JP4701358B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機、組合せ式遊技機(アレンジボール遊技機)等の遊技機に関する。
従来より、遊技盤に演出用の可動役物を設けた遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この可動役物では、モータの駆動力がギアを介して可動体(装飾体)に伝えられ、可動体が液晶表示装置の前面で左右方向に往復運動するように構成されている。
特開2003−236086号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、可動体が遊技盤の盤面に沿って平面的(二次元的)に動作するため、動きが単調となって遊技者に飽きられてしまい、興趣を低下させるおそれがある。
また、近年の遊技機では例えば12インチサイズのような大型の液晶表示装置が用いられることが多く、遊技盤における可動役物を設けるスペースが限定される。これに対し、上記特許文献1の構成では、可動体が単純な往復運動をするために可動体の収納スペースが大きくなってしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、省スペースで斬新な動きを実現できる可動役物を備えた遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、遊技の進行を司る主制御部と、前記主制御部の指示により遊技の演出を司る演出制御部と、遊技盤上に設けられた可動役物とを備える遊技機であって、
可動役物は、遊技盤に対して固定された固定部材と、 固定部材に近接した第1の状態と、固定部材から遠ざかった第2の状態に変化可能であり、任意の情報を表示可能な情報表示部を有する可動部材と、可動部材の内壁に設けられるとともに情報表示部を照射するランプ基板と、一端側に固定部材が接続し、他端側に可動部材が接続しているアーム部材と、アーム部材の一端側を中心として他端側を上下に往復移動させるアーム部材作動手段とを備えて構成されており、
アーム部材が上方に移動したときに、可動部材が第1の状態となり、アーム部材が下方に移動したときに、可動部材が第2の状態となり、アーム部材の他端側において可動部材をアーム部材の長手方向に沿って移動させる移動手段が設けられ、
移動手段は、アーム部材の他端側に該アーム部材の長手方向に沿って形成された案内溝と、可動部材に固定され案内溝に係合する係合部とを含んでおり、係合部が案内溝内を移動することで、可動部材をアーム部材の長手方向に沿って移動させるように構成され、
第1の状態では、アーム部材の一端側が他端側より低い位置となり、移動手段により可動部材がアーム部材の長手方向に沿って固定部材に近い側に移動し、第2の状態では、アーム部材の一端側が他端側より高い位置となり、移動手段により可動部材がアーム部材の長手方向に沿って固定部材から遠い側に移動して、可動部材が第1の状態より遊技盤の前方側に位置し、可動部材は、第1の状態から第2の状態に移動する際に、遊技盤の側方からみたときに円弧を描いて上方から下方に移動し、アーム部材は中空構造であり、該アーム部材の内部に演出制御部とランプ基板とを接続する電気配線が設けられていることを特徴としている。
これにより、可動部材が上方側から下方側に回動しながら移動する。つまり、側方からみたときに可動部材が円弧を描いて上方から下方に移動するので、可動部材が遊技者側に飛び出すような三次元的な動きをさせることができ、斬新な動きを実現できる。また、可動部材が案内手段によりアーム部材の長手方向に沿って移動するので、可動部材の可動範囲を大きくすることができるとともに、非作動状態の可動役物をコンパクトにでき、可動役物の配置スペースを小さくすることができる。
また、アーム部材に案内溝を設けることによって、アーム部材に貫通孔を設ける構成に比較して、アーム部材の強度を向上させることができる。これは、電気配線を内蔵するために、アーム部材を中空構造とした場合に特に有効である。
(第1実施例)
以下、本発明の実施形態を示す第1実施例について図面を用いて説明する。本発明の遊技機をパチンコ遊技機(以下、単に遊技機という)に適用した実施例を図1〜図16に示す。
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。図1に示すように、遊技機1の前面部は、本体枠2、中枠3、前面枠4、上皿部5、下皿部6、施錠装置9、遊技盤20等を備えている。なお、図1では遊技盤20の詳細な図示を省略している。また、中枠3は前面枠4等が前面側に配置されているため、図1においては明示されていない。
本体枠2は木製の板状体を略長方形の枠状に組立てたものであり、遊技機1の外枠を構成している。中枠3はプラスチック製であり、本体枠2の内側にはめ込まれて設置されており、外枠2に対して開閉可能に左端で軸支されている。中枠3は、上側2/3程度を占める枠体部と下側1/3程度を占める下板部とから構成されている。枠体部の前面側には遊技盤20と前面枠4とが重なるように設けられており、下板部の前面側には上皿部5と下皿部6が設けられている。
下板部には、遊技球を遊技盤20に発射する遊技球発射装置を構成する発射装置ユニット、遊技球を発射装置ユニットに供給する球送り装置(図示略)が設けられている。さらに下板部には、図示を省略しているが、発射装置ユニットに供給される遊技球を検知する球送りカウントスイッチ、発射装置ユニットから発射される遊技球を検知する発射球カウントスイッチ、発射装置ユニットから発射された遊技球のうち遊技盤20面に到達しなかった遊技球を検知するファール球検出スイッチが設けられている。さらに、下板部には、遊技状態に応じた効果音等を発生させるスピーカ(図示略)が設けられている。
前面枠4は、中枠3の前面側に配置され、中枠3の左端で開閉可能に支持されている。前面枠4はプラスチック製であり、奥側に配置される遊技盤20の盤面を視認可能にするために、円形状の開口部4aが形成されている。前面枠4の裏面には、開口部4aに対応したガラス板等の透明板を備える略長方形状の透明板枠(図示略)が装着されている。
前面枠4には、遊技効果等のためのランプ類として、左LED表示部4b、右LED表示部4c、左上LED表示部4d、右上LED表示部4e、上LED表示部4fが設けられている。左LED表示部4bと右LED表示部4cは、開口部4aの周囲の右側と左側にそれぞれ円弧状に設けられている。左上LED表示部4dは左LED表示部4aの左上方に設けられ、右上LED表示部4eは右LED表示部4cの右上方に設けられている。上LED表示部4fは円形状に形成され、左LED表示部4bの上端部と右LED表示部4cの上端部との間に2個設けられている。これらのLED表示部4b〜4fは、遊技効果を高めるためにゲーム進行に応じて点灯・消灯あるいは点滅する。また、2個の上LED表示部4fの間には、2個の賞球LED表示部4gが設けられている。賞球表示LED表示部4gの上方には、扇形のエラーLED表示部4hが設けられている。
上皿部5は、前面枠4の下側に設けられ、中枠3の左端に開閉可能に支持されている。上皿部5は、球抜きボタンや遊技球の貸球ボタン、返却ボタン等が配設された皿外縁部5aと、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口5bとを備えている。さらに、上皿部5の略中央部には複数の長孔とその上部に多数の小穴が形成された第1音声出力部5cが形成されている。
下皿部6は、上皿部5の下方に設けられている。下皿部6の略中央には、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口6aが設けられている。また、下皿部6の底面には図示しない球抜き穴が設けられている。球抜き穴は通常時には閉鎖しており、下皿部6に貯留された遊技球を排出する際に開放する。下皿部6の略中央手前側には、球抜き穴を開閉させる排出ノブ6bが設けられている。下皿部6における排出ノブ6bの右側および左側には、第2音声出力部6cが設けられている。
下皿部6の右端には、遊技者が発射装置ユニットを操作するための発射ハンドル8が設けられている。発射ハンドル8には、遊技者が遊技球の発射強度を調整するための発射操作部8aが設けられている。発射操作部8aには、遊技者が触れていることを検出する接触検知手段としてのタッチスイッチが設けられている。発射ハンドル8の左側面には、遊技者が操作して遊技球の発射を一時的に停止する発射停止スイッチ8bが配置されている。
施錠装置9は、中枠3の右端中央に設けられており、前面枠4を閉じた場合にこれを施錠するためのものである。また、遊技機1の左側には、プリペイドカードユニット13(CRユニット)が装着されている。
次に、本実施例の遊技盤20の表面構造について図2を参照して説明する。図2は遊技盤20の正面図である。遊技盤20は、略長方形の木製の板状体であって中枠3に表面側に着脱可能に取り付けられているとともに、後述する裏機構盤102(図8参照)によりその背面側が覆われている。
図2に示すように、遊技盤20には、遊技盤20の表面に設けられた外レール22と内レール23とにより略円形状の遊技領域21が形成されている。遊技領域21内には、中央装置24、普通図柄作動ゲート26、始動口(普通電動役物)28、大入賞装置(特別電動役物)33、左入賞口34、35、右入賞口36、37等の遊技装置が配設されている。なお、図示を省略しているが、遊技領域21には各遊技装置との位置バランスを考慮して多数の障害釘が配設されている。
図2に示すように、中央装置24は遊技領域21の略中央部に配置されている。中央装置24は、演出図柄表示装置25を備えている。演出図柄表示装置25は、遊技の進行に応じて種々の演出表示が可能な表示領域を有する表示装置であり、本実施例では12インチ程度の大型液晶表示装置を用いている。なお、演出図柄表示装置25が本発明の可変表示装置に相当している。
演出図柄表示装置25には、図示を省略しているが、普通図柄を表示する普通図柄表示領域、特別図柄を表示する特別図柄表示領域、普通図柄の保留数を表示する普通図柄保留表示領域、特別図柄の保留数を表示する特別図柄保留表示領域が設けられている。
中央装置24における演出図柄表示装置25の上方には、可動役物50が設けられている。図3は、可動役物50が作動した状態を示す遊技盤20の正面図である。図3に示すように、可動役物50は演出図柄表示装置25の前面側に飛び出るように作動することができる。可動役物50については後で詳細に説明する。
普通図柄作動ゲート26は、中央装置24の左側に設けられている。普通図柄作動ゲート26の内部には、遊技球の通過を検知する普通図柄作動ゲート検知スイッチ26sが設けられている。
演出図柄表示装置25の普通図柄表示領域では、普通図柄を複数の表示態様で表示することができる。普通図柄表示領域では、普通図柄作動ゲート26を遊技球が通過することにより普通図柄が変動開始し、所定時間経過後に普通図柄が当り図柄の組合せあるいは外れ図柄の組合せで停止表示される。そして、普通図柄が予め設定された当り図柄の組合せで停止表示すると、始動口(普通電動役物)28が所定時間(例えば0.5秒)開放される。
始動口28は、図2に示すように中央装置24の中央位置の下方に設けられている。始動口28は、いわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部が開閉するように形成されている。始動口28の内部には、遊技球の通過を検知する始動口入賞検知スイッチ28s(図9参照)と、翼片部を作動させるための始動口ソレノイド28c(図11参照)とが備えられている。この一対の翼片部が左右に開くと、遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部が立設され、遊技球の入球可能性が小さくなる通常状態となる。
演出図柄表示装置25の特別図柄表示領域では、特別図柄を複数の表示態様で表示することができる。特別図柄表示領域では、遊技球が始動口28に入球することで、特別図柄が変動表示を開始し、所定時間経過後に特別図柄が当り図柄の組合せあるいは外れ図柄の組合せで停止表示される。そして、特別図柄が予め設定された当り図柄の組合せで停止表示すると、後述の大入賞装置(特別電動役物)33が作動開始する。
本実施例の遊技機1は、演出図柄表示装置25の特別図柄表示領域で特別図柄を用いたリーチ表示を行うことができるように構成されている。リーチ表示とは、特別図柄の変動表示中に、最終停止図柄となる特別図柄以外の特別図柄が、大当りとなる特定の図柄の組合せと一致している状態で停止している状態のように、特別図柄が停止表示される前で大当り可能性が継続している状態において行われる演出表示のことを指す。例えば、左図柄、中図柄、右図柄のように、横方向に3つ配置される表示図柄が、左図柄、右図柄、中図柄の順に停止し、これら表示図柄がすべて同一図柄で揃った場合に大当りとなるものとする。このとき、最終停止図柄である中図柄以外の左図柄及び右図柄が同一図柄で停留している状態をリーチ状態という。
本実施例の遊技機1では、特別図柄表示領域の特別図柄によるリーチ表示は、特別図柄当否判定で当り判定となった場合(当りリーチ)と、特別図柄当否判定で外れ判定となった場合においてリーチ表示を行うと決定された場合(外れリーチ)に行われる。このため、特別図柄表示領域におけるリーチ表示後に、当り図柄で停止する場合と外れ図柄で停止する場合とがあり、リーチ表示後に当り図柄で停止する確率が高いほど、そのリーチパターンの信頼度が高い。すなわち、「リーチ信頼度」は、リーチ表示後に当り図柄の組合せで停止表示する確率を示している。
本実施例の遊技機1は、特別図柄表示領域での特別図柄によるリーチ表示による演出態様として、通常のリーチに加え、スーパーリーチを用意している。スーパーリーチは、通常リーチより出現率が低くなり、図柄変動時間が長く、通常リーチより信頼度が高くなる。ここで、リーチの信頼度とは、そのリーチが選択された場合に大当りする比率という。また、スーパーリーチは、通常リーチと異なる演出が施されており、高速、拡大、低速、コマ送り、キャラクタ出現、全回転、再始動等の様々な演出が行われる。
大入賞装置33は、上記始動口31の下方に配設されている。ここで、大入賞装置33は、帯状に開口された大入賞口33aと、この大入賞口33aを開放・閉鎖する開閉板33bと、この開閉板33bを開閉するための大入賞口ソレノイド33c(図11参照)と、入賞球を検知する入賞球検知スイッチ33s(図11参照)とから主に構成されている。
特別図柄表示領域で停止表示した特別図柄が特定図柄であった場合、特別遊技状態発生手段としての主制御部200は遊技者に相対的に有利な特別遊技機状態を発生させる。特別遊技機状態は、大入賞装置33を作動させることで、大入賞口33aへの遊技球の入球に関して遊技者に利益を付与するものである。
大入賞装置33の作動開始により、大入賞口33aが開放して遊技球受入状態となる。この遊技球受入状態は、所定の終了条件成立により終了し、開放していた大入賞口33aが閉鎖状態となる。所定の終了条件として、遊技球受入状態の開始後における大入賞口33aの開放時間が所定開放時間(本実施例では30秒)に達したとき、もしくは遊技球受入状態の開始後、大入賞口33aに入球した遊技球数が所定数(本実施例では9個)に達したときとすることができる。
この遊技球受入状態の開始から終了までを1ラウンドとした場合、上述の役物連続作動装置は、所定ラウンド数(本実施例では15ラウンド)が終了したときに作動終了する。大入賞装置33では、遊技球受入状態が終了してから所定時間(例えば0.5秒)が経過した後に、大入賞口33aが開放して再び遊技球受入状態となり、次のラウンドが開始する。このような遊技球受入状態は、所定ラウンドが終了して役物連続作動装置の作動が終了するまで繰り返し継続される。
図2に示すように、大入賞装置33の左斜め上方には、第1の左入賞口34及び第2の左入賞口35がそれぞれ設けられている。これらの内部には、それぞれ左入賞口通過検知スイッチ34s、35s(図11参照)が設けられている。大入賞装置33の右斜め上方には、第2の右入賞口36と第2の右入賞口37とが設けられている。これらの内部には、右入賞口通過検知スイッチ36s、37s(図11参照)が設けられている。
次に、可動役物50について図4〜図7を参照して説明する。図4、図5は可動役物50の非作動状態を示しており、図4は斜視図、図5(a)は側面図、図5(b)は図5(a)をA方向から見たカム511の背面図である。図6、図7は可動役物50の作動状態を示しており、図6は斜視図、図7(a)は側面図、図7(b)は図7(a)をA方向から見たカム511の背面図である。なお、図5(a)、図7(a)では、左側が遊技盤20の前方側であり、右側が遊技盤20の後方側となっている。
可動役物50は、固定部材501と可動部材502を備えている。固定部材501と可動部材502は、1つの円筒形部材を斜めに分割した形状となっており、図5(a)に示すように遊技盤20の前方上側から後方下側に向かって分割されている。固定部材501は遊技盤20に固定されており、可動部材502は固定部材501に近接する第1の状態(可動役物50の非作動状態)と固定部材501から遠ざかる第2の状態(可動役物50の作動状態)に移行可能に構成されている。
可動部材502の前面側には、情報表示部503が設けられている。情報表示部503は、文字や図形等の任意の情報が表示可能となっており、本実施形態では「ABC」からなる文字情報が表示されている。情報表示部503の本体は、可動部材502の内部に配置されている。情報表示部503には文字部分が凸状に形成され、可動部材502の前面側は情報表示部503の文字部分に対応する部位が開口しており、情報表示部503の文字部分が外部に露出している。これにより、情報表示部503が外部から視認可能となっている。情報表示部503は透光性を有する半透明な部材から構成されている。
情報表示部503の後方側には保持板504が設けられており、情報表示部503は保持板504に固定されている。保持板504は、可動部材502の内壁に固定されている。保持板504の前面側(情報表示部503に近い側)にはランプ基板505が設けられている。ランプ基板505における情報表示部503の文字部分に対応する部位にはLEDが設けられている。ランプ基板505のLEDが点灯した場合には、LEDの光が情報表示部503を透過して、情報表示部503の文字部分が明るく表示される。
固定部材501と可動部材502は、アーム部材506により連結されている。アーム部材506は2本の棒状部材から構成されている(図6参照)。アーム部材506は、固定部材501と可動部材502が近接した状態のときに、固定部材501と可動部材502で形成される筒状の内部空間において、対角状に斜めに配置されている(図5参照)。このため、可動部材502の作動距離を規定するアーム部材506の長さをできるだけ長くすることができる。
本実施例では、アーム部材506は中空形状となっており、アーム部材506の内部に電気配線が設けられている。ランプ基板505は、この電気配線を介して遊技盤20に配置されたランプインターフェース基板261(図15参照)に接続されている。
アーム部材の506の一端側に固定部材501が接続され、他端側に可動部材502が接続されている。アーム部材506の一端側には第1貫通孔506aが形成され、アーム部材506の他端側には第2貫通孔506bが形成されている。アーム部材506における可動部材502側に設けられている第2貫通孔506bは、アーム部材506の長手方向に沿った長孔として構成されている。アーム部材506の第1貫通孔506aには第1軸部材507が貫通しており、アーム部材506の第2貫通孔506aには第2軸部材508が貫通している。アーム部材506と第1軸部材507は固定されている。第1軸部材507は固定部材501の内壁に回転可能に支持されており、第2軸部材508は可動部材502の内壁に固定されている。なお、第2貫通孔506bと第2軸部材が本発明の案内手段に相当し、第2貫通孔506bが本発明の長孔に相当し、第2軸部材が本発明の軸部材に相当している。
第2軸部材508には、爪部509が後方側に突き出るように固定されている。固定部材501の後方側には、モータ510が設けられている。モータ510の回転軸は遊技盤20の前後方向に配置されており、モータ510の回転軸にはカム511が固定されている。カム511は、爪部509の上面に当接するように配置されている。なお、本実施例の爪部509が本発明の押さえ部に相当している。
図5(b)に示すように、カム511はモータ510により図中の時計方向に回転駆動される。カム511は、回転軸から外周部までの距離が最小長から最大長まで連続的に変化する平板状の円板カムとして構成されている。カム511の回転軸から外周部までの距離は、最小長から図5(b)の反時計方向に向かって徐々に長くなり、最大長に至った後で最小長に急激に短くなるように構成されている。なお、モータ510とカム511が本発明のアーム部材作動手段に相当している。
次に、可動役物50の作動について説明する。可動役物50は、遊技の進行に応じて作動するように構成されている。例えば、演出図柄表示装置25における特別図柄の表示が通常リーチからスーパーリーチに移行する場合、スーパーリーチで外れが確定してから復活大当りとなった場合等のように、大当りに対する遊技者の期待感が高まるときに可動役物50を作動させることで、演出効果を高めることができる。
図4、図5に示す非作動状態(第1の状態)では、可動部材502が固定部材501に近接した状態となっており、外観上は可動部材502と固定部材501で1つの円筒形部材のように見えている。このとき、図5(b)に示すように、カム511における爪部509に当接している部位は最大長となっており、カム511の最下端により爪部509が最下方に押し下げられている。アーム部材506は、前方側が後方側より上方に位置し、第2軸部材508は第1貫通孔506における固定部材501に近い側に位置している。
非作動状態(第1の状態)から作動状態(第2の状態)に移行する際には、カム511が図5(b)における時計方向に回転する。これにより、カム511における爪部509に当接している部位は最大長から最小長に変化し、カム511の最下端が上方に移動する。この結果、可動部材502は自重により下方に落下するとともに、アーム部材506は爪部509がカム511の最下端に当接する位置まで移動し、前方側が後方側より下方に移動して停止する。
このとき、可動部材502は斜め下の前方側に回動しながら移動する。つまり、側方からみたときに可動部材が円弧を描いて上方から下方に移動するので、可動部材があたかも遊技者側に飛び出したかのように移動する。より具体的には、固定部材501の背面部分と可動部材502の前面部分は、非作動状態(第1の状態)では平行となっており、作動状態(第2の状態)に移行する際には、この平行状態を維持しながらアーム部材506が回動することに伴い、可動部材502は斜め下の前方側、遊技者側に飛び出したかのように回動しながら移動する。さらに、可動部材502が下方に移動する際、第2軸部材508がアーム部材506の第2貫通孔506b内を固定部材501から遠い側に移動し、可動部材502はさらに斜め前方へと移動する(図6、図7(a)参照)。
非作動状態(第1の状態)から作動状態(第2の状態)に移行する際には、カム511が最大長から最小長に急激に変化するため、可動部材502が急激に下方に移動することとなる。また、下方に移動した可動部材502は、演出図柄表示装置25に前面側に位置し、演出図柄表示装置25の表示領域と重なり合うこととなる(図3参照)。これにより、演出図柄表示装置25における画面表示と可動役物50の動きが相俟って演出効果を高めることができる。さらにランプ基板504のLEDが点灯することで、情報表示部503が明瞭に表示され、演出効果を高めることができる。
作動状態(第2の状態)から非作動状態(第1の状態)に移行する際には、カム511が図7(b)における時計方向に回転する。これにより、カム511における爪部509に当接している部位は最小長から最大長に徐々に変化し、カム511の最下端が下方に移動する。この結果、アーム部材506は爪部509がカム511の最下端に当接する位置まで移動し、前方側が後方側より上方に移動して停止するとともに、可動部材502はアーム部材506にしたがって上方に移動する。
アーム部材506が停止した後、第2軸部材508がアーム部材506の第2貫通孔506b内を前方側から後方側に移動し、可動部材502は固定部材501に近接する(図4、図5(a)参照)。
次に、本実施例の遊技機1の裏面構造について図8に基づいて説明する。図8は遊技機1の裏機構盤102の正面図である。
図8に示すように、裏機構盤102は中枠3における遊技盤20の反対面に設けられており、一対のヒンジ103により中枠3に開閉可能に取り付けられている。裏機構盤102の左上方部には、タンク球切れ検知スイッチ104を底部に備えた賞球タンク105が設けられている。賞球タンク105には、外部の補給装置から供給される払い出し用の遊技球が貯留されている。賞球タンク105の下方には、賞球タンク105と接続したタンクレール106が設けられている。
タンクレール106の右側には、球抜きレバー107が設けられている。球抜きレバー107の下流側には、遊技球払出装置109が設けられている。また、タンクレール106の下流側であって、遊技球払出装置109の上方には、タンクレール106を流下してきた遊技球の進行方向を変えて遊技球払出装置109に誘導するためのケースレール(遊技球誘導通路)108が設けられている。
タンクレール106の下方には、前面側に図柄表示装置31が取り付けられ、背面側にランプインタフェース基板112、図柄制御基板ケース113、演出制御基板ケース114がそれぞれ取り付けられた裏ケース111が設けられている。裏ケース111の下方には主制御基板ケース115が設けられ、主制御基板ケース115の下方には電源基板ケース116が設けられている。裏機構盤102の右上方部には、大当たり、発射装置制御、球切れ、扉開放、賞球、貸球用等の遊技機枠用外部接続端子を備えた枠用外部端子基板122が設けられている。
次に、本実施例の遊技機1の電子制御装置について、図9に基づいて説明する。図9は、電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図9に示すように、電子制御装置は、主制御部200と、その主制御部200に接続された副制御部230、260及び280とを含んで構成されている。副制御部は、払出制御部230、演出制御部260及び図柄制御部280から構成される。主制御部200は主制御基板200aを備え、副制御部230、260及び280は周辺制御基板として払出制御基板230a、演出制御基板260a及び図柄制御基板280aをそれぞれ備えている。
主制御部200は、各副制御部230、260及び280に処理内容を指示する指令信号(コマンドデータ)を送信し、各副制御部230、260及び280は指令信号に基づいて各種制御を行うように構成されている。
例えば、主制御部200から払出制御部230には、賞球払出を指示する賞球指示信号、遊技開始許可を指示する遊技開始許可信号、各種発射制御コマンド等のコマンドが送信される。各種発射制御コマンドには、球送り許可・禁止、発射許可・禁止、遊技開始許可等が含まれている。
また、主制御部200には、発射制御部250が接続されており、発射制御部250は発射制御基板250aを備えている。発射制御部250には主制御部200から球送り許可信号、発射許可信号が送信され、発射制御部250は主制御部200から送信された球送り許可信号、発射許可信号に基づいて制御を行うように構成されている。これら主制御部200、払出制御部230、演出制御部260、図柄制御部280および発射制御部250により、遊技機1の動作が制御される。
主制御部200は、遊技の進行を司るものであり、CPU400に内蔵されたROMから制御プログラムを読み出して遊技の進行制御を行うように構成されている。そして、主制御部200が、各副制御部230、250、260及び280に処理内容を指示する指令信号(コマンドデータ)を送信することにより、各副制御部230、260及び280は指令信号に基づいて各種制御を行うように構成されている。例えば、主制御部200から払出制御部230には、賞球払出を指示する賞球指示信号、遊技開始許可を指示する遊技開始許可信号等のコマンドが送信される。また、主制御部200から演出制御部260には、各種ランプ制御コマンド及び各種音声制御コマンドが送信される。主制御部200から図柄制御部280には、演出制御部260を介して、図柄の表示を指示する図柄表示制御コマンド、図柄表示の消灯を指示する図柄消灯コマンド等の各種図柄制御コマンドが送信される。
各制御部200、230、260及び280には、主電源129と接続された電源受電基板128から電源基板127と電源中継基板121とを介して電源が供給されている。また、電源立上げ時には、システムリセット信号が電源基板127および電源中継基板121を介して各制御部200、230、260及び280に送信される。なお、本実施例の遊技機1は、電源断時に主制御部200及び払出制御部230に作動電圧を供給する図示しないバックアップ用の補助電源部(図示略)を電源基板127に備えており、電源断時にも主制御部200及び払出制御部230のRAMデータが保持される。
図10は、主制御部200の主制御基板200aに設けられたCPU400の構成を示すブロック図である。図10に示すように、CPU400は、CPUコア401、内蔵RAM402(以下、単にRAMともいう)、内蔵ROM403(以下、単にROMともいう)、メモリ制御回路404、クロック発生器405、アドレスデコーダ406、ウォッチドッグタイマ407、カウンタ/タイマ408、パラレル入出力ポート409、リセット/割り込みコントローラ410、外部バスインターフェース411及び出力制御回路412を備えている。
CPU400は、ROM403に格納された制御プログラムにより、RAM402をワークエリアとして遊技機1全体の作動制御(遊技の基本進行制御)を司る。また、主制御部200は、CPU400が主体となって、ROM403に格納された当否判定プログラムにより当否判定を行う当否判定手段を構成している。なお、本実施例の主制御部200の制御周期は4msに設定されている。
図9に戻り、主制御部200には、盤用外部端子基板201、始動口入賞検知スイッチ28s、普通図柄作動ゲート検知スイッチ26s、盤面中継基板210及び遊技枠中継基板220が接続されている。始動口入賞検知スイッチ28sは、始動口28に遊技球が入球したことを検知するものである。普通図柄作動ゲート検知スイッチ26sは、普通図柄作動ゲート26を遊技球が通過したことを検知するものである。
次に、盤面中継基板210を図11に基づいて説明する。図11は、盤面中継基板210に接続された各種遊技装置を示すブロック図である。盤面中継基板210は、遊技盤20面に設けられた各種スイッチ等と主制御部200との間で、スイッチ信号等を中継するものである。
図11に示すように、盤面中継基板210には、入賞口通過検知スイッチ34s、35s、36s、37s、大入賞口入球検知スイッチ33s、各種ソレノイド28c、33cが接続されている。
入賞口通過検知スイッチ34s、35s、36s、37sは、各入賞口34、35、36、37への遊技球の入球を検知するものである。大入賞口入球検知スイッチ33sは、大入賞口33aに遊技球が入球したことを検知するものである。これらの遊技球検知スイッチは、近接スイッチあるいはフォトセンサ等により構成することができる。各種ソレノイドとしては、始動口28を開閉するための始動口ソレノイド28c、大入賞口を開閉するための大入賞口ソレノイド33c等がある。
次に、遊技枠中継基板220を図12に基づいて説明する。図12は、遊技枠中継基板220に対する信号の入出力を示すブロック図である。遊技枠中継基板220は、主に中枠3に設けられた各種スイッチ等と主制御部200との間で、スイッチ信号等を中継するものである。
図12に示すように、枠中継基板220には、発射球カウントスイッチ221、ファール球検出スイッチ222が接続されている。さらに枠中継基板220には、後述の球送り中継基板251を介して球送りカウントスイッチ254が接続されている。
発射球カウントスイッチ221は、発射装置ユニットにて発射された遊技球を検知するものである。ファール球検出スイッチ222は、発射装置ユニットから発射された遊技球が遊技領域21に到達しないで、下皿部6に戻ってきた遊技球を検知するものである。球送りカウントスイッチ254は、上皿部5から発射装置ユニットに送られた遊技球をカウントするものである。
次に、図9に戻り、払出制御部230について説明する。図9に示すように、払出制御部230には、枠用外部端子基板122、スイッチ中継端子基板231、CR接続基板234、発射制御部250等が接続されている。スイッチ中継端子基板231には、タンク球切れスイッチ232、下皿満タンスイッチ233が接続されている。タンク球切れスイッチ232は、枠用外部端子基板122にも接続されている。
タンク球切れスイッチ232は、賞球タンク105内の遊技球が球切れとなったことを検知するものである。タンク球切れスイッチ232の球切れ信号は、枠用外部端子基板122を介して外部の補給装置に送信され、補給装置から賞球タンク105に遊技球が補給される。下受け皿満タンスイッチ233は、下皿部6の下受け皿が満タン状態になったことを検知するものである。なお、払出制御部230の払出制御基板230aは、上記図10で示した主制御基板200aのCPU400と同様の構成を有するCPUを備えている。本実施例の払出制御部230の制御周期は、主制御部200より短い1msに設定されている。
払出制御部230を図13に基づいてさらに説明する。図13は、払出制御部230に対する信号の入出力を示すブロック図である。図13に示すように、払出制御部230には、CR接続基板234を介してプリペイドカードユニット13及びCR表示基板235が接続されている。CR表示基板235には、貸球ボタン236と返却ボタン237が接続されている。CR表示基板235は、CRユニット13との間で貸球やカード残り数等の信号を入出力するための基板である。
また、払出制御部230には、払出ユニット中継端子板239を介して払出モータ109f及び払出センサ109j、109kが接続され、状態表示LED中継端子板240を介して賞球表示LED基板241及びエラー表示LED基板242が接続されている。払出センサ109j、109kは、遊技球払出装置109で払い出された遊技球数を計数するものである。遊技球払出装置109で払い出される遊技球には、入賞に対して払い出す賞球と、遊技者に貸し出す貸球とが含まれている。
賞球表示LED基板241及びエラー表示LED基板242は、それぞれ賞球表示LED表示部4g及びエラーLED表示部4h(図1参照)に対応している。賞球表示LED基板241のLEDは賞球獲得の際に点灯あるいは点滅し、エラーLED基板242のLEDはエラー発生の際に点灯あるいは点滅する。
次に、発射制御部250を図14に基づいて説明する。図14は、発射制御部250に接続された各種遊技装置を示すブロック図である。図14に示すように、発射制御部250には、発射ハンドル8、原点センサ251、発射モータ252、球送り中継端子板253等が接続されている。発射ハンドル8から発射制御部250には、遊技者が発射ハンドル8を所定量以上回動させたかどうかを示す発射スタートスイッチ(図示略)からの発射スタート信号、遊技者が発射ハンドル8に触れているかどうかを示すタッチスイッチ8aからのタッチ信号等が入力する。
原点センサ251は、発射モータ252の回転軸が所定の原点位置(原点角度)にあるかどうかを検知するものである。発射モータ252は、発射位置に送り込まれた遊技球を遊技領域21に打ち込むための槌を稼働させるものであり、遊技者が発射ハンドル8を操作することにより作動する。
球送り中継端子板253には、上皿部5に貯留された遊技球を1個ずつ発射装置ユニットの発射位置に送り込むための球送りソレノイド(図示略)、球送りカウントスイッチ254が接続されている。上述のように、球送りカウントスイッチ254からの信号は遊技枠中継基板220を介して主制御部200に送信される。上記原点センサ251の信号は、発射制御部250を介して、払出制御部230に送信される。
次に、演出制御部260を図15に基づいて説明する。図15は、演出制御部260に接続された各種遊技装置を示すブロック図である。演出制御部260に設けられた演出制御基板260aには、CPU、ROM、RAM、入出力ポート等を有する演算回路構成要素(図示略)とサウンドジェネレータ(図示略)が設けられており、入出力ポートにおいて主制御部200に接続されている。
図15に示すように、演出制御部260には、ランプインタフェース基板261を介して、各種盤面LED基板263、各種遊技枠部LED基板264等が接続されている。ランプインターフェース基板261は、各種ランプ類の駆動回路が設けられており、演出制御基板260aから独立した別基板として構成されている。盤面LED基板263および遊技枠LED基板264には、遊技効果LED基板等が接続されている。これらのランプ類はゲームの進行に対応して点灯・消灯又は点滅し、遊技効果を高めている。
さらに、演出制御部260にはアンプ基板265が接続されている。アンプ基板265にはスピーカ266および音量スイッチ基板267が接続されている。スピーカ266からは、遊技の進行に対応して各種サウンド、音声等が出力される。音量スイッチ基板267は、図示しない音量スイッチの操作に従ってスピーカ266の出力音量の設定を行うものである。また、演出制御部260には、モード切替スイッチ268が設けられている。モード切替スイッチ268はディップスイッチとして構成されており、電源投入時に遊技場従業員が操作する。モード切替スイッチ268により、演出図柄表示装置25における背景や出現するキャラクタの変更等を行うことができる。
次に、図柄制御部280を図16に基づいて説明する。図16は、図柄制御部280に接続された各種遊技装置を示すブロック図である。図柄制御部280に設けられた図柄制御基板280aには、CPU、RAM、ROM、入出力ポート、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)等を有する演算回路構成要素(図示略)が設けられ、入出力ポートにおいて演出制御部260に接続されている。
図16に示すように、図柄制御部280には、演出図柄表示装置25を作動させる演出図柄表示装置基板281が接続されている。図柄制御部280は、CPUがROMに格納された制御プログラムに従ってRAMをワークエリアとして演出図柄表示装置25の制御を行う。また、図柄制御基板280aのROMには、特別図柄画像データやリーチ表示態様画像データが格納されている。
以上、本実施例の可動役物50によれば、可動部材502が上方後方側から下方手前側に移動するので、回動しながら遊技盤20の前方側に飛び出してくるように三次元的な動きをさせることができ、斬新な動きを実現できる。さらに、可動部材502の自重を利用し、カム511を用いてアーム部材506を上下に移動させることで可動部材502を移動させるので、簡単な構造で可動部材502に斬新な動きを付与することができる。
また、可動部材502がアーム部材506の長孔である第2貫通孔506bに案内されてスライドするので、可動部材502の可動範囲を大きくすることができるとともに、非作動状態の可動役物50をコンパクトにでき、可動役物の配置スペースを小さくすることができる。これにより、遊技盤20に大型の液晶表示装置が配置されたような場合でも、可動役物50を配置することが可能となる。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について説明する。本第2実施例は、上記第1実施例と比較して、アーム部材506における可動部材502側の構成が異なっている。
図17は可動役物50の非作動状態を示しており、(a)は側面図、(b)は平面図となっている。図18は可動役物50の作動状態を示しており、(a)は側面図、(b)は平面図となっている。なお、図17(b)と図18(b)に示す平面図では、アーム部材506周辺以外の図示を省略している。
図17、図18に示すように、本第2実施例では、アーム部材506の可動部材502側(他端側)に、アーム部材506の長手方向に沿って案内溝506cが設けられている。案内溝506cは、アーム部材506における可動部材502の内壁に対向する部位に設けられている。可動部材502の内壁には、係合部512が内側に突出するように設けられている。係合部512は、一端側が可動部材502の内壁に固定され、他端側の先端が案内溝506cに填り込むように構成されている。係合部512の他端側は、案内溝506c内をスライド可能となっている。なお、案内溝506cと係合部512が本発明の案内手段に相当している。
図17に示す非作動状態(第1の状態)では、可動部材502の係合部512がアーム部材506の案内溝506c内における固定部材501に近い側に位置している。そして、非作動状態から図18に示す作動状態(第2の状態)に移行する際には、可動部材502が下方に移動するとともに、可動部材502の係合部512がアーム部材506の案内溝506c内を固定部材501から遠い側に移動し、可動部材502はさらに斜め前方へと移動する。
以上説明した本第2実施例の構成によっても、上記第1実施例と同様、可動部材502の可動範囲を大きくすることができるとともに、非作動状態の可動役物50をコンパクトにでき、可動役物50の配置スペースを小さくすることができる。
また、本第2実施例のようなアーム部材506に案内溝506cを設ける構成によれば、上記第1実施例のようなアーム部材506に貫通孔506bを設ける構成に比較して、アーム部材506の強度を向上させることができる。これは、電気配線の内蔵などを目的として、アーム部材506を中空構造とした場合に特に有効である。
(他の実施形態)
なお、上各記実施例では、本発明をパチンコ遊技機に適用した例について説明したが、これに限らず、本発明は例えばアレンジボール遊技機(組合せ式遊技機)等の他の種類の遊技機にも適用可能である。
また、上記第1実施例では、案内手段として長孔状の第2貫通孔506bと、第2貫通孔506bに挿通する第2軸部材508を用い、上記第2実施例では、案内手段として案内溝506cと係合部512を用いたが、これに限らず、アーム部材506の他端側で可動部材502をアーム部材506の長手方向に沿って移動させることができる構成であればよい。
本発明の実施例に係る遊技機を示す正面図である。 遊技機の盤面構成を示す正面図である。 遊技機の盤面構成を示す正面図である。 第1実施例の可動役物の斜視図である。 第1実施例の可動役物の側面図である。 第1実施例の可動役物の斜視図である。 第1実施例の可動役物の側面図である。 遊技機の背面図である。 電子制御装置の構成を示すブロック図である。 主制御部のCPUの構成を示すブロック図である。 盤面中継基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図である。 遊技枠中継基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図である。 払出制御基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図である。 発射制御基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図である。 演出制御基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図である。 図柄制御基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図である。 (a)は第2実施例の可動役物の側面図であり、(b)は平面図である。 (a)は第2実施例の可動役物の側面図であり、(b)は平面図である。
符号の説明
1…遊技機、20…遊技盤、25…演出図柄表示装置、50…可動役物、501…固定部材、502…可動部材、503…情報表示部、506…アーム部材、506b…第2貫通孔(案内手段)、506c…案内溝(案内手段)、507…第1軸部材、508…第2軸部材(案内手段)、509…爪部(押さえ部)、510…モータ(アーム部材作動手段)、511…カム(アーム部材作動手段)、512…係合部(案内手段)、200…主制御部、230…払出制御部、250…発射制御部、260…演出制御部、280…図柄制御部。

Claims (1)

  1. 遊技の進行を司る主制御部と、
    前記主制御部の指示により遊技の演出を司る演出制御部と、
    遊技盤上に設けられた可動役物とを備える遊技機であって、
    前記可動役物は、
    前記遊技盤に対して固定された固定部材と、
    前記固定部材に近接した第1の状態と、前記固定部材から遠ざかった第2の状態に変化可能であり、任意の情報を表示可能な情報表示部を有する可動部材と、
    前記可動部材の内壁に設けられるとともに前記情報表示部を照射するランプ基板と、
    一端側に前記固定部材が接続し、他端側に前記可動部材が接続しているアーム部材と、
    前記アーム部材の一端側を中心として他端側を上下に往復移動させるアーム部材作動手段とを備えて構成されており、
    前記アーム部材が上方に移動したときに、前記可動部材が前記第1の状態となり、前記アーム部材が下方に移動したときに、前記可動部材が前記第2の状態となり、
    前記アーム部材の他端側において前記可動部材を前記アーム部材の長手方向に沿って移動させる移動手段が設けられ、
    前記移動手段は、前記アーム部材の他端側に該アーム部材の長手方向に沿って形成された案内溝と、前記可動部材に固定され前記案内溝に係合する係合部とを含んでおり、前記係合部が前記案内溝内を移動することで、前記可動部材を前記アーム部材の長手方向に沿って移動させるように構成され、
    前記第1の状態では、前記アーム部材の一端側が他端側より低い位置となり、前記移動手段により前記可動部材が前記アーム部材の長手方向に沿って前記固定部材に近い側に移動し、前記第2の状態では、前記アーム部材の一端側が他端側より高い位置となり、前記移動手段により前記可動部材が前記アーム部材の長手方向に沿って前記固定部材から遠い側に移動して、前記可動部材が前記第1の状態より前記遊技盤の前方側に位置し、
    前記可動部材は、前記第1の状態から前記第2の状態に移動する際に、前記遊技盤の側方からみたときに円弧を描いて上方から下方に移動し、
    前記アーム部材は中空構造であり、該アーム部材の内部に前記演出制御部と前記ランプ基板とを接続する電気配線が設けられていることを特徴とする遊技機。
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