JPH0123623Y2 - - Google Patents

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JPH0123623Y2
JPH0123623Y2 JP1984090896U JP9089684U JPH0123623Y2 JP H0123623 Y2 JPH0123623 Y2 JP H0123623Y2 JP 1984090896 U JP1984090896 U JP 1984090896U JP 9089684 U JP9089684 U JP 9089684U JP H0123623 Y2 JPH0123623 Y2 JP H0123623Y2
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JP
Japan
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die
punch
outer shape
dies
punching
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JP1984090896U
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JPS619129U (ja
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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、変圧器や電動機等に用いられる積層
鉄心を製造するための順送り金型に関する。
(従来技術) 一般に、前記のような積層鉄心の材料となる帯
状の圧延鋼板は板厚が均一でなく、この圧延鋼板
を打ち抜いて積層させると、積層鉄板相互の厚さ
の分布の傾向が等しくなくなるので、積層鉄心の
片側に板厚の誤差が累積される問題がある。
これを避けるため、従来適当枚数毎に所定角度
ずつ回動させて積層するようにした金型装置が提
案されている(特開昭56−129557号公報、特開昭
57−62822号公報等参照)。この金型装置は、打抜
き内部に積層させる下型のダイを垂直軸の周りで
回動させるようにしたものである。すなわち、鉄
心板の外形打抜きステーシヨンの下型ダイを所定
枚数毎に例えば180゜ずつ回動させ、板厚の偏差を
なくして積層するものであり、これにより製品厚
が均一化される。
しかし、通常は上型の外形打抜きパンチによる
プレス打抜きが、毎分300〜500ストロークという
高速で行なわれており、このような状況下で上記
下型を回動操作することは安全上問題があり打抜
きを中断させるか、打抜きストロークを遅くする
ことが必要となる。そのために生産性が低下し、
実用的でないという問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記のような従来の問題を解決する
ためになされたもので、その目的は、金型の高速
運転を損わず、また金型の大きさすなわち長手方
向長さ及びステージ数を変えずに積層板厚の分布
の均一な鉄心を製造し得る順送り金型を提供する
ことにある。
(考案の要旨) 本考案は、上型側に取着された一つの外形打抜
きパンチと、下型側に取着され前記外形打抜きパ
ンチと協動して帯板状鉄心材料から鉄心板を打抜
くと共に、この打抜かれた鉄心板が製品に必要な
枚数分だけ順次積層されて抜落とされるまで保持
しうる複数のダイを有し、前記複数のダイは間欠
送りされる帯板状鉄心材料の走行通路下の打抜き
位置すなわち外形打抜きパンチの直下位置を横切
る方向に直列状に配備され、このダイには当該ダ
イのいずれか一つを前記打抜き位置に他のダイを
打抜き位置から離れた位置に配備させると共に、
前記外形打抜きパンチで製品に必要な枚数の一部
鉄心板が所定枚数打抜きかれた後で次に同形の鉄
心板の打抜きが開始される間に前記位置を交替さ
せるようダイを順次間欠的に往復移動させる往復
駆動装置が設けられ、更にダイには前記他のダイ
が打抜き位置から離れた位置に移動されている間
に当該ダイ及びこれに保持された鉄心板を垂直軸
心の周りで所定角度回転させる回転装置が設けら
れた積層鉄心製造用順送り金型である。
(実施例) 以下、第1〜第5図に示す一実施例に基づいて
本考案を説明する。
本考案による積層鉄心製造用順送り金型は、従
来と同様、上型1と下型2とを備え、上型1は、
当該上型1と前記下型2の間で第1図の矢印のよ
うに長手方向に給送される帯板状鉄心材料Aに対
し、予め重合固着用の切起しa(第4図)を形成
する複数の切起しパンチ3と、前記材料Aより鉄
心板4を打抜く外形打抜きパンチ5とを有してい
る。なお、上型パンチ1は前記切起しパンチ3の
他に、前記材料Aに対して透孔b等を予め形成す
るための打抜きパンチ6等も有している。
一方、前記下型1は、前記切起しパンチ3等に
対応する切起しダイ7を有している他に、本考案
に従い前記外形打抜きパンチ5に対応する複数
(例えば2個)のダイ8を所有している。ダイ8
内には鉄心板4が積層される。各ダイ8は、本実
施例では、前記板状鉄心材料の送り方向と直角な
方向に沿つて、互いに隣接するように配置されて
いる。
また、前記ダイ8には、当該ダイ8を前記外形
打抜きパンチ5に噛み合う位置(外形打抜きパン
チ5の直下位置)と、前記外形打抜きパンチ5よ
り完全に外れる位置との間で間欠的に移動させる
往復駆動装置9が(第3図)が設けられていると
ともに、前記各ダイ8が前記外形打抜きパンチ5
より完全に外れる位置にある間に、当該各ダイ8
を垂直軸心の周りで所定角度回転させる回動装置
10が設けられている。
前記往復駆動装置9は例えば流体シリンダから
なり、前記各ダイ8を前記材料Aの給送方向と直
角の方向に沿つて往復移動させる。すなわち、第
1のダイ8が外形打抜きパンチ5の直下位置にあ
る間に第2の(他の)ダイ8を外形打抜きパンチ
5より完全に外れる位置に移動させ、第1のダイ
8内に所定枚数(例えば1枚から複数枚)の鉄心
板4が積層された後、この第1のダイ8を外形打
抜きパンチ5の直下位置から移動させるととも
に、他の(第2の)ダイ8を外形打抜きパンチ5
の直下へ移動させる。以下、このような動作を繰
り返すもので、ダイ8が3個以上ある場合でも、
各ダイ8を外形打抜きパンチ5の直下へ順次移動
させ、一巡した後に再び最初のダイ8を外形打抜
パンチ5の直下へ移動させて、各ダイ8内に所定
枚数の鉄心板4が積層されるまで同様の動作を繰
り返すものである。
次に前記回動装置10は本実施例ではダイ8の
周囲に設けられたウオームホイール11と、該ウ
オームホイール11に噛み合うよう下型2内に軸
支されたウオーム12と、該ウオーム12を回動
させるサーボモータ13とを備えている。回動装
置10は、前記ダイ8が前記外形打抜きパンチ5
と噛み合わない完全に外れた位置にある間に、前
記したように垂直軸心の周りで所定角度(例えば
60゜,90゜,180゜)所定方向に回転させる役目をす
る。
なお、回動装置10の他の実施例として、ウオ
ームホイール11およびウオーム12の代りに複
数のプーリーとタイミングベルトを用いる構成に
換えることもできる。
また、前記往復駆動装置9の他の実施例とし
て、チエーンによる駆動機構、上型1に設けたカ
ムと連動する機構、切換弁を含む制御装置等を用
いるものに置換することもできる。その他、図示
していないが、往復駆動装置9には、ダイ8の位
置を決めるため位置決めピン等が設けられている
ことは勿論である。
上記のように構成された本考案の金型の動作を
説明すると、第1図の矢印のように材料Aが上型
1と下型2の間に給送される。材料Aは、上型1
の各種パンチ3,6により切起し工程等で予め切
起しaや透孔b等を形成され、次いで最終工程で
外形打抜きパンチ5と最初のダイ8により鉄心板
4を打ち抜かれる。鉄心板4は、外形打抜きパン
チ5の直下の最初のダイ8内に順次積層される。
このダイ8内に所定枚数の鉄心板4が積層される
と、このダイ8は往復駆動装置9により外形打抜
きパンチ5から完全に外れる位置へ移動される。
そして、その位置で回動装置10により垂直軸心
の周りで所定角度回転される。外形打抜きパンチ
5の直下には、次のダイ8が移動されており、鉄
心板4を積層させる同様の動作が順次繰り返され
る。全てのダイ8内に同数の鉄心板4が溜まる
と、最初のダイ8が再び外形打抜きパンチ5の直
下へ戻され、鉄心板4が所定枚数に達するまで同
様の動作が繰り返される。
最終的に、各ダイ8内には、所定枚数毎に所定
角度ずつ回動された鉄心板4が積層され、板厚偏
差の極めて少ない鉄心製品が得られる。なお、前
記回動装置10を動作させている間に前記外形打
抜きパンチ5を減速ないし停止させる必要はな
く、また往復駆動装置9を作動させる間にも外形
打抜きパンチ5の動作には影響を及ぼすことがな
い。したがつて、外形打抜きパンチ5の高速運転
を継続することができる。それゆえ、金型の遊休
時間が発生せず、金型の大きさを変える必要もな
い。
(考案の効果) 以上説明してきたように本考案によると、複数
の下型ダイを用意し、これらのダイを順に上型の
外形打抜きパンチと対応する位置に移動させると
ともに、外形打抜きパンチの直下以外にあるダイ
を垂直軸心の周りで所定角度回動させる構成とし
たので、上型の高速運転を妨げることなく積層板
厚の分布の均一な鉄心製品を製造することができ
る順送り金型が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による金型の一部を破断した
全体正面図、第2図は第1図の−線断面図、
第3図は第2図の−線断面図、第4図は積層
鉄心板の一例の平面図、第5図は第4図の正面図
である。 符号の説明、A……材料、1……上型、2……
下型、4……鉄心板、5……外形打抜きパンチ、
8……ダイ、9……往復駆動装置、10……回動
装置、11……ウオームホイール、12……ウオ
ーム、13……サーボモータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型側に取着された一つの外形打抜きパンチ
    と、下型側に取着され前記外形打抜きパンチと協
    動して帯板状鉄心材料から鉄心板を打抜くと共
    に、この打抜かれた鉄心板が製品に必要な枚数分
    だけ順次積層されて抜落とされるまで保持しうる
    複数のダイを有し、前記複数のダイは間欠送りさ
    れる帯板状鉄心材料の走行通路下の打抜き位置す
    なわち外形打抜きパンチの直下位置を横切る方向
    に直列状に配備され、このダイには当該ダイのい
    ずれか一つを前記打抜き位置に他のダイを打抜き
    位置から離れた位置に配備させると共に、前記外
    形打抜きパンチで製品に必要な枚数の一部鉄心板
    が所定枚数打抜きかれた後で次に同形の鉄心板の
    打抜きが開始される間に前記位置を交替させるよ
    うダイを順次間欠的に往復移動させる往復駆動装
    置が設けられ、更にダイには前記他のダイが打抜
    き位置から離れた位置に移動されている間に当該
    ダイ及びこれに保持された鉄心板を垂直軸心の周
    りで所定角度回転させる回転装置が設けられてい
    ることを特徴とした積層鉄心製造用順送り金型。
JP9089684U 1984-06-20 1984-06-20 積層鉄心製造用順送り金型 Granted JPS619129U (ja)

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JP9089684U JPS619129U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 積層鉄心製造用順送り金型

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JP9089684U JPS619129U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 積層鉄心製造用順送り金型

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JPS619129U JPS619129U (ja) 1986-01-20
JPH0123623Y2 true JPH0123623Y2 (ja) 1989-07-19

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JP9089684U Granted JPS619129U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 積層鉄心製造用順送り金型

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JPH0614019Y2 (ja) * 1987-07-27 1994-04-13 日野自動車工業株式会社 パティキュレ−トフィルタ装置
JPH01134715U (ja) * 1988-03-09 1989-09-14
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CN105903808A (zh) * 2016-06-16 2016-08-31 嘉兴亨泰金属制品有限公司 一种五金件夹紧开孔模具

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JPS619129U (ja) 1986-01-20

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