JP4554320B2 - 断熱材を介した外壁面材の取付け構造 - Google Patents

断熱材を介した外壁面材の取付け構造 Download PDF

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Description

本発明は、外壁面材等の取付け部材を断熱材を介して取り付ける場合の取付け構造、及び、それに用いるスペーサーに関する。
例えば建物において、図8に示すように、窯業系などの外壁面材51とパネルフレームなどの下地52との間に、発泡樹脂系又は繊維系の断熱材54を介設し、外壁面材51を、所定のピッチで打たれたビス53で断熱材54を介して下地52に締結して取り付ける場合に、外壁面材51をそのままビス53で下地52に取り付けたのでは、断熱材54の柔軟性によってしっかりとした取付け状態を形成するのが困難であることから、図8(ロ)に示すような間隔保持用のピース物の軸孔付きスペーサー55を用い、図8(イ)に示すように、該スペーサー55を挟み込み、スペーサー55を貫通するようにしてビス53を打ち、外壁面材51を取り付けることとしている。
しかしながら、ビス53は所定のピッチで打たれるため、上記のようなピース物のスペーサー55では、ビス打ち予定位置のそれぞれに対してスペーサー55を正確にセットしていかなければならず、スペーサー55のセッティングに手間を要し、外壁面材51の取付けが厄介であるという問題がある。
また、外壁面材51の取付けにおいて、スペーサー55は外壁面材51の背後に隠れてしまうため、ピース物のスペーサー55では、ビス53を点状ねらいで打っていく必要があり、スペーサー55の設置とビス打ちに高い精度が求められ、外壁面材51の取付けが厄介であるという問題もあった。
更に、上記のようなピース物の軸孔付きスペーサー55では、スペーサー55の設置に際して断熱材54に設置用の立体的な孔56を明けなければならず、孔明けに手間を要し、外壁面材51の取付けが厄介であるという問題もあった。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、外壁面材等の取付け部材を、スペーサーを用いて断熱材を介して下地にしっかりと取り付けることができ、しかも、その取付けを容易に行うことができる、取付け構造及びスペーサーを提供することを課題とする。
上記の課題は、取付け部材と取付け用の下地との間に、発泡樹脂系又は繊維系の断熱材が介設され、前記取付け部材が、所定のピッチで打たれたネジ具で断熱材を介して下地に締結された、断熱材を介した取付け部材の取付け構造であって、
前記取付け部材と下地との間に前記ネジ具の締付けに抗してそれらの間の間隔を保持するスペーサーが介設され、
該スペーサーは、ネジ具のピッチ間にわたる長物からなっていて、帯状のベースプレート部と、該ベースプレート部の両側部のそれぞれに長手方向に間隔的に備えられた脚部とを備え、該脚部が断熱材に差し込まれて取付け部材と下地との間隔を保持し、ネジ具がベースプレート部を貫いて取付け部材と下地とを締結していることを特徴とする、断熱材を介した取付け部材の取付け構造(第1発明)によって解決される。
この構造では、ネジ具が、取付け部材と下地との間の間隔を保持するスペーサーのベースプレート部を貫通して取付け部材と下地とを締結しているので、取付け部材を、断熱材を介して下地にしっかりと取り付けることができる。
しかも、スペーサーは、ネジ具のピッチ間にわたる長物からなっているので、ネジ具打ち予定位置の数に対するスペーサーの数を少なくすることができ、スペーサーのセッティングを能率良く行うことができて、取付け部材の取付けを容易に行うことができる。
更に、スペーサーは長物からなっているので、取付け部材の取付けにおいて、スペーサーが取付け部材の背後に隠れても、ネジ具は線状ねらいで取り付けていくことができ、スペーサーのセッティングとネジ具の取付けを容易に行えて、取付け部材の取付けを容易にすることができる。
そして、スペーサーが長物であるにもかかわらず、脚部はベースプレート部の各側部において長手方向に間隔的に備えられているので、断熱材への脚部の差込み部は点線状ないしは破線状となり、断熱材の形態保持性が損なわれず、取付け部材と下地との間での断熱材の形態の崩れを防ぐことができる。
また、取付け部材と下地との間に介設され、ネジ具の締付けに抗してそれらの間の間隔を保持するスペーサーであって、
ネジ具を貫通させる帯状のベースプレート部と、
該ベースプレート部の両側部のそれぞれに長手方向に間隔的に備えられ、断熱材に差し込まれて取付け部材と下地との間隔を保持する脚部と、
を備えていることを特徴とするスペーサー(第2発明)によっても、同様に解決される。
上記の第1,第2発明において、スペーサーの各脚部がプレート状をしている場合(第3発明)は、スペーサーの設置に際して断熱材に設置用の立体的な孔を明ける必要はなく、断熱材に切込みを入れて脚部を差し込むか、あるいは、脚部を断熱材に突き刺すことなどによってスペーサーの設置を行うことができ、スペーサーの設置に手間を要さず、取付け部材の取付けを容易に行うことができる。
また、上記の課題は、取付け部材と取付け用の下地との間に、発泡樹脂系又は繊維系の断熱材が介設され、前記取付け部材がネジ具で断熱材を介して下地に締結された、断熱材を介した取付け部材の取付け構造であって、
前記取付け部材と下地との間に前記ネジ具の締付けに抗してそれらの間の間隔を保持するスペーサーが介設され、
該スペーサーは、ベースプレート部と、互いに間隔をおいた複数のプレート状脚部とを備え、該プレート状脚部が断熱材に差し込まれて取付け部材と下地との間隔を保持し、ネジ具がベースプレート部を貫いて取付け部材と下地とを締結していることを特徴とする、断熱材を介した取付け部材の取付け構造(第4発明)によって解決される。
この構造では、ネジ具が、取付け部材と下地との間の間隔を保持するスペーサーのベースプレート部を貫通して取付け部材と下地とを締結しているので、取付け部材を、断熱材を介して下地にしっかりと取り付けることができる。
しかも、スペーサーの各脚部がプレート状をしているので、スペーサーの設置に際して断熱材に設置用の立体的な孔を明ける必要はなく、断熱材に切込みを入れて脚部を差し込むか、あるいは、脚部を断熱材に突き刺すことなどによってスペーサーの設置を行うことができ、スペーサーの設置に手間を要さず、取付け部材の取付けを容易に行うことができる。
また、取付け部材と下地との間に介設され、ネジ具の締付けに抗してそれらの間の間隔を保持するスペーサーであって、
ネジ具を貫通させるベースプレート部と、
断熱材に差し込まれて取付け部材と下地との間隔を保持する、互いに間隔をおいた複数のプレート状脚部と、
を備えていることを特徴とするスペーサー(第5発明)によっても、同様に解決される。
また、上記の第3、第4、第5発明において、脚部が先端側に向けて板厚寸法を小さくしていくテーパー形状をしている場合(第6発明)や、第3、第4、第5、第6発明において、脚部が先端側に向けて幅寸法を小さくしていくテーパー形状をしている場合(第7発明)は、断熱材に切込みを入れて脚部を差し込むか、あるいは、脚部を断熱材に突き刺すなどの場合において、それらを容易に行うことができる。
また、上記の第1,第3,第4、第6,第7発明の、断熱材を介した取付け部材の取付け構造において、
取付け部材が外壁面材からなり、
前記断熱材の外壁面材側が防水シートでカバーされ、
前記スペーサーが、そのベースプレート部を取付けの下地側に向け、脚部を外壁面材の側に向けるようにして、断熱材に差し込まれて、外壁面材と取付けの下地との間の間隔を保持しているとよい(第8発明)。
この構造では、断熱材が予め防水シートでカバーされている場合に、スペーサーを、その脚部で該防水シートを貫通してしまうことなく断熱材に差し込むことができ、スペーサーで防水シートを破らず、防水性能に優れた断熱外壁構造を実現することができる。
また、上記の第2,第3,第5発明のスペーサーにおいて、脚部に、断熱材への差込みを許容しながら、断熱材からの抜けを阻止する引っ掛け部が備えられているのもよい(第9発明)。この場合は、断熱材に脚部を差し込んだスペーサーが断熱材から脱落することがなく、そのため、スペーサーを断熱材にプレセットしておくことが可能で、プレセットしておくことにより、断熱材を介した取付け部材と取付け用下地との接合を能率良く行っていくことができる。
更に、上記の第3,第5、第9発明のスペーサーにおいて、ベースプレート部が、断熱材の縁部における一方の面部に沿うベースプレート本体部と、該ベースプレート本体部に連接され、断熱材の縁部の側面部ともう一方の面部に沿う断熱材保持部とを備え、
プレート状の脚部が、断熱材保持部の側を向いて備えられているのもよい。
このスペーサーでは、ベースプレート本体部と断熱材保持部とが協働して断熱材の縁部を保持し、かつ、脚部が断熱材に差し込まれることも相俟って、断熱材にプレセットしたスペーサーが脱落するのを防ぐことができ、断熱材にスペーサーをプレセットしておくことにより、断熱材を介した取付け部材と取付け用下地との接合を能率良く行っていくことができる。
特に、第9発明のスペーサーにおいてこの構造を採用することにより、断熱材にプレセットしたスペーサーの脱落をより一層確実に防ぐことができる。
しかも、プレート状の脚部は、断熱材保持部の側を向いて備えられているので、断熱材の縁部をベースプレート本体部と断熱材保持部との間に嵌め込む際に脚部が邪魔にならず、脚部を断熱材に差し込みながら、断熱材の縁部をベースプレート本体部と断熱材保持部との間に深く嵌め込んでいくことができて、スペーサーのプレセットを容易に行うことができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、取付け部材を、スペーサーを用いて断熱材を介して下地にしっかりと取り付けることができ、しかも、その取付けを容易に行うことができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す第1実施形態の取付け構造は、取付け部材としての窯業系などの外壁面材1を、下地としての構造体である鋼製パネルフレーム2にネジ具としてのビス3で締結して取り付ける場合のもので、ビス3はパネルフレーム2に沿って所定のピッチで打たれ、外壁面材1とパネルフレーム2との間に発泡樹脂系又は繊維系の断熱材4が介設されて外断熱構造を形成し、外壁面材1とパネルフレーム2との間には、ビス3の締付けに抗してそれらの間の間隔を保持するスペーサー5が介設されている。なお、6は胴縁材である。
スペーサー5は、図1(ロ)に示すように、ビス3の打設ピッチ間にわたる長物からなっていて、金属品又は樹脂品などからなり、帯状のベースプレート部7と、該ベースプレート部7の両側部のそれぞれに、該ベースプレート部7の延びる方向に向けられて、長手方向に間隔的に備えられたプレート状の脚部8a…,8b…とを備え、各脚部8a…,8b…は、先端側に向けて板厚寸法を小さくしていくテーパー形状をしていると共に、先端側に向けて幅寸法を小さくしていくテーパー形状をしている。
外壁面材1の取付けに際しては、まず、図2及び図3に示すように、スペーサー5の設置を行う。即ち、スペーサー5を、長手方向をパネルフレーム2の延びる方向に向け、パネルフレーム2に沿わせるようにして、各脚部8a…,8b…を断熱材4に差し込み、その先端をパネルフレーム2に直接又は間接的に当接させる、というようにして設置する。これにより、スペーサー5のベースプレート部7は、断熱材4の片面側に沿うように配置される。なお、断熱材4への各脚部8a…,8b…の差込みは、断熱材に切込みを入れて行うようにしてもよいし、また、脚部8a…,8b…を断熱材4に突き刺すことなどによって行ってもよい。
こうしてスペーサー5を設置した後、図4に示すように、胴縁材6と外壁面材1とを設置し、ビス3を、パネルフレーム2に沿って、スペーサー5のベースプレート部7を貫くように、所定のピッチで打っていき、外壁面材1をパネルフレーム2と締結する。こうして、外壁面材1が取り付けられる。
上記の取付け構造及びスペーサー5では、ビス3が、外壁面材1とパネルフレーム2との間の間隔を保持するスペーサー5のベースプレート部7を貫通して外壁面材1とパネルフレーム2とを締結しているので、外壁面材1を、断熱材4を介してパネルフレーム2にしっかりと取り付けることができる。
しかも、スペーサー5は、ビス3のピッチ間にわたる長物からなっているので、ビス打ち予定位置の数に対するスペーサー5の数を少なくすることができ、スペーサー5のセッティングを能率良く行うことができて、外壁面材1の取付けを容易に行うことができる。具体的には、パネルフレーム2の直線部分に沿って打たれるすべてのビスを一つのスペーサー5ですませるようにすることなどが可能である。
更に、スペーサー5は長物からなっているので、外壁面材1の取付けにおいて、スペーサー5が外壁面材1の背後に隠れても、ビス3は線状ねらいで打っていくことができ、スペーサー5の設置とビス打ちを容易に行えて、外壁面材1の取付けを容易にすることができる。
また、スペーサー5は上記のように長物であるにもかかわらず、脚部8a…,8b…はベースプレート部7の各側部において長手方向に間隔的に備えられているので、断熱材4への脚部8a…,8b…の差込み部は点線状ないしは破線状となり、断熱材4の形態保持性が損なわれず、外壁面材1とパネルフレーム2との間での断熱材4の形態の崩れを防ぐことができる。
更にまた、スペーサー5の各脚部8a…,8b…はプレート状をしているので、スペーサー5の設置に際して断熱材4に設置用の立体的な孔を明ける必要はなく、上記のように、断熱材4に切込みを入れたり、脚部8a…,8b…を断熱材4に突き刺すことなどによってスペーサー5の設置を行うことができ、スペーサー5の設置に手間を要さず、外壁面材1の取付けを容易に行うことができる。
特に、本実施形態では、脚部8a…,8b…が先端側に向けて板厚寸法を小さくしていくテーパー形状をし、また、先端側に向けて幅寸法を小さくしていくテーパー形状をしているので、断熱材4に切込みを入れて脚部8a…,8b…を差し込むか、あるいは、脚部8a…,8b…を断熱材4に突き刺すなどの場合において、それらを容易に行うことができる。
また、プレート状の脚部8a…,8b…は、ベースプレート部7の両側部に、ベースプレート部7の延びる方向に向けられて備えられているので、プレート状の脚部8a…,8b…が、ビス3をベースプレート部7に貫通させる際の妨げとなることもない。
図5に示す第2実施形態の取付け構造は、図5(イ)に示すように、断熱材4の外壁面材1の側が防水シート10でカバーされており、スペーサー5が、そのベースプレート部7をパネルフレーム2の側に向け、プレート状の脚部8a…,8b…を外壁面材1の側に向けるようにして、断熱材4に差し込まれて、外壁面材1とパネルフレーム2との間隔を保持している。その他は、第1実施形態と同様である。
この取付け構造によれば、断熱材4が予め防水シート10でカバーされている場合に、スペーサー5を、その脚部8a…,8b…で防水シート10を貫通してしまうことなく断熱材4に差し込むことができ、スペーサー5が防水シート10を破るのを防いで、防水性能に優れた断熱外壁構造を実現することができる。
図6(イ)に示すスペーサー5は、プレート状脚部8a…,8b…が、ベースプレート部7を切り起こして形成されたものであり、材料の無駄を少なくすることができる。
図6(ロ)に示すスペーサー5は、プレート状脚部8c…が、ベースプレート部7の延びる方向と直交する向きに向けられて、ベースプレート部7の長手方向に間隔的に備えられたものである。このように、脚部8c…はベースプレート部7の幅方向において一つで、ベースプレート部7の延びる方向に間隔的に複数備えられたものであってもよい。
図6(ハ)に示すスペーサー5は、脚部8a…,8b…に、断熱材4への差込みを許容しながら、断熱材4からの抜けを阻止する引っ掛け部11…が備えられているもので、各引っ掛け部11…は、各プレート状脚部8a…,8b…を切り起こして形成されている。このスペーサー5によれば、脚部8a…,8b…を一旦断熱材4に差し込むと、断熱材4から脱落することがなく、そのため、スペーサー5を断熱材4にプレセットしておくことが可能で、プレセットしておくことにより、断熱材4を介した外壁面材1とパネルフレーム2との接合を能率良く行っていくことができる。
図7(イ)に示すスペーサー5は、ベースプレート部7が、断熱材4の縁部における一方の面部に沿うベースプレート本体部7aと、該ベースプレート本体部7aに連接され、断熱材4の縁部の側面部ともう一方の面部に沿う鉤形の断熱材保持部12とを備えており、かつ、プレート状の脚部8c…が、断熱材保持部12の側を向いて、ベースプレート部7の延びる方向に間隔的に備えられている。
このスペーサー5によれば、図7(ニ)に示すように、ベースプレート本体部7aと鉤形の断熱材保持部12とが協働して断熱材4の縁部を保持し、かつ、脚部8c…が断熱材4に差し込まれていることも相俟って、断熱材4にプレセットしたスペーサー5が脱落するのを防ぐことができ、断熱材4にスペーサー5をプレセットしておくことにより、断熱材4を介した外壁面材1とパネルフレーム2との接合を能率良く行っていくことができる。
図示はしないけれども、特に、図7(イ)に示すスペーサー5において、脚部8c…に、断熱材4への差込みを許容しながら、断熱材4からの抜けを阻止する図6(ハ)に示すような引っ掛け部を備えさせておく場合は、断熱材4にプレセットしたスペーサー5の脱落をより一層確実に防ぐことができる。
しかも、図7(イ)に示すように、プレート状の脚部8c…は、断熱材保持部12の側を向いて備えられているので、図7(ロ)(ハ)に示すように、断熱材4の縁部をベースプレート本体部7aと断熱材保持部12との間に嵌め込む際に脚部8cが邪魔にならず、脚部8cを断熱材4に差し込みながら、断熱材4の縁部をベースプレート本体部7aと断熱材保持部12との間に深く嵌め込んでいくことができて、スペーサー5のプレセットを容易に行うことができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、スペーサー5の各脚部8a…,8b…がプレート状をしている場合を示しているが、プレート状でなくてもよく、その場合であっても、スペーサー5が長物であることによる作用効果は失われない。
また、上記の実施形態では、スペーサーが長物からなっている場合を示したが、ベースプレート部と、互いに間隔をおいた複数のプレート状脚部とを備えたピース物からなっていてもよく、その場合であっても、脚部がプレート状であることによる作用効果が失われない。
更に、上記の実施形態では、取付け部材が外壁面材、下地がパネルフレーム、ネジ具がビスである場合を示しているが、これらに限られるものではなく、本発明の取付け構造及びスペーサーは各種産業分野において広く用いることができるものであることはいうまでもない。
図(イ)は第1実施形態の取付け構造を示す断面平面図、図(ロ)はスペーサーの斜視図である。 図(イ)はスペーサーと断熱材とを分離状態にして示す断面側面図、図(ロ)は断熱材にスペーサーを差し込んだ状態の断面側面図である。 図(イ)〜図(ハ)は、スペーサーの設置方法を順次に示す断面平面図である。 図(イ)及び図(ロ)はスペーサー設置後の外壁面材の取付け方法を順次に示す断面平面図である。 図(イ)は第2実施形態の取付け構造を示す断面平面図、図(ロ)はスペーサーの斜視図である。 図(イ)〜図(ハ)はそれぞれ、スペーサーの他の例を示す斜視図である。 図(イ)はスペーサーの更に他の例を示す斜視図、図(ロ)及び図(ハ)は断熱材へのプレセット方法を示す正面図、図(ニ)はプレセット状態の正面図である。 従来例を示すもので、図(イ)は取付け構造の断面平面図、図(ロ)はスペーサーの斜視図である。
符号の説明
1…外壁面材(取付け部材)
2…パネルフレーム(下地)
3…ビス(ネジ具)
4…断熱材
5…スペーサー
7…ベースプレート部
7a…ベースプレート本体部
8a,8b,8c…脚部
10…防水シート
11…引っ掛け部
12…断熱材保持部

Claims (1)

  1. 外壁面材と鋼製パネルフレームとの間に、発泡樹脂系又は繊維系の断熱材が介設され、前記外壁面材が、その外面側からパネルフレームに対し、パネルフレームに沿って所定のピッチで打たれたビスで断熱材を介してパネルフレームに締結された、断熱材を介した外壁面材の取付け構造であって、
    前記外壁面材とパネルフレームとの間に前記ビスの締付けに抗してそれらの間の間隔を保持するスペーサーが介設され、
    該スペーサーは、ビスのピッチ間にわたる長物からなっていて、帯状のベースプレート部と、該ベースプレート部の両側部のそれぞれに、該ベースプレート部の延びる方向に向けられて、長手方向に間隔的に備えられたプレート状の脚部とを備え、該脚部が断熱材に差し込まれて外壁面材とパネルフレームとの間隔を保持し、複数のビスが前記所定のピッチでベースプレート部を貫いて外壁面材とパネルフレームとを締結しており、かつ、
    前記断熱材の外壁面材側が防水シートでカバーされ、
    前記スペーサーが、そのベースプレート部をパネルフレームの側に向け、脚部を外壁面材の側に向けるようにして、断熱材に差し込まれて、外壁面材とパネルフレームとの間の間隔を保持していることを特徴とする、断熱材を介した外壁面材の取付け構造
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