JP2001109212A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001109212A
JP2001109212A JP29075599A JP29075599A JP2001109212A JP 2001109212 A JP2001109212 A JP 2001109212A JP 29075599 A JP29075599 A JP 29075599A JP 29075599 A JP29075599 A JP 29075599A JP 2001109212 A JP2001109212 A JP 2001109212A
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forming apparatus
image forming
cleaning blade
image carrier
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Atsushi Okane
淳 大金
Takehito Hiraga
武仁 平賀
Kanehiro Watanabe
兼弘 渡▲辺▼
Takayoshi Shinagawa
卓義 品川
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニングブレードの像担持体に対する圧
接を解除したときに、トナー飛散が起こる現象を防止す
る。また、クリーニングブレードの圧接解除作業を容易
にする。 【解決手段】 クリーニングブレードの下流側に像担持
体に先端部が接触する弾性板を設ける。また、長期間、
クリーニングブレードを圧接解除状態に保持する着脱可
能な圧接解除手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式により
画像を形成する画像形成装置に関し、特に、トナー像を
転写した後に像担持体上に残留するトナーをクリーニン
グするクリーニング手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式により画像を形成する画像
形成装置のクリーニング手段には、ウレタンゴム等の弾
性体からなるクリーニングブレードが広く用いられてい
る。そして、多くの場合、クリーニング手段は上方に移
動する像担持体に側方からクリーニングブレードを圧接
させ、クリーニングブレードにより掻き取ったトナーを
落下させてトナー捕集手段で捕集する構成となってい
る。
【0003】しかしながら、画像形成装置の各構成部の
配置の関係から、クリーニング手段を像担持体の上方に
配置し、水平に近い方向に移動する像担持体に対して上
方からクリーニングブレードを圧接させる構成を採って
いる画像形成装置も少なくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クリーニン
グブレードを有する画像形成装置を輸送する場合には、
クリーニングブレードを感光体等の像担持体に圧接させ
た状態で輸送すると、振動や衝撃によって、像担持体が
クリーニングブレードによる望ましくない影響を受け
る。このために、画像形成装置はクリーニングブレード
を像担持体から離した状態で輸送される。
【0005】前記の上方に移動する像担持体の側方から
クリーニングブレードを圧接させるようにクリーニング
ブレードを配置した画像形成装置においては、クリーニ
ングブレードにより掻き取られたトナーは掻き取りと同
時に落下して像担持体から離れるので問題はないが、水
平方向に移動する像担持体に上方からクリーニングブレ
ードを圧接させた画像形成装置では、クリーニングによ
り掻き取られたトナーが像担持体上に滞留し、トナー飛
散等を起こして望ましくない。
【0006】また、画像形成装置の輸送のためにクリー
ニングブレードの圧接を解除する圧接解除手段は従来は
クリーニングブレードの長手方向中央部(ドラム状像担
持体のドラム軸方向中央部)に設けられており、クリー
ニングブレードの圧接及び圧接解除を行うときに、像担
持体を含むプロセスカートリッジを画像形成装置から取
り出す必要があった。このような作業は画像形成装置の
輸送時や輸送された画像形成装置の設置時に手数を要す
るので、望ましくない。
【0007】本発明の目的は、クリーニングブレードの
圧接解除に関連した従来における前記のような問題を解
決することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)像担持体上にトナ
ー像を形成し、該トナー像を転写材に転写した後に、前
記像担持体をクリーニングする工程を繰り返すことによ
り、多数の像形成を行う画像形成装置において、前記像
担持体のクリーニングがクリーニングブレードを有する
クリーニング手段により行われ、且つ、前記クリーニン
グブレードが前記像担持体の上方に向いた面に作用して
クリーニングを行う画像形成装置において、前記クリー
ニングブレードの下流に、先端部が前記像担持体に接触
する弾性板を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【0009】(2)前記弾性板の先端部は、前記クリー
ニングブレードの圧接解除時に前記像担持体に接触する
ことを特徴とする前記(1)項に記載の画像形成装置。
【0010】(3)前記弾性板の前記先端部は、前記ク
リーニングブレードの前記像担持体への圧接時及び圧接
解除時に前記像担持体に接触することを特徴とする前記
(1)又は(2)項に記載の画像形成装置。
【0011】(4)前記像担持体が回転可能なドラム状
であり、前記クリーニングブレードは前記像担持体の回
転中心を通る水平線よりも上方の前記像担持体に接触し
てクリーニングを行うことを特徴とする前記(1)〜
(3)のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0012】(5)前記弾性板がウレタンゴムからなる
ことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか1項に
記載の画像形成装置。
【0013】(6)前記弾性板がポリエチレンテレフタ
レートからなることを特徴とする前記(1)〜(4)の
いずれか1項に記載の画像形成装置。
【0014】(7)前記弾性板は前記クリーニングブレ
ードとは独立して回転可能に支持され、且つ、付勢手段
により前記像担持体に圧接されたことを特徴とする前記
(3)項に記載の画像形成装置。
【0015】(8)前記弾性板は前記クリーニングブレ
ードと一体に回転可能に支持され、且つ、前記クリーニ
ングブレードの圧接解除時に、前記像担持体に圧接する
ように設けられたことを特徴とする前記(2)項に記載
の画像形成装置。
【0016】(9)像担持体に圧接して、該像担持体上
の残留トナーを除去するクリーニングブレードを設けた
画像形成装置において、前記クリーニングブレードの前
記像担持体への圧接を解除する圧接解除手段の装着部を
有することを特徴とする画像形成装置。
【0017】(10)像担持体に圧接して、該像担持体
上の残留トナーを除去するクリーニングブレードを設け
た画像形成装置において、前記クリーニングブレードの
前記像担持体への圧接を解除する着脱可能な圧接解除手
段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0018】(11)前記圧接解除手段は装着された状
態で前記クリーニングブレードを圧接解除状態に保持す
る挿脱可能な板状部材で構成されることを特徴とする前
記(10)項に記載の画像形成装置。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態の一例
を、以下、図面に基づいて説明する。
【0020】図1は、デジタル式画像形成装置(以下、
単に画像形成装置という)1の構成を示す図である。
【0021】図において、画像形成装置1は、自動原稿
搬送装置(通称ADF)Aと、自動原稿搬送装置により
搬送される原稿の画像を読み取るための原稿画像読取部
Bと、読み取った原稿画像を処理する画像制御基板C
と、画像処理後のデータに従って像担持体としてのドラ
ム状の感光体10上に書き込みを行う書き込みユニット
12を含む書き込み部Dと、感光体10及びその周囲に
帯電電極14、磁気ブラシ型現像装置からなる現像手段
16、転写電極18、分離電極20、クリーニング手段
21等の画像形成手段を含む画像形成部Eと、記録紙P
を収納する給紙トレイ22、24のための収納部Fを有
している。
【0022】自動原稿搬送装置Aは、原稿載置台26
と、ローラR1を含むローラ群および原稿の移動通路を
適宜切り替えるための切換手段等(参照記号なし)を含
む原稿搬送処理部28とを主要素とする。
【0023】原稿画像読取部Bは、プラテンガラスGの
下にあり、光路長を保って往復移動できる2つのミラー
ユニット30、31、固定の結像レンズ(以下、単にレ
ンズという)33、ライン状の撮像素子(以下、CCD
という)35等からなり、書き込み部Dは、レーザ光源
40、ポリゴンミラー(偏光器)42等からなる。
【0024】転写材としての記録紙Pの移動方向からみ
て、転写電極18の手前側に示すR10はレジストロー
ラであり、分離電極20の下流側にHで示してあるのは
定着手段である。
【0025】定着手段Hは、実施の形態においては、加
熱源を内蔵するローラと、当該ローラに圧接しながら回
転する圧接ローラとで構成してある。
【0026】また、Zは定着手段Hのためのクリーニン
グ手段で、巻き取り可能に設けたクリーニングウェブを
主要素とする。
【0027】原稿載置台26上に載置される原稿(図示
せず)の1枚が原稿搬送処理部28によって搬送され、
ローラR1の下を通過中に、露光手段Lによる露光が行
われる。
【0028】原稿からの反射光は、固定位置にあるミラ
ーユニット30、31およびレンズ33を経てCCD3
5上に結像され、読み取られる。
【0029】原稿画像読取部Bで読み取られた画像情報
は、画像処理手段により処理され、符号化されて画像制
御基板C上に設けてあるメモリーに格納される。
【0030】また、画像データは画像形成に応じて呼び
出され、当該画像データに従って、書き込み部Dにおけ
るレーザ光源40が駆動され、感光体10上に露光が行
われる。
【0031】当該露光に先立ち、矢印方向(反時計方
向)に回転する感光体10は、帯電電極14のコロナ放
電作用により所定の表面電位を付与されているが、露光
により、露光部位の電位が露光量に応じて減じ、結果と
して、画像データに応じた静電潜像が感光体10上に形
成される。
【0032】静電潜像は、現像手段16により反転現像
され、可視像(トナー像)とされる。
【0033】一方、感光体10上のトナー像の先端部が
転写領域に到達する前に、例えば、給紙トレイ22内の
1枚の記録紙Pが給紙搬送されてレジストローラR10
に到達し、先端規制される。
【0034】記録紙Pは、トナー像、即ち感光体10上
の画像領域と重畳するように、同期を取って回転を開始
するレジストローラR10により転写領域に向けて搬送
される。
【0035】転写領域において、感光体10上のトナー
像は転写電極18の付勢により記録紙P上に転写され、
次いで、当該記録紙Pは分離電極20の付勢により感光
体10から分離される。
【0036】その後、定着手段Hの加圧、加熱により、
トナー像は記録紙P上に溶融定着され、当該記録紙P
は、排紙通路78および排紙ローラ79を介して排紙ト
レイT上に排紙される。
【0037】給紙トレイ24における参照記号Sは、図
示しないコイルバネ等の付勢手段により、常時、自由端
が上方向に付勢される可動板であり、この結果、最上位
紙が後述する送り出しローラに接触するようになってい
る。
【0038】給紙トレイ22も上述の構成と同じ構成を
有している。
【0039】給紙トレイ22、24は、実施の態様にお
いて、上下方向2段に配設した形態であるが、それ以上
の数の給紙トレイを備えることもできる。
【0040】給紙トレイの内、下段(実施の態様におい
て給紙トレイは2段重ねであるので下段としたが、最下
段の意)に配置した給紙トレイ24の底部(底壁と同
義)と装置本体の底壁との間に、所定の間隙を持った空
間部25を形成してある。
【0041】空間部25は、記録紙Pの両面に画像を形
成する態様(モード)において使用するものであり、記
録紙の表裏反転用の第2搬送路80(後記)と共同して
記録紙の表裏反転を達成することに寄与する。
【0042】給紙トレイ22、24のそれぞれの先端部
(給紙方向からみて、収納される記録紙Pの先端に対応
する)上部に示す50および53はローラからなる給紙
手段(以下、送り出しローラという)、51および54
はフィードローラ、52および55は重送防止ローラで
ある。
【0043】送り出しローラ(50、53)とフィード
ローラ(51、54)とはユニット化してあり、装置本
体側に設けた駆動源と接続している駆動軸あるいは給紙
部に設けた係止手段に対して容易に着脱できる構成を有
する。
【0044】また、重送防止ローラ(52、55)もユ
ニット化してあり、装置本体の固定部に設けた固定部材
に対して容易に着脱できる構成を有する。
【0045】60は手差し給紙部の手差し給紙トレイ
で、画像形成装置1の本体側壁に対して下端を支点とし
て開閉できるように構成してある。
【0046】61は手差し給紙トレイ60上に載置され
る記録紙を画像形成に伴って送り出すためのローラから
なる送り出しローラ、63は送り出しローラ61の下流
に設けてあるフィードローラ、65はフィードローラ6
3と圧接し、記録紙Pの複数枚送りを防止するための重
送防止ローラで、前述した給紙トレイ22、24の場合
と実質的に同じ構成を有する。
【0047】66は、手差しトレイ60から送り出され
る記録紙Pの搬送路で、フィードローラ63のすぐ左横
に示す一対の搬送ローラを経て後記する合流部に連通し
ている。
【0048】70は、記録紙P上に転写による画像形成
を行わせるための第1搬送路で、適宜の給紙トレイから
送り出される記録紙の移動方向から見て、下方から上方
に延びている。
【0049】72は上段の給紙トレイ22に収納される
記録紙用の給紙通路、74は下段の給紙トレイ24に収
納される記録紙用の給紙通路であり、76は両トレイ2
2および24から送られる記録紙Pが合流する合流部
(第1搬送路70の一部)である。
【0050】78は、所定の画像形成がなされた記録紙
を排紙トレイT上に排紙するための排紙通路である。
【0051】80は、記録紙の両面に画像形成を行う場
合に使用する記録紙の表裏反転用の第2搬送路であり、
図の上方において、第1搬送路と連通している。
【0052】第2搬送路80は、記録紙の移動方向から
見て、上方から下方に向かって延びている。
【0053】また、第2搬送路80の下端部は略垂直に
延びる搬送路としてあり、その下端は下段の給紙トレイ
24の給紙部よりも下側に延び、そして、第1搬送路7
0と接続(連通)している。
【0054】上記から理解されるように、第1搬送路7
0と第2搬送路80とは、装置本体の一側壁側において
縦方向に長いループ状をなしている。
【0055】第1搬送路70と第2搬送路80との接続
部には、可逆回転可能な一対のローラからなる搬送手段
R20を設けてある。
【0056】接続部は、記録紙Pが第2搬送路80から
第1搬送路70に連続的に搬送されるものでないことか
ら、両搬送路を分ける分岐部ともいえる。
【0057】スイッチバック用ローラR20の下側に
は、空間部25に繋がる通路が設けてあり、記録紙Pの
表裏反転に際して、第2搬送路80を移動してくる記録
紙Pを空間部25に向かわせるように使用される。
【0058】画像形成プロセスにおいて、第2搬送路8
0を移動してくる記録紙Pが空間部25に向けて送り出
された時、当該記録紙Pの後端はスイッチバック用ロー
ラR20で把持されているように構成してあり、従っ
て、空間部25には記録紙の一部分が収納されることに
なる。
【0059】90は(上側)分岐ガイドで、第1面に画
像形成された記録紙Pを排紙通路78に向かわせたり、
または、第2搬送路80に向かわせたりするように制御
される。
【0060】換言すれば、ユーザ設定の画像形成の形態
(記録紙の片面のみに画像を形成するモードか、記録紙
の両面に画像を形成するモードか)に応じて制御され、
記録紙搬送路を切換えるということができる。
【0061】例えば、記録紙の両面に画像形成を行うモ
ードが設定されている場合、分岐ガイド90は、第1面
に画像形成され、転写トナー像を有するに至った記録紙
Pを第2搬送路80に送り込むように、図の破線位置に
位置づけられ、第2搬送路80に記録紙を送り込んだ後
は、図の実線位置をとるように図示しない制御部を介し
て制御される。
【0062】なお、第1搬送路70および第2搬送路8
0上に位置し、一対の丸印で示す部材(参照記号なし)
は、搬送ローラである。
【0063】上記構成の画像形成装置における記録紙の
第2面に対する画像形成プロセスは下記の通りである。
【0064】前述した如く、第1面に画像形成された記
録紙Pが第1搬送路70を上昇移動し、その先端が分岐
ガイド90に達したとき、当該分岐ガイド90は図の破
線位置に保たれているので、記録紙Pは第2搬送路80
に進入し、移動を継続する。
【0065】第2搬送路80の進入部は緩やかな円弧を
描いており、記録紙Pのスムーズな移動を保証する。
【0066】第2搬送路80を下降し、その下端に達す
ると、記録紙Pはスイッチバック用ローラR20に挟持
され、第2搬送路から外れた下方に搬送され、下段の給
紙トレイ24の下に形成してある空間部25に導かれ
る。
【0067】このとき、記録紙Pの画像形成された第1
面は下側に向いている。
【0068】やがて、スイッチバック用ローラR20が
記録紙Pの後端を挟持した状態で回転を停止し、その
後、と逆方向に回転を開始すると、記録紙Pは表裏を反
転された状態、即ち、画像が形成されていない第2面が
感光体10側に向いた状態で第1搬送路70に送り込ま
れ、レジストローラR10で先端規制される。
【0069】一方、感光体10上には、前述したプロセ
スにより第2のトナー画像が形成されており、当該感光
体10の回転に同期してレジストローラR10が回転を
始めると、第2のトナー画像領域と重なる状態で記録紙
Pが転写領域に進入する。
【0070】以後、転写処理、分離処理、定着処理がさ
れた記録紙Pの先端が分岐ガイド90のある部分に達し
たとき、前以て、分岐ガイド90は図の実線位置に保た
れており、第1搬送路70と排紙通路78とを連通状態
とし、第2搬送路80との連通を絶っているので、記録
紙Pは排紙通路78に進入し、排紙ローラ79を介して
排紙トレイT上に排出される。
【0071】図2は、本発明の実施の形態に係る画像形
成装置において、クリーニングブレードが圧接状態にあ
る画像形成部Eの正面図、図3は、画像形成部Eの、ク
リーニングブレードの感光体10に対する圧接を解除し
た状態の正面図である。
【0072】図2において感光体10の上方にクリーニ
ング手段21が設けられる。図示のようにクリーニング
手段21は、ドラム状の感光体10の回転中心10Aを
通る水平線HLよりも上方に配置されており、クリーニ
ングブレード211は感光体10の上向きの面(感光体
10の上部のほぼ水平方向に移動する面)に圧接してク
リーニングを行う。
【0073】クリーニング手段21の枠体218の側方
には、分離爪217が設けられており、分離爪217の
先端がバネ(図示せず)の弾性力で感光体10面に接触
している。更に、枠体218内には軸213に支持体2
12が回転可能に支持されており、支持体212の一端
にクリーニングブレード211の基部が固定されてい
る。支持体212の他端222は枠体218より外部に
露出した状態で設けられている。
【0074】クリーニング手段21の作動状態では、支
持体212の他端に設けたバネSの弾性力でクリーニン
グブレード211の先端が感光体10に圧接している。
クリーニングブレード211の後端側で、且つ、感光体
10の回転方向に対して、軸213より下流側に位置す
るように支持体212に、弾性板214がその一端を固
定して設けられている。
【0075】図2に示すようにクリーニングブレード2
11の先端が感光体10面に圧接されている圧接状態で
は、弾性板214はその先端部が感光体10面より離間
した状態となるような配置関係で設けられる。弾性板2
14は、ポリウレタンゴムやポリエチレンテレフタレー
ト等の弾性板で構成することが望ましい。
【0076】また、枠体218内には記録紙Pにトナー
像を転写した後、クリーニングブレード211で感光体
10の残留トナーをクリーニングした際、枠体218内
より順次残留トナーを外部に排出するためのトナー排出
部材215、216が設けられている。
【0077】このように構成された画像形成部Eで画像
形成を行なうに際し、先ず感光体10の回転に伴って帯
電電極14の放電作用で感光体10面に帯電する。次
に、書き込み部Dで画像が書き込まれて静電潜像が形成
される。この静電潜像を現像手段16で現像してトナー
像が形成される。一方、給紙トレイ22、24又は手差
し給紙トレイ60より給紙された記録紙Pに転写電極1
8でトナー像を転写し、分離電極20で記録紙Pが分離
され、定着手段Hで定着処理されて排紙トレイT上に排
紙される。
【0078】図3は、画像形成装置1が未使用の状態で
あり、クリーニングブレード211の感光体10に対す
る圧接を解除した状態である。図3の状態は画像形成装
置を輸送したり、又は長期間保管したりする際に設定さ
れる状態であり、この状態では、クリーニング手段21
の枠体218より露出した支持体212の他端222を
バネSに抗して矢印W2の方向に押し下げ、後に説明す
る圧接解除手段によりバネSの付勢力に抗して他端22
2を押し下げた状態を保持し、クリーニングブレード2
11の先端部を感光体10から圧接解除している。この
ようにクリーニングブレード211の先端部が感光体1
0より離間した状態が保持されているので、輸送中や保
管中にクリーニングブレード211の先端部が感光体1
0面に悪影響を与えることが防止される。
【0079】そして、支持体212が軸213を中心に
反時計方向に回転した図3の状態では、弾性板214の
先端が感光体10の全幅に亘って接触した状態で保持さ
れる。クリーニングブレード211が圧接解除した状態
では、クリーニングブレード211により掻き取られ、
感光体10上に滞留している滞留トナー161はクリー
ニングブレード211と感光体10の間から落下してク
リーニング手段21の外に漏れ出し飛散する恐れがある
が、感光体10にその先端部が接触した弾性板214に
より滞留トナー161はブロックされてこのような飛散
が防止される。
【0080】図4は、クリーニングブレードが圧接状態
にある画像形成部の他の例の正面図である。
【0081】図示のように、感光体10の回転方向に対
してクリーニングブレード211より下流側で、且つ、
枠体218と感光体10間との位置に、弾性板214の
一端を枠体218に固定して設け、他端を感光体10面
に接触させる。即ち、弾性板214は固定支持部材21
41にその基部が固定され、弾性板214自身の弾性に
より感光体10に圧接している。このような構成によ
り、画像形成装置1を運搬中又は保管のために、支持体
212の他端222をバネSに抗して矢印W2の方向に
押し下げ、クリーニングブレード211を圧接解除した
場合にも弾性板214の先端部は感光体10に接触して
おり、滞留トナー161の飛散を防止する。即ち、図4
に示す例では、弾性板214の先端部はクリーニングブ
レード211の圧接、圧接解除に関係なく感光体10と
接触している。
【0082】図5、クリーニングブレード211の先端
部が感光体10から離れて、クリーニングブレード21
1が感光体10から圧接解除した状態を保持するための
構成を示す正面図、図6は圧接解除手段の装着を説明す
る図である。
【0083】図5に示すように枠体218の外に出てい
る支持体212の他端222をバネSに抗して矢印W2
の方向に押し下げた状態で、圧接解除手段としての可動
板片219が図6の矢印W3で示すように挿入される
と、支持体212はバネSに抗して図5の状態に保持さ
れる。その結果、クリーニングブレード211の先端部
は感光体10から離れた状態に、弾性板214は感光体
10に圧接した状態にそれぞれ保持される。クリーニン
グ手段21の枠体218に固定した保持部材220に
は、圧接解除手段の装着部としての2個の孔221が設
けられており、可動板片219は孔221を通して、画
像形成装置正面から着脱可能とされる。即ち、クリーニ
ングブレード211の感光体10に対する圧接と圧接解
除の操作は、像担持体211やクリーニング手段21を
画像形成装置から取り出すことなく、画像形成装置の正
面から、単に、可動板片219の着脱操作によって行う
ことができる。
【0084】本発明は前記に説明した実施の形態に限ら
れることなく種々の変形や変更が可能である。
【0085】例えば、像担持体としては、ドラム状の感
光体の他にベルト状の感光体を用いることができる。ま
た、像担持体として感光体の他に、誘電体や中間転写体
を用いることができる。更に、転写材としては、記録紙
の他に中間転写体を用いることができる。
【0086】
【発明の効果】請求項1の発明により、画像形成装置の
輸送等のために、クリーニングブレードの像担持体への
圧接を解除した場合にも、前記クリーニングブレードに
より掻き取られ、クリーニングブレード近傍に滞留して
いるトナーが像担持体から落下して飛散することが防止
される。
【0087】請求項2又は請求項8の発明により、弾性
板は必要時にのみ像担持体に接触するので、該弾性板の
トナー飛散防止性能が長期間維持される。
【0088】請求項3又は請求項7の発明により、弾性
板はクリーニングブレードの圧接、圧接解除に関係な
く、像担持体に接触しているので、トナーがクリーニン
グ手段外に漏れ出すことが確実に防止される。
【0089】請求4の発明により、感光体として多く使
用されているドラム状の感光体を装備した画像形成装置
において、クリーニングブレードの圧接解除時のトナー
飛散が効果的に防止される。
【0090】請求項5又は請求項6の発明により、クリ
ーニングブレードの圧接解除時のトナー飛散が極めて効
果的に防止される。
【0091】請求項9〜11のいずれかの発明により、
像担持体やクリーニング手段を取り出すことなく、クリ
ーニングブレードを圧接状態と圧接解除状態に設定する
作業を行うことが可能になり、画像形成装置の輸送作業
や設置作業の時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成
を示す図である。
【図2】クリーニングブレードが圧接状態にある画像形
成部の一例の正面図である。
【図3】クリーニングブレードが圧接解除状態にある画
像形成部の一例の正面図である。
【図4】クリーニングブレードが圧接解除状態にある画
像形成部の他の例の正面図である。
【図5】クリーニングブレードが圧接解除状態に保持さ
れた画像形成部の一例の正面図である。
【図6】圧接解除手段の装着を説明する図である。
【符号の説明】
10 感光体 12 書き込みユニット 14 帯電電極 16 現像手段 18 転写電極 20 分離電極 21 クリーニング手段 161 滞留トナー 211 クリーニングブレード 212 支持体 214 弾性板 218 枠体 219 可動板片 E 画像形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 品川 卓義 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H071 DA13 EA02 EA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上にトナー像を形成し、該トナ
    ー像を転写材に転写した後に、前記像担持体をクリーニ
    ングする工程を繰り返すことにより、多数の像形成を行
    う画像形成装置において、前記像担持体のクリーニング
    がクリーニングブレードを有するクリーニング手段によ
    り行われ、且つ、前記クリーニングブレードが前記像担
    持体の上方に向いた面に作用してクリーニングを行う画
    像形成装置において、 前記クリーニングブレードの下流に、先端部が前記像担
    持体に接触する弾性板を設けたことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性板の先端部は、前記クリーニン
    グブレードの圧接解除時に前記像担持体に接触すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性板の前記先端部は、前記クリー
    ニングブレードの前記像担持体への圧接時及び圧接解除
    時に前記像担持体に接触することを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体が回転可能なドラム状であ
    り、前記クリーニングブレードは前記像担持体の回転中
    心を通る水平線よりも上方の前記像担持体に接触してク
    リーニングを行うことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性板がウレタンゴムからなること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記弾性板がポリエチレンテレフタレー
    トからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記弾性板は前記クリーニングブレード
    とは独立して回転可能に支持され、且つ、付勢手段によ
    り前記像担持体に圧接されたことを特徴とする請求項3
    に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記弾性板は前記クリーニングブレード
    と一体に回転可能に支持され、且つ、前記クリーニング
    ブレードの圧接解除時に、前記像担持体に圧接するよう
    に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 像担持体に圧接して、該像担持体上の残
    留トナーを除去するクリーニングブレードを設けた画像
    形成装置において、前記クリーニングブレードの前記像
    担持体への圧接を解除する圧接解除手段の装着部を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 像担持体に圧接して、該像担持体上の
    残留トナーを除去するクリーニングブレードを設けた画
    像形成装置において、前記クリーニングブレードの前記
    像担持体への圧接を解除する着脱可能な圧接解除手段を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記圧接解除手段は装着された状態で
    前記クリーニングブレードを圧接解除状態に保持する挿
    脱可能な板状部材で構成されることを特徴とする請求項
    10に記載の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7272355B2 (en) 2004-08-02 2007-09-18 Ricoh Printing Systems, Ltd. Cleaning device for image forming apparatus

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