JP4696701B2 - 抵抗回路 - Google Patents

抵抗回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4696701B2
JP4696701B2 JP2005166465A JP2005166465A JP4696701B2 JP 4696701 B2 JP4696701 B2 JP 4696701B2 JP 2005166465 A JP2005166465 A JP 2005166465A JP 2005166465 A JP2005166465 A JP 2005166465A JP 4696701 B2 JP4696701 B2 JP 4696701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
resistor
variable
mos
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005166465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006345018A (ja
Inventor
康一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005166465A priority Critical patent/JP4696701B2/ja
Priority to PCT/JP2006/310432 priority patent/WO2006132090A1/ja
Priority to KR1020077021577A priority patent/KR101241264B1/ko
Priority to US11/911,637 priority patent/US7659765B2/en
Priority to CN2006800150411A priority patent/CN101171748B/zh
Priority to TW095119733A priority patent/TW200705797A/zh
Publication of JP2006345018A publication Critical patent/JP2006345018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4696701B2 publication Critical patent/JP4696701B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/24Frequency-independent attenuators
    • H03H11/245Frequency-independent attenuators using field-effect transistor
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/24Frequency-independent attenuators
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/56Modifications of input or output impedances, not otherwise provided for
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/45179Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using MOSFET transistors as the active amplifying circuit
    • H03F3/45183Long tailed pairs
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45638Indexing scheme relating to differential amplifiers the LC comprising one or more coils
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45641Indexing scheme relating to differential amplifiers the LC being controlled, e.g. by a signal derived from a non specified place in the dif amp circuit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45686Indexing scheme relating to differential amplifiers the LC comprising one or more potentiometers, which are not shunting potentiometers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45691Indexing scheme relating to differential amplifiers the LC comprising one or more transistors as active loading resistors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Description

本発明は、所望の抵抗値に制御する抵抗回路に係り、特に、MOSトランジスタのゲート電圧を制御することによりMOS抵抗を可変制御する抵抗回路に関する。
さらに詳しくは、本発明は、MOS抵抗を用いた基準抵抗回路を配設し、この基準抵抗回路において発生する電圧が基準電圧と一定(すなわち基準抵抗回路の抵抗値が一定)となるようにMOSのゲート電圧を制御し、このゲート電圧を基準にしてMOS抵抗からなる可変抵抗回路におけるMOSのゲート電圧を制御して抵抗値を追従させる抵抗回路に係り、特に、可変MOS抵抗と基準MOS抵抗のドレイン・ソース電圧を同じにしなくとも可変MOS抵抗が基準MOS抵抗の抵抗値を追従するための動作を実現する抵抗回路に関する。
半導体集積回路(IC)中には、スイッチの切り替え、発振、増幅などの作用を持つ無数のトランジスタ素子が実装される。電界効果トランジスタ(FET)の代表例として、金属、シリコン酸化膜、シリコン半導体の3層からなるMOS構造のトランジスタを挙げることができる。n型基板半導体のMOSFETをpMOSと呼び、p型基板半導体のMOSFETをnMOSと呼ぶ。
電界効果トランジスタはソース、ドレイン、ゲートの3つの電極を備えている。MOSトランジスタには、ソース電極と基板電極を接地し、ドレイン電極に一定の電圧Vdsを印加した状態でゲート電圧Vgsを閾値電圧Vth以上に上げると、ソース領域とドレイン領域間の基板表面にチャネルが形成されドレイン電流Idが流れるという電流−電圧特性がある。この性質を利用して、MOSトランジスタをMOS抵抗R=Vds/Idを持つ抵抗体として扱うことができる。
ここで、MOSの3極管領域におけるドレイン電流Idとドレイン・ソース電圧Vdsは以下の式(1)で表される(例えば、非特許文献1を参照のこと)。
Figure 0004696701
ここで、ドレイン・ソース電圧Vdsが十分小さく、Vds<<2(Vgs−Vth)と仮定すると、ドレイン電流Idは以下の式(2)で近似することができる。
Figure 0004696701
したがって、この近似式を用いることで、3極管領域におけるMOS抵抗R=Vds/Idは以下の式(3)になる。この場合のMOS抵抗Rはドレイン・ソース電圧Vdsには依存せず、ゲート電圧Vgsによって抵抗値を制御することができる。
Figure 0004696701
一方、Vds<<2(Vgs−Vth)という条件が成り立たないときには、MOS抵抗Rはドレイン・ソース電圧Vdsに依存し、以下の式(4)で表されることになる。この場合、ゲート電圧VgsのみでMOS抵抗を制御することはできなくなる。
Figure 0004696701
ここで、MOS抵抗の近似条件であるVds<<2(Vgs−Vth)を満足するためには、ドレイン・ソース電圧Vdsを小さくするか、又はゲート電圧Vgsを大きくする必要がある。ドレイン・ソース電圧Vdsを小さくするには、抵抗値を対策するか又は抵抗回路の電流を小さくする必要があるが、抵抗精度の点で不利になってしまう。また、ゲート電圧Vgsを大きく保つと、ゲート電圧Vgsを大きく変化させることができないことにより、幅広い範囲での可変抵抗値を実現することが困難になる。要言すれば、上式(3)に示した近似式によりMOS抵抗を使用するには技術的課題がある。
また、MOS抵抗においては素子自体のばらつきや温度特性の影響を受け易いという他の技術的課題がある。このため、MOS抵抗を用いた基準抵抗回路を配設し、この基準抵抗回路において発生する電圧が基準電圧と一定、すなわち基準抵抗回路の抵抗値が一定となるようにMOSのゲート電圧を制御し、このゲート電圧を基準にしてMOS抵抗からなる可変抵抗回路におけるMOSのゲート電圧を制御するという設計手法が広く採用されている。
例えば、特許文献1に記載の可変抵抗回路は、可変MOS抵抗としてのトランジスタM1のゲート電圧を基準MOS抵抗としてのトランジスタM2にも与えることで、各々のMOS抵抗の抵抗値が同じになるように構成されている。同可変抵抗回路では、基準MOS抵抗としてのトランジスタ2に生じるドレイン・ソース電圧をOPアンプ7の正端子に入力するとともに、抵抗Reに印加される電圧をその負端子に入力し、これらの電位差がなくなるようにトランジスタM2のゲート電圧を制御することにより、基準MOS抵抗の抵抗値がReと等しくなるようにしている(例えば、同公報の図1を参照のこと)。
このような基準MOS抵抗と可変MOS抵抗で構成される可変抵抗回路においては、基準MOS抵抗における抵抗値を制御する必要から、ドレイン・ソース電流Idを流してドレイン〜ソース間の電位Vdsを測定しなければならない。
ところが、ドレイン・ソース電流Idの供給によりVdsが大きくなると、上式(2)に示したような近似式は成立しなくなり、式(3)を使用できない。この場合、MOS抵抗はドレイン・ソース電圧Vdsの影響を受けることになるが、基準MOS抵抗と可変MOS抵抗とで同じドレイン・ソース電圧が発生するとは限らない。このため、可変MOS抵抗に基準MOS抵抗と同じゲート電圧を印加しても、同じ抵抗値になることが保証されない。すなわち、可変抵抗回路の所望の動作特性が得られなくなる。
また、基準MOS抵抗と可変MOS抵抗の追従性をよくするためには、両方のMOS抵抗のドレイン・ソース電圧Vdsを同じにする必要がある。この場合、可変MOS抵抗に電流を流す必要があるが、低電圧動作において歪や消費電力、出力電圧の点で問題がある。また、例えば差動アンプの負荷に抵抗を用いる場合などでは、可変MOS抵抗ではドレイン・ソース電圧Vdsに電位を生じさせたくないという事情もある。
特開2003−204247号公報、図1 Behzad Razavi著「アナログCMOS集積回路の設計 基礎編」
本発明の目的は、MOSトランジスタのゲート電圧を制御することによりMOS抵抗を好適に可変制御することができる、優れた抵抗回路を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、MOS抵抗を用いた基準抵抗回路を配設し、この基準抵抗回路において発生する電圧が基準電圧と一定(すなわち基準抵抗回路の抵抗値が一定)となるようにMOSのゲート電圧を制御し、このゲート電圧を基準にしてMOS抵抗からなる可変抵抗回路におけるMOSのゲート電圧を好適に制御することができる、優れた抵抗回路を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、可変MOS抵抗と基準MOS抵抗のドレイン・ソース電圧を同じにしなくとも可変MOS抵抗において基準MOS抵抗の抵抗値を追従する動作を好適に実現することができる、優れた抵抗回路を提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、基準MOS抵抗と、可変MOS抵抗と、前記基準MOS抵抗における抵抗値が一定となるように前記基準MOS抵抗におけるゲート電圧を制御する第1の制御手段と、前記基準MOS抵抗におけるドレイン・ソース電圧の2分の1を検出する電圧検出手段と、前記第1の制御手段により制御される前記基準MOS抵抗におけるゲート電圧から前記電圧検出手段により検出された前記基準MOS抵抗におけるドレイン・ソース電圧の2分の1を引いた電圧を前記可変MOS抵抗におけるゲート電圧として与えて可変抵抗を制御する第2の制御手段とを具備することを特徴とする抵抗回路である。
本発明は、MOS抵抗を利用した可変抵抗回路に関するものであり、具体的には、基準MOS抵抗において発生する電圧が基準電圧と一定(すなわち基準MOS抵抗の抵抗値が一定)となるようにそのゲート電圧を制御し、基準MOS抵抗のゲート電圧を基準にして可変MOS抵抗におけるゲート電圧を制御するように構成されている。前記基準MOS抵抗及び前記可変MOS抵抗は、pMOS又はnMOSからなるものとする。
ここで、ドレイン・ソース電流Idの供給によりVdsが大きくなると、MOS抵抗Rの近似式(前述)が成立しなくなり、MOS抵抗はドレイン・ソース電圧Vdsの影響を受けるようになる。このような場合、基準MOS抵抗と可変MOS抵抗とで同じドレイン・ソース電圧が発生するとは限らないため、可変MOS抵抗に基準MOS抵抗と同じゲート電圧を印加しても、同じ抵抗値になることが保証されなくなるという問題がある。
そこで、本発明に係る抵抗回路では、基準MOS抵抗における抵抗値が一定となるように基準MOS抵抗におけるゲート電圧を制御している際に、基準MOS抵抗におけるドレイン・ソース電圧の2分の1を検出し、基準MOS抵抗におけるゲート電圧からそのドレイン・ソース電圧の2分の1を引いた電圧を可変MOS抵抗のゲート電圧として与えて可変抵抗を制御するようにした。
これによって、本発明に係る抵抗回路は、MOS抵抗の近似条件Vds<<2(Vgs−Vth)という制約を受けることなく可変MOS抵抗の制御を行なうことができるとともに、可変MOS抵抗と基準MOS抵抗それぞれのドレイン・ソース電圧を同じにする必要がなくなる。
ここで、前記第1の制御手段は、前記基準MOS抵抗において発生する電圧を検出する手段と、前記基準MOS抵抗において発生する電圧が所定の基準電圧と一定となるように制御する手段で構成することができる。
また、前記電圧検出手段は、前記基準MOS抵抗のドレイン〜ソース間に並列接続された、同抵抗値の2つの抵抗を直列接続した抵抗体を備えることにより、該直列接続された抵抗体の中点から前記基準MOS抵抗のドレイン・ソース電圧の2分の1を検出することができる。
また、上述した回路構成では、可変MOS抵抗のドレイン・ソース電圧が0Vであることを想定しているが、勿論、可変MOS抵抗のドレイン〜ソース間に電位差が発生する場合であっても、抵抗追従性を同様に実現することができる。この場合、抵抗回路は、前記可変MOS抵抗におけるドレイン・ソース電圧の2分の1を検出する第2の電圧検出手段をさらに備え、前記第2の制御手段は、基準MOS抵抗におけるゲート電圧から基準MOS抵抗のドレイン・ソース電圧の2分の1を引くとともに可変MOS抵抗のドレイン・ソース電圧の2分の1を加えた電圧を可変MOS抵抗Pのゲート電圧として与えてその抵抗値を制御するようにすればよい。
本発明に係る抵抗回路を用いて、例えば、負荷回路を構成することができる。そして、かかる負荷回路を出力負荷として出力端子間に挿入して、差動アンプ回路を実装することができる。また、このような負荷回路は、通信機における送信アンプや受信アンプ内部の負荷抵抗として実装することができる。
本発明によれば、MOS抵抗を用いた基準抵抗回路を配設し、この基準抵抗回路において発生する電圧が基準電圧と一定(すなわち基準抵抗回路の抵抗値が一定)となるようにMOSのゲート電圧を制御し、このゲート電圧を基準にしてMOS抵抗からなる可変抵抗回路におけるMOSのゲート電圧を好適に制御することができる、優れた抵抗回路を提供することができる。
本発明に係る抵抗回路は、MOS抵抗の近似条件Vds<<2(Vgs−Vth)という制約がなく、MOSが3極管領域内で動作している限り、可変抵抗としての動作を実現することができる。
また、本発明に係る抵抗回路は、MOS抵抗の近似条件Vds<<2(Vgs−Vth)という制約がないので、基準MOS抵抗側のドレイン・ソース電圧Vdsを大きくして精度を向上することができる。ドレイン・ソース電圧Vdsを大きくすることにより、MOS抵抗にドレイン電流Idを供給する定電流源の電流を下げ、低消費電力化が可能になる。また、ゲート電圧Vgsを大きく変化させることができるので、幅広い範囲で可変抵抗値を実現することができる。
また、本発明に係る抵抗回路では、可変MOS抵抗と基準MOS抵抗のドレイン・ソース電圧Vdsを同じにする必要がないので、可変MOS抵抗端のDC電圧が0Vでも可能になり、差動アンプの負荷として使用することができる。また、基準MOS抵抗値よりも低い可変MOS抵抗値を低消費電力で作成することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
本発明は、MOS抵抗を利用した可変抵抗回路に関するものであり、具体的には、基準MOS抵抗において発生する電圧が基準電圧と一定(すなわち基準MOS抵抗の抵抗値が一定)となるようにそのゲート電圧を制御し、基準MOS抵抗のゲート電圧を基準にして可変MOS抵抗におけるゲート電圧を制御するように構成されている。
ドレイン・ソース電流Idの供給によりVdsが大きくなると、MOS抵抗Rの近似式(前述)が成立しなくなり、MOS抵抗はドレイン・ソース電圧Vdsの影響を受けるようになる。このため、MOS抵抗を利用した抵抗回路においては、基準MOS抵抗と可変MOS抵抗とで同じドレイン・ソース電圧が発生するとは限らないため、可変MOS抵抗に基準MOS抵抗と同じゲート電圧を印加しても、同じ抵抗値になることが保証されなくなるという問題がある。
これに対し、本発明に係る抵抗回路では、基準MOS抵抗における抵抗値が一定となるように基準MOS抵抗におけるゲート電圧を制御している際に、基準MOS抵抗におけるドレイン・ソース電圧の2分の1を検出し、基準MOS抵抗におけるゲート電圧からそのドレイン・ソース電圧の2分の1を引いた電圧を可変MOS抵抗のゲート電圧として与えて可変抵抗を制御するようにしている。
本発明に係る抵抗回路では、MOS抵抗の近似条件Vds<<2(Vgs−Vth)という制約を受けることなく可変MOS抵抗の制御を行なうことができるとともに、可変MOS抵抗と基準MOS抵抗それぞれのドレイン・ソース電圧を同じにする必要がなくなるが、これらの点について以下に説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る抵抗回路の構成を示している。図示の抵抗回路は、基準MOS抵抗P11からなる基準抵抗回路1と、可変MOS抵抗P21からなる可変抵抗回路2と、これらMOS抵抗P11及びP21の各ゲート電圧を制御する制御回路3と、基準抵抗回路1用の電流源5と、可変抵抗回路2用の電流源11とを備えている。同図では、可変抵抗制御回路3と制御される可変抵抗回路2が差動アンプ4に接続された構成となっている。
基準抵抗回路1は、制御回路3によって、発生する電圧が所定の基準電圧Vrefと一定、すなわち基準MOS抵抗P11の抵抗値が一定となるように、そのゲート電圧Vgs_p11が制御される。基準MOS抵抗P11のドレイン〜ソース間には、シリーズ接続された2つの同じ抵抗R11及びR12からなる抵抗体が、並列に接続されている。これらシリーズ接続された抵抗R11及びR12の中点からは、基準MOS抵抗P11のドレイン・ソース電圧Vds_p11の2分の1の電位を取り出すことができる。
可変抵抗回路2も、基準抵抗回路1と同様の構成であり、可変MOS抵抗P21のドレイン〜ソース間にはシリーズ接続された2つの同じ抵抗R21及びR22からなる抵抗体が並列に接続されている。図1に示す例では、可変抵抗回路2は、差動アンプ4の出力out_pとout_nの間に挿入されることで、出力負荷として作用している。差動アンプ4の出力out_p及びout_nは、それぞれチョーク・コイルL1及びL2を経由して電源Vddに接続されているので、可変抵抗回路2の端部はDC的に同電位となっている。
制御回路3には、参照番号6で示される検出点から取り出される基準抵抗回路1内のMOS抵抗P11に発生する電圧Vrと、参照番号7で示されるシリーズ接続された抵抗R11及びR12の中点7から取り出されるドレイン・ソース電圧Vds_p11の2分の1の電圧Vds/2と、参照番号5で示される基準電位Vrefが入力されている。また、制御回路3は、基準抵抗回路1及び可変抵抗回路2をそれぞれ制御するための制御信号8及び9を備えている。制御信号8の電位はVp11で表され、基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11として入力される。また、制御信号9の電位はVp21で表され、可変MOS抵抗P21のゲート電圧Vgs_p21として入力される。
制御回路3は、基準抵抗回路1内の基準MOS抵抗P11において発生する電圧Vrが基準電圧Vrefと一定(すなわち基準MOS抵抗p11の抵抗値が一定)となるようにそのゲート電圧Vgs_p11を制御するとともに、基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11を基準にして可変抵抗回路2内の可変MOS抵抗P21におけるゲート電圧Vgs_p21を制御するように構成されている。具体的には、基準MOS抵抗P11におけるドレイン・ソース電圧Vds_p11の2分の1を検出し、基準MOS抵抗P11におけるゲート電圧Vgs_p11からそのドレイン・ソース電圧Vds_p11の2分の1を引いた電圧を可変MOS抵抗P21のゲート電圧Vgs_p21として与えてその抵抗値を制御する。
図2には、制御回路3の内部構成を示している。基準抵抗回路1内の基準MOS抵抗P11に発生する電圧Vrと基準電圧Vrefがオペアンプ34で比較され、その比較結果は可変電圧源32a及び32bを制御する信号となる。可変電圧源32a及び32bは同じ可変電圧源であり、これら電圧源32a及び32bの両端には同じ電位が発生する。また、可変電圧源32で発生する電圧Vds/2'が、参照番号36で示される検出点より取り出される。この電圧Vds/2'は、シリーズ接続された抵抗R11及びR12の中点7から取り出された電圧Vds/2とともにオペアンプ35に入力され、その比較結果は可変電圧源31を制御する信号となる。
制御回路3の出力は、基準抵抗回路1に対する制御信号8と可変抵抗回路2に対する制御信号9の2系統ある。基準抵抗回路1へ接続される制御信号8の電位Vp11は、可変電圧源31及び32aの電位の和で構成され、基準抵抗回路1において発生する電圧Vds_p11が基準電圧と一定(すなわち基準抵抗回路1の抵抗値が一定)となるように基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11を制御する。また、可変抵抗回路2へ接続される制御信号9の電位Vp21は、可変電圧源32bの電圧であり、基準MOS抵抗P11におけるゲート電圧Vgs_p11からドレイン・ソース電圧Vds_p11の2分の1を引いた電圧で構成され、可変MOS抵抗P21のゲート電圧Vgs_p21を制御する。
続いて、図1及び図2に示した抵抗回路における動作について説明する。
定電流源5より基準抵抗回路1に定電流Iを流し、このとき基準抵抗回路1に発生する電位Vrが検出点6にて検出され、制御回路3へ入力される。また、参照番号5で示される基準電圧Vrefも制御回路3へ入力される。
制御回路3は、基準抵抗回路1に発生する電位Vrが基準電圧Vrefと同じ電圧になるように、制御信号8の電位Vp11を介して、基準抵抗回路1内の基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11を制御し、これによって、基準MOS抵抗P11の抵抗値RP11を変化させる。定電流源や基準電圧がプロセスばらつきや温度ばらつきを持たないと仮定すると、基準抵抗回路1は常に一定の抵抗値となり、抵抗値はVddを基準とするとVr/Iとなる。
また、制御回路3は、制御信号9の電位Vp21を介して、可変抵抗回路2内の可変MOS抵抗P21のゲート電圧Vgs_p21を制御することによってその抵抗値RP21を変化させ、基準MOS抵抗P11の抵抗値RP11に追従するように制御する。
ここで、制御信号8及び9の電位Vp11及びVp21について説明する。Vp11は基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11に相当する。基準MOS抵抗P11において抵抗の近似式Vds<<2(Vgs−Vth)が十分に満足できない場合、ゲート電圧Vgs_p11として、上式(4)を基に、以下の式(5)が導き出される。
Figure 0004696701
上式(5)より、抵抗調整用の制御信号8の電位Vp11としてのゲート電圧Vgs_p11はドレイン・ソース電圧Vds_p11に依存することが分かる。
一方、可変抵抗回路2に注目すると、可変MOS抵抗P21の抵抗値RP21が基準MOS抵抗P11の抵抗値RP11と等しくなるよう同期をとる場合、基準MOS抵抗P11のドレイン・ソース電圧Vds_p11と可変MOS抵抗のドレイン・ソース電圧Vds_p21を同じにしなければ、精密に抵抗値をコピーできない。
しかし、図1に示すように差動アンプ4の負荷として可変抵抗回路2を動作させた場合、基準抵抗回路1と可変抵抗回路2にて同じ電位が供給されないし、もし同電位を可変抵抗回路に与えようとすると消費電流で不利になるし、アンプの供給電源が下がってしまい、ゲインや歪に対して不利になる。
ここで、可変MOS抵抗P21のドレイン・ソース間の電位が0Vであるとすると、基準MOS抵抗P11と同抵抗値になるためには、以下の式(6)で示すゲート電圧Vgs_p21の電位を可変MOS抵抗P21への制御信号9とすればよい。
Figure 0004696701
上式(6)は、上式(5)に示した基準MOS抵抗P11へのゲート電圧Vgs_p11から、右辺の第3項である、基準MOS抵抗P11のドレイン・ソース電圧Vds_p11の2分の1を引いた値である。上式(6)ではVds_p11の項が存在しないが、これは、基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11を基準にして可変MOS抵抗P12のゲート電圧Vgs_p21を制御する際に、基準MOS抵抗P11と可変MOS抵抗P21とでドレイン・ソース電圧を同じにする必要がない、ということを意味する。
また、基準MOS抵抗P11側でMOS抵抗の近似条件Vds<<2(Vgs−Vth)という制約がないので、そのドレイン・ソース電圧Vds_p11を大きくして精度を向上することができる。ドレイン・ソース電圧Vds_p11を大きくすることにより、MOS抵抗にドレイン電流Idを供給する定電流源の電流を下げ、低消費電力化が可能になる。また、ゲート電圧Vgsを大きく変化させることができるので、幅広い範囲で可変抵抗値を実現することができる。
図2に示した制御回路3は、基準MOS抵抗P11に対するゲート電圧Vgs_p11、並びに可変MOS抵抗P21に対するゲート電圧Vgs_p21を発生させる構成を備えている。
検出点6で取り出される基準抵抗回路1に発生する電圧Vrと、参照番号5で示される基準電圧Vrefは、オペアンプ34にそれぞれ入力される。オペアンプ34は、発生電圧Vrと基準電圧Vrefが同電位になるように、可変電圧源32a及び32bを制御する。
基準MOS抵抗P11と並列的に接続されている抵抗R11及びR12の中点7にてドレイン・ソース電圧Vds_p11が2分の1に分圧され、Vds_p11/2として、オペアンプ35の一方の入力端子に入力される。また、可変電圧源31に発生する電圧Vds_p11/2´が検出点36にて取り出され、オペアンプ36の他方の入力端子に入力される。そして、オペアンプ35は、Vds_p11/2´とVds_p11/2が同電位になるように、可変電圧源31を制御する。
ここで、基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11は、2つの可変電圧源31及び32aそれぞれから出力される電位の和であり、上式(5)で表される。可変電圧源31及び32aの電圧をそれぞれV31、V32aとすると、可変電圧源31はVds/2に、可変電圧源32aはVgs_p11が上式(5)となるように制御されているので、これら電源電圧V31及びV32はそれぞれ以下の式(7)及び(8)で表される。
Figure 0004696701
Figure 0004696701
可変電圧源32a及び32bは同じ可変電圧源であり、可変電圧源32a及び32bの両端には同じ電位が発生する。したがって、その出力電圧Vgs_p21は式(6)と同様となり、可変MOS抵抗P21の制御信号を生成することができる。このような回路構成により、基準MOS抵抗P21のドレイン・ソース電圧Vds_p11が任意の電圧でも、基準MOS抵抗P11の抵抗値に追従することが可能になる。
なお、図1に示した回路構成では、可変MOS抵抗P21にpMOSを使用しているが、これに代えてnMOSを使用することができる。この場合、ソースに接続されている電源電圧VddをGNDとすることで、nMOSを用いた可変MOS抵抗が実現する。
また、図3には、基準抵抗回路1の応用例を示している。同図に示す例では、基準MOS抵抗(P11)のドレイン〜ソース間にシリーズ接続された2つの同じ抵抗R11及びR12からなる抵抗体を並列接続するのに加え、ソース側に抵抗R13を直列的に挿入し、これによって抵抗値をさらに大きくすることができる。可変抵抗回路2側でも同様の構成を採用することができる。
また、図1に示した実施形態では、可変MOS抵抗P21のドレイン・ソース電圧Vds_p21が0Vであることを想定しているが、勿論、ドレイン〜ソース間に電位差が発生する場合であっても、抵抗追従性を同様に実現することができる。図4には、可変MOS抵抗P21のドレイン・ソース電圧Vds_p21が発生する場合に、可変MOS抵抗P21が基準MOS抵抗P11に良好な追従性を実現する手段を備えた抵抗回路の構成例を示している。
図示の抵抗回路は、基準MOS抵抗P11からなる基準抵抗回路1と、可変MOS抵抗P21からなる可変抵抗回路2と、これらMOS抵抗P11及びP21の各ゲート電圧を制御する制御回路3´と、基準抵抗回路1用の電流源5と、可変抵抗回路2用の電流源11とを備えている。
基準抵抗回路1は、制御回路3´によって、発生する電圧が所定の基準電圧Vrefと一定、すなわち基準MOS抵抗P11の抵抗値が一定となるように、そのゲート電圧Vgs_p11が制御される。基準MOS抵抗P11のドレイン〜ソース間には、シリーズ接続された2つの同じ抵抗R11及びR12からなる抵抗体が、並列に接続されている。これらシリーズ接続された抵抗R11及びR12の中点7からは、基準MOS抵抗P11のドレイン・ソース電圧Vds_P11の2分の1の電位Vc_p11を取り出すことができる。
可変抵抗回路2も、基準抵抗回路1と同様の構成であり、可変MOS抵抗P21のドレイン〜ソース間にはシリーズ接続された2つの同じ抵抗R21及びR22からなる抵抗体が並列に接続されている。これらシリーズ接続された抵抗R21及びR22の中点10からは、可変MOS抵抗P21のドレイン・ソース電圧Vds_P21の2分の1の電位Vc_p21を取り出すことができる。可変抵抗回路2は、制御回路3´によって、可変MOS抵抗P21の抵抗値RP21が基準MOS抵抗P11の抵抗値RP11に追従するように、そのゲート電圧Vgs_p21が制御される。
制御回路3´には、参照番号6で示される検出点から取り出される基準抵抗回路1内のMOS抵抗P11に発生する電圧Vrと、基準MOS抵抗P11側のドレイン・ソース電圧Vds_p11の2分の1の電圧Vc_P11と、可変MOS抵抗P21側のドレイン・ソース電圧Vds_p11の2分の1の電圧Vc_P21と、参照番号5で示される基準電位Vrefが入力されている。また、制御回路3´は、基準抵抗回路1及び可変抵抗回路2をそれぞれ制御するための制御信号8及び9を備えている。
制御回路3´は、基準抵抗回路1内の基準MOS抵抗P11において発生する電圧Vrが基準電圧Vrefと一定(すなわち基準MOS抵抗p11の抵抗値が一定)となるようにそのゲート電圧Vgs_p11を制御するとともに、基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11を基準にして可変抵抗回路2内の可変MOS抵抗P21におけるゲート電圧Vgs_p21を制御するように構成されている。具体的には、基準MOS抵抗P11におけるドレイン・ソース電圧Vds_p11の2分の1並びに可変MOS抵抗P21におけるドレイン・ソース電圧Vds_p21の2分の1を検出し、基準MOS抵抗P11におけるゲート電圧Vgs_p11からそのドレイン・ソース電圧Vds_p11の2分の1を引くとともにドレイン・ソース電圧Vds_p21の2分の1を加えた電圧を可変MOS抵抗P21のゲート電圧Vgs_p21として与えて、その抵抗値を制御する。
図5には、制御回路3´の内部構成を示している。基準抵抗回路1内の基準MOS抵抗P11に発生する電圧Vrと基準電圧Vrefがオペアンプ34´で比較され、その比較結果は可変電圧源32´a及び32´bを制御する信号となる。可変電圧源32´a及び32´bは同じ可変電圧源であり、これら電圧源32´a及び32´bの両端には同じ電位が発生する。
また、可変電圧源32´で発生する電圧Vds/2'が検出点36より取り出され、オペアンプ35´の一方の入力端子に入力される。また、減算器37は、検出点7から取り出された基準MOS抵抗P11のドレイン・ソース電圧Vds_p11の2分の1の電圧Vc_p11から、検出点10から取り出された可変MOS抵抗P21のドレイン・ソース電圧Vds_p21の2分の1の電圧Vc_p21を引いて、その結果をオペアンプ35´の他方の入力端子に入力する。オペアンプ35´による比較結果は可変電圧源31´を制御する信号となり、可変電圧源32´で発生する電圧Vds/2'と電位差(Vc_p11−Vc_p21)とが等しくなるように制御する。
制御回路3´の出力は、基準抵抗回路1に対する制御信号8と可変抵抗回路2に対する制御信号9の2系統ある。基準抵抗回路1へ接続される制御信号8の電位Vp11は、可変電圧源31及び32aの電位の和で構成され、基準抵抗回路1において発生する電圧Vds_p11が基準電圧と一定(すなわち基準抵抗回路1の抵抗値が一定)となるように基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11を制御する。また、可変抵抗回路2へ接続される制御信号9の電位Vp21は、可変電圧源32bの電圧であり、基準MOS抵抗P11におけるゲート電圧Vgs_p11からそのドレイン・ソース電圧Vds_p11の2分の1を引くとともに可変MOS抵抗P21のドレイン・ソース電圧Vds_p21の2分の1を加えた電圧で構成され、可変MOS抵抗P21のゲート電圧Vgs_p21を制御する。
続いて、図4及び図5に示した抵抗回路における動作について説明する。
定電流源5より基準抵抗回路1に定電流Iを流し、このとき基準抵抗回路1に発生する電位Vrが検出点6にて検出され、制御回路3´へ入力される。また、参照番号5で示される基準電圧Vrefも制御回路3´へ入力される。
制御回路3´は、基準抵抗回路1に発生する電位Vrが基準電圧Vrefと同じ電圧になるように、制御信号8の電位Vp11を介して、基準抵抗回路1内の基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11を制御することによって、基準MOS抵抗P11の抵抗値RP11を変化させる。
また、制御回路3´は、制御信号9の電位Vp21を介して、可変抵抗回路2内の可変MOS抵抗P21のゲート電圧Vgs_p21を制御することによってその抵抗値RP21を変化させ、基準MOS抵抗P11の抵抗値RP11に追従するように制御する。
ここで、制御信号8及び9の電位Vp11及びVp21について説明する。Vp11は基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11に相当する。基準MOS抵抗P11において抵抗の近似式Vds<<2(Vgs−Vth)が十分に満足できない場合、ゲート電圧Vgs_p11として、上式(4)を基に、以下の式(9)が導き出される。同式(9)は、上式(5)と同一である。
Figure 0004696701
上式(9)より、抵抗調整用の制御信号8の電位Vp11としてのゲート電圧Vgs_p11はドレイン・ソース電圧Vds_p11に依存することが分かる。
一方、可変抵抗回路2に注目すると、可変MOS抵抗P21の抵抗値RP21が基準MOS抵抗P11の抵抗値RP11と等しい抵抗値となるためには、上式(9)の右辺の3番目の項1/2Vds_p11の代わりに1/2Vds_p21とした制御電圧にすればよい。したがって、制御信号9の電圧Vp21すなわち可変MOS抵抗P21のゲート電圧Vds_p21は下式(10)で表される。
Figure 0004696701
上式(10)から、基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11を基準にして可変MOS抵抗P12のゲート電圧Vgs_p21を制御する際に、基準MOS抵抗P11と可変MOS抵抗P21とでドレイン・ソース電圧を同じにする必要がない、ということを理解できよう。また、基準MOS抵抗P11側でMOS抵抗の近似条件Vds<<2(Vgs−Vth)という制約がないので、そのドレイン・ソース電圧Vds_p11を大きくして精度を向上することができる。ドレイン・ソース電圧Vds_p11を大きくすることにより、MOS抵抗にドレイン電流Idを供給する定電流源の電流を下げ、低消費電力化が可能になる。また、ゲート電圧Vgsを大きく変化させることができるので、幅広い範囲で可変抵抗値を実現することができる。
図5に示した制御回路3は、基準MOS抵抗P11に対するゲート電圧Vgs_p11、並びに可変MOS抵抗P21に対するゲート電圧Vgs_p21を発生させる構成を備えている。
検出点6で取り出される基準抵抗回路1に発生する電圧Vrと、参照番号5で示される基準電圧Vrefは、オペアンプ34´にそれぞれ入力される。オペアンプ34´は、発生電圧Vrと基準電圧Vrefが同電位になるように、可変電圧源32´a及び32´bを制御する。
可変電圧源31に発生する電圧Vds_p11/2´が検出点36にて取り出され、オペアンプ35´の一方の端子に入力される。また、基準MOS抵抗P11と並列的に接続されている抵抗R11及びR12の中点7にてドレイン・ソース電圧Vds_p11を2分の1に分圧して得られるVc_p11と、可変MOS抵抗P21と並列的に接続されている抵抗R21及びR22の中点7にてドレイン・ソース電圧Vds_p11を2分の1に分圧して得られるVc_p11が、減算器37の正負の各端子に入力され、その減算結果がオペアンプ35´の他方の端子に入力される。そして、オペアンプ35´は、Vds_p11/2´と(Vc_p11−Vc_p21)が同電位になるように、可変電圧源31を制御する。
ここで、基準MOS抵抗P11のゲート電圧Vgs_p11は、2つの可変電圧源31及び32aそれぞれから出力される電位の和であり、上式(9)で表される。可変電圧源31及び32aの電圧をそれぞれV31´、V32´aとすると、可変電圧源31´はVds/2に、可変電圧源32´aはVgs_p11が上式(9)となるように制御されているので、これら電源電圧V31´及びV32´それぞれ以下の式(11)及び(12)で表される。
Figure 0004696701
Figure 0004696701
可変電圧源32´a及び32´bは同じ可変電圧源であり、可変電圧源32´a及び32´bの両端には同じ電位が発生する。したがって、その出力電圧Vgs_p21は式(10)と同様となり、可変MOS抵抗P21の制御信号を生成することができる。
このように、基準MOS抵抗P11のドレイン・ソース電圧Vds_p11が任意の電圧であっても、可変MOS抵抗P21は基準MOS抵抗P11の抵抗値に追従することが可能となる。可変MOS抵抗P21のゲート電圧Vgs_p21はそのドレイン〜ソース間の中点電圧1/2Vds_p21を含んでいるので、ドレイン・ソース電圧Vds_p21が0Vではなく変動しても、可変MOS抵抗P21は基準MOS抵抗P11の抵抗値に追従することが可能である。
図1及び図2、並びに図4及び図5に示した各抵抗回路を用いて負荷回路を構成することができる。そして、このような負荷回路は、通信機における送信アンプや受信アンプ内部の負荷抵抗として実装することができる。図6には、本発明に係る抵抗回路で構成される送信アンプ及び受信アンプを用いた無線通信装置のハードウェア構成を示している。無線通信装置は受信機と送信機からなる。以下、この通信機について説明する。
アンテナ 101から入力された受信信号は、アンテナ・スイッチ 102で受信アンプ部 103へと導かれる。受信アンプ部103では、受信信号が適正な電力レベルになるよう必要な帯域制限、自動利得制御(AGC)などの処理が施される。次いで、復調部104では、周波数を制御された局部発振器108からの信号と受信アンプ部 103の出力を混合すなわち周波数合成して、所望の受信周波数を一定の周波数に変換して復調する。この混合され復調された信号は、A/D変換されて、一定のビットレートを持つIQの各軸信号からなるデジタル・データとなる。信号処理部105では、このI及びQ軸のデジタル・データに対し、フェージングなどの影響除去や、受信した信号の種類判別、デインターリーブ、エラー訂正を行ない、適切な復号がなされた後に、通信制御用のデータと通信データ本体に分離される。
一方、送信機側では、送信データを符号化し、さらに通信制御用のデータを加えて、送信バースト信号に合ったブロックにまとめられる。送信バースト信号は、信号処理部 105において、一定のデータレートを持つIQの各軸信号からなるデジタル・データにされる。この信号は、変調部106にて直交変調された後、局部発振器108から変換用の信号と混合すなわち周波数合成して、所望の送信周波数に変換する。所望の周波数に変換された信号は、必要な送信電力にするために送信アンプ部 107にて電力増幅される。そして、セレクタ 202を経由してアンテナ 101から伝播路に放射される。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本発明に係る抵抗回路を用いて、例えば、負荷回路を構成することができる。そして、かかる負荷回路を出力負荷として出力端子間に挿入して、差動アンプ回路を実装することができる。また、このような負荷回路は、通信機における送信アンプや受信アンプ内部の負荷抵抗として実装することができる。勿論、本発明に係る抵抗回路の用途はこれらに限定されない。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る抵抗回路の構成を示した図である。 図2は、制御回路3の内部構成を示したブロック図である。 図3は、基準抵抗回路1の応用例を示した図である。 図4は、可変MOS抵抗P21のドレイン・ソース電圧Vds_p21があることを想定した抵抗回路の構成例を示した図である。 図5は、制御回路3´の内部構成を示したブロック図である。 図6は、無線通信装置のハードウェア構成例を示した図である。
符号の説明
1…基準抵抗回路
2…可変抵抗回路
3…制御回路
4…差動アンプ
5、11…定電流源
31、32…可変電圧源
34、35…オペアンプ
37…減算器
101…アンテナ
102…アンテナ・スイッチ
103…受信アンプ部
104…復調部
105…信号処理部
106…変調部
107…送信アンプ部
108…局部発振器

Claims (9)

  1. 基準MOS抵抗と、
    可変MOS抵抗と、
    前記基準MOS抵抗における抵抗値が一定となるように前記基準MOS抵抗におけるゲート電圧を制御する第1の制御手段と、
    前記基準MOS抵抗におけるドレイン・ソース電圧の2分の1を検出する電圧検出手段と、
    前記第1の制御手段により制御される前記基準MOS抵抗におけるゲート電圧と前記電圧検出手段により検出された前記基準MOS抵抗におけるドレイン・ソース電圧の2分の1の電圧に基づいて前記可変MOS抵抗におけるゲート電圧を与えて可変抵抗を制御する第2の制御手段と、
    を具備することを特徴とする抵抗回路。
  2. 前記第1の制御手段は、前記基準MOS抵抗において発生する電圧を検出する手段と、前記基準MOS抵抗において発生する電圧が所定の基準電圧と一定となるように制御する手段とを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の抵抗回路。
  3. 前記電圧検出手段は、前記基準MOS抵抗のドレイン〜ソース間に並列接続された、同抵抗値の2つの抵抗を直列接続した抵抗体を備え、該直列接続された抵抗体の中点から前記基準MOS抵抗のドレイン・ソース電圧の2分の1を検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の抵抗回路。
  4. 前記基準MOS抵抗及び前記可変MOS抵抗は、pMOS又はnMOSからなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の抵抗回路。
  5. 前記可変MOS抵抗におけるドレイン・ソース電圧の2分の1を検出する第2の電圧検出手段をさらに備え、
    前記第2の制御手段は、前記第1の制御手段により制御される前記基準MOS抵抗におけるゲート電圧に対し、前記電圧検出手段により検出された前記基準MOS抵抗におけるドレイン・ソース電圧の2分の1を引くとともに、前記第2の電圧検出手段により検出された前記可変MOS抵抗におけるドレイン・ソース電圧の2分の1を加えた電圧を前記可変MOS抵抗におけるゲート電圧として与えて可変抵抗を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の抵抗回路。
  6. 前記第2の電圧検出手段は、前記可変MOS抵抗のドレイン〜ソース間に並列接続された、同抵抗値の2つの抵抗を直列接続した抵抗体を備え、該直列接続された抵抗体の中点から前記可変MOS抵抗のドレイン・ソース電圧の2分の1を検出する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の抵抗回路。
  7. 請求項1に記載の可変MOS抵抗で構成されることを特徴とする負荷回路。
  8. 請求項1に記載の可変MOS抵抗を出力負荷として出力端子間に挿入したことを特徴とする差動アンプ回路。
  9. 請求項1に記載の可変MOS抵抗を送信アンプ又は受信アンプのうち少なくとも一方における内部の負荷抵抗として実装したことを特徴とする通信機。
JP2005166465A 2005-06-07 2005-06-07 抵抗回路 Expired - Fee Related JP4696701B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005166465A JP4696701B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 抵抗回路
PCT/JP2006/310432 WO2006132090A1 (ja) 2005-06-07 2006-05-25 抵抗回路
KR1020077021577A KR101241264B1 (ko) 2005-06-07 2006-05-25 저항 회로, 부하 회로, 차동 앰프 회로 및 통신기
US11/911,637 US7659765B2 (en) 2005-06-07 2006-05-25 Resistor circuit
CN2006800150411A CN101171748B (zh) 2005-06-07 2006-05-25 电阻电路
TW095119733A TW200705797A (en) 2005-06-07 2006-06-02 Resistor circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005166465A JP4696701B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 抵抗回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006345018A JP2006345018A (ja) 2006-12-21
JP4696701B2 true JP4696701B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=37498293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005166465A Expired - Fee Related JP4696701B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 抵抗回路

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7659765B2 (ja)
JP (1) JP4696701B2 (ja)
KR (1) KR101241264B1 (ja)
CN (1) CN101171748B (ja)
TW (1) TW200705797A (ja)
WO (1) WO2006132090A1 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8615205B2 (en) 2007-12-18 2013-12-24 Qualcomm Incorporated I-Q mismatch calibration and method
US8970272B2 (en) 2008-05-15 2015-03-03 Qualcomm Incorporated High-speed low-power latches
US8712357B2 (en) 2008-11-13 2014-04-29 Qualcomm Incorporated LO generation with deskewed input oscillator signal
US8718574B2 (en) * 2008-11-25 2014-05-06 Qualcomm Incorporated Duty cycle adjustment for a local oscillator signal
US8693148B2 (en) 2009-01-08 2014-04-08 Micron Technology, Inc. Over-limit electrical condition protection circuits for integrated circuits
US8847638B2 (en) * 2009-07-02 2014-09-30 Qualcomm Incorporated High speed divide-by-two circuit
US8791740B2 (en) * 2009-07-16 2014-07-29 Qualcomm Incorporated Systems and methods for reducing average current consumption in a local oscillator path
JP5546361B2 (ja) * 2010-06-10 2014-07-09 セイコーインスツル株式会社 可変抵抗回路を備えた半導体集積回路
KR20120045561A (ko) * 2010-10-29 2012-05-09 에스케이하이닉스 주식회사 집적 회로
US8854098B2 (en) 2011-01-21 2014-10-07 Qualcomm Incorporated System for I-Q phase mismatch detection and correction
US8611058B2 (en) * 2011-08-23 2013-12-17 Micron Technology, Inc. Combination ESD protection circuits and methods
US8724268B2 (en) 2011-08-30 2014-05-13 Micron Technology, Inc. Over-limit electrical condition protection circuits and methods
US9154077B2 (en) 2012-04-12 2015-10-06 Qualcomm Incorporated Compact high frequency divider
US9059702B2 (en) 2012-07-07 2015-06-16 Skyworks Solutions, Inc. Switch linearization by non-linear compensation of a field-effect transistor
US9160328B2 (en) 2012-07-07 2015-10-13 Skyworks Solutions, Inc. Circuits, devices, methods and applications related to silicon-on-insulator based radio-frequency switches
US10147724B2 (en) 2012-07-07 2018-12-04 Skyworks Solutions, Inc. Feed-forward circuit to improve intermodulation distortion performance of radio-frequency switch
US20140009207A1 (en) * 2012-07-07 2014-01-09 Skyworks Solutions, Inc. Radio-frequency switch having dynamic gate bias resistance and body contact
US9276570B2 (en) 2012-07-07 2016-03-01 Skyworks Solutions, Inc. Radio-frequency switch having gate node voltage compensation network
US9628075B2 (en) 2012-07-07 2017-04-18 Skyworks Solutions, Inc. Radio-frequency switch having dynamic body coupling
US9148194B2 (en) 2012-07-07 2015-09-29 Skyworks Solutions, Inc. Radio-frequency switch system having improved intermodulation distortion performance
US8975950B2 (en) 2012-07-07 2015-03-10 Skyworks Solutions, Inc. Switching device having a discharge circuit for improved intermodulation distortion performance
US8643168B1 (en) * 2012-10-16 2014-02-04 Lattice Semiconductor Corporation Integrated circuit package with input capacitance compensation
US9013225B2 (en) 2013-02-04 2015-04-21 Skyworks Solutions, Inc. RF switches having increased voltage swing uniformity
TWI505058B (zh) 2013-08-09 2015-10-21 Asustek Comp Inc 電壓控制電路
US20170243628A1 (en) 2016-02-22 2017-08-24 Mediatek Inc. Termination topology of memory system and associated memory module and control method
US9979188B2 (en) 2016-03-22 2018-05-22 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Low power high speed interface

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4975604A (en) * 1987-05-29 1990-12-04 Triquint Semiconductor, Inc. Automatic return-loss optimization of a variable fet attenuator
JP2000286678A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Nec Corp 可変減衰器
US20010028282A1 (en) * 2000-01-17 2001-10-11 Nec Corporation High-frequency variable attenuator having a controllable reference voltage

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4875023A (en) * 1988-05-10 1989-10-17 Grumman Aerospace Corporation Variable attenuator having voltage variable FET resistor with chosen resistance-voltage relationship
CH675181A5 (ja) * 1988-05-19 1990-08-31 Siemens Ag Albis
FR2657736A1 (fr) * 1990-01-31 1991-08-02 Sgs Thomson Microelectronics Circuit a resistance variable commandee en tension.
JPH0758563A (ja) * 1993-08-18 1995-03-03 Hitachi Ltd ステップ減衰器
WO1996003799A1 (fr) * 1994-07-27 1996-02-08 Citizen Watch Co., Ltd. Oscillateur a quartz du type a compensation de temperature
JP2827947B2 (ja) * 1995-02-14 1998-11-25 日本電気株式会社 減衰回路
JP3748460B2 (ja) * 1995-09-01 2006-02-22 キヤノン株式会社 集積回路
AUPN814496A0 (en) 1996-02-19 1996-03-14 Monash University Dermal penetration enhancer
JPH10200377A (ja) * 1997-01-13 1998-07-31 Asahi Kasei Micro Syst Kk 可変抵抗回路
US6717449B2 (en) 2001-10-23 2004-04-06 Olympus Corporation Variable resistance circuit and application circuits using the variable resistance circuit
JP4245892B2 (ja) 2001-10-23 2009-04-02 オリンパス株式会社 Mos型トランジスタのソースとドレイン間を制御可能な等価抵抗として用いる回路
CN1189933C (zh) * 2002-02-26 2005-02-16 台湾积体电路制造股份有限公司 垂直型半导体可变电阻装置及其制造方法
JP2006136086A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Hitachi Ltd 電流検知方法と電流検知装置及びこの電流検知装置を用いた電力変換装置並びにこの電力変換装置を用いた車両

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4975604A (en) * 1987-05-29 1990-12-04 Triquint Semiconductor, Inc. Automatic return-loss optimization of a variable fet attenuator
JP2000286678A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Nec Corp 可変減衰器
US20010028282A1 (en) * 2000-01-17 2001-10-11 Nec Corporation High-frequency variable attenuator having a controllable reference voltage

Also Published As

Publication number Publication date
TWI316324B (ja) 2009-10-21
US20090284311A1 (en) 2009-11-19
US7659765B2 (en) 2010-02-09
CN101171748A (zh) 2008-04-30
TW200705797A (en) 2007-02-01
KR20080011649A (ko) 2008-02-05
KR101241264B1 (ko) 2013-03-14
CN101171748B (zh) 2010-05-19
JP2006345018A (ja) 2006-12-21
WO2006132090A1 (ja) 2006-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4696701B2 (ja) 抵抗回路
US7733181B2 (en) Amplifier circuit having dynamically biased configuration
US7129756B2 (en) Semiconductor integrated circuit
JP3971368B2 (ja) 信号強度検波回路およびそれを用いた増幅率制御システム。
JP4235433B2 (ja) 受信回路及びそれを備えた差動回路
US7825699B2 (en) Receiver circuit having compensated offset voltage
JP2011146904A (ja) 受信回路
US10024888B2 (en) Data receiving device including an envelope detector and related methods
US9628076B2 (en) Transmission circuit and semiconductor integrated circuit
US20110133837A1 (en) Variable gain amplifier
US7551006B2 (en) Low voltage differential signalling driver
US10742175B2 (en) Amplifier circuit, reception circuit, and semiconductor integrated circuit
US8159301B1 (en) Differential amplifier with hysteresis
JP4321959B2 (ja) 信号補償回路及び復調回路
KR101055788B1 (ko) 광대역의 공통모드 입력전압 범위를 가지는 차동 증폭회로 및 그 차동 증폭회로를 구비한 입력 버퍼
US7692455B2 (en) Semiconductor devices for receiving a current mode signal and methods of operating the same
CN106559060B (zh) 工艺-电压-温度(pvt)不变连续时间均衡器
JP5239875B2 (ja) バイアス電流生成回路、増幅器及び通信送受信回路
JP5298285B2 (ja) レシーバ回路
US20150008969A1 (en) Semiconductor integrated circuit
WO2021124450A1 (ja) 差動増幅回路、受信回路及び半導体集積回路
JP2011097270A (ja) ドライバ回路
JP2010041645A (ja) 演算増幅器
JPWO2013061488A1 (ja) 半導体装置、およびこれを備えたクロックデータリカバリシステム
KR20080047657A (ko) 가변 히스테리시스를 갖는 비교기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110214

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees