JP4704349B2 - 表示装置、視野角制御装置、および電子機器 - Google Patents

表示装置、視野角制御装置、および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、表示装置および視野角制御装置に関し、特に視線方向によって視認される画像が変わるモードに切り替えできる表示装置および視野角制御装置に関する。
近年、電子機器の軽量化が進んでおり、携帯電話機やモバイルパソコン等ディスプレイを有する電子機器も、持ち出して公共の場で使用できるようになっている。この場合、機密文書や個人的に閲覧したい情報がそばにいる人にも見えてしまうという問題が生じていた。
この問題に対応して、通常は広視野角表示モードに設定でき、公共の場へ持ち出して使用する場合には、狭視野角表示モードに切り替えられる表示装置が提案されている。なお、狭視野角モードとは、使用者のいるディスプレイ真正面からは通常どおりの表示画像が視認でき、斜め方向からは無地画像または別の画像が見えるモードである。また、広視野角表示モードへの切り替えを可能とすることで、撮影した画像を多人数で見たいときなど広視野角が求められる場合にも対応できる。
このような表示を行うための部品として、例えば、日本国公開特許公報である特開平9−105958号公報(公開日:1997年4月22日)に開示される視野角可変素子は、一対の基板の間の液晶層が、基板に対して垂直方向に液晶分子が配向することで狭視野角となり、平行方向に配向することで広視野角となっている。また、日本国公開特許公報である特開2004−62094号公報(公開日:2004年2月26日)には、2枚のガラス板の間の液晶の配向を変更することにより、情報表示手段の視野角を変更する視野角変更手段が記載されている。
さらに、表示装置をいくつかの区画に分け、それぞれの区画で液晶配向方向等を異ならせることで、狭視野角モードにおいて、正面以外の方向からディスプレイを見た場合に、ディスプレイに表示されたものとは異なる別の画像が視認できるようにする構成のものもある。例えば、日本国公開特許公報である特開2001−264768号公報(公開日:2001年9月26日)には、液晶層を挟む配向膜が複数の領域に区画され、隣接する前記領域の配向方向が異なる液晶表示装置が開示されている。また、日本国公開特許公報である特開2004−38035号公報(公開日:2004年2月5日)には、視角方向が異なる第1の液晶セルと第2の液晶セルとを交互に配する液晶表示装置が開示されている。
しかしながら、上記特開平9−105958号公報の構成では、液晶分子を垂直配向することにより屈折率を変化させて狭視野角モードとしているが、このような屈折率を利用した視野角制御は、画像の表示品位を保つのが困難である。
また、特開2004−62094号公報には、液晶の配向を変更することによりディスプレイの視野角を制御することが記載されているものの、どのように液晶の配向を変更するのかが記載されておらず、視野角制御を実現できない。
さらに、特開2001−264768号公報の構成は、正面方向以外の方向からは、表示信号とは無関係な固定パターンが視認されることが記載されているが、構造上、右方向から見たパターンと左方向から見たパターンとは、白黒が反転するため、正面方向以外の方向から見たときに適切に表示画像を隠すことができない。つまり、右方向から見た場合に非透過領域を多くすると、左方向から見た場合には透過領域が多くなるため、左右両方から見た場合に画面を隠そうとすると、非透過、透過の領域が半々の千鳥格子のような画像を被せて見えにくくすることしかできない。また、このように、非透過、透過の領域が半々の割合では、画面を隠すには透過領域の割合が多くなりすぎ、十分な視認防止効果を得ることはできない。
また、特開2004−38035号公報の構成は、小さな液晶セルを多数配列版に配列したものであるが、このような液晶表示装置は、構成が複雑であり、製造が困難である。
以上のように、表示品位が高く、斜めからの視線に対して表示画像を適切に隠せるようにモード切り替えができる、簡単な構成の表示装置は知られていない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、簡単な構成で、表示品位が保たれ、モード切替によって、特定の方向からは表示画像を隠すことのできる表示装置を実現することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、画像を表示するための映像表示手段と、上記映像表示手段の前面側に配置され、視認される画像を、単一画像表示モードと複数画像表示モードとに電気的に切り替えるための表示切替手段とを備える表示装置において、上記表示切替手段は、一対の基板間に配された液晶層であり、さらに、上記表示切替手段と上記映像表示手段との間に配置される第1偏光手段と、上記表示切替手段の前面側に配置される第2偏光手段とを備えており、上記第1偏光手段は反射型偏光板であることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記映像表示手段に表示される画像は、複数画像表示モード(狭視野角モード)においては、正面方向からの視線に対しては第1及び第2偏光手段を通過することで観察可能とし、斜め方向から視線に対しては、上記第2偏光手段によって遮断することができる。
また、このとき、斜め方向から入射される外光に対しては、反射型偏光板である第2偏光手段によって反射することができるので、複数画像表示モード(狭視野角モード)時における斜め方向からの視線に対しては、鏡面表示とすることができる。
また、本発明の視野角制御装置は、入射光の視野角を制御して出力する視野角制御装置であって、一対の基板間に配された液晶層を備える液晶素子と、上記液晶素子上の背面側に配置された第1偏光手段と、上記液晶素子上の前面側に配置された第2偏光手段とを備えており、上記液晶素子の液晶分子の長軸方向は、上記直線偏光板の透過軸または吸収軸の方向と光の進行方向とがなす面に含まれており、上記液晶分子は、光の進行方向に対して略垂直または略平行である状態と、光の進行方向に対して傾斜している状態とを取り得る共に、上記第1偏光手段は反射型偏光板であることを特徴としている。
このような視野角制御装置を、一般に使用されている表示装置に取り付けることで、上述したような機能を有する表示装置になる。
本発明の電子機器は、以上のような表示装置または視野角制御装置を搭載している。
したがって、簡単な構成で、表示品位が保たれ、モード切替によって、特定の方向からは表示画像を隠すことのできる表示ができる電子機器を実現できる。
本発明のさらに他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分に理解されるであろう。また、本発明の利益は、添付図面を参照した次の説明で明白になるであろう。
本発明の実施形態に係る携帯電話機の表示部の断面図を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が単一画像表示モードに設定されているときに、正面あるいは斜め方向から視認される表示部を示す図面である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が複数画像表示モードに設定されているときに、正面あるいは斜め方向から視認される表示部4を示す図面である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が単一画像表示モードに設定されているときの表示部を示し、同図(a)は表示部の表示面に向かって見た図面を、同図(b)はA−A’断面を示す断面図を、同図(c)はB−B’断面を示す断面図である。 本発明の実施形態にかかる表示部に配された透明電極膜を示す図面であり、同図(a)は透明電極膜の一方に電極パターニングを施した場合を、同図(b)は透明電極膜の両方に電極パターニングを施した場合を示す図面である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が複数画像表示モードに設定されているときの表示部を示し、同図(a)はA−A’断面を示す断面図を、同図(b)はB−B’断面を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る携帯電話機が単一画像表示モードに設定されているときの表示部を示し、同図(a)はA−A’断面を示す断面図を、同図(b)はB−B’断面を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る携帯電話機が単一画像表示モードに設定されているときの表示部を示し、同図(a)は表示部の表示面に向かって見た図面を、同図(b)はA−A’断面を示す断面図を、同図(c)はB−B’断面を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る携帯電話機が複数画像表示モードに設定されているときの表示部を示し、同図(a)はA−A’断面を示す断面図を、同図(b)はB−B’断面を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る携帯電話機が単一画像表示モードに設定されているときの表示部を示し、同図(a)はA−A’断面を示す断面図を、同図(b)はB−B’断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態にかかるSW−LCDにおいて、視線の仰角と透過率との関係を示す図面である。 本発明の他の実施の形態にかかるSW−LCDにおいて、視線の仰角と透過率との関係を示す図面である。 本発明の実施の形態にかかる表示部において、狭視野角モード時における動作状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態にかかる表示部の変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の表示部の断面図を示す図である。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。
図2は、本発明の一実施形態である携帯電話機(電子機器)1の外観を示している。本実施形態の携帯電話機1は、いわゆるクラムシェル型であり、同図に開いた状態で示されている。図2は、携帯電話機1を閉じたときに内側となる部分であり、携帯電話機1を開いたときに利用者が主に利用する側である。そこで、本願では図2に示される側を前面側とする。
図2に示すように、携帯電話機1は、本体2と、蓋体3とからなり、本体2と蓋体3とはヒンジ状に連結している。蓋体3には、前面側に表示部(表示装置)4が設けられている。
本体2には、前面側にメイン操作ボタン群6が設けられている。メイン操作ボタン群6は、携帯電話機1における各種設定や機能切替を行うための機能ボタン群7と、数字や文字などの記号を入力するための入力ボタン群8とから構成されている。具体的には、機能ボタン群7は、携帯電話の電源のON/OFFを切替る電源ボタン、撮影モードを起動させるカメラボタン、メールモードを起動させるメールボタン、選択対象を上下左右方向に移動させるための十字ボタン、該十字ボタンの中央に配置されており種々の選択を決定する決定ボタンなどを含んでいる。また、入力ボタン群8は、テンキーである。
本発明の携帯電話機1は、表示部4にメール本文や撮影画像等のメイン画像を表示させた場合に、周囲からは表示部4に別の画像が視認されるようにするものである。以下、このように周囲からメール本文や撮影画像が見えなくなる設定を狭視野角モード(複数画像表示モード)といい、通常どおり、どの角度から見ても表示部4の表示が見えるモードを広視野角モード(単一画面表示モード)という。この狭視野角モードと広視野角モードとは、使用者が、操作ボタンにより任意に設定変更できる。
図3に示されるように、広視野角モードでは、表示部4を真正面から見た場合も(正面方位)、正面より表示部4に向かって右側となる斜め前から見た場合も(右側面方位)、正面より表示部4に向かって左側となる斜め前から見た場合も(左側面方位)、メイン画像が視認される。
一方、狭視野角モードでは、図4に示すように、正面方位ではメイン画像が視認されるが、右側面方位あるいは左側面方位からは、例えば、非透過表示領域に「SHARP」のロゴが入った切り替え画像が重なって視認される。もちろん、ロゴ等の入った上記切り替え画像を表示せずに、全面を非透過表示としてもよい。
以下に、この表示部4の詳細な構成について説明する。
表示部4の断面図を図1に示す。表示部4は、第2偏光板(第2の偏光手段、直線偏光板)11、スイッチング液晶表示部(表示切替手段、液晶素子。以下SW−LCDと称する。)12、第1偏光板(第1の偏光手段)13、メイン液晶表示部(画像表示手段、以下メインLCDと称する。)14、第3偏光板15をこの順に積層させてなり、第3偏光板側にバックライト16が設置されている。
ここで、第1偏光板13の偏光透過軸と第2偏光板11の偏光透過軸の関係は、平行に設定することが望ましいが、メインLCDの特性の要求にしたがって、第1偏光板13は任意の軸角度を持つ可能性がある。
この場合には、任意の軸角度に設定されている第1偏光板13を出射する直線偏光を、適宜λ/2板などで、第2偏光板11の透過軸と一致するように偏光方向を回転させることで、第1偏光板13の偏光透過軸と第2偏光板11の偏光透過軸とが平行に設定されているときと、同様の効果を得ることができる。
なお、第2偏光板11はSW−LCD12に貼り付けられ、第1偏光板13と第3偏光板15とは、メインLCD14の両表面に貼り付けられており、SW−LCD12の第2偏光板11が貼り付けられていない側とメインLCDとが、第1偏光板13を介して接着部17により接着されている。そして、第2偏光板11がSW−LCD12に貼り付けられたものが視野角制御装置として機能する。また、接着部17は、熱硬化型や紫外線硬化型の樹脂系接着剤により接着しても良いし、いわゆる両面テープにより固定してもかまわない。又、貼付け領域は、全面接着でも良いし、例えば枠状など部分接着でもかまわない。
メインLCD14は、透明電極基板41・42の間に液晶層43が封入されており、図示しない制御部にしたがって透明電極基板41・42に電圧を印加することで、液晶層43の液晶分子の配向を変化させて、画像を表示する。メインLCD14は、図示しない制御部によって、携帯電話機1の操作画面や写真、メール本文などの画像を表示するように制御されている。メインLCD14としては、一般的に知られている液晶表示装置を用いればよい。例えば、アクティブマトリックス駆動方式で駆動されるTN(Twisted Nematic)モードの液晶表示装置やVA(Vertical alignment)モードの表示方式の液晶表示装置等、任意のモードの液晶表示装置を用いることができる。また、メイン液晶表示部14の代わりに、有機EL(Electroluminescence)表示装置やプラズマ表示装置のように自発光型のディスプレイを用いてもよい。なお、自発光型の場合はバックライトは不要である。
SW−LCD12は、基板21、透明電極膜26、配向膜24、液晶層23、配向膜25、透明電極膜27、基板22、がこの順に形成されている。液晶層23の液晶分子は、配向膜25、27に応じて初期の配向方向が決まり、さらに、透明電極26、27への、図示しない制御部からの電圧印加により、配向方向が変化する。そして、この配向方向の変化により、狭視野角モードと広視野角モードとを切り替える。
基板21・22の間に液晶層23が配されており、図示しない制御部にしたがって透明電極膜26・27に電圧を印加することで、液晶層23の液晶分子の配向を変化させて、画像を表示する。制御部は、使用者の設定した広視野角モード、あるいは、狭視野角モードによって、液晶層23の液晶分子の配向方向を、広視野角モード用あるいは狭視野角モード用の配向方向に変更する。
バックライト16は、表示のための光を供給する。第3偏光板15は、メインLCD14に入る前のバックライト16の光から一定方向の直線偏光を取り出す。第1偏光板13は、メインLCD14を透過し、SW−LCD12に入射する前の光から一定方向の直線偏光を取り出す。第2偏光板11は、メインLCD14およびSW−LCD12を透過したバックライト光から一定方向の直線偏光を取り出す。
以下にSW−LCDにおける液晶分子の配向変化について図5〜図11を用いて、4つのSW−LCDの液晶分子配向例を説明する。
(SW−LCDの液晶分子配向例1)
図5(a)は携帯電話機1の表示部4の表示面を、メイン−LCD14の画像の上下方向が紙面の上下となるように示したものである。なお、以下、表示画面上の左右方向をx方向、上下方向をy方向、表示部4の厚さ方向をz方向と言う。また、図5〜11では、透明電極膜26、27および配向膜24、25が配されたものを省略して図示している。
まず、図5(a)に示すように、第2偏光板11および第1偏光板13の偏光透過軸をy方向となるように配置する。また、配向膜24・25のラビング方向を、第1および第2偏光板11・13の偏光透過軸と平行にし、かつ、互いに180度逆方向にして、配向方向をアンチパラレル構造にする。そして、配向膜24・25として水平配向材のポリイミド材料を使用し、基板21・22と略平行となるように液晶分子を配向させる。これにより、液晶分子の長軸方向が上記偏光透過軸と略平行になるように一軸配向される。
この場合、図5(b)のA−A’断面図に示すとおり、電圧無印加の状態で、SW−LCD12の液晶分子は第1偏光板13の偏光透過軸と略平行に一軸配向している。バックライト16からメインLCD14を経てSW−LCD12に入射する光は、第1偏光板13を透過するので、SW−LCD12に入射する光の偏光方向と液晶分子の配向方向aは略一致している。
この状態のSW−LCD12をx方向にずれながら見た場合の、液晶分子の見え方を示したのが図5(c)である。同図によると、正面方向から液晶分子を投射した場合の形状(観察者31から見た液晶分子の形状)が液晶分子35aのようになり、長軸方向と入射光の偏向方向が略一致している。液晶分子の投影図の長軸方向と入射光の偏光方向とがなす角度が0度の場合には、入射光は複屈折の影響を受けることなく透過するので、この場合はそのままメインLCD14の画像が見える。同様に、正面からx方向にずれた視点から液晶分子を投射した場合の形状(観察者32、33から見た液晶分子の形状)も液晶分子35b、35cのようになり、長軸方向と入射光の偏向方向が略一致している。よって、メインLCD14の画像が見える。つまり、どの方向から見てもメインLCD14の画像が見える。この状態、つまり電圧無印加の状態を広視野角モードとして設定する。
一方、狭視野角モードでは、電圧無印加の状態から、x方向を軸とした回転により液晶分子が基板21・22に対して45度傾斜するように、透明電極膜25・26に交流電圧(例えば、100Hz、3Vの電圧)をかける。このときの液晶分子の様子を、図7(a)(b)に示している。図7(a)は、上記A−A’断面を示しており、基板21・22に対して45度傾斜していることがわかる。図7(b)は、上記B−B’断面を示しており、液晶分子は紙面法線方向から約45度傾斜している。
この場合、図7(b)に示すように、観察者31から見た液晶分子、すなわち、正面方向からの液晶分子の投射図が、液晶分子36aのようになる。液晶分子の配向変化はx軸方向を軸とした回転によるので、第2偏光板11と第1偏光板13との偏光方向は、液晶分子36aの長軸方向と常に一致する。このため、正面方向から見た場合(図7の観察者31が見た場合)は、複屈折の影響を受けず、そのままメインLCD14の画像が見える。
一方、表示部4に向かって左側にいる観察者32から見た液晶分子、すなわち、基板21・22に向かって左側から投射した液晶分子の投射図は、液晶分子36bのようになる。この場合、第2偏光板11と第1偏光板13との偏光方向は、液晶分子投射図(液晶分子36b)の長軸方向と角度を持つので、液晶分子投射図の長軸方向は入射光の偏光方向と交差角を持つ。よって、観察者32から見ると、液晶の複屈折の影響でSW−LCD12を光が透過せず、メインLCD12の画像が見えない。
同様に、表示部4に向かって右側にいる観察者33から見た液晶分子、すなわち、基板21・22に向かって右側からの液晶分子の投射図が、液晶分子36cのようになる。第2偏光板11と第1偏光板13との偏光方向は、投射図の長軸方向と角度を持つので、液晶分子投射図の長軸方向は入射光の偏光方向と交差角を持ち、偏光方向が回転する。よって、観察者33から見ると、液晶の複屈折の影響でSW−LCD14を光が透過せず、メインLCD12の画像が見えない。
以上のような仕組みにより、透明電極膜26・27に電圧を印加すると、図4に示すように、表示部4を、正面方向から見た場合(観察者31が見た場合)は、複屈折の影響を受けずそのままメインLCD14の画像が見えるが、正面方向以外から見た場合(観察者32・33が見た場合)は、複屈折の影響を受けてSW−LCDを光が透過せず、メインLCD14の画像が見えなくなる。
なお、狭視野角モードにおける液晶分子の配向方向は、基板21・22に対して45度の傾斜に限られるものではなく、基板21・22に対して傾斜していればどのような角度の傾斜でもかまわない。つまり、基板21・22に略平行時の傾斜角度より大きく、略垂直時の傾斜角度より小さければ(つまり、0度より大きく90度より小さければ)よい。この傾斜角度としては、好ましくは10度以上80度以下であり、より好ましくは40度以上50度以下である。これは、傾斜角が45度に近づくほど複屈折が大きくなり、良好に画像を隠すことができるためである。また、傾斜角が小さいと、駆動電圧が小さくなるので消費電力を低くすることができる。
なお、観察者がy方向にずれた場合は、液晶分子の投影図の長軸方向が変化しないので、メインLCD12が視認できるか否かはx方向への視点のずれにのみ依存する。したがって、yz平面(液晶分子上の点が配向方向を変化させる回転により描く平面)と平行な方向からの視線を正面方向からの視線とする。
また、狭視野角モードにおける斜め方向からの視線に対し、ロゴ等の入った切り替え画像を表示する場合には、透明電極膜26・27の一方(図6(a))、または両方(図6(b))について、「SHARP」の白で示されるロゴ部分以外(非透過部分)に電極が配置されるように電極パターニングを施されたものを使用する。これにより、少なくとも片方の透明電極膜に電圧が印加されないロゴ部分では、液晶分子に電圧がかからないので、配向方向が電圧無印加時と同じように基板21・22と略平行となっている。したがって、ロゴ部分だけは、どの方向から見てもSW−LCD14における複屈折の影響を受けない。よって、観察者32・33が見る画像は、ロゴ部分以外で光が遮断され、ロゴ部分で光が透過する、図6の表示部4のようなロゴ画像となる。
なお、パターン電極は、メインLCD14の画像を隠すと言う目的のためには、表示部4の60%以上好ましくは80%以上を電極で覆うようにすることが好ましい。
(SW−LCDの液晶分子配向例2)
SW−LCDの液晶分子配向例2を図8を用いて説明する。液晶分子配向例2は、SW−LCD12において、配向膜24・25の代わりに、垂直配向材のポリイミド材料を使用した配向膜を使用したSW−LCD12’を用いることで実現される。これにより、図8(a)のように、電極基板21・22と略垂直となるように液晶分子を配向させられる。
この場合、電圧無印加の状態で、SW−LCD12’の液晶分子は基板21・22と略垂直に一軸配向している。すなわち、正面から見た場合は、液晶分子37aが真円に見える(投射図が真円のときは、すべての方向が長軸方向であるとみなす)。そして、正面以外の方向から見た場合は、液晶分子37b・37cのように長軸方向がx方向になる。よって、正面方向を含むどの方向から投射した場合でも、長軸方向bと入射光の偏向方向とが90度となる。液晶分子の投影図の長軸方向と入射光の偏光方向とがなす角度が90度(直角)の場合には、入射光は複屈折の影響を受けることなく透過するので、どの角度から観察しても、そのままメインLCD14の画像が見える。この状態、つまり電圧無印加の状態を広視野角モードとして設定する。
一方、狭視野角モードでは、広視野角モードの状態から、x方向を軸とした回転により液晶分子が基板21・22に対して45度傾斜するように、透明電極膜26・27に交流電圧をかける。このときの液晶分子の様子は、図7に示すSW−LCDの配向例1の場合と同様である。
よって、同様の仕組みにより、透明電極膜26・27に電圧を印加すると、図3に示すように、表示部4は、正面方向から見た場合(観察者31が見た場合)は、複屈折の影響を受けずそのままメインLCD14の画像が見えるが、正面方向以外から見た場合(観察者32・33が見た場合)は、複屈折の影響を受けてロゴ画像が見える。
(SW−LCDの液晶分子配向例3)
図9(a)は携帯電話機1の表示部4を、表示画面の上下方向が紙面の上下となるように示したものである。
まず、図9(a)に示すように、第1偏光板13および第2偏光板11の偏光透過軸をx方向となるように配置する。そして、配向膜24・25のラビング方向を、第1偏光板13および第2偏光板11の偏光透過軸と垂直(y方向)にし、かつ、互いに180度逆方向にして、配向方向をアンチパラレル構造にする。そして、配向膜24・25として水平配向材のポリイミド材料を使用し、基板21・22と略平行となるように液晶分子を配向させる。これにより、図9(b)に示すように、液晶分子の長軸方向が偏光板の偏光透過軸と略直角になるように一軸配向される。
この場合、図9(b)に示すように、電圧無印加の状態で、SW−LCD12の液晶分子は、基板21・22に平行、かつ、第1偏光板13の偏光透過軸と直角となるように一軸配向している。バックライト16からメインLCD14を経て入射する光は、第1偏光板13を透過するので、SW−LCD12に入射する光の偏光方向と液晶分子の配向方向は直角となる。この状態のSW−LCD12をx方向にずれながら見た場合の、液晶分子の見え方を図9(c)に示す。同図によると、正面方向から投射した場合の形状(観察者31から見た液晶分子の形状)が液晶分子38aのようになり、投射された液晶分子の長軸方向cと入射光の偏向方向が直角となる。液晶分子の投影図の長軸方向と入射光の偏光方向とがなす角度が90度の場合には、入射光は複屈折の影響を受けることなく透過するので、どの角度から観察しても、そのままメインLCD14の画像が見える。この状態、つまり電圧無印加の状態を広視野角モードとして設定する。
一方、狭視野角モードでは、電圧無印加の状態から、x方向を軸とした回転により液晶分子が基板21・22に対して45度傾斜するように、透明電極膜25・26に交流電圧をかける。このときの液晶分子の様子を、図10に示している。図10(a)は、A−A’断面を示しており、基板21・22に対して45度傾斜していることがわかる。図10(b)は、B−B’断面を示しており、液晶分子は紙面法線方向から45度傾斜している。
この場合、図10(b)に示すように、観察者31から見た液晶分子、すなわち、正面方向からの液晶分子の投射図が、液晶分子39aのようになる。液晶分子の配向方向の変化は、x方向を軸とした回転によるので、第2偏光板11と第1偏光板13との偏光方向は、液晶分子39aの長軸方向と直角となる。よって、液晶分子の投射図と長軸方向と入射光の偏光方向とは略垂直となる。このため、正面方向から見た場合(観察者31が見た場合)は、複屈折の影響を受けず、そのままメインLCD14の画像が見える。
一方、表示部4に向かって左側にいる観察者32から見た液晶分子、すなわち、基板21・22に向かって左側からの液晶分子の投射図が、液晶分子39bのようになる。第2偏光板11と第1偏光板13との偏光方向は、投射図の長軸方向と角度を持つので、液晶分子投射図の長軸方向は入射光の偏光方向と交差角を持つ。よって、観察者32から見ると、液晶の複屈折の影響でSW−LCD12を光が透過せず、メインLCD12の画像が見えない。
同様に、表示部4に向かって右側にいる観察者33から見た液晶分子、すなわち、基板21・22に向かって右側からの液晶分子の投射図が、液晶分子39cのようになる。第1偏光板13と第2偏光板11との偏光方向は、投射図の長軸方向と角度を持つので、液晶分子投射図の長軸方向は入射光の偏光方向と交差角を持つ。よって、観察者33から見ると、液晶の複屈折の影響でSW−LCD12を光が透過せず、メインLCD12の画像が見えない。
以上のような仕組みにより、透明電極基膜26・27に電圧を印加すると、図4に示すように、表示部4を、正面方向から見た場合(観察者31が見た場合)は、複屈折の影響を受けずそのままメインLCD14の画像が見えるが、正面方向以外から見た場合(観察者32・33が見た場合)は、複屈折の影響を受けてSW−LCD12を光が透過せず、メインLCD14の画像が見えなくなる。
(SW−LCDの液晶分子配向例4)
SW−LCDの液晶分子配向例4について、図11を用いて説明する。配向例4は、SW−LCDの配向例3において、配向膜24・25の代わりに、垂直配向材のポリイミド材料を使用した配向膜を使用したSW−LCD12’を用いることで実現される。これにより、基板21・22と略垂直となるように液晶分子を配向させられる。
この場合、電圧無印加の状態で、SW−LCD12’の液晶分子は基板21・22と略垂直に一軸配向している。すなわち、図11(b)に示すように、正面から見た場合は、液晶分子40aの真円のように見える。そして、正面以外の方向から見た場合は、液晶分子40b、40cのように長軸方向がx方向となるように見える。したがって、液晶分子を基板と直交する方向を含むどの方向から投射した場合でも、長軸方向と入射光の偏向方向が一致する。液晶分子の投影図の長軸方向と入射光の偏光方向とがなす角度が0度(平行)の場合には、入射光は複屈折の影響を受けることなく透過するので、どの角度から観察しても、そのままメインLCD14の画像が見える。この状態、つまり電圧無印加の状態を広視野角モードとして設定する。
一方、狭視野角モードでは、広視野角モードの状態から、x方向を軸とした回転により液晶分子が基板21・22に対して45度傾斜するように、透明電極膜26・27に交流電圧をかける。このときの液晶分子の様子は、図10に示すSW−LCDの配向方法1と同様である。
よって、同様の仕組みにより、透明電極膜26・27に電圧を印加すると、図4に示すように、表示部4は、正面方向から見た場合(観察者31が見た場合)は、複屈折の影響を受けずそのままメインLCD14の画像が見えるが、正面方向以外から見た場合(観察者32・33が見た場合)は、複屈折の影響を受けてロゴ画像が見える。
(透過度測定実験)
液晶分子配向例1および3のSW−LCDを用いて、複数画像表示モードでの、視線方向による透過率の変化を測定した。結果を図12・13に示す。
図12は、液晶分子配向例1のSW−LCDが複数画像表示モードに設定されているときの測定結果を示すグラフである。測定は、第1偏光板の偏光透過軸が上下方向となるように配置し、表示部4に対して垂直となる方向(法線方向)からの視線(仰角0度)から目標点を変えず視点を左右にずらして行った。なお、視点は仰角0度から、表示部4に対して垂直となる方向と視線とがなす角が80度となるまで(仰角80度となるまで)ずらし、視線の仰角と、視線から視認されるSW−LCDの透過率を測定した。グラフの横軸は仰角を示し、縦軸は透過率を示している。また、SW−LCDとしては、正面から見た場合のリターデーションが500nm、600nm、800nm、1000nm、1500nmのものを用いて測定した。
これによると、すべて仰角0度で約85%の最大の透過率を示し、仰角を上げると共に透過率が下がっていった。リターデーション1500nmのものでは、仰角約30度で透過率がほぼ0%となり仰角をさらに上げると再び透過率が上昇した。リターデーションが1000nmのものでは仰角約38度が、800nmのものでは仰角約44度で透過率がほぼ0%となっている。また、リターデーションが600nm、500nmのものでは、それぞれ仰角約50度、約60度で最低となり、それ以降仰角を上げても透過率は10%以下に保たれる。
SW−LCDとしては、メインLCDを視認されたくない方向に応じて、または、使用環境、メインLCDの輝度等を考慮して決定される、必要な透過率の低下に応じて、リターデーションを決定すればよい。例えば、仰角45度程度からの視線に対してメインLCDの画像を隠す場合は、この仰角での透過率が低い、500nm〜1000nmのリターデーションを示すSW−LCDを用いればよい。仰角30度〜50度からの視線を中心にメインLCDの画像を隠したい場合は、この範囲で透過率が低い、リターデーション800nm〜1000nmのものを用いればよい。一方、仰角が40度より大きい範囲からの視線に対してメインLCDの画像を隠したい場合は、この範囲で透過率が低い、リターデーション500nm〜600nmのものを用いればよい。
また、図13は、同様にして液晶分子配向例3のSW−LCDが複数画像表示モードに設定されているときの測定結果を示すグラフである。図12と比べ、仰角が大きいときの透過率が高くなるので、液晶分子配向例1のように、液晶分子の長軸方向が偏光透過軸と略平行にする方がより好ましい。なお、曲線の特徴は図12と類似しているので、同じようにして最適なリターデーションを選べばよい。
上記SW−LCD12では、上述した液晶分子配向例1ないし4の何れの構成を用いたとしても、透明電極膜26・27に電圧を印加しない広視野角モードでは、画面の正面方向および斜め方向の何れの方向から見ても、液晶分子に複屈折が生じず、入射光が液晶層23と第2偏光板11とを通過するため、表示部4の画像が視認できる。
また、透明電極膜26・27に電圧を印加する狭視野角モードでは、斜め方向から見た場合に、液晶分子に複屈折が生じ、液晶層23を透過した光の偏光方向が変わり、第2偏光板11を通過させることができなくなり、表示部4の画像が視認できなくなる。
但し、上記図12および図13の結果からも分かるように、本実施の形態に係るSW−LCDを用いて広視野角モードと狭視野角モードとの切り替えを行う構成では、斜め方向から見た場合の視認性は、表示部4の画像を完全に遮るようになるとは限らない。
例えば、図12に示す結果においては、仰角30度〜50度からの視線を中心にメインLCDの画像を隠したい場合、この範囲で透過率が低いリターデーション500nm〜600nmのSW−LCDを用いればよいことは上述したとおりである。しかしながら、この場合でも、仰角40度程度の視線に対しては0%に近い透過率を達成できるが、仰角30度や50度からの視線に対しては20%程度の透過率となってしまう。このため、視線方向によっては、表示部4の画像を完全に遮ることはできず、特にコントラストの高い画像を表示するような場合には、斜め方向からでも画像が薄く見えてしまうといった問題がある。
この問題に対し、本実施の形態に係るSW−LCD12では、狭視野角モード時における斜め方向からの視線に対しては、その非透過領域での表示を黒表示ではなく鏡面表示とすることによって、画像の視認性を低下させる(画像内容を認識しにくくする)ようにしている。すなわち、非透過領域の表示を鏡面表示とすれば、該非透過領域においてメインLCDの画像を完全に遮ることができなくても、該メインLCDの表示画像に外光による像が重なることとなり、画像の視認性を低下させることができる。
ここで、SW−LCD12では、狭視野角モード時における斜め方向からの視線に対し、その非透過領域において鏡面表示とするためには、図1の構成において、SW−LCD12とメインLCD14との間に配される偏光板、すなわち、第1偏光板13を反射型偏光板とすればよい。尚、反射型偏光板とは、偏光透過軸とこれに直交する偏光反射軸とを有する偏光板であり、偏光反射軸と平行な偏光に対してはこれを反射する機能を有する。
このように、第1偏光板13を反射型偏光板とした場合の狭視野角モードでは、図14に示すように、メインLCD14から出射される光のうち、正面方向の光Lは第1偏光板13、SW−LCD12、および第2偏光板11を抜けて観察者において視認可能となりメインLCD14の画像情報を表示する。また、メインLCD14から出射される光のうち、斜め方向の光Lは第2偏光板11によって遮断(吸収)される。
一方、表示部4に対して斜め方向から入射される外光においては、第2偏光板11にて直線偏光となり、SW−LCD12の斜め方向の複屈折により偏光方向が回転する。従って、外光として表示部4に斜め方向から入射する光は、第1偏光板13によって、その偏光反射軸と平行な偏光成分が反射され、逆斜め方向へと出射するので、SW−LCD12の非透過領域において鏡面表示を得ることができる。
上記構成では第1偏光板13として反射型偏光板を用いているが、現状において使用可能な反射型偏光板は、偏光板として通常使用される吸収型偏光板に比べてその偏光度が低い。このため、実際には、図15に示すように、反射型偏光板である第1偏光板13の背面側(バックライト側)にさらに偏光度の高い吸収型偏光板18を配置することが好ましい。
尚、図14および図15においては、SW−LCD12およびメインLCD14において、透明導電膜や配向膜の図示を省略した簡略図としている。
本発明の表示装置では、透明電極膜に電圧無印加の状態で単一画像表示モードとなり、透明電極膜に所定の電圧を印加することで、複数画像表示モードとなる構成であるが、電圧無印加の状態で複数画像表示モードとし、透明電極膜に所定の電圧を印加することで単一画像表示モードになる構成でもよい。この構成は、液晶分子を基板に対して例えば45度にプレチルトしておき、電圧印加により液晶分子が基板に対して略垂直または略平行になるように配向制御することで実現される。このような構成によれば、複数画像表示モードにて狭視野角にすることが多い場合には、消費電量を削減できる。但し、この場合は、狭視野角モードにおける側面方位からの視認画面において、ロゴ等を表示せずに、全面を非透過表示とする。
また、上記SW−LCD12では、狭視野角モードにおける側面方位からの視認画面においてロゴ表示を行う場合には、ロゴ部分がくりぬかれたパターン電極を配し、複数画像モードでは、このパターン電極に対応する位置で液晶分子の配向を変化させているが、SW−LCD12をマトリックス方式で駆動してもよい。例えば、SW−LCD12上の各画素に対応する液晶分子の配向を、画素に備えられたTFT(Thin Film Transistor)のスイッチングにより制御してもよい。この場合は、SW−LCD12に映像信号を供給して、この映像信号に応じた領域にて液晶分子の配向を変化させられるので、任意の画像あるいは動画像をメインLCD14の画像に被せることができる。
さらに、本実施の形態の表示装置は、メインLCD14の画像に向かったときに、斜めから(正面より左もしくは右から)画像が見えないように、視野角を制御しているが、これに限らず、斜め上や斜め下から画像が見えないように視野角を制御してもよい。
この構成を実現するには、映像表示手段に表示される画像の左右方向が、配向変化するときに液晶分子上の点が描く平面と略平行となるように、映像表示手段と表示切替手段とを貼りあわせればよい。
また、本実施の形態の表示装置は、第1偏光板13と第2偏光板11との偏光透過軸が同じ方向のものを使用しているが、偏光透過軸同士が軸角度を持っている場合も、図16に示すように、第2偏光板11と基板21との間に、入射する光の偏光方向を回転させる偏光回転部材50を配置すれば、同じ機能を持たせることができる。つまり、偏光回転部材50が、液晶分子から出射される直線偏光の偏光方向を回転させて、第2偏光板11によって取り出されるような直線偏光にすることで、第1の偏光板13と第2の偏光板11との偏光透過軸が一致していなくても、第2偏光板11に、上記液晶分子から出射する直線偏光を取り出させることができる。偏光回転部材50としては、1/2λ板(位相差板)を用いることができる。
なお、上記偏光回転部材50は、第1偏光板13と第2偏光板11との間であれば、液晶層より光入射側に設置しても、光出射側に設置してもよい。また、第1偏光板13より光入射側に偏光回転部材50を設置してもよい。
また、本実施の形態では、携帯電話機の液晶表示部に本発明を適用した場合について説明しているが、これに限られるものではなく、モバイルのパソコン、AV機器、DVDプレイヤー等の表示装置を有する携帯用電子機器に適用できる。あるいは、非携帯型の表示装置に適用し、視線方向によって異なる表示ができるディスプレイとして使用してもよい。
以上のように、本発明に係る表示装置は、画像を表示するための映像表示手段と、上記映像表示手段の前面側に配置され、視認される画像を、単一画像表示モードと複数画像表示モードとに電気的に切り替えるための表示切替手段とを備える表示装置において、上記表示切替手段は、一対の基板間に配された液晶層であり、さらに、上記表示切替手段と上記映像表示手段との間に配置される第1偏光手段と、上記表示切替手段の前面側に配置される第2偏光手段とを備えており、上記第1偏光手段は反射型偏光板であることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記映像表示手段に表示される画像は、複数画像表示モード(狭視野角モード)においては、正面方向からの視線に対しては第1及び第2偏光手段を通過することで観察可能とし、斜め方向から視線に対しては、上記第2偏光手段によって遮断することができる。
また、このとき、斜め方向から入射される外光に対しては、反射型偏光板である第2偏光手段によって反射することができるので、複数画像表示モード(狭視野角モード)時における斜め方向からの視線に対しては、鏡面表示とすることができる。
また、上記表示装置では、上記液晶層の液晶分子を基板と直交する方向から投射した場合の液晶分子の長軸方向と、上記液晶分子に入射する光の直線偏光方向とが常に略平行または略垂直となっており、上記液晶層の少なくとも一部の液晶分子が、単一画像表示モードでは、液晶分子の長軸方向が上記基板と略平行または略垂直となるように配向されており、複数画像表示モードでは、その長軸方向が、基板に対して傾斜するように配向されている構成とすることができる。
上記の構成によれば、上記液晶層の液晶分子の長軸方向は、上記第1偏光手段の透過軸または吸収軸の方向と光の進行方向とがなす面に含まれており、上記液晶分子は、その長軸方向が、光の進行方向に対して略垂直または略平行である状態と、光の進行方向に対して傾斜している状態とを取り得る構成である。ここで、傾斜とは、或る方向または或る平面に対し、平行でも垂直でもないことを意味する。
言い換えれば、上記液晶層の液晶分子の長軸方向が、単一画面表示モードでは、上記基板と略平行、かつ、第1偏光手段の偏光透過軸に略平行または略垂直であり、複数画像表示モードでは、この単一画面表示モードの状態から、基板に垂直な方向に傾斜する。あるいは、上記液晶層の液晶分子の長軸方向が、単一画面表示モードでは、上記基板と略垂直であり、複数画像表示モードでは、この単一画面表示モードの状態から、第1偏光手段の偏光透過軸に略平行または略垂直で、かつ、基板に垂直な面内にて傾斜する。
これによれば、第1偏光手段により、表示切替手段に入射する光が一定方向の直線偏光となる。また、表示切替手段の液晶層においては、液晶分子を基板と直交する方向から投射した場合の長軸方向が、第1偏光手段を透過した光の偏光方向と常に略平行または略垂直となるように配向している。
液晶層に入射する直線偏光の偏光方向と、ある方向から液晶分子を投射した場合の長軸方向とが平行または垂直である場合、この方向から見たときに液晶層での複屈折は生じない。したがって、選択されたモードに限らず、配向変化により液晶分子上の点が描く平面と平行な方向から(以下、「正面方向から」と言う)見た液晶層では複屈折が生じない。よって、例えば、第1偏光手段と第2偏光手段との偏光透過軸を同方向にしたり、第1偏光手段を出射する直線偏光を、第2の偏光手段の透過軸と一致するように偏光方向を回転させて第2偏光手段に入射させる部材を設置することで、第1偏光手段と同じ方向の直線偏光を第2偏光手段にて取り出せば、映像表示装置の画像が視認できる。
一方、上記正面方向以外から見た場合(以下斜め方向から見た場合、と言う)には、単一画面表示モードか、複数画面表示モードとで、視認される画像が異なる。
単一画面表示モードでは、液晶分子の長軸方向が上記基板と略平行または略垂直となっているので、斜め方向から投射した場合の液晶分子の長軸方向も、正面から見た場合と同じになる。よって、斜め方向から見ても、液晶分子に複屈折が生じず、入射光が液晶層と第2偏光手段とを通過させることができ、映像表示装置の画像が視認できる。
これに対し、複数画面表示モードでは、液晶分子の長軸方向が基板に対して傾斜しているので、斜め方向から投射した場合の液晶分子の長軸方向が、入射光の偏光方向と交差角をもつ。よって、斜め方向から見た場合に、液晶分子に複屈折が生じ、液晶層を透過した光の偏光方向が変わり、第2偏光手段を通過させることができなくなり、映像表示装置の画像が視認できなくなる。
したがって、単一画面表示モードでは、どの方向からでも映像表示手段が表示する画像を視認でき、複数画像モードでは、特定の方向からのみ映像表示手段が表示する画像を視認できる。よって、この表示装置で、公共の場所で機密文書を閲覧したいときや、撮影した画像を多人数で見たいときなどの状況に合わせて、視野角を変更できる。
また、このような構成によれば、複屈折を制御することにより視野角を制御しているので、簡単な構成で、映像表示装置の表示品位は良好に保つことができる。
但し、このような構成においては、複数画面表示モードにおいて、斜め方向から場合の視認性は、映像表示手段の画像を完全に遮るようになるとは限らず、特にコントラストの高い画像を表示するような場合には、斜め方向からでも画像が薄く見えてしまうといった問題がある。この問題に対して、複数画面表示モード時における斜め方向からの視線に対して、その非透過領域での表示を鏡面表示とする上記構成の適用は、画像の視認性を低下させる(画像内容を認識しにくくする)うえで有効である。
また、上記表示装置では、上記第1偏光手段のさらに背面側に、吸収型偏光板が配置されることが好ましい。
現状において使用可能な反射型偏光板は、偏光板として通常使用される吸収型偏光板に比べてその偏光度が低い。このため、反射型偏光板である第1偏光手段の背面側にさらに偏光度の高い吸収型偏光板を配置することで第1偏光手段の偏光度を補うことができる。
また、上記表示装置では、上記表示切替手段は、上記一対の基板の少なくとも一方に、特定の形状に形成されたパターン電極が配されており、パターン電極に印加された電圧を受けた領域で液晶分子の配向方向が変化する構成とすることができる。
上記の構成によれば、単一画面表示モードと複数画像表示モードとを切り替えたときに、パターン電極に印加された電圧を受けた液晶分子のみ配向方向が変わる。よって、配向方向が変わる領域が、パターン電極の特定の形状に対応する。そして、配向方向が変わらない領域では、モードに関わらず、斜め方向から見た場合にも、映像表示装置の画像が見える。したがって、複数画面表示モードで斜め方向から見た場合に、パターン電極に対応した特定の形状として切り替え画像を視認することができる。例えば、パターン電極の印加に応じて複数画像表示モードに切り替わる場合では、斜め方向から見た場合には、鏡面画像に上記切り替え画像が浮かび上がった画像が視認される。
また、本発明の視野角制御装置は、入射光の視野角を制御して出力する視野角制御装置であって、一対の基板間に配された液晶層を備える液晶素子と、上記液晶素子上の背面側に配置された第1偏光手段と、上記液晶素子上の前面側に配置された第2偏光手段とを備えており、上記液晶素子の液晶分子の長軸方向は、上記直線偏光板の透過軸または吸収軸の方向と光の進行方向とがなす面に含まれており、上記液晶分子は、光の進行方向に対して略垂直または略平行である状態と、光の進行方向に対して傾斜している状態とを取り得る共に、上記第1偏光手段は反射型偏光板であることを特徴としている。
このような視野角制御装置を、一般に使用されている表示装置に取り付けることで、上述したような機能を有する表示装置になる。
本発明の電子機器は、以上のような表示装置または視野角制御装置を搭載している。
したがって、簡単な構成で、表示品位が保たれ、モード切替によって、特定の方向からは表示画像を隠すことのできる表示ができる電子機器を実現できる。
また、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、それぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の表示装置は、視線の方向によって異なる画像が視認されるようなモードに設定できるので、携帯通信端末やモバイルのパソコン、AV機器、DVDプレイヤー等の携帯用電子機器のディスプレイ等に適用できる。

Claims (5)

  1. 画像を表示するための映像表示手段と、
    上記映像表示手段の前面側に配置され、視認される画像を、単一画像表示モードと複数画像表示モードとに電気的に切り替えるための表示切替手段とを備える表示装置において、
    上記表示切替手段は、一対の基板間に配された液晶層であり、
    さらに、上記表示切替手段と上記映像表示手段との間に配置される第1偏光手段と、上記表示切替手段の前面側に配置される第2偏光手段とを備えており、
    上記第1偏光手段は反射型偏光板である表示装置。
  2. 上記液晶層の液晶分子を基板と直交する方向から投射した場合の液晶分子の長軸方向と、上記液晶分子に入射する光の直線偏光方向とが常に略平行または略垂直となっており、
    上記液晶層の少なくとも一部の液晶分子が、
    単一画像表示モードでは、液晶分子の長軸方向が上記基板と略平行または略垂直となるように配向されており、
    複数画像表示モードでは、その長軸方向が、基板に対して傾斜するように配向されている請求項1に記載の表示装置。
  3. 上記第1偏光手段のさらに背面側に、吸収型偏光板が配置される請求項1に記載の表示装置。
  4. 上記表示切替手段は、上記一対の基板の少なくとも一方に、特定の形状に形成されたパターン電極が配されており、
    パターン電極に印加された電圧を受けた領域で液晶分子の配向方向が変化する請求項2に記載の表示装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1項に記載の表示装置を搭載している電子機器。
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