JP4989147B2 - 建築部材取付用ビス及び建築部材の取付構造 - Google Patents

建築部材取付用ビス及び建築部材の取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、部材を取り付けるためのビス、及び建築部材を取り付けるための建築部材取付用ビス並びに建築部材の取付構造に関するものであり、特に、壁の改修に好適に使用することができるものである。
従来より、外壁材の表面に役物を取り付けたり外壁材を建物の枠体に取り付けるにあたって、ビスが用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。従来から用いられているビスでは、ビスをねじ込むための下孔(貫通孔)を外壁材や役物や枠体に予めねじ込む前に形成しておかなければならず、また、外壁材と役物と枠体の下孔の位置合わせをしなければならず、施工に手間がかかるという問題があった。しかも、ビスの全長に亘ってネジ部(雄ネジ)を形成しているために、ビス全体をねじ込むまで外壁材や役物や枠体に対する摩擦が大きくなり、ねじ込みにくいという問題があった。
特開2003−306978号公報 特開2004−162506号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、予め下孔を設ける必要がなくて施工の手間を軽減することができ、しかも、ねじ込みやすいビス及び建築部材取付用ビス並びにこれを用いた建築部材の取付構造を提供することを目的とするものである。
本発明の建築部材取付用ビスAは、金属フレーム4の表面に配置され、表面板21と裏面板22と補強材23とを備えたパネル5と、このパネル5の表面に配置された建築部材6とを貫通して建築部材6を金属フレーム4に固定するための建築部材取付用ビスAであって、ネジ部1を有する軸部2と、軸部2の先端に設けたドリル部3とを有し、ネジ部1はパネル5の裏面板22と金属フレーム4にのみに螺合するようにネジ部1を軸部2の一部分のみに形成し、ネジ部1の直径よりも大きな孔6aを建築部材6に形成するためのリーマ片7をドリル部3に突設し、リーマ片7が補強材23に当たることにより切除されるように形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の建築部材取付用ビスAにあっては、金属フレーム4の表面に配置されたパネル5の表面に建築部材6を固定するための建築部材取付用ビスAであって、パネル1と建築部材6の厚み寸法に応じて、ネジ部1から頭部20までの長さを設定することができる
本発明の建築部材取付用ビスAにあっては、ドリル部3が金属フレーム4を貫通した後にネジ部1がパネル5に導入されるように、ネジ部1からドリル部3の先端までの長さを設定することができる
本発明の建築部材取付用ビスAにあっては、パネル5の内部に金属製の前記補強材23を設け、ドリル部3が金属フレーム4を貫通した後にネジ部1が補強材23に導入されるように、ネジ部1からドリル部3の先端までの長さを設定することができる
本発明の建築部材取付用ビスAにあっては、ネジ部1の直径よりも大きな孔を建築部材6に形成するためのリーマ片7をドリル部3に突設することができる。
本発明の建築部材の取付構造にあっては、表面板21と裏面板22と補強材23とを備えたパネル5を金属フレーム4の表面に配置すると共にこのパネル5の表面に建築部材6を配置し、建築部材6の表面から建築部材6とパネル5とを貫通するように建築部材取付用ビスAをねじ込んで建築部材6を金属フレーム4に固定するようにした建築部材の取付構造であって、建築部材取付用ビスAはネジ部1を有する軸部2と、軸部2の先端に設けたドリル部3とを有し、ネジ部1を軸部2の一部分のみに形成し、ネジ部1の直径よりも大きな孔6aを建築部材6に形成するためのリーマ片7をドリル部3に突設し、リーマ片7が補強材23に当たることにより切除されると共にネジ部1をパネル5の裏面板22と補強材23と金属フレーム4にのみに螺合して成ることを特徴とするものである。
本発明の建築部材の取付構造にあっては、内部に金属製の前記補強材23を設けたパネル5を用い、ドリル部3が金属フレーム4を貫通した後にネジ部1が補強材23に導入されるように、ネジ部1からドリル部3の先端までの長さを設定した建築部材取付用ビスAを用いることができる。
本発明の建築部材取付用ビスAでは、軸部2の先端に設けたドリル部3で建築部材6とパネル5と金属フレーム4とに穿孔しながらねじ込むことができ、予め下孔を建築部材6とパネル5と金属フレーム4とに設ける必要が無く、施工にかかる手間を軽減することができるものである。しかも、ネジ部1を軸部2の一部分のみに形成することで、軸部2の全長に亘ってネジ部1が形成されている場合に比べて、ねじ込む際の建築部材6とパネル5と金属フレーム4に対するネジ部1の摩擦を小さくすることができ、ねじ込みやすくなるものである。
本発明の建築部材取付用ビスAでは、パネルと建築部材の厚み寸法に応じて、ネジ部から頭部までの長さを設定している場合には、金属フレーム4にねじ込まれた後、必要以上にねじ込み続ける必要がなくなるものである。
本発明の建築部材取付用ビスAでは、ドリル部が金属フレームを貫通した後にネジ部がパネルに導入されるように、ネジ部からドリル部の先端までの長さを設定している場合には、ドリル部3で金属フレーム4に穿孔するまでにネジ部1がパネル5に螺合しないようにすることができ、ドリル部3で金属フレーム4に穿孔する際にネジ部1とパネル5との摩擦が無くなって穿孔しやすくなるものである。
本発明の建築部材取付用ビスAでは、パネルの内部に金属製の前記補強材を設け、ドリル部が金属フレームを貫通した後にネジ部が補強材に導入されるように、ネジ部からドリル部の先端までの長さを設定している場合には、ドリル部3で金属フレーム4に穿孔するまでにネジ部1がパネル5の補強材23に螺合しないようにすることができ、ドリル部3で金属フレーム4に穿孔する際にネジ部1と補強材23との摩擦が無くなって穿孔しやすくなるものである。
本発明の建築部材取付用ビスAでは、ネジ部の直径よりも大きな孔を建築部材に形成するためのリーマ片をドリル部に突設し、リーマ片が補強材に当たることにより切除されるように形成している場合には、リーマ片7によりネジ部1の直径よりも大きな孔を建築部材6に形成し、この孔にネジ部1を通過させることによって、ネジ部1と建築部材6との摩擦を小さくすることができ、さらにねじ込みやすくなるものである。
本発明の建築部材の取付構造では、軸部2の先端に設けたドリル部3で建築部材6とパネル5と金属フレーム4とに穿孔しながらねじ込むことができ、予め下孔を建築部材6とパネル5と金属フレーム4とに設ける必要が無く、施工にかかる手間を軽減することができるものである。しかも、ネジ部1を軸部2の一部分のみに形成することで、軸部2の全長に亘ってネジ部1が形成されている場合に比べて、ねじ込む際の建築部材6とパネル5と金属フレーム4に対するネジ部1の摩擦を小さくすることができ、ねじ込みやすくなるものである。
本発明の建築部材の取付構造では、内部に金属製の前記補強材を設けたパネルを用い、ドリル部が金属フレームを貫通した後にネジ部が補強材に導入されるように、ネジ部からドリル部の先端までの長さを設定した建築部材取付用ビスを用いた場合には、ドリル部3で金属フレーム4に穿孔するまでにネジ部1がパネル5の補強材23に螺合しないようにすることができ、ドリル部3で金属フレーム4に穿孔する際にネジ部1と補強材23との摩擦が無くなって穿孔しやすくなるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1に本発明のビスとして建築部材取付用ビスAを示す。この建築部材取付用ビスAはステンレス鋼などの金属材料で形成されるものであって、ネジ部1が形成された軸部2と、軸部2の先端に突設したドリル部3と、軸部2の後端に設けた頭部20とを備えている。軸部2は丸棒状に形成されており、その周面(外周面)の一部にネジ部1として雄ねじが形成されている。ネジ部1の位置や長さは後述のパネルの厚みや建築部材6の厚みなどに応じて設定されている。ドリル部3は先端が尖鋭であって、その周面(外周面)にはドリル刃3aが設けられている。また、ドリル部3の周面には一対の薄片のリーマ片7、7が突設されている。この一対のリーマ片7、7の先端間の距離Wは、軸部2及びネジ部1の直径(外径)D1よりも大きく形成されている。頭部20は逆円錐台の形状に形成されており、その最も広い部分の直径D2は一対のリーマ片7、7の先端間の距離Wよりも大きく形成されている。尚、ドリル部3の直径は軸部2の直径とほぼ同等である。また、リーマ片7は必要に応じて設けることができ、無くてもよい。
図2に上記の建築部材取付用ビスAを用いて建築部材6をパネル5の表面(屋外側面)に取り付けた構造を示す。ここで、パネル5は建物の骨組み材である鉄骨などの金属フレーム4に取り付けられている。図2では金属フレーム4として垂直片4aの上端と下端に水平片4b、4bを設けた断面コ字状の形鋼を用いているが、これらに限定されるものではなく、金属フレーム4は垂直片4aと水平片4bとからなる断面L字型の形鋼や、断面ロ字型、断面H型などの形鋼で形成することができる。
パネル5は表面板21と裏面板22とを有して形成されている。表面板21及び裏面板22は平板状の珪酸カルシウム板などで形成されている。そして、表面板21と裏面板22とを対向配置すると共に表面板21と裏面板22の少なくとも端部間に枠材(図示省略)を配置することによって、表面板21と裏面板22とを一体化してパネル5を形成することができる。また、表面板21と裏面板22との間にグラスウールや発泡ウレタンなどの断熱材を充填してパネル5を断熱パネルとして形成してもよい。そして、パネル5の裏面(裏面板22の外側面)を金属フレーム4の垂直片4aの表面(屋外側の面)に当接した状態で、パネル5は金属フレーム4に固定して取り付けられている。建築部材6は胴縁として用いるものであって、木製の角材などで形成されている。
そして、パネル5の表面に建築部材6を取り付けるにあたっては、まず、金属フレーム4の垂直片4aと対向する位置において、建築部材6をパネル5の表面(表面材21の外側面)に接触させて配置する。次に、建築部材6の表面(屋外側の面)から上記の建築部材取付用ビスAをねじ込んで螺入していく。このとき、建築部材取付用ビスAはそのドリル部3で建築部材6、表面板21、裏面板22及び金属フレーム4の垂直片4aに穿孔しながら螺進していくため、建築部材6、表面板21、裏面板22及び金属フレーム4の垂直片4aに、建築部材取付用ビスAのねじ込み前に予め下孔をあけておく必要が無くなり、また、下孔を位置合わせする必要もなくなって、施工にかかる手間を軽減することができるものである。次に、建築部材取付用ビスAの軸部2のネジ部1をパネル5の裏面板22と金属フレーム4の垂直片4aとに螺合した状態で貫通させて締め付けることによって、パネル5の表面に建築部材6を建築部材取付用ビスAで固定して取り付けることができる。尚、この実施の形態で用いられている建築部材取付用ビスAにはリーマ片7が設けられていない。
ネジ部1は、最終的に建築部材取付用ビスAの締め付け後に、裏面板22と金属フレーム4の垂直片4aとに螺合する部分に形成されておればよく、ネジ部1の長さL1は裏面板22の厚みT1と垂直片4aの厚みT2の合計量よりも大きく、L1=T1+T2+αとし、α=4〜20mmであることが好ましい。この長さαにより、施工における裏面板22の厚みT1と垂直片4aの厚みT2のバラツキや不陸などを吸収することができる。そして、αをより小さくすることで、パネル5の表面板21をネジ部1が通過すると、建築部材取付用ビスAを回転させずともネジ部1を裏面板22に到達させることができ、より施工性が向上するものであるが、ネジ部1が軸部2の後端(頭部20との境界部分)にまで到達するように形成することもできる。
図3に他の実施の形態を示す。この実施の形態では、パネル5が、表面板21の内側面と裏面板22の内側面の全面に亘ってステンレス鋼などの金属板を補強材23、23として設けて形成したものである。また、補強材23、23の間にグラスウールや発泡ウレタンなどの断熱材を充填してパネル5を断熱パネルとして形成してもよい。また、建築部材取付用ビスAのネジ部1の長さL1は裏面板22の厚みT1と垂直片4aの厚みT2と裏面板21に設けた補強材23の厚みT3の合計量よりも大きく、L1=T1+T2+T3+αであることが好ましい。この長さαにより、施工における裏面板22の厚みT1と垂直片4aの厚みT2と補強材23の厚みT3のバラツキや不陸などを吸収することができる。長さαは4mm以上で、ネジ部1が軸部2の後端(頭部20との境界部分)にまで到達するように形成することができるが、好ましくは、α=4〜20mmである。αをより小さくすることで、パネル5の表面板21及びこれに設けた補強材23をネジ部1が通過すると、建築部材取付用ビスAを回転させずともネジ部1を裏面板22及びこれに設けた補強材23に到達させることができ、より施工性が向上するものである。その他の構成は上記実施の形態と同様である。
そして、パネル5の表面に建築部材6を取り付けるにあたっては、上記と同様にして、金属フレーム4の垂直片4aと対向する位置において、建築部材6をパネル5の表面に接触させて配置した後、建築部材6の表面(屋外側の面)から建築部材取付用ビスAをねじ込んで螺入していく。このとき、建築部材取付用ビスAはそのドリル部3で建築部材6、表面板21、表面板21に設けた補強材23、裏面板22に設けた補強材23、裏面板22及び金属フレーム4の垂直片4aに穿孔しながら螺進していく。この後、建築部材取付用ビスAのネジ部1をパネル5の裏面板22と裏面板22に設けた補強材23と金属フレーム4の垂直片4aとに螺合した状態で貫通させて締め付けることによって、パネル5の表面に建築部材6を建築部材取付用ビスAで固定して取り付けることができる。尚、この実施の形態で用いられている建築部材取付用ビスAは、リーマ片7を有するものである。
また、建築部材取付用ビスAをねじ込む途中において、金属フレーム4の垂直片4aにドリル部3で穿孔する際には、ネジ部1は、パネル5の表面板21に設けた補強材23に導入(螺入)していない方が摩擦が少なくなってねじ込みやすく、より好ましくは、ネジ部1はパネル5の表面板21にも導入(螺入)していない方が摩擦がより少なくなってねじ込みやすい。従って、ドリル部3の先端からネジ部1の前端(ドリル部3側の端部)までの長さL2は、パネル5の全体厚みT0(表面板21の外側面から裏面板22の外側面までの長さ)に金属フレーム4の垂直片4aの厚みT2を加えた厚み(T0+T2)よりも大きくするのが好ましい。尚、金属フレーム4の垂直片4aにドリル部3で穿孔する際に、ネジ部1がパネル5の表面板21(の孔6a)には導入された状態で、且つパネル5の表面板21に設けた補強材23には導入(螺入)していない状態にするには、ドリル部3の先端からネジ部1の前端(ドリル部3側の端部)までの長さL2は、パネル5の全体厚みT0に金属フレーム4の垂直片4aの厚みT2を加えた厚み(T0+T2)から表面板21の厚みを除いた長さ(表面板21の内側面から裏面板22の外側面までの長さ)よりも大きくするようにする。
本発明の建築部材取付用ビスAのリーマ片7は、ドリル部3で建築部材6及び表面板21に形成した孔をさらに大きくしてネジ部1の外径D1よりも大きな径の孔6aを建築部材6及び表面板21に形成するものである。従って、リーマ片7よりも頭部20側にある軸部2が孔6aの周面に接触しにくくなって、摩擦を軽減することができ、建築部材取付用ビスAのねじ込みを容易に行うことができるものである。尚、リーマ片7は孔6aの穿孔後に補強材23に当たって切除されて最終的には無くなるものである。また、軸部2にはその長手方向(軸方向)の略中央部の一部にのみネジ部1が形成されており、その他の軸部2の周面は平滑な面に形成されているために、建築部材取付用ビスAをねじ込む際の各部材との摩擦を小さくすることができ、建築部材取付用ビスAのねじ込みを容易に行うことができるものである。
図4に他の実施の形態を示す。この実施の形態では、金属フレーム4は垂直片4aと水平片4bとからなる断面L字型の形鋼を用いている。その他の構成は上記図3の実施の形態と同様である。
そして、パネル5の表面に建築部材6を取り付けるにあたっては、上記と同様にして、金属フレーム4の垂直片4aと対向する位置において、建築部材6をパネル5の表面に接触させて配置した後、建築部材6の表面(屋外側の面)から建築部材取付用ビスAをねじ込んで螺入していく。このとき、建築部材取付用ビスAはそのドリル部3で建築部材6、表面板21、表面板21に設けた補強材23、裏面板22に設けた補強材23、裏面板22及び金属フレーム4の垂直片4aに穿孔しながら螺進していく。この後、建築部材取付用ビスAのネジ部1をパネル5の裏面板22と裏面板22に設けた補強材23と金属フレーム4の垂直片4aとに螺合した状態で貫通させて締め付けることによって、パネル5の表面に建築部材6を建築部材取付用ビスAで固定して取り付けることができる。尚、この実施の形態で用いられている建築部材取付用ビスAは、リーマ片7を有するものであるが、表面板21に取り付けた補強材23に当たって切除される。
図5に他の実施の形態を示す。この実施の形態では、パネル5の補強材23として上記のような平板状のものを使用せずに、その代わりに、ステンレス鋼などの金属製で断面略ロ字状の長尺部材の補強材23を設けたものである。この補強材23は一対の取付片24、24とこれらの上端間及び下端間に設けられた支持片25、25とで形成されるものである。そして、表面板21と裏面板22とを対向配置すると共に表面板21と裏面板22の少なくとも端部間に補強材23を枠材として配置し、一方の取付片24を表面板21の内側面に取り付けると共に他方の取付片24を裏面板22の内側面に取り付けることによって、表面板21と裏面板22と補強材23とを一体化してパネル5が形成されている。また、建築部材取付用ビスAのネジ部1の長さL1は裏面板22の厚みT1と垂直片4aの厚みT2と裏面板21に取り付けた取付片24の厚みT4の合計量よりも大きく(L1=T1+T2+T4+α)することが好ましい。その他の構成は上記実施の形態と同様である。
そして、パネル5の表面に建築部材6を取り付けるにあたっては、上記と同様にして、金属フレーム4の垂直片4aと対向する位置において、建築部材6をパネル5の表面に接触させて配置した後、建築部材6の表面(屋外側の面)から建築部材取付用ビスAをねじ込んで螺入していく。このとき、建築部材取付用ビスAはそのドリル部3で建築部材6、表面板21、表面板21に取り付けた取付片24、裏面板22に取り付けた取付片24、裏面板22及び金属フレーム4の垂直片4aに穿孔しながら螺進していく。この後、建築部材取付用ビスAのネジ部1をパネル5の裏面板22と裏面板22に取り付けた取付片24と金属フレーム4の垂直片4aとに螺合した状態で貫通させて締め付けることによって、パネル5の表面に建築部材6を建築部材取付用ビスAで固定して取り付けることができる。尚、この実施の形態で用いられている建築部材取付用ビスAは、リーマ片7を有するものであるが、表面板21に取り付けた補強材23の取付片24に当たって切除される。
図6に他の実施の形態を示す。この実施の形態では、パネル5の補強材23として上記のような平板状や断面略ロ字状のものを使用せずに、その代わりに、ステンレス鋼などの金属製で断面略コ字状の補強材23を設けたものである。この補強材23は一対の取付片24、24とこれらの上端間に設けられた支持片25とで下面が開口する断面略コ字状で長尺に形成されるものである。そして、表面板21と裏面板22とを対向配置すると共に表面板21と裏面板22の少なくとも端部間に補強材23を枠材として配置し、一方の取付片24を表面板21の内側面に取り付けると共に他方の取付片24を裏面板22の内側面に取り付けることによって、表面板21と裏面板22と補強材23とを一体化してパネル5が形成されている。また、建築部材取付用ビスAのネジ部1の長さL1は裏面板22の厚みT1と垂直片4aの厚みT2と裏面板21に取り付けた取付片24の厚みT4の合計量よりも大きく(L1=T1+T2+T4+α)するのが好ましい。その他の構成は上記実施の形態と同様である。
そして、パネル5の表面に建築部材6を取り付けるにあたっては、上記と同様にして、金属フレーム4の垂直片4aと対向する位置において、建築部材6をパネル5の表面に接触させて配置した後、建築部材6の表面(屋外側の面)から建築部材取付用ビスAをねじ込んで螺入していく。このとき、建築部材取付用ビスAはそのドリル部3で建築部材6、表面板21、表面板21に取り付けた取付片24、裏面板22に取り付けた取付片24、裏面板22及び金属フレーム4の垂直片4aに穿孔しながら螺進していく。この後、建築部材取付用ビスAのネジ部1をパネル5の裏面板22と裏面板22に取り付けた取付片24と金属フレーム4の垂直片4aとに螺合した状態で貫通させて締め付けることによって、パネル5の表面に建築部材6を建築部材取付用ビスAで固定して取り付けることができる。尚、この実施の形態で用いられている建築部材取付用ビスAは、リーマ片7を有するものであるが、表面板21に取り付けた補強材23の取付片24に当たって切除される。
図7に他の実施の形態を示す。この実施の形態では、パネル5の補強材23として上記のような平板状や断面略ロ字状や断面コ字状のものを使用せずに、その代わりに、ステンレス鋼などの金属製で、取付片24と支持片25とで断面L字状に形成された長尺部材を用いている。そして、表面板21と裏面板22とを対向配置すると共に表面板21と裏面板22の少なくとも端部間に補強材23を枠材として配置し、取付片24を表面板21の内側面(裏面板22と対向する面)に取り付けると共に支持片25の先端を裏面板22の内側面(表面板21と対向する面)に取り付けることによって、表面板21と裏面板22と補強材23とを一体化してパネル5を形成することができる。そして、パネル5の裏面(裏面板22の外側面)を金属フレーム4の垂直片4aの表面(屋外側の面)に当接した状態で、パネル5は金属フレーム4に固定して取り付けられている。その他の構成は上記実施の形態と同様である。
そして、パネル5の表面に建築部材6を取り付けるにあたっては、まず、金属フレーム4の垂直片4aと対向する位置において、建築部材6をパネル5の表面(表面材21の外側面)に接触させて配置する。次に、建築部材6の表面(屋外側の面)から上記の建築部材取付用ビスAをねじ込んで螺入していく。このとき、建築部材取付用ビスAはそのドリル部3で建築部材6、表面板21、補強材23の取付片24、裏面板22及び金属フレーム4の垂直片4aに穿孔しながら螺進していくため、建築部材6、表面板21、補強材23の取付片24、裏面板22及び金属フレーム4の垂直片4aに、建築部材取付用ビスAのねじ込み前に予め下孔をあけておく必要が無くなり、また、下孔を位置合わせする必要もなくなって、施工にかかる手間を軽減することができるものである。次に、建築部材取付用ビスAの軸部2のネジ部1をパネル5の裏面板22と金属フレーム4の垂直片4aとに螺合した状態で貫通させて締め付けることによって、パネル5の表面に建築部材6を建築部材取付用ビスAで固定して取り付けることができる。尚、この実施の形態で用いられている建築部材取付用ビスAは、リーマ片7を有するものであるが、表面板21に取り付けた補強材23の取付片24に当たって切除される。また、ネジ部1の長さL1は裏面板22の厚みT1と垂直片4aの厚みT2の合計量よりも大きく、L1=T1+T2+αであることが好ましい。
上記のいずれの実施形態においても、建築部材6に固定金具等を用いて窯業系の外壁材などを多数枚取り付けて外壁を形成することができる。従って、パネル5と金属フレーム4からなる建物の既存壁に本発明の建築部材取付用ビスAを用いて建築部材6を取り付けて下地壁を形成し、この後、建築部材6に新規の外壁材を取り付けて新規壁を形成するようにして建物のリフォームをすることができる。勿論、リフォームだけでなく、パネル5と金属フレーム4と建築部材6及び外壁材から新規壁を形成するようにしてもよい。
また、上記のいずれの実施形態においても、建築部材6として胴縁となる木製の角材を用いているが、これに限らず、役物などの他の建築部材6であってもよい。例えば、図8では建築部材6として窯業系の外壁材を用いており、この外壁材を直接パネル5の表面に建築部材取付用ビスAで固定して取り付けるようにしている。その他の構成は上記と同様である。尚、ここでは、パネル5として、表面板21の内側面と裏面板22の内側面の全面に亘ってステンレス鋼などの金属板を補強材23、23として設けたものを用い、金属フレーム4として垂直片4aの上端と下端に水平片4b、4bを設けた断面コ字状のものを用いているが、これらに限定されるものではなく、各種形状のパネル5や金属フレーム4を用いることができる。
尚、図2、図3、図8の実施の形態はパネル5の上下方向の略中央部を示す断面図であり、図4、図5、図6、図7の実施の形態はパネル5の下端部を示す断面図である。
本発明の建築部材取付用ビスの実施の形態の一例を示す正面図である。 本発明の建築部材の取付構造の実施の形態の一例を示す断面図である。 本発明の建築部材の取付構造の実施の形態の他例を示す断面図である。 本発明の建築部材の取付構造の実施の形態の他例を示す断面図である。 本発明の建築部材の取付構造の実施の形態の他例を示す断面図である。 本発明の建築部材の取付構造の実施の形態の他例を示す断面図である。 本発明の建築部材の取付構造の実施の形態の他例を示す断面図である。 本発明の建築部材の取付構造の実施の形態の他例を示す断面図である。
符号の説明
1 ネジ部
2 軸部
3 ドリル部
4 金属フレーム
5 パネル
6 建築部材
7 リーマ片
21 表面板
22 裏面板
23 補強材
A 建築部材取付用ビス

Claims (3)

  1. 金属フレームの表面に配置され、表面板と裏面板と内部に金属製の補強材とを備えたパネルと、このパネルの表面に配置された建築部材とを貫通して建築部材を金属フレームに固定するための建築部材取付用ビスであって、ネジ部を有する軸部と、軸部の先端に設けたドリル部とを有し、ネジ部はパネルの裏面板と補強材と金属フレームにのみに螺合するようにネジ部を軸部の一部分のみに形成し、ネジ部の直径よりも大きな孔を建築部材に形成するためのリーマ片をドリル部に突設し、リーマ片が補強材に当たることにより切除されるように形成し、ドリル部が金属フレームを貫通した後にネジ部がパネルに導入されるように、ネジ部からドリル部の先端までの長さを設定し、ドリル部が金属フレームを貫通した後にネジ部が補強材に導入されるように、ネジ部からドリル部の先端までの長さを設定して成ることを特徴とする建築部材取付用ビス。
  2. 金属フレームの表面に配置されたパネルの表面に建築部材を固定するための建築部材取付用ビスであって、パネルと建築部材の厚み寸法に応じて、ネジ部から頭部までの長さを設定して成ることを特徴とする請求項1に記載の建築部材取付用ビス。
  3. 表面板と裏面板と内部に金属製の補強材とを備えたパネルを金属フレームの表面に配置すると共にこのパネルの表面に建築部材を配置し、建築部材の表面から建築部材とパネルとを貫通するように建築部材取付用ビスをねじ込んで建築部材を金属フレームに固定するようにした建築部材の取付構造であって、建築部材取付用ビスはネジ部を有する軸部と、軸部の先端に設けたドリル部とを有し、ネジ部を軸部の一部分のみに形成し、ネジ部の直径よりも大きな孔を建築部材に形成するためのリーマ片をドリル部に突設し、ドリル部が金属フレームを貫通した後にネジ部がパネルに導入されるように、ネジ部からドリル部の先端までの長さを設定し、ドリル部が金属フレームを貫通した後にネジ部が補強材に導入されるように、ネジ部からドリル部の先端までの長さを設定し、リーマ片が補強材に当たることにより切除されると共にネジ部をパネルの裏面板と補強材と金属フレームにのみに螺合して成ることを特徴とする建築部材の取付構造。
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