JP4687489B2 - 鋼の連続鋳造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼の連続鋳造方法に関し、さらに詳しくは、保温性に優れるとともに鋳型内溶鋼表面の脱酸作用を有する連続鋳造用モールドパウダーを用いた高酸素含有鋼の連続鋳造方法に関する。
溶鋼中のフリー酸素濃度が高い高酸素含有鋼は、溶鋼の表面張力が低いので、連続鋳造時に鋳型内において気泡が湯面にとどまりやすく、気泡の浮上除去が進行しにくいという問題がある。それ故、高酸素含有鋼では、鋳片表面に残留気泡が多く捕捉されて、これがピンホールを形成しやすく、その改善が品質上の課題となっている。
本発明者らは、鋳型内湯面における気泡の浮上分離を促進するには、下記の二つの方法が有効であると考えた。その第一は、モールドパウダーの保温性を向上させて湯面温度を高く保持し、湯面における溶鋼粘度の上昇を抑制し、湯面近傍の溶鋼中における気泡の浮上速度を高める方法である。また、その第二は、湯面におけるフリー酸素濃度の上昇を抑え、溶鋼の表面張力を高く維持して、湯面に存在する気泡がその上方のパウダー溶融層(溶融スラグ)中に抜けやすくする方法である。
従来、保温性を高める技術としては、例えば、特許文献1に開示されたとおり、主成分がCaO、SiO2およびCaF2であり、B23濃度、(CaO+CaF2×0.718)/SiO2で表される質量濃度比、添加カーボン濃度、粘度、融点および嵩密度の範囲が規定された連続鋳造用モールドパウダー、特許文献2に開示されたとおり、塩基度、凝固温度、粘度、嵩比重、C含有率の範囲が規定されたモールドパウダーを用いる過包晶中炭素鋼溶鋼の連続鋳造方法などが公知である。これらの技術は、嵩比重を小さく保つことにより空気による断熱効果を確保して保温性を高めるものである。
また、特許文献3、特許文献4などには、SiO2、CaO、Al23など主成分とするパウダー基材やプリメルト材に、Ca−Si、Al−Mg、Ca−Al合金などの金属発熱材、および酸化ニッケルや酸化鉄などの助燃材を含有するモールドパウダーが開示されている。さらに、本発明者らは、主原料としてポルトランドセメント、シリカ源として珪藻土または珪砂、およびフッ素源として螢石を含有し、発熱金属としてCa−Si合金および/または金属Siを含有するする連続鋳造用パウダーを特許文献5として、また、CaO/SiO2、Al23含有率、Na2O、Li2OおよびFの合計含有率、炭酸塩含有率、硝酸ソーダ含有率などの範囲を規定し、発熱金属としてCa−Si合金および/または金属Siをする連続鋳造用パウダーを特許文献6としてそれぞれ提案した。
そして、パウダー中のSiO2が鋼中のAlにより還元されて生成されるAl23による溶鋼の汚染を防止するパウダーとして、特許文献7には、溶融スラグの凝固時に、結晶形態が酷似するゲーレナイト、アケルマナイト、あるいはメリライトを主な結晶組成として析出させる連続鋳造用パウダーが開示されている。同文献では、さらに、TiO2を含有させ、または(%T.CaO)/(%SiO2)の値を上昇させることにより、凝固温度および粘度を上昇させたパウダーも開示されている。
しかしながら、上記に開示されたモールドパウダーにおいては、嵩比重を小さく保つことによる空気断熱作用が必ずしも最適状態に維持されているとはいえず、また、Ca−Siなどの発熱金属の燃焼に際して助燃剤として用いられる酸化鉄や酸化マンガンなどの低級酸化物が完全に還元分解されずに溶鋼中に残留することに起因する溶鋼の汚染が充分に抑制されているともいえない。さらに、高酸素含有鋼の鋳造時に、溶鋼の低い表面張力に起因して形成されやすいピンホール欠陥の発生を抑制するための気泡除去対策についても配慮がなされていない。
特許第2985633号公報(特許請求の範囲、段落[0016]および[0017]) 特開2004−98092号公報(特許請求の範囲、段落[0015]および[0016]) 特開平8−52550号公報(特許請求の範囲、段落[0008]および[0009]) 特開平10−34301号公報(特許請求の範囲および段落[0016]) 特願2005−70888号公報(特許請求の範囲、段落[0021]) 特願2005−328998号公報(特許請求の範囲および段落[0019]〜[0021]) 特許第3637895号公報(特許請求の範囲、段落[0010]および[0048])
前述のとおり、従来のモールドパウダーには、溶鋼を汚染することなく良好な保温性を発揮し、高酸素含有鋼の鋳造時においても鋳片表層部でのピンホールの発生を抑制する上で下記の問題があった。すなわち、(a)鋳型内で発熱金属の燃焼に際して助燃剤として用いられる金属の低級酸化物が完全には還元されずに溶鋼中に残留し、溶鋼が汚染される、および(b)高酸素含有鋼の鋳造時に溶鋼の低い表面張力に起因して形成されるピンホール欠陥の発生を抑制するための気泡除去対策について配慮がなされていない、などである。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、パウダー中の助燃剤としての低級酸化物による溶鋼の汚染を防止しつつ、溶鋼の充分な保温作用および鋳型内溶鋼表面の脱酸作用を有する連続鋳造用モールドパウダーを用い、高酸素含有鋼の連続鋳造において発生しやすい鋳片表層部のピンホール欠陥の発生を抑制できる連続鋳造方法を提供することにある。
本発明者らは、上述の課題を解決するために、従来の問題点を踏まえてモールドパウダーによる溶鋼の汚染防止、保温性の向上および高酸素含有鋼の鋳造方法について研究開発を進め、下記の(a)〜(c)の知見を得て、本発明を完成させた。
(a)熱分解により酸素を放出する助燃剤である硝酸ソーダ、または還元されて酸素を放出する助燃剤である酸化鉄もしくは酸化マンガンの含有率を抑制した状態で、Ca−Si合金を添加すると、低級酸化物の未還元残留による溶鋼の汚染が防止される。
(b)上記(a)のように、助燃剤量を抑制した条件下でCa−Si合金を含有させると、Ca−Si合金の燃焼にともなう発熱により鋳型内湯面の保温効果が得られるとともに、Ca−Si合金により鋳型内の湯面近傍の溶鋼が脱酸され、溶鋼の表面張力が上昇するので、高酸素含有鋼の鋳造においてピンホール欠陥発生の原因となる気泡を溶鋼から排斥する効果(気泡除去効果)が得られる。
(c)上記(a)および(b)の効果が得られる理由は、下記のとおりである。すなわち、高酸素含有鋼でない通常の溶鋼を鋳造する際に、助燃剤(酸素源)量が不足の状況下でCa−Si合金を添加すると、Ca−Si合金の燃焼が不完全となり、モールドパウダーの滓化および溶融が不良となる問題を生じる。しかし、高酸素含有鋼においては、鋼中のフリー酸素がCa−Si合金の燃焼に消費されるので、モールドパウダー中の助燃剤量が不足した状況下であっても、パウダーの滓化および溶融は、比較的円滑に行われるからである。
本発明は、上記の知見に基づいて完成されたものであり、その要旨は、下記の(1)〜(3)に示される鋼の連続鋳造用モールドパウダー、および()に示される鋼の連続鋳造方法にある。ただし、下記(1)〜(3)の鋼の連続鋳造用モールドパウダーは、本発明の参考例としての発明である。
(1)CaOおよびSiO2を主成分とし、全Ca濃度をCaO含有率として、また全Si濃度をSiO2含有率として各質量%で換算するとき、該CaO含有率を該SiO2含有率で除した比であるCaO/SiO2の値が0.9〜1.5であり、質量%で、Al23含有率が0.5〜15%、MgO含有率が0.1〜13%、Na2O、Li2OおよびFの合計含有率が5〜25%、炭酸塩含有率が炭素換算含有率で0.3〜3.5%、Ca-Si合金含有率が2〜7%、酸化鉄含有率がFe23換算含有率で4%未満および酸化マンガン含有率がMnO換算含有率で2%未満であり、さらに凝固温度が1000〜1230℃であり、そして1300℃における粘度が0.05〜1.0Pa・sであることを特徴とする鋼の連続鋳造用モールドパウダー(以下、「第1発明」とも記す)。
(2)さらに、質量%で、硝酸ソーダを1%未満含有することを特徴とする前記(1)に記載の鋼の連続鋳造用モールドパウダー(以下、「第2発明」とも記す)。
(3)質量%で、炭酸塩含有率の炭素換算含有率をA(%)、Ca−Si合金含有率をM(%)とするとき、AおよびMが下記の(1)式により表される関係を満足することを特徴とする前記(1)または(2)に記載の鋼の連続鋳造用モールドパウダー(以下、「第3発明」とも記す)。
0.2×M<A<1.2×M ・・・・(1)
(4)前記(1)〜(3)のいずれかに記載の連続鋳造用モールドパウダーを用いて、溶鋼中のフリー酸素含有率が30〜200ppmの高酸素含有鋼を鋳造することを特徴とする鋼の連続鋳造方法(以下、「第4発明」とも記す)。
本発明において、「CaOおよびSiO2を主成分とする」とは、滓化溶融後のCaOおよびSiO2の合計含有率が65質量%以上を占めることを意味する。
また、「全Ca濃度をCaO含有率として換算する」とは、Caを含む全ての原料(CaO、CaF2、CaCO3、Ca−Si合金など)中のCa濃度をCaO含有率に換算することを意味し、同様に、「全Si濃度をSiO2含有率換算する」とは、Siを含む全ての原料(SiO2、Ca−Si合金など)中のSi濃度をSiO2含有率に換算すること意味する。
「炭酸塩」とは、炭酸ナトリウム(ソーダ灰)、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウムおよび炭酸マグネシウムのうちから選ばれた1種以上を意味する。
さらに、「溶鋼中のフリー酸素含有率」とは、後述するとおり、鋼中の全酸素含有率から酸化物に起因する酸素含有率を差し引いた溶存酸素含有率を意味する。
なお、以下の説明において、含有率における「%」の表記は「質量%」を意味し、「ppm」の表記は質量基準のppm(分率)を意味する。
本発明の連続鋳造方法に用いられる連続鋳造用モールドパウダーは、CaO/SiO2の値、Al23含有率、Na2O、Li2OおよびFの合計含有率、炭酸塩中の換算炭素含有率、ならびに凝固温度および粘度が適正範囲に調整され、発熱剤であるCa-Si合金量に対して、助燃剤である硝酸ソーダ、酸化鉄または酸化マンガンの含有率が抑制されているので、パウダー中の低級酸化物による溶鋼の汚染を防止するとともに、発熱金属の燃焼による溶鋼の優れた保温効果を有する。さらに、上記のモールドパウダーは、鋳型内の湯面近傍の溶鋼を脱酸し、溶鋼の表面張力を上昇させるので、高酸素含有鋼の鋳造においてピンホール欠陥発生の原因となる気泡の除去効果も発揮する。また、本発明の連続鋳造方法によれば、上記のモールドパウダーを用いて高酸素含有鋼を連続鋳造することにより、鋳片表層部におけるピンホール欠陥を低減した良好な表面品質の鋳片を製造することができる。
モールドパウダーは、一般に、3CaO・SiO2や2CaO・SiO2など、CaOとSiO2を主な成分とする主原料に、塩基度調整のための主としてSiO2からなるシリカ源、FやNaなどのアルカリ金属を多く含有するフラックス成分、炭酸塩、滓化調整用カーボンを加えて構成されている。また、発熱金属としてCa−Si合金などを、助燃剤であるFe23やミルスケールなどの酸化鉄、酸化マンガン、硝酸ソーダなどとともに加える場合もある。以下に、本発明の詳細について説明する。
(1)第1発明および第2発明
前記のとおり、第1発明および第2発明は、CaOおよびSiO2を主成分とし、CaO/SiO2の値が0.9〜1.5であり、Al23含有率が0.5〜15%、MgO含有率が0.1〜13%、Na2O、Li2OおよびFの合計含有率が5〜25%、炭酸塩含有率が炭素換算含有率で0.3〜3.5%、Ca-Si合金含有率が2〜7%、酸化鉄含有率がFe23換算含有率で4%未満および酸化マンガン含有率がMnO換算含有率で2%未満であり、硝酸ソーダを含有しないか、または1%未満の範囲で含有し、さらに凝固温度が1000〜1230℃であり、そして1300℃における粘度が0.05〜1.0Pa・sである鋼の連続鋳造用モールドパウダーである。
第1発明の範囲を上記のとおり規定した理由、および好ましい範囲について下記に説明する。
モールドパウダーは、その凝固温度、粘度、凝固時の結晶化挙動などの物性調整の容易さから、CaOおよびSiO2を主成分として製造され、CaOおよびSiO2の合計含有率は65〜85%程度である。本発明においても、「CaOおよびSiO2を主成分とする」とは、前記のとおり、滓化溶融後のCaOおよびSiO2の合計含有率が65質量%以上を占めることを意味する。また、CaOおよびSiO2の合計含有率の好ましい範囲は、85%以下である。
CaO/SiO2の値の範囲を0.9〜1.5としたのは、CaO/SiO2の値が0.9未満では、SiO2の活量が高く、溶鋼がSiO2により多量の酸素を供給されやすく、汚染されやすいからであり、一方、CaO/SiO2の値が1.5を超えて高くなると、モールドパウダーの凝固温度が高くなりすぎたり、凝固時の結晶化が過多となって、物性の調整が難しくなるからである。なお、CaO/SiO2の値の好ましい範囲は、1.0〜1.4である。
Al23は、パウダーの粘度および凝固時の結晶化特性などの物性を調整するために含有させる。その含有率の適正範囲は0.5〜18%とした。原料配合上、不純物として混入するAl23を排除してその含有率を0.5%未満とすることは困難なため、現実的でなく、一方、Al23含有率が15%を超えて高くなると、溶融パウダーの粘度が上昇しすぎたり、また、凝固時の結晶化が不安定になるなど、物性の調整が難しくなるからである。
MgOは、パウダーの凝固温度および凝固時の結晶化特性などの物性を調整するために含有させる。その含有率の適正範囲は0.1〜13%とした。原料配合上、不純物として混入するMgOを排除してその含有率を0.1%未満とすることは難しく、現実的でないからであり、一方、MgO含有率が13%を超えて高くなると、溶融パウダーの凝固温度が上昇しすぎたり、また、凝固時の結晶化が不安定になるなど、物性の調整が難しくなるからである。
Na2O、Li2OおよびFは、パウダーの凝固温度および粘度を調整するために含有させる。Na2O、Li2OおよびFの合計含有率の適正範囲は5〜25%とした。これらの成分の合計含有率が5%未満では、パウダーの凝固温度や粘度が高くなりすぎて物性の調整が難しくなるからである。また、一方、これらの成分の合計含有率が25%を超えて高くなると、パウダーの凝固温度や粘度が低下しすぎて物性の調整が難しくなるからである。これらの成分中で、Na2O含有率は15%未満とすることが好ましく、また、10%未満に抑制することがさらに好ましい。その理由は、Na2O含有率が高すぎると、これが、Ca−Si合金によって還元される酸素源となったり、溶鋼を汚染する酸素供給源となることがあるからである。
炭酸塩の濃度の適正範囲は、炭素換算含有率で0.3〜3.5%とした。炭酸塩の濃度が0.3%未満では、モールドパウダーが分解して発生するCOまたはCO2ガスによる溶鋼の攪拌作用が不足して、Ca−Si合金の燃焼不良を招くからである。また、炭酸塩の濃度が3.5%を超えて高くなると、モールドパウダーから発生するCOまたはCO2ガスによる攪拌作用が過多となり、粉塵量が増大したり、Ca−Si合金による溶鋼表面での脱酸作用を低減させることになるからである。ここで、炭酸塩としては、炭酸ナトリウム(ソーダ灰)、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウムおよび炭酸マグネシウムから選ばれた1種以上が用いられる。なお、炭酸塩の好ましい濃度範囲は、炭素換算含有率で0.8〜3.0%である。
Ca−Si合金含有率の適正範囲は2〜7%とした。Ca−Si合金含有率が2%未満では、合金を添加したことによる発熱および保温効果に乏しく、一方、合金含有率が7%を超えて高くなると、合金を完全に燃焼させることが難しくなるからである。なお、Ca−Si合金含有率の好ましい範囲は、3〜5%である。
硝酸ソーダは、含有させれば、Ca−Si合金を燃焼させる際の助燃剤としての作用を有する。含有させてもさせなくてもよいが、含有させないことが好ましい。ただし、含有させる場合は、その含有率を1%未満とするのが好ましい。含有率が1%以上に高くなると、パウダー内における酸素供給が過剰となり、鋳型内溶鋼表面におけるCa−Si合金による脱酸作用が低減するからである。
酸化鉄含有率は、Fe23換算含有率で4%未満とし、また、酸化マンガン含有率は、MnO換算含有率で2%未満とした。これら助燃剤としての低級酸化物の濃度が上記の含有率を超えて高くなると、パウダー内における酸素供給が過剰となり、鋳型内溶鋼表面におけるCa−Si合金の脱酸作用が低減するからである。酸化鉄含有率は、Fe23換算含有率で2%未満であることが好ましく、また、酸化マンガン含有率は、MnO換算含有率で、1%未満であることが好ましい。さらに、硝酸ソーダ、酸化鉄および酸化マンガンといった助燃剤の含有率の総和を2%未満とすることがさらに好ましい。
モールドパウダーには、さらに、滓化速度の調整用として、カーボンブラックあるいはコークス粉などのカーボンが0.3〜5%添加されるのが好ましい。
モールドパウダーの凝固温度の適正範囲は1000〜1230℃とした。凝固温度が1000℃未満では、凝固シェルと鋳型との間隙へのパウダーの流入量が過多となり、鋳造コストの上昇および鋳片表面の縦割れなどの品質悪化を招くからである。また、凝固温度が1230℃を超えて高くなると、パウダーの流入量が過少となり、鋳型内の摩擦抵抗が増大して潤滑性の悪化を招く。
モールドパウダーの1300℃における粘度の適正範囲は、0.05〜1.0Pa・sである。1300℃における粘度が0.05Pa・s未満では、凝固温度が低い場合と同様に、パウダーの流入量が過多となったり、また、溶鋼内への溶融パウダーの巻き込みが起こりやすくなるからである。一方、上記粘度が1.0Pa・sを超えて高くなると、凝固温度が高い場合と同様に、凝固シェルと鋳型との間隙へのパウダーの流入量が少なすぎて、鋳型内の摩擦抵抗が増大し、潤滑性の悪化を招くからである。
(2)第3発明
第3発明は、第1発明または第2発明において、炭酸塩含有率の炭素換算含有率をA(%)、Ca−Si合金含有率をM(%)とするとき、AおよびMが前記の(1)式により表される関係を満足する鋼の連続鋳造用モールドパウダーである。
前記(1)式により表される関係を満足すると好ましい理由は、下記のとおりである。炭酸塩の炭素換算含有率(A)が、前記(1)式により規定されるAの好適範囲の下限値である0.2M以下であると、炭酸塩の分解により発生するガスによる攪拌作用が低減して、Ca−Si合金の燃焼が不良となりやすく、好ましくないからである。また、炭酸塩の炭素換算含有率(A)が、前記(1)式により規定されるAの好適範囲の上限値である1.2M以上では、炭酸塩の分解により発生するガスによる攪拌作用が過剰となり、鋳型内溶鋼表面におけるCa−Si合金の脱酸作用が低減するので好ましくないからである。なお、Ca−Si合金含有率(M)に対する炭酸塩含有率のより好ましい範囲は、下記の(2)式により表される範囲である。
0.3×M<A<1.0×M ・・・・(2)
本発明においては、モールドパウダーの粒子形状は、顆粒状よりも粉末状であることが好ましい。これは、Ca−Si合金を含有したパウダーを顆粒状に成形するよりも、粉末状に調整する方が容易であるとともに、前述した炭酸塩の分解によるガス攪拌作用は、パウダーの粒子形状が顆粒状の場合よりも、粉末状の場合の方が円滑に発揮されるからである。
(3)第4発明
第4発明は、第1発明〜第3発明のいずれかの連続鋳造用モールドパウダーを用いて、溶鋼中のフリー酸素含有率が30〜200ppmの高酸素含有鋼を鋳造する鋼の連続鋳造方法である。
本発明のモールドパウダーを、溶鋼中のフリー酸素含有率が30〜200ppmの高酸素含有鋼の連続鋳造に用いると好ましい理由は、下記のとおりである。すなわち、溶鋼中のフリー酸素含有率が30ppm未満では、本発明のモールドパウダーを用いた場合に、Ca−Si合金の燃焼が不良となりやすく、本発明の連続鋳造方法を適用する必要性が低減するからである。また、溶鋼中のフリー酸素濃度が200ppmを超えて高い溶鋼の連続鋳造に適用する場合には、本発明の鋳造方法を以ってしても、鋳型内の溶鋼湯面に気泡が留まりやすいという問題を解消することが容易ではないからである。
ここで、溶鋼中のフリー酸素含有率とは、前記したとおり、鋼中の全酸素濃度から酸化物に起因する酸素濃度を差し引いた溶存酸素濃度を意味し、その値は、タンディッシュ内あるいは鋳型内において、例えば、ジルコニア系酸素センサーを用いることにより容易に測定することができる。なお、第4発明の対象とする高酸素含有鋼のさらに好適な溶鋼中のフリー酸素含有率の範囲は、50〜150ppmである。
本発明の連続鋳造用モールドパウダーおよびそれを用いた連続鋳造方法の効果を確認するため、下記に示すモールドパウダーを作製し、さらにそれを用いた連続鋳造試験を行って、その結果を評価した。
(試験方法)
本発明例および比較例についての試験条件および試験結果を表1および表2に示した。
Figure 0004687489
Figure 0004687489
同表に示すとおり、試験番号1〜試験番号10にて試験する10種類のモールドパウダーを作製し、凝固温度、1300℃における粘度などの物性を測定するとともに、試験番号1、4、6および9のモールドパウダーを用いて、Pb快削鋼についての連続鋳造試験を行った。鋳造試験に用いたPb快削鋼の成分組成は、C:0.07〜0.09%、Mn:0.9〜1.3%、S:0.20〜0.40%、Pb:0.2〜0.3%であり、溶鋼中のフリー酸素含有率は、タンディッシュ中におけるZrO2酸素センサーによる測定値で65〜95ppmであった。容量15〜35トン(t)のタンディッシュを備え、鋳型サイズが320mm×420mmのブルーム連鋳機を用いて、上記のPb快削鋼を、鋳造速度0.5〜0.7m/minにて鋳造し、得られた鋳片の表層部におけるピンホール個数を測定し評価した。
試験番号1、4、6および9の鋳造試験結果により得られたピンホール発生防止効果の評価は、比較例である試験番号9におけるピンホール個数を100(基準)として、各試験におけるピンホール個数をピンホール指数として指数化することにより行った。ここで、ピンホール個数は、鋳片の単位長さ(1m)当たりの表層部における直径500μm以上のピンホールの個数を採用した。ピンホール指数は、その数値が小さいほどピンホール発生防止効果が良好なことを意味する。
(試験結果)
前記の表1および表2において、試験番号1〜5は、本発明の範囲を満足する本発明例についての試験であり、試験番号6〜10は、本発明で規定する条件の少なくとも1つを満たさない比較例についての試験である。
本発明例のうち、試験番号1および2で用いたモールドパウダーは、第1発明および第3発明で規定する全ての条件を満足する本発明例のモールドパウダーである。これらのモールドパウダーは、第1発明および第3発明で規定する全条件を満たしているので、添加したCa−Si合金が円滑に燃焼し、良好な保温性を発揮する。また、鋳型内溶鋼表面が脱酸され、溶鋼の表面張力が上昇する結果、高酸素含有鋼におけるピンホール発生の低減効果にも優れている。
試験番号3で用いたモールドパウダーは、第2発明で規定する条件を満足する本発明例のモールドパウダーである。このモールドパウダーは、硝酸ソーダを含有するが、Ca−Si合金の含有率に対して、炭酸塩の含有率が前記(1)式により規定される好適範囲の下限値を下回っている。その結果、Ca−Si合金の円滑な燃焼という面ではやや劣るものの、溶鋼の良好な保温性および鋳型内溶鋼表面における脱酸作用を有し、高酸素含有鋼におけるピンホール発生の低減に効果を発揮する。
試験番号4および5で用いたモールドパウダーは、第1発明で規定する条件を満たす本発明例のモールドパウダーである。Ca−Si合金の含有率に対して、炭酸塩の含有率が前記(1)式により規定される好適範囲の上限値を超えて高いので、粉塵の発生量が多く、また、Ca−Si合金の燃焼がやや促進されすぎて、鋳型内溶鋼表面における脱酸作用が若干低減するものの、良好な保温性および鋳型内溶鋼表面における脱酸作用を有し、高酸素含有鋼におけるピンホール発生の低減に効果を発揮する。
試験番号6〜8で用いたモールドパウダーは、硝酸ソーダを1%以上含有することにおいて、第1発明で規定する条件を満たさない比較例のモールドパウダーである。加えて、試験番号7は、酸化マンガンをMnO換算含有率で2.5%含有することにおいて、また、試験番号8は、酸化鉄をFe23換算含有率で8.0%含有することにおいて、第1発明で規定する条件を満たさない比較例のモールドパウダーである。
試験番号6〜8で用いたモールドパウダーにおいては、硝酸ソーダ、酸化鉄マンガンまたは酸化マンガンが酸素源(助燃剤)となりCa−Si合金の燃焼を促進するので、良好な保温性が得られるものの、Ca−Si合金の燃焼が促進されすぎて、鋳型内の溶鋼表面における脱酸作用が失われ、ピンホール発生の低減効果が低下する。
試験番号9および10で用いたモールドパウダーは、Ca−Si合金を含有しないことにおいて、第1発明で規定する条件を満足しない比較例のモールドパウダーである。加えて、試験番号10は、CaO/SiO2の値が0.82と低いことにおいて、第1発明で規定する条件を満たさない比較例のモールドパウダーである。
試験番号9および10のモールドパウダーは、Ca−Si合金を含有しないので、溶鋼の保温性および鋳型内における溶鋼表面の脱酸作用が本発明例のモールドパウダーに比して劣り、高酸素含有鋼におけるピンホール発生の低減効果が得られない。加えて、試験番号10では、CaO/SiO2の値が低いので、SiO2成分による溶鋼の汚染が発生し、高酸素含有鋼鋳造においてピンホールが発生しやすい。
さらに、本発明例のうちの試験番号1および4、ならびに比較例のうちの試験番号6および9のモールドパウダー用いて、Pb快削鋼の鋳造試験を行った結果について説明する。
図1は、連続鋳造試験によるピンホール発生防止効果の比較を示す図である。
前記表1および表2ならびに図1の結果から下記の事項が確認された。比較例である試験番号6では、比較例の試験番号9を基準としたピンホール指数は65であり、ピンホールの発生が若干は抑制されたものの、ピンホール発生防止効果は不十分であった。これに対して、本発明例である試験番号4および1では、ピンホール指数はそれぞれ15および8となり、ピンホール発生防止について顕著な改善効果が見られ、使用したモールドパウダーの著しい性能改善が認められた。
上記の結果が得られた理由は、下記のとおりである。すなわち、比較例の試験である試験番号6で用いたモールドパウダーは、Ca−Si合金に加えて硝酸ソーダを多量に含有させたので、保温性は向上したものの、鋳型内溶鋼表面における脱酸作用が小さく、それ故、ピンホール発生防止効果が不十分であったと考えられる。それに対して、本発明例の試験である試験番号4および1で使用したモールドパウダーは、硝酸ソーダを含有させなかったので、保温性の向上に加えて、鋳型内溶鋼表面における脱酸が効果的に進行した結果、鋳型内溶鋼表面からの気泡の浮上離脱が促進された。特に、本発明例である試験番号1では、助燃剤である炭酸塩含有率がCa−Si合金含有率に対して好ましい範囲内に調整されたモールドパウダーを用いたため、溶鋼の保温性およびピンホール発生防止効果ともに極めて良好な結果が得られた。
本発明の連続鋳造方法に用いられる連続鋳造用モールドパウダーは、CaO/SiO2の値、Al23含有率、Na2O、Li2OおよびFの合計含有率、炭酸塩中の換算炭素含有率、ならびに凝固温度および粘度が適正範囲に調整され、発熱剤であるCa-Si合金量に対して、助燃剤である硝酸ソーダ、酸化鉄または酸化マンガンの含有率が抑制されているので、パウダー中の低級酸化物による溶鋼の汚染を防止するとともに、発熱金属の燃焼による溶鋼の優れた保温効果を有する。さらに、上記のモールドパウダーは、鋳型内の湯面近傍の溶鋼を脱酸し、溶鋼の表面張力を上昇させるので、高酸素含有鋼の鋳造においてピンホール欠陥発生の原因となる気泡の除去効果をも発揮する。また、本発明の連続鋳造方法によれば、上記のモールドパウダーを用いて高酸素含有鋼を連続鋳造することにより、鋳片表層部におけるピンホール欠陥を低減した良好な表面品質の鋳片を製造することができる。
したがって、本発明の連続鋳造方法は、高い清浄度および良好な表面性状を有する清浄鋼鋳片の連続鋳造工程において広範に適用でき、とりわけ高酸素含有鋼の鋳造工程において、極めて有用な技術である。
連続鋳造試験によるピンホール発生防止効果の比較を示す図である。

Claims (3)

  1. CaOおよびSiO2を主成分とし、全Ca濃度をCaO含有率として、また全Si濃度をSiO2含有率として各質量%で換算するとき、該CaO含有率を該SiO2含有率で除した比であるCaO/SiO2の値が0.9〜1.5であり、質量%で、Al23含有率が0.5〜15%、MgO含有率が0.1〜13%、Na2O、Li2OおよびFの合計含有率が5〜25%、炭酸塩含有率が炭素換算含有率で0.3〜3.5%、Ca-Si合金含有率が2〜7%、酸化鉄含有率がFe23換算含有率で4%未満および酸化マンガン含有率がMnO換算含有率で2%未満であり、さらに凝固温度が1000〜1230℃であり、そして1300℃における粘度が0.05〜1.0Pa・sであることを特徴とする鋼の連続鋳造用モールドパウダーを用いて、溶鋼中のフリー酸素含有率が30〜200ppmの高酸素含有鋼を鋳造する鋼の連続鋳造方法
  2. 前記連続鋳造用モールドパウダーが、さらに、質量%で、硝酸ソーダを1%未満含有することを特徴とする請求項1に記載の鋼の連続鋳造方法
  3. 前記連続鋳造用モールドパウダーが、質量%で、炭酸塩含有率の炭素換算含有率をA(%)、Ca−Si合金含有率をM(%)とするとき、AおよびMが下記の(1)式により表される関係を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の鋼の連続鋳造方法
    0.2×M<A<1.2×M ・・・・(1)
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