JP4558264B2 - 手挽鋸用治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、手挽鋸で木材を切断する際に使用する治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
木工製品を製作する場合や、屋内の造作作業を行なう場合には、手挽鋸で木材を切断する必要がある場合が多いのであるが、切断面に狂いを生じさせることなく正確に切断するには、相当な熟練を要するのである。切断面に曲がりや狂いが生じると組み立てたときに全体が狂うとともに、隙間を生じさせ、仕上がり具合を著しく損なうことになるのである。このようなことから、最近では、鋸刃をガイドする隙間を形成した専用の治具が案出されているのであるが、従来のものは、金属板にプレス加工を施すことによって、ベース部を形成し、ベース部に鋸刃を保持するガイド取り付けた構成となっているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、プレート部をプレス加工により形成しようとした場合、精度の確保が難しいだけでなく、使用中に加わる衝撃等により変形しやすく、また、狂いを生じた場合の修正が不可能であるという欠点があるのである。この種の治具にあって、プレート部に狂いが生じれば、治具としての機能を果たすことが出来なくなってしまうのである。
【0004】
この発明は、鋸で木材を切断する際に使用する治具に関するものであって、治具自体の精度の向上を図るとともに、使用中に加わる衝撃等によっても変形し難く、正確で耐久性のある治具を提供しよとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、木材に対する切断加工を行なう際に使用する治具であって、直角に交わる二つの面を有する押し出し成形金属材を縦方向に切断することによって得たガイドベースと、ガイドベースの前面に配置させる鋸刃ガイドプレートからなり、ガイドベースの前面と鋸刃ガイドプレートの後面との間に、鋸刃を挿入し得る隙間を形成し、切断作業の際、その隙間に鋸刃を差し入れた状態で行なうようにすることによって、木材に対する正確な切断加工を容易に行ない得るようにしようとするものである。
【0006】
【実施例】
図面にもとづいて、この発明の実施例を説明すると、治具本体1は、図1ないし図6に示すとおり、直角に交わる二つの面10・10を有する押し出し成形金属材3を縦方向に切断することによって得たガイドベース2と、ガイドベース2に取り付ける位置決めストッパー7と、ガイドベース2の前面10に配置させる鋸刃ガイドプレート5とからなり、ガイドベース2の前面10と鋸刃ガイドプレート5の後面19との間に鋸刃6を挿入し得る隙間12を形成した状態で、鋸刃ガイドプレート5を取り付け得るようにするとともに、位置決めストッパー7をガイドベース2に取り付け得るように形成した構成となっているのである。
【0007】
すなわち、ガイドベース2は、図2、並びに、図6に示すように、直角に交わる二つの面10・10を有するとともに、その裏側に板部10a・10aを配置させた二重構造で、立ち上がり状の面10の上方部に、長手方向に沿たスリット14を有するアルミの押し出し成形金属材3を、縦方向に切断加工することによって形成されており、水平状のプレート部15の両側部に、ネジ孔16・16を形成し、また、立ち上がり部の中心部に、孔17を形成した構成となっているのである。
【0008】
鋸刃ガイドプレート5は、上部に孔18・18を有するとともに、下端部が円弧状となったプレート19と、上部に孔21・21を有し、鋸刃6の刃厚に等しい厚さの板材をもって形成したスペーサー20と、上部にネジ孔22・22を有する保持板23とからなり、プレート19の裏面部にスペーサー20を沿わせて孔18と21とを一致させた後、取り付けネジ24を差し入れ、取り付けネジ24の先端を保持板23のネジ孔22に螺合させた構成となっており、取り付けネジ24を緩めた状態にして、ネジ軸部をガイドベース2に形成したスリット14に差し入れるとともに、保持板23を立ち上がり面10の裏面側に位置させた状態とした後、取り付けネジ24を締め付けることによって、ガイドベース2に取り付け固定し得る構成となっており、それにより、ガイドベース2の立ち上がり面10とプレート19と間に、スペーサー20の厚み分の隙間12が形成されることになるのである。
【0009】
位置決めストッパー7は、上部が蒲鉾状で、下方部にガイドベース2のプレート部15を差し入れ得る幅の凹部25を有するとともに、下方に向けて垂下部26を有する形のアルミの押し出し成形材を、プレート15の長さに縦切りすることによって形成されており、側面部には、取り付けネジ27を差し入れ得る孔28・28が形成されており、凹部25内にプレート部15を差し入れた後、孔28に取り付けネジ27の先端を差し入れるとともに、プレート部15に形成したネジ孔16に螺合させて締め付けることにより、ガイドベース2に取り付け得る構成となっているのである。
【0010】
上記の位置決めストッパー7は、図7に示すように、治具本体1を手で持って切断作業を行なう場合に装着して使用するものであり、位置決めストッパー7の垂下部26を木材37の側面部に当てがった状態にして使用されるのである。木材の大きさや形により、手持ちでの作業が出来ないような場合には、位置決めストッパー7を装着せずにクランプで固定したり、切断しようとする板面上にガイドレールを固定するとともに、ガイドレールをガイドベース2の後方部に形成した切り込み溝36に嵌め込み、治具本体1がガイドレールに沿って移動するようにして使用することも可能である。
【0011】
角度切り具9は、二つの面の角度が45度となるように形成されたアルミの押し出し成形材を、その長さがガイドベース2の立ち上がり面10よりやや短くなるように切断することによって形成されており、ガイドベース2の後方に形成された孔17から取り付けネジ32を差し入れ、取り付け面29の中心部に形成されたネジ孔33に螺合させることによって、ガイドベース2に取り付け得る構成となっているのである。また、角度切り具9の角度面30の上縁部と下縁部とには、それぞれ2個の切り込み部34が形成されており(下縁部のものは図示されていない。)、鋸刃ガイドプレート5のスペーサー20と保持板23との間に、角度切り具9の上縁部を差し入れるとともに、取り付けネジ24の軸部が切り込み部34内に嵌り込んだ状態にして締め付けることによって、鋸刃ガイドプレート5を角度切り具9に取り付け得る構成となっているのである。なお、図5は、鋸刃ガイドプレート5が向う側に位置した状態で取り付けた場合であるが、取り付けネジ32を緩め、角度切り具9を180度回転させた状態で取り付けることによって、鋸刃ガイドプレート5が、手前側を向いた状態で取り付けることも可能である。
上記は、角度切り具9における、ガイドベース2への取り付け面29と、鋸刃ガイドプレート5への取り付け面30との配置角度を45度とした場合の実施例であるが、それ以外の角度のものを形成することも可能である。
【0012】
【発明の効果】
この発明にかかる治具本体1は、ガイドベース2をアルミ等の押し出し成形材を縦切りすることによって形成されており、製造上の精度の確保が容易になり、それを使用することにより、特別な熟練を要することなく、木材に対する正確な切断加工を行ない得るという利点があるのである。また、アルミ等の押し出し成形材を使用してガイドベース2を形成した構成となっている結果、空洞部を有する二重構造することが可能になるとともに、空洞部内に補強リブを形成することが簡単に出来、そのような構成とすることによって、軽くて、変形することのない耐久性に優れた治具を形成することができるという利点があるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる治具全体を示す斜視図である。
【図2】この発明にかかる治具の構成を示す分解斜視図である。
【図3】鋸刃ガイドプレートの構成を示す分解斜視図である。
【図4】角度切り具の装着例を示す分解斜視図である。
【図5】角度切り具を装置した状態を示す斜視図である。
【図6】押し出し成形金属材の構成を示す斜視図である。
【図7】鋸での切断要領を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 治具本体
2 ガイドベース
3 押し出し成形金属材
5 鋸刃ガイドプレート
6 鋸刃
9 角度切り具
10 面
12 隙間
19 鋸刃ガイドプレートの後面

Claims (1)

  1. 直角に交わる二つの面(10)・(10)を有する押し出し成形金属材(3)を縦方向に切断することによって得たガイドベース(2)と、ガイドベース(2)の前面(10)に配置させる鋸刃ガイドプレート(5)、並びに該ガイドベース(2)の後方部に配置されて該後方部を着脱自在に覆うものであって、その側部の一方に垂下部(26)が形成され上部が蒲鉾状の位置決めストッパー(7)とからなり、ガイドベース(2)の前面(10)と鋸刃ガイドプレート(5)の後面(19)との間に、鋸刃(6)を挿入し得る隙間(12)を形成した状態で鋸刃ガイドプレート(5)を取り付けたものであり、且つ該ガイドベース(2)の後方端部近傍には、挿入される鋸刃(6)の切削方向と平行な切り込み溝(36)が、ガイドレール取設のために刻設されていることを特徴とする手挽鋸用治具。
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