置)に対応して基礎に埋設したアンカボルトにより固定することにより、基礎と土台と柱を一体化した構造である。
ところで、改正建築基準法の施行前に建築された多くの木造建物は、例えば無筋或いは無アンカボルトの基礎や補強金物がほとんど用いられていない木組み構造等により耐震強度が不足するものが多く、大きな社会問題となっている。耐震補強は、これら耐震強度不足の既存建物に対して所定箇所に後付の補強金具を取り付けることにより耐震強度の向上を図るが、施工対象箇所も多くかつその作業も面倒であるために費用負担が大きい等の事由から、実施率がなかなか上がっていない状況にある。
既存建物においては、基礎にアンカボルトが埋設されており、基礎と土台を一体に結合することにより耐震性の向上図ったものはあっても、隅柱の柱脚位置等にアンカボルトを埋設したものは少ない。したがって、既存建物の耐震補強では、特に柱等の横架部材を立設した位置に対応してアンカボルトが埋め込まれていない基礎に対して、柱を一体化するホールダウン補強を施すことが極めて困難となる。例えば特許文献1や特許文献2には、土台と柱を結合するコーナ金具と土台と基礎を結合する外付け金具を組み合わせることによりホールダウン補強を行う技術が開示されている。
特開2001−107458号公報 登録実用新案第3069945号公報
ところで、耐震補強の施工に際しては、上述したように既存の木造建物の躯体構造に対して補強が必要な部位に各種の補強金物を後付けで取り付けることから、補強対象の部位に対応して軸組み構造材や基礎を露出させるために外壁パネルが取り壊される。耐震補強の施工では、補強対象部位に補強金物の取付を行った後に取り壊し部位に、新しい外壁パネルの取付が行われる。外壁パネルの再取付施工は、取り壊し部位の縁均し作業、取り壊し部位に合わせた外形切断作業、取付作業或いは外周部位のコーキング作業等を行わなければならず面倒であるとともに作業効率も悪いといった問題がある。耐震補強の施工は、新しい外壁パネルの費用とともに取壊しや取付の作業によりコスト高となり、施工日数の長期化等の問題或いは外壁パネルの再取付部位と既存部位との不調和による建物の外観低下等の種々の問題があった。
耐震補強の施工は、上述した外壁パネルの取り壊しに起因する問題を解決するために、外壁パネル上から補強金物を直接取り付ける対応も考慮される。しかしながら、外壁パネルは、比較的柔らかくかつ機械的強度が小さい部材であるとともに基礎や土台との結合強度も小さいことから、基礎と一体化しても耐震強度の向上を図ることができない。また、外壁パネルは、軸組み構造材に対して胴縁を介して取り付けられることから、基礎や土台との間に空間部を構成する。したがって、かかる耐震補強の施工は、外壁パネルに取り付けた補強金物によって基礎と土台と柱を所定の耐震強度を以って一体化することが困難であるとともに、地震の大きな揺れにより外壁パネルに亀裂や破断が生じてしまい、まったく実用化されていない状況にある。
また、従来の耐震補強の施工においては、補強金物を外壁パネルの表面に取り付けてラグスクリューボルトを軸組み構造材にねじ込んで補強が行われる。耐震補強の施工は、外壁パネルと軸組み構造材との間に介在する胴縁等の厚みにより間隙が構成され、補強金物にねじ込まれたラグスクリューボルトがこの間隙を横切って軸組み構造材内にねじ込まれることで、いわゆるピン結合構造を構成する。耐震補強の施工においては、かかるピン結合構造により地震の大きな揺れによりラグスクリューボルト自体に大きな負荷がかかって変形や破断を生じさせるとともに、ラグスクリューボルトを介して軸組み構造材に大きな負荷がかかってひび割れや破断を生じさせる。したがって、耐震補強の施工においては、充分な耐震補強の作用が奏されないといった問題があった。
したがって、本発明は、既存建物等に対して、外壁パネル上から基礎と柱を結合する補強金物を直接取り付けてホールダウン補強を行うことにより、上述した種々の問題を解決する耐震補強構造を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明にかかる耐震補強構造は、基礎上に設置した土台や大引き等の横架材と、この横架材に組み合わせた柱や筋交い或いは梁等の軸組み構造材の外側部に胴縁等が介在する空間部を有して外壁パネルを取り付けた既存建物等の所定箇所に対して、補強金物と複数個の取付ボルトを用いて基礎と軸組み構造材間を直接結合することによりホールダウン補強を行う。耐震補強構造は、補強金物が、基礎の外側面と所定長さの領域で対向する長さを有し複数個の第1取付孔が形成された第1取付部と、この第1取付部と同一表面上に略直交状態で一体に形成され軸組み構造材の外側面と所定高さの領域で対向する長さを有し複数個の第2取付孔が形成された第2取付部とからなり、略L字状に構成される。耐震補強構造は、取付ボルトが、外周部にローレット加工が施されるとともに回止め凸部が形成された所定の軸長を有する大径の第1軸部と、この第1軸部と同軸に一体に形成され外周ねじ部が形成された小径の第2軸部と、第1軸部と第2軸部の連設部位に一体若しく上記第2軸部側から嵌合されて設けられる受け板部とから構成される。
耐震補強構造は、ドリルを用いて基礎に補強金物の各第1取付孔にそれぞれ相対して複数個の第1打込み孔を穿孔する。耐震補強構造は、ドリルを用いて外壁パネルにその外側面側から補強金物の各第2取付孔にそれぞれ相対して複数個のガイド孔を穿孔し、軸組み構造材に外壁パネルの各ガイド孔と同軸の複数個の第2打込み孔を穿孔する。耐震補強構造は、取付ボルトが、軸組み構造材に対して大径の第1軸部を外壁パネルのガイド孔を介して第2打込み孔内に所定の深さまで打ち込むことにより、受け板部が外壁パネルの外側面に突き当たり小径の第2軸部を突出させて取り付けられる。一方、耐震補強構造は、取付ボルトが、基礎に対して大径の第1軸部を第1打込み孔内に、上記軸組構造体に取り付けられる取付ボルトの上記受け板部の高さ位置と揃うように外壁パネルの厚みの空間部を有して所定の深さまで打ち込むことにより外側面から小径の第2軸部を突出させて取り付けられる
耐震補強構造は、補強金物が、第1取付孔に各取付ボルトの第2軸部を貫通させることにより第1取付部を基礎に対して組み合わされる。耐震補強構造は、補強金物が、第2取付孔に外壁パネルの外側面から突出した各取付ボルトの第2軸部を貫通させることにより第2取付部を軸組み構造材に組み合わされる。耐震補強構造は、各取付ボルトの第2軸部に形成した外周ねじ部に締付けナットをねじ込んで受け板部との間で第1取付部と第2取付部を挟み込んで補強金物を固定する。耐震補強構造は、補強金物が、基礎と軸組み構造材に跨って固定され、外壁パネル上から基礎と軸組み構造材とを一体化してホールダウン補強構造を構成する。耐震補強構造は、各取付ボルトが軸組み構造材に対して剛性を有して結合され、軸組み構造材との間隔を以って取り付けられる外装パネルとの結合部位においても補強金物に対して受け板部を挟んで剛性を有して結合される。したがって、耐震補強構造は、ラグスクリューボルトをねじ込むことにより軸組み構造材に対してピン構造を以って構成して結合する従来構造のように大きな地震等に際して軸組み構造材への負荷をかけずかつ取付ボルトの変形や切断も低減されて耐震補強を確実に奏する。
本発明にかかる耐震補強構造によれば、第1取付部と第2取付部を略直交状態で一体に形成した補強金物と、外周部にローレット加工を施すとともに回止め凸部を形成した大径の第1軸部と外周ねじ部を形成した小径の第2軸部とを一体に形成しかつ第1軸部と第2軸部の連設部位に受け板部を設けた取付ボルトを用い、外壁パネル側から基礎と軸組み構造材に穿孔した第1打込み孔と第2打込み孔にそれぞれ取付ボルトを打ち込むとともにこれら取付ボルトに補強金物を組み付け、この補強金物により外壁パネル上から基礎と柱を直接結合してホールダウン補強構造を構成する。耐震補強構造によれば、耐震強度が不足する既存建物に対して、補強対象箇所における外壁パネルの着脱作業や交換用外壁パネルが不要であり、簡易な作業による作業効率の向上とによりコスト低減を図って耐震補強を行うことが可能となる。耐震補強構造によれば、比較的柔らかく充分な機械的強度を有しておらず、内方に胴縁等の空間が存在する外壁パネルに対して直接補強金物を取り付けても所定の耐震強度を有して耐震補強が行われる。
以下、本発明の実施の形態として図面に示した耐震補強構造1について、詳細に説明する。耐震補強構造1は、図1及び図2に示すように、改正建築基準法で規定される耐震アンカボルトと適宜のホールダウン金物を用いて基礎2と土台3と柱4を一体化するホールダウン補強が行われておらず耐震強度が不足する既存建物に対して、詳細を後述するように外壁パネル5を壊さないでホールダウン補強工事を施して所定の耐震強度が付与されるようにする。
木造建物においては、所定の間隔を以ってアンカボルトを埋設した基礎2に対して土台3等の横架材が各アンカボルトを取付孔に貫通させて載置され、各アンカボルトの上端部から締付けナットをねじ込んで基礎2と土台3等を一体化した軸組を構成する。木造建物においては、土台3に対してほぞ継ぎ手構造等による結合構造により各種の柱4を立設し、柱4間に梁等を支架して組み合わせるとともに土台3や柱4と梁とを筋交いにより補強しかつ適宜の枠材を組み合わせて枠組を構成する。木造建物においては、柱4や枠材等の軸組み構造材により構成した空間部内に断熱材を組み付けるとともに、軸組み構造材の外側面に適宜の間隔を以って胴縁6を取り付ける。木造建物においては、図2に示すように胴縁6を介して枠組を覆う外壁パネル5が取り付けられ、この外壁パネル5と軸組み構造材との間に通気性を確保する通気空間部7が構成される。
耐震補強構造1においては、外壁パネル5に対してその外側面から柱4に対向する所定位置にドリルによる穿孔作業が行われて、高さ方向に並んで複数個(3個)のガイド孔8が穿孔される。耐震補強構造1においては、基礎2に対して穿孔作業が行われて、水平方向に並んで複数個の第1打込み孔10が穿孔される。耐震補強構造1においては、外壁パネル5の穿孔作業に連続して柱4に対する穿孔作業が行われて、各ガイド孔8と同軸をなす複数個の第2打込み孔11が穿孔される。
耐震補強構造1においては、各第1打込み孔10内にそれぞれ粘着系耐震アンカ(ケミカルアンカ:商品名)12を装填するとともに、各第2打込み孔11内にそれぞれ接着剤13を充填する。耐震補強構造1は、外壁パネル5の外側面から、基礎2と柱4に跨って補強金物14を複数個の取付ボルト(耐震ボルト)15により直接固定することにより、基礎2と土台3と柱4を一体化するホールダウン構造を構成する。
粘着系耐震アンカ12は、周知のようにカプセル内に化学反応により接着特性が生じる接着剤を充填した特殊アンカであり、アンカ孔(第1打込み孔10)内に装填される。粘着系耐震アンカ12は、アンカ孔内にボルトが打ち込まれることによりカプセルが破壊されて孔内に接着剤が満たされてボルトを強固に固定する。接着剤13は、例えばエポキシ系接着剤が用いられ、適宜の充填器を用いて外壁パネル5の外側面側からガイド孔8を介して第2打込み孔11内に充填される。
耐震補強構造1は、後述する仕様の各取付ボルト15を外側面から貫通させて柱4に取り付けるために、外壁パネル5に例えば20〜21mm径のガイド孔8を穿孔する。耐震補強構造1においては、上述したように外壁パネル5へのガイド孔8の穿孔と同時に柱4への第2打込み孔11の穿孔を行うことから、第2打込み孔11も20〜21mm径で形成される。なお、耐震補強構造1は、基礎2に形成する第1打込み孔10に上述したように粘着系耐震アンカ12を装填することから、第2打込み孔11よりもやや大径の23mm径の第1打込み孔10を穿孔する。また、耐震補強構造1は、第1打込み孔10及び第2打込み孔11が、事前調査により確認された外壁パネル5の出量に応じてその深さを適宜設定するが、後述する各取付ボルト15を約70mm乃至90mmの埋め込み量を以って埋め込むに足る深さで形成する。
なお、耐震補強構造1は、取付状態とその取付構造を説明するために、図1において隣り合う2面に補強金物14を取り付けた構造として示したが、いずれか一方の側面に取り付けた構造を基本とする。耐震補強構造1は、第1打込み孔10や第2打込み孔11が、基礎2や柱4の機械的強度を低下させない範囲で2個以上を形成してもよいが、穿孔工数や部材費或いは取付工数や所定の耐震強度等の条件から上述した個数が適当である。耐震補強構造1は、基礎2と土台3と柱4の一体化構造ばかりでなく、必要に応じて土台3ばかりでなく大引き等の他の横架材とこれに組み合わされる各種柱や筋交い等の軸組み構造材と基礎2間の一体化構造としても適用可能である。
耐震補強構造1は、補強金物14が、図4に示すように複数個の第1取付孔17を有する第1取付部16と、この第1取付部16と略直交状態で一体に形成された複数個の第2取付孔19を有する第2取付部18とからなる全体略L字状の部材である。補強金物14は、後述するように基礎2と柱4とに跨って取り付けた状態で、第1取付部16が基礎2の外側面と所定長さの領域で対向する長さを有し、基礎2に穿孔した第1打込み孔10に対応して複数個(2個)の第1取付孔17が形成される。補強金物14は、第2取付部18が柱4の外側面と所定長さの領域で対向する長さを有し、柱4に穿孔した第2打込み孔11に対応して複数個(3個)の第2取付孔19が形成される。
耐震補強構造1は、補強金物14が、外壁パネル5として一般に用いられている例えば厚みが約30mmのサイディング、厚みが約50mmのヘーベルライト或いは厚みが約37mmのパワーボード等の外壁パネル用として、以下の仕様により形成される。補強金物14は、例えば板厚が9mmの鋼板を素材として用い、この素材に対してプレスによる外形抜き加工及び直径21mmの第1取付孔17及び第2取付孔19の穿孔加工を施した後に熔解亜鉛めっきによる防錆処理を施して製作する。補強金物14は、第1取付部16が長さ430mm、幅77mmであり、先端から40mm位置でかつピッチ300mmで第1取付孔17を形成する。補強金物14は、第2取付部18が長さ650mm、幅60mmであり、ピッチ125mmで第2取付孔19を形成する。なお、補強金物14は、重さが約5Kgであり、各部位を一般的なプレス部品の公差範囲で形成するが、かかる仕様に限定されないことは勿論である。補強金物14は、例えば防錆特性を有するステンレス材を素材として製作してもよい。
耐震補強構造1は、取付ボルト15が、図5に示すように外周部20aにローレット加工が施されるとともに回止め凸部21が形成された第1軸部20と、段部22を介してこの第1軸部20と同軸に一体に形成され外周ねじ部24が全長に亘って形成された小径の第2軸部23と、段部22に周回りに突出して一体に形成されるフランジ状の受け板部25とから構成される。取付ボルト15は、後述するように第1軸部20が基礎2の第1打込み孔10や柱4の第2打込み孔11に打ち込まれる。取付ボルト15は、第1軸部20の基礎2や柱4に対して上述したように約70mm乃至90mmの埋め込み量を以って打ち込まれる。
取付ボルト15は、上述したように第1軸部20の外周部20aにローレット加工を施して微細な凹凸面の形状として構成したことにより、第1打込み孔10や第2打込み孔11に打ち込まれた状態において微細な凹凸面形状のローレット面が孔壁に食い込んで大きな地震の揺れに対しても緩みや抜けが防止される耐震ボルトとして機能する。また、取付ボルト15は、ローレット面により第1打込み孔10や第2打込み孔11に打ち込まれた状態で接着剤が全域かつ全周に亘って行き渡り、接着特性の向上が図られて基礎2や柱4に強固に固定される。
取付ボルト15は、第1軸部20を第1打込み孔10や第2打込み孔11に打ち込んだ際に、外周部に形成した回止め凸部21が各孔の内壁に食い込むことにより回止め作用を奏する。取付ボルト15は、第1打込み孔10や第2打込み孔11に打ち込んで外周ねじ部24への締付けナット26のねじ込みを行う際に、接着剤が未硬化状態でも締付けナット26との共回りが防止されてねじ込みが可能となり作業効率の向上が図られる。取付ボルト15は、回止め凸部21が各孔内において楔作用も奏し、大きな地震の揺れに対しても緩みや抜けが防止される耐震性を向上させる。
取付ボルト15は、例えば第1軸部20が軸径19mm、第2軸部23が軸径16mmに形成されるとともに、標準仕様として全長が約108mmのものが用いられる。取付ボルト15は、上述したように第1軸部20を基礎2や柱4に対して最長で約90mmの埋め込み量を以って打ち込まれるが、この第1軸部20が基礎2や柱4の表面から外壁パネル5と胴縁6の厚みとほぼ等しい長さ分を突出されるように打ち込まれる。したがって、取付ボルト15は、例えば50mmと厚みが大きいヘーベルライト用として全長が約130mmのものが用いられる。
取付ボルト15は、第1軸部20と第2軸部23との連設部位に受け板部25が一体に形成される。受け板部25は、外壁パネル5に穿孔したガイド孔8の孔径よりも大径であるとともに補強金物12に形成した第1取付孔17や第2取付孔19の孔径よりも大径の円盤状に形成される。受け板部25は、後述するように取付ボルト15に組み合わされた補強金物12が第1取付部14と第2取付部16を突き当てられることで、全体として補強金物12の受け面を構成する。
耐震補強構造1においては、図1及び図2に示すように、取付ボルト15が、基礎2に対して第1軸部20を第1打込み孔10内に上述した埋込み量まで打ち込むことにより、外側面から第2軸部23を突出させて水平方向に並んで取り付けられる。耐震補強構造1においては、取付ボルト15が、柱4に対して第1軸部20を外壁パネル5の外側面側から第1ガイド孔8に嵌挿し、その先端を第2打込み孔11の開口部と位置合わせした状態で第2打込み孔11内に打ち込まれることにより柱4に取り付ける。耐震補強構造1においては、取付ボルト15が、基礎2や柱4に対して粘着系耐震アンカ12や接着剤13により強固に固定されて取り付けられる。
耐震補強構造1においては、各取付ボルト15が、柱4に対して第1軸部20を上述した所定の埋込み量まで打ち込むことにより、図2及び図3に示すように受け板部25が外壁パネル5の外側面に突き当たり、この外側面から第2軸部23を突出させて高さ方向に並んで取り付けられる。耐震補強構造1においては、基礎2と柱4に取り付けられた各取付ボルト15の各受け板部25が互いに略同一面を構成し、上述したように補強金物14の受け面を構成する。
耐震補強構造1においては、図1に示すように補強金物14が、受け板部25を取付面として基礎2や柱4の外側面と対向して各取付ボルト15に組み合わされる。耐震補強構造1においては、補強金物14が第1取付孔17に相対する取付ボルト15の第2軸部23を貫通させることにより、受け板部25に突き当てられて第1取付部16を基礎2の外側面と所定の間隔を以って対向した状態として組み合わされる。耐震補強構造1においては、補強金物14が第2取付孔19に外壁パネル5の外側面から突出した取付ボルト15の第2軸部23を貫通させることにより、受け板部25に突き当てられて第2取付部18を柱4の外側面と所定の間隔を以って対向した状態として組み合わされる。耐震補強構造1においては、補強金物14が、上述したように各取付ボルト15が各受け板部25を互いに略同一面を構成して基礎2や柱4に取り付けられることから、第1取付部16と第2取付部18も同一面を構成する。
耐震補強構造1においては、第1取付孔17から突出した取付ボルト15の第2軸部23に対して外周ねじ部22に締付けナット26をねじ込み、図3に示すようにこの締付けナット26と取付ボルト15の受け板部25との間で第1取付部14を挟み込んで補強金物14を基礎2に固定する。耐震補強構造1においては、第2取付孔19から突出した取付ボルト15の第2軸部23に対して外周ねじ部22に締付けナット26をねじ込み、この締付けナット26と取付ボルト15の受け板部25との間で第2取付部16を挟み込んで補強金物14を柱4に固定する。
耐震補強構造1においては、上述したように補強金物14が、基礎2と土台3に立設した柱4に跨って固定され、外壁パネル5上から基礎2と柱4を一体化してホールダウン補強構造を構成する。耐震補強構造1においては、各取付ボルト15が、補強金物14との間において受け板部25を挟んで締付けナット26を締め付けられることにより剛性結合構造を構成するとともに、第打込み孔10や第2打込み孔11に打ち込んだ第1軸部20が基礎2や柱4に対して剛性結合構造を構成する。
したがって、耐震補強構造1においては、土台3や柱4と補強金物14との間に胴縁6を介して外壁パネル5を取り付けた構造であっても、上述したように基礎2と柱4を一体化するホールダウン補強構造を構成して固定するとともに、各取付ボルト15が柱4と補強金物14に対してそれぞれ剛性結合構造を構成して固定する。耐震補強構造1においては、これにより大きな地震による縦揺れと横揺れに対して補強金物14を介して基礎2に対する柱4の強固な補強を行うことが可能である。
なお、耐震補強構造1においては、建物の外観を保持するために締付けナット26として取付ボルト15の外観を隠す袋ナットを用いるようにしたが、かかる袋ナットに限定されないことは勿論である。また、耐震補強構造1においては、地震による揺れや振動による締付けナット26の緩みや脱落を防止するために、例えばスプリングワッシャ等の適宜の緩止めを介在させるようにしてもよい。
耐震補強構造1においては、上述したように第1軸部20と第2軸部23と受け板部25を一体に形成した取付ボルト15を用いたが、かかる取付ボルト15に限定されないことは勿論である。耐震補強構造1においては、例えば図6に示す取付ボルト30を用いるようにしてもよい。取付ボルト30は、第1軸部32と第2軸部33を一体に形成したボルト本体31と、このボルト本体31に組み付ける受け板リング34とから構成される。取付ボルト30は、第1軸部32と第2軸部33との間の段部22や、第1軸部32の外周面に施すローレット加工や回止め凸部21或いは第2軸部33の外周部に形成される外周ねじ部24が取付ボルト15と同等とされる。また、取付ボルト30は、各部の寸法仕様も取付ボルト15と同等とされる。
取付ボルト30は、受け板リング34がその外径を上述した取付ボルト15の受け板部25とほぼ同径とされるとともに、軸孔35が第1軸部32よりも小径で第2軸部33よりも大径とされる。取付ボルト30は、受け板リング34が第2軸部33側から嵌挿されて段部22に突き当たることにより、軸方向に位置決めされてボルト本体31に組み付けられる。
取付ボルト30は、上述した取付ボルト15と同様に第1軸部32を第1打込み孔10或いは第2打込み孔11に打ち込まれることにより基礎2或いは柱4に取り付けられる。取付ボルト30は、受け板リング34が外壁パネル5の外側面に突き当てられ、組み付けられた補強金物14の受け面を構成する。なお、取付ボルト30は、第2軸部33に対して受け板リング34とともに緩み止めのスプリングワッシャ等を組み付けてもよい。
以上のように構成される耐震補強構造1は、既存の木造建物に対して図7に示した施工工程を施してホールダウン補強を行う。耐震補強構造1の施工工程は、既存の木造家屋について耐震調査を行い、この調査結果に基づいて補強対象箇所に第1打込み孔10と第2打込み孔11を穿孔する穿孔箇所のけがきを行うけがき工程を施す(S−1)。けがき工程は、補強金物14の第2取付部18に形成した各第2取付孔19が柱4の芯と対応位置するように外壁パネル5の外側面に穿孔位置のけがきを行うとともに、これらに合わせて補強金物14の第1取付部16に形成した各第1取付孔17と対応位置するように基礎2の外側面に穿孔位置のけがきを行う。
施工工程は、ドリルを用いて基礎2の各けがき位置にそれぞれ第1打込み孔10を穿孔する穿孔工程を施す(S−2)。穿孔工程は、上述した仕様の取付ボルト15を用いるとともに粘着系耐震アンカ12を装填することから23mm径の第1打込み孔10を基礎2に穿孔する。穿孔工程は、上述したように外壁パネル5の出量に応じて第1打込み孔10の深さを適宜設定して穿孔を行う。
施工工程は、基礎2に穿孔した各第1打込み孔10に粘着系耐震アンカ12を装填する粘着系アンカ装填工程を施した後に(S−3)、各第1打込み孔10内に取付ボルト15をそれぞれ打ち込む取付ボルト打込み工程を施す(S−4)。取付ボルト打込み工程は、上述したように各取付ボルト15をそれぞれの受け板部25が基礎2の外側面から所定の位置において互いに同一面を構成するようにして基礎2に取り付ける。
施工工程は、ドリルを用いて外壁パネル5の各けがき位置にそれぞれガイド孔8を穿孔するとともに、同時に柱4にガイド孔8と対応して第2打込み孔11を穿孔する穿孔工程を施す(S−5)。穿孔工程は、上述したように20mm〜21mm径のガイド孔8と第2打込み孔11を外壁パネル5の外側面を基準として全体で約110mmの深さを以って穿孔を行う。
施工工程は、外壁パネル5の外側面から、ガイド孔8を介して各第2打込み孔11内に接着剤を充填する接着剤充填工程を施す(S−6)。施工工程は、外壁パネル5の外側面から、ガイド孔8を介して各第2打込み孔11内に取付ボルト15をそれぞれ打ち込む取付ボルト打込み工程を施す(S−7)。取付ボルト打込み工程は、上述したように各取付ボルト15をそれぞれの受け板部25が外壁パネル5の外側面に突き当たる位置まで打ち込むことにより、各取付ボルト15がそれぞれの第2軸部23を外壁パネル5の外側面から突出させて取り付ける。なお、施工工程においては、全ての取付ボルト15が、それぞれの受け板部25を互いに同一面を構成するようにして基礎2と柱4に取り付けられるようにする。施工工程は、外壁パネル5のガイド孔8と取付ボルト15の受け板部25との間に、雨水等がガイド孔8を介して通気空間部7に浸入しないようにするためにコーキング剤を充填するコーキング工程を施す(S−8)。
施工工程は、基礎2と柱4に取り付けた各取付ボルト15に対して補強金物14を取り付ける補強金物取付工程を施す(S−9)。補強金物取付工程は、補強金物14が、第1取付孔17に基礎2に取り付けた取付ボルト15の第2軸部23を貫通させることにより第1取付部16を基礎2の外側面と対向して組み合わせ、第2取付孔19に外壁パネル5の外側面から突出した取付ボルト15の第2軸部23を貫通させることにより第2取付部18を外壁パネル5の外側面と対向して組み合わせる。
施工工程は、各取付ボルト15に締付けナット26をねじ込んで補強金物14を固定する締付けナット締付け工程を施す(S−10)。締付けナット締付け工程は、補強金物14の第1取付孔17を貫通した取付ボルト15の第2軸部23に対してその外周ねじ部24に締付けナット26をねじ込むことにより、この締付けナット26と取付ボルト15の受け板部25との間で第1取付部14を挟み込んで補強金物14を基礎2に固定する。締付けナット締付け工程は、第2取付孔19を貫通した取付ボルト15の第2軸部23に対してその外周ねじ部24に締付けナット26をねじ込むことにより、この締付けナット26と取付ボルト15の受け板部25との間で第2取付部16を挟み込んで補強金物14を柱4に固定する。
施工工程は、上述した工程を経て、補強金物14を外壁パネル5上から、基礎2と柱4に跨って取付ボルト15により強固に固定する。施工工程は、これにより補強金物14を介して基礎2と柱4を一体化するホールダウン補強構造の耐震補強構造1を構成する。なお、施工工程は、必要に応じて補強金物14に、外壁パネル5と同色系のペンキ塗り等を施すようにしてもよい。施工工程は、上述した順序に限定されないことは勿論であり、例えば外壁パネル5側の穿孔工程を先に実施するようにしてもよい。
施工工程は、上述した簡易な作業による工程を経て既存の木造建物に大きな耐震強度を有する耐震補強構造1を効率よく施工する。施工工程は、外壁パネル5を取り壊すことなく耐震補強構造1の施工を可能とすることにより、部材費や施工工数の大幅な低減が図られるようにする。
耐震補強構造1は、例えば105×105の杉材からなる柱4に対して、その外側面との間に30mmの空間部を構成して補強金物14を取付ボルト15により取り付けて柱4に対して垂直方向の引張り荷重を負荷する引張り試験を実施した場合に、46.0KNの引張り耐力を得ることが確認された。耐震補強構造1においては、引張り荷重を加える途中で取付ボルト15に多少の曲がりも観察されたが、試験後にはほぼ初期状態となり地震後の修復力を有することも確認された。耐震補強構造1は、阪神淡路大震災における突上げ力(垂直方向の引張り荷重に相当)が最大41KNであったことから、これに耐え得る充分な耐震強度を有している。
105×105の杉材からなる試験片に対して30mmの対向間隔を以って補強金物14をスクリューボルトにより取り付けた場合との引張り試験の結果を図8に示す。M9スクリューボルト5本を用いた比較例構造では、約25.0KNの引張り耐力であった。また、M16スクリューボルト3本を用いた比較例構造では、約28.0KNの引張り耐力(28.0KNの引張り荷重で、柱がスクリューボルトの取付線に沿って破断した)であった。さらに、M6スクリューボルト10本を用いた比較例構造では、約30.0KNの引張り耐力であった。耐震補強構造1においては、取付ボルト15を用いることにより、従来補強金物を土台3や柱4に固定するために一般に用いられているスクリューボルトに比較して大きな機械的強度を以って補強金物14の取付が行われる。
図9は、105×105の杉材からなる試験片と各種外壁パネルとの組み合わせによる引張り試験結果を示した図である。胴縁を含む厚さが約30mmのサイディングとの組み合わせでは最大引張り荷重が約46.0KNであった。約37mmのパワーボードとの組み合わせでは最大引張り荷重が約44.0KNであった。約50mmのライトヘーベルとの組み合わせでは最大引張り荷重が約42.0KNであった。耐震補強構造1は、この試験結果から明らかなように一般に使用されている各種外壁パネル5に適用しても充分な耐震強度を有している。
実施の形態として示す耐震補強構造の要部斜視図である。 耐震補強構造の要部断面図である。 柱に対して取付ボルトにより補強金物を取り付けた状態の要部断面図である。 補強金物の正面図である。 取付ボルトの側面図である。 他の取付ボルトの斜視図である。 耐震補強構造の施工工程図である。 スクリューボルトを使用した比較例との引張り試験結果を示す図である。 各種外壁パネとの組合せ例に対する引張り試験結果を示す図である。
符号の説明
1 耐震補強構造、2 基礎、3 土台、4 柱、5 外壁パネル、6 胴縁、7 通気空間部、8 ガイド孔、10 第1打込み孔、11 第2打込み孔、12 粘着系耐震アンカ、13 接着剤、14 補強金物、15 取付ボルト、16 第1取付部、17 第1取付孔、18 第2取付部、19 第2取付孔、20 第1軸部、21 回止め凸部、22 段部、23 第2軸部、24 外周ねじ部、25 受け板部、26 締付けナット、30 取付ボルト、31 ボルト本体、32 第1軸部、33 第2軸部、34 受け板リング

Claims (1)

  1. 基礎上に設置した軸組み構造材の外側部に胴縁等が介在する空間部を有して外壁パネルを取り付けた建物における耐震補強構造であり、
    上記基礎の外側面と所定長さの領域で対向する長さを有し複数個の第1取付孔が形成されたた第1取付部と、この第1取付部と同一面上に略直交状態で一体に形成され上記軸組み構造材の外側面と所定高さの領域で対向する長さを有し複数個の第2取付孔が形成された第2取付部とから構成された略L字状の補強金物と、
    外周部にローレット加工が施されるとともに回止め凸部が形成された所定の軸長を有する大径の第1軸部と、この第1軸部と同軸に一体に形成され外周ねじ部が形成された小径の第2軸部と、上記第1軸部と上記第2軸部の連設部位に一体若しく上記第2軸部側から嵌合されて設けられる受け板部とから構成された複数個の取付ボルトとが用いられ、
    上記基礎に上記補強金物の上記各第1取付孔にそれぞれ相対して複数個の第1打込み孔を穿孔し、上記外壁パネルにその外側面側から上記補強金物の上記各第2取付孔にそれぞれ相対して複数個のガイド孔を穿孔し、上記軸組み構造材に上記外壁パネルの上記各ガイド孔と同軸の複数個の第2打込み孔を穿孔し、
    上記基礎には、上記第1打込み孔内に接着系耐震アンカを打ち込み、この状態で上記取付ボルトの打ち込みが行われるとともに、
    上記軸組み構造材には、上記外壁パネルの外側面側から上記第2ガイド孔を介して上記第2打込み孔内に接着剤を充填し、この状態で上記取付ボルトの打ち込みが行われ、
    上記取付ボルトは、上記軸組み構造材に対してそれぞれの上記第1軸部を上記外壁パネルの上記ガイド孔を介して上記第2打込み孔内に所定の深さまで打ち込まれることにより上記受け板部が上記外壁パネルの外側面に突き当たり上記第2軸部を突出させて取り付けられるとともに、
    上記基礎に対してそれぞれの上記第1軸部を上記第1打込み孔内に、上記軸組構造体に取り付けられる取付ボルトの上記受け板部の高さ位置と揃うように外壁パネルの厚みの空間部を有して所定の深さまで打ち込むまれ、外側面から上記第2軸部を突出させて取り付けられ、
    上記補強金物が、上記第1取付部を上記第1取付孔に上記各取付ボルトの上記第2軸部を貫通させて上記基礎に組み合わされるとともに、上記第2取付部を上記第2取付孔に上記外壁パネルの外側面から突出した上記各取付ボルトの上記第2軸部を貫通させて上記軸組み構造材に組み合わされ、
    上記各取付ボルトの上記第2軸部に形成した外周ねじ部に締付けナットをねじ込んで上記受け板部との間で上記第1取付部と上記第2取付部を挟み込んで上記補強金物を上記基礎と上記軸組み構造材に跨って固定することにより、内方に胴縁等が介在する空間部を有する外壁パネルに対して、上記外壁パネル上から上記基礎と上記軸組み構造材とを一体化して補強することを特徴とする耐震補強構造。
JP2008009019A 2008-01-18 2008-01-18 耐震補強構造 Active JP5512929B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008009019A JP5512929B2 (ja) 2008-01-18 2008-01-18 耐震補強構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008009019A JP5512929B2 (ja) 2008-01-18 2008-01-18 耐震補強構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009167740A JP2009167740A (ja) 2009-07-30
JP5512929B2 true JP5512929B2 (ja) 2014-06-04

Family

ID=40969225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008009019A Active JP5512929B2 (ja) 2008-01-18 2008-01-18 耐震補強構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5512929B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012087490A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Nice Holdings Inc 火打ち金具

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4887453U (ja) * 1972-01-28 1973-10-23
JPH0762751A (ja) * 1993-08-25 1995-03-07 Misaki:Kk アンカーボルト
JPH10306810A (ja) * 1997-05-06 1998-11-17 Crown Seimitsu Kogyo Kk アンカー部材
JPH1162263A (ja) * 1997-08-07 1999-03-05 Showa Mirai:Kk 建築用補強プレート
JP2003314064A (ja) * 2002-04-23 2003-11-06 Kanai:Kk 補強金物
JP4143482B2 (ja) * 2003-06-25 2008-09-03 株式会社 ウエハラ 耐震補強構造
JP4443945B2 (ja) * 2003-08-14 2010-03-31 株式会社 ウエハラ 木材用取付構造
JP2006241763A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Tokai Sander Kogyo Kk 耐震補強金具
JP2006265916A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Hirayama Masae 耐震補強構造体
JP2007002624A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Kokusai Mokushitsu Bunka Kenkyusho:Kk 建築物構成要素の連結構造及び連結方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009167740A (ja) 2009-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4585595B2 (ja) 木造家屋の耐震補強構造および木造家屋の耐震補強工法
JP4741386B2 (ja) 木質構造材の接合工法および接合構造
JP4546492B2 (ja) 木質構造物における木材接合部の補強構造
JP5512929B2 (ja) 耐震補強構造
JP7157475B2 (ja) 木構造建築物の耐力壁構造及び耐力壁施工方法
JP4402129B2 (ja) 耐力壁の補強構造
JP4355680B2 (ja) 耐震補強装置
JP4543184B2 (ja) 胴縁取付用ブラケットおよびその取付方法
JP2015086685A (ja) 木材と繊維シートによる耐震補強材を用いた耐震補強構造
JP3708712B2 (ja) スラブパネルの施工方法
JP2004084404A (ja) 耐震壁材の補強構造
JP6067438B2 (ja) 壁パネルの取付構造
JP3165034U (ja) 建物耐震補強筋交い工法
JP5038681B2 (ja) 建物の補強構造
JPH09291607A (ja) 建築用構造材継手
JP2006132202A (ja) 木造軸組部材の接合構造
JP2004218236A (ja) 既存の木造建築物の耐震改修工法
JP4961277B2 (ja) 連結金具および構造材と柱の連結構造
JP2006063756A (ja) 壁パネルの製造方法
JP3401747B2 (ja) 既設構築物の耐震改修構造
JPH0978694A (ja) 建築物の耐震補強金物
JP2016205112A (ja) 合成繊維ロープを用いた耐震補強構造
JP2022032129A (ja) 軸組補強構造及びその施工方法
JP2017125302A (ja) 木材用あと施工アンカーの施工方法
JP2007016497A (ja) カーテンウォール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5512929

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250