JP4697702B2 - コネクタ脱着装置 - Google Patents

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Description

本発明は,螺合接続型のコネクタの分離および接続を行う装置に関するもので,特に医学的用途,例えば腹膜透析用チューブコネクタの分離,接続に応用されるコネクタ脱着装置に関するものである。
従来においては,腹膜透析設備に使用される患者に接続されたチューブと,透析液を入れたバッグに接続されたチューブの双方にネジ式の接続用のコネクタを設け,このコネクタを脱着することにより,患者側と透析液を入れたバッグの切り離し或いは接続を行なうようにしており,この操作は細菌の浸入を防ぐことができる環境の基に極めて短時間で確実になし得ることが要請されている。
下記特許文献を用いてコネクタ脱着装置の従来技術について説明する。
特開平8−725号公報(第6頁,図4) 特許3455701号公報 特開2002−224214号公報
上記のような要請に応えるための装置として,例えば特許文献1に開示されている自動コネクタ接続装置が知られている。この例では,図3に概略を示すようにコネクタ接続装置100内に,患者側コネクタの元部102と患者側コネクタの封止栓103とをネジ付けた組みと,透析液バッグ200のコネクタの元部202と封止栓203をネジ付けた組みとを挿入後,モータM1を駆動して両方の組みのネジをゆるめる。次に,モータM2によって透析液側のコネクタの元部202と患者側コネクタの封止栓103を右方向に移動する。次に,モータM3にて上記図3の透析液側コネクタの元部202と患者側コネクタの封止栓103を上方向に移動し,さらにモータM2にて左方向に移動し,次にモータM1にてコネクタの元部102と202を締め付けることにより一連の動作が完了するようになっている。なお,101は患者側チューブ,104は患者,201は透析液側チューブ,204は空バッグを示す。
然しながら,上述の図3に示す例は,モータ等の動力によりコネクタの分離,移動,締め付けを行なうように構成され,短時間に容易に操作を完了できるものではあるが,モータ等の駆動源を3個使用し複雑な電気制御回路が必要であるから,電気的トラブルが発生した場合に使用不能となるという問題および部品点数が多くなる問題がある。
このような問題点を改良した装置として,同一出願人が先願した特許文献2のコネクタの手動式脱着装置が開示されている。図4〜図8はこのような従来装置を示し,図4は医療用コネクタの脱着装置10の正面図,図5は側面図であり,1は筐体,2は蓋,3は操作用ハンドル,4はゴム足,5は吸盤である。筐体1は,ゴム足4と吸盤5により机上に位置決めされ,操作用ハンドル3の操作により操作される。
また,患者側コネクタの元部102と透析液用バッグ側コネクタの封止栓203とを保持するコネクタ保持部20と,患者側コネクタの封止栓103と透析液側コネクタの元部202とを保持し回転させるための脱着部16と,上記コネクタ保持部20と上記脱着部16とを連動させて駆動するための機構部17とを有し,図9に示すように該機構部17に設けたハンドル3を回転せしめることにより第1の回転にて上記患者側コネクタの封止栓103と透析液側コネクタの元部202とを脱着部16で回転せしめて夫々上記患者側コネクタの元部102と透析液側コネクタの封止栓203とを分離し,かつ上記透析液側コネクタの封止栓203と透析液側コネクタの元部202とを分離し,第2の回転にてコネクタ保持部20を移動し,患者側コネクタの元部102と透析液側コネクタの元部202とを対向せしめ,さらに第3の回転にて上記患者側コネクタの元部102と透析液側コネクタの元部202とを螺合締結するように構成してある。
図6は筐体1の蓋2を開いた状態,図7は脱着部16と機構部17の駆動歯車との関係を示す縦断正面図で,筐体1の基板1−1に操作軸21の筐体から外部に突出した位置に操作用ハンドル3が固着されている。また,図8の横断平面図に示すように上記操作軸21には2個の傘歯車22−1と22−2が適宜距離離間して双方の傘歯車面を対向させて固着され,上記傘歯車22−1と噛合する傘歯車23−1と一部の歯を除いた欠歯歯車24とを一体にした歯車組と,上記傘歯車22−2と噛合する傘歯車23−2と一部の歯を除いた欠歯歯車25とを一体とした歯車組とを夫々互いに並行に所定距離離間して設けた2個の支軸40,41によって回転自在に軸支し,該支軸40,41の上記筐体の側面に近接して,上記基板より起立した軸受板によって支持せしめ,上記操作ハンドルの回転で上記欠歯歯車24,25を介して,脱着部16上のホルダを回転せしめるようになっている。また,脱着部16には,機構部17の欠歯歯車24,25と噛合する歯車38と,該歯車38と夫々噛合する歯車36と37と,脱着部16上のホルダに結合された歯車34と35が設けられている。
図10〜図13は各歯車と,駆動腕26の駆動ピン29と,U字型カム61の関係位置を示す。図10の位置はハンドル13が原点位置にある時の噛み合い状況を示し,各ホルダと一体の歯車34,35に設けられたチューブを挿通させるための溝16−3は真上に向いている。また,欠歯歯車25は歯を切り欠いた部分が歯車38と対向し,欠歯歯車24は歯を有する部分が歯車38と対向している。また,駆動腕26の駆動ピン29の位置は,時計の3時の位置であるA点にある。ここでハンドル3を原点位置より約60度回転させると,欠歯歯車24が歯車38を介して歯車36と噛み合い,夫々矢印方向に回転して歯車34,35を反時計方向に回転させるように働き,図11の位置となり,駆動腕26の駆動ピン29の位置は180度回転して時計の9時の位置であるB点となる。
この動作の過程で歯車34に設けられたホルダにチューブを挿通するための溝16−3が歯車36と対向する位置に来ると歯車34が歯車36と噛み合わなくなるので回転できないことになるが,その時は歯車37が歯車34と噛み合って歯車38の回転を歯車34に伝達させるように働く。
図11の位置では,欠歯歯車25は歯を切り欠いた部分が歯車38と対向し,欠歯歯車24も歯を切り欠いた部分が歯車38と対向する位置となるので,歯車38はハンドル3の動作で回転しなくなる。
更に,ハンドル3を60度回転させると,図12に示すように駆動腕26の駆動ピン29はA位置となり,欠歯歯車25の歯が有る部分が歯車38と対向する位置となり,欠歯歯車24の歯の無い部分が歯車38と対向する位置となり,欠歯歯車25の回転が歯車38に伝えられるようになる。ハンドル3の回転方向は同じであるが欠歯歯車25の回転方向は傘歯車22−2と23−2から伝達されるので,欠歯歯車24と逆の方向となり歯車38の回転が逆となり,ホルダと一体の歯車34,35は図10の場合と逆の方向即ち,時計方向に回転し,ハンドル3を更に60度回転させると図13の位置となり,この位置は図10と比べ駆動腕26の駆動ピン29の位置が更に180度回転して時計の9時の位置であるB点の位置となる。
図14及び図15は,従来例の装置を使用して,腹膜透析装置において患者104側と透析液バッグ200のコネクタの脱着操作をする状況を説明する説明図である。図14は,準備状態を示し,患者104に接続した患者側チューブ101と患者側コネクタの元部102とが一体に結合されており,患者側コネクタの元部102の開放端が封止栓103によって封止されており,透析液バッグ200にチューブ201が接続され,該チューブ201に透析液側コネクタの元部202とが一体に結合されており,透析液側コネクタの元部202の開放端は封止栓203により封止されている。
コネクタ保持部20の下側溝に患者側コネクタの元部102を装着し,封止栓103を脱着部16の下側ホルダに装着し,脱着部16の上側ホルダに透析液側コネクタの元部202を装着し,コネクタ保持部20の上側溝に透析液側コネクタの封止栓203を装置する。
図10〜図13に示すようにハンドル3を原点位置から約60度回転せしめると,脱着部16のホルダが回転してコネクタのネジ部のネジがゆるむ方向に回転し両方のコネクタの封止栓を開放する。更に,ハンドル3を60度回転せしめると脱着部16のホルダは,回転しないでコネクタ保持部20がU字形に上方向に移動してコネクタ保持部20の溝に保持された患者側コネクタの元部102が図15に示すように脱着部16のホルダに保持された透析液側コネクタ202と対向する位置となる。更にハンドル3を60度回転させると脱着部16のホルダに保持された透析液側コネクタの元部202を回転せしめて患者側コネクタの元部102に固着する。
次にコネクタ保持部20の溝と脱着部16のホルダから患者側コネクタの元部102と透析側コネクタの元部202が連結されたセットと,患者側コネクタの封止栓103と,透析液側コネクタの封止栓203とを取り除き,患者側コネクタと透析液側コネクタの接続を完了する。
ハンドル3を原点位置に戻すときはハンドル3の動作方向が逆となるので,図13から図10の順をたどるようになり,最初図13の位置では駆動腕26の駆動ピン29の位置がB点にあり,ハンドル3を60度回転せしめると駆動腕26が反時計方向に180度回転して図12の駆動腕26の駆動ピン29の位置A点となり,更にハンドル3を60度回転せしめると駆動ピン29がスライダー31に設けられた腕30の2股状突起と係合しスライダー31がU字形を描いて移動し駆動ピン29の位置がB点となり,次の60度回転で駆動ピン29が180度回転してA点位置の原点に戻る。
患者側のコネクタの元部102と,透析液側コネクタの元部202を分離する場合は,図16に示すように患者側コネクタの元部102と,透析液側コネクタの元部202とが結合された状態で,夫々コネクタ保持部20の下側溝と,脱着部16の下側ホルダに装着し,コネクタ保持部20の上側溝と脱着部16の上側ホルダに,新しい滅菌された患者側コネクタの封止栓103と,透析液側コネクタの封止栓203とのセットを装着し,ハンドル3を約60度回転せしめれば患者側コネクタの元部102と透析液側コネクタの元部202とのネジ結合がゆるみ,又新しい滅菌された患者側コネクタの封止栓103と透析液側コネクタの封止栓203とのネジ結合がゆるみ,更に60度回転せしめれば,図17に示すように患者側コネクタの元部102が上側に移動して封止栓103と対向する位置となる。更に60度回転せしめれば患者側コネクタの元部102に封止栓103が螺合されて患者側コネクタの分離が完了する。透析液側コネクタの元部202と封止栓203を取り除き,ハンドル3を原点位置に戻し操作を完了する。
なお,この装置10は,患者側のコネクタと透析液側コネクタの脱着を行なう装置であるので,上記コネクタを装着するコネクタ保持部20と脱着部16は清潔を保つ必要があり,上記の部分を本体機構部より取り外して洗浄することが適時実施される。然しながら脱着部16を本体機構部より取り外すと歯車24,25と脱着部16の歯車38の噛み合いが外れ,脱着部の歯車34,35が勝手に移動して,再度脱着部16を機構部に組みつけるときに歯車34,35の関係位置が定まらず正確な組み付けができないという問題が生じる。従ってこの装置には,脱着部16を機構部より取り外したときに歯車34,35が勝手に回転しないようにするロック機構が設けられている。
上記のロック機構においては,本体部より取り外した状態で,ロック機構部を誤って強く触ったり,回転部を強く回してしまった場合,機構部との伝達部の位相がずれてしまい,正常動作ができなくなってしまうという問題が発生し,この状態を復旧させるためには,脱着部を専任者により分解,再調整することが必要であるという問題がある。
上記のような問題を改良した装置を同一出願人が先願した特許文献3のコネクタの脱着装置においては,上記復帰機構が,上記脱着部におけるホルダに設けた歯車の端面に突設したピンと,このピンに係合するよう上記歯車の軸受け板に形成した上記歯車と同心の略半円弧状の溝と、上記脱着部における上記歯車を駆動するための歯車の軸とその軸受板間に巻回されたツルマキ型の戻しバネとから成る構成である。
然しながら上記の構成ではコネクタ内に封入されている消毒液であるポピドンヨード液が開栓時に滴下し,上記脱着部の戻しバネに付着することがあり,この液が乾燥するとバネの動きを阻害し回転伝達の位相がずれてしまい正常動作が出来なくなるという問題があった。この問題は上記脱着部を本体部より取り外した場合のみならず通常動作中にも発生し,コネクタ脱着不良を起こしていた。本発明は,従来例にみられる欠点を排除し,間欠回転伝達手段を用いてコネクタ脱着不良を防止する螺合接続型のコネクタの分離および接続を行う装置で,特に医学的用途,例えば腹膜透析用チューブコネクタの分離,接続に応用されるコネクタ脱着装置を提供することを課題としている。
本発明のコネクタ脱着装置は,患者側コネクタ(以下,第1のコネクタと記す)の元部と透析液側コネクタ(以下,第2のコネクタと記す)の封止栓とを保持するコネクタ保持部と,第1のコネクタの封止栓と第2のコネクタの元部とを保持し回転させるための脱着部と,前記コネクタ保持部と前記脱着部とを連動させて駆動するための機構部とから成り,前記機構部がハンドルを介して回動される操作軸と,この操作軸の回転によって歯車を介してそれぞれ互いに反対方向に同期回動されるそれぞれその一部の歯を欠いた2個の歯欠歯車と,前記操作軸によってガイド用カムの周りに移動されるピンを介して左右,前後に移動される,前記コネクタ保持部を保持するスライダとから成り,前記ハンドルを一方向に所定角度回転させる第1の回転にて前記第1のコネクタの封止栓と第2のコネクタの元部とを脱着部で前記歯欠歯車を介して一方向に回転させて前記第1のコネクタの元部と第2のコネクタの封止栓からそれぞれ分離し,さらに一方向に所定角度回転させる第2の回転にてコネクタ保持部を前記脱着部と相対的に前記スライダを介して移動し,第1のコネクタの元部と第2のコネクタの元部とを対向させ,さらに一方向に所定角度回転させる第3の回転にて前記第1のコネクタの元部と第2のコネクタの元部とを前記歯欠歯車を介して反対方向に回転して螺合締結する,前記第1〜第3の回転が1動作であるコネクタ脱着装置において,前記第2の回転中に前記脱着部の同期回転を停止固定させる間欠回転伝達手段を有することによってコネクタ脱着不良を防止することを可能にする。
また本発明のコネクタ脱着装置は,第1のコネクタの元部と第2のコネクタの封止栓とを保持するコネクタ保持部と,第1のコネクタの封止栓と第2のコネクタの元部とを保持し回転させるための脱着部と,前記コネクタ保持部と前記脱着部とを連動させて駆動するための機構部とから成り,前記機構部がハンドルを介して回動される操作軸と,この操作軸の回転によって歯車を介してそれぞれ互いに反対方向に同期回動されるそれぞれその一部の歯を欠いた2個の歯欠歯車と,前記操作軸によってガイド用カムの周りに移動されるピンを介して左右,前後に移動される,前記コネクタ保持部を保持するスライダとから成り,前記ハンドルを一方向に所定角度回転させる第1の回転にて前記第1のコネクタの封止栓と第2のコネクタの元部とを脱着部で前記歯欠歯車を介して一方向に回転させて前記第2のコネクタの封止栓と第1のコネクタの元部からそれぞれ分離し,さらに一方向に所定角度回転させる第2の回転にてコネクタ保持部を前記脱着部と相対的に前記スライダを介して移動し,第1のコネクタの元部と第1のコネクタの封止栓とを対向させ,さらに一方向に所定角度回転させる第3の回転にて前記第1のコネクタの元部と第1のコネクタの封止栓とを前記歯欠歯車を介して反対方向に回転して螺合締結する,前記第1〜第3の回転が1動作であるコネクタ脱着装置において,前記第2の回転中に前記脱着部の同期回転を停止固定させる間欠回転伝達手段を有することによってコネクタ脱着不良を防止することを可能にする。
上記のように本発明のコネクタ脱着装置によれば,第1のコネクタ,第2のコネクタの開放端には一切手を触れることなく,ハンドルを1動作させるだけの簡単な操作で第1のコネクタと第2のコネクタの接続と分離をすることができるのみならず,間欠回転伝達手段の作用により各歯車間の関係位置が一定の位置に固定,同期されるので正常動作が確実になる等大きな利益がある。
以下,本発明の詳細を医療用コネクタ脱着装置の実施例を用いて説明する。図1は本発明の間欠伝達手段部の原点位置における装置縦断正面図であり,また図2は本発明の機構部横断平面図である。図に示すように筐体1の基板1−1に操作軸21を軸支する2個の軸受(図示せず)が適宜に距離離間して設けられ,上記操作軸21の筐体から外部に突出した位置に操作用ハンドル3が固着されている。また,図2の横断平面図に示すように上記操作軸21には2個の傘歯車22−1と22−2が適宜距離離間して双方の傘歯車面を対向させて固着され,上記傘歯車22−1と噛合する傘歯車23−1と一部の歯を除いた欠歯歯車24と上記欠歯歯車24に固着されたカム70を一体にした歯車組と,上記傘歯車22−2と噛合する傘歯車23−2と一部の歯を除いた欠歯歯車25と上記欠歯歯車25に固着されたカム71を一体とした歯車組とをそれぞれ互いに並行に所定距離離間して設けた2個の支軸40,41によって回転自在に軸支し,上記支軸40,41の上記筐体1の側面に近接して,上記基板1−1より起立した軸受板によって支持せしめ,上記操作ハンドル3の回転で上記欠歯歯車24,25を介してカム72が固着された歯車39に正逆回転を伝達し,脱着部16上のホルダを回転することが可能となっている。また,脱着部16には,機構部17の上記欠歯歯車24,25と噛合する上記歯車39と,上記歯車39に噛合する歯車38と,上記歯車38にそれぞれ噛合する歯車36と37と,上記脱着部16上のホルダに結合された歯車34と35が設けられている。
図18〜図21は各歯車の動作位置関係を示し,またそのときの駆動腕26の駆動ピン29と,U字型カム61の関係位置を図22〜図25に示す。図18,図22の位置はハンドル3が原点位置にある時の噛み合い状況を示し,各ホルダと一体の歯車34,35に設けられたチューブを挿通させるための溝16−3は真上に向いている。また,欠歯歯車25は歯を切り欠いた部分が歯車39と対向し,欠歯歯車24は歯を有する部分が歯車39と対向している。また,駆動腕26の駆動ピン29の位置は,時計の3時の位置であるA点にある。ここでハンドル3を原点位置より約60度回転させると,欠歯歯車24が歯車39,歯車38を介して歯車36と噛み合い,それぞれ矢印方向に回転して歯車34,35を反時計方向に回転させるように働き,図19,図23の位置となり,駆動腕26の駆動ピン29の位置は矢印方向に180度回転して時計の9時の位置であるB点となる。
この動作の過程で歯車34に設けられたホルダにチューブを挿通するための溝16−3が歯車36と対向する位置に来ると歯車34が歯車36と噛み合わなくなるので回転できないことになるが,その時は歯車37が歯車34と噛み合って歯車39の回転を歯車38を介して歯車34に伝達させるように働く。
図19の位置では,欠歯歯車25は歯を切り欠いた部分が歯車38と対向し,欠歯歯車24も歯を切り欠いた部分が歯車39と対向する位置となるので,歯車39はハンドル3の動作で回転しなくなり回転自在の状態となるが,このときに欠歯歯車24に固着されたカム70と歯車39に固着されたカム72がそれぞれ円弧面で噛み合い摺動するため,歯車24,歯車25の回転を伝達せず歯車39の回転を停止する状態となる。
更に,ハンドル3を60度回転させると,図20,図24に示すような状態で駆動腕26の駆動ピン29はA位置となり,欠歯歯車25の歯が有る部分が歯車39と対向する位置となり,欠歯歯車24の歯の無い部分が歯車39と対向する位置となり,欠歯歯車25の回転が歯車39に伝えられるようになる。この60度回転の間,歯車39はカム70とカム72によって停止していて,欠歯歯車25の歯が有る部分が歯車39と対向する位置になったときにカム70とカム72の噛み合いが外れる。ハンドル3の回転方向は同じであるが欠歯歯車25の回転方向は傘歯車22−2と23−2から伝達されるので,欠歯歯車24と逆の方向となり歯車39の回転が逆となり,ホルダと一体の歯車34,35は図18の場合と逆の方向即ち,時計方向に回転し,ハンドル3を更に60度回転させると図21,図25の位置となり,この位置は図22と比べ駆動腕26の駆動ピン29の位置が更に180度回転して時計の9時の位置であるB点の位置となる。上記間欠伝達機構の動作説明は,ホルダにコネクタのネジ部を装着して,上記のようにハンドル3を操作すると,最初の60度回転でネジ部がゆるみ,次の60度回転ではネジ部は回転せず,最後の60度回転でネジ部が締めつけられるようになることを示す。
尚,ハンドル3の回転角度180度で動作を説明したが,歯車の減速比を変更することによって他の角度でも本発明は実現可能なことは明白である。また説明は省略したが,カム72とカム71の噛み合いはハンドル3を原点位置まで戻すときに噛み合い摺動をスムーズに行うために付加したものであり,カム71は無くても本発明の効果が得られることは上記詳細説明で明白である。また,本発明の詳細説明でコネクタ脱着装置の駆動源をハンドルによって手動で行う構成で説明したが,操作軸にモータ等の電動の駆動源を用いた構成としても本発明と同様の効果が得られることは明白である。また,本発明は医療用螺合タイプのコネクタ脱着装置の性能改善を目的としているが,医療用以外でも螺合タイプのコネクタ脱着装置に応用可能である。
本発明の間欠伝達手段部の原点位置における装置縦断正面図である。 本発明のコネクタ脱着装置の機構部横断平面図である。 従来技術のコネクタ脱着装置の概要説明図である。 従来の医療用コネクタ脱着装置の正面図である。 図4に示す医療用コネクタ脱着装置の側面図である。 図4に示す医療用コネクタ脱着装置の蓋を開いた状態の平面図である。 図4に示す脱着装置の縦断正面図である。 図4に示す脱着装置の下方部分の平面図である。 従来技術の医療用コネクタ脱着装置の動作説明図である。 従来の装置の要部の動作説明図である。 従来の装置の要部の動作説明図である。 従来の装置の要部の動作説明図である。 従来の装置の要部の動作説明図である。 従来の医療用コネクタ脱着装置において患者側と透析液側とを接続するときの操作状況を説明する平面図である。 従来の医療用コネクタ脱着装置において患者側と透析液側とを接続するときの操作状況を説明する平面図である。 従来の医療用コネクタ脱着装置において患者側と透析液側とを分離するときの操作状況の説明図である。 従来の医療用コネクタ脱着装置において患者側と透析液側とを分離するときの操作状況の説明図である。 本発明のコネクタ脱着装置において要部の動作説明図である。 本発明のコネクタ脱着装置において要部の動作説明図である。 本発明のコネクタ脱着装置において要部の動作説明図である。 本発明のコネクタ脱着装置において要部の動作説明図である。 本発明のコネクタ脱着装置において要部の動作説明図である。 本発明のコネクタ脱着装置において要部の動作説明図である。 本発明のコネクタ脱着装置において要部の動作説明図である。 本発明のコネクタ脱着装置において要部の動作説明図である。
符号の説明
1 筐体
1−1 基板
2 蓋
3 操作ハンドル
4 ゴム足
5 吸盤
10 コネクタ脱着装置
16 脱着部
16−1 ホルダ
16−2 ホルダ
16−3 溝
17 機構部
20 コネクタ保持部
21 操作軸
22−1 傘歯車
22−2 傘歯車
23−1 傘歯車
23−2 傘歯車
24 欠歯歯車
25 欠歯歯車
26 駆動腕
29 駆動ピン
34 ホルダと一体の歯車
35 ホルダと一体の歯車
36 歯車
37 歯車
38 歯車
39 歯車
40 支軸
41 支軸
57 固定用ネジ
60 支軸
61 U字型カム
100 コネクタ脱着装置
101 患者側チューブ
102 患者側コネクタ(第1のコネクタ)の元部
103 患者側コネクタ(第1のコネクタ)の封止栓
104 患者
200 透析液バッグ
200−1 透析液バッグ
201 透析液側チューブ
202 透析液側コネクタ(第2のコネクタ)の元部
203 透析液側コネクタ(第2のコネクタ)の封止栓
204 空バッグ

Claims (2)

  1. 第1のコネクタ元部と第2のコネクタ封止栓とを保持するコネクタ保持部と,第1のコネクタ封止栓と第2のコネクタ元部とを保持し回転させるための脱着部と,前記コネクタ保持部と前記脱着部とを連動させて駆動するための機構部とから成り,前記機構部がハンドルを介して回動される操作軸と,この操作軸の回転によって歯車を介してそれぞれ互いに反対方向に同期回動されるそれぞれその一部の歯を欠いた2個の歯欠歯車と,前記操作軸によってガイド用カムの周りに移動されるピンを介して左右,前後に移動される,前記コネクタ保持部を保持するスライダとから成り,前記ハンドルを一方向に所定角度回転させる第1の回転にて前記第1のコネクタ封止栓と第2のコネクタ元部とを脱着部で前記歯欠歯車を介して一方向に回転させて前記第1のコネクタ元部と第2のコネクタ封止栓からそれぞれ分離し,さらに一方向に所定角度回転させる第2の回転にてコネクタ保持部を前記脱着部と相対的に前記スライダを介して移動し,第1のコネクタ元部と第2のコネクタ元部とを対向させ,さらに一方向に所定角度回転させる第3の回転にて前記第1のコネクタ元部と第2のコネクタ元部とを前記歯欠歯車を介して反対方向に回転して螺合締結する,前記第1〜第3の回転が1動作であるコネクタ脱着装置において,
    前記第2の回転中に前記脱着部の同期回転を停止固定させる間欠回転伝達手段を備え、且つ、該間欠回転伝達手段を、前記2個の歯欠歯車の少なくとも何れかに一体に設けられたカムと、前記2個の歯欠歯車のそれぞれの歯部に噛合し前記脱着部に回転力を伝達する歯車に一体に設けられ該歯車が前記両歯欠歯車と噛合しないときに前記カムに摺接して当該歯車の回転位置を維持させる別のカムとから構成したことを特徴とするコネクタ脱着装置。
  2. 第1のコネクタ元部と第2のコネクタ封止栓とを保持するコネクタ保持部と,第1のコネクタ封止栓と第2のコネクタ元部とを保持し回転させるための脱着部と,前記コネクタ保持部と前記脱着部とを連動させて駆動するための機構部とから成り,前記機構部がハンドルを介して回動される操作軸と,この操作軸の回転によって歯車を介してそれぞれ互いに反対方向に同期回動されるそれぞれその一部の歯を欠いた2個の歯欠歯車と,前記操作軸によってガイド用カムの周りに移動されるピンを介して左右,前後に移動される,前記コネクタ保持部を保持するスライダとから成り,前記ハンドルを一方向に所定角度回転させる第1の回転にて前記第1のコネクタ封止栓と第2のコネクタ元部とを脱着部で前記歯欠歯車を介して一方向に回転させて前記第2のコネクタ封止栓と第1のコネクタ元部からそれぞれ分離し,さらに一方向に所定角度回転させる第2の回転にてコネクタ保持部を前記脱着部と相対的に前記スライダを介して移動し,第1のコネクタ元部と第1のコネクタ封止栓とを対向させ,さらに一方向に所定角度回転させる第3の回転にて前記第1のコネクタ元部と第1のコネクタ封止栓とを前記歯欠歯車を介して反対方向に回転して螺合締結する,前記第1〜第3の回転が1動作であるコネクタ脱着装置において,
    前記第2の回転中に前記脱着部の同期回転を停止固定させる間欠回転伝達手段を備え、且つ、該間欠回転伝達手段を、前記2個の歯欠歯車の少なくとも何れかに一体に設けられたカムと、前記2個の歯欠歯車のそれぞれの歯部に噛合し前記脱着部に回転力を伝達する歯車に一体に設けられ該歯車が前記両歯欠歯車と噛合しないときに前記カムに摺接して当該歯車の回転位置を維持させる別のカムとから構成したことを特徴とするコネクタ脱着装置。
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