JP4703824B2 - チップ型抵抗器の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、たとえばプリント配線基板において表面実装部品として用いられるチップ型抵抗器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、回路基板に対する実装密度を向上させる目的で、種々の電子部品が表面実装可能なチップ型に置き換えられつつある。上記チップ型電子部品の代表的なものとしては、図15に示すようなチップ型抵抗器が挙げられる。すなわち、このチップ型抵抗器は、たとえばセラミックからなる基板70と、その基板70の両側面、上面および下面の一部に形成された電極被膜71と、基板70の上面の電極被膜71を掛け渡すように基板70上に形成された抵抗被膜72と、抵抗被膜72を保護するための保護用コート層73とを有している。
【0003】
このチップ型抵抗器は、大略以下のような方法によって製造される。この製造方法では、図16に示すように、セラミックからなる略平板状のグリーンシートに対して、その表面に等間隔で複数本の縦割り溝(バーブレイク・スリット(以下「BBスリット」という))75と、等間隔で複数本の横割り溝(チップブレイク・スリット(以下「CBスリット」という))76とを形成し、その後、焼成された集合基板74が用いられる。この集合基板74においては、各スリット75,76で区画された、略矩形の基板個片77が、最終的にチップ型抵抗器となる部分となる。
【0004】
次に、図17に示すように、集合基板74の表面上における各基板個片77の両端部に、電極端子としての電極被膜71を印刷焼成することによって一括形成する。その後、各基板個片77に抵抗被膜72を印刷焼成することによって一括形成する。
【0005】
次いで、この集合基板74をBBスリット75に沿って縦方向に分割し、細幅帯状の中間基板材を得る。そして、この細幅帯状の中間基板材の切断面および下面に所定の電極材料を印刷焼成した後、中間基板材をCBスリット76に沿って分割する。その後、各基板個片77における所定の抵抗値を設定するために、抵抗被膜72に対してレーザ光等によってトリミング溝を形成し、最終的にチップ型抵抗器を得る。
【0006】
ところで、上記チップ型抵抗器の製造方法において、集合基板74に電極被膜71および抵抗被膜72を形成する際には、たとえばスクリーン印刷の工法が用いられる。すなわち、この工法では、集合基板74上に、図18に示すような、電極被膜71等の所定の印刷パターンに応じて形成された開口78を有する印刷用マスク79が載置される。そして、印刷用マスク79上をスキージ等を移動させることにより、印刷用マスク79の開口78を介して印刷用ペーストが集合基板74上に印刷される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記セラミック製の集合基板74を焼成して形成するとき、集合基板74は前後左右方向に多少収縮することがある。そのため、上記した印刷用マスク79を集合基板74上に載置すると、その印刷用マスク79の開口78と、BBスリット75およびCBスリット76とのピッチが合わなくなり、印刷ずれを生じる。
【0008】
そこで、現状では、同様の印刷パターンを有し、かつ開口78の位置がそれぞれ微妙に異なる複数枚(実際には約100種類以上)の印刷用マスク79を予め準備するようにしている。そして、集合基板74の収縮による各スリット75,76のずれと一致するような開口78を有する印刷用マスク79を選択し、それを集合基板74上に載置して、印刷用ペースト等を集合基板74上に印刷し、電極被膜71等を形成している。しかし、上記のように、集合基板74の収縮率に合わせて多数の印刷用マスク79を準備するといったことは、製作上、不経済である。
【0009】
また、上記したように、チップ型抵抗器を製造するには、集合基板74をBBスリット75に沿って分割してから細幅帯状の中間基板材を得、その後、細幅帯状の中間基板材をCBスリット76に沿って分割する。この場合、BBスリット75およびCBスリット76の溝の深さを、略同等にすると、BBスリット75に沿って集合基板74を切断するとき、不適当な箇所に切れ目や裂け目が生じ、不良品を発生させることがある。
【0010】
そこで、上記不良品の発生を抑制するために、BBスリット75およびCBスリット76の溝の深さに差を設けるように、たとえば、BBスリット75の深さがCBスリット76の深さより大となるように形成する。具体的には、図19に示すように、集合基板74の厚みHを約280μmとした場合、BBスリット75の深さH1は、上記厚みHの約2/3にあたる約190μmに、CBスリット76の深さH2は、上記厚みHの約1/3にあたる約80μmに、それぞれ形成する。
【0011】
これにより、BBスリット75に沿って集合基板74を切断すると、不適当な箇所に切れ目や裂け目が生じにくくなり、不良品の発生を抑えることができる。しかしながら、上記のように各スリット75,76の深さに差を設けて形成するには、精密な加工が要求されるため、製作上困難なことが多い。そのため、生産性の向上を妨げる原因になっていた。
【0012】
また、上記製造方法では、基板個片に分割された後、基板個片ごとに抵抗値の調整が行われる。すなわち、上記中間基板材が切断されて基板個片に分割された後、各基板個片は、たとえば格子状に設けられたしきい片を有するトレイに移される。そして、各基板個片は、トレイ内の、上記しきい片によって区画された領域ごとに1つ1つ並べられ、各基板個片ごとに抵抗値の調整が行われる。そのため、手間のかかる作業が発生するといった問題点があった。
【0013】
【発明の開示】
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、生産性をより向上させることのできるチップ型抵抗器の製造方法を提供することを、その課題とする。
【0014】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0015】
本願発明によって提供されるチップ型抵抗器の製造方法によれば、長手状に延びるグリーンシートを連続的に形成する工程と、このグリーンシートを所定時間の間、エージングする工程と、エージングを行った上記グリーンシートの上面に対して、複数の電極および抵抗体をマトリクス状に印刷する工程と、電極および抵抗体が印刷されたグリーンシートをチップ型抵抗器の幅に対応した所定幅ごとに切断し、グリーンシートの長手方向に延びる細幅帯状の中間基板材を形成する工程と、中間基板材の側面および下面に対して電極を印刷する工程と、中間基板材に対して、その長手方向と直交する方向に、基板個片に分割するためのスリットを形成する工程と、中間基板材、それに印刷された電極および抵抗体を同時に焼成する工程と、中間基板材の状態のまま、基板個片に対して抵抗値調整を行う工程と、中間基板材を上記スリットに沿って分割し、基板個片を形成する工程とを含むことを特徴としている。
【0016】
本願発明によれば、連続的に形成されたグリーンシートに対して、その上面に電極および抵抗体を印刷した後、グリーンシートを切断して細幅帯状の中間基板材を形成し、中間基板材の側面および下面に電極を印刷し、その後、中間基板材が電極および抵抗体とともに焼成される。
【0017】
従来の製造方法では、集合基板に対して電極および抵抗体を印刷するためにスクリーン印刷を行う際、集合基板の焼成時における収縮に起因して、電極および抵抗体の位置ずれが生じることがあり、その位置ずれに応じた複数種類の印刷用マスクを準備するといった不経済な方法で印刷されていた。しかしながら、本願の製造方法では、グリーンシートの上面に電極および抵抗体を印刷するときに印刷用マスクを用いるが、その後、グリーンシートのまま焼成せずに、グリーンシートを切断し中間基板材を形成してから焼成を行うので、電極および抵抗体の位置ずれを生じさせることはなく、集合基板が収縮するために準備されていた複数種類の印刷用マスクも必要としない。そのため、製作コストの低減化を図ることができ、生産性を向上させることができる。
【0018】
また、上記製造方法によれば、中間基板材、それに印刷された電極および抵抗体を同時に焼成するので、上記製造方法における焼成回数を少なくすることができる。そのため、焼成設備の削減化および製造時間の短縮化を図ることができる。
【0019】
さらに、上記製造方法によれば、細幅帯状の中間基板材を焼成する工程の前に、中間基板材に予め基板個片に分割するためのスリットが形成される。すなわち、焼成する前の中間基板材は、それを加工しやすい安定した状態にするために、熱を加えて乾燥を促進するエージングが行われている。そのため、中間基板材は、適度な硬度を有する変形可能な状態とされるため、スリットの形成を容易に行うことができる。
【0020】
さらにまた、上記製造方法によれば、連続的に形成されたグリーンシートをたとえばカッタ等で分割して基板個片を作製するので、基板個片の厚み、幅、および短手方向の長さをそれぞれ任意の長さに自在に調整することができる。そのため、基板個片のサイズを変更して作製する場合に、たとえば金型工法等を用いて基板個片を作製する場合に比べて、容易にかつ即座に対応することができる。
【0021】
本願発明の好ましい実施の形態によれば、グリーンシートの上面に対して、電極および抵抗体を印刷する工程では、グリーンシートの所定領域に、電極パターンに応じた開口を有する電極印刷用マスクを載置し、この電極印刷用マスクの上記開口を介して電極ペーストを塗布することにより、電極を印刷し、抵抗体パターンに応じた開口を有する抵抗体印刷用マスクを載置し、この抵抗体印刷用マスクの上記開口を介して抵抗体ペーストを塗布することにより、抵抗体を印刷する、いわゆるスクリーン印刷法により電極および抵抗体が印刷される。
【0022】
このように、スクリーン印刷の工法を用いれば、グリーンシート上に一度に多数の電極および抵抗体を印刷することができるので、製造時間の短縮化を図ることができる。また、予めグリーンシートの段階で電極や抵抗体を印刷するため、たとえば中間基板材を形成した後に、比較的狭い領域である中間基板材の上面に電極や抵抗体を印刷するといった煩雑な作業を回避することができる。したがって、効率的に作業を行うことができる。
【0023】
本願発明の他の好ましい実施の形態によれば、グリーンシートを切断して細幅帯状の中間基板材を形成する工程では、略直方体形状に分割される基板個片が短手方向に連なり、かつその両端面が露出するように、グリーンシートを切断する。このように、基板個片の両端面が露出して切断されれば、後工程において、基板個片の側面に電極を容易に印刷でき、かつ抵抗値の調整を確実に行うことができる。
【0024】
本願発明の他の好ましい実施の形態によれば、中間基板材の側面および下面に対して電極を印刷する工程では、中間基板材を長手方向に送りながら、電極を印刷するための印刷装置が、中間基板材の側面および下面に対して、所定の粘度とされたインクを噴射することにより、中間基板材に電極が印刷される。
【0025】
この構成によれば、上記印刷装置では、いわゆるインクジェット方式を用いて印刷が行われるため、中間基板材に対して、分割される基板個片に対応させて、長手方向に所定のピッチ間隔で電極を印刷することが可能となる。すなわち、隣り合う基板個片同士で電極が接触することなく印刷されるので、後工程において行われる抵抗値の調整を、基板個片ごとに分割せず中間基板材の状態のまま行うことができる。そのため、抵抗値の調整を効率的に行うことができ、その結果、生産性の向上が図られる。
【0026】
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。なお、以下では、従来の技術の欄で説明した図も適宜参照する。
【0028】
この実施形態に係るチップ型抵抗器は、所定の抵抗値を有し、プリント配線基板に対して表面実装が可能なように構成され、比較的実装密度の高いプリント配線基板において用いられるものである。
【0029】
このチップ型抵抗器の製造方法は、概略以下に示す各工程を有する。すなわち、このチップ型抵抗器の製造方法は、▲1▼グリーンシートを連続的に形成する工程と、▲2▼このグリーンシートを所定時間の間、エージングする工程と、▲3▼グリーンシートの上面に、電極および抵抗体を印刷する工程と、▲4▼電極および抵抗体が印刷されたグリーンシートを所定幅ごとに切断し、上記グリーンシートの長手方向に延びる細幅帯状の中間基板材を形成する工程と、▲5▼中間基板材の側面および下面に対して電極を印刷する工程と、▲6▼中間基板材に対して基板個片に分割するためのスリットを形成し、かつ基板個片群を形成する工程と、▲7▼基板個片群を焼成する工程と、▲8▼基板個片に対して抵抗値調整を行う工程と、▲9▼中間基板材をスリットに沿って分割し、基板個片を形成する工程とを含んでいる。
【0030】
以下、上記各工程を詳述する。
【0031】
まず、グリーンシートを連続的に形成する工程では、図1に示すようなグリーンシート形成装置10が用いられる。すなわち、グリーンシート形成装置10では、たとえばアルミナおよびガラスを含有するガラスセラミックスからなり、粘性を有する懸濁液(「スリップ」ともいう)11が、搬送ベルト12と、この搬送ベルト12に対して所定間隔あけて対向させたドクターブレード13との隙間から、定速走行する搬送ベルト12上に担持されながら連続的に引き出される。搬送ベルト12は、回転自在に支持された一対のローラ14に掛け渡されている。
【0032】
ドクターブレード13の上流側には、懸濁液11が溜められた液溜め15が設けられ、ドクターブレード13の下流側には、懸濁液11を所定の温度で乾燥する乾燥炉16が設けられている。すなわち、上記懸濁液11は、搬送ベルト12およびドクターブレード13によって、所定厚みおよび所定幅に形成され、帯状を呈しながら乾燥炉16において乾燥され、ケーキ状の帯状固形物となる。この帯状固形物は、剥離ローラ17によって搬送ベルト12と剥離され、グリーンシート18として帯状にかつ連続的に形成されるとともに、一旦、ドラム19に巻き取られる。なお、グリーンシート18の厚みを変更させたい場合には、ドクターブレード13の、搬送ベルト12に対する配置距離を変更すればよい。
【0033】
次に、グリーンシート18を所定時間の間、エージングする工程に進む。すなわち、ドラム19に巻き取られたグリーンシート18は、ドラム19のまま搬送され、図2に示すように、再びドラム19から繰り出され、図示しない案内装置によってエージング炉20に導かれる。エージング炉20においては、グリーンシート18を加工しやすい安定した状態にするために、グリーンシート18に対して、所定時間の間、熱を加えて乾燥を促進するエージングが行われる。
【0034】
このエージングにより、グリーンシート18は、後述する印刷工程やCBスリットの形成工程を適切に行うことができる程度の硬さにされる。なお、このエージング工程では、エージング炉20を用いる他、ドラム19にグリーンシート18を巻き取ったまま所定期間、保管するだけでもよい。
【0035】
次いで、グリーンシート18の上面に電極および抵抗体を印刷する工程が行われる。この印刷工程では、たとえばスクリーン印刷による工法が用いられる。すなわち、図3に示すように、エージング炉20から搬出されたグリーンシート18の上面18aにおける所定領域21に対して、電極被膜71の印刷パターンに応じて形成された開口22aを有する電極印刷用マスク22を載置する。そして、電極印刷用マスク22上に電極ペーストを塗布し、電極印刷用マスク22上をスキージ等を移動させることにより、開口22aを介して電極ペーストがグリーンシート18上に印刷される。ここで、電極ペーストとしては、たとえば銀等を主成分とする導電性を有する材料を所定の溶剤に混合したものが用いられる。
【0036】
次いで、グリーンシート18を所定距離搬送させ、上記電極が印刷されたグリーンシート18の所定領域21に一致させて、抵抗体の印刷パターンに応じて形成された開口23aを有する抵抗体印刷用マスク23を載置する。そして、上記電極ペーストの印刷と同様な方法で、上記所定領域21に対して、抵抗体印刷用マスク23に形成された開口23aを介して抵抗体ペーストを塗布する。ここで、抵抗体ペーストとしては、所定の電気的抵抗特性を有する金属もしくは酸化金属からなる材料を所定の溶剤に混合したものが用いられる。
【0037】
これにより、グリーンシート18上には、図4に示すように、電極Eおよび抵抗体Rがマトリクス状に形成される。この場合、略矩形状の抵抗体Rの両端部Raは、電極Eに一部オーバラップして印刷される。
【0038】
このように、スクリーン印刷の工法を用いれば、グリーンシート18上に一度に多数の電極および抵抗体を印刷することができるので、製造時間の短縮化を図ることができる。また、予めグリーンシート18の段階で電極や抵抗体を印刷するため、たとえば中間基板材(後述)を形成した後に、比較的狭い領域である中間基板材の上面に電極や抵抗体を印刷するといった煩雑な作業を回避することができる。したがって、効率的に作業を行うことができる。
【0039】
次に、電極および抵抗体が印刷されたグリーンシート18を切断して細幅帯状の中間基板材を形成する工程に進む。すなわち、図5に示すように、グリーンシート18が複数の回転スリッタ24によって、基板個片に相当する所定幅ごとに切断され、グリーンシート18の長手方向に延びる複数の細幅帯状の中間基板材25に分離される。その後、各中間基板材25は、搬送ベルト26により次工程に搬送される。搬送ベルト26は、回転自在に支持された一対の回転ローラ27(他方の回転ローラは図示せず)に掛け渡されている。
【0040】
この場合の中間基板材25の切断箇所は、図4の一点破線Bに示すように、各電極Eをグリーンシート18の長手方向に2等分する位置とされ、すなわち、図6に示すように、略直方体形状に分割される基板個片28が短手方向に連なり、かつその両端面が露出するように、グリーンシート18が切断される。このように、基板個片28の両端面28aが露出して切断されれば、後工程において、基板個片28の端面28aに電極を容易に印刷できる他、抵抗値の調整を確実に行うことができる。なお、中間基板材25の幅を変更したい場合には、複数の回転スリッタ24の配置を所定の間隔に変更することにより対応することができる。
【0041】
次いで、中間基板材25の側面および下面に対して電極を印刷する工程に進む。すなわち、回転スリッタ24によって切断された中間基板材25においては、表面実装される際に半田付けされる下面25bにおける電極や、この下面25bの電極と上面25aの電極とをつなげるための側面25bにおける電極が印刷されていないため、本工程において、これらの電極を印刷する。
【0042】
電極を印刷するための構成としては、図7に示すように、中間基板材25の側面25cに対して所定のインクを噴出するための第1印刷装置31および第2印刷装置32がそれぞれ設けられており、各印刷装置31,32の図示しないインクジェットプリントヘッドが中間基板材25の側面25cに対向するようにそれぞれ配置されている。インクジェットプリントヘッドには、複数の微小な孔を有するノズルが形成されている。
【0043】
また、第1および第2印刷装置31,32の下流側には、中間基板材25の下面25bに電極を印刷するための第3印刷装置33が設けられている。第3印刷装置33のインクジェットプリントヘッド43aは、中間基板材25の下面25bに対向するように配置されている。
【0044】
上記第1ないし第3印刷装置31〜33の印刷方式には、インクジェット方式が採用され、より詳細には、たとえば圧電素子によってインクを加圧し、ノズルからインクを押出すことにより、中間基板材25に対して印刷する、いわゆる圧電式のものが用いられている。ここで、インクとしては、電極の材料を溶剤に混合させ所定の粘度としたものが用いられる。
【0045】
第1ないし第3印刷装置31〜33は、印刷データを供給するための図示しない制御装置に接続されている。すなわち、第1ないし第3印刷装置31〜33は、制御装置によって制御され、詳細には、第1ないし第3印刷装置31〜33は、制御装置から送られた印刷データを所定の印刷パターンに変換し、その印刷パターンに応じて微小な孔を有するノズルからインクを噴出させる。これにより、印字ドットが印刷媒体、すなわち細幅帯状の中間基板材25の側面25cおよび下面25bに印刷され、この印字ドットを所定の箇所に集合させることにより、所定の印刷パターンを形成する。
【0046】
以上の構成により、中間基板材25は、図示しない搬送ベルトによって搬送されながら、まず、図示しない送風装置からの空気により乾燥される。そして、中間基板材25は、その側面25cが各印刷装置31,32のインクジェットプリントヘッドに対向され、各印刷装置31,32の各ヘッドに形成された複数のノズルから、制御装置から送られた印刷データにしたがって、電極用インクが間欠的に噴出される。
【0047】
これにより、中間基板材25の側面25cには、図8に示すように、第1および第2印刷装置31,32によって、電極Ecが、隣り合う基板個片28との間に中間基板材25の長手方向に所定のピッチ間隔Aで印刷される。この場合、電極Ecは、中間基板材25の上面25aに印刷された電極Eaと電気的につながりつつ、長手方向における印刷長さと一致するように、かつ隣り合う基板個片28と所定の間隔Aを空けて印刷される。なお、上記印刷工程においては、搬送ベルト36による搬送を一旦停止させ、印刷装置31,32自体が中間基板材25に対して平行移動することにより印刷されてもよい。
【0048】
側面25cに電極Ecが印刷された中間基板材25は、さらに搬送され、下面25bが第3印刷装置33の印刷ヘッド43aに対向され、下面25bの両端部に、長手方向に沿って電極Ebが印刷される。この場合、電極Ebは、上記した第1および第2印刷装置31,32によって、中間基板材25の側面25cに印刷された電極Ecと電気的につながりつつ、長手方向における印刷長さと一致し、かつ、隣り合う基板個片28と所定の間隔Aを空けて印刷される。
【0049】
なお、第1および第2印刷装置31,32と第3印刷装置33との間、および第3印刷装置33の下流側には、図示しない送風装置がそれぞれ設けられており、各印刷装置31〜33によって各電極が印刷された中間基板材25は、各送風装置からの空気により乾燥される。また、中間基板材25には、抵抗体ペーストのさらに上面に「G1」と呼称されるコート層が形成されてもよい。
【0050】
このように、印刷装置31〜33の印刷方式に、インクジェット方式が用いられれば、比較的微細な印刷パターンを容易に形成することが可能となる。したがって、上記印刷装置31〜33により、中間基板材25に対して、基板個片28に対応させて、所定のピッチ間隔で電極を印刷することができる。なお、上記印刷装置31〜33によれば、制御装置からの印刷データに基づいて所望の印刷パターンが形成されるので、印刷データを変更するだけで、所望の電極パターンを形成することができ、チップ型抵抗器の種々のサイズに適応することができる。
【0051】
次いで、中間基板材に対して基板個片に分割するためのスリットを形成し、かつ基板個片群を形成する工程に進む。各印刷装置31〜33によって、電極が印刷された中間基板材25は、図9に示すように、搬送ベルト36上に載置されて搬送される。搬送ベルト36は、回転自在に支持された一対の回転ローラ37に掛け渡されている。
【0052】
上記搬送ベルト36の上方には、上下方向に移動自在なカッタ38が設けられている。カッタ38は、細幅帯状の中間基板材25の上面25aにCBスリット39を形成するために、および、細幅帯状の中間基板材25を、複数の基板個片28が連なって構成される基板個片群ごとに切断するために、用いられるものである。なお、カッタ38は、複数のCBスリット39を一度に形成するために、複数の刃を有する構成とされてもよい。
【0053】
搬送ベルト36によって搬送された中間基板材25は、その表面に、CBスリット39が形成される。CBスリット39は、基板個片ごとに分割するための目印となる側面視略V字状のスリットであり、中間基板材25の上面に所定間隔隔てて形成された隣り合う抵抗体ペーストの間の所定位置に形成される。
【0054】
そして、適当な数(たとえば約10個)のCBスリット39が連続的に形成された後、中間基板材25は、幅方向に沿って切断される。つまり適当な数の基板個片28が連なった、基板個片群40に分割される。
【0055】
ここで、CBスリット39の深さは、中間基板材25の厚み方向に比較的深く、たとえば厚み方向の約半分の深さに形成することができる。すなわち、中間基板材25の状態においては、未だ基板、電極および抵抗体に対して焼成が行われておらず、また、エージング炉20においてエージングされているため、適度な硬度を有する変形可能な状態とされる。そのため、カッタ38によってCBスリット39の形成を容易に行うことができる。
【0056】
また、従来の製造方法では、集合基板に対してBBスリットおよびCBスリットを形成し、各スリットごとにその深さを異なるようにするといった精度の高い加工が要求されていたが、上記実施形態では、細幅帯状の中間基板材25に対してCBスリット39を形成するだけでよいので、深さを調整する精度の高い加工は必要とされない。したがって、生産性の向上を図ることができる。なお、基板個片40の短手方向における長さを変更したい場合には、カッタ38によるCBスリット39の形成位置を変更することにより可能である。
【0057】
次いで、基板個片群を焼成する工程に進む。搬送ベルト36の下流側には、図9に示すように、搬送ベルト41および焼成炉42が備えられている。搬送ベルト41は、回転自在に支持された一対の回転ローラ61に掛け渡され、メッシュ状に形成されている。焼成炉42は、切断された基板個片群40を焼成するためのものであり、搬送ベルト41が焼成炉42内を通過可能なように、一体的に設けられている。
【0058】
カッタ38によって分割されて形成された基板個片群40は、搬送ベルト36によって搬送ベルト41上に配列される。そして、搬送ベルト41によって下流側に搬送され、焼成炉42に導かれる。この焼成炉42において、基板個片群40は、それに印刷された電極および抵抗体と同時に焼成される。通常、基板と電極および抵抗体との焼成温度は異なっているが、基板材料に、上述したアルミナを含有するガラスセラミックスを用いることにより、焼成温度をほぼ同等にすることができ、上記のように、基板個片群40と電極および抵抗体とを同時に焼成することができる。
【0059】
従来の製造方法では、集合基板を製作する際に基板自体を焼成し、さらに電極や抵抗体を印刷する際に、その都度焼成するというように、複数の焼成工程を含んでいたが、本実施形態のように、基板の焼成、および電極や抵抗体の焼成を一度に行うことにより、焼成工程を大幅に少なくすることができる。そのため、焼成のための設備の削減化および製造時間の短縮化を図ることができる。
【0060】
このように、上記製造方法では、グリーンシート18の段階でスクリーン印刷法によりその上面18aに電極および抵抗体が印刷され、細幅帯状の中間基板材25を形成し、各印刷装置31〜33によって中間基板材25の側面25cおよび下面25bに対して電極を印刷する。そして、その後、中間基板材25は、電極およひび抵抗体とともに焼成される。
【0061】
従来の製造方法では、集合基板の焼成時における収縮に起因して、電極や抵抗体の印刷パターンの位置ずれが生じることがあり、複数種類の印刷用マスクを準備するといった不経済な方法で電極および抵抗体が印刷されていた。しかしながら、上記方法によれば、グリーンシート18の上面18aに電極および抵抗体を印刷するときに印刷用マスクを用いるが、その後、グリーンシート18のまま焼成せずに、グリーンシート18を切断し中間基板材25を形成してから焼成を行うので、電極および抵抗体の位置ずれを生じさせることがない。そのため、集合基板が収縮するために準備されていた複数種類の印刷用マスクも必要としない。したがって、製作コストの低減化を図ることができ、生産性を向上させることができる。
【0062】
なお、上記実施形態では、基板個片群40に分割した後、焼成を行ったが、これに代わり、細幅帯状の中間基板材25の状態のまま、焼成を行うようにしてもよい。
【0063】
次いで、各基板個片に対して抵抗値の調整を行う工程が行われる。この工程では、基板個片群40の状態のまま、抵抗値の調整が行われる。すなわち、図10に示すように、伸縮自在なエキスパンドテープ44上に基板個片群40を貼着させ、エキスパンドテープ44によって基板個片群40を保持する。そして、この状態で、基板個片28の側面に形成される電極被膜71に対して一対の電極ローラ50をあてがい、各基板個片28ごとに、この電極ローラ50によって抵抗値を測定しながら、たとえばレーザ光によるトリミングを行い、所定の抵抗値を有するように調整する。
【0064】
このように、上記した印刷装置31〜33により、隣り合う基板個片28同士において、所定の間隔が空けられて電極被膜71が形成されているため、互いに隣り合う基板個片28の電極被膜71同士を接触させることを防止することができる。そのため、基板個片群40の状態のまま、トリミング作業を良好にかつ効率的に実施することができる。
【0065】
また、基板個片群40の状態のまま、抵抗値調整(トリミング)を行うと、従来の製造方法のように、基板個片群40を分割して基板個片28にし、抵抗値調整を行うために基板個片28を、たとえばトレイ内に並べ直すといったことが必要なくなり、トリミングを行うときの作業が簡便化される。そのため、作業時間の短縮化を図ることができる。しかも、一対の電極ローラを用いることにより、抵抗値の測定がスムーズに行い得、調整作業を効率的に進めることができる。
【0066】
なお、上記の抵抗値調整においては、電極ローラ50を用いずに、所定のプローブによって各基板個片28の抵抗値を測定しながら、トリミング作業を行ってもよい。また、上記の抵抗値の調整は、基板個片群40ではなく、焼成後の中間基板材22の状態のまま実施されてもよい。
【0067】
次に、上記基板個片群40を、各基板個片28に分割する工程に進む。すなわち、焼成炉42において焼成された基板個片群40は、その後移動され、図11に示すように、直径が異なり、かつ上下に配された一対の分割ローラ55,56によって基板個片群40がそれぞれチップ型抵抗器の最終的な形である基板個片28ごとに分割される。
【0068】
すなわち、基板個片群40は、一対の分割用ローラ55,56によって上下方向から押圧される。この場合、下方の分割用ローラ56の径が上方の分割用ローラ55の径より小のため、基板個片群40は、両端が下方に折れ曲がるように反り、CBスリット39に沿って分割される(図11(b) 参照)。
【0069】
このように、基板個片群40は、その表面に形成されたCBスリット39に沿って分割されるので、その分割がスムーズに行い得る。また、CBスリット39の深さは、比較的深く形成されているので、不適切な切れ目や裂け目を形成することなく分割され、これにより、不良品の発生を抑制することができる。
【0070】
なお、基板個片群40を基板個片28ごとに分割する方法としては、図12に示すように、カッタ58を用いてもよい。すなわち、基板個片群40および両面テープは、上下方向に移動自在なカッタ58により幅方向に沿って切断され、基板個片28にされる。
【0071】
また、上述したように、上記製造方法によれば、グリーンシート18の厚みを変更するには、ドクターブレード13の配置を変更することにより可能である。また、中間基板材25の幅を変更するには、複数の回転スリッタ24の配置を変更することにより可能である。さらに、基板個片28の短手方向における長さを変更するには、カッタ38によるCBスリット39の形成位置を変更することにより可能である。したがって、基板個片28の厚み、幅、および短手方向の長さをそれぞれ任意の長さに自在に調整することができる。そのため、基板個片28のサイズを変更して作製する場合に、たとえば金型工法等を用いて基板個片28を作製する場合に比べて、容易にかつ即座に対応することができる。
【0072】
基板個片28ごとに分割されれば、抵抗被膜72の上面を覆うように、それを保護するための保護用コート層73が形成される(図15参照)。エキスパンドテープ44上に担持されたまま基板個片28上に保護用コート層73を形成するには、保護用コート層73の材質として、たとえばUV硬化樹脂が適当とされる。その後、基板個片28は、エキスパンドテープ44から剥がし取られ、基板個片28ごとに、めっき処理および洗浄処理がされた後、その表面に標印が行われ、テーピング等されて製品として梱包される。
【0073】
なお、上記実施形態において、中間基板材25の側面25cおよび下面25bに対して電極を印刷するには、上記のようにインクジェット方式による印刷装置を用いる他に、図13に示すように、複数の印刷用ローラを用いるようにしてもよい。
【0074】
すなわち、電極を印刷するための構成として、中間基板材25の側面25cに対して電極を印刷するための第1印刷用ローラ61および第2印刷用ローラ62がそれぞれ設けられている。両印刷用ローラ61,62は、その周面61a,62aが中間基板材25の両側面25cを挟み込みながら横方向に回転するようにそれぞれ配置されている。
【0075】
また、両印刷用ローラ61,62の下流側には、中間基板材25の下面25bに電極を印刷するための第3印刷ローラ63が設けられている。この第3印刷ローラ63は、その周面63aが中間基板材25の下面25bに沿いながら縦方向に回転するように配置されている。
【0076】
以上の構成により、中間基板材25は搬送されながら、その側面25cが第1および第2印刷用ローラ61,62の周面61a,62aと当接され、図14に示すように、電極Ecが中間基板材25の長手方向に沿って連続して印刷される。また、中間基板材25は、下面25bが第3印刷ローラ63の周面63aと当接され、電極Ebが中間基板材25の長手方向に沿って連続して印刷される。
【0077】
上記のように、中間基板材25の側面25cおよび下面25bには、印刷用ローラ61〜63によって電極Eb,Ecが印刷されるが、電極Eb,Ecは、中間基板材25の長手方向に連続して印刷されるため、抵抗値の調整をする際には、基板個片28ごとに分割した後で、行うことが望ましい。
【0078】
もちろん、この発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではない。たとえば、上記実施形態では、チップ型抵抗器の製造方法について説明したが、チップ型抵抗器に限らず、積層セラミックコンデンサやタンタルコンデンサ等に上記製造方法を適用するようにしてもよい。また、各工程におけるチップ型抵抗器の製造方法は、上述した方法に限るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るチップ型抵抗器の製造方法を説明するための図である。
【図2】チップ型抵抗器の製造方法を説明するための図である。
【図3】チップ型抵抗器の製造方法を説明するための図である。
【図4】グリーンシートの要部平面図である。
【図5】チップ型抵抗器の製造方法を説明するための図である。
【図6】中間基板材の要部平面図である。
【図7】チップ型抵抗器の製造方法を説明するための図である。
【図8】中間基板材の要部斜視図である。
【図9】チップ型抵抗器の製造方法を説明するための図である。
【図10】チップ型抵抗器の製造方法を説明するための図である。
【図11】チップ型抵抗器の製造方法を説明するための図である。
【図12】チップ型抵抗器の製造方法を説明するための図である。
【図13】チップ型抵抗器の断面図である。
【図14】チップ型抵抗器の他の製造方法を説明するための図である。
【図15】他のチップ型抵抗器の断面図である。
【図16】集合基板の平面図である。
【図17】図16に示す集合基板の詳細平面図である。
【図18】印刷用マスクの概略平面図である。
【図19】集合基板の縦断面図である。
【符号の説明】
18 グリーンシート
20 エージング炉
22 電極印刷用マスク
23 抵抗体印刷用マスク
25 中間基板材
28 基板個片
31 第1印刷装置
32 第2印刷装置
33 第3印刷装置
42 焼成炉

Claims (4)

  1. 長手状に延びるグリーンシートを連続的に形成する工程と、
    このグリーンシートを所定時間の間、エージングする工程と、
    エージングを行った上記グリーンシートの上面に対して、複数の電極および抵抗体をマトリクス状に印刷する工程と、
    上記電極および抵抗体が印刷されたグリーンシートをチップ型抵抗器の幅に対応した所定幅ごとに切断し、上記グリーンシートの長手方向に延びる細幅帯状の中間基板材を形成する工程と、
    上記中間基板材の側面および下面に対して電極を印刷する工程と、
    上記中間基板材に対して、その長手方向と直交する方向に、基板個片に分割するためのスリットを形成する工程と、
    上記中間基板材、それに印刷された電極および抵抗体を同時に焼成する工程と、
    上記中間基板材の状態のまま、上記基板個片に対して抵抗値調整を行う工程と、
    上記中間基板材を上記スリットに沿って分割し、上記基板個片を形成する工程とを含むことを特徴とする、チップ型抵抗器の製造方法。
  2. 上記グリーンシートの上面に対して、電極および抵抗体を印刷する工程では、
    上記グリーンシートの所定領域に、電極パターンに応じた開口を有する電極印刷用マスクを載置し、この電極印刷用マスクの上記開口を介して電極ペーストを塗布することにより、電極を印刷し、抵抗体パターンに応じた開口を有する抵抗体印刷用マスクを載置し、この抵抗体印刷用マスクの上記開口を介して抵抗体ペーストを塗布することにより、抵抗体を印刷する、請求項1に記載のチップ型抵抗器の製造方法。
  3. 上記グリーンシートを切断して細幅帯状の上記中間基板材を形成する工程では、
    略直方体形状に分割される上記基板個片が短手方向に連なり、かつその両端面が露出するように、上記グリーンシートを切断する、請求項1または2に記載のチップ型抵抗器の製造方法。
  4. 上記中間基板材の側面および下面に対して電極を印刷する工程では、
    上記中間基板材を長手方向に送りながら、電極を印刷するための印刷装置が、上記中間基板材の側面および下面に対して、所定の粘度とされたインクを噴射することにより、上記中間基板材に電極が印刷される、請求項1ないし3のいずれかに記載のチップ型抵抗器の製造方法。
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