JP2002220874A - 木材接合器具 - Google Patents

木材接合器具

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JP2002220874A
JP2002220874A JP2001014732A JP2001014732A JP2002220874A JP 2002220874 A JP2002220874 A JP 2002220874A JP 2001014732 A JP2001014732 A JP 2001014732A JP 2001014732 A JP2001014732 A JP 2001014732A JP 2002220874 A JP2002220874 A JP 2002220874A
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female screw
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JP2001014732A
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Tetsuhiko Aoki
哲彦 青木
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Aoki Construction Co Ltd
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Aoki Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 接合作業が容易で、作業期間も大幅に短縮で
きる木材接合器具を提供する。 【解決手段】 柱22a,bの木口に形成した埋設孔2
3に雌ネジ部材1を埋設し、雌ネジ部材1に雄ネジ部材
2を螺入する。雄ネジ部材2の端部に固着した板状体4
を横木材21にボルト24で固着する。柱への穿孔は、
柱の中心軸線と埋設孔23の中心軸線とを一致させる。
雌ネジ部材1を埋設孔23に嵌入するには、埋設孔23
の内壁に接着剤を塗布しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば木造建物の
木材同士を接合する木材接合器具、特に耐震性を有する
接合部(仕口)を形成する木材接合器具に関する。
【0002】
【従来に技術】木造建物は地震に弱く倒壊することが多
い。木造建物にあって地震においてもっとも弱い箇所
は、柱と柱、柱と桁、梁および柱と土台等の木材同士の
接合部(仕口)である。現在この接合部分は、柄(接合
部分に設ける凹凸)で接合し、火打ちおよび頬杖(方づ
え)部材を柱と桁、梁または土台などの横木材との間に
掛け渡し、これを釘またはボルト等で止めている。しか
しながら、震源地近くの激震地区の場合は、強い揺れで
これらの接合部分が外れることがあり、倒壊の要因とも
なっている。特に、くだ柱または通し柱は、中央の横木
材との接合部に応力が集中するため、破損しやすい。し
たがって、上記接合部を補強する目的で、短尺金物、か
ね折り金物、箱金物等を釘などで止めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、技能職
人の不足、建築作業の合理化を図る必要があることなど
から、木造構造物の仕口においても、作業現場で加工の
少ない工法の開発が望まれている。また、建築基準法の
改正により木造構造物においても3階建の家屋の建築が
可能となり、地震などの際に発生する接合部分の引っ張
りなどに対してもより強力な木材接合器具の開発が望ま
れている。
【0004】上記木材接合器具として、例えば特開平9
−41391号公報において示すものがある。これは、
上部にボルト挿通孔を有し、下端部に雌ネジ部を有する
接合金属と、下部にボルト挿通孔を有し、上部に雄ネジ
部材を有する雄ネジ接合金属とよりなる。接合する両柱
の木口に上記接合金具を埋設する孔を設け、いずれか一
方の柱の埋設孔に上記接合金属を埋設するとともに、上
記雄ネジ接合金属を螺合し、他方の柱の埋設孔に雄ネジ
接合金属を埋設した後、接合する柱に設けられている貫
通孔にボルトを挿通し、このボルトにナットを螺着する
ことにより、上記両接合金物と柱とを固定して柱同士を
接合している。この接合方法は、それなりの効果を有す
るものの、柱と接合金属との間にボルトを挿通するた
め、接合の際、柱側に埋設している接合金属のボルト挿
通孔の向きを確認し難く、接合金属側のボルト挿通孔と
柱側の挿通孔とを合わせるのが困難である。また、横木
材と柱との接合部の補強に用いられる、上記短尺金物、
かね折り金物、箱金物等は、表面に現れるため、使用し
にくい場所があり、しかも手間がかかるため、取付を忘
れる等の問題点を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決することを目的として成されたものである。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、木材同士を接合する木材
接合器具であって、一方の木材の木口に埋設される雌ネ
ジ部材と、他方の木材に固着される板状部を有し、この
板状部に固設された雄ネジ部材とを備え、上記雌ネジ部
材に雄ネジ部材を螺合することにより木材同士を接合す
る木材接合器具である。
【0006】請求項2に記載の発明は、上記雄ネジ部材
の板状部の裏面側にほぞ用突起を備えた請求項1に記載
の木材接合器具である。
【0007】請求項3に記載の発明は、板状部の表裏面
に雄ネジ部がそれぞれ突設された雄ネジ部材と、接合さ
れる2つの木材の各木口にそれぞれ埋設される2つの雌
ネジ部材とを備え、これらの雌ネジ部材に上記各雄ネジ
部をそれぞれ螺合することにより2つの木材同士を接合
する木材接合器具である。
【0008】
【発明の実施の態様】この発明に係る木材同士を接合す
る木材接合器具は、ネジ溝を内設している雌ネジ部材
と、外側にネジ山を設けた雄ネジ部材と、この雄ネジ部
材の末端部に固着されている板状体を有する雄ネジ部材
とにより構成されている。
【0009】垂直な木材と水平な木材とを接合する場合
で、例えば、柱と梁、桁および土台等の横木材とを接合
する際には、柱の木口に上記雌ネジ部材を埋設し、この
雌ネジ部材に上記雄ネジ部材を螺入する。続いて、この
雄ネジ部材の端部に取り付けられている板状体を、接合
する横木材にボルトまたは釘などで固着する。この際、
雄ネジ部材は、接合する柱の木口と上記板状部材とが直
接または座金などを介して当接するまで螺入することが
望ましい。この様な木材接合器具および方法で、垂直な
木材である柱と水平な木材である横木材とを接合するこ
とにより、地震などの揺れに対してもはずれ難い接合部
を形成することが可能となる。
【0010】柱の木口に埋設する雌ネジ部材の外形は、
特に限定されるものでなく、円柱形、四角形、5角形等
の多角柱形の何れでも良い。柱の木口に設ける埋設孔の
作業性を考慮すれば円柱形とするのが望ましい。また、
円柱形の場合は、雄ネジ部材を螺合する際に、雌ネジ部
材が共回りし、接合不良となるのを防止するため、この
雌ネジ部材の外形を変形させて楕円形状とし、または、
外側に突起を設けても良い。
【0011】また、雌ネジ部材の先端部に段差を設け
る。すなわち木材の木口に埋設される先端部側の寸法
が、小さくなるように段差を設ける。例えば、図8に示
すように少なくとも1段以上の段差を設ける。段差を設
けることにより、地震などにより木材に応力がかかった
場合、埋設した雌ネジ部材の先端部と柱との間で発生す
る応力を分散することが可能となる。
【0012】雄ネジ部材に立設される板状体は、表裏面
が平面であることが望ましい。この面にそりまたは変形
があると、雄ネジ部材が垂直に立設されない場合があ
り、柱などに狂いが生じ、構築物の変形または、柱など
に応力が残存し、地震などの揺れに対する対応力が小さ
くなり好ましくない。また、この板状体に立設される雄
ネジ部材は、この板状体の縦横中心軸線が交差する点
(中心点)、かつ、その交差点の垂直線と雄ネジ部材の
中心軸線とが一致するように立設することが望ましい。
【0013】板状体の外形状は、特に限定されるもので
なく、接合する相手側の形状に合わせればよい。例え
ば、図6に示すように一文字型、L型、T字型、または
十字型などを例示することができるが、円柱形の柱同士
を接合する場合は、円形としても良く、接合する材料の
形状に合わせて適宜定めることができる。また、この板
状体には釘孔またはボルト孔を設ける。垂直な木材と水
平な木材とを接合する場合、例えば、柱と横木材とを接
合する際には、雌ネジ部材を埋設した柱の木口に上記板
状体が当接するまで雄ネジ部材を螺合した後、接合する
横木材の所定位置に上記板状体を載置し、上記板状体に
設けている釘孔を介して横木材に釘を打ち込んで柱と横
木材とを接合する。或いは、横木材に上記板状体のボル
ト孔に連通する貫通孔を設け、上記板状体のボルト孔と
上記貫通孔にボルトを挿通し、ナットを螺合することに
より、柱と横木材とを接合する。また、ボルトと板状体
とがずれ難いように、バネ座金を用いてもよい。
【0014】そして、垂直な木材同士、例えば、柱同士
または横木材同士を接合する場合には、両方の木口に埋
設孔を設け、この埋設孔に雌ネジ部材を埋設し、板状体
の表裏面に取り付けている雄ネジ部材を雌ネジ部材に螺
合する。
【0015】また雄ネジ部材において、板状体に取り付
けている雄ネジ部材の裏側面(反対側面)に、上記雄ネ
ジ部材の中心軸線と一致するように突起を設ける。横木
材と柱とを接合する場合、横木材の接合部分の中心軸
(垂直方向)線と一致するように上記突起と嵌合する凹
部を上記横木材に穿設しておけば、横木材と柱との接合
が容易となる。そして地震が発生した場合、水平方向に
対するずれを防止することが可能となる。
【0016】上記雄ネジ部材と雌ネジ部材の材料として
は、鉄、銅、アルミ等の金属類または、靱性を有する合
成樹脂等を使用することができる。また、地震等の揺れ
を考慮した場合、上記材料に弾性を持たせても良い。こ
のうち、価格、製造コスト剛性などを考慮すれば鉄製が
望ましい。また、柱に上記木材接合器具を装着した際、
この柱の木口近辺(木材接合器具の装着近辺)に、補強
用の帯び材を柱の外側に巻き付けるように取り付けれ
ば、柱と木材接合器具との接合部分の強度が大きくなり
好ましい。
【0017】
【実施例】この発明を以下の実施態様をもって説明する
が、この発明はこの実施態様に限定されるものではな
い。図1は、この発明に係る木材接合器具の一態様を示
す断面図である。図によれば、1は柱に埋設する内部に
ネジ溝3aを有する円筒状の雌ネジ部材である。2は、
雌ネジ部材1に螺合するネジ3bを有する雄ネジ部材で
ある。この雄ネジ部材2は、矩形の板状体4の中央に、
垂直に固着・立設されている。この板状体4には、複数
個のボルト孔5が設けられている。雄ネジ部材2は雌ネ
ジ部材1に螺合することにより接合される。板状体(雄
ネジ部材の板状部)4は木材(例えば梁)にボルトによ
り締結される。
【0018】図2は、この木材接合器具により横木材
(胴差し)を挟んで上下の柱(くだ柱)を接合する際の
一態様を示す縦断面図である。図によれば、23は、横
木材21に接合する柱22(22a、22b)の木口に
設けられている埋設孔であり、この埋設孔23は、木工
用加工機、例えば木工用旋盤を用いて、柱の木口に雌ネ
ジ部材1の外径または形状に合わて埋設孔を穿孔する。
穿孔は、柱22の中心軸線と穿孔する埋設孔23の中心
軸線とが一致することが望ましい。一致しなければこの
後の作業工程が煩雑になるばかりか、埋設孔23を穿孔
している部分の柱22の強度にばらつきが生じ、構築物
に狂いが生じる可能性が大きい。また、穿設する埋設孔
23の内径は、雌ネジ部材1が嵌合する程度、例えば、
金槌などで雌ネジ部材1に当て木等をして金槌などで軽
くたたいて嵌入する程度とする。更に、雌ネジ部材1を
埋設孔23に嵌入する際には、雌ネジ部材1の外壁か、
埋設孔23の内壁に接着剤を塗布し、柱22と雌ネジ部
材1とを接合する。雌ネジ部材1を柱に埋設する程度
は、柱22の木口部と平行かやや引っ込んだ程度とする
ことが望ましい。この雌ネジ部材1に雄ネジ部材2を、
柱22の木口と板状体4とが当接するまで螺入する。柱
22の木口と板状体4と間に間隙が生じると、この部分
が揺れなどに対して弱くなる可能性がある。また、この
間に合成樹脂または金属製のクッション材を挿入しても
良い。挿入することにより、柱と装着する板状体の方向
を定めやすくなる。柱22a、22bの木口に雌ネジ部
材1と雄ネジ部材2とを取り付け、横木材21との接合
部に上下柱の中心軸が合うように載置し、上下の板状体
4のボルト孔5を連通するように横木材にボルト穴を貫
設する。このボルト穴にボルト24を挿通し、ナットを
螺着することにより、横木材21を挟んで上下の柱22
a、22bを接合する。
【0019】図3は、横木材の継ぎ手箇所を挟んで上下
の柱(くだ柱)を接合する際の一態様を示す縦断面図で
ある。接合方法は、基本的には図2の場合と同じであ
る。但し上下の柱22a、22bの木口に取り付ける板
状体4が、横木材21a、21bを接合する接合板の役
目を果す。すなわち、図2と同一方法で柱22a、22
bの木口に雌ネジ部材1を埋設する。この雌ネジ部材1
に、柱22a、22bの木口と板状体4とが当接するま
で雄ネジ部材2を螺合する。続いて、横木材21a、2
1bの突き合わせ部分を上下方向から接合部板状体4で
挟み付け、この上下の板状体4間にボルト24を連通
し、ナットで螺着することにより、上下の柱22a、2
2bと横木材21a、21bとを接合する。この際、横
木材21a、21bの接合部を補強するため、板状体が
ない面に短尺金物を使用しても良い。
【0020】図4は、通し柱を横木材(胴差し)の部分
で接合する際の一態様を示す断面図である。図に示すよ
うに、接合する柱22a、22bの木口に雌ネジ部材1
(1a,1b)を埋設する埋設孔23を、木工用旋盤な
どによって穿孔する。雌ネジ部材1の取付方法などは、
図2の場合と同様の方法で行う。柱22a、22bを接
合する木材接合器具は、板状体4の表裏面に雄ネジ部材
2a、2bを立設したものを使用する。接合する柱22
の一方、例えば雌ネジ部材1aを埋設している柱22a
の木口に板状体4が当接するまで、雄ネジ部材2aを螺
入する。続いて雌ネジ部材1bを埋設している柱22b
の木口に板状体4が当接するまで雄ネジ部材2bを螺入
することにより、柱22a、22bを接合する。上記雄
ネジ部材2a,2bの螺入は、柱22a、22bを所定
の位置にセットし、雄ネジ部材2a,2bを所定方向に
回転することにより同時に行っても良く、接合する方法
は、特に限定されない。柱22a、22bを接合した
後、図4に示す様に板状体4上に横木材21を載置し、
横木材21の木口を柱22aに当接し、板状体4に設け
ているボルト孔と連通するように横木材21にボルト挿
入孔を穿設し、この孔にボルト24を挿通して、ナット
を螺着することにより横木材21を接合する。この際、
柱22a、22bおよび柱22aと横木材21との接合
部を補強するため短尺金物、かね折り金物または箱形金
物等の補強材を用いてもよい。
【0021】図5は、土台と柱と接合する際の一態様を
示す断面図である。柱22の木口に雌ネジ部材1を埋設
し、この雌ネジ部材1に雄ネジ部材2を螺着する方法
は、例えば、図2に記載したように行う。柱22の木口
に雄ネジ部材2を螺着した後、土台31と板状体4とを
ボルト32とナットで固定する。このボルト32は、コ
ンクリート基礎33に埋め込まれている基礎ボルトであ
る。
【0022】図6は、雄ネジ部材に取り付ける板状体の
形状の一例を示す平面図である。図6(a)は、例えば
クロスした土台または梁等の横木材上に柱を接合する際
に用いるものである。図6(b)は、T字型に交差した
土台または梁等の横木材と柱とを接合する際に用いられ
る板状体である。図6(c)は、コーナ部分の横木材と
柱とを接合する際の板状体である。図6(d)は、直線
状の横木材と柱とを接合する際に用いる板状体である。
このように、接合する柱と横木材との形状に合わせて適
宜変更して用いることができる。
【0023】図7(a)は、板状体に突起を設けた木材
接合器具を用いて柱と梁等の横木材とを接合する際の一
例を示す断面図であり、図7(b)は、接合する横木材
の平面部分図である。図によれば、柱22を接合する位
置(仕口)の中心軸線と一致するように横木材21に凹
部42を設け、この凹部42に、上記と同一方法で柱2
2に雌ネジ部材1と雄ネジ部材2とを取り付け、雄ネジ
部材2を立設している板状体4の裏側に設けている突起
41を横木材21の凹部42に嵌入し、板状体4と横木
材21とをボルト24およびナットで固定する。
【0024】図8は、木材の木口に埋設する雌ネジ部材
の先端部に突起部を設けた場合の断面図である。図に示
すように、木材の木口に埋設する雌ネジ部材1aの先端
部に短尺で小径な突起部1cを設ける。この突起部1c
を設けることで、例えば柱22aに側方から力が作用し
た場合、柱22の木口部分が折れにくい。木口に埋設孔
を穿設する方法は、図2などと同様の方法で行う。ま
た、埋設孔の断面形状などについても、雌ネジ部材1a
の外形にあわせて、なるべく埋設孔と雌ネジ部材1aと
の間の間隙が小さくなるようにする。接合方法は、埋設
した雌ネジ部材1aに雄ネジ部材2を螺合し、板状体4
を相手方の木材21に上記の方法で固着する。
【0025】
【発明の効果】この発明に係る木材接合器具は、接合す
る木材を容易かつ堅固に接合することが可能である。し
かも、接合作業が容易であるので、その省力化を図るこ
とができる。木造構築物の骨格同士を接合する際、この
発明に係る木材接合器具を用いることにより、柱などの
骨格材を作業に取りかかる準備の段階で加工可能であ
る。しかも、加工作業の工程が単純であるので、機械化
が可能である。また、建築作業現場において、木材接合
器具の取付および木材の取付作業が簡単である。このた
め、骨格作業での熟練した技能工を削減することができ
るばかりでなく、建築作業期間も大幅に短縮することが
できる。よって、建設費用を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の木材接合器具の一実施例を示す縦断
面図である。
【図2】この発明に係る木材接合器具により横木材(梁
(胴差し))を挟んで上下の柱(くだ柱)を接合する際
の一例を示す縦断面図である。
【図3】この発明の一実施例に係る木材接合器具におい
て横木材(梁)の継ぎ手箇所を挟んで上下の柱(くだ
柱)を接合する際の一態様を示す縦断面図である。
【図4】この発明の一実施例に係る木材接合器具におい
て通し柱を横木材(梁(胴差し))の部分で接合する際
の一例を示す縦断面図である。
【図5】この発明に係る土台と柱と接合する際の一例を
示す縦断面図である。
【図6】この発明に係る雄ネジ部材に取り付ける板状体
の形状例(a)〜(d)を示す平面図である。
【図7】(a)は、この発明に係る板状体に突起を設け
た木材接合器具を用いて柱と梁等の横木材とを接合する
際の一例を示す縦断面図である。(b)は、接合する横
木材の平面図である。
【図8】この発明に係る木材の木口に埋設する雌ネジ部
材の先端部に突起部を設けた場合の縦断面図である。
【符号の説明】
1 雌ネジ部材、 2 雄ネジ部材、 4 板状体(板状部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16B 37/04 F16B 37/04 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材同士を接合する木材接合器具であっ
    て、 一方の木材の木口に埋設される雌ネジ部材と、 他方の木材に固着される板状部を有し、この板状部に固
    設された雄ネジ部材とを備え、 上記雌ネジ部材に雄ネジ部材を螺合することにより木材
    同士を接合する木材接合器具。
  2. 【請求項2】 上記雄ネジ部材の板状部の裏面側にほぞ
    用突起を備えた請求項1に記載の木材接合器具。
  3. 【請求項3】 板状部の表裏面に雄ネジ部がそれぞれ突
    設された雄ネジ部材と、 接合される2つの木材の各木口にそれぞれ埋設される2
    つの雌ネジ部材とを備え、 これらの雌ネジ部材に上記各雄ネジ部をそれぞれ螺合す
    ることにより2つの木材同士を接合する木材接合器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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