JP4698004B2 - エレベーター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つの昇降路内に上下方向に離間配置され、それぞれ独立に昇降しうる複数個の乗りかごを備えたエレベーターに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にエレベーターにおいては、1つの昇降路には1台の乗りかごのみが昇降するように構成されている。一方、建物には、居住又は勤務している人数に応じて適切な台数のエレベーターが必要であり、これらの人口が多い建物ほどエレベーター台数を多く必要とする。しかしながら、エレベーターの台数を多くすることは、エレベーターの設置面積を多く必要とすることになり建物の有効面積が狭くなり、不経済となる等の問題がある。
【0003】
そこで、2つの乗りかごを上下に重ねたダブルデッキエレベーターが提案されている。しかしながら、この方式は、建物の全ての階の高さを高くしなければならない点、上下の乗りかごのうちいずれか一方しか呼びがない場合にも他の乗りかごも同時に停止させなければならない点、また、昼間、夜間の閑散時には少ない乗客を2台分の大きさのエレベーターで運ばねばならないため消費電力が多い点等の問題がある。
【0004】
このようなことから、上昇側昇降路と下降側昇降路の上層部及び下層部間を上部横行路及び下部横行路で連結して循環型の昇降路を形成し、この循環型の昇降路内を複数台の乗りかごが走行するようにしたシステムも提案されている。また、通常の昇降路内の上方に第1の乗りかごを、下方に第2の乗りかごを配設し、第1の乗りかごは昇降路上部の巻き上げ機に掛けたロープで駆動し、第2の乗りかごは昇降路の底部に設けた油圧プランジャーにより駆動するようにしたものも提案されている。
【0005】
ところが、このようなものに於いては、上下の乗りかごに同時に乗客が乗り込み出発する場合、先に出発した乗りかごが次の階で停止すると、次の乗りかごは前の乗りかごの移動を待たなければならず、非効率的な運行になる。そこで、先に出発する乗りかごのサービス範囲を建屋全体の上層部に設定し、次に出発する乗りかごのサービス階を下層側に設定することにより、乗りかごの干渉を抑制するようにすることも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなシステムにおいては、1つの昇降路内を複数個の乗りかごが移動し、しかも、停止階などが異なる違う種類の乗りかごが順次同一の出入り口に到達するため、希望する乗りかごとは異なる乗りかごに利用者が誤乗車する可能性がある。
【0007】
また、ホールで待機している利用者が次に到着する乗りかごの種類を前もって認識できれば、誤乗車を防止することができ、エレベーターの利便性をさらに高めることができるが、従来のエレベーターにおいては次に来るエレベーターの種類等を認識することができない等の問題がある。
【0008】
さらに、1つの昇降路に複数個の乗りかごが存在する場合には次のような問題がある。例えば、1つの昇降路に乗りかごAと乗りかごBが存在し、乗りかごAの行き先階に乗りかごBが停止している場合には、前述のように乗りかごAは乗りかごBが移動するのを待って発車する必要がある。このような場合、乗りかごAの乗客は発車準備ができているにもかかわらず、当該乗りかごが発車しないため、イライラ感や不安感を持つという問題が発生する。
【0009】
本発明は、このような点に鑑み、1つの昇降路内に存在する複数個の乗りかごの運行状況を利用者に知らせることができ、また、ホールで待機している利用者が次に到着する乗りかごの種類を前もって認識でき、或いは、呼びが発生している階床への運行が直ちにはできない場合にイライラ感や不安感を除くことができるようにしたエレベーターを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、1つの昇降路内に上下方向に離間配置され、それぞれ独立に昇降しうる少なくとも第1および第2の乗りかごと、
それぞれの乗りかごを昇降させる駆動手段と、
それぞれの乗りかごの運行を制御する運行制御装置と、
乗りかご及びホールに乗客が希望する利用階または利用方向を入力できる利用階入力装置または利用方向入力装置と、
位置、運転方向、運転状態、乗車の可否などの運行状況に関する情報を、ホールの前記情報を必要とする場所に、前記第1および第2の乗りかごについて表示する運行情報表示装置と、を備え、
前記運行情報表示装置は、前記昇降路の最下階の階床に該当する階床表示灯から最上階の階床に該当する階床表示灯へと一行に並べられた複数の階床表示灯と、前記第1および第2の乗りかごの昇降方向をそれぞれ表示する方向表示灯とを有しており、
前記運行制御装置は、前記一行に並べられた複数の階床表示灯のうち、前記第1の乗りかごが現在位置する階床に該当する階床表示灯を第1の色で表示し、前記第2の乗りかごが現在位置する階床に該当する階床表示灯を第2の色で表示するとともに、前記第1の乗りかごの昇降方向を表示する方向表示灯を前記第1の色で点灯させ、前記第2の乗りかごの昇降方向を表示する方向表示灯を前記第2の色で点灯させるように構成されていることを特徴とするエレベーター。
【0011】
また、位置、運転方向、運転状態、乗車の可否などの運行状況に関する情報を、ホールの前記情報を必要とする場所に、前記第1および第2の乗りかごについて音声で伝達する音声伝達装置をさらに設けることができる。
【0012】
また、乗りかごが到着したことや、もうすぐ到着することを知らせる到着情報伝達装置をさらに設け、
前記到着情報伝達装置は、前記第1および第2の乗りかごのうちどの乗りかごが到着したかが識別可能なように構成することができる。
【0013】
さらに、乗りかごの呼び出しが発生したにもかかわらず、他の乗りかごの状態によって当該乗りかごの運転ができない場合に、他の乗りかごの運転状況や当該乗りかごの運転予定などの運行情報を伝達する運転不能情報伝達装置をさらに設けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
第1実施形態
図1及び図2は本発明の第1の実施の形態を示す図であって、地下2階から地上6階までの停止階床が8つある昇降路に、2台の乗りかごがある場合を例に取り説明する。
なお、乗りかごは3台以上あっても差し支えなく、停止階床の数にも制限はない。
【0016】
昇降路内には乗りかご1a、1bの2台が配設されており、運行制御装置2からの指令に応じてそれぞれ独立した駆動手段により運行されるようにしてある。また、上記運行制御装置2には図しない位置検知手段により検知された各乗りかご1a、1bの現在位置が入力されている。
【0017】
乗りかご1a、1bには、かご側利用階入力装置10a、10bと、かご側運行情報表示装置11a、11bが設けられており、それらは伝送線3を介して運行制御装置2と情報や信号のやりとりを行うことができるようにしてある。
【0018】
また、各乗り場ホールには、ホール側利用方向入力装置4a、4bとホール側運行情報表示装置5a、5bが設けられており、それらも伝送線6を介して運行制御装置2と情報や信号のやりとりを行うことができるようにしてある。
【0019】
図2はかご側運行情報表示装置10a、10b或いはホール側運行情報表示装置5a、5bに用いられる運行情報表示装置の1例を示す図であり、両端部には△或いは▽の方向表示灯7a、7b、8a、8bが設けられており、運行制御装置2からの信号に応じて、それぞれ青色で点灯するものと赤色で点灯するものが合計4つ付いている。青色で点灯する方向表示灯7a、8aは乗りかご1aに対応し、赤色で点灯する方向表示灯7b、8bは乗りかご1bに対応するようになっている。また、中央部には階床を表示する階床表示灯12a〜12hが設けられてあり、B2から6までの文字を、運行制御装置2からの信号に応じて、青或いは赤で点灯するようになっている。
【0020】
しかして、かご側利用階入力装置10a、10b或いはホール側利用方向入力装置4a、4bを操作することにより、乗りかご1a、或いは乗りかご1bへの利用要求を運行制御装置2に伝えると、この情報を元に運行制御装置2によって所定の乗りかご1a、或いは1bが運行される。この場合、運行制御装置2は乗りかご1a、1bの運行方向に関する情報を持っているので、かご側或いはホール側の運行情報表示装置の方向表示灯7a、7b、8a、8bのいずれかが点灯され、乗りかごの運行方向が乗りかご内やホールに表示され、利用者にそのことが伝えられる。
【0021】
また、運行制御装置2は、検知した乗りかご1a、1bの現在位置を階床表示灯の該当する部分を青色或いは赤色で点灯することにより表示し、利用客に伝える。例えば、乗りかご1aが4階にあり、乗りかご1bが地下1階にあり、共に上方に向かっている場合には、方向表示灯7a、7bがそれぞれ青と赤で▲のように点灯され、階床表示灯12fが青で点灯され、階床表示灯12bが赤で点灯される。
【0022】
このようにして、1つの昇降路内に存在する複数個の乗りかごの運行状況を効果的に利用者に知らせることができる。
【0023】
第1参考例
図3は、本発明の第1参考例を示す図であり、乗りかご1aの運行状況を表示する運行情報表示装置13aと、乗りかご1bの運行情報表示装置13bを用い、各乗りかご毎に複数の行で情報を表示するようにしてある。その他の点については第1の実施の形態と同一である。
【0024】
すなわち、運行情報表示装置13a及び13bには、それぞれの両端部に△或いは▽の方向表示灯7a、7b、8a、8bが設けられており、中央部には階床を表示する階床表示灯12a〜12hが設けられ、B2から6までの文字を、運行制御装置2からの信号に応じて点灯するようになっている。
【0025】
しかして、例えば乗りかご1aが4階にあり、乗りかご1bが地下1階にあり、共に上方行に向かっている場合には、運行情報表示装置13aの方向表示灯7a、及び運行情報表示装置13bの方向表示灯7bが共に▲のように点灯され、運行情報表示装置13aの階床表示灯12f、および運行情報表示装置13bの階床表示灯12bが点灯される。
【0026】
このように、本実施の形態においても1つの昇降路内に存在する複数個の乗りかごの運行状態を利用者に知らせることができる。
【0027】
第2参考例
また、図4は本発明の第2参考例を示す図であり、図2に示す運行情報表示装置の代わりに、運行情報表示装置14が設けられている。すなわち、上記運行情報表示装置14には、その両端部に△或いは▽の方向表示灯7a、7b、8a、8bが設けられており、中央下部には階床を示す数字B2〜6が印字されている。そして、これらの数字の上方には、乗りかご1a、1b用の矩形状の階床表示灯15a〜15h、及び16a〜16hが2行にわたって設けられ、運行制御装置2からの信号に応じて点灯されるようにしてある。
【0028】
しかして、この場合にも方向表示灯7a、7b、8a、或いは8bの点灯によって各乗りかごの運行方向及びそれらの位置が表示される。例えば、乗りかご1aが4階にあり、乗りかご1bが地下1階にあり、共に上方向に向かっている場合には、方向表示灯7a、7bが点灯され、階床表示灯15f、16bが点灯される。
【0029】
第3参考例
図5は本発明の第3参考例を示す図であり、図2に示す運行情報表示装置の代わりに、運行情報表示装置17が設けられている。すなわち、上記運行情報表示装置17には、その両端部に△或いは▽の方向表示灯7a、7b、8a、8bが設けられており、中央下部には階床を示す数字B2〜6が印字されている。そして、これらの数字の上方には、乗りかご1a、1bに対応して乗りかご1a、1bの現在の位置を示すように左右方向に移動する矢印状の階床表示部品18a、18bが設けられている。そして、運行制御装置2からの信号に応じて上記階床表示部品18a、18bがそれぞれ所定の場所まで移動するようになっている。
【0030】
しかして、この場合にも方向表示灯7a、7b、8a、或いは8bの点灯によ乗りかごの運行方向を指示すると共に、階床表示部品18a、18bによって当該乗りかごの現在位置が表示される。例えば、乗りかご1aが4階にあり、乗りかご1bが地下1階にあり、共に上方向に向かっている場合には、方向表示灯7a、7bが▲のように点灯され、階床表示部品18a、18bがそれぞれ4階及びB1の位置に移動される。
【0031】
第4参考例
また、図6は本発明の第4参考例を示す図であり、運行情報表示装置として、文字列表示装置19a、19bを有する運行情報表示装置20が設けられている。すなわち、上記運行情報表示装置20にはそれぞれ乗りかご1a、1bに関する情報が文字列で表示できるようになっており、乗りかご1a、1bの運行方向に関する情報や、乗りかごの位置に関する情報を表示し、利用者に伝えることができる。
【0032】
第2の実施の形態
図7は本発明の第2の実施の形態を示す図であり、乗りかご1a、1b内、及び各ホールには、かご側音声伝達装置21a、21b、或いはホール側音声伝達装置22a、22bが設けられている。すなわち、かご側音声伝達装置21a、21b、及びホール側音声伝達装置22a、22bは、運行制御装置2からの信号に応じて、乗りかご1a、1bの運行方向や位置に関する情報を所定の音声で発することで伝えるようになっている。その他は図1に示すものと同一である。
【0033】
しかして、エレベーターの利用者は上記音声によって乗りかごの運行方向や位置の情報を得ることができ、誤乗車等を防止することができる。上記音声の使用に際しては、音質の異なった音声を少なくとも2種類用意し、それらを乗りかご1a、1bで使い分けすることもできる。例えば、乗りかご1aの情報を伝える場合には男性の声を使用し、乗りかご1bの情報を伝える場合には女性の声を使用することで、複数の乗りかごに関する情報を区別して、乗りかご内やホールの利用客に伝えることができる。
【0034】
第3の実施の形態
さらに、図8は第3の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態のエレベーターにおける各ホールに、到着情報伝達装置23a、23bが追加されており、これらが伝送線6によって運行制御装置2と情報や信号のやりとりを行うことができるようにしてある。
【0035】
図9は、ホールドア24の上部に到着情報伝達装置23aを設けた例であり、到着情報伝達装置23aは発光部25を有し、運行制御装置2からの信号に応じて、少なくとも2種類の色を点灯又は点滅させることができる。
【0036】
運行制御装置2は、乗りかご1a、或いは1bが所定階床に到達する場合、到達する以前に当該ホールの到着情報伝達装置23aに信号を送り、その発光部25を点灯又は点滅させるとともに、到着する乗りかごに対応して異なった色を使用するようになっている。したがって、この実施の形態においても、上記到着情報伝達装置23aの発光部25を見ることによって、ホールで待機している利用者が、次に到着する乗りかごの種類を前もって認識することができる。
【0037】
第4の実施の形態
さらに、図10は第4の実施の形態を示す図であり、各乗り場ホールに音発生部26a、26bを有する到着情報伝達装置27a、27bが設けられている。この到着情報伝達装置27a、27bにおける音発生部26a、26bは、音色や音質、メロディー、持続時間、断続時間などが異なる、少なくとも2種類の異なる音を発するようにしてあり、到着する乗りかごに対応して性質の異なる音が発生するようにしてある。しかして、この場合にも、到着情報伝達装置から発生する音によって次に到着する乗りかごの種類を知ることができる。上記到着情報伝達装置27a、27bは図11に示すようにホールドア24の上部に設けてもよい。
【0038】
第5の実施の形態
図12は、本発明の第5の実施の形態を示す図であって、各乗りかご1a、1b、及び各乗り場ホールに、かご側運転不能情報伝達装置28a、28b或いはホール側運転不能情報伝達装置29a、29bが設けられている。そして、これらの運転不能情報伝達装置28a、28b、29a、29bは伝送線6を介して運行制御装置2と情報や信号のやりとりを行うことができるようにしてある。その他の点は第1の実施の形態と同一である。
【0039】
図13は、かご側運転不能情報伝達装置28a、28b或いはホール側運転不能情報伝達装置29a、29bに用いられる運転不能情報の例を示すものであって、文字列表示部30を有し、運行制御装置2からの信号に応じて、所定の文字を表示させることができる。
【0040】
しかして、或ホールから乗りかご1bに利用要求があるにもかかわらず、当該ホール付近に乗りかご1aが停車しているために運転できないような場合には、運行制御装置2が乗りかご1bのかご側運転不能情報伝達装置28bと、当該ホールに設置されたホール側運転不能情報伝達装置29bに信号を送り、例えば図13に示したような文字を表示することで、利用客に直ちには出発できない旨の情報を与えることができ、利用者のイライラ感や不安感を除くことができる。
【0041】
また、運転不能情報伝達装置として図14に示すものを用いてもよい。図14に示した運転不能情報伝達装置31は3つの文字列表示部32a、32b、32cを有しており、その各文字列表示部32a〜32cは所定の文字が記入された透明板を表側に有し、透明板の裏側に設けられた電灯を点灯し、書かれた文字を浮かび上がらせることで、利用客に直ちには出発できない旨の情報を与えることができる。
【0042】
第6の実施の形態
図15は、本発明のさらに第6の実施の形態を示す図であり、各乗りかご1a、1b、及び各乗り場ホールに、運行制御装置2からの信号に応じて所定の音声を発生する音声発生部を有するかご側運転不能情報伝達装置33a、33b、ホール側運転不能情報伝達装置34a、34bが設けられている。
【0043】
しかして、或ホールから乗りかご1bに利用要求があるにもかかわらず、当該ホール付近に乗りかご1aが停車しているために運転できないような場合には、運行制御装置2が乗りかご1bのかご側運転不能情報伝達装置33bと、当該ホールに設置されたホール側運転不能情報伝達装置34bに信号を送り、例えば図13に示したような文字を音声で発生することで、利用客に直ちには出発できない旨の情報を与えることができ、利用者のイライラ感や不安感を除くことができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は乗りかごの位置、運転方向、運転状態、乗車の可否などの運行状況に関する情報を、乗りかご内やホールなどの前記情報を必要とする場所に、1つの昇降路内で運行する複数の乗りかごについて表示する運行情報表示装置、或いは情報伝達装置、又は運転不能情報伝達装置を設けたので、昇降路内に存在する複数個の乗りかごの運行状況を知ることができ、次に到着する乗りかごの種類をホールにおいて前もって認識できる。したがって、ホールにおいて待機している場合にも余裕を持って待つことができ、誤乗車を防止することができる。また、運転不能情報伝達装置を設けた場合には、呼びが発生している階床への運行が直ちにできない場合のイライラ感や不安感を取り除くこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における第1の実施の形態を示す概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態に使用する運行情報表示装置を示す図。
【図3】 第1参考例の運行情報表示装置を示す図。
【図4】 第2参考例の運行情報表示装置を示す図。
【図5】 第3参考例の運行情報表示装置を示す図。
【図6】 第4参考例の運行情報表示装置を示す図。
【図7】 本発明の第2の実施の形態を示す図。
【図8】 本発明の第3の実施の形態を示す図。
【図9】 第3の実施の形態における到着情報伝達装置の配置状態を示す図。
【図10】 本発明の第4の実施の形態を示す図。
【図11】 第4の実施の形態における到着情報伝達装置の配置状態を示す図。
【図12】 本発明の第5の実施の形態を示す図。
【図13】 第5の実施の形態における到着情報伝達装置を示す図。
【図14】 第5の実施の形態における到着情報伝達装置の他の例を示す図。
【図15】 本発明の第6の実施の形態を示す図。
【符号の説明】
1a、1b 乗りかご
2 運行制御装置
3,6 伝送線
4a、4b ホール側利用方向入力装置
5a、5b ホール側運行情報表示装置
7a、7b、8a、8b 方向表示灯
10a、10b かご側利用階入力装置
11a、11b かご側運行情報表示装置
12a…12h 階床表示灯
13a、13b、14,17,20 運行情報表示装置
15a…15h、16a…16h 階床表示灯
18a、18b 階床表示部品
19a、19b 文字列表示装置
21a、21b かご側音声伝達装置
22a、22b ホール側音声伝達装置
23a、23b、27a、27b 到着情報伝達装置
24 ホールドア
25 発光部
26a、26b 音発生部
28a、28b、33a、33b かご側運転不能情報伝達装置
29a、29b、34a、34b ホール側運転不能情報伝達装置
32a…32c 文字列表示部
Claims (10)
- 1つの昇降路内に上下方向に離間配置され、それぞれ独立に昇降しうる少なくとも第1および第2の乗りかごと、
それぞれの乗りかごを昇降させる駆動手段と、
それぞれの乗りかごの運行を制御する運行制御装置と、
乗りかご及びホールに乗客が希望する利用階または利用方向を入力できる利用階入力装置または利用方向入力装置と、
位置、運転方向、運転状態、乗車の可否などの運行状況に関する情報を、ホールの前記情報を必要とする場所に、前記第1および第2の乗りかごについて表示する運行情報表示装置と、を備え、
前記運行情報表示装置は、前記昇降路の最下階の階床に該当する階床表示灯から最上階の階床に該当する階床表示灯へと一行に並べられた複数の階床表示灯と、前記第1および第2の乗りかごの昇降方向をそれぞれ表示する方向表示灯とを有しており、
前記運行制御装置は、前記一行に並べられた複数の階床表示灯のうち、前記第1の乗りかごが現在位置する階床に該当する階床表示灯を第1の色で表示し、前記第2の乗りかごが現在位置する階床に該当する階床表示灯を第2の色で表示するとともに、前記第1の乗りかごの昇降方向を表示する方向表示灯を前記第1の色で点灯させ、前記第2の乗りかごの昇降方向を表示する方向表示灯を前記第2の色で点灯させるように構成されていることを特徴とするエレベーター。 - 位置、運転方向、運転状態、乗車の可否などの運行状況に関する情報を、ホールの前記情報を必要とする場所に、1つの昇降路内で運行する前記第1および第2の乗りかごについて音声で伝達する音声伝達装置をさらに備えることを特徴とする、請求項1記載のエレベーター。
- 前記第1および第2の乗りかごの運行状況に関する情報を、1つの昇降路内で運行する前記第1および第2の乗りかごのうちどの乗りかごに関するものかを識別可能にした音声で伝達することを特徴とする、請求項2記載のエレベーター。
- 前記第1および第2の乗りかご毎に、音質を変えた音声で前記情報を伝達することを特徴とする、請求項3記載のエレベーター。
- 乗りかごが到着したことや、もうすぐ到着することを知らせる到着情報伝達装置をさらに備え、
前記到着情報伝達装置が、前記第1および第2の乗りかごのうちどの乗りかごが到着したかが識別可能なように構成されていることを特徴とする請求項1記載のエレベーター。 - 前記到着情報伝達装置が、前記第1および第2の乗りかごの到着を光の点灯や点滅で知らせるように構成されており、前記第1および第2の乗りかご毎に点灯或いは点滅する光の性質が変えられていることを特徴とする、請求項5記載のエレベーター。
- 前記到着情報伝達装置が、前記第1および第2の乗りかごの到着を音の発生で知らせるように構成されており、前記第1および第2の乗りかご毎に発生する音の性質が変えられていることを特徴とする、請求項5記載のエレベーター。
- 乗りかごの呼び出しが発生したにもかかわらず、他の乗りかごの状態によって当該乗りかごの運転ができない場合に、他の乗りかごの運転状況や当該乗りかごの運転予定などの運行情報を伝達する運転不能情報伝達装置をさらに備えることを特徴とする、請求項1記載のエレベーター。
- 前記運転不能情報伝達装置が文字を表示する装置で構成されていることを特徴とする、請求項8記載のエレベーター。
- 前記運転不能状態伝達装置が音声を発生する装置で構成されていることを特徴とする、請求項8記載のエレベーター。
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