JP4700653B2 - 実装ライン、実装基板の検査装置および検査方法 - Google Patents

実装ライン、実装基板の検査装置および検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4700653B2
JP4700653B2 JP2007143510A JP2007143510A JP4700653B2 JP 4700653 B2 JP4700653 B2 JP 4700653B2 JP 2007143510 A JP2007143510 A JP 2007143510A JP 2007143510 A JP2007143510 A JP 2007143510A JP 4700653 B2 JP4700653 B2 JP 4700653B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
cause
solder
mounting
defective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007143510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008300526A (ja
JP2008300526A5 (ja
Inventor
陽 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2007143510A priority Critical patent/JP4700653B2/ja
Publication of JP2008300526A publication Critical patent/JP2008300526A/ja
Publication of JP2008300526A5 publication Critical patent/JP2008300526A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4700653B2 publication Critical patent/JP4700653B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

この発明は、ハンダが塗布されて部品が搭載された後、ハンダがリフローされる実装基板に対して実装状態を検査する実装ライン、実装基板の検査装置および検査方法に関する。
印刷機によってハンダを印刷(塗布)した基板に対し、実装機によって部品を搭載するようにした実装ラインが周知である。
このような実装ラインにおいて実装基板の実装状態を検査する方法としては特許文献1,2に示す方法が周知である。
特許文献1,2の検査方法は、ハンダを印刷した後、部品を実装する前に、ハンダの印刷状態を検査するとともに、実装機により部品を実装した後、部品の実装状態を検査するようにしている。
特許第3685035号(図1) 特開2005−252290号(図1)
上記特許文献1,2に示す従来の実装基板の検査方法は、ハンダの印刷位置や部品の搭載位置を検査するものであるが、これらの位置データからは、不良原因を正確に特定することは困難であった。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、不良原因を正確に特定することができる実装ライン、実装基板の検査装置および検査方法を提供することを目的とする。
本発明は下記の手段を提供する。
[1] ハンダが塗布されて部品が搭載された後、ハンダがリフローされる実装基板に対して実装状態を検査する実装基板の検査装置であって、
部品を搭載した後、ハンダをリフローする前に、部品およびハンダの接合状態を3次元形状で認識してその認識画像データを取得する認識画像データ取得手段と、
不良とされる部品に対応する不良画像データが不良原因と関連付けされて蓄積されたデータベースと、
前記認識画像データに基づいて、部品とハンダとの接合状態が不良と判断された実装基板に対し、認識画像データと、前記データベースに蓄積された不良画像データとを照合して、不良画像データの中から、認識画像データに類似する不良画像データを検索し、当該不良画像データに関連付けされた不良原因を、前記認識画像データの不良原因として特定する不良原因特定手段と、を備えたことを特徴とする実装基板の検査装置。
[2] 前記データベースは、不良原因の種類毎に、どの設備のどの動作を修正すれば当該不良原因を取り除くことができるかの情報である不良原因と設備動作との関連情報を保持し、
不良原因特定手段によって特定された不良原因に応じて、前記不良原因と設備動作との関連情報を参照することにより、ハンダ塗布用のハンダ塗布機における塗布条件あるいは部品搭載用の実装機における実装条件の内少なくとも一方の条件を補正するための補正値を算出する補正値算出手段を備えた前項1に記載の実装基板の検査装置。
[3] 基板にハンダを塗布するハンダ塗布機と、ハンダが塗布された基板に部品を搭載する実装機と、部品が搭載された基板のハンダをリフローするリフロー炉と、を備えた実装ラインであって、
実装機とリフロー炉との間に検査装置が設けられ、
前記検査装置は
品とハンダとの接合状態を3次元形状で認識してその認識画像データを取得する認識画像データ取得手段と
不良とされる部品に対応する不良画像データが不良原因と関連付けされて蓄積されたデータベースと、
前記認識画像データに基づいて、部品とハンダとの接合状態が不良と判断された実装基板に対し、認識画像データと、前記データベースに蓄積された不良画像データとを照合して、不良画像データの中から、認識画像データに類似する不良画像データを検索し、当該不良画像データに関連付けされた不良原因を、前記認識画像データの不良原因として特定する不良原因特定手段と、を備えたことを特徴とする実装ライン。
[4] 前記データベースは、不良原因の種類毎に、どの設備のどの動作を修正すれば当該不良原因を取り除くことができるかの情報である不良原因と設備動作との関連情報を保持し、
不良原因特定手段によって特定された不良原因に応じて、前記不良原因と設備動作との関連情報を参照することにより、ハンダ塗布機の塗布条件および実装機の実装条件を補正するようにした前項3に記載の実装ライン。
[5] ハンダを塗布して部品を搭載した後、ハンダをリフローする実装基板に対して実装状態を検査する実装基板の検査方法であって、
部品を搭載した後、ハンダをリフローする前に、部品とハンダとの接合状態を3次元形状で認識してその認識画像データを取得し、
データベースに、不良とされる部品に対応する不良画像データを不良原因と関連付けして蓄積しておき、
前記認識画像データに基づいて、部品とハンダとの接合状態の良否を判断し、不良と判断された実装基板に対し、認識画像データと、前記データベースに蓄積された不良画像データとを照合して、不良画像データの中から、認識画像データに類似する不良画像データを検索し、当該不良画像データに関連付けされた不良原因を、前記認識画像データの不良原因として特定するようにした実装基板の検査方法。
上記発明[1]にかかる実装基板の検査装置によると、ハンダをリフローする前に、部品とハンダとの接合状態を3次元の認識画像データに基づいて検査できるため、不良原因の特定を正確に行うことができる。
上記発明[2]にかかる実装基板の検査装置によると、不良品が発生するのを有効に防止することができる。
上記発明[3]にかかる実装ラインによると、上記と同様に、不良原因の特定を正確に行うことができる。
上記発明[4]にかかる実装ラインによると、上記と同様に、不良品が発生するのを有効に防止することができる。
上記発明[5]にかかる実装基板の検査方法によると、上記と同様に、不良原因の特定を正確に行うことができる。
図1はこの発明の一実施形態にかかる実装ラインを示す概略正面図である。同図に示すように、この実装ラインは、上流側から下流側にかけて、基板搬入機1、印刷機2、複数台の実装機10…、検査装置3、リフロー炉4および基板搬出機5等の設備が並んで配置されている。
基板搬入機1は、未実装状態の多数の基板が収容されており、その基板を印刷機2に順次搬入する。
印刷機2は、搬入された基板に、ステンシル(マスク)を重装し、ステンシル上に供給したクリームハンダをスキージによって拡張することにより、ステンシルに形成された開口部(パターン孔)を介して基板の所定領域にクリームハンダを印刷(塗布)する。
実装機10…は、部品をピックアップ自在なヘッドを有し、そのヘッドにより部品供給部に供給される電子部品をピックアップした後、そのヘッドを、搬入された基板位置まで移動させて、部品を基板の所定位置に搭載する。
検査装置3は、後に詳述するように、搬入された基板における実装状態を検査して、良否を判断したり、不良原因を特定する。
リフロー炉4は、クリームハンダをリフローさせて成形した後、硬化させて、そのハンダによって部品の端子と基板の電極とを接続する。
基板搬出機5は、リフロー炉4から搬出された実装済の基板を順次収容していく。
本実施形態において、実装ラインを構成する各設備は、コントローラとしてパーソナルコンピュータ等によって構成される制御装置6…をそれぞれ備え、各制御装置6…によって各設備の動作が制御されるようになっている。
さらに各制御装置6…は、ネットワーク回線等の通信手段を介して互いに接続されており、各制御装置6…間において、信号の送受信が行われることにより、実装ライン全体として統括的な動作が行われる。
また各設備の制御装置6…には、動作状況などを表示する液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等の表示ユニット62…がそれぞれ設けられている。さらに各制御装置6…には、各種の情報を入力するためのキーボードやマウス等の入力ユニット(図示省略)が接続されている。
本実施形態の実装ラインにおいては、基板搬入機1から搬入される基板W、つまりハンダが印刷される前の基板Wには図3(a)に示すように、パッド(電極)Pが形成されている。
そしてこの基板Wが印刷機2に搬入されて印刷処理が施されると図3(b)に示すように、パッドP上に所定の形状で所定の大きさ(量)でクリームハンダSが印刷される。
ハンダSが印刷された後、基板Wが実装機10に搬入されて部品Eが搭載されると図3(c)に示すように、部品Eはその端子TがハンダSに押し込まれてパッドPに接触あるいは近接した状態で基板W上に配置される。
部品Eが搭載された後、基板Wがリフロー炉4に搬入されてハンダSがリフローされて硬化されると図3(d)に示すように、ハンダSが部品Eの端子表面からパッド表面を覆うように配置される。
こうしてハンダSが硬化された後、基板Wが基板搬出機5に搬入される。このような動作が順次繰り返されることにより、部品Eが実装された基板Wが順次生産される。
ここで本実施形態の実装ラインにおいて、印刷機2に起因する印刷不良、実装機10に起因する搭載不良、リフロー炉4に起因するリフロー不良について説明する。
図4(a)に示す正常な基板Wに対して、印刷機2による不良を生じさせる不良原因としては、図4(b−1)に示すようにハンダSの量が少ないハンダ量不足、図4(b−2)に示すようにハンダSの印刷位置がパッドPに対し位置ずれするハンダ位置ずれ、図4(b−3)に示すようにハンダSの形状が異形となるハンダ形状異常(ハンダ不均衡)等が例示される。
ハンダ量不足の不良原因がある場合に、図4(c−1)に示すように実装機10およびリフロー炉4によって、正常に搭載処理およびリフロー硬化処理が行われると、ハンダSがパッドPおよび端子Tに十分に接合されない状態、すなわち図4(d−1)に示すようにハンダぬれ不足不良が発生する。
ハンダ位置ずれの不良原因がある場合に、図4(c−2)に示すように正常に搭載処理およびリフロー処理が行われると、端子Tが浮き上がって、端子TとハンダSが未接続の状態、すなわち図4(d−2)に示すように端子浮き上がり不良が発生する。
またハンダ形状異常の不良原因がある場合に、図4(c−2)に示すように正常に搭載処理およびリフロー処理が行われると、ハンダ位置ずれの場合とほぼ同様に、図4(d−3)に示すように端子浮き上がり不良が発生する。
また図5(a)(b)に示すように正常な基板Wに、ハンダSが正常に印刷された際に、その基板Wに対して、実装機10による不良を生じさせる不良原因としては、図5(c−1)に示すようにヘッドが部品Eを基板Wに移載する際におけるヘッドの下降量の不足(下降量不足、斜め搭載)、図5(c−2)に示すようにヘッドが部品Eを基板Wに移載する際においてヘッドが下降状態で維持される時間の不足(タイマー不足、基板未達)や搭載圧力不足、図5(c−3)に示すように部品EのハンダS(パッドP)に対し位置ずれする搭載位置ずれ等が例示される。
下降量不足の不良原因がある場合に、正常にリフロー処理が行われると図5(d−1)に示すように、ハンダぬれ不足不良が発生する。
タイマー不足の不良原因がある場合に、正常にリフロー処理が行われると図5(d−2)に示すように、ハンダぬれ不足不良が発生する。
搭載位置ずれの不良原因がある場合に、正常にリフロー処理が行われると図5(d−3)に示すように端子浮き上がり不良が発生する。
また図6(a)〜(c)に示すように、正常な基板Wに印刷機2による印刷処理および実装機10による搭載処理が正常に行われた際に、その基板Wに対して、リフロー炉4による不良を生じさせる不良原因としては、図6(d−1)に示すようにリフロー処理時の熱量が不足する熱量不足、図6(d−2)に示すようにリフロー温度にバラツキがあるリフロー温度不均衡等が例示される。
熱量不足の不良原因があると、ハンダ硬化後には、上記したハンダぬれ不足不良が発生するとともに、リフロー温度不均衡の不良原因があると、上記した端子浮き上がり不良が発生する。
このようにハンダ硬化後に判明する不良にはそれぞれ不良原因があるが、ハンダ硬化後の不良状態から必ずしも、不良原因を特定することはできなない。例えば不良原因が印刷機2による印刷位置ずれの場合には(図4(b−2)参照)、ハンダ硬化後においては端子浮き上がり不良が発生し(図4(d−2)参照)、さらに不良原因が実装機10による実装位置ずれの場合(図5(c−3)参照)や、リフロー炉4によるリフロー温度不均衡の場合であっても、ハンダ硬化後においては上記と同様に、端子浮き上がり不良が発生する(図5(d−3),図6(d−2)参照)。
従ってハンダ硬化後に端子浮き上がり不良が判明したとしても、その不良原因が、印刷機2の印刷位置ずれによるものか、実装機10の搭載位置ずれによるものか、あるいはリフロー炉4のリフロー温度不均衡によるものか、を簡単に判断することは困難であった。
これに対し、実装機10による部品搭載後、リフロー炉4によるリフロー前の状態において、不良原因が印刷位置ずれの場合には図4(c−1)に示すように、パッドPに対してハンダSが位置ずれしているのを明確に認識でき、不良原因が印刷位置ずれであると正確に判断することができる。
さらに、印刷に関しては不良原因がハンダ不足やハンダ形状異常であるかも正確に判断することができる。
同様に、不良原因が搭載位置ずれである場合には図5(c−3)に示すように部品Eの端子Tが、ハンダS(パッドP)に対して位置ずれしているのを明確に認識でき、不良原因が搭載位置ずれであると正確に判断することができる。
同様に、不良原因がその他の搭載不良であるかも正確に判断することができる。
このように部品搭載後、リフロー前においては、部品に対して部品の外周に露出しているハンダの状況、あるいはさらに部品の端子と接続されるべき基板のパッド(電極)に対するハンダの状況に基づいて、不良がある場合の不良原因を正確に特定することができる。そこで本実施形態(本発明)においては、この点に留意して、後に詳述するように不良原因の特定を正確に行うようにしている。
一方、本実施形態において、検査装置3は、ハンダS上に部品Eの端子Tが搭載された状態で、部品の外形形状、部品外周に露出しているハンダの3次元形状、及びハンダ外周に露出している基板のパッド(電極)形状を認識可能な撮像手段を備えており、その撮像手段によって認識された3次元画像データを取得できるようになっている。
3次元画像データを取得する方法としては、従来より周知の方法を採用することができる。例えば撮像方向の異なる複数の箇所から撮像した複数の撮像データを画像処理して3次元画像データを取得する方法、X線による透視画像に基づいて3次元画像データを取得する方法、レーザや赤外線による反射ビームに基づいて3次元画像データを取得する方法、さらにこれらを組み合わせた方法等を採用することができる。
図2は検査装置3の制御系を示すブロック図である。同図に示すように、検査装置3には、上記したように制御装置6が設けられており、制御装置6によって、検査装置3の各駆動部の駆動が制御されて、後述する実装基板の検査が自動的に行われる。
この制御装置6は、演算処理部60、データ記憶部63、良否判定部64、不良原因特定部65、補正値算出部66および画像処理部67を備えている。
演算処理部60は、検査装置3の各種動作を統括的に管理する。
データ記憶部63は、検査装置3の検査に必要な各種のデータを一時的に記憶保持する。
良否判定部64は、実装基板における部品に対するハンダの接合状態、あるいはさらに基板のパッド(電極)に対するハンダの接合状態の良否を判定する。
不良原因特定部65は、不良の実装基板の不良原因を特定するためのプログラムを含み、このプログラムに従って、各種情報を処理することによって、後述するように不良原因を特定する。
補正値算出部66は、印刷条件および実装条件を補正する際の補正値を算出するプログラムを含み、このプログラムに従って、各種情報を処理することによって、後述するように補正値を算出する。
画像処理部67は、上記した3次元形状撮像手段によって撮像された画像データを処理して、ハンダ表面を3次元座標で表した複数点P1(x1,y1,z1)〜Pn(xn,yn,zn)として把握するとともに、検査に適した画像データ、例えば後述する基準画像データや不良画像データと対比し易い複数の横断面画像等の画像データ(認識画像データ)を作成する。これらの画像データではハンダ部分に加え部品、及びパッド部が画素の明るさが異なる形で付加されている。
さらに検査装置7は、上記したように、各種の情報を表示するためのCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示ユニット62が接続されるとともに、各種の情報を入力するためのキーボードやマウス等の入力ユニット(図示省略)が接続されている。
また検査装置3の制御装置6は、サンプル画像データが多数蓄積されたデータベース71に接続されている。
このデータベース71には、実装機10により実装された後、リフロー炉4によってリフロー硬化される前の状態において理想とされる、部品に対して部品の外周に露出しているハンダの3次元形状を、複数箇所のハンダ横断面の集合として構成したサンプル画像データ(基準の画像データ)が蓄積されている。具体的には図3(c)に示すもののハンダ部分を複数箇所で切断したとして得られる複数の横断面が、部品、及びパッド部が付加された形で基準の画像データとして蓄積されている。
さらにデータベース71には、実装後、リフロー前の状態において、不良とされる、部品に対して部品の外周に露出しているハンダの3次元形状を、複数箇所のハンダ横断面(部品、及びパッド部が付加された形のもの)の集合として構成した不良のサンプル画像データ(不良の画像データ)が、不良原因と関連付けされて、テーブルデータ等として多数蓄積されている。具体的には、図4(c−1)〜(c−3)の欄および図5(c−1)〜(c−3)の欄に示すもののハンダ部分を複数箇所で切断したとして得られる複数の横断面が、部品、及びパッド部が付加された形の不良の画像データが、不良原因と関連付けされてテーブルデータとして蓄積されている。なお図4,5においては、不良の画像データがそれぞれ3種類のみ示されているが、実際には多数の不良画像データが蓄積されている。
従って、制御装置6は、検査装置3において取得した部品Eとハンダ、および部品とパッドを含むハンダ回りの画像データ(認識画像データ)を、図3(c)に示す基準の画像データに照合させることにより、基準の画像に対する実際の画像の位置、角度姿勢のずれ量から、不良であるか否か(良否)の判断を行うことができる。
さらに制御装置6は、認識画像データと、上記不良の画像データとが順次照合させて、その不良画像データの中に、認識画像データに類似する不良画像データが存在する場合には、当該不良画像データに関連付けされた不良原因が、認識画像データ(検査対象部品)の不良原因であると推定できて、検査対象部品の不良原因を特定することができる。
なお不良画像データや基準画像データは、実際の基板の実装状態を撮像して得られる撮像データを利用して作成したり、部品メーカが作成する電子カタログ等に含まれる画像データを利用して作成したり、あるいは実装プログラム作成時に用いられた数値データを含む人工の画像データを利用して作成することができる。
またデータベース71には、不良原因の種類毎に、どの設備のどの動作を修正すれば当該不良原因を取り除くことができるかの情報、つまり不良原因と、その原因に関連する印刷機2および実装機10の動作(設備動作)とが関連付けされた情報(不良原因と設備動作との関連情報)が保持されている。
例えば印刷機2によるハンダ量不足の不良原因に対しては、状況に応じて印刷機2の印刷クリーニングやスキージ速度変更を行うという情報、印刷機2によるハンダ位置ずれの不良原因に対しては、印刷機2のステンシル位置(固定)に対する基板位置の補正を行うという情報、印刷機2によるハンダ形状異常の不良原因に対しては、状況に応じて印刷機2の版離れ動作変更やスキージ速度変更を行うという情報、実装機10による下降量不足(斜め搭載)の不良原因に対しては、実装機10の下降速度調整や下降量調整を行うという情報、実装機10によるタイマー不足(基板未達)の不良原因に対しては、実装機10の下降量調整や下降時間調整を行うという情報、実装機10による搭載位置ずれの不良原因に対しては、実装機10の搭載位置調整を行うという情報が保持されている。
従って検査装置3の制御装置6は、この不良原因と設備動作との関連情報を参照することによって、上記したように特定された不良原因に基づいて、その不良原因を解消するために、どの動作を補正するかの情報を取得することができる。
なおこの不良原因と設備動作との関連情報は、過去の生産データや実験データ等に基づいて適宜取得することができる。
次に検査装置3による検査動作について説明する。
まず印刷機2による印刷処理および実装機10…による搭載処理が施された基板Wが検査装置3に搬入されると、図7に示すように、基板W上の所定の部品(未検査の部品)に対してハンダ接合状態の検査が行われる(ステップS1でYES)。
すなわち検査装置3における撮像手段(図示省略)によって当該部品の部品EとハンダSとの接合状態が3次元で撮像されて認識され(ステップS2)、その撮像画像データが制御装置6に取得される。
次に取得した部品EとハンダSとの接合状態の画像データが画像処理部67によって処理されて、検査に適した横断面画像等の画像データ(認識画像データ)に加工される。
なお本実施形態においては、所定のプログラムに従って認識画像データを作成する検査装置3の制御装置6が、認識画像データ取得手段として機能する。
制御装置6に取得された認識画像データは、データベース71に保持された部品EとハンダSとの接合状態における基準の画像データと比較照合される(ステップS3)。
そして認識画像データにおける各部位の位置、角度姿勢のずれ等が、基準の画像データに対して所定の公差の範囲内に存在する場合には、良品であると判断される。
良品である(不良でない)場合には(ステップS4でNO)、当該部品に対する検査が終了する(ステップS10)。
また認識画像データが不良の場合には(ステップS4でYES)、認識画像データが、データベース71に保持された部品EとハンダSとの接合状態における不良の画像データと順次比較照合されて、不良画像データの中から、認識画像データに類似した不良画像データが検索される(ステップS5)。
なお認識画像データが不良画像データに対し類似か非類似かの判断方法は、認識画像データにおける各部位の位置、角度姿勢のずれ等が、照合される不良画像データに対し所定の範囲内に存在する場合には、類似であると判断し、所定の範囲を逸脱する場合には、非類似と判断する方法を採用することができる。
また多数の不良画像データの中から認識画像データに類似した不良画像データを検索方法としては、多数の不良画像データを1番目から順に1つずつ、認識画像データに照合していく方法の他に、認識画像データを、不良原因に応じて分類していき、最終的に分類された中の不良画像データを順次、認識画像データに照合していく階層式の検索方法を採用することもできる。
検索の結果、認識画像データに類似した不良画像データが存在する場合には(ステップS6でYES)、その不良画像データに関連付けされた不良原因情報から、検査対象の部品に関わるハンダ印刷や実装おける不良原因が特定される。
特定された不良原因が印刷機2に起因する場合には(ステップS7で「印刷機」)、後に詳述するように印刷条件が補正される(ステップS8)。
また特定された不良原因が実装機10に起因する場合には(ステップS7で「実装機」)、後に詳述するように実装条件が補正される(ステップS9)。
印刷条件および実装条件が補正されると、当該部品に対する検査が終了し(ステップS10)、次の部品に対して(ステップS1でYES)、上記と同様の検査が行われる。
こうして基板上の全ての部品に対して検査されて、基板上に未検査の部品が無くなると(ステップSでNO)、1つの基板に対する検査装置の動作が終了して、検査済の基板が次の設備、つまりリフロー炉4へと搬送される。
なお本実施形態においては、所定のプログラムに従って不良原因を特定する検査装置3の制御装置6が、不良原因特定手段として機能する。
一方、検査装置3の動作中において、不良の実装状態であるにもかかわらず(ステップSでYES)、不良画像データの中に、認識画像データに類似した不良画像データが見当たらない場合には(ステップS6でNO)、不良原因を特定できず、不良原因特定不可エラーとなり、エラー警告されて検査装置3の動作が終了する。なお、エラー警告としては、表示ユニット62におけるディスプレイ画面への表示や、ブザー音、警告灯等が用いられる。
次に、印刷機2に不良原因がある場合における塗布条件の補正動作(図7のステップS8)について説明する。
図8に示すように、認識画像データに類似した不良画像データから、不良原因が特定される(ステップS801)。
不良原因がハンダ量不足(図4(c−1)参照)である場合(ステップS802)、ハンダ量が全体的に不足しているか否かが判断される(ステップS803)。この判断方法としては、認識画像データにおけるハンダ部分の面積(体積)および形状に基づいて判断する方法を用いることができる。
ハンダ量が部分的に不足してハンダ量にバラツキがある場合には(ステップS803でNO)、その不良原因に関する情報が、検査装置3から印刷機2に送信される。そしてその情報を受信した印刷機3は、クリーニング処理を実行する(ステップS804)。すなわち印刷機2に設けられたクリーナーによって、ステンシル(マスク)が自動的にクリーニングされる。
なおハンダ量バラツキの不良原因に対して、クリーニングを選択しているが、この選択は、上記したようにデータベース71に保持された不良原因と設備動作とが関連付けられた不良原因と設備動作との関連情報に基づいて行われる。
ハンダ量が全体的に不足している場合には(ステップS803でYES)、不足量が算出されて、不良原因および不足量(補正値)に関する情報が、検査装置3から印刷機2に送信される。そしてその情報を受信した印刷機2は、不良原因および補正値に応じて、印刷機2におけるスキージの移動速度、基板に対する角度(アタック角)、あるいは印圧荷重等を変更(修正)する(ステップS805)。
なおハンダ量全体不足の不良原因に対して、スキージの速度変更が選択されているが、この選択は、上記したデータベース71の不良原因と設備動作との関連情報に基づいて行われるとともに、速度(パラメータ)は、算出された補正値に対応して調整される。以下同様にして、設備動作の選択や、パラメータの調整が行われる。
またハンダ不足量の算出方法としては、認識画像データのハンダ部分と、予め設定された基準となる理想の画像データのハンダ部分との面積(体積)差に基づいて、ハンダ不足量を算出する方法等を採用できる。
不良原因がハンダ位置ずれ(図4(c−2)参照)である場合には(ステップS806)、位置ずれ量(補正値)が算出されて、不良原因および補正値の情報が印刷機2に送信される。そしてその情報を受信した印刷機2は、不良原因および補正値に応じて、ステンシル(マスク)に位置合わせする基板の位置を修正する(ステップS807)。
ハンダの位置ずれ量(補正値)の算出は、認識画像データと基準画像データとを比較することによって行うことができる。なお以下において補正値を算出する場合には、上記と同様に、認識画像データと基準画像データとを比較することによって算出される。
不良原因がハンダ形状異常(図4(c−3)参照)である場合には(ステップS808)、さらに不良部分が詳細に分析される(ステップS809)。その結果、ハンダ部分におけるエッジが正しく形成されていない場合には(エッジ立ち不良:ステップS810)、不良の度合(補正値)が算出されて、不良原因および補正値の情報が印刷機2に送信される。そしてその情報を受信した印刷機2は、不良原因および補正値に応じて、印刷機2におけるステンシルに対する基板の離脱動作(版離れ動作)を修正する(ステップS811)。
またハンダ部分においてエッジまで十分にハンダが行き渡っていない場合(エッジ不足:ステップS812)、エッジにおけるハンダの不足量(補正値)が算出されて、不良原因および補正値の情報が印刷機2に送信される。そして印刷機2は、不良原因および補正値に応じて、印刷機2におけるスキージの速度を修正する(ステップS813)。
このように特定された不良原因から、不良の度合(補正値)が求められて、不良原因および補正値が印刷機2にフィードバックされ、不良原因および補正値に応じて、印刷機2の制御パラメータ(印刷条件)が修正される。
次に、実装機10に不良原因がある場合における搭載条件(実装条件)の補正動作(図7のステップS9)について説明する。
図9に示すように、認識画像データに類似した不良画像データから、不良原因が特定される(ステップS901)。
不良原因が斜め搭載(図5(c−1)参照)である場合(ステップS902)、部品姿勢の不良の度合(補正値)が算出されて、不良原因および補正値の情報が、対応する実装機10に送信される。そしてその情報を受信した実装機10は、不良原因および補正値に応じて、部品搭載時におけるヘッドの基板に対する下降速度や下降量を調整(修正)する(ステップS903,S905)。
不良原因が基板未達(図5(c−2)参照)である場合(ステップS904)、基板(パッドP)までの距離等の不良の度合(補正値)が算出されて、不良原因および補正値の情報が、対応する実装機10に送信される。そしてその情報を受信した実装機10は、不良原因および補正値に応じて、ヘッドの下降量を調整するとともに(ステップS905)、ヘッドが下降状態で維持される時間(下降時間)を調整する(ステップS906)。
不良原因が搭載位置ずれ(図5(c−3)参照)である場合(ステップS907)、位置ずれ量(補正値)が算出されて、不良原因および補正値の情報が、対応する実装機10に送信される。そしてその情報を受信した実装機10は、不良原因および補正値に応じて、ヘッドによる搭載位置を修正する(ステップS908)。
このように不良の部品に対して、不良の度合(補正値)が求められるとともに、不良原因および補正値の情報が、実装機10にフィードバックされ、不良原因および補正値に応じて、実装機2の制御パラメータ(実装条件)が修正される。
印刷条件や実装条件は、補正値を求める毎に補正(修正)するようにしても良いし、所定の時間毎や、所定の生産数毎にまとめて補正するようにしても良い。まとめて補正する場合には、補正値として、複数の補正値の平均値等を用いるようにすれば良い。
本実施形態においては、所定のプログラムに従って位置ずれ量やハンダ不足量等の補正値を算出する検査装置3の制御装置6が、不良原因特定手段として機能する。
以上のように、本実施形態における実装基板の検査装置3によれば、実装機10により部品を搭載した後、リフロー炉4によりハンダをリフローする前に、部品EとハンダSとの接合状態を3次元形状で認識して検査するようにしているため、部品端子が押し付けらて変形した状態のハンダ形状を検査することができる。このようにハンダを部品に関連させた状態で検査できるため、部品を搭載する前にハンダ状態のみを検査する場合等と比較して、より明確に良否の判定を行えるとともに、不良の場合における不良原因の特定を正確に行うことができる。すなわち、検査精度を一層向上させることができる。
しかも本実施形態では、ハンダをリフローする前に、ハンダの形状を認識して、その認識結果に基づいて不良原因を特定しているため、リフロー後に不良原因を特定する場合と異なり、リフローによってハンダが変形して不良原因の特定が困難になる等の不具合を確実に防止でき、不良原因を一層正確に特定することができる。
さらに本実施形態においては、上記したように不良原因を正確に特定できるため、その不良原因に対し、的確に対処することができ、不良の発生を未然に有効に防止でき、歩留まりおよび生産性を一層向上させることができる。
なお、リフロー炉4の下流側に検査機を配置し、ハンダ硬化処理が終了した基板の検査を行うことで、ハンダ付けの不良箇所を発見することができても、本実施形態が可能な不良原因の特定は困難である。
さらに本実施形態においては、ハンダ硬化処理が終了した基板の検査と組み合わせることで、不良原因がリフロー炉4にある場合であっても、不良原因を確実に特定することができる。すなわち本実施形態の検査装置3によって、部品搭載後、リフロー硬化前に検査を行って、良好と判定された場合、その良好な基板がリフロー炉4によってリフロー硬化された後、不良が発生したとすると、その不良原因は、リフロー硬化処理によるものと断定することができる。
具体的には、図6(a)〜(c)に示すように、正常な基板Wに正常に印刷処理および実装処理が行われた際に、その基板Wにおいてリフロー炉4によるリフロー硬化後に、図6(d−1)に示すようにハンダぬれ不足不良が発生した場合には、その不良原因はリフロー炉4による熱量不足であると特定することができる。さらにリフロー硬化後に、図6(d−2)に示すように端子浮き上がり不良が発生した場合には、その不良原因はリフロー炉4による温度不均衡であると特定することができる。
このように不良原因がリフロー炉4にある場合であっても、不良原因の種類を絞り込むことができ、不良対策を確実に行えて、歩留まりおよび生産性をより一層確実に向上させることができる。
なお上記実施形態においては、位置ずれ量やハンダ不足量等の補正値の算出を、検査装置3の制御装置6によって行うようにしているが、それだけに限られず、本実施形態においては、補正値の算出を、検査装置以外の制御装置等のコンピュータによって行うようにしても良い。例えば印刷に関する補正値の算出を、印刷機の制御装置(コンピュータ)によって行ったり、実装に関する補正値の算出を、実装機の印刷装置(コンピュータ)によって行うようにしても良い。さらに実装ラインの各設備の制御装置(コンピュータ)を統括する上位のホストコンピュータを設けるような場合には、そのホストコンピュータによって、補正値の算出を行うようにしても良い。
さらに上記実施形態においては、検査装置によって、実装基板における部品とハンダとの接合状態の良否を判断するようにしているが、それだけに限られず、本発明の検査装置においては、良否判断は行わずに、不良原因の特定のみを行うようにしても良い。例えば本発明の検査装置を、実装ラインに対し並列的に配置しておき、基板生産とは別に、検査装置によって不良原因の特定を行うようにしても良い。この場合には、良否判断用の装置を実装ラインに配置しておいて、その装置によって不良と判断された基板のみを検査装置に移載するようにするのが良い。
また上記実施形態においては、印刷機の下流側に隣接させるように実装機を配置しているが、それだけに限られず、本発明においては、印刷機と実装機との間に、ハンダ状態を2次元あるいは3次元で検査する検査装置を配置するようにしても良い。この場合には、実装前のハンダ状態も検出できるため、より一層検査精度を向上させることができる。
この発明の一実施形態にかかる実装ラインを示す概略正面図である。 実施形態の実装ラインに採用された検査装置の制御系を示すブロック図である。 実施形態の実装ラインによって理想的に生産される基板を各処理毎の状態で示す横断面図である。 実施形態において印刷機に不良原因が合った場合に実装ラインによって生産される基板を各処理毎の状態で示す横断面図である。 実施形態において実装機に不良原因が合った場合に実装ラインによって生産される基板を各処理毎の状態で示す横断面図である。 実施形態においてリフロー炉に不良原因が合った場合に実装ラインによって生産される基板を各処理毎の状態で示す横断面図である。 実施形態の検査装置における検査動作を説明するためのフローチャートである。 実施形態の検査装置における印刷条件の補正動作を説明するためのフローチャートである。 実施形態の検査装置における実装条件の補正動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
2 印刷機
3 検査装置
4 リフロー炉
10 実装機
E 部品
S ハンダ
W 基板

Claims (5)

  1. ハンダが塗布されて部品が搭載された後、ハンダがリフローされる実装基板に対して実装状態を検査する実装基板の検査装置であって、
    部品を搭載した後、ハンダをリフローする前に、部品およびハンダの接合状態を3次元形状で認識してその認識画像データを取得する認識画像データ取得手段と、
    不良とされる部品に対応する不良画像データが不良原因と関連付けされて蓄積されたデータベースと、
    前記認識画像データに基づいて、部品とハンダとの接合状態が不良と判断された実装基板に対し、認識画像データと、前記データベースに蓄積された不良画像データとを照合して、不良画像データの中から、認識画像データに類似する不良画像データを検索し、当該不良画像データに関連付けされた不良原因を、前記認識画像データの不良原因として特定する不良原因特定手段と、を備えたことを特徴とする実装基板の検査装置。
  2. 前記データベースは、不良原因の種類毎に、どの設備のどの動作を修正すれば当該不良原因を取り除くことができるかの情報である不良原因と設備動作との関連情報を保持し、
    不良原因特定手段によって特定された不良原因に応じて、前記不良原因と設備動作との関連情報を参照することにより、ハンダ塗布用のハンダ塗布機における塗布条件あるいは部品搭載用の実装機における実装条件の内少なくとも一方の条件を補正するための補正値を算出する補正値算出手段を備えた請求項1に記載の実装基板の検査装置。
  3. 基板にハンダを塗布するハンダ塗布機と、ハンダが塗布された基板に部品を搭載する実装機と、部品が搭載された基板のハンダをリフローするリフロー炉と、を備えた実装ラインであって、
    実装機とリフロー炉との間に検査装置が設けられ、
    前記検査装置は
    品とハンダとの接合状態を3次元形状で認識してその認識画像データを取得する認識画像データ取得手段と
    不良とされる部品に対応する不良画像データが不良原因と関連付けされて蓄積されたデータベースと、
    前記認識画像データに基づいて、部品とハンダとの接合状態が不良と判断された実装基板に対し、認識画像データと、前記データベースに蓄積された不良画像データとを照合して、不良画像データの中から、認識画像データに類似する不良画像データを検索し、当該不良画像データに関連付けされた不良原因を、前記認識画像データの不良原因として特定する不良原因特定手段と、を備えたことを特徴とする実装ライン。
  4. 前記データベースは、不良原因の種類毎に、どの設備のどの動作を修正すれば当該不良原因を取り除くことができるかの情報である不良原因と設備動作との関連情報を保持し、
    不良原因特定手段によって特定された不良原因に応じて、前記不良原因と設備動作との関連情報を参照することにより、ハンダ塗布機の塗布条件および実装機の実装条件を補正するようにした請求項3に記載の実装ライン。
  5. ハンダを塗布して部品を搭載した後、ハンダをリフローする実装基板に対して実装状態を検査する実装基板の検査方法であって、
    部品を搭載した後、ハンダをリフローする前に、部品とハンダとの接合状態を3次元形状で認識してその認識画像データを取得し、
    データベースに、不良とされる部品に対応する不良画像データを不良原因と関連付けして蓄積しておき、
    前記認識画像データに基づいて、部品とハンダとの接合状態の良否を判断し、不良と判断された実装基板に対し、認識画像データと、前記データベースに蓄積された不良画像データとを照合して、不良画像データの中から、認識画像データに類似する不良画像データを検索し、当該不良画像データに関連付けされた不良原因を、前記認識画像データの不良原因として特定するようにした実装基板の検査方法。
JP2007143510A 2007-05-30 2007-05-30 実装ライン、実装基板の検査装置および検査方法 Active JP4700653B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007143510A JP4700653B2 (ja) 2007-05-30 2007-05-30 実装ライン、実装基板の検査装置および検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007143510A JP4700653B2 (ja) 2007-05-30 2007-05-30 実装ライン、実装基板の検査装置および検査方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008300526A JP2008300526A (ja) 2008-12-11
JP2008300526A5 JP2008300526A5 (ja) 2011-02-24
JP4700653B2 true JP4700653B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=40173771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007143510A Active JP4700653B2 (ja) 2007-05-30 2007-05-30 実装ライン、実装基板の検査装置および検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4700653B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011077095A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Nec Corp 設備監視システム、設備監視方法および設備監視プログラム
JP2011129350A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Tyco Electronics Japan Kk コネクタ実装基板、コネクタ実装基板の製造方法
JP5881237B2 (ja) * 2011-10-28 2016-03-09 Jukiオートメーションシステムズ株式会社 検査装置、処理装置、情報処理装置、対象物製造装置及びその製造方法
JP5909649B2 (ja) * 2012-09-14 2016-04-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装方法及び部品実装システム
WO2014080525A1 (ja) * 2012-11-26 2014-05-30 富士機械製造株式会社 装着位置ずれ原因究明方法および電子回路部品装着装置
JP5794329B2 (ja) * 2014-02-14 2015-10-14 日本電気株式会社 設備監視システム、設備監視方法および設備監視プログラム
DE112015006789T5 (de) 2015-10-14 2018-04-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Bauteilmontagevorrichtung
JP7046483B2 (ja) * 2016-11-17 2022-04-04 ハンファ精密機械株式会社 電子部品実装システム及び電子部品実装方法
JP6915981B2 (ja) * 2016-11-17 2021-08-11 ハンファ精密機械株式会社 電子部品実装システム及び電子部品実装方法
JP6720336B2 (ja) * 2016-12-05 2020-07-08 ヤマハ発動機株式会社 基板作業システム
JP7073111B2 (ja) * 2018-01-05 2022-05-23 株式会社弘輝テック はんだ付け検査結果フィードバックシステム
JP7194881B2 (ja) * 2019-01-09 2022-12-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装システムおよび実装基板の製造方法
JP7245971B2 (ja) * 2019-01-09 2023-03-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装システムおよび実装基板の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006324424A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Omron Corp 不良要因分析システム
JP2007058690A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Omron Corp 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007081080A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Omron Corp 基板検査システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006324424A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Omron Corp 不良要因分析システム
JP2007058690A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Omron Corp 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007081080A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Omron Corp 基板検査システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008300526A (ja) 2008-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4700653B2 (ja) 実装ライン、実装基板の検査装置および検査方法
JP6413246B2 (ja) 品質管理装置および品質管理装置の制御方法
JP6233061B2 (ja) 品質管理装置、品質管理方法
JP6264072B2 (ja) 品質管理装置及びその制御方法
JP6812660B2 (ja) 生産ラインの管理装置
JP4917236B2 (ja) 粘性媒体を備えた基板を用意する方法と装置及び塗布誤りの訂正のための噴射手段の使用
JP4493421B2 (ja) プリント回路基板検査装置とプリント回路基板組み立て検査ラインシステムおよびプログラム
US20060016066A1 (en) Pick and place machine with improved inspection
JP2010271165A (ja) プリント基板の検査装置
JP6277754B2 (ja) 品質管理システムおよび内部検査装置
JP4969664B2 (ja) 半田印刷検査装置及び半田印刷システム
JP6922694B2 (ja) 管理システム、管理装置、管理方法、及びプログラム
US20050125993A1 (en) Pick and place machine with improved setup and operation procedure
JP6349734B2 (ja) 品質管理装置、品質管理方法、およびプログラム
JP6913165B2 (ja) 検査結果報知方法、検査結果報知装置および部品実装システム
JP5064812B2 (ja) 情報収集方法、情報収集システム、及び情報収集用のプログラム
JP4249543B2 (ja) 回路基板の外観検査方法及び回路基板の外観検査装置
JP2008186879A (ja) 基板検査方法
US6119337A (en) Method of mounting conductive balls
JP7484733B2 (ja) 管理システム、管理装置、管理方法、及びプログラム
JP2003046300A (ja) Pcb製造ラインの管理システムおよびpcb製造管理方法
KR102510457B1 (ko) 표면실장 장치 및 방법
JP2015148507A (ja) 品質管理システム
JP2004226175A (ja) 基板実装ラインの運転支援装置
JP3870579B2 (ja) はんだ検査方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110111

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20110111

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20110209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4700653

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250