JP2004052540A - 断熱構造体及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物における断熱構造体の施工性を高める。
【解決手段】断熱パネル12の前面に形成された案内溝13にチャンネル部材14の脚条部分15を挿入し、チャンネル部材14を介して固定部材17によって断熱パネル12を躯体11に取り付け、このチャンネル部材14に内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材を固定することを特徴とする断熱構造体及びその施工方法。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の躯体に断熱パネルを取り付けた断熱構造体及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種建築物の断熱工法として、合成樹脂発泡板からなる断熱パネルを躯体に取り付ける工法がある。かかる断熱工法では、パネルの軽量化を図るために発泡倍率が20〜40倍程度の高発泡の合成樹脂発泡板が一般に用いられている。
【0003】
上記のような高発泡の合成樹脂発泡板はそれ自体で釘・ビス等の保持能力に乏しいため、例えばRC壁、C鋼若しくはALCパネル等からなる躯体部分に直接取り付けることができない。
【0004】
また、断熱パネルの前面に内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材を取り付ける際にも、チャンネル部材等を用いて下地組(下地胴縁)を施工し、このチャンネル部材等にビス等で取り付ける必要がある。このため、下地組の墨出しも行わなければならず、極めて煩雑で工期がかかる問題がある。
【0005】
このようなチャンネル部材による煩雑な下地組の施工性を高める手段として、様々なジョイントが開発されている(例えば特許文献1、特許文献2参照。)。これらの特許文献に記載のクロスジョイントによれば、ビス等を必要とせずに、チャンネル部材を簡単に交差連結することができる。
【0006】
一方、ビス等による乾式施工によらず、合成樹脂発泡板に予め例えばプラスターボード等の内装下地材等を接着剤を用いて貼りつけた表面材付き断熱パネルを用いた場合は、パネル自体が反ってしまうという問題があり、更には解体時に合成樹脂発泡板とプラスターボード等とを分離解体できないという問題もある。
【0007】
【特許文献1】
特公昭61−46083号公報
【特許文献2】
特公昭61−46084号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、施工性を高め且つ分別解体を容易にし得る断熱構造体及びその施工方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成すべく成された本発明の構成は、以下の通りである。
【0010】
本発明第1は、建築物の躯体に取付けられた断熱パネルの前面に、両側に相対向する脚条を有するチャンネル部材による下地組が施され、該チャンネル部材に内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材が固定された構造を有する断熱構造体であって、前記断熱パネルは前面に下地組に対応する案内溝を有し、該案内溝に前記チャンネル部材の脚条部分が挿入され、該チャンネル部材を介して固定部材によって該断熱パネルが躯体に取り付けられていることを特徴とする。
【0011】
上記本発明第1の断熱構造体は、更なる好ましい形態として、
「前記断熱パネルは、複数の異なるピッチの案内溝を有すること」、
「前記断熱パネルと前記チャンネル部材との間に不陸調整用緩衝材を有すること」、
「前記断熱パネルが合成樹脂発泡板であること」、
を含む。
【0012】
本発明第2は、建築物の躯体に取付けられた断熱パネルの前面に、両側に相対向する脚条を有するチャンネル部材による下地組が施され、該チャンネル部材に内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材が固定された構造を有する断熱構造体であって、前記断熱パネルは、ベースの前面に突出した連結片を有する連結具を介して固定部材によって躯体に取り付けられており、前記チャンネル部材は、前記脚条間に前記連結片が挿嵌された状態で前記連結具と連結されていることを特徴とする。
【0013】
上記本発明第2の断熱構造体は、更なる好ましい形態として、
「前記連結具は前記ベースの背面に突出した案内片を有し、該案内片が前記断熱パネルの前面に形成された案内溝に挿入されていること」、
「前記断熱パネルは、複数の異なるピッチの案内溝を有すること」、
「前記連結具は、複数の異なる幅で形成された連結片を有すること」、
「前記連結具は直交する2方向に前記連結片を有し、各方向の前記連結片が直交する2方向のチャンネル部材の脚条間にそれぞれ挿嵌されていること」、
「前記連結具には、前記固定部材を通すルーズ穴が形成されてこと」、
「前記断熱パネルが合成樹脂発泡板であること」、
を含む。
【0014】
本発明第3は、断熱パネルの前面に形成された案内溝にチャンネル部材の脚条部分を挿入し、該チャンネル部材を介して固定部材によって該断熱パネルを躯体に取り付け、該チャンネル部材に内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材を固定することを特徴とする断熱構造体の施工方法である。
【0015】
上記本発明第3の断熱構造体の施工方法は、更なる好ましい形態として、
「前記断熱パネルと前記チャンネル部材との間に不陸調整用緩衝材を挟み込むこと」、を含む。
【0016】
さらに本発明第4は、ベースの前面に突出した連結片を有する連結具を介して固定部材によって断熱パネルを躯体に取り付けた後、両側に相対向する脚条を有するチャンネル部材の該脚条間に前記連結片を挿嵌せしめ、前記連結具と前記チャンネル部材とを連結して下地組を施し、該チャンネル部材に内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材を固定することを特徴とする断熱構造体の施工方法である。
【0017】
上記本発明第4の断熱構造体の施工方法は、更なる好ましい形態として、
「前記連結具は前記ベースの背面に突出した案内片を有し、前記断熱パネルは前面に下地組に対応する案内溝を有し、前記案内片を前記案内溝に挿入した状態で断熱パネルを躯体に取り付けること」、
「前記チャンネル部材が直交して組まれる部分において、直交する2方向に前記連結片を有する連結具を用い、各方向の前記連結片を直交する2方向のチャンネル部材の脚条間にそれぞれ挿嵌すること」、
を含む。
【0018】
本発明第1、第3の断熱構造体及び施工方法によれば、断熱パネルに設けられた案内溝にチャンネル部材の脚条部分を挿入することによって、自動的に下地組の墨出しが成されるため、下地組の施工が簡略化され、断熱構造体の施工性を高めることができる。また、面材(内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材)の取り付けも含めて完全な乾式工法であり、解体時に断熱パネルと表面材との分別解体が容易である。また、特に断熱パネルとチャンネル部材との間に不陸調整用緩衝材を挟み込むようにした場合には、例えばRC壁等の躯体面に不陸が生じている場合であっても、下地組のチャンネル部材表面のレベルを簡単に調整することができ、より一層施工性を高めることができる。
【0019】
また本発明第2、第4の断熱構造体及び施工方法によれば、断熱パネル取付用の連結具に下地組のチャンネル部材をワンタッチで固定することができ、下地組の施工が簡略化され、断熱構造体の施工性を高めることができる。また、面材(内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材)の取り付けも含めて完全な乾式工法であり、解体時に断熱パネルと表面材との分別解体が容易である。また、特に断熱パネルの前面に下地組に対応する案内溝を設けておき、連結具のベースの背面に突出した案内片を前記案内溝に挿入するようにした場合には、下地組の墨出しの必要がなく、より一層施工性を高めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を説明するが、本発明はかかる形態例に限定されるものではない。
【0021】
本発明の断熱構造体では、建築物の躯体に断熱パネルが取付けられる。建築物の躯体とは、例えばRC造であればRC壁等、鉄骨造であればC鋼等の鋼材やALCパネル等である。
【0022】
本発明の断熱構造体は、躯体の内側(室内側)に断熱パネルを取り付ける内断熱に限らず、躯体の外側に取り付ける外断熱であっても良く、年間を通じた温度環境、建築物の使用目的等に応じて適宜の断熱方法が採られる。
【0023】
本発明で用いる断熱パネルとしては、軽量で耐水性・断熱性・耐圧性に優れたものが好ましく、独立気泡を有する合成樹脂発泡体が好適である。具体的には、例えばポリスチレン系発泡体,ポリエチレン系発泡体,ポリプロピレン系発泡体,ポリウレタン系発泡体,フェノール系発泡体等の独立気泡を有する合成樹脂発泡体が好適である。特に押出発泡ポリスチレン(商品名「スタイロフォーム」:ダウ化工(株)製)は、その高い断熱性及び低い吸水性の故に最も好ましい。
【0024】
先ず、本発明第1及び第3の断熱構造体及びその施工方法の一例を図1乃至図3を用いて説明する。図1はRC壁の室内側に断熱パネルを取り付けた状態を示す斜視図、図2は図1中のA−A’面での断面図、図3は断熱パネルの前面に面材を固定した状態を示す断面図である。これらの図において、11はRC壁の躯体、12は断熱パネル、13は案内溝、14はチャンネル部材、15はチャンネル部材の脚条部分、16は不陸調整用緩衝材、17はアンカー(固定部材)、18は面材、19はビスである。
【0025】
断熱パネル12にはチャンネル部材14の2つの脚条部分15の間隔と同じ間隔で案内溝13が縦方向に形成されており、この案内溝13はチャンネル部材14による下地組の位置に対応している。また、案内溝13の深さは、チャンネル部材14の脚条部分15の高さと概ね等しい。
【0026】
施工に際しては、先ず図1の斜視図及び図2の断面図に示すように、チャンネル部材14の脚条部分15を断熱パネル12の案内溝13に挿入し、このチャンネル部材14を介してアンカー17によって断熱パネル12を躯体11に取り付け固定する。この時、断熱パネル12とチャンネル部材14との間に不陸調整用緩衝材16を挟み込むのが良い。
【0027】
不陸調整用緩衝材16は、アンカー17の打ち込みによって圧縮可能な材料であれば特に限定されるものではなく、例えば軟質ウレタン、ゴム、バネ等を用いることができる。
【0028】
上記のように断熱パネル12とチャンネル部材14との間に不陸調整用緩衝材16を挟み込むことにより、RC壁の躯体11にある程度の不陸が生じていても、アンカー17の打ち込み深さを調整することによって、チャンネル部材表面のレベルを調節することができる。
【0029】
尚、コンクリート躯体の不陸によって生じる断熱パネルと躯体との隙間において結露が生じる問題があるため、その対策として、例えば断熱パネル間であれば気密テープやコーキング材等でシールし、また梁・床コンクリート面との隙間であればコーキング材等でシールし、室内側の蒸気が断熱パネルの目地や梁、柱、床取り合い部から裏面の隙間に流れ込まないようにする。
【0030】
また、断熱パネル間の隙間対策として、断熱パネルの側面に相欠き、本実加工等を施すことが好ましい。このような形態とすることにより、相隣接するパネル同士を隙間無く結合することができると共に、多少の不陸があってもレベル調整をすることもできる。
【0031】
また、例えば図4に示すように断熱パネルの側面近傍には1本の案内溝13を設け、図5に示すように隣接する2枚の断熱パネル12に跨ってチャンネル部材14を取り付けることが好ましい。このような形態とすることにより、断熱パネル同士の施工時の目地開きを防止することができる。ここで、パネル同士の目地部の案内溝13の間隔は、チャンネル部材の二つの脚条部分の間隔よりやや広いほうが特に好ましい。このような形態とすることにより、より効果的に断熱パネル同士の目地開きを抑制することができる。
【0032】
さらに本例の場合、図6の断面図に示すように案内溝13の先端部分13aを拡径するのが好ましい。これにより、長尺部材であるチャンネル部材14に若干の歪みが生じていたとしても、断熱パネル12の案内溝13に容易に脚条部分15を挿入することができ、作業性を高めることができる。
【0033】
また、案内溝13の幅(図6の例では溝の奥の部分の幅)を脚条部分15の厚みよりも若干小さめにしておくのが好ましい。これにより、アンカー17によって躯体11に断熱パネル12とチャンネル部材14とを固定する際に、断熱パネル12とチャンネル部材14が容易に分離してしまうことがなく、作業性を高めることができる。
【0034】
さらに、断熱パネルには、例えば図7に示すように複数の異なるピッチの案内溝(案内溝の組)を形成したものを用いるのが好ましい。このような断熱パネルを用いれば、例えば内装材の面重量等に応じてチャンネル部材のピッチを異ならせる場合にも、1種類の断熱パネルで対応することが可能である。
【0035】
図7に例示した断熱パネルは、チャンネル部材の2種類の取付ピッチ(一般的は303mmピッチと455mmピッチ)に対応できるように、第1ピッチ(ここでは303mmピッチ)用の案内溝13−1と第2ピッチ(ここでは455mmピッチ)用の案内溝13−2とを有している。なお、案内溝13−3と案内溝13−4は、両ピッチ兼用の案内溝である。
【0036】
図8(a),(b)は、図7の断熱パネルを2枚用いてそれぞれ異なるピッチでチャンネル部材を取り付けた状態を示しており、(a)は303mmピッチ、(b)は455mmピッチで取り付けた例である。なお、2枚の断熱パネル同士の連結部分ではチャンネル部材14の2本の脚条部分を互いの案内溝13−3に挿入して連結し、隅み部等の端部ではチャンネル部材14の2本の脚条部分を案内溝13−3と案内溝13−4に挿入して取り付けることにより、全てのチャンネル部材を所定のピッチで取り付けることができる。
【0037】
チャンネル部材14には一般に鋼材が用いられるが、所定の強度を有していれば例えば硬質プラスチック等を用いることもできる。断熱パネル12に形成される案内溝13の部分は断熱欠損となるが、チャンネル部材14として熱伝導率の比較的小さいプラスチック材料を用いることにより、この部分の断熱欠損を小さく抑えることができる。
【0038】
前述のとおり断熱パネル12に設けられている案内溝13は、チャンネル部材14による下地組の位置に対応しているため、予め設計されたパネル割り付けに従って断熱パネル12を順次取り付けていくだけで、自動的に下地組の墨出しが成され、内装下地材等の面材を固定するための下地組が完成する。したがって、下地組の墨出しの必要がなく、下地組の施工を断熱パネルの取り付けと同時に簡単に行うことができる。
【0039】
図1及び図2のように施工した後は、図3に示すように、先に施工された下地組に面材18(内装下地材若しくは内装材、又は外装下地材若しくは外装材)をビス(釘・ビス等を含む概念である。)19を用いて固定することにより断熱構造体を構築することができる。
【0040】
上記面材18は特に限定されるものではなく、例えばプラスターボード(石膏ボード)、珪酸カルシウム板、フレキシブルボード、ALC板、木材、合板等、通常用いられているものを用いることができる。
【0041】
このように、本例の断熱構造体及び施工方法によれば、断熱パネル12に設けられた案内溝13にチャンネル部材14の脚条部分15を挿入することによって、自動的に下地組の墨出しが成されるため、下地組の施工が簡略化され、断熱構造体の施工性を高めることができる。また、断熱パネル12とチャンネル部材14との間に不陸調整用緩衝材16を挟み込むことにより、コンクリート躯体面に若干不陸が生じている場合であっても、下地組のチャンネル部材表面のレベルを簡単に調整することができる。
【0042】
次に、本発明第2及び第4の断熱構造体及びその施工方法の例を図9乃至図17を用いて説明する。
【0043】
本例における断熱パネルの躯体への取付けは、図9乃至図11に例示するような連結具を用いて行われる。これらの連結具は、いずれも金属板をプレスにより裁断・加工して一体に形成したものである。
【0044】
図9の連結具50は、ベース51の前面に突出した連結片52と、ベース51の背面に突出した案内片53とを有しており、詳しくは後述するが、下地組のチャンネル部材が1方向にのみ通される箇所に用いられる。
【0045】
図10の連結具60は、ベース61の前面に直交する2方向に突出した連結片62,62’と、ベース61の背面に突出した案内片63とを有しており、詳しくは後述するが、下地組のチャンネル部材が2方向に通される箇所に用いられる。
【0046】
図11の連結具70は、ベース71の前面に突出した連結片72及び固定片76と、ベース71の背面に突出した案内片73とを有しており、詳しくは後述するが、断熱パネルの上下端部の固定に用いられる。
【0047】
尚、図9乃至図11において、54、64、74、77はビス穴であり、55、65は剛性補強の為の凸出部である。
【0048】
図9乃至図11に示したような連結具を用いた本例の断熱構造体及びその施工方法を図12乃至図17を用いて説明する。これらの図において、81は躯体部分のALCパネル、82は断熱パネル、83は案内溝、84はチャンネル部材、85はチャンネル部材の脚条部分、86はALC用ビス(固定部材)、87は面材、88はビスである。
【0049】
先ず、図12の斜視図及び図13の断面図に示すように、前記連結具を用いて断熱パネルを躯体部分に取付ける。尚、図13(a)は図12中の連結具50の取付状態を示す水平断面図、図13(b)は図10中の連結具60の取付状態を示す水平断面図である。
【0050】
断熱パネル82には各連結具の2つの案内片の間隔と同じ間隔の案内溝83が縦方向に形成されており、下地組のチャンネル部材84に対応する位置に案内溝83がくるように躯体に取り付けられる。具体的には、図示のように、この案内溝83の所定の高さ位置に各連結具の案内片53,63,73を挿入し、各連結具のベース51,61,71を断熱パネル82の前面に当接させ、ALC用ビス86によって断熱パネル82をALCパネル81に固定する。尚、断熱パネルの上下の端部、図示の例では下端部では連結具70の固定片76が床面にビス止めされる。
【0051】
断熱パネル82の案内溝83の深さと各連結具の案内片53,63,73の高さは、断熱欠損を最小限に抑えるために必要最小限に設計するのが良い。即ち、ビス止め時に連結具の暴れを抑制できれば十分であり、具体的には例えば5〜10mm程度とすることができる。
【0052】
次に、図14、図15の斜視図及び図16の断面図に示すように、各連結具にチャンネル部材84を連結する。尚、図14は図12のように取り付けた連結具に縦方向のチャンネル部材を連結した状態を示す斜視図、図15は図12のように取り付けた連結具に縦方向及び横方向のチャンネル部材を連結した状態を示す斜視図、図16(a)は図12中の連結具50にチャンネル部材を連結した状態を示す水平断面図、図16(b)は図12中の連結具60にチャンネル部材を連結した状態を示す水平断面図である。
【0053】
チャンネル部材84は、平らなベースの両側に相対向するL字状の脚条85を有し、この脚条間に各連結具の連結片が挿嵌されて各連結具と連結される。各連結具とチャンネル部材の連結方法は全く同じであり、図9の連結具50を例に挙げてチャンネル部材との連結方法を具体的に説明する。
【0054】
図9に示すように、ベース51の前面に突出した連結片52は正面略きのこ状を成しており、チャンネル部材84の2つの脚条85間の間隔よりもやや広い幅で両側に突出した突出部52a,52aと、この突出部52a,52aとベース51の間においてチャンネル部材84の脚条85の端部が係合される対称な係合凹部52b,52bと、突出部52a,52aから先端方向に傾斜した案内縁辺52c,52cとを有している。
【0055】
このため、連結片52に対してチャンネル部材84を所定の方向で押し付けることにより、脚条間に連結片52を挿嵌させることができ、容易に連結具50にチャンネル部材84を連結することができる。
【0056】
尚、本例で示す連結具の連結片は正面略きのこ状を成し、チャンネル部材の脚条は略L字状の断面形状を成しているが、上記のように連結具の連結片を2つの脚条間に嵌め込むようにして互いに連結できるものであればこれらの形態は特に限定されるものではない。
【0057】
図10の連結具60が用いられている部分では、図15及び図16(b)に示すように、連結具60の各方向の連結片62,62’を直交する2方向のチャンネル部材の脚条間にそれぞれ挿嵌する。
【0058】
前述のとおり、断熱パネル82は下地組のチャンネル部材84に対応する位置に案内溝83がくるように躯体部分のALCパネル81に取り付けられているため、この案内溝83に案内片53が挿入されて位置決めされた連結具50に上記のようにしてチャンネル部材84を連結することにより、自動的にチャンネル部材84が所定の位置に固定されることになる。したがって、下地組の墨出しの必要がなく、下地組の施工を簡単に行うことができる。
【0059】
尚、図には本例の特徴部分のみを模式的に示したが、所望の形状を有する連結具を所望の位置に配設して複数の断熱パネルを上記と同様に躯体に取り付け、各連結具に対してチャンネル部材を縦方向及び/又は横方向に固定することにより、所望の下地組を施工することができる。この下地組の設計は、これに固定される内装下地材及び内装材等の面材の固定箇所及び割付等に応じて適宜行われるものである。また、本発明第2及び第4の断熱構造体及びその施工方法においても、図4及び図7に示したような形態の断熱パネルを好適に用いることができるものである。
【0060】
次に、図17に示すように、上記のようにして施工された下地組に面材87(先の例における面材46と同様のものを用いることができる。)をビス(釘・ビス等を含む概念である。)88を用いて固定することにより断熱構造体を構築することができる。
【0061】
このように、本例の断熱構造体及びその施工方法では、断熱パネル取付用の連結具に下地組のチャンネル部材をワンタッチで連結することができ、下地組の施工が簡略化され、断熱構造体の施工性を高めることができる。また、断熱パネル82の前面に下地組に対応する案内溝83を設けておき、この案内溝83に連結具の案内片を挿入することにより、下地組の位置決め(墨だし)が不要で工期を短縮することができる。
【0062】
また、特に外断熱構造において断熱パネルと外装材との間に通気層を設けるような場合、図1乃至図3に示した例ではチャンネル部材14の脚条部分15を長く(高く)し、より長くて太いアンカー(固定部材)を用いる必要があり、アンカーの保持力が弱くなる等の問題もある。一方、本例のような連結具を用いることにより、このような問題を解消することができる。
【0063】
さらに、本例の断熱構造体及びその施工方法では、連結具と下地組のチャンネル部材との連結は連結片と脚条部分による嵌合によってなされるため、連結後もチャンネル部材はその長手方向にスライドできる。即ち、内装下地材及び内装材等の面材の止め付け下地となるチャンネル部材と、連結具を介してビス等で躯体に取付けられた断熱パネルとは、チャンネル部材の長手方向に関して別の動きをすることができる。したがって、地震等による躯体の大きな動きはチャンネル部材にはそのまま伝わらず、内装下地材及び内装材等の面材の破損を効果的に防止できる。
【0064】
次に、本発明第2及び第4の断熱構造体及びその施工方法に好適に用いられる連結具の別の例を図18乃至図20を用いて説明する。
【0065】
図18の連結具150および図19の連結具160の基本的な形態は、それぞれ図9の連結具50および図10の連結具60と同様であるが、異なる幅のチャンネル部材を連結する場合にも対応できるように、複数の異なる幅で形成された連結片を有している点に特徴がある。
【0066】
即ち、図18の連結具150には、幅(脚条間の幅)の狭いチャンネル部材を連結するための連結片152Aおよび幅の広いチャンネル部材を連結するための連結片152Bが設けられており、図19の連結具160には、幅の狭いチャンネル部材を連結するための連結片162A、162’Aおよび幅の広いチャンネル部材を連結するための連結片162B、162’Bが設けられている。
【0067】
これらの各連結具とチャンネル部材との連結方法は全く同じであり、例えば図19の連結具には図20に示すようにして異なる幅のチャンネル部材が連結される。即ち、幅の狭いチャンネル部材14Aは、図20(a)に示すように内側の連結片162Aに差し込むことによって連結され、幅の広いチャンネル部材14Bは、図20(b)に示すように外側の2つの連結片162Bに差し込むことによって連結される。
【0068】
このような形態を有する連結具を用いることにより、例えば内装材の割付け等に応じて場所によって異なる幅のチャンネル部材を用いる場合にも、1種類の連結具で対応することが可能である。
【0069】
本発明第2及び第4の断熱構造体及びその施工方法に好適に用いられる連結具の更に別の例を図21に示す。
【0070】
図19の連結具160では、連結片162’Aが矩形のベース161の左右両辺の端部ぎりぎりにまで形成されているため、幅の広いチャンネル部材を左右両側の連結片162’Aに跨って連結すると、連結片162Aおよび162Bにチャンネル部材を連結することができない。即ち、図19の連結具160では、幅の広いチャンネル部材を連結する場合において、チャンネル部材を通す方向が上下方向に限定されてしまい、左右方向は常にチャンネル部材を分割して連結する必要がある。
【0071】
一方、図21の連結具170では、全ての連結片172A、172’A、172B、172’Bを矩形のベース171の各辺の内側(中央部)に形成しているため、図19の連結具160よりも部材寸法が大きくなるものの、任意の方向にチャンネル部材を通して連結することができ、施工の自由度を高めることができる。
【0072】
また、本発明で用いる連結具では、ALC用ビス等の固定部材を通す穴は、ルーズ穴として形成されてことが好ましい。かかる構成によれば、地震時における断熱構造部の破損、特に内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材等の面材の破損を効果的に防止するできる。このルーズ穴は、例えばALC用ビスの径よりも数mm以上大きく形成するのがよい。
【0073】
また、特に2方向にチャンネル部材を連結できるものや、幅の異なるチャンネル部材を連結することができる形態のものにあっては、誤って設計とは異なる方向もしくは寸法のチャンネル部材を連結してしまうことが懸念される。このため、一度連結したチャンネル部材を容易に外せるように、連結具の案内片の形状を適宜設計するのが好ましい。具体的には、図21等に示すように、係合凹部52bと案内縁辺52cの間の領域をチャンネル部材の引き抜き方向に30度以上傾斜させたり、丸みを付けたりするのが好ましい。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明第1及び第3の断熱構造体及びその施工方法によれば、以下の効果を奏する。
(1)断熱パネルに設けられた案内溝にチャンネル部材の脚条部分を挿入することによって、自動的に下地組の墨出しが成されるため、下地組の施工が簡略化され、断熱構造体の施工性を高めることができる。
(2)面材(内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材)の取り付けも含めて完全な乾式工法であり、解体時に断熱パネルと表面材との分別解体が容易である。
(3)特に、異なるピッチの案内溝を有する断熱パネルを用いた場合は、内装材の面重量等に応じてチャンネル部材の取付ピッチを簡単に変えることができ、断熱構造体の施工性をより一層高めることができる。
(4)特に、断熱パネルとチャンネル部材との間に不陸調整用緩衝材を挟み込むようにした場合には、例えばRC壁等の躯体面に不陸が生じている場合であっても、下地組のチャンネル部材表面のレベルを簡単に調整することができ、より一層施工性を高めることができる。
(5)総合的には、建築物の断熱構造体の施工性を高め、信頼性の高い断熱構造を、短期間且つ低コストで構築することができる。
【0075】
また、本発明第2及び第4の断熱構造体及びその施工方法によれば、以下の効果を奏する。
(1)断熱パネル取付用の連結具に下地組のチャンネル部材をワンタッチで固定することができ、下地組の施工が簡略化され、断熱構造体の施工性を高めることができる。
(2)面材(内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材)の取り付けも含めて完全な乾式工法であり、解体時に断熱パネルと表面材との分別解体が容易である。
(3)特に断熱パネルの前面に下地組に対応する案内溝を設けておき、連結具のベースの背面に突出した案内片を前記案内溝に挿入するようにした場合には、下地組の墨出しの必要がなく、より一層施工性を高めることができる。
(4)特に、異なるピッチの案内溝を有する断熱パネルを用いた場合は、内装材の面重量等に応じてチャンネル部材の取付ピッチを簡単に変えることができ、断熱構造体の施工性をより一層高めることができる。
(5)特に、複数の異なる幅で形成された連結片を有する連結具を用いた場合には、内装材の割付け等に応じて場所によって異なる幅のチャンネル部材を用いる場合にも容易に対応することができ、断熱構造体の施工性をより一層高めることができる。
(6)総合的には、建築物の断熱構造体の施工性を高め、且つ、断熱欠損の生じない信頼性の高い断熱構造を、短期間且つ低コストで構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例におけるRC壁の室内側に断熱パネルを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図2】図1中のA−A’面での断面図である。
【図3】断熱パネルの前面に面材を固定した状態を示す断面図である。
【図4】断熱パネルに形成される案内溝の例を説明するための断面図である。
【図5】図4の断熱パネルをRC壁の室内側に取り付けた状態を示す断面図である。
【図6】断熱パネルに形成される案内溝の別の例を説明するための断面図である。
【図7】複数の異なるピッチの案内溝を有する断熱パネルの例を説明するための正面図である。
【図8】図7の断熱パネルにチャンネル部材を取り付けた状態を示す断面図である。
【図9】本発明の別の実施形態例で用いる連結具を示す図である。
【図10】本発明の別の実施形態例で用いる連結具を示す図である。
【図11】本発明の別の実施形態例で用いる連結具を示す図である。
【図12】本発明の別の実施形態例おける躯体に断熱パネルを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図13】(a)は図12中の連結具50の取付状態を示す水平断面図、(b)は図12中の連結具60の取付状態を示す水平断面図である。
【図14】連結具に縦方向のチャンネル部材を連結した状態を示す斜視図である。
【図15】連結具に縦方向及び横方向のチャンネル部材を連結した状態を示す斜視図である。
【図16】(a)は図12中の連結具50にチャンネル部材を連結した状態を示す水平断面図、(b)は図12中の連結具60にチャンネル部材を連結した状態を示す水平断面図である。
【図17】(a)は図12中の連結具50に連結したチャンネル部材に面材を固定した状態を示す水平断面図、(b)は図12中の連結具60に連結したチャンネル部材に面材を固定した状態を示す水平断面図である。
【図18】複数の異なる幅で形成された連結片を有する連結具の一例を示す図である。
【図19】複数の異なる幅で形成された連結片を有する連結具の別の例を示す図である。
【図20】図19の連結具にチャンネル部材を連結した状態を示す図である。
【図21】複数の異なる幅で形成された連結片を有する連結具の別の例を示す図である。
【符号の説明】
11 RC壁の躯体
12 断熱パネル
13、13−1、13−2、13−3、13−4、 案内溝
14、14A、14B チャンネル部材
15 チャンネル部材の脚条部分
16 不陸調整用緩衝材
17 アンカー(固定部材)
18 面材
19 ビス
50、60、70、150、160、170 連結具
51、61、71、151、161、171 ベース
52、62、62’、72、152A、152B、162A、162’A、162B、162’B、172A、172’A、172B、172’B 連結片
52a 突出部
52b 係合凹部
52c 案内縁辺
53、63、73、153、163、173 案内片
54、64、74、77、154、164、174 ビス穴
55、65、155、165、175 剛性補強部
76 固定片
81 ALCパネル
82 断熱パネル
83 案内溝
84 チャンネル部材
85 チャンネル部材の脚条部分
86 ALC用ビス(固定部材)
87 面材
88 ビス

Claims (15)

  1. 建築物の躯体に取付けられた断熱パネルの前面に、両側に相対向する脚条を有するチャンネル部材による下地組が施され、該チャンネル部材に内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材が固定された構造を有する断熱構造体であって、
    前記断熱パネルは前面に下地組に対応する案内溝を有し、該案内溝に前記チャンネル部材の脚条部分が挿入され、該チャンネル部材を介して固定部材によって該断熱パネルが躯体に取り付けられていることを特徴とする断熱構造体。
  2. 前記断熱パネルは、複数の異なるピッチの案内溝を有することを特徴とする請求項1に記載の断熱構造体。
  3. 前記断熱パネルと前記チャンネル部材との間に不陸調整用緩衝材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の断熱構造体。
  4. 建築物の躯体に取付けられた断熱パネルの前面に、両側に相対向する脚条を有するチャンネル部材による下地組が施され、該チャンネル部材に内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材が固定された構造を有する断熱構造体であって、
    前記断熱パネルは、ベースの前面に突出した連結片を有する連結具を介して固定部材によって躯体に取り付けられており、
    前記チャンネル部材は、前記脚条間に前記連結片が挿嵌された状態で前記連結具と連結されていることを特徴とする断熱構造体。
  5. 前記連結具は前記ベースの背面に突出した案内片を有し、該案内片が前記断熱パネルの前面に形成された案内溝に挿入されていることを特徴とする請求項4に記載の断熱構造体。
  6. 前記断熱パネルは、複数の異なるピッチの案内溝を有することを特徴とする請求項5に記載の断熱構造体。
  7. 前記連結具は、複数の異なる幅で形成された連結片を有することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の断熱構造体。
  8. 前記連結具は直交する2方向に前記連結片を有し、各方向の前記連結片が直交する2方向のチャンネル部材の脚条間にそれぞれ挿嵌されていることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一項に記載の断熱構造体。
  9. 前記連結具には、前記固定部材を通すルーズ穴が形成されてことを特徴とする請求項4乃至8のいずれか一項に記載の断熱構造体。
  10. 前記断熱パネルが合成樹脂発泡板であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の断熱構造体。
  11. 断熱パネルの前面に形成された案内溝にチャンネル部材の脚条部分を挿入し、該チャンネル部材を介して固定部材によって該断熱パネルを躯体に取り付け、該チャンネル部材に内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材を固定することを特徴とする断熱構造体の施工方法。
  12. 前記断熱パネルと前記チャンネル部材との間に不陸調整用緩衝材を挟み込むことを特徴とする請求項11に記載の断熱構造体の施工方法。
  13. ベースの前面に突出した連結片を有する連結具を介して固定部材によって断熱パネルを躯体に取り付けた後、両側に相対向する脚条を有するチャンネル部材の該脚条間に前記連結片を挿嵌せしめ、前記連結具と前記チャンネル部材とを連結して下地組を施し、該チャンネル部材に内装下地材若しくは内装材又は外装下地材若しくは外装材を固定することを特徴とする断熱構造体の施工方法。
  14. 前記連結具は前記ベースの背面に突出した案内片を有し、前記断熱パネルは前面に下地組に対応する案内溝を有し、前記案内片を前記案内溝に挿入した状態で断熱パネルを躯体に取り付けることを特徴とする請求項13に記載の断熱構造体の施工方法。
  15. 前記チャンネル部材が直交して組まれる部分において、直交する2方向に前記連結片を有する連結具を用い、各方向の前記連結片を直交する2方向のチャンネル部材の脚条間にそれぞれ挿嵌することを特徴とする請求項13又は14に記載の断熱構造体の施工方法。
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