JP3858868B2 - 軒樋切断治具 - Google Patents

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本発明は、軒樋を切断するのに用いる軒樋切断治具に関するものである。
従来から軒樋を切断するには、軒樋の長手方向の任意位置に軒樋の周方向に亙って軒樋の外側にガイド部材を被着し、このガイド部材の側面に当接させた電動鋸の切断刃で軒樋を切断する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この方法のよる軒樋の切断は、ユーザーが電動鋸の切断刃をガイド部材の側面に注意深く当接させ続けないと、電動鋸の切断刃がガイド部材の側面から離れてしまって軒樋の切断端面が乱れてしまうものであった。
そこで、上記問題を解決すべく、本発明者は、本発明に至る過程で、軒樋2の切断に図10のような軒樋切断治具1を用いることを考案するに至った。この軒樋切断治具1は上記ガイド部材3と電動鋸4のベース板5に取り付けてガイド部材3にガイドさせる被ガイド部材6とから構成されている。そして、ガイド部材3には周方向に亙るガイド溝38が形成されており、このガイド溝38内に被ガイド部材6が摺動自在に挿入し得るようにされている。これによると、被ガイド部材6はガイド部材3のガイド溝38に沿って軒樋2の周方向にのみ摺動され得るから、電動鋸4の切断刃40は確実にガイドされ、容易に且つ精度の良く軒樋2の切断を行うことが可能とされたのである。
なお、この軒樋切断治具1にあって、図11に示すように、被ガイド部材6における電動鋸4のベース板5への取付部分は、板状の金属板を側方に開口せるU字状に折り曲げて形成されている。つまり、側方に開口せるU字状の被ガイド部材6の取付部分は、略水平な上片60と下片61とが間隔をあけて対向し、この上片60と下片61とが屈曲部62を介して連続した形状に形成されている。また、電動鋸4のベース板5の端縁には上方に屈曲するフランジ5aが形成されており、ベース板5の幅方向両側のフランジ5aの部位にはそれぞれ貫通孔41が対向するように穿設されている。また、一対の貫通孔41の間におけるベース板5の上面にはトンネル部42が形成され、トンネル部42内には上方から止めネジ43が螺進自在に挿入されている。そして、被ガイド部材6をベース板5に取付けるには、被ガイド部材6の上片60を両貫通孔41及びトンネル部42に挿通させ、上片60と下片61との間にベース板5を挿入し、止めネジ43を下方に螺進させて上片60をベース板5に押し付けることで行われている。
特開2003−97002号公報
ところで、上記被ガイド部材6のベース板5への取付構造では、被ガイド部材6は所定の電動鋸4のベース板5にのみ取り付けることが可能であり、つまりユーザーがこの軒樋切断治具1を用いた軒樋2の切断を行うには所定の電動鋸4を所持していることが前提とされるのであった。しかして、すでに他種の電動鋸4を所持しているユーザーは、新たに所定の電動鋸4を購入する以外に、この軒樋切断治具1を用いた軒樋2の切断を行うことができないものであり、したがって、これらユーザーから種々の電動鋸4にも対応して取付可能な被ガイド部材6を有する軒樋切断治具1の開発の要望が上がっているのが現状であった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、種々の電動鋸にも取付可能な被ガイド部材を有した軒樋切断治具を提供し、軒樋切断治具を用いた精度良い軒樋の切断を種々の電動鋸を使用して行わせることを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る軒樋切断治具は、軒樋2の長手方向の任意位置に軒樋2の周方向に亙って軒樋2の外側に被着するガイド部材3と、電動鋸4のベース板5に取り付けて軒樋切断時にガイド部材3によってガイドされる被ガイド部材6とで構成した軒樋切断治具1において、ベース板5の幅寸法よりも長い板状の上部材6aと下部材6bとで被ガイド部材6を構成し、上部材6a及び下部材6bの長手方向の中央域をベース板5を上下から挟み込む部位とし、ベース板5の幅方向に突出する上部材6a及び下部材6bの長手方向の両端域をネジ7で締結する部位としたことを特徴とする。
これによると、ベース板5の幅寸法よりも長い板状の上部材6aと下部材6bとで被ガイド部材6を構成し、上部材6aをベース板5の上面に載置すると共に下部材6bをベース板5の下面に沿わせて配置し、ベース板5の幅方向に突出する上部材6a及び下部材6bの長手方向の両端域をネジ7で締結することで、ベース板5を挟み付けるようにして被ガイド部材6をベース板5に取付けるようにしたので、貫通孔41やトンネル部42や止めネジ43などを備えない電動鋸4のベース板5にも被ガイド部材6を取り付けることができるのであり、また、上部材6a及び下部材6bの長手方向の両端域がベース板5の幅方向に突出しさえすれば上部材6a及び下部材6bの長手方向の両端域をネジ7で締結できるから、幅寸法の異なるベース板5に対しても被ガイド部材6を取り付けることができるのであり、また、上部材6aと下部材6bとを締結するネジ7の長さやネジ7の締結具合を変化させることで厚みが異なるベース板5に対しても被ガイド部材6を取付けることができるのである。このように、種々の電動鋸4にも被ガイド部材6は取付可能であり、軒樋切断治具1を用いた精度良い軒樋2の切断を種々の電動鋸4を使用して行わせることができる。
また、上部材6a及び下部材6bの長手方向の両端域にネジ7を挿通させる挿通孔10a,10bを長手方向に間隔をあけて複数穿孔したことも好ましい。上部材6aと下部材6bとをネジ7で締結してベース板5に被ガイド部材6を取り付けるには、上部材6aと下部材6bとの間に挟み込んだベース板5の近傍で上記ネジ7の締結を行うことが上部材6aと下部材6bとで強固にベース板5を挟み付けることができて好ましいが、上記のように上部材6a及び下部材6bの長手方向の両端域にネジ7を挿通させる挿通孔10a,10bを長手方向に間隔をあけて複数穿孔したことで、幅寸法が異なるベース板5に合わせて適宜の挿通孔10a,10bを選んでネジ7を挿通させてベース板5の近傍で上部材6aと下部材6bの締結を行わせることができる。このように、ベース板5の幅寸法が異なる種々の電動鋸4にも強固に被ガイド部材6を取付けることができる。
また、長手方向の両端域における上部材6a及び下部材6bのいずれか一方の部材に溝状の嵌合部8を設けると共に、他方の部材に嵌合部8の溝内に嵌合させる挿入部9を設け、嵌合部8の溝深さをベース板5の板厚より深く形成したことも好ましい。これによると、挿入部9を嵌合部8に嵌合させることによって上部材6aと下部材6bとの位置ズレを防止できる。加えて、嵌合部8の溝深さがベース板5の板厚より深く形成されたから、厚みが異なるベース板5に被ガイド部材6を取り付ける際にも挿入部9の嵌合部8へ嵌合を伴って行わせることができる。つまり、厚みが異なるベース板5にも被ガイド部材6を位置ズレを防止しながら取り付けることができる。
本発明は、叙述したように、ベース板の幅寸法よりも長い板状の上部材と下部材とで被ガイド部材を構成し、上部材をベース板の上面に載置すると共に下部材をベース板の下面に沿わせて配置し、ベース板の幅方向に突出する上部材及び下部材の長手方向の両端域をネジで締結することで、ベース板を挟み付けるようにして被ガイド部材をベース板に取付けるようにしたので、貫通孔やトンネル部や止めネジなどを備えない電動鋸のベース板にも被ガイド部材を取り付けることが可能とされ、また、上部材及び下部材の長手方向の両端域がベース板の幅方向に突出しさえすれば上部材及び下部材の長手方向の両端域をネジで締結できるから、幅寸法の異なるベース板に対しても被ガイド部材を取り付けることが可能とされ、更に、上部材と下部材とを締結するネジの長さやネジの締結具合を変化させることで厚みが異なるベース板に対しても被ガイド部材の取付けを可能としている。このように、種々の電動鋸に対して被ガイド部材は取付可能であり、つまり被ガイド部材の汎用性を向上でき、したがって軒樋切断治具を用いた精度良い軒樋の切断を種々の電動鋸を使用して行わせることが可能とされるのである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1乃至図9に本発明の実施の形態の例を示す。本例の軒樋切断治具1は、角型の軒樋2をその長手方向の任意位置で精度良く切断するために用いられる治具であり、軒樋2の長手方向の任意位置に軒樋2の周方向に亙って軒樋2の外側に被着するガイド部材3と、軒樋2を切断する電動鋸4のベース板5に着脱自在に装着する被ガイド部材6とで構成されている。
ここで、角型の軒樋2は、図1のように、水平板状の底壁21の前端から前壁22が上方に立設し、この底壁21の後端から後壁23が上方に立設して形成された断面略U字状の軒樋2である。前壁22と後壁23とは対向しており、前壁22の上端には後方に向けて突出した前耳部24が形成され、後壁23の上端には前方に向けて突出した後耳部25が形成されている。また本例の軒樋2では、前壁22と底壁21との間に軒樋2の内方に突出した段部26が形成されている。なお、前壁22から底壁21を介して後壁23に至る方向を軒樋2の周方向という。この軒樋2の周方向は軒樋2の長手方向とは略直交する方向である。
軒樋切断治具1を構成せるガイド部材3は、図3のように、軒樋2の長手方向の任意位置に軒樋2の周方向に亙って軒樋2の外側に被着するガイド部材本体30を有し、このガイド部材本体30の幅方向の両側縁にガイド部材3の周方向に亙るガイド壁37が外方に向けてそれぞれ立設されている。ここで、ガイド部材本体30は一定の幅寸法を有し且つ軒樋2の外形形状(断面形状)に合わせた板状のものであり、具体的には、軒樋2の底壁21の外側を被覆する底壁被覆部31、軒樋2の前壁22の外側を被覆する前壁被覆部32、軒樋2の後壁23の外側を被覆する後壁被覆部33をガイド部材本体30の周方向に連設し、軒樋2の前耳部24を引掛ける前耳フック34を前壁被覆部32の上端に形成すると共に、軒樋2の後耳部25を引掛ける後耳フック35を後壁被覆部33の上端に形成して構成されている。なお、底壁被覆部31と前壁被覆部32との間には軒樋の段部26の外側を被覆する段部被覆部36が形成されている。しかして、このガイド部材本体30は、連設した底壁被覆部31、前壁被覆部32及び後壁被覆部33で囲まれたガイド部材本体30の内方空間に、ガイド部材本体30の幅方向と軒樋2の長手方向を合わせるようにして軒樋2を位置して取り付けできるようにされている。なお、上述したようにガイド部材本体30内に軒樋2を位置したときには、前耳フック34が前耳部24と係合すると共に後耳フック35が後耳部25と係合するので、ガイド部材3と軒樋2との取付状態が維持できるようにされている。また、このガイド部材3では、上述のように幅方向に一定の間隔を有して並設したガイド壁37がガイド部材3の周方向に亙って形成されているが、この一対のガイド壁37及びガイド部材本体30の外面にて囲まれた部位はガイド溝38を構成している。つまり、ガイド溝38は、平行した一対のガイド壁37が溝壁を構成すると共にガイド部材本体30の外面が溝底を構成し、ガイド部材3の外方に開口してガイド部材3の周方向に亙って直線状に形成された溝である。
上記ガイド部材3と共に軒樋切断治具1を構成せる被ガイド部材6は、図2のように、ネジ7で一体に締結される別体の上部材6aと下部材6bとから構成されている。上部材6aは、ベース板5の幅寸法よりも長い長手寸法を有する帯板状の金属板材であり、その長手方向の両端域にはそれぞれ挿通孔10aを穿孔している。この挿通孔10aはネジ7を挿通させる孔であり、1つの長手方向の両端域に対して2つの挿通孔10aを上部材6aの長手方向に間隔をあけて穿孔している。なお、上部材6aの長手方向の両端部位は後述する下部材6bの嵌合部8に嵌合させる挿入部9を構成している。また、下部材6bは、直交して一体化する帯板状の腕部11と長板状の被ガイド体部12とで構成された金属板材である。腕部11は、ベース板の幅寸法よりも長い長手寸法を有する帯板状の部位であって、上部材6aとネジ7で締結されて上部材6aと協働してベース板5を挟み込む部位である。本例では腕部11の長手寸法は上部材6aの長手寸法と同寸法に形成されている。なお、この腕部11の長手方向の両端域にはそれぞれ挿通孔10bを穿孔している。この挿通孔10bは上部材6aに穿孔した挿通孔10aと同個数、同軸位置に形成されている。腕部11の長手方向の両端部位には上方に開口せる断面コ字溝状の嵌合部8を設けている。この嵌合部8は、帯状の腕部11の両幅縁から対向せる一対の立上片11aを突設することで形成されていると共に、ベース板5の板厚よりも深い溝深さに形成されている。また、被ガイド体部12は、腕部11の長手方向と直交する方向に長く且つガイド溝38の溝幅と同幅寸法を有する長板状の部位であり、ガイド部材3のガイド溝38に摺動自在に挿入される部位である。被ガイド体部12は腕部11の長手方向の中央部分で被ガイド体部12が一段下がった位置に一体化されている。詳しくは腕部11と被ガイド体部12との接続部位では、腕部11が垂下方向に折れ曲がり、この折れ曲がった腕部11の下端に被ガイド体部12が結合されている。なお、被ガイド体部12の長手方向の先端には斜め上方に屈曲した折曲部12aが形成されている。また、上部材6aと下部材6bとを締結するネジ7は、本例では作業の容易化を図って、ネジ材7aと指で摘めるナット材7bとで構成される蝶ネジが用いられている。
上記被ガイド部材6は電動鋸4のベース板5に取付けて使用されるのであるが、本例で挙げる電動鋸4は、周縁に亙って上方に屈曲した補強用のフランジ5aを有する矩形板状のベース板5が備えられ、ベース板5の左右方向の中央から偏った位置から下方に貫通するように切断刃40が配置されている。この切断刃40は円盤状であり、その円盤面はベース板5の左右方向に向くようにされている。またベース板5の前端部分に位置する左右のフランジ5aの対面位置にはそれぞれ貫通孔41が穿孔され、一対の貫通孔41の間のベース板5の上面には貫通孔41と同軸状のトンネル部42が形成され、トンネル部42内には上方から止めネジ43が螺進自在に挿入されている。この電動鋸4は、ベース板5の左右方向を軒樋2の長手方向と同方向に向けることで、軒樋2の周方向に切断刃40の切断端面を向けることができ、周方向に軒樋2を切断できるものである。
以下、電動鋸4への被ガイド部材6の取付けを説明する。まず、図4のように、上部材6aを一対の貫通孔41及びトンネル部42に貫通させてベース板5の上面に沿わせて配置する(矢印A)。このとき、上部材6aはベース板5の幅寸法よりも長く形成されているので、上部材6aの長手方向の両端域はベース板の幅方向に突出した状態となる。次に、下部材6bをベース板5の下面に沿わせて配置する(矢印B)。このとき、下部材6bの被ガイド体部12の折曲部12aを切断刃40の切削端面が向く方向(すなわちベース板5の前方)に位置させるようにする。ここで、この下部材6bは上部材6aと長手寸法が同寸法に形成されているので、下部材6bの長手方向の両端域はベース板5の幅方向に突出して上部材6aの長手方向の両端域と対向する。そして、上部材6a及び下部材6bの挿通孔10a,10bを同軸状に位置させるように上部材6aの挿入部9に下部材6bの嵌合部8を嵌め込み、同軸状に位置した挿通孔10a,10bにネジ7を挿通し、ネジ材7aとナット材7bとを軽く締結することで、上部材6aと下部材6bとのベース板5への仮止めを行う。このときには、上部材6aと下部材6bとは、挿入部9の嵌合部8への嵌合を伴って取り付けられているから、上部材6aと下部材6bとの位置ズレが有効に防止されている。次に、ベース板5に仮止めした被ガイド部材6を本固定する。具体的には、図5のように、止めネジ43をベース板5に向けて螺進させて上部材6aをベース板5の上面に押し付けると共に、図6のように、ネジ7を締付けて上部材6aと下部材6bとを強固に固定することで上記本固定は行われる。このようにして電動鋸4のベース板5に取付けられた被ガイド部材6は、ベース板5の下方で且つ切断刃40の側方位置に配置される。詳しくは、被ガイド体部12の板面はベース板5の下面と平行して対向し、被ガイド体部12の長手方向は切断刃40の円盤面と略平行の位置関係となる。
そして、軒樋2をその長手方向の任意位置で切断するには、図1のように、軒樋2の長手方向の任意位置にガイド部材3を被着し、電動鋸4のベース板5に被ガイド部材6を取付け、この被ガイド部材6の被ガイド体部12をガイド部材3のガイド溝38に挿入して摺動させながら、回転駆動する切断刃40を軒樋2に押し当てることで行われる。つまり、被ガイド体部12をガイド部材3のガイド溝38に軒樋1の周方向に亙って挿入摺動させることで、切断刃40は軒樋1の周方向に亙ってガイドされるから、周方向に亙って軒樋2を精度良く切断できることが確保されている。なお、本例の被ガイド体部12は、ガイド溝38への挿入角度を多少変化させても折曲片12aにてガイド溝38の溝底への接地を維持できるから、軒樋2の切断を適宜負担のかからない楽な姿勢で行わせ得るといった利点も有している。
ところで、本例の被ガイド部材6は、上述したようにベース板5の幅寸法よりも長い上部材6aと下部材6bとで構成され、上部材6aをベース板5の上面側に沿わせて配置すると共に下部材6bをベース板5の下面側に沿わせて配置し、ベース板5の幅方向に突出する上部材6a及び下部材6bの長手方向の両端域をネジ7で締結することで、上部材6aと下部材6bとの間にベース板5を挟み付けるといった挟持構造によってベース板5に取付けることができたものである。しかして、たとえば、図8のように止めネジ43やトンネル部42や貫通孔41を備えずに被ガイド部材6の取付けが想定されていない電動鋸4のベース板5にも、本例の被ガイド部材6は上記挟持構造によって取り付けることが可能とされている。
また、本例の被ガイド部材6は、上部材6a及び下部材6bの長手方向の両端域がベース板5の幅方向に突出しさえすれば、上部材6a及び下部材6bの長手方向の両端域をネジ7で締結できて、被ガイド部材6をベース板5に取り付けることができるから、たとえば、図9のように、幅寸法が多少異なるベース板5にも本例の被ガイド部材6は問題なく取り付けることが可能とされている。なお、ベース板5に被ガイド部材6を取付ける際には、上部材6aと下部材6bとの間に挟み込んだベース板5の近傍でネジ7の締結を行うことが、上部材6aと下部材6bとで強固にベース板5を挟み付けることができて好ましい。そして、本例の被ガイド部材6では、上部材6a及び下部材6bの長手方向の両端域にネジ7を挿通させる挿通孔10a,10bを長手方向に間隔をあけて複数穿孔してあるので、幅寸法が異なるベース板5に合わせて適宜の挿通孔10a,10bを選んでネジ7を挿通させてベース板5の近傍で上部材6aと下部材6bの締結を行わせることができ、ベース板5の幅寸法が異なる種々の電動鋸4にも被ガイド部材6の強固な取付けが可能とされている。
更に言うと、本例の被ガイド部材6は、図8のように、上部材6aと下部材6bとを締結するネジ7の長さやネジ7の締結具合を変化させることで、フランジ5aの高さが異なったりして板厚が異なるベース板5に対しても取付けることが可能とされている。なお、このとき、嵌合部8の溝深さはベース板5の板厚より深く形成されているから、厚みが異なるベース板5に被ガイド部材6を取り付ける際にも、挿入部9の嵌合部8への嵌合を確保することができるのであって、つまり、厚みが異なるベース板5にも被ガイド部材6を位置ズレを防止しながら取り付けることができるのである。
上述したように、本例の被ガイド部材6は種々の電動鋸4にも取付可能とされている。したがって、軒樋切断治具1を用いた精度良い軒樋2の切断を種々の電動鋸4を使用して行わせることができるのであり、すでに他種の電動鋸4を所持しているユーザーにあっても、所定の電動鋸4を新たに購入することなしに、この軒樋切断治具1を用いた軒樋2の切断を行うことが可能とされたのである。
本発明の実施の形態の例の軒樋を切断する状態の斜視図である。 同上の被ガイド部材の分解斜視図である。 同上のガイド部材の斜視図である。 同上の被ガイド部材のベース板への取り付けを説明する説明図である。 同上の被ガイド部材のベース板への取り付けを説明する説明図である。 同上の被ガイド部材のベース板への取り付けを説明する説明図である。 同上の要部の正面断面図である。 同上の被ガイド部材を貫通孔等が無い他種類の電動鋸のベース板に取付けた状態の要部の正面断面図である。 同上の被ガイド部材をベース板の幅寸法が異なる他種類の電動鋸のベース板に取付けた状態の要部の正面断面図である。 従来技術の例の軒樋を切断する状態の斜視図である。 同上の被ガイド部材のベース板への取付けを説明する説明図である。
符号の説明
1 軒樋切断治具
2 軒樋
3 ガイド部材
4 電動鋸
5 ベース板
5a フランジ
6 被ガイド部材
6a 上部材
6b 下部材
7 ネジ
8 嵌合溝
9 挿入部
10a 挿通孔
10b 挿通孔

Claims (3)

  1. 軒樋の長手方向の任意位置に軒樋の周方向に亙って軒樋の外側に被着するガイド部材と、電動鋸のベース板に取り付けて軒樋切断時にガイド部材によってガイドされる被ガイド部材とで構成した軒樋切断治具において、ベース板の幅寸法よりも長い板状の上部材と下部材とで被ガイド部材を構成し、上部材及び下部材の長手方向の中央域をベース板を上下から挟み込む部位とし、ベース板の幅方向に突出する上部材及び下部材の長手方向の両端域をネジで締結する部位としたことを特徴とする軒樋切断治具。
  2. 上部材及び下部材の長手方向の両端域にネジを挿通させる挿通孔を長手方向に間隔をあけて複数穿孔したことを特徴とする請求項1記載の軒樋切断治具。
  3. 長手方向の両端域における上部材及び下部材のいずれか一方の部材に溝状の嵌合部を設けると共に、他方の部材に嵌合部の溝内に嵌合させる挿入部を設け、嵌合部の溝深さをベース板の板厚より深く形成したことを特徴とする請求項1記載の軒樋切断治具。
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