JP4686920B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に同一基板上に異なるしきい値を有する複数種類の電界効果トランジスタ(FET)を搭載する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電界効果トランジスタを搭載した集積回路の設計においては、回路性能の向上を図るために、しきい値が異なる複数種類のトランジスタを同一基板上(同一チップ上)で使い分けたいという要求がある。たとえば、しきい値が高いトランジスタを待機時のリークが小さいことの重要な回路に用い、しきい値が低いトランジスタを高速性が重要な回路に用いると、集積回路全体の性能を向上させることが可能な場合がある。
【0003】
このような要求を満足する構成として、たとえばn型トランジスタとp型トランジスタとを共に搭載するCMOS回路において、n型トランジスタとp型トランジスタそれぞれ一種のみを用いるのではなく、しきい値が異なる2種類のn型FETとしきい値が異なる2種類のp型FETとの合計4種類のトランジスタを用いる場合が考えられる。
【0004】
このように、複数種類のしきい値を同一基板上に実現するには、しきい値を調整するための半導体基板への不純物導入を、次のような手順で行えばよい。図5を参照して説明する。一例としてCMOS集積回路において2種類のn型トランジスタと1種類のp型トランジスタとを作成するものとする。また、図5において、領域Aには高しきい値のn型FET、領域Bには低しきい値のn型FET、領域Cにはp型FETを作成するものとする。
【0005】
実線31A〜31Cは素子領域、破線32A〜32Cは後にゲートが形成される領域、太線33はレジストに覆われる領域を表示している。まず、図5(a)に示すように、レジストを半導体基板に塗布し、露光装置により領域Aのみレジストにて開口し、p型不純物のイオン注入によって開口部にある高しきい値n型FETについてp型ウェルの形成及びしきい値の調整を行い、レジストを剥離する。
【0006】
次に、図5(b)に示すように、レジストを半導体基板に塗布し、露光装置により領域Bのみレジストにて開口し、p型不純物のイオン注入によって開口部にある低しきい値n型FETについてp型ウェルの形成及びしきい値の調整を行い、レジストを剥離する。
【0007】
ここで、1回目のイオン注入量を、2回目より多くすることで領域Aでのしきい値が領域Bよりも高くされる。なお、領域Cは両方のイオン注入においてレジストで覆い、n型FETに対するイオン注入がp型FETに影響しないように考慮されている。このような手順を必要に応じて繰り返すことにより、任意数のしきい値が実現される。同様の手順は、p型FETにも適用できる。なお、ウェル形成としきい値調整のために、トランジスタのチャネル部分に不純物をイオン注入することを以後チャネル注入という。
【0008】
このような方法によれば、しきい値の数が増えるほど、レジストの塗布から剥離に至る工程(以後レジスト工程という)が追加されるため、工程数が長くなり、製造コストが増大するという問題がある。これに対処するため、1回のレジスト成形工程によって2種類のしきい値を実現するようにした方法が、特開平6−283675号公報、特開平10−284622号公報、特開平11−111855号公報等に記載されている。
【0009】
図6及び図7は、同様の結果をこれら公報記載の手法により実現する場合を説明するものである。すなわち、n型FETのチャネル注入用のレジスト形成において、高しきい値n型FETを形成する領域Aにおいてはレジストを完全に開口し、低しきい値n型FETを形成する領域Bにおいてはレジストがトランジスタの特にチャネル領域を部分的に覆うようにし、p型FETを形成する領域Cにおいてはレジストを開口しないようにしている。
【0010】
ただし、チャネル領域とはゲートに印加した電圧により導電率が変調される領域であって、素子領域31A〜31Cとゲート領域32A〜32Cとが重なる領域として規定される。この状態でp型イオンを注入すると、領域Aではイオン注入された不純物が全て半導体基板に導入されるが、領域Bでは不純物の一部のみが半導体基板に導入されるため、領域Bのn型FETのしきい値は領域Aのn型FETのしきい値より低くなる。
【0011】
以上により1回のレジスト形成によってしきい値が異なる2種類のトランジスタを形成することができ、工程数が削減される。この場合、トランジスタを部分的に覆うレジストは格子状に成形し、不純物濃度がチャネル面内で平均としては一定になるようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、製造しようとするトランジスタの種類が増すと、トランジスタの種類毎にチャネル注入用のレジストを開口又は非開口とする単純な方法が用いられることになるが、レジストの塗布から剥離に至る工程数が増してしまう。このため、用いるしきい値の数を追加すると製造コストが増加するという課題がある。
【0013】
このような課題を解決すべく提案された、上記の先行技術におけるトランジスタ領域を部分的に覆うレジストを利用してしきい値を調整する方法では、低しきい値トランジスタのチャネル部分に導入される不純物濃度がチャネル面内で不均一になり、これがトランジスタ特性の劣化を引き起こすという課題がある。
【0014】
ここで、トランジスタのゲート長(図7におけるゲート電極5、あるいは図5のゲート領域32A〜32C等において紙面左右方向の幅)は、最大の性能を得るために、用いる加工技術において実現可能な最小の寸法に設定されることが通常である。
【0015】
従って、トランジスタ領域を部分的に覆うべく格子状に形成するレジストの格子幅はゲート長と同等かそれより大きくならざるを得ないから、ゲート長方向に周期的に格子状レジストを配置することはできず、チャネル注入用レジストは図6(a)あるいは図6(b)のように、低しきい値トランジスタのチャネル幅方向(紙面上下方向)に周期的な格子状パターンとして形成されることになる。
【0016】
このように、トランジスタ領域を部分的に覆うレジストを利用してしきい値を調整する方法においては、トランジスタ特性劣化の著しい場合として短絡がある。たとえば、低しきい値となるn型FETのチャネルのうち格子状レジスト(図6の例においては領域B内の格子状レジスト)で覆われた部分にp型不純物が導入されず、かつその後の熱処理による拡散が小さいと、格子状レジスト下のチャネル領域にソースとドレインを結ぶn型領域が形成される。このとき、共にn型であるn型FETのソースとドレインがn型のチャネル領域を介して短絡し、FETは正常に動作しないことになる。
【0017】
また、トランジスタ領域を部分的に覆うレジストを利用してしきい値を調整する方法においては、トランジスタ特性劣化の他に、オン・オフ比の劣化がある。すなわち、たとえば、製造工程における熱処理により、格子状レジスト下のチャネル領域にもp型不純物が拡散によって流れ込み、チャネルでのn型領域形成が防止されたとする。この場合においても格子状レジストが覆ったチャネル領域と覆わなかったチャネル領域とでは特性が異なることになる。
【0018】
ここで、格子状レジストを用いて作成した低しきい値トランジスタは、レジストが覆わなかった部分に形成されたトランジスタ(しきい値V)と、レジストが覆った部分に形成されたトランジスタ(しきい値V、V>V)とが複数個並列に接続されたのと等価な状態になる。短チャネルなトランジスタではオン(導通)時の電流はしきい値に対してほぼ線形な関係にあるので、この並列トランジスタのオン電流ION,PARAは、
【0019】
【式1】
Figure 0004686920
となる。一方オフ(遮断)時の電流はしきい値に対して指数関数的関係にあるため、並列トランジスタのオフ電流IOFF,PARAは、
【式2】
Figure 0004686920
という関係が成り立つ。ここでcは定数である。従って、この並列トランジスタを、しきい値を
【式3】
Figure 0004686920
に設定した均一なトランジスタと比較すると、オン時の駆動電流は同じだがオフ時のリーク電流が増すことになる。すなわち、格子状レジストによって形成されるチャネル不純物が不均一なトランジスタの性能は、全体として均一に形成される通常のトランジスタより劣ることになる。
【0020】
また、トランジスタ領域を部分的に覆うレジストを利用してしきい値を調整する方法では、トランジスタ特性劣化の他に、しきい値の製造ばらつき増大がある。つまり、図6(a)、図6(b)の方法において、格子状レジストの寸法が変化すると、レジストに覆われるチャネル面積の比率が変化してしきい値が変化することから、しきい値のばらつきが増大する。
【0021】
さらに、熱処理条件が変動した場合、チャネル幅方向に不均一な不純物分布が拡散の度合いによって変化することから、しきい値のばらつきが増大する。また図6(b)のように市松模様のレジストを用いた場合、レジスト位置が紙面左右方向にずれると、レジストのトランジスタを覆う面積が変化し、しきい値が変動し、これがばらつきを生じさせる。
【0022】
トランジスタ領域を部分的に覆うレジストを利用してしきい値を調整する方法での特性劣化は、不純物濃度がトランジスタ内の平面位置によって不均一であることに起因するものである。この場合、イオン注入後に十分な熱処理を行うと、不純物拡散の結果、このような不均一が平均化され、事実上均一にイオン注入したのと同様に一様な不純物分布が形成できる可能性がある。
【0023】
しかし、実用上、空間的に不均一に導入した不純物を熱処理により完全に均一化することは困難である。イオン注入時のレジストの寸法は、高々製造上加工可能な最小寸法(たとえばKrFエキシマレーザを用いたリソグラフィ技術によれば0.1μm強)までしか小さくできないから、不均一の空間的分布の周期ないし幅は、製造するトランジスタの寸法、特に最小寸法で形成することが多いゲート長と比べて小さくない。
【0024】
このような状況で均一化をするためには、トランジスタ寸法と同等以上の距離だけ拡散を引き起こす必要があるが、ウェル及びチャネルの不純物分布に適切な分布形状を持たせることは不可能である。特に、不純物は水平方向に加えて垂直方向にも拡散するため、基板深部から低濃度化を意図した領域への不純物の流入によりしきい値が上昇するという問題が生じる。
【0025】
また、CMOS回路においてn型とp型のウェル不純物が拡散により互いに混じり合うと、n型FET領域とp型FET領域とを電気的に分離するために要する距離が増大し、実現可能な集積度が低下するという問題を引き起こす。また、熱処理による均一化は上記したレジスト寸法起因のばらつきをも改善しない。
【0026】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、異なるしきい値を有する複数種類のトランジスタからなる集積回路を、トランジスタ特性劣化を生じさせることなく、かつ低コストで製造することができる半導体装置の製造方法を提供することができるようにするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
請求項に記載の半導体装置の製造方法は、第1のトランジスタとなる領域において開口し、かつ第2のトランジスタとなる領域のうち少なくともそのチャネル領域を開口しないパターンを有するレジストを基板上に形成する工程と、前記レジストをマスクとして不純物をイオン注入してウェルを形成する工程とを備え、当該ウェルを形成する工程後における前記レジストのパターンが開口されない領域の下において、深い領域では前記レジストのパターンが開口された領域の下におけるウェルと連続的にウェルが形成され、かつ浅い領域ではウェルにおける不純物濃度が前記レジストのパターンが開口された領域の下におけるウェルよりも低くなるように設定し、前記第1及び第2のトランジスタ領域に互いにしきい値が異なるトランジスタを形成することを特徴とする。
また、前記ウェルを形成する工程におけるイオン注入の後、ゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極をマスクとして前記イオン注入に用いたものと同一導電型の不純物を前記第1及び第2のトランジスタにイオン注入して前記第1及び第2のトランジスタのしきい値を調節する工程とが含まれるようにすることができる。
また、前記レジストを基板上に形成するに際し、しきい値を高くする前記第1のトランジスタにおいては前記レジストを完全に開口する工程と、しきい値を低くする前記第2のトランジスタにおいては前記レジストが前記第2のトランジスタの少なくともチャネルとなる領域全体覆うようにする工程とが含まれるようにすることができる。
また、前記ゲート電極を形成する際、前記第2のトランジスタに対応するものに対しては、レジストを少なくとも前記ゲート電極のゲート長と、想定される位置合わせずれ距離の2倍とを加算した幅以上に形成する工程が含まれるようにすることができる。
また、前記第1及び第2のトランジスタのしきい値を調節する工程におけるイオン注入において、前記ゲート電極下に斜めにイオン注入を行うことができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法においては、チャネル注入用のレジスト形成において、しきい値を高くするトランジスタにおいてはレジストを完全に開口し、しきい値を低くするトランジスタにおいてはレジストがトランジスタの少なくともチャネルとなる領域全体覆うようにするとともに、ゲート電極形成後は、ゲート下に斜めイオン注入(ポケット注入)によって不純物を導入するようにする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図4は、本発明の半導体装置の製造方法の一実施の形態を説明するための図である。
【0029】
まず、図1〜図3は、金属−絶縁体−半導体電界効果トランジスタ(MISFET)が順次形成されていく過程における断面図を示しており、ここで領域Aには高しきい値を有するn型FET、領域Bには低しきい値を有するn型FET、領域Cにはp型FETが形成されるものとする。また、図4は、図1〜図3の対応部分を上面から見た状態を示している。ただし、ここでの導電型や領域分けの特定は、説明の便宜上のものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
【0030】
図1(a)に示すように、半導体基板1上に局所酸化法あるいはトレンチ法等により素子分離絶縁体2を形成する。次に、図1(b)に示すように、レジスト101を形成する。この場合、レジスト101は、領域Aでは開口され、領域BではFETのチャネルとなる部分とその近傍を除いて開口され、領域Cでは開口されないようにする。
【0031】
ここで、パターンの形成には、公知のフォトリソグラフィ法や電子線リソグラフィ法を含む任意の手法を用いることができる。ここで、図1〜図3の対応部分を上面から見た状態を、図4に示す。ただし、図1〜図4は模式図であるから、寸法比や配置が必ずしも一致していない。ここで、図4に示す31A〜31Cは、図1(a)の素子分離絶縁体2で囲まれた素子領域、破線32A〜32Cは後に形成される図2(a)に示すゲート電極5の位置、実線33で囲まれた領域は図1(b)のレジスト101が覆うレジスト領域である。素子領域とゲート領域とが重なる領域は最終的にFETのチャネル領域となる。領域B内のレジスト101は、素子領域31Bとゲート領域32Bとが重なる領域、すなわち領域B内のチャネル領域の全体、及びその近傍のみを覆うようにしている。
【0032】
この状態で、図1(b)に示すように、p型不純物をイオン注入すると、レジスト開口部のみにp型不純物が導入される。次いで、図2(a)に示すように、レジスト101を剥離後、加熱処理を行った時点で導入したp型不純物は電気的に活性となり、pウェル3が形成される。
【0033】
特に、深い位置においてはp型不純物が紙面左右方向に拡散する結果、領域Bにおいてはレジスト101の影となった部分の下にも連続的にpウェル3が形成される。同時に、レジスト101の影となった領域Bの表面付近にp型不純物が到達しない、又は少量しか到達せずp型不純物濃度の低い低不純物濃度領域4が形成される。
【0034】
ここでp型不純物の注入は、十分に深くかつ低抵抗なpウェル3を形成するための深い(高エネルギによる)イオン注入と、しきい値を調節するための浅い(低エネルギによる)イオン注入との少なくとも2回のイオン注入で行うことが望ましい。なお、上述した加熱処理は、イオン注入した不純物を活性化するために必ず必要であり、トランジスタ形成完了までに少なくとも1回は実施されるものである。この熱処理はトランジスタ作成完了までの何れかの時点でなされればよい。
【0035】
上記のイオン注入によって、n型トランジスタのしきい値を調整すると同時にpウェル3が形成される。ウェルとは、n型FETを取り囲むp型の領域、あるいはp型FETを取り囲むn型の領域であって、通常複数の同一導電型FETを包含し、外部端子よりある基準電位が印加されるものである。基準電位が全FETに行き渡るよう、ウェルは十分低抵抗である必要があり、そのために十分深く形成される必要がある。ウェルは少なくとも隣接FET同士でウェルが断絶しないために、素子分離絶縁体2より深い必要があり、通常250nm以上とすることが望ましい。
【0036】
ウェルを形成するために、しきい値調整用のレジスト工程とは別に、p型FETの領域Cのみをレジストで覆って領域Aと領域Bにp型イオンを注入するレジスト工程を追加する方法もある。しかし、このようにウェル形成のみのためにレジスト工程を追加することは、本発明の目的である低コスト化(工程削減)と相反するものである。従って、図1(b)あるいは図4に示すようなレジスト工程によって2種のしきい値を作り分けるとき、同時にウェルも形成することが望ましい。
【0037】
この場合、別途ウェルを形成しないと、低不純物濃度領域4においてはp型不純物が事前に注入されていないことから、低不純物濃度領域4がn型になる(特に半導体基板がn型の場合)、あるいは非常に低濃度のp型となることにより、低しきい値n型FETが短絡不良となるおそれがある。また、低しきい値n型FETのしきい値が低くなりすぎる可能性がある。この問題は、後に述べるポケット注入を行うことで解消される。
【0038】
レジスト101を剥離した後、図2(a)に示すように、n型FETの領域A,Bをレジスト(図示しない)で覆った状態でn型イオンをp型FETの領域Cに注入し、nウェル3’を形成する。さらにゲート電極5を形成する。続いて、p型FETの領域Cを覆うレジスト102を形成する。
【0039】
ここで、p型不純物を半導体基板1に対して斜めに、かつゲート電極5の少なくとも両側面(紙面に向かって左右側)からイオン注入(ポケット注入という)を行い、ポケット不純物領域6にさらにp型不純物を追加導入する。これを市販のイオン注入機で実現するには、注入の方向を半導体基板1に垂直な軸の回りに回転させながらイオン注入を行えばよい。
【0040】
図2(a)においては、ゲート左側から導入したポケット注入不純物の分布がゲート右側から導入したポケット不純物分布と重なり合って連続的な領域を形成しているが、左右のポケット不純物分布の間に隙間があってもよい。以上により領域Aと領域Bとにおけるn型FETのゲート電極5の下、チャネル内に同一量のp型不純物を導入することで、両トランジスタのしきい値が調節される。
【0041】
このポケット注入工程により、低しきい値トランジスタのチャネル領域にチャネル幅方向に均一に不純物が導入される。このため、低しきい値トランジスタのしきい値を格子状レジストを用いた従来法と比べて精度よく設定することが可能となる。さらに、本工程を行わないと、p型不純物が注入されていない低不純物濃度領域4がn型となる、あるいは非常に低濃度のp型となることにより、低しきい値n型FETが短絡不良となったり、しきい値が低くなりすぎたりする可能性がある。
【0042】
ポケット注入には低不純物濃度領域4に所望量のp型不純物を導入することで、このような短絡が防止され、適度にしきい値が高められる。さらに、ポケット注入には短チャネル効果を抑制するという効果もある。なお、ポケット注入による不純物は領域Aにも同様に導入されるが、低不純物濃度領域4でp型不純物濃度が相対的に低いことから、領域Bでのしきい値は領域Aに比べて低くなる。
【0043】
さらに、図2(b)に示すように、レジスト102をそのまま利用してn型不純物をイオン注入することで、n型の浅いソース・ドレイン領域7が形成される。なお、ソース・ドレインのイオン注入とポケット注入とは順番を入れ替えてもよい。
【0044】
同様に、図3(a)に示すように、n型FETの領域A,Bをレジスト(図示しない)で覆うことにより、p型FETのポケット不純物領域6’と浅いソース・ドレイン領域7’とを形成する。
【0045】
以後は、通常のトランジスタ形成工程を用いて集積回路が完成となる。図3(b)は、配線形成前の段階まで完成した状態の典型的な一例である。浅いソース・ドレイン領域7、7’の外側に深いソース・ドレイン領域9、9’を形成している。深いソース・ドレイン領域9、9’をゲート電極5,5’に対して自己整合的に形成するためのイオン注入用マスクとしてゲート側壁8を設けている。
【0046】
ゲート電極5,5’及び深いソース・ドレイン領域9、9’の上には低抵抗化のために金属シリサイド10、10’を設けている。この後、層間絶縁膜及び金属配線の形成により集積回路が完成する。本発明を適用した結果として、低不純物濃度領域4においてはp型不純物濃度が低くなっている。このため、領域Bのn型FETのしきい値は領域Aのn型FETのしきい値よりも低い。
【0047】
通常、CMOSを作成するには、最低でもn型FETとp型FETとを作り分けるために、ゲート電極形成前のn型FETチャネル注入用、ゲート電極形成前のp型FETチャネル注入用、ゲート電極形成後のn型FETソース・ドレイン注入用、ゲート電極形成後のp型FETソース・ドレイン注入用の合計4回(n型FET形成に対して2回、p型FET形成に対して2回)のイオン注入用レジスト工程が必要である。
【0048】
ゲート電極形成前のチャネル注入用レジスト101と、ゲート電極形成後のソース・ドレイン注入用レジスト102は、通常のCMOS工程において、元々1種類のn型FETの作成に必要とされる2回のレジスト工程に相当している。従って、上記で説明した製造方法においては、レジスト工程を全く追加することなくn型FETのしきい値の種類を1個追加できたことになる。これは図1(b)あるいは図4のように、レジスト101のパターンの違いにより異なるしきい値を作り分けることで実現されている。
【0049】
また、半導体基板1がp型であるか、あるいはp型不純物の拡散によって低不純物濃度領域4に十分p型不純物が到達するよう配慮した場合においては、ポケット注入を省略することが可能である。しかし、一般的にはポケット注入を省略するとしきい値が低くなりすぎる。また、ポケット注入を省略すると、低しきい値トランジスタのしきい値が、レジストの位置ずれや加熱条件の変動等によってばらつきやすくなる可能性がある。以上の理由から、本発明におけるポケット注入は、特に低しきい値トランジスタのしきい値を適切かつ正確に設定し、かつ低不純物濃度領域4に起因する短絡を防止するために実施することが望ましい。
【0050】
ここで、従来の図7のように、pウェル3がトランジスタ下で分断されると、pウェル3によるソースとドレインとの間を電気的に絶縁する能力が低下し、トランジスタの電流遮断能力が劣化するおそれがある。よってpウェル3は、低抵抗トランジスタの下において連続的に形成することが通常望ましい。そのためには、低しきい値n型FETを覆うレジスト101の幅(図1(b)におけるd)を、pウェル3が最終的に分断されないよう十分に狭くすることが望ましい。しかしあまり狭くすると位置合わせずれによってトランジスタ特性が変動するおそれが生じる。よってdとしては、少なくともゲート長と、想定される位置合わせずれ距離の2倍とを加算した幅以上とするのが望ましく、概ねゲート長の1.5〜4倍とするのが妥当である。ただし、dを大きくする等して、図7のようにpウェル3が分断される設計をすることも可能である。この場合は、深いソース・ドレイン領域9を浅めに形成する、あるいはポケット不純物領域6を深めに形成するといった、トランジスタの遮断能力を高める配慮が必要である。
【0051】
なお、以上の説明での半導体基板1としては、バルク基板を用いることができるが、半導体基板1が基板内部に絶縁体を埋め込んだSOI基板であっても本発明を適用できることは明らかである。
【0052】
以上では、n型FETを2種類、p型FETを1種類作成する例を元に説明したが、本発明の適用範囲はこの場合に限定されないことは明らかである。上記説明においてn型とp型とを入れ替えても、説明は全く同様に成立する。また、n型FETと同様の方法をp型FETにも適用することで、2種類のn型FETに加えて2種類のp型FETを、レジスト工程を追加することなく作成することができる。このときはn型FETに対して1回、p型FETに対して1回の合計2回レジスト工程が削減できる。また3種類以上のしきい値を有するトランジスタを作成する場合でも、そのうち2種類のしきい値に対して本発明を適用すれば、少なくとも1回のレジスト工程を削減できる。
【0053】
(実施例)
トランジスタのゲート長を0.15μmとしたときの具体的な数値例を示す。レジスト101の厚さは1.5μm、低しきい値トランジスタを覆うレジスト101の幅dは0.5μmとする。n型FETのチャネル注入にはボロンを30keVで5E12cm−2、及びボロンを300keVで1E13cm−2垂直注入する。p型FETのチャネル注入にはヒ素を100keVで5E12cm−2、及びリンを600keVで1E13cm−2垂直注入する。
【0054】
n型FETのポケット注入にはボロンを垂直から30度傾けて30keVで1E13cm−2回転注入する。p型FETのポケット注入にはヒ素を垂直から30度傾けて100keVで1E13cm−2回転注入する。加熱処理は最終的に1000℃で10秒行う。
【0055】
このように、本実施の形態では、チャネル注入用のレジスト形成において、しきい値を高くするトランジスタにおいてはレジストを完全に開口し、しきい値を低くするトランジスタにおいてはレジストがトランジスタの少なくともチャネルとなる領域全体覆うようにしている。すなわち、高しきい値のトランジスタ領域Aについては完全にレジスト101を開口し、低しきい値のトランジスタ領域Bについては、後にゲート電極5が形成される領域の近傍を除いてレジスト101を開口するとともに、他の導電型トランジスタ領域Cについては開口しないようにしている。
【0056】
これにより、一回のレジスト工程によってしきい値が異なる2種類のトランジスタを作ることができ、工程短縮の効果が得られる。また、チャネル注入において低しきい値トランジスタに導入される不純物の濃度がチャネル面内で不均一となることがないため、格子状レジストを用いる従来法において生じる低しきい値トランジスタの性能劣化あるいは特性ばらつき増大を抑制することもできる。
【0057】
また、本実施の形態では、ゲート電極5の形成の後、ゲート下に斜めイオン注入(ポケット注入)によって不純物を導入するようにしている。これにより低しきい値トランジスタのしきい値を精度よい適切な値に設定することが可能となり、かつ低しきい値トランジスタが短絡状態になることが確実に防止される。また、このとき導入される不純物はチャネル幅方向に均一に導入され、かつチャネル長方向にはゲート電極5と自己整合的に導入されるため、特性ばらつきを生じることもない。
【0058】
また、本実施の形態では、低しきい値トランジスタにおけるチャネル不純物導入が均一になされるようにしているので、低コストでの製造を、短絡、オン・オフ比の劣化、ばらつきの増大等のトランジスタ特性劣化を引き起こすことなく実現することができる。
【0059】
なお、本発明は上記例に限定されず、具体的な実施条件は本発明の技術思想の範囲内において適宜変更され得ることは明らかである。
【0060】
【発明の効果】
以上の如く本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、チャネル注入用のレジスト形成において、しきい値を高くするトランジスタにおいてはレジストを完全に開口し、しきい値を低くするトランジスタにおいてはレジストがトランジスタの少なくともチャネルとなる領域全体覆うようにするとともに、ゲート電極形成後は、ゲート下に斜めイオン注入(ポケット注入)によって不純物を導入するようにしたので、異なるしきい値を有する複数種類のトランジスタからなる集積回路を、トランジスタ特性劣化を生じさせることなく、かつ低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の一実施の形態を説明するための図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法の一実施の形態を説明するための図である。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法の一実施の形態を説明するための図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法の一実施の形態を説明するための図である。
【図5】従来の半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【図6】従来の半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【図7】従来の半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
2 素子分離絶縁体
3 pウェル
3’nウェル
4 低不純物濃度領域
5,5’ ゲート電極
6,6’ ポケット不純物領域
7,7’ 浅いソース・ドレイン領域
8 ゲート側壁
9,9’ 深いソース・ドレイン領域
10,10’ 金属シリサイド
31A〜31C 素子領域
32A〜32C ゲート領域
33 レジスト領域
101,102 レジスト

Claims (5)

  1. 第1のトランジスタとなる領域において開口し、かつ第2のトランジスタとなる領域のうち少なくともそのチャネル領域を開口しないパターンを有するレジストを基板上に形成する工程と、
    前記レジストをマスクとして不純物をイオン注入してウェルを形成する工程とを備え、
    当該ウェルを形成する工程後における前記レジストのパターンが開口されない領域の下において、深い領域では前記レジストのパターンが開口された領域の下におけるウェルと連続的にウェルが形成され、かつ浅い領域ではウェルにおける不純物濃度が前記レジストのパターンが開口された領域の下におけるウェルよりも低くなるように設定し、
    前記第1及び第2のトランジスタ領域に互いにしきい値が異なるトランジスタを形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記ウェルを形成する工程におけるイオン注入の後、ゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極をマスクとして前記イオン注入に用いたものと同一導電型の不純物を前記第1及び第2のトランジスタにイオン注入して前記第1及び第2のトランジスタのしきい値を調節する工程と
    が含まれる
    ことを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記レジストを基板上に形成するに際し、
    しきい値を高くする前記第1のトランジスタにおいては前記レジストを完全に開口する工程と、
    しきい値を低くする前記第2のトランジスタにおいては前記レジストが前記第2のトランジスタの少なくともチャネルとなる領域全体覆うようにする工程と
    が含まれる
    ことを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ゲート電極を形成する際、前記第2のトランジスタに対応するものに対しては、レジストを少なくとも前記ゲート電極のゲート長と、想定される位置合わせずれ距離の2倍とを加算した幅以上に形成する工程が含まれることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1及び第2のトランジスタのしきい値を調節する工程におけるイオン注入において、前記ゲート電極下に斜めにイオン注入を行うことを特徴とする請求項2又は4に記載の半導体装置の製造方法。
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