JP2011231478A - 断熱施工用補助材及びそれを用いた断熱施工方法 - Google Patents

断熱施工用補助材及びそれを用いた断熱施工方法 Download PDF

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【課題】断熱板の表面に仮止めされた状態で、その上から断熱板を貫通して建物の躯体に打ち込まれる取付ピンによって断熱板の表面に固定され、外壁材又は内壁材を取り付けるための胴縁代わりとして使用される断熱施工用補助材について、断熱板に案内溝を形成しておくことなく容易に仮止めできるようにする。
【解決手段】帯状部1の両側に相対向する脚条2,2を有するチャンネル材状をなし、しかも脚条2,2の少なくとも先端部を全長に亘って三角形状の凸歯部3,3,…を連ねた鋸歯状として、脚条2,2を断熱板へ突き刺して仮止めできるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の壁又は天井構成材料に取り付けられる合成樹脂発泡体製の断熱板の表面に、内装材や外装材を取り付けるための胴縁又は胴縁を取り付けるための下地材等として取り付けられる断熱施工用補助部材及びこれを用いた断熱施工方法に関する。
従来、断熱施工用補助部材としては、帯状部の両側に相対向する脚条を有するチャンネル部材が知られている。このチャンネル部材の脚条は、長さ方向に一定高さで、断熱板の表面側に形成された案内溝に脚条を差し込むことで、その後に行われるアンカーの打ち込み作業を行いやすくするために仮止めされる。そして、仮止めされたチャンネル部材上から断熱板を貫通して建物の壁又は天井構成材料へ打ち込まれる、断熱板を建物の壁又は天井構成材料に取り付けるためのアンカーによって断熱板の表面側に固定されるものとなっている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3831715号公報
しかしながら、上記従来の断熱施工用補助部材としてのチャンネル部材は、仮止めのために予め案内溝を形成しておかなければならず、案内溝を形成するための手間がかかると共に、現場での仮止め位置の調整がしにくい問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、断熱板に案内溝を形成しておくことなく容易に仮止めすることができる断熱施工用補助部材及びそれを用いた簡便な断熱施工方法を提供することを目的とする。
本発明の第1は、上記目的のために、合成樹脂発泡体製の断熱板を建物の壁又は天井構成材料に取り付けるために前記断熱板の表面側から前記建物の壁又は天井構成材料へねじ込み又は打ち込まれる取付ピンによって前記断熱板の表面側に固定される断熱施工用補助材において、
帯状部の両側に相対向する脚条を有するチャンネル材状又は前記帯状部の片側のみに脚条を有するアングル材状をなし、しかも脚条の少なくとも先端部が全長に亘って三角形状の凸歯部を連ねた鋸歯状をなすことを特徴とする断熱施工用補助材を提供するものである。
上記本発明の第1は、前記帯状部と前記脚条とがなす角が80〜90度であること、
前記帯状部に、前記取付ピンを通すための取付用貫通孔が、前記帯状部の長さ方向が長軸方向となった長円形状に形成されていること、
をその好ましい態様として含むものである。
また、本発明の第2は、合成樹脂発泡体製の断熱板の表面側に仮止めした断熱施工用補助材上から建物の壁又は天井構成材料へ取付ピンをねじ込み又は打ち込んで、前記断熱板を前記建物の壁又は天井構成材料へ取り付けると共に、前記断熱施工用補助材を断熱板の表面側へ固定する断熱施工方法において、
前記断熱施工用補助材として、帯状部の両側に相対向する脚条を有するチャンネル材状又は前記帯状部の片側のみに脚条を有するアングル材状をなし、しかも脚条の少なくとも先端部が全長に亘って三角形状の凸歯部を連ねた鋸歯状をなす断熱施工用補助材を用い、該断熱施工用補助材を、前記脚条を前記断熱板へ突き刺すことで仮止めすることを特徴とする断熱施工方法を提供するものである。
上記本発明の第2は、前記断熱施工用補助材の帯状部と脚条とがなす角が80〜85度であり、前記脚条の前記断熱板への突き刺しを、前記帯状部と脚条との間の角度が90度となる方向に押し広げられるように行うこと、
前記断施工壁用補助材の帯状部に、前記取付ピンを通すための取付用貫通孔を、形成しておき、前記断熱施工用補助材を前記断熱板の表面側に仮止めした後、前記取付ピンのねじ込み又は打ち込みに先立って、前記断熱板を貫通して前記建物の壁又は天井構成材料へ前記取付ピンを差し込むための差込孔を前記取付用貫通孔を介して形成する一方、前記取付用貫通孔を、前記帯状部の長さ方向が長軸方向となった長円形状とすること、
をその好ましい態様として含むものである。
本発明に係る断熱施工用補助部材は、脚条の少なくとも先端部が全長に亘って三角形状の凸歯部を連ねた鋸歯状をなしていることから、これを突き刺すことで容易に仮止めすることができる。従って、従来のように案内溝を形成する必要がなく、しかも仮止め位置を現場で容易に調整することができる。
また、本発明に係る断熱施工用補助部材を用いた断熱施工方法は、上記のように案内溝を設けることなく断熱施工用補助部材を仮止めすることができるので、簡便で効率的な施工が可能となる。
本発明に係る断熱施工用補助部材の第1の例を示す斜視図である。 本発明に係る断熱施工用補助部材の第2の例を示す斜視図である。 脚条の鋸歯部の説明図である。 帯状部と脚条間の角度の説明図である。 本発明に係る断熱施工用補助部材の仮止め施工時の説明図である。 取付ピンによる断熱板及び断熱施工用補助部材の取り付け施工時の説明図である。 取付ピンの断面図である。
図面に基づいて本発明を説明する。なお、以下に説明する図面において、同じ符号は同様の構成要素を示す。
まず、図1〜図4を中心にして、一部図5以後をも参照しつつ本発明に係る断熱施工用補助部材を説明する。
図1に示される断熱施工用補助部材Aは、中央の帯状部1と、その両側に相対向して同方向に突出した脚条2,2とを有するチャンネル材状をなしている。両脚条2,2は、少なくとも先端部が全長に亘って三角形状の凸歯部3,3,…を連ねた鋸歯状をなしている。この凸歯部3,3,…は、脚条2,2を後述する断熱板4(図5参照)に突き刺しやすくするためのものである。つまり、本断熱施工用補助部材Aは、脚条2,2を断熱板4に突き刺すことで仮止めできるようになっている。また、帯状部1には、帯状部1の長さ方向に適宜の間隔で、後述する取付ピン5(図6、図7参照)を通すための取付用貫通孔6が形成されている。この取付用貫通孔6は、円孔や角孔でもよいが、帯状部1の長さ方向が長軸方向となった長円形とすることが好ましい。その理由については後述する断熱施工方法の説明において述べる。
図2に示される断熱施工用補助部材A’は、基本的には上記図1の断熱施工用補助部材Aと同様であるが、帯状部1の片側にだけ脚条2を有するアングル材状をなしている点が相違している。この断熱施工用補助部材A’は、脚条2が片側だけではあるが、この脚条2を断熱板4(図5参照)に突き刺して十分仮止めすることができ、しかも脚条2が片側だけである分、図1の断熱施工用補助部材Aに比してコストの低減を図ることができる。
断熱施工用補助部材A,A’は、いずれも、例えば鋼、アルミニウム合金等の機械的強度に優れた金属製とするのが通常であるが、固定後に大きな負荷がかからない場合、硬質合成樹脂製とすることもできる。但し、強度及び経済性から鋼が最適である。金属製とする場合、内装材を取り付ける胴縁として用いる場合や他の部材の取り付けには用いない場合には0.4〜1mm程度の厚さでよいが、外装材を取り付ける胴縁として用いる場合には、風圧の支持を考慮し、1.2〜3.2mm程度の厚さとすることが好ましい。
図3に示されるように、断熱施工用補助部材A,A’のいずれにおいても、凸歯部3,3,…の高さh1は、脚条2の高さ方向全体を断熱板4(図5参照)に突き刺しやすくするために、脚条2の高さh2の2/3以上であることが好ましい。また、脚条2の高さh2と凸歯部3,3,…の高さh1を等しくすること、つまり脚条2全体を凸歯部3,3,…の連なりで構成することもできるが、脚条2の帯状部1寄り2〜5mm程度は平板状のまま残しておくと、断熱施工用補助部材A,A’の取り扱い時に図1及び2における上下方向へ撓ったり曲がるのを防止しやすくなるので好ましい。断熱施工用補助部材A,A’の大きさは、帯状部1の幅が40〜60mm、脚条2の高さh2が10〜20mm程度、凸歯部3,3,…の高さh1がh2より2〜5mm低い高さ程度であることが好ましい。
凸歯部3,3,…の形状は、左右対称の二等辺三角形状でもよいが、突き刺しやすいことから、一辺が垂直に突出した直角三角形状であることが好ましい。また、凸歯部3,3,…の先端部の角度θは、大きすぎると刺さりにくく、小さすぎると歯数が多くなって摩擦抵抗が増大し、脚条2の根本まで突き刺しにくくなる。このため、凸歯部3,3,…の先端部の角度θは、30〜90度であることが好ましく、より好ましくは50〜70度である。
図4(a),(b)に示されるように、断熱施工用補助部材A,A’のいずれにおいても、帯状部1と脚条2間の角度αは、脚条2,(2)を断熱板4(図5参照)への突き刺して、断熱板4の表面に帯状部1を密着させやすいよう、90度としておくことが好ましい。しかし、断熱施工用補助部材A,A’を比較的薄い金属板で構成した場合、帯状部1と脚条2間の角度αを80〜85度程度としておき、脚条2の断熱板4(図5参照)への突き刺しを、この角度αが90度となる方向に押し広げるようにして行うと、突き刺し後、弾性復帰力によって帯状部1と脚条2の間に断熱板4を挟み付ける力が作用し、仮止め力が向上する。
次に、図5〜図7を中心にして、一部図4以前をも参照しつつ本発明に係る断熱施工方法の一例を説明する。なお、本発明の断熱施工方法は、壁及び天井のいずれにも適用することができるが、図示される例は壁への施工を例にする。天井への施工は、以下の説明における壁構成材料を天井構成材料に置き換えることで理解することができる。
図5に示されるように、まず、建物の壁構成材料7に沿って合成樹脂発泡体製の断熱板4を設置する。壁構成材料7とは、RC構造の建物であればRC壁等、鉄骨構造の建物であればALCパネル等、木造の建物であれば壁の下地板等である。また、上記のように、本発明は天井にも適用することができ、天井に適用する場合、断熱板4の取り付けは建物の天井構成材料となる。この天井構成材料とは、RC構造の建物であればRC天井等、鉄骨造りの建物であればALCパネル、デッキプレート等、木造の建物であれば天井の下地板等である。本発明に係る断熱施工方法で構築する断熱構造体は、壁構成材料7又は天井構成材料の内側(室内側)に断熱板4を取り付ける内断熱構造体でも、壁構成材料7又は天井構成材料の外側(室外又は屋上側)に断熱板4を取り付ける外断熱構造体でもよい。
断熱板4を構成する合成樹脂発泡体としては、独立気泡の合成樹脂発泡体が用いられる。具体的には、ポリスチレン系発泡体、ポリエチレン系発泡体、ポリプロピレン系発泡体、ポリウレタン系発泡体、フェノール樹脂系発泡体等を用いることができる。これらの中でも、吸水性が低く、断熱性に優れることから、ポリスチレンの発泡板が好ましい。
壁構成材料7に沿った断熱板4の設置は、例えば両面テープや、モルタル団子等の接着剤を用いて止めながら行うと作業性がよい。
本例は図1に示される断熱施工用補助部材Aを用いた例で、断熱板4を所要枚数並べた後、図5に示されるように、断熱板4の所定の位置に断熱施工用補助部材Aをその脚条2,2を突き刺すことで仮止めする。
上記仮止め時に、断熱板4の表面と断熱施工用補助部材A(帯状部1の断熱板4との対向面)との間に不陸調整用緩衝材(図示されていない)を挟み込ませることができる。不陸調整用緩衝材は、後述する取付ピン5(図6、図7参照)の壁構成材料7へのねじ込み又は打ち込みによる押さえ付け力によって圧縮可能な材料で、例えば軟質ウレタンやゴムのシートを用いることができる。不陸調整用緩衝材を挟み込ませておくと、壁構成材料7の断熱板4設置面に多少の不陸が存在しても、取付ピン5のねじ込み又は打ち込み深さを調整することで、断熱施工用補助部材Aの帯状部1表面のレベルを調整することができる。
断熱板4の裏面側(壁構成材料7との対向面側)への空気の流入による結露を防止するために、断熱板4同士の継ぎ目や、断熱板4と梁、柱、床等との取り合い部分を気密テープやコーキング材でシールすることが好ましい。また、同様の理由から、断熱板4同士を相欠、実接ぎ等で接続することが好ましい。
断熱施工用補助部材Aは、図示されるように、相隣接する2枚の断熱板4,4間に跨り、この断熱板4同士の継ぎ目に被さるように取り付けることが好ましい。このように取り付けることで、断熱板4同士の継ぎ目を覆うことができると共に、施工中又は施工後の外力による断熱板4間の目地開きを抑制することができる。特に図4で説明したように、帯状部1と脚条2間の角度αを80〜85度としておき、脚条2の断熱板4への突き刺しを、この角度αが90度となる方向に押し広げるようにして行うと、より高い目地開きの抑制効果を得ることができる。また、仮止めに際し、断熱施工用補助部材Aの取付用貫通孔6から、跨いで取り付けることになる断熱板4同士の継ぎ目を目視することで、位置決め用の印を付けることなく仮止めを行うことができる。
本例では断熱板4同士の継ぎ目に沿った位置にのみ断熱施工用補助部材Aを仮止めしているが、その他の位置に仮止めすることもできる。断熱施工用補助部材Aの仮止め位置は、後述する取付ピン5(図6、図7参照)による取り付け位置や、外装材や内装材の取付構造などに応じて選択することができる。また、本例では、断熱施工用補助部材Aを横方向に仮止めしているが、縦方向に設けることもできる。
断熱施工用補助部材Aを仮止めした後、図6に示されるように、断熱施工用補助部材Aの取付用貫通孔6を介して取付ピン5を壁構成材料7へねじ込み又は打ち込んで、断熱板4を壁構成材料7へ取り付けると共に、断熱施工用補助部材Aを断熱板4の表面側へ固定する。取付ピン5としては、例えば壁構成材料7へねじ込んで固定することができるコンクリート用スクリューピン、壁構成材料7への打ち込みにより先端を広げて固定することができるアンカーピン等を用いることができる。
取付ピン5としては、熱橋防止のため、図7に示されるように、中間部に合成樹脂を用いたものを好ましく用いることができる。更に説明すると、中間軸部5aが合成樹脂で構成されており、その先端に壁構成材料7にねじ込むことができる金属製のコンクリートスクリュー5bが設けられ、後端に金属製の雌ねじ部5cが設けられていて、そこにねじ込まれる金属のボルト5dと中間軸部5aの後端との間に、少なくとも取付用貫通孔6の短径よりも大きな径の座金部5eが挟み込まれるものとなっている。コンクリートスクリュー5bと、雌ねじ部5とは、インサート成形により中間軸部5aと一体に構成されている。このような取付ピン5を用いると、熱伝導率の低い合成樹脂製の中間軸部5aが介在することで、取付ピン5の部分が熱橋となってしまって断熱性能が低することを防止することができる。なお、コンクリートスクリュー5b部分は、打ち込みによって中間軸部5aを拡径させるアンカー部とすることもできる。
断熱板4を貫通して建物の壁構成材料7へ取付ピン5を差し込むための差込孔8の形成は、断熱施工用補助部材Aを仮止めした後、取付ピン5のねじ込み又は打ち込みに先だって、断熱施工用補助部材Aの取付用貫通孔6を介して行うことが好ましい。このようにすることによって、取付用貫通孔6に位置に合わせた所定ピッチで取付ピン5をねじ込み又は打ち込むことができる。また、前記のように取付用貫通孔6を長円形としておくと、例えば差込孔8の削孔途中で壁構成材料7中の鉄筋にぶつかった場合でも、差込孔8の削孔位置を鉄筋を避けられる位置にずらせて開け直すことが容易となる。
上記差込孔8の形成後、この差込孔8に取付ピン5を差し込んで、壁構成材料7へねじ込み又は打ち込むことで、断熱板4を壁構成材料7へ取り付けると共に、断熱施工用補助部材Aを断熱板4の表面側へ固定することができる。この断熱板4の取り付けと、断熱施工用補助部材Aの固定後は、内断熱の場合には内壁材、外断熱の場合には外壁材を断熱施工用補助部材Aに取り付け、断熱壁を構築することができる。
前述したように、上記の例では断熱施工用補助部材Aを用いでいるが、断熱施工用補助部材Aに代えて図2で説明した断熱施工用補助部材A’を用いることもできる。この断熱施工用補助部材A’は、図5及び図6示されるような横方向の設置に適しており、仮止め状態を安定させやすいことから、片側にある脚条2を上側にして設けることが好ましい。
A,A’ 断熱施工用補助部材
1 帯状部
2 脚条
3 凸歯部
4 断熱板
5 取付ピン
5a 中間軸部
5b コンクリートスクリュー
5c 雌ねじ部
5d ボルト
5e 座金部
6 取付用貫通孔
7 壁構成材料
8 差込孔

Claims (6)

  1. 合成樹脂発泡体製の断熱板を建物の壁又は天井構成材料に取り付けるために前記断熱板の表面側から前記建物の壁又は天井構成材料へねじ込み又は打ち込まれる取付ピンによって前記断熱板の表面側に固定される断熱施工用補助材において、
    帯状部の両側に相対向する脚条を有するチャンネル材状又は前記帯状部の片側のみに脚条を有するアングル材状をなし、しかも脚条の少なくとも先端部が全長に亘って三角形状の凸歯部を連ねた鋸歯状をなすことを特徴とする断熱施工用補助材。
  2. 前記帯状部と前記脚条とがなす角が80〜90度であることを特徴とする請求項1に記載の断熱施工用補助材。
  3. 前記帯状部に、前記取付ピンを通すための取付用貫通孔が、前記帯状部の長さ方向が長軸方向となった長円形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の断熱施工用補助材。
  4. 合成樹脂発泡体製の断熱板の表面側に仮止めした断熱施工用補助材上から建物の壁又は天井構成材料へ取付ピンをねじ込み又は打ち込んで、前記断熱板を前記建物の壁又は天井構成材料へ取り付けると共に、前記断熱施工用補助材を断熱板の表面側へ固定する断熱施工方法において、
    前記断熱施工用補助材として、帯状部の両側に相対向する脚条を有するチャンネル材状又は前記帯状部の片側のみに脚条を有するアングル材状をなし、しかも脚条の少なくとも先端部が全長に亘って三角形状の凸歯部を連ねた鋸歯状をなす断熱施工用補助材を用い、該断熱施工用補助材を、前記脚条を前記断熱板へ突き刺すことで仮止めすることを特徴とする断熱施工方法。
  5. 前記断熱施工用補助材の帯状部と脚条とがなす角が80〜85度であり、前記脚条の前記断熱板への突き刺しを、前記帯状部と脚条との間の角度が90度となる方向に押し広げられるように行うことを特徴とする請求項4に記載の断熱施工方法。
  6. 前記断熱施工用補助材の帯状部に、前記取付ピンを通すための取付用貫通孔を、形成しておき、前記断熱施工用補助材を前記断熱板の表面側に仮止めした後、前記取付ピンのねじ込み又は打ち込みに先立って、前記断熱板を貫通して前記建物の壁又は天井構成材料へ前記取付ピンを差し込むための差込孔を前記取付用貫通孔を介して形成する一方、前記取付用貫通孔を、前記帯状部の長さ方向が長軸方向となった長円形状とすることを特徴とする請求項4〜5のいずれか1項に記載の断熱施工方法。
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