JP7245971B2 - 部品実装システムおよび実装基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に部品を装着する部品実装システムおよび実装基板の製造方法に関する。
部品実装装置は、装着ヘッド移動機構によって水平方向に高速で移動する装着ヘッドが、部品供給装置より部品を取り出して基板に装着する装着動作を繰り返し実行して、基板に複数の部品を装着した実装基板を製造する。部品実装装置では、装着動作を反復実行する過程で発生する装着ヘッド移動機構の熱変形などの装置変動に起因して、基板に装着した部品の装着位置の位置ずれが発生する(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の部品実装システムでは、全ての部品の装着が完了した基板を部品実装装置の下流に配置した検査装置に搬送し、検査装置が部品の装着位置を計測し、計測結果に基づいて補正量が算出される。そして、次の基板に部品を装着する際に、この補正量に基づいて補正された実装位置に部品実装装置が部品を装着することで、部品の装着精度を確保している。
特開2016-58604号公報
ところで、部品装着後に個々に切り離される複数の個別基板から構成される基板などでは、合計で1万個を超える大量の部品が装着される場合がある。そのような基板では装着作業に要する時間が長くなり、装着作業中に装置の状態が変動して装着位置の位置ずれ量が変動することがある。しかしながら、特許文献1に記載を含む従来技術では、全部品を装着した後に計測した全部品の装着位置に基づいて補正量を算出しているため、算出された補正量が現在の部品実装装置の状態を反映していない可能性があり、部品の装着精度が確保できないという問題点があった。
そこで本発明は、装置変動の影響による部品の装着位置のずれを精度良く補正することができる部品実装システムおよび実装基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装システムは、装着ヘッドによって基板に複数の部品を装着する部品実装装置と、前記装着ヘッドによって装着された部品の装着位置を計測する検査手段と、前記検査手段による計測結果に基づいて装着位置の補正量を算出する補正量算出装置と、を有する部品実装システムであって、前記検査手段は、前記装着ヘッドによって前記複数の部品が装着された第1の基板の前記複数の部品の装着位置を計測し、前記補正量算出装置は、前記計測された前記装着位置のうち、前記第1の基板に直近に装着された一部の部品の計測結果に基づいて、装着位置の補正量を算出し、前記部品実装装置は、前記算出された補正量に基づいて、前記第1の基板の後の第2の基板に装着する前記一部の部品を含む複数の部品の装着位置を補正する装着位置補正手段を備え、前記装着ヘッドは、前記第2の基板の前記補正された装着位置に前記複数の部品を装着する。
本発明の実装基板の製造方法は、装着ヘッドによって基板に複数の部品を装着する部品実装装置と、前記装着ヘッドによって装着された部品の装着位置を計測する検査手段と、を有する部品実装システムによって、前記基板に前記部品を装着する実装基板の製造方法であって、前記装着ヘッドによって、第1の基板に前記複数の部品を装着する第1の装着工程と、前記検査手段によって、前記第1の基板に装着された前記複数の部品の装着位置を計測する検査工程と、前記計測された前記装着位置のうち、前記第1の基板に直近に装着された一部の部品の計測結果に基づいて、装着位置の補正量を算出する補正量算出工程と、前記算出された補正量に基づいて、前記第1の基板の後の第2の基板に装着する前記一部の部品を含む複数の部品の装着位置を補正する装着位置補正工程と、前記装着ヘッドによって、前記第2の基板の前記補正された装着位置に前記複数の部品を装着する第2の装着工程と、を含む。
本発明によれば、装置変動の影響による部品の装着位置ずれを精度良く補正することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の構成を示す平面図 本発明の一実施の形態の部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態の部品実装システムにおける装着検査方法の工程説明図 本発明の一実施の形態の実装基板の製造方法のフロー図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の第2の実施例の構成を示す平面図
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品実装システム、部品実装装置、検査装置の仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図2、及び後述する一部では、水平面内で互いに直交する2軸方向として、基板搬送方向のX方向(図2における左右方向)、基板搬送方向に直交するY方向(図2における上下方向)が示される。
まず図1を参照して、部品実装システム1の構成を説明する。部品実装システム1は、基板に部品を実装して実装基板を製造する機能を有するものであり、部品実装装置M1および検査装置M2を備えている。これらの装置は通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3に接続されている。なお、部品実装システム1が備える部品実装装置M1は1台に限定されることはなく、2台以上でも良い。
部品実装装置M1は、装着ヘッドによって上流側から搬入された基板の装着位置に部品供給部から取り出した部品を装着する部品装着作業を行う。検査装置M2は、検査カメラによって部品実装装置M1から搬送された基板に装着された部品Dの装着状態を検査し、装着位置を計測する。管理コンピュータ3は、ライン管理機能と併せて、検査装置M2によって取得された計測結果に基づいて、装着位置精度を改善するために部品実装装置M1にフィードバックすべき補正量を算出する機能を有している。
次に図2を参照して、部品実装装置M1の構成を説明する。図2において、基台4の中央には、基板搬送機構5がX方向に設置されている。基板搬送機構5は、上流側から搬入された基板6をX方向へ搬送し(図4(b)の矢印b)、以下に説明する装着ヘッドによる装着作業位置に位置決めして保持する。また、基板搬送機構5は、部品装着作業が完了した基板6を下流側の検査装置M2に搬送する(図4(a)の矢印a)。
基板搬送機構5の両側方には、部品供給部7がそれぞれ設置されている。部品供給部7には、複数のテープフィーダ8がX方向に並列に装着されている。テープフィーダ8は、部品を格納するポケットが形成されたキャリアテープを部品供給部7の外側から基板搬送機構5に向かう方向(テープ送り方向)にピッチ送りすることにより、装着ヘッドが部品をピックアップする部品取出し位置に部品を供給する。
図2において、基台4の上面におけるX方向の両端部には、リニア駆動機構を備えたY軸テーブル9が配置されている。2基のY軸テーブル9の間には、同様にリニア機構を備えた2基のビーム10がY方向に移動自在に結合されている。2基のビーム10には、それぞれ装着ヘッド11がX方向に移動自在に装着されている。装着ヘッド11は、下端に装着された吸着ノズルによって部品を保持して昇降可能な複数の吸着ユニット(図示省略)を備えている。
Y軸テーブル9およびビーム10は、装着ヘッド11を水平方向(X方向、Y方向)に移動させる装着ヘッド移動機構12を構成する。装着ヘッド移動機構12および装着ヘッド11は、部品供給部7に装着されているテープフィーダ8の部品取出し位置から部品をピックアップし、基板搬送機構5に保持された基板6の装着位置に装着する部品装着作業を実行する。部品装着作業において装着ヘッド11は、部品供給部7の上方に移動し、各吸着ノズルで所定の部品をそれぞれピックアップし、基板6の上方に移動し、各吸着ノズルが保持する部品をそれぞれの実装位置に実装する一連の装着ターンを繰り返す。
図2において、ビーム10には、ビーム10の下面側に位置して装着ヘッド11とともに一体的に移動するヘッドカメラ13が装着されている。装着ヘッド11が移動することにより、ヘッドカメラ13は基板搬送機構5の装着作業位置に位置決めされた基板6の上方に移動して、基板6に設けられた基板マーク(図示せず)を撮像して基板6の位置を認識する。
部品供給部7と基板搬送機構5との間には、部品認識カメラ14が設置されている。部品認識カメラ14は、部品供給部7から部品を取り出した装着ヘッド11が部品認識カメラ14の上方に位置した際に、吸着ノズルに保持された部品を下方から撮像する。装着ヘッド11による部品の基板6への部品装着作業では、ヘッドカメラ13による基板6の認識結果と部品認識カメラ14による部品の認識結果と後述する補正量とを加味して装着位置の補正が行われる。このように、部品実装装置M1は、装着ヘッド11によって基板6に複数の部品を装着する。
次に図3、図4を参照して、検査装置M2の構成を説明する。図4(a)において、検査装置M2の基台30aの中央には、基板搬送機構31がX方向に設置されている。基板搬送機構31は、上流側の部品実装装置M1から搬送された基板6をX方向へ搬送し(矢印a)、検査カメラ32による検査作業位置に位置決めして保持する(図4(b))。図4(c)において、基板搬送機構31は、装着検査作業が完了した基板6を下流側に搬出する(矢印c)。
図3において、検査装置M2は、検査カメラ32を水平方向(X方向、Y方向)に移動させる検査カメラ移動機構33を備えている。検査カメラ32は、基板搬送機構31に保持された基板6に装着された部品Dを撮像して装着状態を検査する(図4(b)参照)。このように、検査装置M2は、装着ヘッド11によって装着された部品の装着位置を検査カメラ32(検査手段)によって計測する。
次に図3を参照して、部品実装システム1の制御系の構成について説明する。管理コンピュータ3、部品実装装置M1および検査装置M2は、通信ネットワーク2を介して接続されている。部品実装装置M1は、実装制御装置20、基板搬送機構5、部品供給部7、装着ヘッド11、装着ヘッド移動機構12、ヘッドカメラ13、部品認識カメラ14を備えている。実装制御装置20は、実装記憶部21、実装搬送制御部22、装着制御部23、実装通信部24を備えている。実装通信部24は、通信ネットワーク2を介して検査装置M2、管理コンピュータ3との間でデータの送受信を行う。
実装記憶部21は記憶装置であり、生産データ21a、補正量データ21bなどが記憶されている。生産データ21aには、実装基板の生産機種名、基板6に装着される部品Dの部品名(種類)、部品Dのサイズ、装着位置(XY座標)、装着順序などが含まれている。
図3において、検査装置M2は、検査制御装置30、基板搬送機構31、検査カメラ32、検査カメラ移動機構33を備えている。検査制御装置30は、検査記憶部34、検査搬送制御部35、検査制御部36、検査通信部37を備えている。検査通信部37は、通信ネットワーク2を介して部品実装装置M1、管理コンピュータ3との間でデータの送受信を行う。検査記憶部34は記憶装置であり、検査データ34aなどが記憶されている。検査データ34aは、実装基板の生産機種名、基板6に装着される部品Dの装着位置(XY座標)、部品Dのサイズなどが含まれている。
図3において、管理コンピュータ3は、管理処理装置40を備えている。管理処理装置40は、管理記憶部41、補正量算出部42、入力部43、表示部44、管理通信部45を備えている。管理記憶部41は記憶装置であり、装着履歴データ41a、算出条件データ41b、計測データ41cなどが記憶されている。
装着履歴データ41aには、基板6に部品Dが装着された時間(装着ターンの時間)を含む、部品実装装置M1で実行された部品装着作業の履歴が部品実装装置M1から送信されて記憶されている。算出条件データ41bは、検査装置M2による計測結果に基づいて装着位置の補正量を算出する対象となる部品Dを特定する情報が記憶されている。算出条件としては、直近の装着数(装着時間が遅い方から数えた部品数)、全部品数に占める直近の装着数の割合(例えば、最後から30%の部品D)、直近の装着時間(所定時間内に装着された部品D)などが使用される。
入力部43は、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置であり、操作コマンドやデータ入力時などに用いられる。表示部44は液晶パネルなどの表示装置であり、管理記憶部41が記憶する各種データを表示する他、入力部43による操作のための操作画面、データ入力画面などを表示画面に表示する。管理通信部45は、通信ネットワーク2を介して部品実装装置M1、検査装置M2との間でデータの送受信を行う。
図3において、実装搬送制御部22は、基板搬送機構5を制御して、上流側から搬入された基板6を装着作業位置に位置決めして保持させる。また、実装搬送制御部22は、基板搬送機構5を制御して、全ての部品Dが装着された基板6を検査装置M2に搬送させる。検査搬送制御部35は、基板搬送機構31を制御して、部品実装装置M1から搬送された基板6を検査作業位置に位置決めして保持させる。また、検査搬送制御部35は、基板搬送機構31を制御して、装着検査作業が完了した基板6を下流側に搬出させる。
図3において、検査制御部36は、検査データ34aに含まれる基板6に装着された部品Dの実装位置に基づいて検査カメラ32、検査カメラ移動機構33を制御して、基板6に装着された部品Dの装着位置(以下「検査装着位置」と称する。)を計測する装着検査を実行する。すなわち、検査カメラ32、検査カメラ移動機構33、および検査制御部36は、装着ヘッド11によって複数の部品Dが装着された基板6に装着された複数の部品Dの装着位置を計測する検査手段である。このように、検査手段は、部品実装装置M1から基板6が搬送される検査装置M2に備えられている。
検査制御部36は、予定の装着位置に対する検査装着位置(以下「装着位置ずれ量」と称する。)を算出して、管理コンピュータ3に送信する。管理コンピュータ3は、送信された装着位置ずれ量を計測データ41cとして管理記憶部41に記憶させる。
図3において、補正量算出部42は、装着履歴データ41a、算出条件データ41bに基づいて、計測データ41cに含まれる直近に装着された所定数の部品Dの装着位置ずれ量を統計処理して、基板6に部品Dを装着する際の装着位置の補正量を算出する。統計処理としては、例えば、装着位置ずれ量が所定値よりも大きかったりする異常なデータを除いた装着位置ずれ量の平均などが使用される。
すなわち、補正量算出部42は、検査装置M2によって計測された装着位置のうち直近に装着された少なくとも一つの部品Dの計測結果(計測データ41c)に基づいて装着位置の補正量を算出する補正量算出装置である。補正量算出部42は、算出された補正量を部品実装装置M1に送信する。部品実装装置M1は、送信された補正量を補正量データ21bとして実装記憶部21に記憶させる。また、補正量データ21bに古いデータが記憶されている場合は、新たに算出した補正量に更新される。なお、補正量算出部42は、所定時間内に装着された部品Dの計測結果(計測データ41c)に基づいて補正量を算出してもよい。
図3において、装着制御部23は、内部処理部として装着位置補正部23aを備えている。装着制御部23は、生産データ21aに含まれる装着位置、装着順序に基づいて、部品供給部7、装着ヘッド11、装着ヘッド移動機構12を制御して、基板6に部品Dを装着する部品装着作業を実行させる。装着位置補正部23aは、部品装着作業の際に、ヘッドカメラ13による基板6の位置の認識結果、部品認識カメラ14による吸着ノズルに保持された部品Dの認識結果、補正量データ21bに含まれる補正量に基づいて、基板6に部品Dを装着する際の装着位置を補正する。
すなわち、装着位置補正部23aは、補正量算出装置(補正量算出部42)によって算出された補正量(補正量データ21b)に基づいて、基板6に装着する複数の部品Dの装着位置を補正する装着位置補正手段である。そして、装着ヘッド11は、基板6の補正された装着位置に複数の部品Dを装着する。このように、基板6に装着された部品Dのうち、直近に装着された部品Dの装着結果(計測データ41c)に基づいて装着位置をフィードバックして次の基板6に部品を装着することで、部品数が多くて実装時間が長い基板6であっても、直近の装置変動の影響による部品Dの装着位置ずれを精度良く補正することができる。
なお、図3に示す部品実装システム1では、補正量算出装置(補正算出部42)は管理コンピュータ3が備えていたが、この形態に限定されることはない。例えば、補正量算出装置は部品実装装置M1に含まれていてもよい。その場合、検査装置M2で算出された装着位置ずれ量(計測データ41c)は部品実装装置M1に送信されて部品実装装置M1に記憶される。また、補正量算出装置は検査装置M2に含まれていてもよい。その場合、装着位置ずれ量(計測データ41c)は検査装置M2に記憶される。
次に図5のフローに沿って図4を参照しながら、部品実装システム1によって基板6に部品Dを装着する実装基板の製造方法について説明する。ここでは、補正量の初期値が補正量データ21bに記憶されているとする。図6において、まず、部品実装装置M1において、実装搬送制御部22は基板搬送機構5を制御して、上流側から搬入された第1の基板6Aを装着作業位置に搬送させて保持させる(ST1:基板搬入工程)。
次いで装着位置補正部23aは、ヘッドカメラ13による基板6の位置の認識結果、部品認識カメラ14による吸着ノズルに保持された部品Dの認識結果、補正量データ21bに含まれる補正量に基づいて装着位置を補正する(ST2:装着位置補正工程)。次いで装着制御部23は、装着ヘッド11、装着ヘッド移動機構12を制御して、第1の基板6Aの補正された装着位置に部品Dを装着させる(ST3:部品装着工程)。次いで装着制御部23は、全ての部品Dを第1の基板6Aに装着したか否かを判断する(ST4)。
全ての部品Dを装着していない場合は(ST4においてNo)、装着位置補正工程(ST2)に戻って次の部品Dが装着される(ST3)。すなわち、全ての部品Dが装着されるまで、装着ターン(ST2、ST3)が繰り返し実行される。全ての部品Dが第1の基板6Aに装着されると(ST4においてYes)、次いで実装搬送制御部22は基板搬送機構5を制御して第1の基板6Aを部品実装装置M1から検査装置M2に搬送させ、検査搬送制御部35は基板搬送機構31を制御して第1の基板6Aを検査作業位置に保持させる(ST5:搬送工程)(図4(a)の矢印a)。
図5において、次いで検査装置M2において、検査制御部36は検査カメラ32と検査カメラ移動機構33(検査手段)を制御して、第1の基板6Aに装着された複数の部品Dの装着位置を計測し、装着位置ずれ量を算出する(ST6:検査工程)(図4(b))。算出された装着位置ずれ量は管理コンピュータ3に送信され、計測データ41cとして管理記憶部41に記憶される。
次いで管理コンピュータ3において、補正量算出部42は、検査工程(ST6)における計測結果(計測データ41c)、装着履歴データ41a、算出条件データ41bに基づいて、計測された装着位置のうち直近に装着された所定数(少なくとも一つ)の部品Dの計測結果に基づいて、装着位置の補正量を算出する(ST7:補正量算出工程)。算出された補正量は部品実装装置M1に送信されて、補正量データ21bとして実装記憶部21に記憶される(または、算出された補正量に更新される)。
図5において、検査搬送制御部35は基板搬送機構31を制御して第1の基板6Aを検査装置M2の下流側に搬出させる(ST8:基板搬出工程)(図4(c)の矢印c)。次いで予定の実装基板の生産が終了していない場合は(ST9においてNo)、基板搬入工程(ST1)に戻って次の第2の基板6Bが部品実装装置M1に搬入され(図4(b)の矢印b)、第2の基板6Bに対する部品装着作業が実行される。予定数の実装基板が生産されると(ST9においてYes)、実装基板の製造が終了する。
第2の基板6Bの装着位置補正工程(ST2)では、第1の基板6Aに直近に装着された部品Dの装着位置ずれ量から算出された補正量(補正量データ21b)に基づいて、第2の基板6Bに装着する複数の部品Dの装着位置が補正される。これによって、直近の装置変動の影響による部品Dの装着位置ずれを精度良く補正することができる。
このように、第1の基板6Aの部品装着工程(ST3)は、装着ヘッド11によって、第1の基板6Aに複数の部品Dを装着する第1の装着工程である。また、第2の基板6Bの部品装着工程(ST3)は、装着ヘッド11によって、第2の基板6Bの補正された装着位置に複数の部品Dを装着する第2の装着工程である。そして、搬送工程(ST5)は、第1の装着工程の後に、第1の基板6Aを部品実装装置M1から検査装置M2に搬送する。
なお、第2の基板6Bの基板搬入工程(ST1)は、第1の基板6Aが検査装置M2に搬送されてから基板搬出工程(ST8)によって検査装置M2の下流側に搬出される間に、実行するようにしてもよい(図4(b)参照)。すなわち、部品実装装置M1から第1の基板6Aが搬出されると、次の第2の基板6Bを部品実装装置M1に搬入するようにしてもよい。これによって、実装基板の製造時間を短縮することができる。
上記説明したように、本実施の形態の部品実装システム1は、部品実装装置M1と、装着された部品Dの装着位置を計測する検査手段(検査カメラ32、検査カメラ移動機構33、検査制御部36)と、検査手段による計測結果(計測データ41c)に基づいて装着位置の補正量を算出する補正量算出装置(補正量算出部42)と、を有している。
検査手段は、装着ヘッド11によって複数の部品Dが装着された第1の基板6Aの複数の部品Dの装着位置を計測し、補正量算出装置は、計測された装着位置のうち直近に装着された少なくとも一つの部品Dの計測結果に基づいて、装着位置の補正量(補正量データ21b)を算出する。そして、部品実装装置M1は、算出された補正量に基づいて、第2の基板6Bに装着する複数の部品Dの装着位置を補正する装着位置補正手段(装着位置補正部23a)を備え、装着ヘッド11は、第2の基板6Bの補正された装着位置に複数の部品Dを装着する。これによって、装置変動の影響による部品Dの装着位置ずれを精度良く補正することができる。
なお、上記の部品実装システム1では、検査手段は検査装置M2に備えられていたが、この形態に限定されることはない。例えば、検査装置M2の検査カメラ32の換わりに部品実装装置M1が備えるヘッドカメラ13を使用して、基板6に装着された部品Dの装着位置を計測するようにしてもよい。すなわち、検査手段(ヘッドカメラ13、装着ヘッド移動機構12)は部品実装装置M1に備えられてもよい。その場合、直前に部品Dを装着させた装着ヘッド11とは異なる装着ヘッド11と一体的に移動するヘッドカメラ13を使用するのが望ましい。これによって、計測結果に誤差を発生させる装着ヘッド移動機構12の熱変形の影響を抑制することができる。
次に図6を参照して、本実施の形態の部品実装装置の第2の実施例(以下「第2の部品実装装置M3」と称する。)について説明する。第2の部品実装装置M3では、2基のビーム10のうちの一方(図6では下側)に、装着ヘッド11の換わりに検査カメラ15が装着されているところが、図2に示す部品実装装置M1とは異なる。以下、部品実装装置M1と共通する部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。部品実装システム1では、部品実装装置M1と検査装置M2の換わりに第2の部品実装装置M3が配置される。
図6において、Y軸テーブル9および下側のビーム10は、検査カメラ15を水平方向(X方向、Y方向)に移動させる検査カメラ移動機構を構成する。第2の部品実装装置M3が備える実装制御装置20は、検査制御部36を有している。第2の部品実装装置M3では、装着作業位置に保持された基板6への部品装着作業が終了すると、検査カメラ15によって複数の部品Dの装着位置が計測される。そして、検査制御部36が算出した装着位置ずれ量が、管理コンピュータ3に送信される。このように、検査手段(Y軸テーブル9、ビーム10、検査カメラ15、検査制御部36)は第2の部品実装装置M3に備えられている。これによって、部品実装システム1から検査装置M2を削減することができる。
本発明の部品実装システムおよび実装基板の製造方法は、装置変動の影響による部品の装着位置ずれを精度良く補正することができるという効果を有し、部品を基板に実装する分野において有用である。
1 部品実装システム
6 基板
6A 第1の基板
6B 第2の基板
11 装着ヘッド
12 装着ヘッド移動機構(検査手段)
13 ヘッドカメラ(検査手段)
15、32 検査カメラ(検査手段)
D 部品
M1 部品実装装置
M2 検査装置
M3 第2の部品実装装置(部品実装装置)

Claims (9)

  1. 装着ヘッドによって基板に複数の部品を装着する部品実装装置と、前記装着ヘッドによって装着された部品の装着位置を計測する検査手段と、前記検査手段による計測結果に基づいて装着位置の補正量を算出する補正量算出装置と、を有する部品実装システムであって、
    前記検査手段は、前記装着ヘッドによって前記複数の部品が装着された第1の基板の前記複数の部品の装着位置を計測し、
    前記補正量算出装置は、前記計測された前記装着位置のうち、前記第1の基板に直近に装着された一部の部品の計測結果に基づいて、装着位置の補正量を算出し、
    前記部品実装装置は、
    前記算出された補正量に基づいて、前記第1の基板の後の第2の基板に装着する前記一部の部品を含む複数の部品の装着位置を補正する装着位置補正手段を備え、
    前記装着ヘッドは、前記第2の基板の前記補正された装着位置に前記複数の部品を装着する、部品実装システム。
  2. 前記検査手段は前記部品実装装置に備えられる、請求項1に記載の部品実装システム。
  3. 前記検査手段は、前記部品実装装置から基板が搬送される検査装置に備えられる、請求項1に記載の部品実装システム。
  4. 前記少なくとも一つの部品は所定数の部品である、請求項1から3のいずれかに記載の部品実装システム。
  5. 前記少なくとも一つの部品は所定時間内に装着された部品である、請求項1から3のいずれかに記載の部品実装システム。
  6. 前記補正量算出装置は前記部品実装装置に含まれる、請求項1から3のいずれかに記載の部品実装システム。
  7. 前記補正量算出装置は前記検査装置に含まれる、請求項3に記載の部品実装システム。
  8. 装着ヘッドによって基板に複数の部品を装着する部品実装装置と、前記装着ヘッドによって装着された部品の装着位置を計測する検査手段と、を有する部品実装システムによって、前記基板に前記部品を装着する実装基板の製造方法であって、
    前記装着ヘッドによって、第1の基板に前記複数の部品を装着する第1の装着工程と、
    前記検査手段によって、前記第1の基板に装着された前記複数の部品の装着位置を計測する検査工程と、
    前記計測された前記装着位置のうち、前記第1の基板に直近に装着された一部の部品の計測結果に基づいて、装着位置の補正量を算出する補正量算出工程と、
    前記算出された補正量に基づいて、前記第1の基板の後の第2の基板に装着する前記一部の部品を含む複数の部品の装着位置を補正する装着位置補正工程と、
    前記装着ヘッドによって、前記第2の基板の前記補正された装着位置に前記複数の部品を装着する第2の装着工程と、を含む、実装基板の製造方法。
  9. 前記検査手段は、前記部品実装装置から基板が搬送される検査装置に備えられ、
    前記第1の装着工程の後に、前記第1の基板を前記部品実装装置から前記検査装置に搬送する搬送工程を、さらに含む、請求項8に記載の実装基板の製造方法。
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