JPS63317304A - グリ−ンシ−トの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はグリーンシートの製造方法、更に詳しくは積
層コンデンサ等の誘電体を形成するために用いるセラミ
ックの焼成前のシートを必要な形状にカットするための
製造方法に関づるものである。

〈従来の技術と問題点〉 例えば、積層コンデンサは第５図に示すように、セラミ
ックを用いた誘電体シート１に電極２を印刷し、このシ
ート１を複数枚′ｖ４層した構造になっており、約２誘
電体シート１は、セラミック粉とバインダーの混合材料
を押出し又はドクターブレードで帯状に成形してグリー
ンシートを形成し、焼成前のこのグリーンシートから所
定の形状に切り出されたシートを用いて形成される。

従来、長いグリーンシートから所定形状のシートを切り
出すには、第６図に示すように、プレス別３を用い、グ
リーンシート八を下金型４上へ間欠的に供給し、上金型
５と下金型４でグリーンシートＡを所定の形状及び寸法
に打抜くことにより形成していた。

ところで、プレス別を用いてシートを打抜く加工方法は
、グリーンシートに余剰部分が生じ、材料歩留が悪く不
経消であると共に、上金型と下金型はクリアランスのな
い寸法精度が要求され、メンテナンスに手間がかかり、
打抜き形状の変化ごとに専用の金型を用意しな（プれば
ならず、設備のコストが高くつく。

また、金型による打扱きは複雑な形状の打抜きが困難で
あり、特に鋭角を有する三角形の如き形状の打抜きは不
可能であり、打抜き形状に制限がある。

更に、グリーンシートを間欠的に送りながら、打抜くた
め加工能率が悪いという問題がある。

〈発明の目的〉 この発明は上記のような問題を解決するためになされた
ものであり、材料歩留が向上し、簡単な構造の設備で複
雑な形状の切所加■が行なえるグリーンシートの製造方
法を提供することを目的とげる。

〈問題点を解決するための手段〉 上記のような問題点を解決するため、この発明は所定厚
みの帯状に形成されたグリーンシートを受台で支持し、
このグリーンシートを上部からカッター刃によって所定
の形状に切断するように構成したものである。

〈作用〉 帯状に形成されたグリーンシートを長手方向に移動させ
て受台上に供給し、この受台の直上に配置したカッター
刃によって所定の形状に切断する。

〈実施例〉 以下、この発明の実施例を添付図面の第１図ないし第４
図にもとづいて説明する。

第１図と第２図はカッター刃にロータリーカッターを用
いた第１の例を示しており、同図において樹脂シート上
に帯状に形成されたグリーンシートＡを長手方向に沿っ
て移動させる搬送ラインの途中に、グリーンシートＡを
支持する受台１１と、この受台１１の直上に位置するロ
ータリーカッター１２と、前記受台１１のグリーンシー
ト進入側の位置に上下一対のスリッター刃１３とが各々
配置されている。

上記グリーンシートＡは切断仕上り要求幅よりも少し広
幅に形成され、上下一対のスリッター刃１３は、このグ
リーンシートＡの両側を耳切りＢして所定の要求幅に仕
上げると共に、図示の場合、要求幅のグリーンシートを
同時に複数条の１１１幅に切断するようにしている。

前記ロータリーカッター１２は、受台１１上を移動する
グリーンシート八と等しい周速で回転するドラム１４の
外周にカット刃１５を突設して構成され、受台１１上を
通過するグリーンシートＡを回転によるカッター刃１５
の切込みにより、幅方向に沿って切断すると共に、カッ
ター刃１５の突設ピッチに等しい間隔で切断を行ない、
所定大きさのカット済グリーンシートＡを連続的に切出
すものである。

上記のロータリーカッター１２におけるドラム１４はカ
ット流グリーンシートＡが付着しないよう内部を中空と
して周壁に多数の空気孔１６を設け、加圧空気供給管１
７で軸心の部分からドラム１４内に供給した加圧空気を
空気孔１６から噴出し、カット済グリーンシートＡ１を
強制剥離させるようにしている。

また、カット流グリーンシートＡの付着状況によっては
、ドラム１４に対し、グリーンシートへの移動方向前方
の位置に、持上り防止用のガイドブレート１８を配置す
るようにしてもよい。

この発明の第１の例は、上記のような切断ｎ構を用いて
実施するものであり、帯状に形成されたグリーンシート
Ａは、先ずスリッター刃１３によって両側が耳切りＢさ
れ、同時に複数の１１１幅に切断される。

次にグリーンシートＡは、受台１１上において、回転す
るロータリーカッター１２のカット刃１５て幅方向に沿
って切断され、グリーンシートＡの長手方向の寸法切り
によって所定大きさのカッミル済グリーンシートＡｔｆ
ｉ！続的に切出される。

なお、カット流グリーンシートＡの仕上り形状は、ドラ
ム１４の外周に設けたカット刃１５のパターンを選ぶこ
とによって自由に選択でき、図示のような矩形だけでな
く、三角形のような鋭角のある形状も支障なく切出すこ
とができる。

次に、第３図に示す第２の例はカッター刃にプレート状
のカッター刃２）を用い、このカッター刃２）を受台１
１上に昇降自在となるよう配置し、受台１１上へ一定ス
トロークで間欠的に送り込んだグリーンシートＡを上記
カッター刃２）によって切断するものである。

また、第４図に示す第３の例は、カッター刃に細いワイ
ヤー２２を用い、前記第２の例と同様受台１１上に昇降
自在となるよう配置し、グリーンシー１−　Ａを所定寸
法に切断するものである。

〈効果〉 以上のように、この発明によると上記のような構成であ
るので、以下に示す効果がある。

ｍ　　受台上に供給されたグリーンシートをこの受台上
に配置したカッター刃によって切断するようにしたので
、長いグリーンシートから必要な形状のシートを切り出
づのに切断ロスの発生が少なくなり、材料の歩留を向上
させることができる。

（Ｉｌｌ　　カッター刃は上部から切断するものだけで
良くなり、刃物は寸法精度が要求されず、メンテナンス
が容易となる。

ｆｌｌｌｌ　　切断形状や大きさの変化に対してカッタ
ー刃のみを変えればよく、切断条件の変更に対して経済
的に対応できる。

■　グリーンシートに対して上部のカッター刃で切断す
るので、複雑な形状の切断も簡単に行なえ、特に鋭角を
有する三角形等の切断も精度よく行なえる。

Ｍ　カッター刃にドラムカッターを採用すると、グリー
ンシートを連続的に移動させながら切断でき、切断能率
の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係るグリーンシートの製造方法を
示す第１の例の斜視図、第２図は同上の！ｉｔ！Ｉｉ側
面図、第３図と第４図は上記におけるカッター刃の異な
った例を示す縦断面図、第５図は積層コンデンサの説明
図、第６図は従来の製造方法を示す斜視図である。 １１・・・受台　　　　　　　１２・・・ロータリーカ
ッター１３・・・スリッター刃　　　１４・・・ドラム
１５・・・カット刃　　　　　２）・・・カッター刃２
２・・・ワイヤー 出願人代理人　　弁理士　　和　１）昭第２図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定厚みの帯状に形成されたグリーンシートを受
   台で支持し、このグリーンシートを上部からカッター刃
   によって所定の形状に切断することを特徴とするグリー
   ンシートの製造方法。
2. （２）回転ドラムの外周に刃を設けて形成したカッター
   刃を用いてグリーンシートを連続的に切断する特許請求
   の範囲第１項に記載のグリーンシートの製造方法。
3. （３）グリーンシートに対して昇降自在となるよう配置
   したプレート状のカッター刃を用い、グリーンシートを
   間欠的に切断する特許請求の範囲第１項に記載のグリー
   ンシートの製造方法。
4. （４）グリーンシートに対して昇降自在となるよう配置
   した線状のカッター刃を用い、グリーンシートを間欠的
   に切断する特許請求の範囲第１項に記載のグリーンシー
   トの製造方法。