JP2006063756A - 壁パネルの製造方法 - Google Patents

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秀哲 黒岩
Shinsuke Kuwabara
伸輔 桑原
Kenji Shirokura
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Abstract

【課題】 外観を悪くしたり、外観意匠に制約を与えたりすることなく壁パネルを容易に取り付け施工できる壁パネルの製造方法を提供する。
【解決手段】 ALC板のような壁パネル本体1に板厚方向に貫通するように挿通穴2を穿孔すると共に挿通穴2の片面側である一端側に挿通穴2より径の大きな座ぐり穴3を穿孔し、筒体4aの内面に雌ねじ4bを設けたナット部材4を挿通穴2に挿通してナット部材4の一端に設けた挿通穴2より径の大きなフランジ4cを座ぐり穴3に位置させ、壁パネル本体1の母材と同質の補修材5をフランジ4cを覆うように座ぐり穴3に充填する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、壁パネルの製造方法に関し、詳しくは壁パネルを建物躯体に取り付けるためのナット部材を埋設した壁パネルを製造する方法に関するものである。
従来、ALC板のような壁パネルを建物躯体の下地胴縁に取り付ける取り付け構造としては、図6に示すようにタッピングねじaを使用して壁パネルAを屋外側より取り付ける構造(例えば、特許文献1の第1公知技術参照)と、図7に示すように壁パネルAの内部にアンカー鋼棒bを差し込み、且つ該壁パネルAの屋内側より挿入した穴あきボルトcの穴dにアンカー鋼棒bを挿通して壁パネルAを穴あきボルトcを介して取り付ける構造(例えば、特許文献1の第2公知技術参照)とが一般的に実施されていた。
すなわち、図6に示す例では壁パネルAを建物躯体側の下地胴縁eに取り付けるにあたって、壁パネルAの屋外側からタッピングねじaを打ち込んで壁パネルAを下地胴縁eに取り付け固定すると共に、壁パネルAの屋外側から打ち込まれたタッピングねじaの頭部跡に補修材fを充填していた。図6でgは建物躯体の躯体柱、hは下地胴縁eに取り付けるアングル材、iは横目地部、jは縦目地部、kは目地部i,jに充填されたシーリング材である。
また図7に示す例では壁パネルAに壁パネルAの幅方向の端面から幅方向に貫通するように穴を穿設した後でこの穴にアンカー鋼棒bを差し込み、且つ壁パネルAの屋内側よりアンカー鋼棒bと直交する方向に穴を穿設すると共に、この穴内に穴あきボルトcを挿入し、該穴あきボルトcの頭部の穴d内にアンカー鋼棒bを挿通し、さらに穴あきボルトcの元部にワッシャーm及びナットnを介してZ型プレートpを取り付け、Z型プレートpの先端を下地胴縁eに係合することによって、壁パネルAを建物躯体に取り付け固定した構造になっている。
特開平9−100588号公報
ところが、上記の図6の従来例の場合、壁パネルAの屋外側からタッピングねじaを打ち込むため、壁パネルAの外表目に傷が付き、壁パネルAが薄形ALC板のような壁パネル本体で外面に塗装が施されている場合には外装仕上げを傷付けるという問題があった。特に他建材等の複合化により外観意匠のバリエーションを構築するのにタッピングねじaが弊害となる。例えば、薄形ALC板のような壁パネル本体にタイル、石材等を複合する場合、下地胴縁eと対応する部分にタッピングねじaを打つ位置を確保しなければならなく、またタッピングねじaを打ち込み位置を確保しようとすると外観意匠に制約を生じ、意匠の自由性が損なわれるという問題があった。特にステンレス鋼板等を薄形ALC板のような壁パネル本体に貼り付けて壁パネルAを構成することができないという問題があった。
また上記の図7の従来例の場合、壁パネルAにアンカー鋼棒b及び穴あきボルトcを挿入する穴を正確に穿設し、かつ、これらの穴の中でアンカー鋼棒bを穴あきボルトcとを係合しなければならないので、極めて加工が複雑であり、これをスムーズに実施するためには特別な技能を有するという問題があった。また使用される壁パネルAも鉄筋入りの特殊な壁パネルAにする必要があった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、外観を悪くしたり、外観意匠に制約を与えたりすることなく壁パネルを容易に取り付け施工できる壁パネルの製造方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の壁パネルの製造方法は、ALC板のような壁パネル本体1に板厚方向に貫通するように挿通穴2を穿孔すると共に挿通穴2の片面側である一端側に挿通穴2より径の大きな座ぐり穴3を穿孔し、筒体4aの内面に雌ねじ4bを設けたナット部材4を挿通穴2に挿通してナット部材4の一端に設けた挿通穴2より径の大きなフランジ4cを座ぐり穴3に位置させ、壁パネル本体1の母材と同質の補修材5をフランジ4cを覆うように座ぐり穴3に充填することを特徴とする。上記のように壁パネルAを製造することにより、壁パネル本体1にナット部材4が埋設して取り付けられ、このナット部材4にボルト15を螺合して壁パネルAを容易に取り付けることができる。また壁パネル本体1に貫通するように設けた挿通穴2にナット部材4を挿通してナット部材4のフランジ4cを座ぐり穴3に収め、座ぐり穴3に補修材5を充填することによりナット部材4を埋設することができるためにナット部材4を簡単な構造で容易に埋設することができると共にナット部材4が外れたりしないように強固に埋設することができる。また座ぐり穴3に補修材5を充填することによりナット部材4が外観上見えないように外観よく埋設することができる。これにより外観を悪くしたり、外観意匠に制約を与えたりすることなく、壁パネルAを簡単な構造で容易に取り付け施工できるようになる。
またフランジ4cに透孔6を設けておき、補修材5を透孔6に食い込ませて固定することを特徴とすることも好ましい。この場合、座ぐり穴3に充填した補修材5が透孔6に食い付き補修材5が外れないように確実に取り付けられる。
またフランジ4cに共廻り防止突起7を設けておくことを特徴とすることも好ましい。フランジ4cの共廻り防止突起7が座ぐり孔3に係止し、ナット部材4にボルト15を螺合するときにナット部材4が共廻りすることがなく、壁パネルAの取り付け施工に支障を生じることがない。
本発明は叙述の如く壁パネルを製造するので、ナット部材を壁パネル本体に簡単且つ強固に埋設することでき、しかもナット部材が片面側に露出しないように埋設することができ、これにより外観を悪くしたり、外観意匠に制約を与えたりすることなく、壁パネルを簡単な構造で容易に取り付け施工できるという効果がある。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
壁パネルAはALC板のような壁パネル本体1にナット部材4を埋設するように一体化して形成されている。このALC板のような壁パネル本体1は薄形のものであって、厚さ35mm以上75mm未満のものである。またALC板のような壁パネル本体1内にはラス網8を全面に亙るように埋設してある。
この壁パネル本体1には図1(a)(b)に示すように両面に貫通するように挿通穴2を穿孔してあり、挿通穴2の片面側で挿通穴2より充分に径の大きな座ぐり穴3を設けてある。ナット部材4は図2に示すように形成されるものであって、筒体4aの内面に全長に亙って雌ねじ4bを設けてあり、筒体4aの一端に筒体4aの外径より充分に径の大きなフランジ4cを一体に設けてある。筒体4aは本例の場合、多角形に形成されている。また筒体4aにフランジ4cを一体に装着する場合、例えば溶接にて接合してある。
この壁パネル本体1の挿通穴2には図1(c)に示すようにナット部材4の筒体4aが挿通され、フランジ4cが座ぐり穴3に位置させられる。このときナット部材4を接着剤にて挿通穴2や座ぐり穴3に接着してもよい。この状態で座ぐり穴3には必要に応じて吸水防止剤や接着力強化剤が塗布され、座ぐり穴3には壁パネル本体1の母材と同質の補修材5が図1(d)のように充填されて補修材5が硬化することで壁パネル本体1にナット部材4が埋設固定され、壁パネルAが形成される。
また、建物躯体側の壁パネルAの表面からナット部材4の筒体4aの先端を1mm以下の寸法で突出させると、後述のようにボルト15を螺合して締め込んでも壁パネルA内部において母材がフランジ4cにより潰されることがなくなる。これにより、風荷重に対する引き抜き耐力の不均一がなくなる。
この壁パネルAは工場で製造されるものであり、次のように製造工程で製造される。壁パネル本体1にドリルで挿通穴2及び座ぐり穴3を図1(a)(b)のように穿孔し、切削切粉を除去した後に挿通穴2及び座ぐり穴3にナット部材4を挿通して図1(c)のようにセットし、座ぐり穴3に必要に応じて吸水防止剤や接着強化剤を塗布し、図1(d)のように補修材5を充填する。
上記のように壁パネル本体1にナット部材4を埋設して一体化した壁パネルAは建物躯体に取り付ける場合、例えば図3に示すように建物躯体の梁9に取り付けた断面Z字状の取り付け金具10の取り付け穴11に建物躯体側からボルト15を挿通し、壁パネルAのナット部材4の雌ねじ4bにボルト15を螺合する。
なお、この壁パネルAは壁パネル本体1の屋外側の面に必要に応じてタイル、石材、ステンレス鋼板等を貼り付けて複合してあってもよい。
また図4はナット部材4の他の例を示す。本例のナット部材4はフランジ4cが円錐台状に形成されており、このフランジ4cに複数個の透孔6を穿孔してある。このようにしてあると、ナット部材4のフランジ4cを座ぐり穴3に収めて座ぐり穴3に補修材5を充填したとき、補修材5が透孔6に食い込み、補修材5が剥がれたりしないように強固に固定される。
また図5はナット部材4の他の例を示す。本例の場合、筒体4aにフランジ4cを取り付けるのにビスのようなねじ13を用い、フランジ4cの取り付け穴12を介してねじ13を筒体4aの雌ねじ4bに螺合している。このようにねじ13でフランジ4cを取り付けると溶接のような複雑な加工を要しない。またこの例の場合、フランジ4cに共廻り防止突起7を設けてあり、フランジ4cを座ぐり穴3に収めたときに共廻り防止突起7が座ぐり穴3の底面に食い込んでナット部材4の共廻りが防止されるようになっている。
(a)は壁パネル本体に挿通穴や座ぐり穴をあけた状態の斜視図、(b)は壁パネル本体に挿通穴や座ぐり穴をあけた状態の断面図、(c)は壁パネル本体にナット部材をセットした状態の断面図、(d)は座ぐり穴に補修材を充填した状態の断面図である。 同上のナット部材の斜視図である。 同上の壁パネルを建物躯体に取り付けた状態の断面図である。 同上のナット部材の他の例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 同上のナット部材の他の例を示す分解正面図である。 一従来例を示し、(a)(b)は要部の縦断面図、(c)は(b)の横断面図である。 他の従来例を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)の要部を拡大せる縦断面図、(c)は横断面図である。
符号の説明
A 壁パネル
1 壁パネル本体
2 挿通穴
3 座ぐり穴
4 ナット部材
4a 筒体
4b 雌ねじ
4c フランジ
5 補修材
6 透孔
7 共廻り防止突起

Claims (3)

  1. ALC板のような壁パネル本体に板厚方向に貫通するように挿通穴を穿孔すると共に挿通穴の片面側である一端側に挿通穴より径の大きな座ぐり穴を穿孔し、筒体の内面に雌ねじを設けたナット部材を挿通穴に挿通してナット部材の一端に設けた挿通穴より径の大きなフランジを座ぐり穴に位置させ、壁パネル本体の母材と同質の補修材をフランジを覆うように座ぐり穴に充填することを特徴とする壁パネルの製造方法。
  2. フランジに透孔を設けておき、補修材を透孔に食い込ませて固定することを特徴とする請求項1記載の壁パネルの製造方法。
  3. フランジに共廻り防止突起を設けておくことを特徴とする請求項1または請求項2記載の壁パネルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102538856A (zh) * 2011-12-27 2012-07-04 济南试金集团有限公司 液压万能试验机油缸底座装置
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CN107700709A (zh) * 2016-08-08 2018-02-16 湖北源盛钢构有限公司 一种环保型砼墙体的结构及施工方法

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