JP4701936B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム - Google Patents

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    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Description

本発明は、消費電力の制御を行うことが可能な情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラムに関する。
従来から、例えばノート型のパーソナルコンピュータ(以下、ノート型パソコンという。)等のポータブルコンピュータにおいて、消費電力が一定値(閾値)を越えた場合に当該ポータブルコンピュータのパフォーマンスを制限して消費電力を抑えることで、当該消費電力が当該ポータブルコンピュータ用に定められたACアダプタの定格電力容量を超えないような電力制御を行う技術が存在する。例えば、下記特許文献1においては、情報処理装置内の所定の電送路を流れる電流を検出して、当該電流が、当該情報処理装置の電源装置(ACアダプタ及びバッテリ)の定格電力容量に基づいて予め設定された制限レベル(閾値)を超えた場合に、CPU(Central Processing Unit)を間欠的に駆動させてクロック周波数を低下させる、いわゆるスロットル制御を行うことで、情報処理装置の省電力制御を行っている。
特開2004−133646号公報(段落[0009]、図3等)
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、電力制御を開始する閾値は、電源装置としてのACアダプタとバッテリにそれぞれ1つずつの値しか設定することができない。従って、定格電力容量の異なる複数のACアダプタに対して、それぞれ最適な閾値を設定することはできなかった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ACアダプタの定格電力容量に応じて最適な消費電力制御を行うことが可能な情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラムを提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明の主たる観点に係る情報処理装置は、情報処理装置に電源を供給可能なACアダプタの定格電力容量を識別するACアダプタ容量識別情報を記憶する記憶手段と、前記記憶されたACアダプタ容量識別情報を出力する第1の出力手段と、前記出力されたACアダプタ容量識別情報を基に、当該情報処理装置の消費電力の制御を開始する閾値を設定する設定手段と、前記消費電力を検出する検出手段と、前記検出された消費電力が前記設定された閾値を越えた場合に当該消費電力が当該閾値以下となるように制御する制御手段とを具備する。
ここで上記情報処理装置とは、例えばノート型のパーソナルコンピュータ等のポータブルコンピュータである。また上記定格電力容量とは、例えば35W、64W、90W、120W等、情報処理装置のスペックや仕様に応じて定められた電力容量をいう。また上記閾値は当該各定格電力容量に応じて2つ以上設定することが可能である。
この構成によれば、上記記憶されたACアダプタ識別情報を基に、各ACアダプタの上記定格電力容量に応じて上記消費電力制御の閾値を変更することができる。従って、例えば定格電力容量が小さいACアダプタに対しては当該小さい定格電力容量に応じた低い閾値を設定して確実に消費電力制御を行うことで、情報処理装置のパフォーマンスを抑えてACアダプタの軽量化及び製造コストダウンを図ることができ、定格電力容量が大きいACアダプタに対しては当該大きい定格電力容量に応じた高い閾値を設定して当該情報処理装置のパフォーマンスを最大限に発揮させることが可能となる。より具体的には、例えば、定格電力容量が35WのACアダプタは64WのACアダプタに比べて容量及び重量を33%程度小さく抑えることができ、また価格も30%程安く抑えることができる。一方、64WのACアダプタを使用してバッテリに充電する場合、4.0時間程度で充電を完了することができ、35WのACアダプタを使用する場合(6.0時間)に比べて充電時間を節約することができる。すなわち、情報処理装置の既存のハードウェアに変更を加えることなく、ユーザにニーズに合わせたACアダプタを提供することが可能となる。
本発明の一の形態によれば、上記情報処理装置は、充電可能なバッテリを更に具備し、前記制御手段は、前記バッテリへの充電電力を低下させるように制御する第1の制御手段と、当該情報処理装置のクロック周波数を低下させるように制御する第2の制御手段とを有していてもよい。これにより、上記第1の制御手段と第2の制御手段を併用することで、より確実に消費電力制御を行うことが可能となる。
本発明の一の形態によれば、上記情報処理装置において、前記設定手段は、前記第1の制御手段で用いる第1の閾値と、前記第2の制御手段で用いる第2の閾値とをそれぞれ設定可能であってもかまわない。これにより上記第1の閾値と第2の閾値とを異なる値に設定することで、情報処理装置の状態に応じていずれかの制御を優先して行うことが可能となる。
本発明の一の形態によれば、上記情報処理装置において、前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも高く設定されてもよい。これにより、情報処理装置の消費電力が上がってくると、上記第1の制御手段による消費電力制御が先に開始され、当該第1の制御手段によっては消費電力を抑えきれなくなった場合に上記第2の制御手段による消費電力制御が開始される。これにより、消費電力が上記第1の閾値から第2の閾値の間の値を取っている場合には上記第1の制御手段のみを行なわせることで、第2の制御手段の制御処理負荷を最低限に抑えることが可能となる。
本発明の一の形態によれば、上記情報処理装置は、当該情報処理装置が前記バッテリと前記ACアダプタのうち何れから電源を供給されているかを識別する電源識別情報を出力する第2の出力手段を更に具備し、前記設定手段は、前記出力されたACアダプタ容量識別情報及び電源識別情報を基に前記第1の閾値及び前記第2の閾値を設定するようにしても構わない。これにより、例えば、情報処理装置がバッテリから電源を供給されている場合には、ACアダプタから電源を供給されている場合に比べて上記閾値を低く設定して情報処理装置の駆動時間を極力長くさせる、といったように、電源の供給元に応じて最適な閾値を設定して適切に消費電力制御を行うことが可能となる。また、電源供給元がACアダプタからバッテリへ切り替わった場合でも、上記第2の出力手段がその切り替わりを監視して電源識別情報を出力することで、閾値を変更することが可能となる。
本発明の一の形態によれば、上記情報処理装置において、前記設定手段は、前記第2の出力手段により当該情報処理装置が前記ACアダプタから電源を供給されていることを識別する電源識別情報が出力された場合に前記第1の閾値及び前記第2の閾値をそれぞれ設定し、前記第2の出力手段により当該情報処理装置が前記バッテリから電源を供給されていることを識別する電源識別情報が出力された場合に前記第2の閾値のみを設定するようにしてもよい。これにより、情報処理装置がACアダプタから電源を供給されている場合には、上記第1の制御手段及び第2の制御手段を併用して消費電力制御を行い、バッテリから電源を供給されている場合には、バッテリへの充電は不可能であり第1の制御手段は行うことができないため、第1の閾値は設定しないが、その場合でも上記第2の閾値のみを設定することで第2の制御手段による消費電力制御を行うことが可能となる。
本発明の一の形態によれば、上記情報処理装置において、当該情報処理装置が、当該情報処理装置に所定の機能を拡張するための拡張ユニットと接続されているか否かを示す拡張ユニット接続情報を出力する第3の出力手段を更に具備し、前記設定手段は、前記出力されたACアダプタ容量識別情報及び拡張ユニット接続情報を基に前記第1の閾値及び前記第2の閾値を設定するようにしてもよい。
ここで上記拡張ユニットとは、いわゆるドッキングステーションやポートリプリケータであり、上記所定の機能とは、ドッキングステーションの場合、FD(フロッピー(登録商標)ディスク)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)等のメディアの記録再生機能(ドライブ)、PCIバス、AGPバス等の外部接続機能(拡張スロット)、シリアルポート、パラレルポート、USBポート、外部ディスプレイ出力コネクタ等の外部接続機能(外部接続端子)等をいい、ポートリプリケータの場合、上記ドッキングステーションの各機能のうち上記外部接続機能のみをいう。これにより、ACアダプタのみならず拡張ユニットの接続状況に応じて最適な閾値を設定して適切な消費電力制御を行うことが可能となる。
上記情報処理装置において、前記設定手段は、前記第3の出力手段により前記拡張ユニットが接続されていることを示す拡張ユニット接続情報が出力された場合に設定される前記第1の閾値及び前記第2の閾値を、前記第3の出力手段により当該拡張ユニットが接続されていないことを示す拡張ユニット接続情報が出力された場合に設定される前記第1の閾値及び前記第2の閾値よりも高く設定するようにしても構わない。
上記拡張ユニットが情報処理装置に接続されている場合には、消費電力も高くなり、比較的電力容量の高いACアダプタが用いられるため、当該拡張ユニット接続状況も監視して、例えば拡張ユニットの接続時には非接続時よりも上記閾値を高く設定したりすることで、最適な消費電力制御を行うことが可能となる。例えば、拡張ユニット接続時には64W、非接続時には35Wというように閾値が設定される。
本発明の一の形態によれば、上記情報処理装置において、前記記憶手段は、前記ACアダプタ容量識別情報を、当該情報処理装置を識別する装置識別情報の一部として記憶する不揮発性の記憶装置を有し、前記第1の出力手段は、前記不揮発性の記憶装置から前記装置識別情報を読み出す手段と、前記読み出された識別情報から前記ACアダプタ識別情報を抽出する手段とを有していてもよい。
ここで不揮発性の記憶装置とは、例えばROMである。上記ACアダプタ識別情報は、例えば情報処理装置の工場出荷時に、従来から存在する装置識別情報を示す数十ビットのデータのうちの1ビット又は複数ビットを利用して書き込まれる。より具体的には、例えば日本仕向けの情報処理装置の装置識別情報中の1ビットを、35WのACアダプタを使用することを示す「1」とし、海外仕向けの情報処理装置の装置識別情報中の対応する1ビットを、35Wよりも大きい(例えば64W)ACアダプタを使用することを示す「0」とする。また2ビット以上をACアダプタ識別情報として利用すれば、3種類以上のACアダプタを識別することも可能となる。これにより、従来から情報処理装置内の不揮発性の記憶装置に記憶されている装置識別情報の一部をACアダプタ容量識別情報として利用することで、専用のデータ領域やソフトウェア等を設けるためのコストや手間を要することなく容易にACアダプタの定格容量を識別してそれに応じた最適な閾値を設定することが可能となる。
本発明の他の観点に係る情報処理方法は、情報処理装置に電源を供給可能なACアダプタの定格電力容量を識別するACアダプタ容量識別情報を記憶するステップと、前記記憶されたACアダプタ容量識別情報を出力するステップと、前記出力されたACアダプタ容量識別情報を基に、当該情報処理装置の消費電力の制御を開始する閾値を設定するステップと、前記消費電力を検出するステップと、前記検出された消費電力が前記設定された閾値を越えた場合に当該消費電力が当該閾値以下となるように制御するステップとを具備する。
本発明のまた別の観点に係るプログラムは、情報処理装置に、情報処理装置に電源を供給可能なACアダプタの定格電力容量を識別するACアダプタ容量識別情報を記憶するステップと、前記記憶されたACアダプタ容量識別情報を出力するステップと、前記出力されたACアダプタ容量識別情報を基に、当該情報処理装置の消費電力の制御を開始する閾値を設定するステップと、前記消費電力を検出するステップと、前記検出された消費電力が前記設定された閾値を越えた場合に当該消費電力が当該閾値以下となるように制御するステップとを実行させるためのものである。
以上のように、本発明によれば、ACアダプタの定格電力容量に応じて最適な消費電力制御を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるノート型パソコン1の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態におけるノート型パソコン1において、CPU11は、例えば、インテル(Intel)社製のペンティアム(登録商標)プロセッサ等で構成され、フロントサイドバス(FSB)54に接続されている。FSB54には、更に、ノースブリッジ14が接続されており、当該ノースブリッジ14は、AGP(Accelerated Graphics Port)55を有しているとともに、ハブインターフェース53に接続されている。
ノースブリッジ14は、CPU11及びRAM(Random Access Memory)13(いわゆる、メインメモリ)等を制御する。更に、ノースブリッジ14は、AGP55を介して、ビデオコントローラ16を制御する。当該ビデオコントローラ16は、LCD(Liquid Crystal Display)17またはVGA(Video Graphics Array)方式のディスプレイ(以下、VGA18と記述する)をコントロールする。
ビデオコントローラ16は、CPU11から供給されるデータ(イメージデータまたはテキストデータ等)を受信して、受信したデータに対応するイメージデータを生成するか、または、受信したデータをそのまま内蔵するビデオメモリ(図示せず)に記憶する。ビデオコントローラ16は、LCD17またはVGA18に、ビデオメモリに記憶されているイメージデータに対応する画像を表示させる。LCD17またはVGA18は、ビデオコントローラ16から供給されたデータを基に、画像または文字等を表示する。
なお、CPU11は、その内部に、SRAM(Static RAM)等のRAM13と比較して、より高速に一時的な書き込みまたは読み出しを実行できる、CPU11自身が制御するキャッシュを有する。
RAM13は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)で構成され、CPU11が実行するプログラム、またはCPU11の動作に必要なデータを記憶する。具体的には、例えば、RAM13は、起動が完了した時点において、HDD28からロードされたOS(Operating System)やインターネットプログラム等を記憶する。
OSは、例えば、マイクロソフト社のいわゆるウィンドウズ(登録商標)、またはアップルコンピュータ社のいわゆるMac OS(登録商標)等に代表される、コンピュータの基本的な動作を制御するプログラムである。
ノースブリッジ14は、ハブインターフェース53を介して、サウスブリッジ19とも接続されている。サウスブリッジ19は、HDオーディオインターフェース19a、USB(Universal Serial Bus)インターフェース19b、IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェース19c、PCI(Peripheral Component Interconnect)インターフェース19d、LPC(Low Pin Count)インターフェース19e、Etherインターフェース19f、SM(System Management)インターフェース19gの各種インターフェース、及びレジスタ19hを内蔵している。
サウスブリッジ19は、HDオーディオバス56、USBバス57、IDEバス58またはSMバス59に接続されるデバイスの制御等、各種のI/O(Input / Output)を制御する。
HDオーディオバス56には、モデム21、サウンドコントローラ20が接続されている。モデム21は、公衆回線網に接続されており、公衆回線網またはインターネット(いずれも図示せず)を介する通信処理を実行する。サウンドコントローラ20は、マイクロフォン22から音声を取り込み、その音声に対応するデータを生成して、RAM13に出力する。またサウンドコントローラ20は、スピーカ23を駆動して、スピーカ23に音声を出力させる。
サウスブリッジ19のUSBバス57には、USBコネクタ24が接続され、各種USBデバイスが接続可能になされている。またUSBバス57を介して、メモリースティックスロット25ブルートゥース通信部27が接続されている。メモリースティックスロット25には、メモリースティック(商標)26が装着可能とされている。
メモリースティック26は、本願出願人であるソニー株式会社によって開発されたフラッシュカードの一種である。このメモリースティック26は、縦21.5×横50×厚さ2.8[mm]の小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書き換えや消去が可能な不揮発性のメモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。ブルートゥース通信部27は、ブルートゥース規格による通信を行う。
USBインターフェース19bは、USBバス57を介して接続されている外部の装置にデータを送信するとともに、デバイスからデータを受信する。
IDEインターフェース19cは、いわゆるプライマリIDEコントローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのIDEコントローラ、及びコンフィギュレーションレジスタ(Configuration Register)等から構成されている(いずれも図示せず)。
プライマリIDEコントローラには、IDEバス58を介して、HDD28が接続されている。また、セカンダリIDEコントローラには、他のIDEバスに、CD/DVDドライブ29またはHDD(図示せず)等の、いわゆるIDEデバイスが装着されたとき、その装着されたIDEデバイスが電気的に接続される。CD/DVDドライブ29は、装着されたCD(CD−ROM、CD−R/RW等)やDVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R/RW、DVD+R/RW等)の光ディスクに記録されているデータを読み出し、読み出したデータをRAM13に供給する。また、CPU11の処理により生成されたデータを、CD/DVDドライブ29に装着される上記光ディスクに記憶させることも可能である。
Etherコネクタ30は、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続される。Etherインターフェース19fは、Etherコネクタ30に接続されたネットワークにデータを送信するとともに、データを受信する。
LPCバス52には、BIOS(Basic Input Output System)31、I/O(Input / Output)インターフェース32、チップセット41及びコントローラ42が接続されている。
BIOS31は、ノート型パソコン1の基本動作命令を集めたプログラム群であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EEPROM、フラッシュメモリ等に記憶されている。またBIOS31は、OSまたはアプリケーションプログラムと周辺機器との間でデータの受け渡し(入出力)を制御する。またBIOSは、後述する省電力制御の際にも必要なデータの受け渡しを制御する。
I/Oインターフェース32には、パラレル端子33とシリアル端子34とが接続されており、それぞれの端子に接続された機器とのデータの授受を行う。
チップセット41には、コントローラ42が接続されている。コントローラ42には、キーボード46、マウス47といった入力機器、並びに省電力制御部43等が接続されている。チップセット41は、いわゆるスロットリング機能と称される、CPU11の発熱を抑えることを主目的として使用される制御の実行が可能である。具体的には、チップセット41は、CPU11を駆動させたり、させなかったりすることにより、等価的にクロック周波数を下げる(CPU11を間欠的に駆動させ、平均値としてのクロック周波数を下げる制御)を行う。なお、以下、このようなチップセット41の制御をスロットル制御と称する。またチップセット41は、後述するACアダプタ容量識別情報の入出力処理も制御する。
コントローラ42は、マイクロコンピュータとして構成されており、上記キーボード46、マウス47といった入力機器を制御する。更に、本実施形態においては、後述するように、コントローラ42は、チップセット41の上記スロットル制御を利用して、省電力制御部43とともに、ACアダプタ45から供給される電力の制御を行う。また、省電力制御部43は、上記スロットル制御とは別に、ACアダプタ45からバッテリ44へ充電される電力の制御も行う。省電力制御部43の詳細については後述する。
ACアダプタ45は、AC(交流)商用電源を(DC)直流電源に変換してノート型パソコン1のシステム全体に電源を供給する。本実施形態において当該ACアダプタ45は、ノート型パソコン1に応じて、例えば35W、64Wの各定格電力容量を有する2種類のACアダプタ45を適用可能であるものとする。バッテリ44は、当該ACアダプタ45から供給される電力を充電可能となっており、また、当該ACアダプタ45がノート型パソコン1に接続されていない場合に、ACアダプタ45の接続時に充電された電力をノート型パソコン1のシステム全体に供給する。
PCIバス51には、PCカードインターフェース37、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394インターフェース35及び拡張ユニットコネクタ39が接続されている。
IEEE1394インターフェース35は、IEEE1394ポート36を介して、IEEE1394の規格に準拠するデータ(パケットに格納されているデータ)を送受信する。
PCカードインターフェース37は、スロット38に接続された機器(カード(図示せず))から供給されたデータを、CPU11またはRAM13に供給するとともに、CPU11から供給されたデータをスロット38に接続されているカードに出力する。
拡張ユニットコネクタ39は、いわゆるドッキングステーションまたはポートリプリケータといった、ノート型パソコン1の機能を拡張可能な拡張ユニット40をノート型パソコン1に接続するためのコネクタである。ここでドッキングステーションは、例えばFD(フロッピー(登録商標)ディスク)、CD、DVD等のメディアの記録再生機能(ドライブ)、PCIバス、AGPバス等の外部接続機能(拡張スロット)、シリアル端子、パラレル端子、USBコネクタ、外部ディスプレイ出力コネクタ等の外部接続機能(外部接続端子)等を有しており、ポートリプリケータは、上記ドッキングステーションの各機能のうち上記外部接続機能のみを有している。拡張ユニットコネクタ39を介してノート型パソコン1に拡張ユニット40が接続された場合、上記各種メディアのドライブは、それらのメディアに記憶されたデータを読み出して上記RAM13に供給したり、またはCPU11の処理により生成されたデータを各種メディアに記憶させたりすることが可能となる。拡張ユニットに内蔵された各種バスは、上記PCIバス51やAGPバス55等と同様の機能を有し、シリアル端子、パラレル端子、USBコネクタ等も、上記シリアル端子34、パラレル端子33、USBコネクタ24等と同様の機能を有しており、各種データの受け渡し等の処理を行うことが可能となっている。
SMバス59には、ROM15が接続されている。当該ROMには、ノート型パソコン1を識別するための装置識別情報61が格納されており、当該装置識別情報61には、上記ACアダプタ45の定格電力容量を識別するためのACアダプタ容量識別情報が含まれている。
ところで、近年、周波数が高く、消費電力の比較的大きいCPU11が普及している。また、図1に示されるように構成される、持ち運び可能なモバイルコンピュータとしてのノート型パソコン1も普及している。ノート型パソコン1は、持ち運び可能とするために、電源装置として、ACアダプタ45のみならず、バッテリ44も内蔵している。
また、上記ACアダプタ45及びバッテリ44は、ノート型パソコン1に搭載されるCPU11、その他チップ(図示せず)、CD/DVDドライブ29及びIEEE1394インターフェース35等の全てがそれぞれ同時に最大限に動作させた状態の最大消費電力量を想定して設計がなされている。ACアダプタ45及びバッテリ44の設計仕様には、定格電力容量値、ピーク電力値、ピーク電力継続時間、及び定格電力容量内の期間と定格電力容量を超える期間との比率(Duty Rate)等が定められている。
このような、周波数が高く消費電力の大きいCPU11が、ノート型パソコン1に搭載された場合、バッテリ44での駆動時間を伸ばしたり、ACアダプタ45やバッテリ44の小型化を図ったりするためには、ノート型パソコン1全体の消費電力を減らす工夫が必要である。
このため、本実施形態におけるノート型パソコン1は、ノート型パソコン1が消費する全電流(実際に流れている電流)を検出し、検出した電流のレベルが、予め設定されている閾値を超える場合に、上記スロットリング機能によりCPU11のクロック周波数を下げるスロットル制御と、ACアダプタ45を介して上記バッテリ44へ充電される電流の量を制御するバッテリ充電制御という2つの制御を行っている。以下、この2つの制御をまとめて省電力制御と称する。なお、上記CPU11のクロック周波数を下げる方法は、上記スロットル制御のみに限定されるものではなく、例えば、クロック周波数自体を下げるようにしても構わない。
しかしながら、上記ACアダプタ45の定格電力容量はノート型パソコン1の仕様によって異なっているため、定格電力容量の高いACアダプタ45に対しても定格電力容量の低いACアダプタ45に対しても上記閾値を一の値しか設定できないとすると、ノート型パソコン1のパフォーマンスを最大限に発揮させることができず、また、ACアダプタ45の定格電力容量によってノート型パソコン1のハードウェアの設計に変更を加えるのではコストや労力が掛かってしまう。
そこで、本実施形態における上記省電力制御においては、上記閾値をACアダプタ45の定格電力容量に応じて最適な値に設定できるようにしている。また、それに加えて、電源装置としてバッテリ44を使用しているか(ACアダプタ45が接続されているか)、拡張ユニット40が接続されているか、といったノート型パソコン1の使用状況に応じても、上記閾値を最適な値に設定可能としている。以下、当該省電力制御について説明する。
図2は、本実施形態におけるノート型パソコン1の省電力制御を実行する主要部分の構成例を示したブロック図である。同図に示すように、本実施形態における省電力制御は、省電力制御部43、DC/DCコンバータ48、切替回路49、バッテリ44、ACアダプタ45、チップセット41、コントローラ42及びROM15、並びに同図には図示されていないCPU11(図1参照)により実行される。
省電力制御部43は、バッテリ充電制御部70、スロットル制御部80、電力制御レベル判定部90、電源電圧検出部101及び拡張ユニット接続検出部102で構成されている。
図3は、図2の省電力制御部43の詳細な構成例を示したブロック図である。同図を用いて、省電力制御部43の詳細について説明する。
電力制御レベル判定部90は、チップセット41、拡張ユニット接続検出部102及び電源電圧検出部101から出力される各信号に基づいて、スロットル制御部80及びバッテリ充電制御部70において省電力制御処理を開始するための閾値を設定する。電力制御レベル判定部90には、チップセット41から出力されるACアダプタ容量識別信号と、拡張ユニット接続検出部102から出力される拡張ユニット接続信号とを入力するNAND回路93と、当該NAND回路93からの出力と電源電圧検出部101から出力される電源判別信号とを入力するAND回路94とから構成され、当該AND回路94の論理積が、閾値信号としてバッテリ充電制御部70の入力電流閾値調整部72とスロットル制御部80の入力電力閾値調整部83とに出力される。
ROM15には、上述したように、ノート型パソコン1の仕様種別を識別するための装置識別情報が記憶されており、当該装置識別情報中には、ACアダプタ45の定格電力容量(上述の35W、64W)を識別するためのACアダプタ容量識別情報が含まれている。チップセット41は、当該ACアダプタ容量識別情報を基に、ACアダプタ容量識別信号(35WであればHigh、64WであればLow)を生成して、電力制御レベル判定部90のNAND回路93の一方の入力端子に出力する。
図4は、上記装置識別情報からACアダプタ容量識別信号を生成する処理を概念的に示した図である。同図(a)及び(b)に示すように、ROM15には、従来から、ノート型パソコン1の機種、仕様等を識別するための数十ビット(例えば32ビット)の装置識別情報61が、例えばノート型パソコン1の工場出荷時に書き込まれている。本実施形態において、ノート型パソコン1は、この装置識別情報61のうちの例えば1ビットを、ACアダプタ容量識別情報62として使用している。なお、ACアダプタ45の定格電力容量は、例えば、ノート型パソコン1の仕向け(日本向けに出荷されるか、海外向けに出荷されるか)に応じて設定されるため、上記工場出荷時に、当該仕向け毎に上記ビットにACアダプタ容量識別情報62が書き込まれる。例えば、同図(a)に示すように、日本仕向けのノート型パソコン1であれば当該ノート型パソコン1に同梱されるACアダプタ45の定格電力容量は35Wに設定され、上記ACアダプタ容量識別情報62のビットは「1」に設定される。また、同図(b)に示すように、海外仕向けのノート型パソコン1であればACアダプタ45の定格電力容量は64Wに設定され、上記ACアダプタ容量識別情報62のビットは「0」に設定される。
ノート型パソコン1が上記ACアダプタ容量識別信号を生成する場合、上記のようにACアダプタ容量識別情報62が設定された装置識別情報61を、まず、上記LPCバス52に接続されたBIOS31がROM15から読み込む。続いて、BIOS31は、当該装置識別情報から上記ACアダプタ容量識別情報62を抽出し、当該ACアダプタ容量識別情報62をサウスブリッジ19のレジスタ19hに書き込む。更に、サウスブリッジ19が当該レジスタ19hに書き込まれたACアダプタ容量識別情報62をチップセット41に出力し、チップセット41が、当該ACアダプタ容量識別情報62を、上記ACアダプタ容量識別信号として電力制御レベル判定部90へ出力する。例えば、チップセット41は、上述の定格電力容量35WのACアダプタ45がノート型パソコン1に同梱されている場合には、ACアダプタ容量識別信号「High」を電力制御レベル判定部90のNAND回路93に出力し、64WのACアダプタ45が同梱されている場合には、ACアダプタ容量識別信号「Low」を上記NAND回路93に出力する。
図3に戻り、拡張ユニット接続検出部102は、ノート型パソコン1が上記拡張ユニット40と接続されているか(以下、接続されている状態を「Dock」、接続されていない状態を「Undock」と称する)否かを検出する。具体的には、拡張ユニット接続検出部102は、ノート型パソコン1に対する拡張ユニット40の接続状況を監視して、拡張ユニット40からの接続信号を基に、拡張ユニット接続信号(Undockなら「High」、Dockなら「Low」)を生成して、電力制御レベル判定部90のNAND回路93の他方の入力端子に出力する。なお、本実施形態においては、ノート型パソコン1は、拡張ユニット40がUndockの場合には定格電力容量が35WのACアダプタ45を用い、Dockの場合には定格電力容量が64WのACアダプタ45を用いるものとする。
電源電圧検出部101は、ノート型パソコン1が、ACアダプタ45とバッテリ44の何れから電力を供給されているかを検出する。具体的には、例えば電源電圧検出部101は、ノート型パソコン1の所定の電送路上に設けられたコンパレータ等(図示せず)で構成され、ACアダプタ45とバッテリ44の各定格電圧(ACアダプタ45の方がバッテリ44よりも定格電圧は高い)に基づいて、予め設定された基準電圧と上記電送路を流れる電流の電圧との差分を見ることで、ノート型パソコン1がACアダプタ45とバッテリ44の何れから電源を供給されているかを判断する。そして、当該判断に基づいて電源判別信号(電源供給元がACアダプタ45であれば「High」、バッテリ44であれば「Low」)を生成して、電力制御レベル判定部90のAND回路94の一方の入力端子に出力する。
スロットル制御部80は、電流検出部81、増幅部82、入力電力閾値調整部83、電力リミット検出部84及び検出信号保持部85で構成され、チップセット41に、CPU11のクロック周波数を下げるためのスロットル制御を行わせるための制御を担っている。
電流検出部81は、検出抵抗Rsとして構成されている。検出抵抗Rsは、ACアダプタ45又はバッテリ44から切替回路49を介して供給された、電送路92を流れる電流Inを、その両端の電圧として検出する。すなわち、電流検出部81は、電流Inを、次の式(1)で示される電圧Vsとして検出する。上記切替回路49により、ACアダプタ45がノート型パソコン1に接続されていない場合にはバッテリ45から供給される電流Inが検出され、接続されている場合にはACアダプタ45から供給される電流Inが検出される。
Vs = In × Rs ・・・(1)
増幅部82は、例えば、オペアンプ86等で構成され、電流検出部81により検出された検出電圧Vsを、所定のゲインGだけ増幅し(電圧値をG倍し)、電圧Voutとして電力リミット検出部84に出力する。すなわち、増幅部82の出力電圧Voutは、次の式(2)で示される値となる。式(2)において、Gは、任意の整数とされるが、この例においては、例えばG=20とされる。
Vout = G × Vs ・・・(2)
電力リミット検出部84は、例えば抵抗Ra、抵抗Rb、抵抗Rc及びコンパレータ87で構成される。電力リミット検出部84は、増幅部82の出力電圧Voutを入力し、入力した出力電圧Voutに基づいて、電送路92を流れる電流(ノート型パソコン1が消費する全電流)Inのレベルを演算し、当該電流Inの電力レベルが、上記入力電力閾値調整部83から入力される閾値を越えた場合、そのことを表す信号(以下、電力リミット検出信号)を検出信号保持部85に出力する。
コンパレータ87の逆相入力(−)には、抵抗Ra乃至抵抗Rcのそれぞれの一端が接続されている。コンパレータ87の逆相入力(−)に接続された抵抗Raと抵抗Rbのそれぞれの一端はまた、相互に接続されており、抵抗Raの他端は、増幅部82(オペアンプ86)の出力端に接続されており、抵抗Rbの他端は、接地されている。また、抵抗Raと抵抗Rbの間(接続端)に、コンパレータ87の逆相入力(−)、及び、抵抗Rcの一端が接続されている。抵抗Rcの他端は、電送路92のうちの、ACアダプタ45と電流検出部81の間の所定の部分(ACアダプタ45の出力電圧Vinが保たれている部分)に接続されている。
入力電力閾値調整部83は、例えばリファレンス電源供給部88、抵抗Rd、抵抗Re、抵抗Rf及びスイッチSW2で構成される。抵抗Rdと抵抗Reのそれぞれの一端は相互に接続され、抵抗Rdの他端はリファレンス電源供給部88に接続され、抵抗Reの他端は接地されている。また、抵抗Rfの一端はスイッチSW2に接続され、他端は接地されている。すなわち、抵抗Rdと抵抗Reが直列的に接続された直列回路に、抵抗Rfが並列的に接続されている。
入力電力閾値調整部83は、上記電力制御レベル判定部90のAND回路94の論理積として出力された閾値信号(1または0)を入力し、当該閾値信号に基づいて入力電力の閾値を調整し、電力リミット検出部84に入力する。具体的には、入力電力閾値調整部83は、上記閾値信号(1または0)に基づいてスイッチSW2のON/OFFを切り替えることで、リファレンス電源供給部88から供給される一定電圧を、抵抗Rd及びReの抵抗分圧比、若しくは、抵抗Re及び抵抗Rfの合成抵抗と抵抗Rdとの抵抗分圧比によって調整し、入力電力閾値信号として電力リミット検出部84のコンパレータ87の正相入力端子(+)に入力する。
電力リミット検出部84は、上記コンパレータ87の正相入力(+)に入力された上記入力電力閾値信号の電圧と、上記増幅部82のオペアンプ86の出力電圧とACアダプタ45の出力電圧Vinとの電流加算である中間点の電圧Vcとを比較し、Vcが上記閾値を上回っている場合に上記電力リミット検出信号を検出信号保持部85に出力する。上述したように、電流検出部81には、ACアダプタ45とバッテリ44のいずれかの電流が供給されるが、一般的にACアダプタ45の定格電圧はバッテリ44の定格電圧よりも高いため、ACアダプタ45とバッテリ44の何れからノート型パソコン1に電源が供給されるかによって電圧は変動する。よって、電流のみを検出していたのではノート型パソコン1の電力を正確に検出することはできない。そこで、上記抵抗Rcによる出力電圧Vinも加算して、電圧の変動も加味した電力値として検出した値と、上記閾値とを比較している。
検出信号保持部85は、インバータ89、ダイオード96、抵抗Rt及びコンデンサCtからなる回路、並びに、インバータ91によって構成されている。すなわち、検出信号保持部85は、電力リミット検出部84のコンパレータ87から出力された電力リミット検出信号をコントローラ42に供給するが、時定数Rt/Ctに対応する保持時間T1の間、電力リミット検出信号の出力を保持する。この保持時間T1については後述する。
コントローラ42は、スロットル制御部80から電力リミット検出信号を受信すると、チップセット41のスロットル制御をイネーブルにする。そして、コントローラ42は、その後、チップセット41のスロットル制御を維持させ、スロットル制御が開始されてから所定の制御維持時間T3が経過すると、スロットル制御を解除する。なお、制御維持時間T3の詳細については後述する。
チップセット41は、上記ACアダプタ容量識別信号の生成処理のみならず、上記コントローラ42の制御に基づいて、スロットル制御を実行したり、停止したりして、ノート型パソコン1の消費電力の制御を行っている。
なお、コントローラ42が、スロットル制御をイネーブルにする方法は特に限定されないが、本実施形態においては、例えば、コントローラ42は、図2及び図3に示されるスロットル制御指令信号を出力することにより、チップセット41のスロットル制御をイネーブルにする。すなわち、チップセット41は、コントローラ42がスロットル制御指令信号を出力している間(それを受信している間)、スロットル制御を維持し、コントローラ42がスロットル制御指令信号の出力を停止した場合(それを受信しなくなった場合)、スロットル制御の解除が指令されたものとみなし、スロットル制御の実行を停止する。
次に、バッテリ充電制御部70は、DC/DCコンバータ48を介してバッテリ44に充電される電力の制御を担っており、増幅部71、入力電流閾値調整部72、電流リミット検出部73及びDC/DCコンバータ制御部74で構成される。
増幅部71は、例えば、オペアンプ75等で構成され、上記スロットル制御部80の電流検出部81により検出された検出電圧Vsを、所定のゲインGだけ増幅し(電圧値をG倍し)、電圧Voutとして電力リミット検出部73に出力する。なお、バッテリ充電制御部70は、ノート型パソコン1がバッテリ44から電力供給されて動作している場合には処理を行うことができないため、増幅部71に入力される検出電圧Vsは、ACアダプタ45のみから供給される電流Inの電圧となる。
電流リミット検出部73は、例えばオペアンプ77、コンパレータ78で構成される。オペアンプ77は、増幅部71の出力電圧Voutを逆相入力(−)へ入力し、入力した電圧Voutと、入力電流閾値調整部72から正相入力(+)へ入力される入力電流閾値信号の電圧との差分を増幅してコンパレータ78の正相入力(+)へ出力する。入力電流Inが大きいと当該オペアンプ77の出力は小さくなり、入力電流Inが小さいとオペアンプ77の出力は大きくなる。コンパレータ78は、当該オペアンプ77から正相入力(+)へ入力された電圧と、逆相入力(−)へ入力された基準電圧と比較し、オペアンプ77からの入力電圧が基準電圧を下回る(入力電流が大きい)場合に、DC/DCコンバータ制御部74に電流リミット検出信号を出力する。なお、バッテリ充電制御部70においては、上述したようにACアダプタ45から電力を供給されている場合のみの処理であり、ACアダプタ45は一般的に定電圧であるため、上記スロットル制御部80の電力リミット検出部84のように電圧の変動を考慮する必要は無い。従って、コンパレータ78においては、電流検出部で検出された電流値と上記入力電流閾値信号とを比較することで、電力値を比較しているのとほぼ等価となる。
入力電流閾値調整部72は、例えばリファレンス電源供給部76、抵抗R1、抵抗R2、抵抗R3及びスイッチSW1で構成される。抵抗R1と抵抗R2のそれぞれの一端は相互に接続され、抵抗R1の他端はリファレンス電源供給部76に接続され、抵抗R2の他端は接地されている。また、抵抗R3の一端はスイッチSW1に接続され、他端は接地されている。すなわち、抵抗R1と抵抗R2が直列的に接続された直列回路に、抵抗R3が並列的に接続されている。
当該入力電流閾値調整部72は、上記スロットル制御部80の入力電力閾値調整部83と同様、上記電力制御レベル判定部90のAND回路94の論理積として出力された閾値信号(1または0)を入力し、当該閾値信号に基づいて入力電流の閾値を調整し、電流リミット検出部73に入力する。具体的には、上記閾値信号(1または0)に基づいてスイッチSW1のON/OFFを切り替えることで、リファレンス電源供給部76から供給される一定電圧を、抵抗R1及びR2の抵抗分圧比、若しくは、抵抗R2及び抵抗R3の合成抵抗と抵抗R1との抵抗分圧比によって調整し、入力電流閾値信号として電流リミット検出部73のオペアンプ77の正相入力端子(+)に入力する。
DC/DCコンバータ48は、FET(Field Effect Transistor)スイッチ(図示せず)を有しており、例えば約400kHzで当該スイッチのON/OFF(スイッチング)を行うことで、ACアダプタ45から供給され電流検出部81を通過した後の入力電圧を変換してバッテリ44への充電を行う。
DC/DCコンバータ制御部74は、上記FETスイッチのスイッチング動作を制御している。上記入力電流Inが閾値を上回って上記電流リミット検出部73から電流リミット検出信号が出力されたときに、上記スイッチング動作を行なわない(電圧変換を行なわない)ことでバッテリ44への充電を抑制し、ノート型パソコン1の消費電力を抑える。
すなわち、オペアンプ77からの入力電圧が基準電圧を下回る(入力電圧が大きい)場合には、DC/DCコンバータ制御部74には「Low」が入力され、DC/DCコンバータ48によるスイッチング動作が抑制されて、充電電流が絞られる。逆にオペアンプ77からの入力電圧が基準電圧を上回る(入力電圧が小さい)場合には、DC/DCコンバータ制御部74には「High」が入力され、DC/DCコンバータ48による通常の充電動作が行なわれる。
次に、上記電力制御レベル判定部90における閾値の設定処理について説明する。図5は、以上のACアダプタ容量識別信号、拡張ユニット接続信号及び電源判別信号が上記電力制御レベル判定部90に入力された場合の、入出力の真理値表を示した図である。上述したように、本実施形態においては、ノート型パソコン1の仕向けによって35W、64Wの各定格電力容量を有する2種類のACアダプタ45が存在するものとする。
同図に示すように、電源電圧検出部101から入力された電源判別信号が「L」の場合(同図(1))には、ノート型パソコン1はバッテリ44から電力を供給されて動作をしているので、バッテリ44によるノート型パソコン1の駆動時間を極力持続させるため、スロットル制御を開始する閾値(当該閾値を以下「THt」と称する)を35W用の値(以下、この値を「P1」と称する)に設定し、バッテリ充電制御を開始する閾値(当該閾値を以下「THc」と称する)は設定しない。
電源判別信号が「H」で、ACアダプタ容量識別信号が「L」(同図(2))、若しくは拡張ユニット接続信号が「L」の場合(同図(3))には、定格電力容量が64WのACアダプタ45で動作しているため(拡張ユニット40の接続時には定格電力容量が低いACアダプタは使用できないため)、閾値THtを64W用の値(以下、この値を「P2」と称する)に設定し、閾値THcを64W用の値(以下、この値を「P4」と称する)に設定する。(なお、海外仕向けのノート型パソコン1は、拡張ユニット40接続時も非接続時も定格電力容量64Wの同一のACアダプタ45を使用する)。
電源判別信号、ACアダプタ容量識別信号及び拡張ユニット接続信号がいずれも「H」の場合には、ノート型パソコン1は定格電力容量が35WのACアダプタ45で動作しているため、閾値THtを35W用の上記P1に設定し、閾値THcを35W用の値(以下、この値を「P3」と称する)に設定する。
図6は、上記閾値の設定処理の流れを示したフローチャートである。同図に示すように、まず、ノート型パソコン1の電源が投入されると(ステップ601)、上述したように、BIOS31がROM15に記憶された装置識別情報61からACアダプタ容量識別情報62を抽出して、サウスブリッジ19のレジスタ19hに書き込み、サウスブリッジ19が当該ACアダプタ容量識別情報62をチップセット41に出力し、更にチップセット41が当該ACアダプタ容量識別情報62をACアダプタ容量識別信号として電力制御レベル判定部90へ出力する(ステップ602)。
そして、電力制御レベル判定部90は、上記電源電圧検出部101から入力された電源判別信号を参照して、ノート型パソコン1がバッテリ動作をしている場合(ステップ603のYes)、スロットル制御の閾値THtを上記P1に設定し、バッテリ充電制御の閾値THcは設定しない(ステップ604)。
また、ノート型パソコン1がバッテリ動作をしておらず(ステップ603のNo)、定格電力容量が64WのACアダプタ45で動作している場合(ステップ605のYes)、閾値THtを上記P2に設定し、閾値THcを上記P4に設定する(ステップ606)。
また、ノート型パソコン1が拡張ユニット40と接続している場合(ステップ607Yes)にも、閾値THtをP2に設定し、閾値THcを上記P4に設定する(ステップ606)。
そして、上記いずれの条件にも当てはまらない場合(ステップ607のNo)には、閾値THtをP1に設定し、閾値THcを上記P3に設定する(ステップ608)。
以上の動作を、ノート型パソコン1の電源がONである間繰り返し(ステップ609のYes)、電源がOFFになった場合(ステップ609のNo)に処理を終了する。
このように、上記閾値THt及びTHcは、ACアダプタ45の定格電力容量に応じて設定され、また、ノート型パソコン1が電源装置としてバッテリ44とACアダプタ45の何れを使用しているか、ノート型パソコン1が拡張ユニット40と接続されているか、といった使用状況に応じても変更される。これらの使用状況も常に監視されているため、使用状況が変わる度(例えば、ACアダプタ45が接続される度、拡張ユニット40が接続される度)に上記閾値を変更することができる。
なお、図5に示したスロットル制御の閾値THt(P1及びP2)は、ACアダプタ45の定格電力容量に応じて、当該各定格電力容量(35W、64W)よりもそれぞれやや低い値に設定される。また、バッテリ充電制御の閾値THc(P3及びP3)は、スロットル制御の閾値THt(P1及びP2)よりもそれぞれ低い値に設定される。すなわち、ACアダプタ45の各定格電力容量に応じた閾値(THt、THc)として設定される各値の関係を示すと、以下のようになる。
35W>P1>P3、 64W>P2>P4
これにより、上記バッテリ充電制御はスロットル制御よりも先に開始され、当該バッテリ充電制御によっては消費電力を抑えきれなくなった場合にスロットル制御が開始されることとなる。
上記バッテリ充電制御部70の入力電流閾値調整部72とスロットル制御部80の入力電力閾値調整部83は、上記設定された閾値に基づいて出力された各閾値信号に基づいてそれぞれ入力電流閾値信号、入力電力閾値信号を変更して、それぞれ電流リミット検出部73と電力リミット検出部84とに出力する。
次に、ノート型パソコン1が、上記設定された閾値に基づいて省電力制御を行う流れについて説明する。図7は、当該省電力制御処理の流れを示したフローチャートである。
同図に示すように、まず、上記図2及び図3で示した電流検出部81は、ノート型パソコン1の消費電力を検出する(ステップ701)。すなわち、図3において、上述したように、ノート型パソコン1が消費する全ての電流Inが、電送路92に設けられた電流検出部81の検出抵抗Rsの両端の電圧Vsとして検出される。なお、上述したように、スロットル制御部80においては、消費電力検出にあたり、出力電圧Vinが加算される。
次に、上述したように、当該検出電圧Vsは、バッテリ充電制御部70の増幅部71のオペアンプ75により増幅されて、電流リミット検出部73に出力される。続いて、当該増幅された検出電圧と、上記図5及び図6のように設定された閾値を基に入力電流閾値調整部72から出力された入力電流閾値信号とがオペアンプ77において比較され、その差分がコンパレータ78に出力される。そして、当該コンパレータ78において、上記差分の電圧と基準電圧とが比較される。すなわち、コンパレータ78において、消費電流のレベルが上記設定された閾値THcを超えるか否かが判断され(ステップ702)、消費電流が閾値THcを超える場合(ステップ702のYes)に、DC/DCコンバータ制御部74に電流リミット検出信号が出力される(ステップ703)。
そして、上述したように、当該電流リミット検出信号に基づいて、DC/DCコンバータ制御部74がDC/DCコンバータのFETスイッチのスイッチング動作を抑制することにより、バッテリ44への充電電流制御が開始される(ステップ704)。
当該バッテリ充電電流制御により、消費電流のレベルが閾値THc以下になった場合(ステップ706のYes)には、当該バッテリ充電電流制御が終了するが、バッテリ充電電流制御によっても消費電流を抑えきれずに、上記スロットル制御部80の電力リミット検出部84において、上記コンパレータ87によって消費電力のレベルが上記閾値THcを越えたまま、更にスロットル制御の閾値THtを超えたと判断された場合(ステップ705のYes)、スロットル制御部80の電力リミット検出部84は、検出信号保持部85へ電力リミット検出信号を出力する(ステップ707)。
検出信号保持部85は、保持時間T1の間、当該電力リミット検出信号を保持する(ステップ708)。すなわち、図8のタイムチャートに示すように、コンパレータ87が、時刻t1に電力リミット検出信号を出力し、時刻t2にその出力を停止したとする。この場合、検出信号保持部85は、電力リミット検出信号のコントローラ42への出力を略時刻t1に開始し、時刻t2から保持時間T1だけ経過した時刻T3に(保持時間T1だけ保持した後)、その出力を停止する。
保持時間T1は、時定数Rt/Ctの変更により様々な時間が設定可能であるが、上述したように、コントローラ42は、マイクロコンピュータとして構成されるので、コントローラ42のポーリング周期Tp以上の時間が好適である。本実施形態においては、例えば、コントローラ42のポーリング周期Tpが5msとされると、検出信号保持部85は、保持時間T1を5ms以上として、電力リミット検出信号の保持を行う。
すなわち、コントローラ42は、電力リミット検出信号を検出して(受信して)、チップセット41にスロットル制御指令信号を出力するが、この電力リミット信号の検出間隔が5ms(時間Tp)であり、少なくとも5msの間、電力リミット検出信号が出力されていないと、電力リミット検出信号を検出することができない。換言すると、図8に示されるように、コンパレータ87より電力リミット検出信号が出力された時点から、コントローラ42によりそれが検出されるまで(チップセット41にスロットル制御指令信号が出力されるまで)には、最大、ポーリング周期Tpだけの遅れが発生する。そこで、検出信号保持部85において、電力リミット検出信号の出力を、コントローラ42のポーリング周期Tp(5ms)以上の時間(保持時間T1)だけ保持するのである。
このようにして、コントローラ42は、スロットル制御指令信号をチップセット41へ出力する(図7のステップ709)。すなわち、図8に示されるように、略時刻t1(時刻t1からポーリング周期Tp(5ms)以内の時刻)に、スロットル制御指令信号がチップセット41に入力される。
理想的なチップセット41の場合、スロットル制御指令信号が入力されると同時に、スロットル制御が開始されるが、実際には、チップセット41がスロットル制御を開始するまでには、所定のディレイ時間T2が存在する。このディレイ時間T2は、チップセット41毎に仕様としてそれぞれ設定されている。
従って、チップセット41は、図8に示されるように、上記図7のステップ709の処理でコントローラ42からスロットル制御指令信号が出力されてから(チップセット41がそれを受信してから)、ディレイ時間T2経過後、スロットル制御を開始する(ステップ710)。
このように、電送路92を流れる電流Inが、閾値THtに対応するレベルを超えた(ノート型パソコン1の消費電力が閾値THt(P1またはP2)を超えた)時刻t1から、ディレイ時間T2(正確には、ディレイ時間T2+ポーリング周期Tp)経過した時刻t2に、初めてスロットル制御が開始される。換言すると、この時刻t1から時刻t2の間は、無制御状態(スロットル制御が施されていない状態)であるので、ノート型パソコン1の消費電力が閾値THtを超える状態が続く。
しかしながら、閾値THtは上述したようにACアダプタ45の各定格電力容量よりも何れもやや低めに設定されているため、当該閾値THtを超えても、定格電力容量をすぐに超えることはない。また、ACアダプタ45の定格電圧は、ACアダプタの発熱によって制限されるため、その瞬間時で管理されるわけではなく、所定の時間の平均電力値として管理されるため、仮に一時的に定格電力容量を超える電力の消費がなされても、規定のピーク電力とDuty Rateの範囲内での平均電力が定格電力容量を超えなければACアダプタの設計仕様の範囲内とされる。
この場合、ディレイ時間T2の間(実際には、図8に示されるように、ディレイ時間T2+ポーリング周期Tpの間であるが、ディレイ時間T2は、ポーリング周期Tp(5ms)より遥かに長いので、ディレイ時間T2とみなし)、最大消費電力が続くとすると、ディレイ時間T2の9倍の制御維持時間T3だけの間、スロットル制御を実行させて、ノート型パソコン1の消費電力が閾値THtを越えないようにする必要がある。
そこで、コントローラ42は、上記図7のステップ710の処理でチップセット41によりスロットル制御が開始されてから(ステップ709の処理でスロットル制御指令信号が出力されてディレイ時間T2が経過してから)、制御維持時間T3経過後、スロットル制御を解除する(ステップ711)。
すなわち、図8に示されるように、コントローラ42は、略時刻t1(時刻t1からそのポーリング周期Tp(5ms)以内の時刻)にスロットル制御指令信号を受信し、ディレイ時間T2経過してから、スロットル制御を開始し、スロットル制御指令信号を受信している間(時刻t4までは)、スロットル制御を継続し、時刻t4に、コントローラ42からのスロットル制御指令信号の供給が停止されると、スロットル制御を停止する。
コントローラ42は、このようにスロットル制御処理の終了が指示されたか否かを判定し(ステップ712)、処理の終了がまだ指示されていないと判定した場合、その処理をステップ705まで戻し、それ以降の処理を繰り返す。そして、処理の終了が指示されたと判定されると(ステップ712のYes)、省電力制御処理を終了する。
以上説明したように、ノート型パソコン1は、上記バッテリ充電制御とスロットル制御の2つの手法により省電力制御を行うことが可能となっており、当該各処理を開始する閾値(THc、THt)を、ACアダプタ45の定格電力容量に応じて最適な値(P1〜P4)に設定することができる。これにより、ノート型パソコン1のパフォーマンスを抑えることで容量の小さいACアダプタ45を使用して軽量化及びコストダウンを図ることができ、また容量の大きいACアダプタ45を使用する場合にはノート型パソコン1のパフォーマンスを最大限に発揮させることができる。
また、ノート型パソコン1がバッテリ44とACアダプタ45のいずれから電力を供給されて動作しているか、また拡張ユニット40と接続されているか、といった使用条件に応じても上記閾値THc、THtを変更することで、更に電力制御の最適化を図ることができる。
更に、上記省電力制御を、従来からROM15に存在する装置識別情報61を利用して、ノート型パソコン1のハードウェアを変更することなく、上記図3のような最小限の小規模の回路を追加するのみで実現することができる。
なお、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上述の省電力制御処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、例えば、上記ACアダプタ容量識別信号、電源判別信号及び拡張ユニット接続信号をマイクロコンピュータに入力することで、ソフトウェアにより実行させることもできる。この場合、そのソフトウェアを実行させるためのプログラムを専用のハードウェアに組み込むか、当該プログラムを例えば記録媒体からインストールすることで実行可能である。
本実施形態においては、上記ROM15に格納された装置識別情報61中の1ビットをACアダプタ容量識別情報として利用して、定格電力容量が35W、64Wの2種類のACアダプタに応じた閾値を設定していたが、上記装置識別情報61中の複数ビットをACアダプタ容量識別情報として利用することで、例えば定格電力容量が80W、90W、110W、120W等、3種類以上のACアダプタ45を識別して(2ビットなら最大4種類、3ビットなら最大8種類)各ACアダプタ45に応じた閾値を設定することが可能となる。
図9は、3種類以上のACアダプタ45に応じて閾値を設定する処理を概略的に示した図である。同図に示すように、チップセット41は、ROM15の装置識別情報61から、複数ビットのACアダプタ容量識別情報62を抽出し、各ビットのACアダプタ容量識別情報に応じて、ACアダプタ容量識別信号を電力制御レベル判定部90の異なるAND回路に出力する。電力制御レベル判定部90では、これらのACアダプタ容量識別信号に応じて、上記電源判別信号及び拡張ユニット識別信号と組み合わせて、スロットル制御部80及びバッテリ充電制御部70へ出力する。スロットル制御部80及びバッテリ充電制御部70では、例えば入力電力閾値調整部83及び入力電流閾値調整部72を上記複数ビットの数分だけ用意しておき、電力制御レベル判定部90から出力された各信号に基づいて3種類以上の閾値を調整して入力電流閾値信号を出力する。これにより、3種類以上のACアダプタに応じてもそれぞれ最適な閾値を設定して電力制御を行うことが可能となる。
上述の実施形態においては、上記ACアダプタ容量識別情報62は、上記ROM15に記憶された装置識別情報61中から抽出していたが、他の方法によってもACアダプタ容量識別情報62を利用することが可能である。
例えば、上記装置識別情報61とは別に、ACアダプタ容量識別情報62を、図1で示したBIOS31に格納することもできる。この場合、BIOS31が、自身に書き込んであるACアダプタ容量識別情報を、サウスブリッジ19のレジスタ19hに書き込み、あとは上述の実施形態と同様の処理を行えば同様に閾値を設定することが可能である。なお、この場合BIOS31は、例えば工場出荷時において、定格電力容量の異なるACアダプタ毎にACアダプタ容量識別情報62を変更して組み込まれる。
また、ノート型パソコン1の機種によっては、System IDと呼ばれる数ビットのハード的なスイッチを有している場合がある。当該System IDの各ビットは、OSやCPU等の機種情報を示しており、そのうちのあるビットを上記ACアダプタ容量識別情報62として利用可能である。
図10は、当該System IDが設けられた場合のノート型パソコン1の構成を示した図である。同図に示すように、System ID95は、サウスブリッジ19に接続されている。この場合、BIOS31がSystem ID95からACアダプタ容量識別情報62を読み込んで、当該読み込んだACアダプタ容量識別情報62をサウスブリッジ19のレジスタ19hに書き込む。その後は上述の実施形態と同様の処理を行うことで閾値を設定することができる。
また、System ID95に設定されているACアダプタ容量識別情報62を、そのままACアダプタ容量識別信号として利用することも可能である。この場合、System ID95は、ACアダプタ容量識別情報62を、ACアダプタ容量識別信号として電力制御レベル判定部90に出力し、その後は上述の実施形態と同様の処理を行うことで閾値を設定することができる。なお、System ID95の各ビットは、例えばノート型パソコン1の工場出荷時に、上記ハードスイッチのHigh/Lowを設定することで設定される。
上述の実施形態においては、本発明をノート型パソコン1に適用したが、他のポータブルコンピュータ等、ACアダプタを用いる機器であればいかなる機器にも本発明を適用可能である。
本発明の一実施形態におけるノート型パソコン1の構成例を示すブロック図である。 本実施形態におけるノート型パソコン1の省電力制御を実行する主要部分の構成例を示したブロック図である。 図2の省電力制御部43の詳細な構成例を示したブロック図である。 ACアダプタ識別信号の生成処理を概念的に示した図である。 ACアダプタ容量識別信号、拡張ユニット接続信号及び電源判別信号が上記電力制御レベル判定部90に入力された場合の、入出力の真理値表を示した図である。 一実施形態における閾値の設定処理の流れを示したフローチャートである。 一実施形態における省電力制御処理の流れを示したフローチャートである。 一実施形態における省電力制御処理の流れを示したタイムチャートである。 本発明の他の実施形態において3種類以上のACアダプタ45に応じて閾値を設定する処理を概略的に示した図である。 本発明の他の実施形態において、System IDが設けられた場合のノート型パソコン1の構成を示した図である。
符号の説明
1…ノート型パソコン
11…CPU
15…ROM
19…サウスブリッジ
19h…レジスタ
31…BIOS
41…チップセット
42…コントローラ
43…省電力制御部
44…バッテリ
45…ACアダプタ
48…DC/DCコンバータ
61…装置識別情報
62…ACアダプタ容量識別情報
70…バッテリ充電制御部
71…増幅部
72…入力電流閾値調整部
73…電流リミット検出部
74…DC/DCコンバータ制御部
75…オペアンプ
76…リファレンス電源供給部
77…オペアンプ
78…コンパレータ
80…スロットル制御部
81…電流検出部
82…増幅部
83…入力電力閾値調整部
84…電力リミット検出部
85…検出信号保持部
86…オペアンプ
87…コンパレータ
88…リファレンス電源供給部
89…インバータ
90…電力制御レベル判定部
91…インバータ
95…System ID
96…ダイオード
101…電源電圧検出部
102…拡張ユニット接続検出部

Claims (5)

  1. 情報処理装置に電源を供給可能なACアダプタの定格電力容量を識別するACアダプタ容量識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶されたACアダプタ容量識別情報を出力する第1の出力手段と、
    充電可能なバッテリと、
    当該情報処理装置が前記バッテリと前記ACアダプタのうち何れから電源を供給されているかを識別する電源識別情報を出力する第2の出力手段と、
    前記出力されたACアダプタ容量識別情報及び電源識別情報を基に、当該情報処理装置の消費電力の制御を開始するための、第1の閾値及び当該第1の閾値よりも高い第2の閾値をそれぞれ設定可能であり、かつ、前記設定された第1及び第2の閾値をそれぞれ変更可能な設定手段と、
    前記消費電力を検出する検出手段と、
    前記検出された消費電力が、前記設定された第1の閾値を越えた場合には前記バッテリへの充電電力を低下させ、さらに前記設定された第2の閾値を超えた場合には当該情報処理装置のクロック周波数を低下させることで、当該消費電力を制御する制御手段と
    を具備する情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記設定手段は、前記第2の出力手段により当該情報処理装置が前記ACアダプタから電源を供給されていることを識別する電源識別情報が出力された場合に前記第1の閾値及び前記第2の閾値をそれぞれ設定し、前記第2の出力手段により当該情報処理装置が前記バッテリから電源を供給されていることを識別する電源識別情報が出力された場合に前記第2の閾値のみを設定する情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    当該情報処理装置が、当該情報処理装置に所定の機能を拡張するための拡張ユニットと接続されているか否かを示す拡張ユニット接続情報を出力する第3の出力手段を更に具備し、
    前記設定手段は、前記出力されたACアダプタ容量識別情報、電源識別情報及び拡張ユニット接続情報を基に、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を設定可能であり、かつ、前記設定された第1及び第2の閾値を変更可能である
    情報処理装置。
  4. 情報処理装置に電源を供給可能なACアダプタの定格電力容量を識別するACアダプタ容量識別情報を記憶するステップと、
    前記記憶されたACアダプタ容量識別情報を出力するステップと、
    前記情報処理装置がバッテリと前記ACアダプタのうち何れから電源を供給されているかを識別する電源識別情報を出力するステップと、
    前記出力されたACアダプタ容量識別情報及び電源識別情報を基に、当該情報処理装置の消費電力の制御を開始するための、第1の閾値及び当該第1の閾値よりも高い第2の閾値をそれぞれ設定し、前記設定された第1及び第2の閾値をそれぞれ変更するステップと、
    前記消費電力を検出するステップと、
    前記検出された消費電力が、前記設定された第1の閾値を越えた場合には前記バッテリへの充電電力を低下させ、さらに前記設定された第2の閾値を超えた場合には当該情報処理装置のクロック周波数を低下させることで、当該消費電力を制御するステップと
    を具備する情報処理方法。
  5. 情報処理装置に、
    情報処理装置に電源を供給可能なACアダプタの定格電力容量を識別するACアダプタ容量識別情報を記憶するステップと、
    前記記憶されたACアダプタ容量識別情報を出力するステップと、
    前記情報処理装置がバッテリと前記ACアダプタのうち何れから電源を供給されているかを識別する電源識別情報を出力するステップと、
    前記出力されたACアダプタ容量識別情報及び電源識別情報を基に、当該情報処理装置の消費電力の制御を開始するための、第1の閾値及び当該第1の閾値よりも高い第2の閾値をそれぞれ設定し、前記設定された第1及び第2の閾値をそれぞれ変更するステップと、
    前記消費電力を検出するステップと、
    前記検出された消費電力が、前記設定された第1の閾値を越えた場合には前記バッテリへの充電電力を低下させ、さらに前記設定された第2の閾値を超えた場合には当該情報処理装置のクロック周波数を低下させることで、当該消費電力を制御するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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