JP4695359B2 - 電子写真印刷装置のクリーニング装置及びそれを備えた電子写真印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真印刷装置のクリーニング装置に関し、特に、電子写真記録装置、静電記録装置等の電子写真印刷装置に設けられ、クリーニングブレードを用いて担持体上の残留トナーを除去するクリーニング装置であって、寸法の小型化が要求される電子写真印刷装置に設けられる電子写真印刷装置のクリーニング装置に関する。
従来より、電子写真記録装置、静電記録装置等の電子写真印刷装置には、感光体ドラムと、中間転写体と、当該感光体ドラム表面をクリーニングするためのクリーニング装置とが設けられている。感光体ドラム上には静電潜像が形成され、静電潜像はトナーを含有する現像剤によって現像されてトナー像が形成される。そして、感光体ドラム上のトナー像が中間転写体に転写されるように構成されている。
クリーニング装置は、ハウジングと、クリーニングブラシと、クリーニングブレードとを備えており、クリーニングブラシとクリーニングブレードとは、ハウジング内に保持されている。ハウジングには、ハウジングの内部と外部とを連通する開口部が形成されており、開口部は感光体ドラムに対向する。開口部の位置には、クリーニングブラシとクリーニングブレードとが配置されている。
クリーニングブレードは、感光体ドラムに対向し接触するように配置されている。クリーニングブラシは略円柱形状をなしており、クリーニングブレードよりも感光体ドラムの回転方向上流側の位置において、感光体ドラムに同軸的に対向し接触して配置されている。クリーニングブラシは、感光体ドラムの周面位置において感光体ドラムの周面の移動方向に倣った方向に回転するように構成されている。クリーニングブレード、クリーニングブラシは、トナー像を中間転写体に転写した後の感光体ドラム上に残留したトナーを除去する。
上述のようなクリーニング装置は、感光体ドラム上から除去したトナーがハウジングの開口部から飛散したり漏れたりすることを防止する構成を備える。例えば、図5に示されるように、感光体ドラム131の側方位置にクリーニング装置140が配置され、当該側方位置においてクリーニングブレード143が圧接し、ハウジング141の開口部141aの開口の方向がほぼ水平方向に指向するように構成され、開口部141aからのトナーの漏れ等を防止する。クリーニングブレード143によって感光体ドラム131上から除去されたトナーは、クリーニングブラシ142によって、クリーニングブラシ142に対向して感光体ドラム131と同軸的に回転する略円柱形状のスクリュウ144へ送られ搬送される。
近年では、電子写真印刷装置のカラー化に伴い、複数の画像形成部をコンパクトに電子写真印刷装置に収める必要が生じている。このため、感光体ドラムの鉛直上方位置にクリーニング装置が配置され、当該上方位置においてクリーニングブレードが圧接し、開口部の開口の方向がほぼ鉛直下方に指向するように構成されることが行われている。
この場合には、例えば、クリーニング装置の補助又はトナーの飛散や漏れを防止する必要があり、このための手段として、クリーニング装置内部のエアー吸引を行うためのエアー吸引装置を設けたり、特開2001−109212号広報や特開2002−156879号広報記載のように、感光体ドラムの回転方向におけるクリーニングブレードの下流に、先端部が感光体ドラムに接触する弾性板を設けたりしている。
特開2001−109212号広報 特開2002−156879号広報
しかし、このようにエアー吸引装置を設けたり、先端部が感光体ドラムに接触する弾性板を設けたりする構成では、実際には、クリーニングブレードで回収されたトナーを排出することが困難であり、トナー飛散や、トナーこぼれ等により、電子写真印刷装置内部を汚してしまい、また、トナー詰まりが発生してしまい、メンテナンスを頻繁に行わなければならないという問題が生じていた。
そこで、本発明は、感光体ドラムの上方位置にクリーニング装置が配置されていても、トナーの漏れ等を防止することができる電子写真印刷装置のクリーニング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、回転軸を中心に回転する円筒状像担持体を備える電子写真印刷装置の該円筒状像担持体に対向配置され、該円筒状像担持体上に形成された静電潜像がトナーを含有する現像剤によって現像されてトナー像が形成され、該円筒状像担持体上の該トナー像が該円筒状像担持体から転写材に転写され、該転写後の該円筒状像担持体上に残留したトナーを除去する電子写真印刷装置のクリーニング装置において、該円筒状像担持体に対向し接触して配置されるクリーニングブレードと、該クリーニングブレードよりも該円筒状像担持体の回転方向上流側の位置に、該円筒状像担持体に同軸的に対向し接触して配置され、該円筒状像担持体の周面位置において該円筒状像担持体の周面の移動方向に倣った方向に回転する円筒状のクリーニングブラシと、該クリーニングブレードおよび該クリーニングブラシを内部に保持し、該円筒状像担持体の鉛直上方に配置されるハウジングとを備え、該ハウジングには、該ハウジングの内部と外部とを連通する開口部が形成されていて、該開口部には、該クリーニングブラシおよび該クリーニングブレードが配置され、該開口部は鉛直下方に向けて開口し、該クリーニングブラシの側方位置には、クリーニングブレードから略鉛直上方に向かって該クリーニングブラシの外周に略沿ってトナー搬送補助部材が設けられ、該トナー搬送補助部材は、前記開口部に対向する前記ハウジングの部位に固定され且つ前記クリーニングブレードに固着されていて、前記トナー搬送補助部材と該クリーニングブラシの外周との間には1mm〜3mmの間隙が形成されていることを特徴とする電子写真印刷装置のクリーニング装置を提供している。
ここで、該クリーニングブラシの鉛直方向上部の該トナー搬送補助部材に対向していない位置には、該クリーニングブラシに付着したトナーを叩き落とすためのフリッカバーが対向し接触して配置され、該フリッカバーと該クリーニングブラシとの擦過深さは0.5mm〜1.5mmであることが好ましい。
また、該円筒状像担持体の回転軸から鉛直上方へ向かう方向の角度を0度とし、該円筒状像担持体の回転方向上流側へ向かう方向を正の角度とし、該円筒状像担持体と接触する該クリーニングブレードの先端と該円筒状像担持体との接触位置を圧接点として、該圧接点と該円筒状像担持体の回転軸とを結ぶ仮想線と、該円筒状像担持体の回転軸から該円筒状像担持体の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角θAが30度以下であることが好ましい。
また、該円筒状像担持体の回転軸から鉛直上方へ向かう方向の角度を0度とし、該円筒状像担持体の回転方向上流側へ向かう方向を正の角度とし、該円筒状像担持体と接触する該クリーニングブレードの先端と該円筒状像担持体との接触位置を圧接点とし、該圧接点と該円筒状像担持体の回転軸とを結ぶ仮想線と、該円筒状像担持体の回転軸から該円筒状像担持体の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角をθAとし、該クリーニングブラシの回転軸と該円筒状像担持体の回転軸とを結ぶ仮想線と、該円筒状像担持体の回転軸から該円筒状像担持体の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角をθBとして、|θA−θB|<10度であることが好ましい。
また、該円筒状像担持体の回転方向における該クリーニングブラシの下流側には、該クリーニングブラシに対向して該円筒状像担持体と同軸的に回転する略円柱形状のスクリュウが設けられ、該円筒状像担持体の回転軸から鉛直上方へ向かう方向の角度を0度とし、該円筒状像担持体の回転方向上流側へ向かう方向を正の角度とし、該円筒状像担持体と接触する該クリーニングブレードの先端と該円筒状像担持体との接触位置を圧接点とし、該圧接点と該円筒状像担持体の回転軸とを結ぶ仮想線と、該円筒状像担持体の回転軸から該円筒状像担持体の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角をθAとし、該スクリュウの回転軸と該円筒状像担持体の回転軸とを結ぶ仮想線と、該円筒状像担持体の回転軸から該円筒状像担持体の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角をθCとして、10度<|θA−θC|<30度であることが好ましい。
また、該クリーニングブレードの反発弾性をH(JISK6301:測定温度25℃/湿度50%)として、30%≦H≦50%であることが好ましい。
また、該クリーニングブレードの永久伸びをE(JISK6301:測定温度25℃/湿度50%)として、0%<E≦1.3%であることが好ましい。
また、該クリーニングブレードは少なくともポリウレタンゴムにより構成され、ゴム硬度をK(JISK6301:測定温度25℃/湿度50%)として、67≦K≦73であることが好ましい。
また、該トナー搬送補助部材は、該クリーニングブラシの回転軸を中心とする円弧形状の面を有することが好ましい。
また、該クリーニングブラシに対向する該トナー搬送補助部材の面は、表面粗さをRZとしてRZ≦12μであることが好ましい。また、前記トナー搬送補助部材は前記クリーニングブラシに対向するトナー搬送補助部と弾性部材とを有し、前記トナー搬送補助部の鉛直下端と前記クリーニングブレードとは互いに離間していることで離間部が形成され、前記弾性部材は前記トナー搬送補助部および前記クリーニングブレードに固着されていることが好ましい。また、本発明の電子写真印刷装置は、該電子写真印刷装置のクリーニング装置と、円筒状像担持体と、該円筒状像担持体上に形成された静電潜像を、トナーを含有する現像剤によってトナー像を形成する現像機と、前記円筒状像担持体上に形成された該トナー像を前記円筒状像担持体から転写材に転写する転写手段とを備えたことが望ましい。
本発明の請求項1記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置によれば、クリーニングブラシの側方位置には、クリーニングブレードから略鉛直上方に向かってクリーニングブラシの外周に略沿ってトナー搬送補助部材が設けられ、トナー搬送補助部材は、開口部に対向するハウジングの部位に固定され且つクリーニングブレードに固着されていて、トナー搬送補助部材とクリーニングブラシの外周との間には1mm〜3mmの間隙が形成されているため、円筒状像担持体の鉛直上方にハウジングが配置される電子写真印刷装置の構成において、当該間隙の間を略鉛直方向に延びるように重力に逆らって円筒状像担持体から除去されたトナーを堆積させ、同方向へ送ることができる。このため、トナー詰まりの発生を防止することができ、また、トナー飛散や、トナーこぼれ等の発生を防止することができる。この結果として、小型化された電子写真印刷装置において、複雑な手段を設けることなく清掃不良やトナー搬送不良の発生を防止することができる。また、クリーニング装置交換時に、トナー汚れ等を発生しにくくすることができる。
本発明の請求項2記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置によれば、クリーニングブラシの鉛直方向上部のトナー搬送補助部材に対向していない位置には、クリーニングブラシに付着したトナーを叩き落とすためのフリッカバー47が対向し接触して配置され、フリッカバー47とクリーニングブラシとの擦過深さは0.5mm〜1.5mmであるため、クリーニングブラシの外周の、間隙から外れた位置において、クリーニングブラシからトナーを効果的に叩き落とすことができる。
本発明の請求項3乃至請求項5記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置によれば、電子写真印刷装置全体の寸法を小型化した上で、更に、良好なトナー搬送を行うことができるためトナー詰まりの発生を防止することができ、また、トナー飛散や、トナーこぼれ等の発生を防止することができる。
本発明の請求項6乃至請求項8記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置によれば、クリーニング不良やクリーニングブレードのめくれの発生を防止することができ、安定してクリーニングすることができる。
本発明の請求項9記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置によれば、トナー搬送補助部材は、クリーニングブラシの回転軸を中心とする円弧形状の面を有しているため、円弧形状の面に沿って、トナー搬送補助部材とクリーニングブラシとの間の間隙の間を略鉛直方向に延びるように円筒状像担持体から除去されたトナーを堆積させ、同方向へスムーズに送ることができる。
本発明の請求項10記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置によれば、クリーニングブラシに対向するトナー搬送補助部材の面は、表面粗さをRZとしてRZ≦12μであるため、トナー搬送補助部材とクリーニングブラシとの間の間隙において、トナー詰まりを効果的に防止することができる。また、本発明の請求項11記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置によれば、トナー搬送補助部の鉛直下端と、クリーニングブレードとの間に形成された空間にトナーが侵入することを防止できる。
本発明の第1の実施の形態による電子写真印刷装置のクリーニング装置について図1乃至図3を参照しながら説明する。先ず、クリーニング装置が設けられている電子写真印刷装置の構成及び動作について説明する。図1に示されるように、電子写真印刷装置1は、より具体的にはフルカラーレーザプリンタであり、トナー像が転写される無端状ベルトたる中間転写ベルト11と、中間転写ベルト11から印刷用紙2へ転写するための用紙転写器12と、中間転写ベルト11から印刷用紙2へ転写されたトナー像を溶融定着させるための定着装置13と、4つの印写ユニット30−1〜30−4とを備える。
4つの印写ユニット30−1〜30−4は同一の構成をなし、例えば、印写ユニット30−1はイエロー、印写ユニット30−2はマゼンダ、印写ユニット30−3はシアン、印写ユニット30−4はブラックといったように、各々異なる色が割り当てられている。印写ユニット30−1は、静電潜像を形成するための感光体ドラム31−1と、高電圧を印加するための帯電器32−1と、オン/オフ信号として図形データを送るための露光装置33−1と、トナー像を感光体ドラム31−1上に形成するための現像機34−1と、トナー像を中間転写ベルト11へ転写するための転写器35−1と、トナー像を感光体ドラム31−1から中間転写ベルト11へ転写した後の感光体ドラム31−1上に残留したトナーを除去するためのクリーニング装置40−1とを備える。これらの部材は、それぞれ図示せぬコントローラに接続されており、当該図示せぬコントローラによって制御される。他の印写ユニット30−2〜30−4も同様の構成であり説明を省略する。また、感光体ドラム31−1〜31−4は円筒状像担持体に相当する。
画像形成時には感光体ドラム31−1は、図示せぬコントローラからの画像形成開始指示にもとづいて図1の矢印aで示される方向に回転を始め、画像形成が終了するまで回転を続ける。感光体ドラム31−1が回転を開始すると、帯電器32−1に高電圧が印加され、感光体ドラム31−1表面に負の電荷が均一に帯電される。
そして、ドットイメージに変換された文字データや図形データが、露光装置33−1のオン/オフ信号として図示せぬコントローラから露光装置33−1に送られると、感光体ドラム31−1の表面へ露光装置33−1よるレーザ光の照射が行われる。このことにより、レーザ光が照射されて電荷が低下した部分と照射されない部分とが感光体ドラム31−1の表面に形成される。露光装置33−1からのレーザ光の照射によって感光体ドラム31−1上において電荷の低下した部分が、現像機34−1と対向する位置に到達すると、感光体ドラム31−1上の電荷の低下した部分に負電荷に帯電したトナーのトナー像が形成される。
感光体ドラム31−1上に形成されたトナー像が転写器35−1に到達すると、トナー像は、転写器35−1に印可された高電圧の作用によって、図1に示される矢印bの方向に回転している中間転写ベルト11上に転写される。当該転写位置を通過した感光体ドラム31−1は、クリーニング装置40−1で清掃され次の画像形成動作に備えられる。
印写ユニット30−1に続いて印写ユニット30−2でも同様に画像形成動作が行われ、感光体ドラム31−2上に形成されたトナー像が、転写器35−2に印加された高電圧の作用により中間転写ベルト11上に転写される。この際、印写ユニット30−1にて形成され中間転写ベルト11上に転写されたトナー像が転写器35−2に到達するタイミングと、感光体ドラム31−2上に形成されたトナー像が中間転写ベルト11に転写されるタイミングとを合わせることにより、印写ユニット30−1で形成されたトナー像と印写ユニット30−2で形成されたトナー像とが中間転写ベルト11上で重なる。同様に印写ユニット30−3、30−4で形成されたトナー像を、中間転写ベルト11上において、印写ユニット30−1で形成されたトナー像及び印写ユニット30−2で形成されたトナー像に重ねることによって、フルカラーのトナー像が中間転写ベルト11上に形成される。
中間転写ベルト11が回転してゆき、フルカラーのトナー像が用紙転写器12に到達すると、これと同時に、電子写真印刷装置1に設けられた図示せぬ給紙部から搬送されてきた印刷用紙2が用紙転写器12に到達し、用紙転写器12に印加された高電圧の作用によって中間転写ベルト11や上のフルカラーのトナー像は印刷用紙2に転写される。そして、印刷用紙2が定着装置13に搬送されると印刷用紙2上のトナー像が印刷用紙2に溶融定着される。
次に、クリーニング装置40−1〜40−4の構成及び動作について説明する。クリーニング装置40−1〜40−4は、電子写真印刷装置1の構成が図1に示されるような構成を採ることにより電子写真印刷装置1の小型化を図る都合から、図2に示されるように、感光体ドラム31−1の鉛直上方位置に配置されている。なお、クリーニング装置40−1〜40−4は同一の構成をなしており、ここではクリーニング装置40−1のみについて説明し、他のクリーニング装置40−2〜40−4については、説明を省略する。
クリーニング装置40−1は、図2、図3に示されるように、ハウジング41と、クリーニングブラシ42と、クリーニングブレード43と、スクリュウ44とを備えており、クリーニングブラシ42、スクリュウ44は、ハウジング41内に保持され、クリーニングブレード43はハウジング41の外部に固着されている。ハウジング41には、ハウジング41の内部と外部とを連通する開口部41aが形成されており、開口部41aは、開口の方向が略鉛直下方に指向し、感光体ドラム31−1に対向している。開口部41aの位置には、クリーニングブラシ42とクリーニングブレード43とが配置されている。なお、感光体ドラム31−1、クリーニングブラシ42、スクリュウ44は、説明の便宜のため、図2及び図3においては円で表している。
クリーニングブレード43は略板状をなし、その一端部が感光体ドラム31−1に対向し接触し、図示せぬバネの弾性力で感光体ドラム31−1の表面にその一端部が圧接されて圧接点A(図2)をなし、他端部がハウジング41に固定されている。図3に示されるように、圧接点Aから感光体ドラム31−1の回転方向下流側に延びる感光体ドラムの接線方向と、圧接点Aからクリーニングブレード43の他端部へ向かう方向とのなす角は鋭角となるように配置されている。
クリーニングブレード43はポリウレタンゴムにより構成されており、クリーニングブレード43の反発弾性をH(JISK6301:測定温度25℃/湿度50%)とすると、30%≦H≦50%である。30%未満ではクリーニングブレード43に対するトナー3(図3)のすり抜けが多くなり、50%を超えるとクリーニングブレード43の捲れや欠けが発生しやすくなり、信頼性の確保が難しくなるためである。
また、クリーニングブレード43の永久伸びをE(JISK6301:測定温度25℃/湿度50%)とすると、0%<E≦1.3%である。1.3%を超えると、クリーニングブレード43のゴム弾性が劣化して、いわゆるこしが無くなり、トナー3(図3)のすり抜けが発生しやすくなり、信頼性の確保が難しくなるためである。
また、クリーニングブレード43のゴム硬度をK(JISK6301:測定温度25℃/湿度50%)とすると、67≦K≦73である。67未満ではクリーニングブレード43に対するトナー3(図3)のすり抜けが多くなり、73を超えるとクリーニングブレード43の捲れや欠けが発生しやすくなり、信頼性が確保が難しくなるためである。
クリーニングブラシ42は略円柱形状をなしており、クリーニングブレード43よりも感光体ドラム31−1の回転方向上流側の位置において、感光体ドラム31−1に同軸的に対向し接触して配置されている。クリーニングブラシ42は、感光体ドラム31−1の周面位置において感光体ドラム31−1の周面の移動方向に倣った方向、即ち、図3に示されるように、感光体ドラム31−1が時計方向に回転しているときにはクリーニングブラシ42は反時計方向となるように回転するように構成されている。クリーニングブラシ42は、トナー像を中間転写体に転写した後の感光体ドラム31−1の表面からクリーニングブレード43により掻き落されたトナー3(図3)を、感光体ドラム31−1上から除去する。
また、ハウジング41内には、図2〜図3に示されるように、トナー搬送補助部45が設けられている。トナー搬送補助部45は、略箱状をしたハウジング41の開口部41aが形成されている面41Aに対向する面に固定されており、図3に示されるように、クリーニングブラシ42の半径方向で切った断面で見たときに、クリーニングブラシ42の鉛直方向略最上部の位置から、クリーニングブラシ42の回転方向下流側へ、クリーニングブラシ42の外周の略1/4周の位置に至るまで対向配置されている。トナー搬送補助部45の鉛直下端と、クリーニングブレード43とは互いに離間しており、図3に示されるように空間41bが形成されている。
クリーニングブラシ42と対向するトナー搬送補助部45の鉛直下方略半分の部分には、シート状弾性体46が設けられている。シート状弾性体46は、一端側がクリーニングブラシ42と対向するトナー搬送補助部45の鉛直下方略半分の面に固着されており、当該一端に対する他端部はクリーニングブレード43の圧接点A(図2)をなす部分に固着されている。このため、トナー搬送補助部45の鉛直下端と、クリーニングブレード43との間に形成された空間41bは、シート状弾性体46によって塞がれており、この空間41bにトナー3(図3)が侵入することを防止できる。トナー搬送補助部45とシート状弾性体46とはトナー搬送補助部材を構成する。また、このようにトナー3(図3)の浸入を防止する部材としてシート状弾性体46を用いたため、クリーニングブレード43による感光体ドラム31−1のクリーニング時にクリーニングブレード43が揺動しても、クリーニングブレード43の動きに追従してシート状弾性体46が伸縮したり動いたりすることができる。
トナー搬送補助部材を構成するトナー搬送補助部45又はシート状弾性体46と、クリーニングブラシ42の外周との間には、1mm〜3mmの間隙41cが形成されている。1mm未満では、クリーニングブラシ42とトナー搬送補助部材との間にトナー3が詰まるため、トナー3が搬送できなくなり、クリーニングブレード43とクリーニングブラシ42との間に堆積したトナー3の行き場所がなくなってしまい、クリーニングブレード43と感光体ドラム31−1との間をトナー3がすり抜けてしまうことによる清掃不良が発生するためである。
3mmを超えると、クリーニングブレード43とクリーニングブラシ42との間に堆積したトナーのうち流動しないトナーが増え、時間の経過と共にそのトナーが大きな塊となり、そのトナーの塊がクリーニングブラシ42によって搬送された場合には、後述のフリッカバー47上で止まって搬送不良を起こしたり、後述のスクリュウ44でのトナー詰まりとなる等の不具合が発生するためである。
この値の範囲とすることにより、感光体ドラム31−1の鉛直上方にハウジング41が配置される電子写真印刷装置1の構成において、当該間隙41cの間を略鉛直方向に延びるように重力に逆らって感光体ドラム31−1から除去されたトナー3を堆積させ、同方向へ送ることができる。このため、トナー3を堆積させているときには、トナー3は大きな負荷を受けない。トナーが堆積するときに大きな負荷を受けると、トナーが圧縮されて固まり、重力に逆らって鉛直上方に送ることができなくなるので、トナー詰まりが起こる。すると、感光体ドラム31−1から除去したトナーは行き場を失い、クリーニングブレード43と感光体ドラム31−1との間をトナーがすり抜けてしまい、清掃不良が発生する。しかし、本実施の形態では、トナー3は大きな負荷を受けないため、このようなことが発生することを防止することができる。このため、トナー詰まりの発生を防止することができ、また、トナー飛散や、トナーこぼれ等の発生を防止することができる。
また、クリーニングブラシ42に対向するトナー搬送補助部45及びシート状弾性体46の面は、表面粗さをRZとすると、RZ≦12μである。12μを超えると、急激にトナー詰まり等の問題が発生するためである。この値とすることにより、トナー搬送補助部45及びシート状弾性体46とクリーニングブラシ42との間の間隙41cにおいて、トナー詰まりを効果的に防止することができる。
ハウジング41内には、クリーニングブラシ42に付着したトナー3を叩き落とすためのフリッカバー47が設けられている。フリッカバー47は、クリーニングブラシ42の鉛直方向上部のトナー搬送補助部材に対向していない位置であって、後述のスクリュウ44の略鉛直上方の位置に設けられている。フリッカバー47はクリーニングブラシ42に対向し接触して配置されており、フリッカバー47とクリーニングブラシ42との擦過深さは0.5mm〜1.5mmである。擦過深さが0.5mm未満であると、クリーニングブラシ42に堆積したトナーを十分に叩き落すことができず、1.5mmを超えると、クリーニングブラシ42が必要以上にフリッカバー47と密着し、クリーニングブラシ42の毛倒れが生じてしまうからである。この値の範囲とすることにより、クリーニングブラシ42の外周の、間隙41cから外れた位置において、クリーニングブラシ42からトナー3を効果的に叩き落とすことができる。
スクリュウ44は略円柱形状をなし、感光体ドラム31−1の回転方向におけるクリーニングブラシ42の下流側の位置において、クリーニングブラシ42に対向してクリーニングブラシ42及び感光体ドラム31−1と同軸的に配置されている。スクリュウ44は、フリッカバー47の略鉛直下方に配置されており、フリッカバー47及びクリーニングブラシ42と対向するスクリュウ44の部分以外は、ハウジング41と近接対向配置されている。このため、スクリュウ44が回転することにより、スクリュウ44とハウジング41との間に形成された空間41bにおいて、その軸方向へ感光体ドラム31−1から除去されフリッカバー47により叩き落されたトナー3を搬送することができるように構成されている。
感光体ドラム31−1と、クリーニングブラシ42と、スクリュウ44との間の位置関係は、以下のとおりである。ここで、図2に示されるように、感光体ドラム31−1の回転軸から鉛直上方へ向かう方向の角度を0度とし、感光体ドラム31−1の回転方向上流側へ向かう方向、即ち、図2の反時計方向を正の角度とする。圧接点Aと感光体ドラム31−1の回転軸とを結ぶ仮想線と、感光体ドラム31−1の回転軸から感光体ドラム31−1の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角θAは30度以下である。30度を越えると、図1に示されるような電子写真印刷装置1の構成とすることが困難となるためである。
また、クリーニングブラシ42の回転軸と感光体ドラム31−1の回転軸とを結ぶ仮想線と、感光体ドラム31−1の回転軸から感光体ドラム31−1の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角をθBとして、|θA−θB|<10度である。10度以上であると、図1に示されるような電子写真印刷装置1の構成とすることが困難となるためである。また、スクリュウ44の回転軸と感光体ドラム31−1の回転軸とを結ぶ仮想線と、感光体ドラム31−1の回転軸から感光体ドラム31−1の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角をθCとして、10度<|θA−θC|<30度である。10度以下又は30度以上であると、図1に示されるような電子写真印刷装置1の構成とすることが困難となるためである。
感光体ドラム31−1と、クリーニングブラシ42と、スクリュウ44との間の位置関係が、上述のとおりになっているため、トナー搬送補助部材を構成するトナー搬送補助部45又はシート状弾性体46と、クリーニングブラシ42の外周との間に形成された1mm〜3mmの間隙41cと相まって、電子写真印刷装置1全体の寸法を小型化した上で、良好なトナー搬送を行うことができるためトナー詰まりの発生を防止することができ、安定したクリーニングを行うことができる。また、トナー飛散や、トナーこぼれ等の発生を防止することができる。
画像形成時には、クリーニング装置40−1において次のような過程でトナー3の搬送が行われる。まず、クリーニングブレード43によって感光体ドラム31−1の表面からトナー3が掻き落され、トナー3は、図3(a)に示されるようにクリーニングブレード43とクリーニングブラシ42との間に堆積する。堆積したトナー3は次第に増えていくが、トナー搬送補助部材によってその堆積する場所は、トナー搬送補助部材とクリーニングブラシ42との間に制限される。
そして、図3(b)に示されるように、堆積する場所を制限するトナー搬送補助部材に沿って、クリーニングブラシ42の回転に伴い次第にクリーニングブラシ42の鉛直上方へ搬送される。そして、トナー3の堆積が、図3(c)に示されるようにクリーニングブラシ42の最上位部付近まで到達すると、堆積していたトナー3はクリーニングブラシ42上に落下し、トナー3はクリーニングブラシ42の回転によってスクリュウ44の方向へと搬送され、スクリュウ44によってクリーニング装置40−1の外部へ排出される。
次に、本実施の形態による効果を確認するための試験を行った。試験では、感光体ドラム31−1として直径φ100mmのOPC皮膜塗装ドラムを有する本実施の形態による電子写真印刷装置1及びクリーニング装置40−1を用い、また、比較の対象として、本実施の形態による電子写真印刷装置1及びクリーニング装置40−1の各部材の、上述した特性、寸法等の数値を変えたものを用いて結果の比較を行った。また、感光体ドラム31−1の回転速度を400mm/sとして、一般的な2成分現像用ポリエステル粉砕トナー3を用いた。
試験結果より、トナー搬送補助部材を構成するトナー搬送補助部45又はシート状弾性体46と、クリーニングブラシ42の外周との間の間隙41cが、本実施の形態にように1mm〜3mmである場合には、良好なトナー3の搬送効果が得られた。これに対し、1mm未満の場合には、クリーニングブラシ42とトナー搬送補助部材との間にトナー3が詰まるため、トナー3が搬送できなくなり、クリーニングブレード43とクリーニングブラシ42との間に堆積したトナー3の行き場所がなくなってしまい、クリーニングブレード43と感光体ドラム31−1との間をトナー3がすり抜けてしまうことによる清掃不良が発生した。
また、3mmを超えると、クリーニングブレード43とクリーニングブラシ42との間に堆積したトナー3のうち流動しないトナー3が増え、時間の経過と共にそのトナー3が大きな塊となり、そのトナー3の塊がクリーニングブラシ42によって搬送された場合には、後述のフリッカバー47上で止まって搬送不良を起こしたり、後述のスクリュウ44でのトナー詰まりとなる等の不具合が発生した。
感光体ドラム31−1の回転軸から鉛直上方へ向かう方向の角度を0度とし、感光体ドラム31−1の回転方向上流側へ向かう方向を正の角度とし、感光体ドラム31−1と接触するクリーニングブレード43の先端と感光体ドラム31−1との接触位置を圧接点Aとして、圧接点Aと感光体ドラム31−1の回転軸とを結ぶ仮想線と、感光体ドラム31−1の回転軸から感光体ドラム31−1の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角θAを、本実施の形態のように30度以下とすると、良好なトナー3の搬送を行うことができることが確認できた。一方、この範囲を外れた構成とすると、クリーニングブラシ42とトナー搬送補助部45又はシート状弾性体46との間にトナー3が詰り、トナー3の搬送不良が発生することが確認できた。
クリーニングブラシ42の回転軸と感光体ドラム31−1の回転軸とを結ぶ仮想線と、感光体ドラム31−1の回転軸から感光体ドラム31−1の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角をθBとして、本実施の形態のように|θA−θB|<10度とすると、良好なトナー3の搬送を行うことができることが確認できた。一方、この範囲を外れた構成とすると、安定したクリーニングは実施できないことを確認した。
スクリュウ44の回転軸と感光体ドラム31−1の回転軸とを結ぶ仮想線と、感光体ドラム31−1の回転軸から感光体ドラム31−1の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角をθCとして、本実施の形態のように10度<|θA−θC|<30度とすると、良好なトナー3の搬送を行うことができることが確認できた。一方、この範囲を外れた構成とすると、安定したクリーニングは実施できないことも確認できた。
フリッカバー47とクリーニングブラシ42との擦過深さを、本実施の形態のように0.5mm〜1.5mmとすると、クリーニングブラシ42に保持されたトナー3を効率よく叩き落し、クリーニングブラシ42のトナー目詰りの防止に顕著に効果が現れることを確認することができた。一方、この範囲を外れた構成とすると、クリーニングブラシ42に保持されたトナー3を効率よく叩き落すことができず、クリーニングブラシ42のトナー目詰りが生ずることを確認することができた。
クリーニングブレード43の反発弾性をH(JISK6301:測定温度25℃/湿度50%)として、本実施の形態のように30%≦H≦50%とすると、クリーニング不良やブレードめくれ等の問題が、400k枚まで発生せずに安定したクリーニングが可能であることを確認できた。一方、この範囲を外れた構成とすると、約300k枚程度でクリーニング不良やブレードめくれ等の問題が発生してしまうことが確認された。
クリーニングブレード43の永久伸びをE(JISK6301:測定温度25℃/湿度50%)とし、本実施の形態のように0%<E≦1.3%とすると、クリーニング不良やブレードめくれ等の問題が、400k枚まで発生せずに安定したクリーニングが可能であることを確認できた。一方、この範囲を外れた構成とすると、約300k枚程度でクリーニング不良やブレードめくれ等の問題が発生してしまうことが確認された。
クリーニングブレード43のゴム硬度をK(JISK6301:測定温度25℃/湿度50%)とし、本実施の形態のように67≦K≦73とすると、クリーニング不良やブレードめくれ等の問題が、400k枚まで発生せずに安定したクリーニングが可能であることを確認できた。一方、この範囲を外れた構成とすると、約300k枚程度でクリーニング不良やブレードめくれ等の問題が発生してしまうことが確認された。
クリーニングブラシ42に対向するトナー搬送補助部45及びシート状弾性体46の面は、表面粗さをRZとし、本実施の形態のようにRZ≦12μとすると、トナー搬送補助部45及びシート状弾性体46とクリーニングブラシ42との間の間隙41cにおいて、トナー詰まりを効果的に防止することができることが確認できた。一方、この範囲を外れた構成とすると、急激にトナー詰まり等の問題が発生することが確認できた。
また、本実施の形態によるクリーニング装置40−1では、クリーニング装置40−1をメンテナンス等で交換する際に、トナー3がクリーニングブラシ42と、搬送補助部又はシート状弾性体46との隙間に保持され、トナー3の落下による汚れを大幅に軽減させることが可能であることが確認できた。
本発明による電子写真印刷装置のクリーニング装置は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、図4に示されるように、トナー搬送補助部45′及びシート状弾性体46′の、クリーニングブラシ42に対向する位置は、クリーニングブラシ42の回転軸を中心とする円弧形状の面を有する構成としてもよい。このような構成とすることにより、当該円弧形状の面に沿って、トナー搬送補助部45′及びシート状弾性体46′とクリーニングブラシ42との間の間隙41cの間を略鉛直方向に延びるように感光体ドラム31−1から除去されたトナー3を堆積させ、同方向へスムーズに送ることができる。
本発明の電子写真印刷装置のクリーニング装置は、小型化が要求される電子写真記録装置、静電記録装置等の電子写真印刷装置の分野において極めて有用である。
本発明の実施の形態によるクリーニング装置が設けられている電子写真印刷装置を示す概略図。 本発明の実施の形態によるクリーニング装置を示す要部断面図。 本発明の実施の形態によるクリーニング装置によってトナーが感光体ドラム上から除去されている様子を示す要部断面図。 本発明の実施の形態によるクリーニング装置によってトナーが感光体ドラム上から除去されている様子を示す要部断面図。 本発明の実施の形態によるクリーニング装置によってトナーが感光体ドラム上から除去されている様子を示す要部断面図。 本発明の実施の形態の変形例によるクリーニング装置を示す要部断面図。 従来のクリーニング装置を示す要部断面図。
符号の説明
1・・・電子写真印刷装置 31−1〜31−4・・・感光体ドラム 40−1〜40−4・・・クリーニング装置 41・・・ハウジング 41a・・・開口部 41b・・・空間 間隙・・・41c 42・・・クリーニングブラシ 43・・・・クリーニングブレード 44・・・スクリュウ 45・・・トナー搬送補助部 46・・・シート状弾性体 A・・・圧接点

Claims (12)

  1. 回転軸を中心に回転する円筒状像担持体を備える電子写真印刷装置の該円筒状像担持体に対向配置され、該円筒状像担持体上に形成された静電潜像がトナーを含有する現像剤によって現像されてトナー像が形成され、該円筒状像担持体上の該トナー像が該円筒状像担持体から転写材に転写され、該転写後の該円筒状像担持体上に残留したトナーを除去する電子写真印刷装置のクリーニング装置において、
    該円筒状像担持体に対向し接触して配置されるクリーニングブレードと、該クリーニングブレードよりも該円筒状像担持体の回転方向上流側の位置に、該円筒状像担持体に同軸的に対向し接触して配置され、該円筒状像担持体の周面位置において該円筒状像担持体の周面の移動方向に倣った方向に回転する円筒状のクリーニングブラシと、該クリーニングブレードおよび該クリーニングブラシを内部に保持し、該円筒状像担持体の鉛直上方に配置されるハウジングとを備え、該ハウジングには、該ハウジングの内部と外部とを連通する開口部が形成されていて、該開口部には、該クリーニングブラシおよび該クリーニングブレードが配置され、該開口部は鉛直下方に向けて開口し、
    該クリーニングブラシの側方位置には、クリーニングブレードから略鉛直上方に向かって該クリーニングブラシの外周に略沿ってトナー搬送補助部材が設けられ、該トナー搬送補助部材は、前記開口部に対向する前記ハウジングの部位に固定され且つ前記クリーニングブレードに固着されていて、前記トナー搬送補助部材と該クリーニングブラシの外周との間には1mm〜3mmの間隙が形成されていることを特徴とする電子写真印刷装置のクリーニング装置。
  2. 該クリーニングブラシの鉛直方向上部の該トナー搬送補助部材に対向していない位置には、該クリーニングブラシに付着したトナーを叩き落とすためのフリッカバーが対向し接触して配置され、該フリッカバーと該クリーニングブラシとの擦過深さは0.5mm〜1.5mmであることを特徴とする請求項1に記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置。
  3. 該円筒状像担持体の回転軸から鉛直上方へ向かう方向の角度を0度とし、該円筒状像担持体の回転方向上流側へ向かう方向を正の角度とし、該円筒状像担持体と接触する該クリーニングブレードの先端と該円筒状像担持体との接触位置を圧接点として、該圧接点と該円筒状像担持体の回転軸とを結ぶ仮想線と、該円筒状像担持体の回転軸から該円筒状像担持体の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角θAが30度以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置。
  4. 該円筒状像担持体の回転軸から鉛直上方へ向かう方向の角度を0度とし、該円筒状像担持体の回転方向上流側へ向かう方向を正の角度とし、該円筒状像担持体と接触する該クリーニングブレードの先端と該円筒状像担持体との接触位置を圧接点とし、該圧接点と該円筒状像担持体の回転軸とを結ぶ仮想線と、該円筒状像担持体の回転軸から該円筒状像担持体の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角をθAとし、該クリーニングブラシの回転軸と該円筒状像担持体の回転軸とを結ぶ仮想線と、該円筒状像担持体の回転軸から該円筒状像担持体の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角をθBとして、|θA−θB|<10度であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置。
  5. 該円筒状像担持体の回転方向における該クリーニングブラシの下流側には、該クリーニングブラシに対向して該円筒状像担持体と同軸的に回転する略円柱形状のスクリュウが設けられ、該円筒状像担持体の回転軸から鉛直上方へ向かう方向の角度を0度とし、該円筒状像担持体の回転方向上流側へ向かう方向を正の角度とし、該円筒状像担持体と接触する該クリーニングブレードの先端と該円筒状像担持体との接触位置を圧接点とし、該圧接点と該円筒状像担持体の回転軸とを結ぶ仮想線と、該円筒状像担持体の回転軸から該円筒状像担持体の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角をθAとし、該スクリュウの回転軸と該円筒状像担持体の回転軸とを結ぶ仮想線と、該円筒状像担持体の回転軸から該円筒状像担持体の鉛直上方へ延びる仮想線とのなす角をθCとして、10度<|θA−θC|<30度であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置。
  6. 該クリーニングブレードの反発弾性をH(JISK6301:測定温度25℃/湿度50%)として、30%≦H≦50%であることを特徴とする請求項3記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置。
  7. 該クリーニングブレードの永久伸びをE(JISK6301:測定温度25℃/湿度50%)として、0%<E≦1.3%であることを特徴とする請求項3記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置。
  8. 該クリーニングブレードは少なくともポリウレタンゴムにより構成され、ゴム硬度をK(JISK6301:測定温度25℃/湿度50%)として、67≦K≦73であることを特徴とする請求項3記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置。
  9. 該トナー搬送補助部材は、該クリーニングブラシの回転軸を中心とする円弧形状の面を有することを特徴とする請求項1記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置。
  10. 該クリーニングブラシに対向する該トナー搬送補助部材の面は、表面粗さをRZとしてRZ≦12μであることを特徴とする請求項1記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置。
  11. 前記トナー搬送補助部材は前記クリーニングブラシに対向するトナー搬送補助部と弾性部材とを有し、前記トナー搬送補助部の鉛直下端と前記クリーニングブレードとは互いに離間していることで離間部が形成され、前記弾性部材は前記トナー搬送補助部および前記クリーニングブレードに固着されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載の電子写真印刷装置のクリーニング装置と、円筒状像担持体と、該円筒状像担持体上に形成された静電潜像を、トナーを含有する現像剤によってトナー像を形成する現像機と、前記円筒状像担持体上に形成された該トナー像を前記円筒状像担持体から転写材に転写する転写手段とを備えたことを特徴とする電子写真印刷装置。
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