JP2000153931A - 記録材搬送ローラの清掃部材 - Google Patents

記録材搬送ローラの清掃部材

Info

Publication number
JP2000153931A
JP2000153931A JP10330865A JP33086598A JP2000153931A JP 2000153931 A JP2000153931 A JP 2000153931A JP 10330865 A JP10330865 A JP 10330865A JP 33086598 A JP33086598 A JP 33086598A JP 2000153931 A JP2000153931 A JP 2000153931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
roller
cleaning member
image
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10330865A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ui
真 宇井
Fumio Haniwara
文雄 埴原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP10330865A priority Critical patent/JP2000153931A/ja
Publication of JP2000153931A publication Critical patent/JP2000153931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な構成で、メンテナンスや交換が容易で
あると共に、記録材搬送ローラの搬送力が常に適切に維
持される記録材搬送ローラの清掃部材を提供すること。 【解決手段】 記録材搬送ローラに設けられる清掃部材
であって、記録材搬送ローラの軸方向に記録材搬送ロー
ラと近接してガイド部材を設けると共に、狭小の空間へ
と、ガイド部材に沿って記録材搬送ローラの軸方向に出
し入れされる清掃部材を設け、清掃部材と当接する記録
材搬送ローラの回転により記録材搬送ローラを清掃する
ことを特徴とする清掃部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、及びファクシミリ等の画像形成装置に用いられる記
録材搬送ローラの清掃部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、及びファクシ
ミリ等の画像形成装置の記録材の搬送用として対を成す
記録材搬送ローラが用いられる。主にこれらの記録材と
しては記録紙が用いられるが、該記録材搬送ローラが記
録紙を搬送する際に、微量の紙粉が記録材搬送ローラに
付着し、長期の使用により紙粉が積もると記録材搬送ロ
ーラの記録紙の搬送力が低下し、特に記録紙の停止、再
起動を行う例えばレジストローラ等においては、記録紙
のレジストローラへの突き当たり時或いは再起動時の摩
擦により紙粉が付着し易く、搬送タイミングにずれを生
じるといった問題が起こる。
【0003】この為に、一般に紙粉が付着し易い記録材
搬送ローラに、記録材搬送ローラを清掃する清掃部材を
設け、該記録材搬送ローラの清掃を行っているが、長期
に使用すると、該清掃部材にも紙粉が積もるので清掃力
が低下して記録材搬送ローラの汚れが拭いきれず、記録
材搬送ローラの記録紙の搬送力が低下するので、定期的
に清掃部材を外し、清掃部材のメンテナンス(清掃)或
いは交換を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に記録材搬送ローラに設けられる清掃部材は、通常容易
に手の入るような空間の有る場所に設けられる記録材搬
送ローラに取付けられるものが多く、メンテナンス(清
掃)や交換の際に、該空間に手を入れて取外して清掃を
行ったり、記録材搬送ローラが取付けられる記録材の搬
送ガイドを開放し、清掃部材を取外して清掃を行ったり
しているが、空間に余裕が無く、容易に手が入らない場
所に記録材搬送ローラが設けられる場合、記録材搬送ロ
ーラが取付けられる他の骨格部材(筐体を構成する部
材)を外さなければならず、機構が複雑となり、そのよ
うな場所には清掃部材を設けることが困難であった。従
って、このような狭い場所に設けられる記録材搬送ロー
ラは記録紙による紙粉の堆積が多く、記録材搬送ローラ
の記録紙の搬送力が低下するという問題を生じていた。
例えばレジストローラの下側のローラは、下部に再給紙
手段が設けられたり、装置の小型化のために下部空間を
設けずに直ぐに底板が設けられたりしていて清掃部材を
設けられることが困難であり、記録紙による紙粉の堆積
が多く、記録材搬送ローラの記録紙の搬送力が低下する
という問題を生じていた。
【0005】本発明は上記の問題点を解決し、単純な構
成で、メンテナンスや交換が容易であると共に、記録材
搬送ローラの搬送力が常に適切に維持される記録材搬送
ローラの清掃部材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、記録材搬送
ローラに設けられる清掃部材であって、前記記録材搬送
ローラの軸方向に前記記録材搬送ローラと近接してガイ
ド部材を設けると共に、狭小の空間へと、前記ガイド部
材に沿って前記記録材搬送ローラの軸方向に出し入れさ
れる清掃部材を設け、前記清掃部材と当接する前記記録
材搬送ローラの回転により前記記録材搬送ローラを清掃
することを特徴とする記録材搬送ローラの清掃部材によ
って達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0008】本発明にかかわる記録材搬送ローラの清掃
部材の機構、動作と、これを用いる画像形成装置の一実
施の形態の画像形成プロセス及び各機構とについて、図
1ないし図4を用いて説明する。図1は、本発明にかか
わる記録材搬送ローラの清掃部材を用いる画像形成装置
の一実施の形態を示す電子写真方式を用いた複写機の概
要断面図であり、図2は、清掃部材が設けられる図1の
搬送部の部分拡大断面図であり、図3は、清掃部材の着
脱状態を示す図であり、図4は、記録材搬送ローラが取
付けられる筐体と清掃部材が出し入れされる狭小の空間
とを示す斜視図である。なお、以下の説明において、記
録材である記録紙を搬送する各ローラは、駆動及び従動
の一対のローラにより構成される記録材搬送ローラであ
り、それぞれ不図示の制御手段による駆動信号に基づき
駆動される駆動手段(不図示)により回転、駆動され
る。
【0009】先ず、本発明の記録材搬送ローラの清掃部
材を用いる画像形成装置の一実施の形態の複写機の全体
構成及び概略プロセスについて、図1または図2に基づ
いて説明する。
【0010】本実施の形態の記録材搬送ローラの清掃部
材が用いられる複写機は、複写機本体の上部に自動原稿
送り装置1を設けるとともに、複写機本体内に画像読取
装置2、画像形成手段3、記録材収納手段4、搬送手段
5、清掃部材70が設けられる下レジストローラ56A
を有する搬送部5B、排紙・再給紙手段6を有してい
る。
【0011】自動原稿送り装置1は、複写機本体の上部
に設けられ、原稿を一枚ずつ送り出し、原稿の画像読取
位置へと搬送し、画像読取が終わった原稿を排紙する装
置である。自動原稿送り装置1は、原稿を載置する原稿
載置台11、原稿載置台11上に載置された原稿を分離
する原稿分離手段12、原稿分離手段12で分離された
原稿を搬送する原稿搬送手段13、原稿搬送手段13で
搬送された原稿を排紙する原稿排紙手段14、原稿排紙
手段14によって排紙された原稿を受け止め、載置する
原稿排紙台15、および、原稿の両面の画像を読み取る
際に原稿の表裏を反転させるための原稿反転手段16を
有している。
【0012】原稿載置台11上に載置された複数枚の原
稿は、原稿分離手段12によって分離され、1枚ずつ搬
送される。原稿分離手段12によって分離・搬送された
原稿は、原稿搬送手段13によって搬送され、下方に設
けられた画像読取装置2によって、スリット21を通し
て、原稿の画像が読み取られる。画像が読み取られた原
稿は、原稿排紙手段14によって、原稿排紙台15上へ
と排紙される。ところで、原稿の両面の画像を読み取る
際には、画像が読み取られた原稿は、原稿反転手段16
によって原稿の表裏が反転されて、再度、原稿搬送手段
13によって搬送され、画像読取手段によって、スリッ
ト21を通して、原稿の裏面の画像が読み取られる。そ
して、裏面の画像が読み取られた原稿は、原稿排紙手段
14によって、原稿排紙台15上へと排紙される。この
ような工程を、原稿載置台11上に載置された原稿の枚
数分繰り返され、原稿の画像が読み取られる。
【0013】また、自動原稿送り装置1は、一体に可倒
式に構成されており、この自動原稿送り装置1を起こし
てプラテンガラス22上を開放することにより、プラテ
ンガラス22上に原稿を直接載置することができるよう
に構成している。なお、本実施の形態では、原稿搬送手
段13によって原稿を搬送しながら、原稿の画像を読み
取るように構成しているが、原稿搬送手段13によって
搬送された原稿をプラテンガラス22上に静止させた上
で画像を読み取るように構成してもよい。
【0014】画像読取装置2は、原稿の画像を読み取り
画像データを得る手段であり、複写機本体内の上部に設
けられている。この画像読取装置2は、自動原稿送り装
置1の原稿搬送手段13によって搬送されている原稿の
画像を読み取るためのスリット状の開口部であるスリッ
ト21、原稿を直接載置(静置)するための原稿台であ
るプラテンガラス22、原稿に光照射する光源であるラ
ンプ231と原稿からの反射光を反射させる第1ミラー
232とを一体化している第1ミラーユニット23、第
1ミラー232からの光を反射させる第2ミラー241
と第3ミラー242とを一体化したVミラーユニット2
4と、スリット21上或いはプラテンガラス22上の原
稿からの反射光を後述のCCD26に結像させる結像手
段である結像レンズ25、および、結像レンズ25によ
って結像された光像を光電変換して画像情報を得る画像
読取手段であるライン状のCCD26を有している。
【0015】自動原稿送り装置1によって送られている
原稿を、画像読取装置2で読み取る際は、第1ミラーユ
ニット23及びVミラーユニット24は、図1において
左方に移動し、第1ミラーユニット23がスリット21
の下方に位置している。そして、原稿搬送手段13によ
ってスリット21上を搬送されている原稿を、ランプ2
31で光照射し、原稿から反射した光は、第1ミラー2
32、第2ミラー241、第3ミラー242、結像レン
ズ25を介して、CCD26に入射する。CCD26で
は、入射した光を光電変換して、主走査方向(図1にお
いて紙面垂直方向)の原稿の画像を読み取り、一方、原
稿が原稿搬送手段13によって副走査方向に移動されて
いるので、原稿全面の画像を読み取ることができる。C
CD26で読み取った画像情報は、適宜、画像処理が施
され、後述するレーザー書込系33に供される。
【0016】また、プラテンガラス22上に原稿が直接
載置された場合は、第1ミラーユニット23とVミラー
ユニット24とを、プラテンガラスに沿って、図1にお
いて右方向に移動させながら、原稿の画像を読み取るこ
とができる。
【0017】画像形成手段3は、画像読取装置2で得た
画像データに基づいて所定のプロセススピードで搬送さ
れている記録材である記録紙上に画像形成する手段であ
る。本実施の形態の画像形成手段3は、電子写真プロセ
スを用いて画像を形成するものである。画像形成手段3
は、光導電性感光層を有しトナー像を担持する像担持体
である感光体ドラム31と、感光体ドラム31を一様帯
電させる帯電手段である帯電器32、CCD26で読み
取った画像情報に基づいて、感光体ドラム31上を露光
走査して潜像を形成する画像書込手段であるレーザー書
込系33、感光体ドラム31上の潜像を現像してトナー
像を形成する現像手段である現像器34、感光体ドラム
31上に担持されたトナー像を、別途搬送されている記
録紙上に転写する転写手段である転写器35、トナー像
が転写された記録紙を感光体ドラム31上から分離する
分離手段である分離器36、転写された後に感光体ドラ
ム31上に残留したトナーを除去するクリーニング手段
37、記録紙上のトナー像を定着する定着手段38を有
している。そして、感光体ドラム31の周囲に、帯電器
32、レーザー書込系33、現像器34、転写器35、
分離器36、クリーニング手段37が配置されている。
【0018】感光体ドラム31は、不図示の駆動手段に
よって、矢示の方向に回転し、帯電器32による一様帯
電、レーザー書込系33による潜像形成、現像器34に
よる現像がなされて、CCD26によって読み取られた
画像情報に基づいたトナー像が形成される。
【0019】記録材収納手段4は、複数枚の記録紙を積
層状態で収納する記録材の収納手段である。本実施の形
態では、記録材収納手段4として複数の記録材収納手段
4A〜4Cを画像形成手段3及び後述する反転・再給紙
手段7の下方に多段配置している。これら記録材収納手
段4A〜4Cに収納される記録材としては、普通紙や再
生紙など記録紙の他に、OHTなど種々の媒体が用いら
れる。
【0020】また、搬送手段5は、記録材収納手段4か
ら画像形成手段3へと記録材を搬送する搬送手段であ
り、各記録材収納手段4A〜4Cそれぞれに収納された
記録紙を、中間搬送ローラ541〜543を通して搬送
部5Bへと搬送できるように構成している。
【0021】搬送部5Bは、突き当て手段であるレジス
トローラ56と、ループ形成手段であるループ形成ロー
ラ55とから構成され、搬送される記録紙にループを形
成して紙曲がりの修正を行う記録材の曲がり修正手段を
有するもので、ループ形成ローラ55から感光体ドラム
31の転写位置に至る記録紙の搬送経路であり、ループ
形成ローラ55とレジストローラ56と必要に応じて設
けられるドラム前搬送ローラ39とにより搬送部5Bが
構成される。レジストローラ56は、図1及び図2にお
いて下側に配置される下レジストローラ56Aと上側に
配置される上レジストローラ56Bとの対として構成さ
れる。また搬送部5Bでの記録紙の搬送は、搬送部5B
に設けられ、記録紙搬送のガイドを行う、対を成す搬送
ガイド部材である搬送ガイド板PL5に沿って行われ
る。搬送ガイド板PL5の下側(内側)の搬送ガイド部
材には、後に詳述する下レジストローラ56Aの長手方
向に一様に当接され、下レジストローラ56Aを清掃す
る例えばゴム材の発泡体やフェルト等を用いたブラシ7
2を有する清掃部材70と、該清掃部材70の下レジス
トローラ56Aへの着脱をガイドするガイド部材80と
が設けられる。90は上レジストローラ56Bの長手方
向に一様に当接され、上レジストローラ56Bを清掃す
る例えばゴム材の発泡体やフェルト等を用いたブラシ9
2を有する清掃部材である。さらに、本実施の形態で
は、このループ形成を確実に行わせるために、ループ形
成ローラ55とレジストローラ56との間に、記録紙の
搬送を案内する案内部材(ループ形成ガイド)として、
上ガイド581及び下ガイド582を設けている(対を
成す搬送ガイド板PL5の上下(外側、内側)にそれぞ
れに設けられる)。本実施の形態では、上ガイド581
を断面形状(図1、2のように見た場合)で山形に構成
して、この上ガイド581に沿ったループ形状に、記録
紙を案内するループ形成ガイドとして機能させている。
中間搬送ローラ541或いは後述する排紙・反転手段6
より搬送される記録紙が搬送部5Bを通して画像形成手
段3へと給送される。
【0022】記録材である記録紙が何れかの記録材収納
手段4A〜4Cより、ピックアップローラ51A〜51
Cにより送り出され、中間搬送ローラ541を経て搬送
部5Bへ搬送される。搬送部5Bの搬送ガイド板PL5
の給送経路上において、中間搬送ローラ541からルー
プ形成ローラ55に搬送される図2に点線で示す記録紙
が、回転するループ形成ローラ55により搬送される。
レジストローラ56は、記録紙がループ形成ローラ55
によって搬送されてきたときには、回転を停止してお
り、このため、搬送されてきた記録紙は、一旦、レジス
トローラ56に突き当たり、その先端が停止せしめられ
る。レジストローラ56に記録紙が突き当たった後も、
ループ形成ローラ55による記録紙の搬送は継続され
る。従って、レジストローラ56によって先端が停止さ
せられた記録紙は、更なるループ形成ローラ55の回転
による搬送により、レジストローラ56とループ形成ロ
ーラ55との間にループが形成され、この状態でループ
形成ローラ55も一旦停止される(図2参照)。このと
き、形成されるループは、上下ガイド581,582に
よって、適正な形状で確実に形成されるとともに、十分
なループを形成することができ、レジストローラ56に
突き当てられて記録紙の曲がり修正をさらに確実に行う
ことができる。不図示の制御手段によるレジスト再スタ
ート信号に基づく、レジストローラ56、ループ形成ロ
ーラ55及び中間搬送ローラ541の駆動によって、感
光体ドラム31上に担持されたトナー像との同期がとら
れ、転写器35が配設される感光体ドラム31の転写域
へ給送される。
【0023】感光体ドラム31上に形成されたトナー像
が、転写器35によって記録紙上に転写される。トナー
像が転写された記録紙は、分離器36によって感光体ド
ラム31上から分離され、定着手段38へと搬送され、
そこで、加熱、加圧作用により、トナー像が記録紙に定
着される。一方、トナー像が記録紙へ転写された感光体
ドラム31は、さらに回転を続け、クリーニング手段3
7によって、感光体ドラム31上に残留したトナーが除
去され、次の画像形成へと供される。
【0024】なお、本実施の形態では、感光体ドラム3
1とレジストローラ56との間の感光体ドラム31近傍
に、レジストローラ56から送り出された記録紙を搬送
するドラム前搬送ローラ39が設けられており、記録紙
の搬送力アップに寄与させている。また、分離器36と
定着手段38との間には、分離器36によって分離され
た記録紙を搬送するために、記録紙の下面側(画像形成
された側とは反対側)を支持し、搬送する搬送ローラ
(符号なし)及びベルト(符号なし)を設けている。
【0025】排紙・再給紙手段6は、搬送手段5によっ
て搬送された記録紙上に、画像形成手段3で画像形成さ
れた記録紙を、排紙或いは再給紙するための手段であ
る。この排紙・再給紙手段5は、トナー像が定着された
記録紙を定着手段38から排出する定着排出ローラ6
1、定着排出ローラ61により排出された記録紙をその
まま機外へ排出する場合と表裏反転させた後排出する或
いは裏面に画像形成するために再給紙する場合とで搬送
路を切り替える切替手段62、記録紙を機外に排出する
ための排紙ローラ63、複写機の側面に設けられ排紙ロ
ーラ63により排出された記録紙を積載する排紙トレイ
64、再給紙される記録紙の表裏を反転させる反転手段
65、及び、反転手段65で反転された記録紙を画像形
成手段3へと再給紙する再給紙手段66を有している。
【0026】画像形成された記録紙をそのまま、すなわ
ち、画像形成された面を上側にして排出する場合は、切
替手段62を図1において一転鎖線で示す位置に位置さ
せ、定着排出ローラ61、排紙ローラ63によって、機
外の排紙トレイ64へと排出する。また、画像形成され
た記録紙の表裏を反転させて排紙、すなわち、画像形成
された面を下側にして排出する場合は、切替手段62を
図1において実線で示す位置に位置させ、定着排出ロー
ラ61により搬送される記録紙を、一旦、反転手段65
の方向へ搬送し、記録紙が切替手段62を通過した後、
搬送方向を逆転させて、排紙ローラ63によって機外の
排紙トレイ64へと排出する。
【0027】一方、記録紙の裏面に画像形成する場合
は、切替手段62を図1において実線で示す位置に位置
させ、定着排出ローラ61により搬送される記録紙を、
反転手段65の方向に搬送し、反転手段65によってス
イッチバックを行わせることにより表裏反転を施し、再
給紙手段66へと搬送する。再給紙手段66まで搬送さ
れた記録紙は、前述したループ形成ローラ55を有する
搬送部5Bに合流され、記録紙収納手段4からの給紙と
同様に、画像形成手段3へと搬送される。
【0028】上記において、排紙・反転手段6には、記
録紙搬送のガイドを行う、それぞれに対を成す搬送ガイ
ド部材である搬送ガイド板PL1〜PL4が搬送経路に
沿って設けられる。
【0029】次に清掃部材について、図2ないし図4に
基づいて説明する。
【0030】図4に示すように、排紙・反転手段6(図
1参照)に設けられる対を成す搬送ガイド部材としての
搬送ガイド板PL1〜PL4、及び搬送部5Bに設けら
れる対を成す搬送ガイド部材としての搬送ガイド板PL
5の、少なくとも一方(本実施の形態においてはそれぞ
れ内側の搬送ガイド部材)が、前パネル6A(図1の画
像形成装置の手前側)及び後パネル6B(図1の画像形
成装置の奥側)に取付けられて筐体600が構成され
る。記録材の搬送経路を形成する搬送ガイド板PL1〜
PL5が筐体600のステー(骨格部材)として作用
し、強固な筐体600が枠組みされる。搬送ガイド板P
L1〜PL5或いは前パネル6A、後パネル6Bを記録
材搬送ローラの取付部材として各記録材搬送ローラ(図
4には不図示)が取付けられる。また、記録材搬送ロー
ラの取付部材の一つとしての搬送ガイド板PL5の、下
側(内側)の搬送ガイド部材に設けられる記録材搬送ロ
ーラの一つとしての下レジストローラ56Aの下部(近
傍の空間)は、容易に手を入れることが不可能な、前パ
ネル6A、後パネル6Bや骨格部材により閉ざされた狭
小の空間であり、筐体600の下レジストローラ56A
下部の狭小の空間より、下レジストローラ56Aを清掃
する清掃部材70を出し入れするための狭小の孔である
挿通孔6aが、狭小の空間の前パネル6Aの出口部に設
けられる。前パネル6Aの内側に設けられるガイド部材
80をガイドとして清掃部材70が出し入れされる。
【0031】記録材搬送ローラが取付けられる搬送ガイ
ド板PL1〜PL5等の筐体600を構成する骨格部材
を用い、不図示の治具を用いて一旦正確に組上げられた
筐体600は、例えば清掃部材70を取外すために搬送
ガイド板PL1〜PL5等の骨格部材を外すと、治具な
しでは搬送ガイド板PL1〜PL5が正規の位置に再取
付けされず、記録紙のスムーズな搬送が不可能となって
搬送される記録紙のジャムや紙曲がりの原因となってし
まうが、搬送ガイド板PL1〜PL5等の筐体600を
構成する骨格部材や、筐体600の周囲に設けられる、
例えば記録材搬送ローラを覆う不図示のカバー等の、他
の部材を外すことなく、下レジストローラ56Aの清掃
部材70が、容易に手が入れられない前記狭小の空間か
ら前パネル6Aの狭小の孔である挿通孔6aを通して、
後述するようにガイド部材80に沿って出し入れ可能に
設けられる。
【0032】また図2に示すように、上レジストローラ
56Bの清掃部材90は、必要により図1にて説明した
現像器34を取外し、手を入れて上方へと取外してメン
テナンス(清掃)や交換が行われる。また、下レジスト
ローラ56Aの清掃部材70の着脱をガイドするガイド
部材80は、記録材搬送ローラとしての下レジストロー
ラ56Aの軸方向に、下レジストローラ56Aと所定の
間隔を空けて近接して設けられ、搬送部5Bの搬送ガイ
ド板PL1の下側の搬送ガイド部材に取付けられる。
【0033】また図3に示すように、清掃部材70は、
一端に先端部71bと他端に把手71aとを有する板バ
ネ部材で形成される板バネホルダ71と、該板バネホル
ダ71の長手方向に取付けられる、下レジストローラ5
6Aの長手方向周面を清掃するブラシ72とにより構成
される。清掃部材70はガイド部材80に沿って、狭小
の空間から狭小の孔である挿通孔6aを通して、下レジ
ストローラ56Aの軸方向に出し入れされる。
【0034】清掃部材70の先端部71bが、前パネル
6Aの挿通孔6aを通してガイド部材80のカム面81
に沿って挿入され、板バネホルダ71の先端部71bが
ガイド部材80の一端の突起部81aに、また板バネホ
ルダ71の第1折曲部71cの先端がガイド部材80の
他端の突起部81bにそれぞれ乗り上げ、板バネホルダ
71の長手方向のブラシ72が下レジストローラ56A
の長手方向周面に当接された状態で、把手71aの第2
折曲部71dが挿通孔6aの端部に係止され、清掃部材
70が装着される。清掃部材70と当接される記録材搬
送ローラとしての下レジストローラ56Aの回転により
下レジストローラ56A表面の紙粉がブラシ72に掻き
落とされて保持され、下レジストローラ56Aが清掃さ
れる。清掃部材70はガイド部材80に沿って下レジス
トローラ56Aに着脱可能に設けられる。
【0035】ガイド部材80に沿って下レジストローラ
56Aに着脱可能に設けられる清掃部材70のメンテナ
ンス(清掃部材よりの紙粉の清掃、除去)や交換の際に
は、把手71aを持って、第2折曲部71dの係止を挿
通孔6aの端部より外し、挿通孔6aより引き出してメ
ンテナンス(清掃)や交換を行う。
【0036】上記の如く、単純な構成で、メンテナンス
や交換が容易な清掃部材が可能になると共に、記録材搬
送ローラの搬送力が常に適切に維持される。
【0037】なお、上記の実施の形態において記録材搬
送ローラの清掃部材を下レジストローラに設けたが、本
発明はこれに限るものでなく、手を入れることの出来な
い狭小の空間に設けられる全ての記録材搬送ローラに適
用され得ることは勿論である。また、記録材の搬送部材
として、複数のローラ部材に張架されるベルト部材を用
い、ベルト部材を挟んでローラ部材と対向し、ローラ部
材の軸方向に出し入れされる清掃部材にも適用されるも
のである。さらに、記録材搬送ローラの代わりに、図1
にて説明した自動原稿送り装置に用いられる原稿の搬送
ローラが狭小の空間に設けられる場合の、原稿搬送ロー
ラの清掃部材として用いられることも可能であり、本発
明の趣旨に包含されるものである。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、単純な構成で、メンテ
ナンスや交換が容易な記録材搬送ローラの清掃部材が可
能になると共に、記録材搬送ローラの搬送力が常に適切
に維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる記録材搬送ローラの清掃部材
を用いる画像形成装置の一実施の形態を示す電子写真方
式を用いた複写機の概要断面図である。
【図2】清掃部材が設けられる図1の搬送部の部分拡大
断面図である。
【図3】清掃部材の着脱状態を示す図である。
【図4】記録材搬送ローラが取付けられる筐体と清掃部
材が出し入れされる狭小の空間とを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置 2 画像読取装置 3 画像形成手段 4 記録材収納手段 5 搬送手段 5B 搬送部 6 排紙・再給紙手段 6A 前パネル 6a 挿通孔 56 レジストローラ 56A 下レジストローラ 70,90 清掃部材 72,92 ブラシ 80 ガイド部材 600 筐体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材搬送ローラに設けられる清掃部材
    であって、 前記記録材搬送ローラの軸方向に前記記録材搬送ローラ
    と近接してガイド部材を設けると共に、 狭小の空間へと、前記ガイド部材に沿って前記記録材搬
    送ローラの軸方向に出し入れされる清掃部材を設け、 前記清掃部材と当接する前記記録材搬送ローラの回転に
    より前記記録材搬送ローラを清掃することを特徴とする
    記録材搬送ローラの清掃部材。
  2. 【請求項2】 前記狭小の空間は、前記記録材搬送ロー
    ラの近傍に設けられ、手を挿入することが不可能な空間
    であることを特徴とする請求項1に記載の記録材搬送ロ
    ーラの清掃部材。
  3. 【請求項3】 前記清掃部材が、前記記録材搬送ローラ
    の取付部材を含む筐体の構成部材を取外すことなく、前
    記狭小の空間から出し入れ可能であることを特徴とする
    請求項1または2に記載の記録材搬送ローラの清掃部
    材。
  4. 【請求項4】 前記清掃部材が着脱可能であることを特
    徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の記録材搬送
    ローラの清掃部材。
  5. 【請求項5】 前記記録材搬送ローラがレジストローラ
    であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記
    載の記録材搬送ローラの清掃部材。
JP10330865A 1998-11-20 1998-11-20 記録材搬送ローラの清掃部材 Pending JP2000153931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10330865A JP2000153931A (ja) 1998-11-20 1998-11-20 記録材搬送ローラの清掃部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10330865A JP2000153931A (ja) 1998-11-20 1998-11-20 記録材搬送ローラの清掃部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000153931A true JP2000153931A (ja) 2000-06-06

Family

ID=18237392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10330865A Pending JP2000153931A (ja) 1998-11-20 1998-11-20 記録材搬送ローラの清掃部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000153931A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4331709B2 (ja) 画像記録装置
JP3877367B2 (ja) 画像形成装置
US7149455B2 (en) Image forming device having a cleaning member for cleaning an image formation surface
US20060127130A1 (en) Recording medium conveying unit and image forming apparatus
US7917061B2 (en) Image forming apparatus
US7711285B2 (en) Cleaning device for an image forming apparatus
KR100899367B1 (ko) 피반송물 반송 장치 및 화상 형성 장치
JPH04166956A (ja) 画像形成装置
JP2000153931A (ja) 記録材搬送ローラの清掃部材
JP2006293407A (ja) 画像形成装置
JP3748444B2 (ja) 複合型給紙ユニット及びその複合型給紙ユニットを備えた画像形成装置
JP2005208443A (ja) 画像形成装置
JP4399412B2 (ja) ユニット引出機構及び画像記録装置
JP2002316738A (ja) 回転搬送部材清掃装置及びシート搬送装置及び画像形成装置
JP2008174367A (ja) シート材搬送装置、画像形成装置及び自動原稿送り装置
JP3544837B2 (ja) 現像装置
JP2004133485A (ja) 画像形成装置
JPH08211811A (ja) 画像形成装置
JP2004307183A (ja) 給紙装置
JPH1020599A (ja) 画像形成装置
JP2001042664A (ja) 画像形成装置
JP2004198755A (ja) 画像形成装置
JP2001109212A (ja) 画像形成装置
JP2004059171A (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP2002258556A (ja) 画像形成装置の排紙処理装置