JP4682107B2 - 画像形成装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

画像形成装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
コピー機等の画像形成装置において、複数枚の原稿を処理する機能(例えば、ソート機能、集約機能、両面印刷機能等)を実現するためには、複数枚分の画像データを蓄積するための記憶容量が必要となる。ところが、HDD等の大容量の記憶装置を持たない画像形成装置においては、蓄積可能な枚数が限られてしまうため、原稿の読み取り途中で記憶容量をオーバーしてしまう可能性がある。
かかる問題点を解決すべく、特許文献1には、検出したメモリ残量と第1/2/3の閾値とを比較し、残量が第1の閾値に達すると画像情報を排出させ、第2の閾値に達すると画像蓄積を中断させ、再び第2の閾値を上回ると画像蓄積を再開させ、残量が第3の閾値に達すると画像蓄積を中止させるといった通信端末装置が開示されている。
特開平06−233088号公報
しかしながら、特許文献1に記載された通信端末装置では、メモリ残量と予め設定された閾値との比較のみで画像情報の蓄積の可否を判断しているため、読み取られた画像情報が実際にはメモリ残量よりも小さく蓄積可能な場合であっても、画像の蓄積が中断されてしまうという問題が考えられる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、記憶装置への画像データの蓄積効率を向上させることのできる画像形成装置、情報処理方法及び情報処理プログラムの提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、原稿より読み取られる画像データの読み取り条件を入力させる入力手段と、前記入力手段が入力させた読み取り条件によって画像データを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段によって読み取られる画像データが記録される第一の記憶手段と前記読み取り条件と前記第一の記憶手段に記録される画像データの予測データ量との対応関係が記録された第二の記憶手段と、前記読み取り条件と、前記第二の記憶手段に記憶された情報とに基づいて、読み取られる画像データのデータ量を予測するデータ量予測手段と、予測されたデータ量と、前記第一の記憶手段に記録されている画像データのデータ量とに基づいて、前記画像データの読み取りの実行の是非を判定する判定手段とを有し、前記判定手段の判定結果に応じて、前記画像データを読み取るタイミングを制御することを特徴とする。
このような画像形成装置では、記憶装置への画像データの蓄積効率を向上させることのできる
また、上記課題を解決するため、本発明は、上記画像形成装置における情報処理方法、又は前記情報処理方法をコンピュータに実行させるための情報処理プログラムとしてもよい。
本発明によれば、記憶装置への画像データの蓄積効率を向上させることのできる画像形成装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。図1において、画像形成装置100は、コピー、印刷、及びFAX送受信等の複数の機能を一台の筐体で実現する複合機であり、CPU1、ROM2、RAM3、RAM制御部4、スキャナエンジン5、NCU(ネットワークコントロールユニット)9、FAX制御部10、ホストI/F制御部12、操作部16、操作部I/F制御部17、プリンタエンジン19、及びNVRAM21等を備える。
CPU1は、プログラムを処理することにより、各ブロックへの指示や制御等を行い、画像形成装置100における本実施の形態に係る機能を実現する。ROM2は、CPU1によって処理されるプログラムや、当該プログラムが利用する各種データ等を格納する。RAM3は、RAM制御部4を介してCPU1等によって処理されるデータ等の一時保存用の記憶領域として利用される。スキャナエンジン5は、コピー機能やスキャナ機能における画像の入力手段であり、原稿画像を読み取る。NCU9は、公衆通信網へ接続するための機器で、通信相手を呼び出すためにダイアル信号を送出する。FAX制御部10は、FAX機能を制御する。例えば、FAX制御部10は、FAX受信時にNCU9を介して受信されるデータの復号化等を行い、プリンタエンジン19に印刷させるための印刷データを生成する。なお、FAX送信時における送信画像は、スキャナエンジン5の他、外部ホスト機器11からも入力され得る。
ホストI/F制御部12は、印刷機能における画像の入力手段として外部ホスト機器11から印刷データを受信する。ホストI/F制御部12によって制御されるインタフェースは特定のものに限定されない。例えば、IEEE1284、USB等のローカル接続や有線若しくは無線によるイーサネット(登録商標)(等のネットワーク接続等がある。操作部16は、画像形成装置10を操作させるためのボタンや状態表示のためのインジケーター(LEDやLCD等の表示器、スピーカー等)等、ユーザとのマンマシンインターフェースとして機能するオペレーションパネルである。操作部I/F制御部17は、操作部16との情報の入出力を行う。プリンタエンジン19は、印刷出力手段である。作像方式は、所定のものに限定されず、レーザー方式、LED方式、インクジェット方式等のいずれでもよい。NVRAM21は不揮発メモリであり、機器固有の情報(例えばコピー枚数のカウンタ値等)を保持するために用いられる。
図2は、操作部の構成例を示す図である。図2において、操作部16は、表示部302、テンキー303、リセットキー304、スタートキー305、アプリケーション切り替えキー306、クリアストップキー307、及び初期設定キー308等を備える。
表示部302は、文字列やビットマップ等を表示すると共に、タッチパネルを備え、読み取り条件の設定定等の操作にも用いられる。テンキー303は、コピーの印刷部数の入力等の操作に用いられる。リセットキー304は、コピーモードのリセット時に使用される。スタートキー305は、コピーや原稿の読み取りの開始を指示する操作に用いられる。アプリケーション切り替えキー306は、コピー機能/プリンタ機能/スキャナ機能等の機能を切り替える操作に用いられる。クリアストップキー307は、コピーの中断やコピー枚数のリセット時に使用される。初期設定キー308は、コピー機能/プリンタ機能/スキャナ機能等で使用する各種パラメータの初期値を設定する際に用いられる。
図3は、本発明の実施の形態における画像形成装置の機能構成例を示す図である。図3において、画像形成装置100は、全体制御部201、データ蓄積制御部202、スキャナ読み取り制御部203、プロッタ印刷制御部204、データ登録制御部205及びデータ記憶制御部206等より構成される。これら各部は、ROM2に記録されているプログラムがRAM3にロードされ、CPU1によって処理されることにより実現される。
全体制御部201は、CPU1によって実行される処理全体を制御する。例えば、全体制御部201は、操作部16の制御、ホストI/Fの制御部12、FAX制御部10等の制御を行う。なお、制御条件は操作部16を介して設定される。
データ蓄積制御部202は、RAM3の記憶領域の一部に設けられた、スキャナエンジン5やホストI/F制御部12などの入力手段から入力される画像データを記憶するための領域(以下「画像記憶領域」という。)を管理する。スキャナ読み取り制御部203は、スキャナエンジン5の制御を行なう。プロッタ印刷制御部204は、プリンタエンジン19の制御を行う。データ登録制御部205は、画像形成装置100における画像形成処理における仕様上の生産性を達成するという観点から画像記憶領域にどのくらいのデータ量の画像データが蓄積されていればよいか(十分か)を示すパラメータを管理する。データ記憶制御部206は、スキャナエンジン19によって画像データが読み取られる際に当該画像データを画像記憶領域に蓄積するために必要とされるデータ量を予測する。データ記憶制御部206によって予測されるデータ量を、以下「予測データ量」という。予測データ量は、読み取り条件(解像度、用紙サイズ、白黒/カラーの別等)と、当該読み取り条件に対応する蓄積データ量との対応表(以下「予測データ量テーブル」という。)等に基づいて判定される。なお、予測データ量テーブルは、NVRAM21又はROM2に格納されている。
RAM3における画像記憶領域について詳細に説明する。図4は、画像記憶領域を説明するための図である。図4に示されるように、RAM3の記憶領域は、プログラムデータ領域Pと、画像記憶領域Gと、データ領域Dとに分けられる。
プログラムデータ領域Pは、種々のアプリケーションプログラムがロードされる。データ領域Dは、画像形成装置100における各種設定条件やプログラム実行時の計算値などが記憶される。画像記憶領域Gは、上述したように、スキャナエンジン5やホストI/F制御部12などの入力手段から入力される画像データが記憶される。図4に示されるように、画像記憶領域Gは、蓄積可能容量Sa、及び空き容量Se、蓄積画像データ総量Σs等のパラメータによって管理される。
蓄積可能容量Saは、画像データの蓄積に使用できる最大容量を示す。蓄積画像データ総量Σsは、入力手段から入力され、画像記憶領域Gに蓄積された全ての画像データのデータ量の総和を示す。データ蓄積制御部202は蓄積可能容量Sa及び蓄積画像データ総量Σsに基づいて、画像記憶領域Gの空き容量Seを検出する。具体的には、蓄積可能容量Saから蓄積画像データ総量Σsを差し引くことで画像記憶領域Gの空き容量Seを検出する。
なお、図4において、蓄積画像データ1、蓄積画像データ2、・・・、蓄積画像データmは、それぞれ1回のスキャンによって読み取られた画像データ(例えば、1ページ分の画像データ)に相当する。このように、複数ページ分の画像データを一度に蓄積するのは、例えば、ソート機能、集約機能、両面印刷機能等は、その出力結果を得るためには、複数ページ分の画像データがバッファリングされている必要があるからである。
以下、図3の画像形成装置100において、入力手段より新たに画像データが入力される際に、画像データの読み取り開始の是非を判定するための処理について説明する。
図5は、第一の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。図5の処理は、例えば、画像形成装置100に原稿がセットされ、読み取り条件が入力され、スタートキー305が押され、原稿の読み取りが開始された後、当該原稿の各ページが読み込まれる前ごとに実行される。
まず、全体制御部201は、データ蓄積制御部202より画像記憶領域Gの空き容量Seを取得する(S101)。続いて、全体制御部201は、空き容量Seと、読み取り条件に基づいて決定される必要な容量とを比較することにより読み取り開始(実行)の是非を判断する(S102)。空き容量Seが当該必要な空き容量以上の場合(S102でYes)、全体制御部201は、スキャナ読み取り制御部203に対して読み取りの開始を指示する(S103)。その結果画像データの読み取りが開始される。一方、空き容量Seが当該必要な容量より少ない場合(S102でNo)、全体制御部201は、画像データの読み取りを開始しない。
ここで、読み取り条件により決定される必要な容量とは、読み取り条件を構成する項目に関する情報であれば所定のものに限定されないが、例えば、画質モードを用いてもよい。図6は、画質モードに基づいて決定される必要空き容量の例を示す図である。図6に示されるテーブル210に基づけば、高画質モードのコピーが指定されたとき、空き容量Seが120Kbyte以上ならば読み取りが開始される。一方、空き容量Seが120Kbyteより少ない場合は、読み取りは開始されない。なお、テーブル210に示されるような情報は、例えば、ROM2又はNVRAM21に予め登録されている。
次に、第二の実施の形態について説明する。図7は、第二の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。
まず、全体制御部201は、データ蓄積制御部202より画像記憶領域Gの空き容量Seを取得する(S200)。続いて、データ記憶制御部206は、読み取り条件等に基づいて、新たに読み取られる画像データ(以下「読み取り画像」という。)の予測データ量Syを判定する(S201)。この処理の詳細については後述する。
続いて、全体制御部201は、空き容量Seと予測データ量Syとに基づいて画像データの読み取り開始の是非を判定する(S202)。すなわち、Se≧Syの場合、全体制御部201は、画像の読み取りを開始させる(S203)。一方、Se<Syならば、読み取り不可能と判定し、画像の読み取りを中止させる(S204)。
ところで、一般的に、読み取り条件(解像度、用紙サイズ、白黒/カラーの別)が定まれば読み取り画像のデータ量は算出することができる。しかしながら、本実施の形態において予測データ量Syを用いるのは、メモリ領域の消費をできるだけ抑制するため画像データが圧縮されて蓄積されるからである。画像データの圧縮後のデータ量は、圧縮方法や画像データに応じて異なるものとなり、読み取り条件によって確定することはできない。もちろん、画像データに対して圧縮を施した後であれば圧縮後のデータ量は確定され得る。しかし、その場合、画像データの読み取りを実行した後でなければ蓄積の可否は判定できない。そこで、画像形成装置100は、読み取り画像のデータ量について予測データ量Syを判定し、その予測データ量Syに基づいて蓄積の可否を判定するのである。そうすることによって、画像データの読み取りを実行する前に画像データの蓄積の可否の判定を可能としているのである。
なお、予測データ量Syは、あくまで予測されたデータ量であり、必ずしも正確なデータ量ではない。したがって、予測データ量Syが、実際のデータ量よりも小さな場合、すなわち、データ量を過小評価してしまった場合、メモリフルを起こしてしまう可能性がある。そこで、予測データ量として少なくとも二つの値を保持するとよい。例えば、一つは原稿の内容、読み取り条件及び圧縮方法によって定まるデータ量の平均値であり、もう一つは、原稿の内容、読み取り条件及び圧縮方法によって予測される最大のデータ量(最大値)である。平均値及び最大値は、テスト等によってデータを採取することによって求めてもよいし、理論的に算出してもよい。以下、平均値を「予測データ量Sy1」といい、最大値を「予測データ量Sy2」という。なお、二つの予測データ量を用いる場合、予測データ量テーブルには、二つの予測データ量が登録される。
但し、常に、二つの予測データ量Syを用いて蓄積の可否を判定するのは効率が悪い。そこで、本実施の形態における画像形成装置100は、所定の閾値に基づいて、二つの予測データ量を切り替えて用いる。この所定の閾値を、以下「予測データ量切り替え蓄積量Sf」という。
図8は、予測データ量切り替え蓄積量を説明するための図である。図8に示されるように、予測データ量切り替え蓄積量Sfは、画像記憶領域Gにおける尺度として定義されるパラメータである。
図9は、二つの予測データ量の切り替え処理を説明するためのフローチャートである。
データ記憶制御部206は、予測データ量切り替え蓄積量Sfと、データ蓄積制御部202より取得される蓄積画像データ総量Σsとを比較する(S211)。なお、予測データ量切り替え蓄積量Sfは、予めROM2又はNVRAM21においてデータ記憶制御部206が参照可能な領域に記録されていてもよいし、後述するように、コピー等の実行時に自動的に算出されるようにしてもよい。
蓄積画像データ総量Σsが予測データ量切り替え蓄積量Sf以下の場合(S211でNo)、データ記憶制御部206は、予測データ量Sy1(平均値)を予測データ量Syとして採用する(S212)。一方、蓄積画像データ総量Σsが予測データ量切り替え蓄積量Sfを超えている場合(S211でYeSy)、データ記憶制御部206は、予測データ量Sy2(最大値)を予測データ量Syとして採用する(S213)。
ここで、予測データ量切り替え蓄積量Sfの値は、例えば、画像形成装置100の仕様上における圧縮後のデータ量の最大値に基づいて定めてもよい。すなわち、蓄積可能容量Saから当該最大値を差し引いた値を予測データ量切り替え蓄積量Sfとする。なお、画像形成装置100の仕様上における圧縮後のデータ量の最大値とは、画像形成装置100が読み取り可能な最大の用紙サイズの原稿が最大の解像度で読み取られた場合に、圧縮効率が最も悪い場合の圧縮後の画像データ量をいう。また、画像形成装置100がカラーでの読み取りが可能な場合は、カラーで読み取られた場合も考慮する。
予測データ量切り替え蓄積量Sfをこのように定め、また、図9のように予測データ量Syを切り替えることで、メモリフルの危険性を回避することができる。一方、蓄積画像データ総量Σsが予測データ量切り替え蓄積量Sfに達するまでは、予測データ量Sy1に基づいて、蓄積の可否が判断されるため、常に予測データ量Sy2を用いる場合に比べてより多くの画像データを画像記憶領域Gに蓄積することが可能となる。
なお、図9の処理は、図7のS201に相当するタイミングで実行される。したがって、図9の処理を考慮して図7フローチャートを修正すると、図10のようになる。図10は、予測データ量の切り替えを考慮した場合の画像データの蓄積可否判定処理の概要を説明するためのフローチャートである。図10中、図7又は図9と同一ステップには同一ステップ番号を付している。したがって、ここでの各ステップの説明は省略する。
続いて、予測データ量Syの求め方について説明する。まず、予測データ量Syを解像度に基づいて判定する例について説明する。予測データ量Syを解像度に基づいて判定する場合、例えば、予測データ量テーブルは、図11のように構成される。
図11は、解像度に基づく予測データ量テーブルの構成例を示す図である。図11に示される予測データ量テーブル250aには、解像度が300dpi×300dpiの場合の予測データ量としてX(KByte)が登録されている。
操作部16で設定された読み取り条件がスタートキー305で確定された後、確定された読み取り条件のうち解像度が、例えば600dpi×600dpiであった場合、読み取り画像のデータ量は、主走査方向、副走査方向とも300dpi×300ddpiの場合の2倍となることが予測される。したがって、データ記憶制御部206は、予測データ量テーブル250aに基づいて、予測データ量Syを4Xとして判定する。一方、確定された読み取り条件のうち解像度が、300dpi×300dpiであった場合、データ記憶制御部206は、予測データ量SyをXとして判定する。すなわち、予測データ量テーブル250aに、設定された解像度に対応するレコードが無い場合、データ記憶制御部206は、登録されている情報に基づいて予測データ量Syを判定する。但し、ROM2又はNVRAM21に余裕があれば、画像形成装置100において設定可能な全ての解像度ごとに予測データ量を登録しておいてもよい。
以上のような解像度に基づく予測は、画像形成装置100がモノクロ機であり、読み取りに際して指定可能な画像領域(画像サイズ)が少ない場合に効果的であり、また適切な予測が可能となる。なお、図11の予測データ量テーブル250aには、予測データ量が一つしか登録されていないが、上述したように平均値と最大値の二つの予測データ量を登録しておき、図9において説明した処理によって予測データ量Syの値を切り替えてもよい。
次に、予測データ量Syをカラー情報に基づいて判定する例について説明する。予測データ量Syをカラー情報に基づいて判定する場合、例えば、予測データ量テーブルは、図12のように構成される。
図12は、カラー情報に基づく予測データ量テーブルの構成例を示す図である。図12に示される予測データ量テーブル250bには、カラー情報がモノクロの場合の予測データ量としてX(KByte)が登録されている。
操作部16で設定された読み取り条件がスタートキー305で確定された後、確定された読み取り条件のうち、カラー情報が例えばフルカラーであった場合、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色分のデータが必要となるため、読み取り画像のデータ量は、モノクロの場合の4倍となることが予測される。したがって、データ記憶制御部206は、予測データ量テーブル250bに基づいて、予測データ量Syを4Xとして判定する。一方、確定された読み取り条件のうちカラー情報がモノクロであった場合、データ記憶制御部206は、予測データ量SyをXとして判定する。すなわち、予測データ量テーブル250bに、設定されたカラー情報に対応するレコードが無い場合、データ記憶制御部206は、登録されている情報に基づいて予測データ量Syを判定する。但し、ROM2又はNVRAM21に余裕があれば、画像形成装置100において設定可能な全てのカラー情報ごとに予測データ量を登録しておいてもよい。
以上のようなカラー情報に基づく予測は、画像形成装置100が、カラー機であり、読み取りに際して指定可能な画像領域が少ない場合に効果的であり、また適切な予測が可能となる。なお、図12の予測データ量テーブル250bには、予測データ量が一つしか登録されていないが、上述したように平均値と最大値の二つの予測データ量を登録しておき、図9において説明した処理によって予測データ量Syの値を切り替えてもよい。
次に、予測データ量Syを記憶手段に記憶する際の画像領域に基づいて判定する例について説明する。予測データ量Syを画像領域に基づいて判定する場合、例えば、予測データ量テーブルは、図13のように構成される。
図13は、画像領域に基づく予測データ量テーブルの構成例を示す図である。図13に示される予測データ量テーブル250cには、画像領域がA4の場合の予測データ量としてX(KByte)が登録されている。
操作部16で設定された読み取り条件がスタートキー305で確定された後、確定された読み取り条件のうち、読み取り画像領域がA5であった場合、データ記憶制御部206は、予測データ量テーブル250cに基づいて、予測データ量Syは1/2Xとして判定する。A5の領域はA4の半分(1/2)だからである。一方、確定された読み取り条件のうち読み取り画像領域がA4であった場合、データ記憶制御部206は、予測データ量SyをXとして判定する。すなわち、予測データ量テーブル250aに、設定された読み取り画像領域に対応するレコードが無い場合、データ記憶制御部206は、登録されている情報に基づいて予測データ量Syを判定する。但し、ROM2又はNVRAM21に余裕があれば、画像形成装置100において設定可能な全ての読み取り画像領域ごとに予測データ量を登録しておいてもよい。
以上のような画像領域に基づく予測は、画像形成装置100が、対応サイズに幅のある、例えばA3対応機の場合に効果的である。なお、図13の予測データ量テーブル250cには、予測データ量が一つしか登録されていないが、上述したように平均値と最大値の二つの予測データ量を登録しておき、図9において説明した処理によって切り替えてもよい。
次に、予測データ量Syを圧縮方法に基づいて判定する例について説明する。予測データ量Syを圧縮方法に基づいて判定する場合、例えば、予測データ量テーブルは、図14の様に構成される。
図14は、圧縮方法に基づく予測データ量テーブルの構成例を示す図である。図14に示される予測データ量テーブル250dには、圧縮方法が非圧縮の場合の予測データ量としてX(KByte)が登録されており、圧縮方法が既知の2値圧縮の場合の予測データ量としてY(KByte)登録されている。なお、Yは圧縮後のデータ量である。
図15は、圧縮方法に基づく予測データ量の判定処理を説明するためのフローチャートである。図15のフローチャートは、図14の予測データ量テーブル250dに対応している。
操作部16で設定された読み取り条件がスタートキー305で確定された後、確定された読み取り条件において、読み取った画像データを非圧縮で記憶する旨が指定されていた場合(S1101でYeSy)、データ記憶制御部206は、予測データ量テーブル250dに基づいて、予測データ量SyはXとして判定する(S1103)。
一方、読み取り条件において、読み取った画像データを2値圧縮で記憶する旨が指定されていた場合(S1102でYeSy)、データ記憶制御部206は、予測データ量テーブル250dに基づいて、予測データ量SyはYとして判定する(S1104)。
以上のような圧縮方法に基づく予測は、データ蓄積時に非圧縮、2値圧縮、JPEG圧縮など様々な圧縮方法が用意されている場合において、圧縮方法により圧縮後のデータ量が大きくが変わる場合に効果的である。例えば、電子ソートなどの機能を備えた画像形成装置100において、電子ソートで多量のデータ蓄積が必要となる場合に圧縮蓄積を行い、通常は非圧縮で蓄積を行う様な場合である。なお、図14の予測データ量テーブル250dには、予測データ量が一つしか登録されていないが、上述したように平均値と最大値の二つの予測データ量を登録しておき、図9において説明した処理によって予測データ量Syの値を切り替えてもよい。
次に、上記において説明した内容を組み合わせた具体例を説明する。図16は、複数の条件の組み合わせごとに二つの予測データ量が登録されている予測データ量テーブルの例を示す図である。
図16に示される予測データ量テーブル250eには、圧縮方法、カラー情報、画像領域、及び解像度の組み合わせごとに、平均値の予測データ量Sy1と最大値の予測データ量Sy2とが登録されている。
図17は、複数の条件の組み合わせごとに二つの予測データ量が登録されている場合の予測データ量の判定処理を説明するためのフローチャートである。図17の処理は、図16の予測データ量テーブル250eに対応している。
操作部16で設定された読み取り条件がスタートキー305で確定された後、確定された読み取り条件のうち圧縮方法は圧縮B、カラー情報はフルカラー、画像領域はA4サイズ、解像度は600dpi×600dpiであったとする。この読み取り条件(以下「読み取り条件A」という。)は、予測データ量テーブル250eにおいて最後のレコードに対応する。以下、当該レコードを「対応レコード」という。
まず、データ記憶制御部206は、予測データ量切り替え蓄積量Sfを算出する(S2201)。予測データテーブル250eの対応レコードにおいて予測データ量の最大値は、5Zである。すなわち、読み取り条件Aにおいて、5Z以上の画像データは蓄積されることはない。したがって、データ記憶制御部206は、(蓄積可能容量Sa−5Z)を予測データ量切り替え蓄積量Sfとする。
なお、ここではメモリフルを発生させないために、画像記憶領域Gの空き容量Seとして5Z(予測データ量Sy2)を確保できるような値を予測データ量切り替え蓄積量Sfとしているが、他の基準によって予測データ量切り替え蓄積量Sfを定めてもよい。例えば、コピー動作を行う上で、印刷速度に影響しない範囲で原稿を先読みして画像を蓄積しておけばよい場合に、先読み原稿数が例えば2でよい場合には2×5Z(圧縮時最大サイズで読み取った場合の蓄積画像データ総量Σs)を予測データ量切り替え蓄積量Sfとしてもよい。
続いて、データ記憶制御部206は、算出された予測データ量切り替え蓄積量Sfと蓄積画像データ総量Σsとを比較する(S2202)。蓄積画像データ総量Σsが予測データ量切り替え蓄積量Sf以下の場合(S2202でNo)、データ記憶制御部206は、予測データ量の平均値である3Zを予測データ量Syとして採用する(S2203)。続いて、全体制御部201は、データ蓄積制御部202より画像記憶領域Gの空き容量Seを取得し、読み取り画像の画像記憶領域Gへの蓄積の可否を判定する(S2205)。すなわち、空き容量Seが3Z以上の場合は(S2205でYeSy)、読み取り可能と判定し、画像の読み取りを開始させる(S2206)。読み取り動作終了後、実際の読み取り画像のデータ量が確定するため、データ蓄積制御部202は、確定されたデータ量によって蓄積画像データ総量Σsを更新する(S2208)。
なお、引き続き読み取り原稿が存在する場合は(S2209でYeSy)、ステップS2202以降の処理が繰り返される。ステップS2202〜S2209が繰り返された結果、予測データ量切り替え蓄積量Sfより蓄積画像データ総量Σsの方が大きくなった場合(S2202でYeSy)、データ記憶制御部206は、予測データ量の最大値である5Zを予測データ量Syとして採用する(S2204)。
なお、空き容量Seが、予測データ量Syより小さい場合(S2205でNo)、全体制御部201は、読み取り不可能と判定し、画像の読み取りを中止させる(S2207)。
上述したように、第二の実施の形態における画像形成装置100によれば、メモリ空き容量だけでなく、メモリ空き容量と読み取り条件から蓄積可否を判断するため、画像データのメモリへの蓄積をより効率的に行いつつ、メモリフルの状態が発生するのを防止することができる。また、画像データが圧縮されて蓄積される場合であっても、圧縮後のデータ量を予測して蓄積を行うため、画像データが読み取られる前に蓄積の可否を判断することができる。
次に、第三の実施の形態について説明する。図18は、第三の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。図18中、図7と同一ステップには同一ステップ番号を付し、その説明は適宜省略する。
図18と図7とを比較すると、ステップS202において、Se<Syと判定された場合の処理が異なる。第三の実施の形態では、空き容量Seが予測データ量Syより少ない場合(S202でNo)、ステップS201以降の処理が繰り返される。すなわち、全体制御部201は、蓄積データの出力(例えば、印刷)に応じて蓄積データが画像記憶領域Gより削除されることによって蓄積データ総量Σsが減少し、空き容量Seが予測データ量Sy以上となるまで待機する。
上述したように、第三の実施の形態における画像形成装置100によれば、画像データの蓄積が行えない場合であっても直ちに画像読み見取りを中止するのではく、画像データの蓄積が可能となるまで待機する。したがって、入力されたジョブを最後まで遂行することができる。また、指定された読み取り条件が多くの蓄積容量を必要とする場合であっても、画像記憶領域Gの空き容量の方が小さいときにのみ画像データの読み取りを開始するタイミングを遅らせるので、空き容量が十分である場合は画像データの読み取りを開始するタイミングを遅らせずに画像データを読み取ることが出来る。また、空き容量が小さくても、予測データ量Syが空き容量Seより小さい場合には画像データの読み取りを開始するタイミングを遅らせずに原稿を読み取ることが出来る。
次に、第四の実施の形態について説明する。図19は、第四の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。図19中、図18と同一ステップには同一符号を付し、その説明は適宜省略する。
図19では、ステップS202がステップS402に置き換わっている点が異なる。すなわち、ステップS402において、全体制御部201は、CPM(Copy Per Minute:1分あたりのコピー枚数)達成蓄積量Scを用いて画像データの読み取り開始の是非を判定する。
図20は、CPM達成蓄積量を説明するための図である。図20に示されるように、CPM達成蓄積量Scは、画像記憶領域Gにおける尺度として定義される。CMP達成蓄積量Scとは、画像形成装置100における画像形成処理における仕様上の生産性を達成するという観点から画像記憶領域にどのくらいのデータ量の画像データが蓄積されていればよいか(十分か)を示すパラメータある。
すなわち、読み取り条件に基づいて読み取りの可否を判定することにより、画像記憶領域Gへの画像データの蓄積処理が効率化され、より多くの画像データの蓄積が可能になったとしても、画像データを出力する側(プリンタエンジン19)による出力処理が追いつかなければ、画像形成装置100のコピー処理全体としての生産性はユーザから見て変わらない。そこで、本実施の形態における画像形成装置100は、出力側の性能を考慮した上で、画像記憶領域にこの程度まで画像データが蓄積されていれば生産性を達成する上では十分であろうというデータ量(CPM達成蓄積量Sc)に基づいて、読み取り開始の是非を判断する。
CPM達成蓄積量Scは、例えば、入力側(スキャナエンジン5等)の性能(処理速度等)と出力側(プリンタエンジン19等)の性能とに基づいて、ジョブが完了するまで出力側が常に稼働状態となるように定めるとよい。更に、入力側にジャム等の障害が発生する場合(画像記憶領域Gに画像データが入力されない状態が発生する場合)を考慮するとよい。すなわち、常に一つの画像データが画像記憶領域Gに蓄積されていればよいのではなく、障害復旧に必要とされる平均時間等を経験値から求め、その平均時間分のバッファを設けてCPM達成蓄積量Scを定めるとよい。そうすることによって、障害復旧作業中であっても、画像記憶領域Gが空になる可能性を低下させることができ、プリンタエンジン19が常に稼働状態となる可能性を高めることができる。但し、CPM達成蓄積量Scは、蓄積可能容量Saより小さい値である必要がある。なお、本実施の形態において、CPM達成蓄積量Scは、NVRAM21又はROM2に格納されており、データ登録制御部205が管理している。
したがって、ステップS402において、全体制御部201は、データ登録制御部205よりCPM達成蓄積量Scを取得し、その値を、蓄積画像データ総量Σsと予測データ量Syとの合計値(すなわち、これから読み取られる予定の画像データが読み取られた結果、画像記憶領域Gに蓄積されるデータ量の予測値)と比較する。(Σs+Sy)≦Scの場合、全体制御部201は、画像データの読み取りを開始させる(S203)。一方、(Σs+Sy)>Scの場合、ステップS201以降の処理が繰り返される。すなわち、これ以上画像データを蓄積したとしても、生産性の向上には寄与しないため、全体制御部201は、蓄積データの出力(例えば、印刷)に応じて蓄積データが画像記憶領域Gより削除されることによって蓄積データ総量Σsが減少し、Sc≦(Σs+Sy)となるまで待機する。
上述したように、第四の実施の形態における画像形成装置100は、CPM達成蓄積量Scに基づいて読み取り開始の是非を判定する。ここで、CPM達成蓄積量Scは、蓄積可能容量Saより小さい値に設定される。したがって、予測データ量Syに誤差がある場合であっても、メモリフルが発生する可能性を減少させることができる。また、CPM達成蓄積量Scは、生産性の達成を考慮した定められた閾値であるため、蓄積可能容量Saを完全に利用しなくても、コピー処理の性能を維持することができる。
次に、第五の実施の形態について説明する。第五の実施の形態以降は、読み取り開始の是非の判定を行うタイミングに注目する。
図21は、第五の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。
全体制御部201は、操作部16のスタートキー305押下により読み取りの開始の指示を検知すると(S501でYes)、データ蓄積制御部202より空き容量Seを取得し、データ記憶制御部206より予測データ量Syを取得する(S502)。なお、予測データ量Syは、第一の実施の形態において説明したような処理によってデータ記憶制御部206において判定されているという前提である。
空き容量Seが予測データ量Sy以上の場合(S503でYes)、全体制御部201は、読み取りを開始する(S504)。空き容量Seが予測データ量Syより少ない場合(S503でNo)、全体制御部201は、次に読み取り開始指示を検知するまで待機する。なお、ステップS503の判定処理を、図19におけるステップS402の判定処理(CPM達成蓄積量Scに基づく判定処理)と置き換えてもよい。
第五の実施の形態は、原稿台が圧板のときに効果的である。すなわち、原稿台が圧板のときはユーザの指示(スタートキー305の押下)により原稿の読み取りが開始される。したがって、ユーザに指示されたときに読み取りを開始するかどうかを判断することで、読み取りを待機すると判断した場合、蓄積出来ない画像データを読み取るといった無駄な動作が防止される。
次に、第六の実施の形態について説明する。図22は、第六の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。
全体制御部201は、原稿が原稿台に配置されたことを検知すると(S601でYes)、データ蓄積制御部202より空き容量Seを取得し、データ記憶制御部206より予測データ量Syを取得する(S602)。空き容量Seが予測データ量Sy以上の場合(S603でYes)、全体制御部201は、読み取りを開始する(S604)。空き容量Seが予測データ量Syより少ない場合(S603でNo)、全体制御部201は、次に原稿を検知するまで待機する。なお、ステップS603の判定処理を、図19におけるステップS402の判定処理(CPM達成蓄積量Scに基づく判定処理)と置き換えてもよい。
第六の実施の形態は、原稿台がADFのときに効果的である。すなわち、原稿台がADFのときは原稿を検知したら原稿の読み取りが開始される。したがって、原稿を検知した時点で読み取りを開始するかどうかの判断を行なうことで、読み取りを待機すると判断した場合、原稿の戻し処理を不要とすることができる。
次に、第七の実施の形態について説明する。図23は、第七の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。
全体制御部201は、画像記憶領域Gに蓄積されている画像データが印刷等されることにより、画像記憶領域Gより破棄されたことを検知すると(S701でYes)、データ蓄積制御部202より空き容量Seを取得し、データ記憶制御部206より予測データ量Syを取得する(S702)。空き容量Seが予測データ量Sy以上の場合(S703でYes)、全体制御部201は、読み取りを開始する(S704)。空き容量Seが予測データ量Syより少ない場合(S703でNo)、全体制御部201は、次にデータ破棄を検知するまで待機する。なお、ステップS703の判定処理を、図19におけるステップS402の判定処理(CPM達成蓄積量Scに基づく判定処理)と置き換えてもよい。
空き容量Seが増加するのは、蓄積されているデータが破棄されるときである。したがって、第六の実施の形態における画像形成装置100によれば、例えば、ユーザが誤ってADFの原稿の抜き差しを行なった場合であっても、読み取り開始の判断が無駄に実行されるのを回避することができる。
次に、第八の実施の形態について説明する。図24は、第八の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。
ステップS801において、全体制御部201は、カウンタ変数iの値を0に初期化する。続いて、全体制御部201は、画像記憶領域Gより蓄積されている画像データが破棄されたことを検知すると(S802でYes)、カウンタ変数iをインクリメントする(S803)。カウンタ変数iが所定値I以上の場合(S804でYes)、全体制御部201は、データ蓄積制御部202より空き容量Seを取得し、データ記憶制御部206より予測データ量Syを取得する(S805)。空き容量Seが予測データ量Sy以上の場合(S806でYes)、全体制御部201は、読み取りを開始する(S807)。空き容量Seが予測データ量Syより少ない場合(S806でNo)、全体制御部201は、次にデータ破棄を検知し、更に、カウンタ変数iが所定値I以上になるまで待機する。なお、ステップS806の判定処理を、図19におけるステップS402の判定処理(CPM達成蓄積量Scに基づく判定処理)と置き換えてもよい。
第八の実施の形態において、例えば、両面コピーの場合、所定値Iを2とする。両面コピー時には、二つの画像データが破棄されたあとに表の原稿の読み取りを開始することによって、両面分の画像データを蓄積することができるからである。図24に示される処理を実行するのは、表の原稿読み取り時だけでも良い。すなわち、所定値Iは、一度(一枚分)の印刷で画像記憶領域Gより破棄される画像データの数を設定しておけばよい。
また、1つの記録媒体(例えば、紙1枚)に対応するデータが複数の場合、破棄されるタイミングはほぼ同じである。したがって、第八の実施の形態における画像形成装置100によれば、画像データが破棄されるたびに判断を実行する必要はなく、より確実に指定された出力条件によるコピーを実行することができる。なお、出力条件とは無関係に、タイミング制御の判断を減らすために上記方法を用いても良い。
次に、第九の実施の形態について説明する。図25は、第九の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。
ステップS901において、全体制御部201は、変数Shの値を0に初期化する。続いて、全体制御部201は、画像記憶領域Gより蓄積されている画像データが破棄されたことを検知すると(S902でYes)、データ蓄積制御部202より今回破棄されたデータ量hを取得する(S903)。続いて、全体制御部201は、変数Shの値に破棄されたデータ量hを加算した値を、変数Shに代入する(S904)。すなわち、変数Shの値は、これまで破棄されたデータ量の総量を示す。変数Shの値が所定の容量SH以上の場合(S905でYes)、全体制御部201は、データ蓄積制御部202より空き容量Seを取得し、データ記憶制御部206より予測データ量Syを取得する(S906)。続いて、空き容量Seが予測データ量Sy以上の場合(S907でYes)、全体制御部201は、読み取りを開始する(S908)。空き容量Seが予測データ量Syより少ない場合(S907でNo)、全体制御部201は、次にデータ破棄を検知し、更に、破棄されたデータ量の総量Shが所定の容量SH以上になるまで待機する。なお、ステップS907の判定処理を、図19におけるステップS402の判定処理(CPM達成蓄積量Scに基づく判定処理)と置き換えてもよい。
第9の実施の形態によれば、例えば、SHの値に応じてステップS906以降の処理回数を削減することができ、処理効率を向上させることができる。SHの値は、運用に応じて定めればよいが、例えば、予測データ量Syでもよい。
なお、上記の実施の形態では、主に、画像データが圧縮されて蓄積される場合について説明したが、画像データが圧縮されない場合であっても、読み取り条件から蓄積の可否を判断するといった技術は適用可能である。この場合、読み取り画像のデータ量は読み取り条件より容易に算出できるため、予測データ量Syではなく、算出されるデータ量に基づいて蓄積の可否を判断すればよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 操作部の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置の機能構成例を示す図である。 画像記憶領域を説明するための図である。 第一の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。 画質モードに基づいて決定される必要空き容量の例を示す図である。 第二の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。 予測データ量切り替え蓄積量を説明するための図である。 二つの予測データ量の切り替え処理を説明するためのフローチャートである。 予測データ量の切り替えを考慮した場合の画像データの蓄積可否判定処理の概要を説明するためのフローチャートである。 解像度に基づく予測データ量テーブルの構成例を示す図である。 カラー情報に基づく予測データ量テーブルの構成例を示す図である。 画像領域に基づく予測データ量テーブルの構成例を示す図である。 圧縮方法に基づく予測データ量テーブルの構成例を示す図である。 圧縮方法に基づく予測データ量の判定処理を説明するためのフローチャートである。 複数の条件の組み合わせごとに二つの予測データ量が登録されている予測データ量テーブルの例を示す図である。 複数の条件の組み合わせごとに二つの予測データ量が登録されている場合の予測データ量の判定処理を説明するためのフローチャートである。 第三の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。 第四の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。 CPM達成蓄積量を説明するための図である。 第五の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。 第六の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。 第七の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。 第八の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。 第九の実施の形態における画像データ読み取り開始のタイミングの制御処理を説明するための図である。
符号の説明
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 RAM制御部
5 スキャナエンジン
9 NCU(ネットワークコントロールユニット)
10 FAX制御部
12 ホストI/F制御部
16 操作部
17 操作部I/F制御部
19 プリンタエンジン
21 NVRAM
100 画像形成装置
201 全体制御部
202 データ蓄積制御部
203 スキャナ読み取り制御部
204 プロッタ印刷制御部
205 データ登録制御部
206 データ記憶制御部
302 表示部
303 テンキー
304 リセットキー
305 スタートキー
306 アプリケーション切り替えキー
307 クリアストップキー
308 初期設定キー

Claims (10)

  1. 原稿より読み取られる画像データの読み取り条件を入力させる入力手段と、
    前記入力手段が入力させた読み取り条件によって画像データを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段によって読み取られる画像データが記録される第一の記憶手段と
    前記読み取り条件と前記第一の記憶手段に記録される画像データの予測データ量との対応関係が記録された第二の記憶手段と、
    前記読み取り条件と、前記第二の記憶手段に記憶された情報とに基づいて、読み取られる画像データのデータ量を予測するデータ量予測手段と、
    予測されたデータ量と、前記第一の記憶手段に記録されている画像データのデータ量とに基づいて、前記画像データの読み取りの実行の是非を判定する判定手段とを有し、
    前記判定手段の判定結果に応じて、前記画像データを読み取るタイミングを制御し、
    前記判定手段は、前記予測されたデータ量と前記第一の記憶手段に記録されている画像データのデータ量との合計が、前記画像データの入力処理の処理速度及び出力処理の処理速度に基づいて該出力処理の稼動状態が維持されるデータ量を超える場合は、前記合計が前記第一の記憶手段の容量以下であっても、前記画像データの読み取りの実行を待機する判定を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判定手段は、前記予測されたデータ量と前記第一の記憶手段に記録されている画像データのデータ量との合計が、前記入力処理に所定時間の障害が発生した場合であっても前記出力処理の稼動状態が維持されるデータ量を超える場合は、前記画像データの読み取りの実行を待機する判定を行うことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記判定手段は、画像データの読み取り指示が入力されたときに、前記画像データの読み取りの実行の是非を判定することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記判定手段は、前記原稿が配置されたことが検知されたときに、前記画像データの読み取りの実行の是非を判定することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 前記判定手段は、前記第一の記憶手段に記録されている画像データが破棄されたときに、前記画像データの読み取りの実行の是非を判定することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  6. 前記判定手段は、前記第一の記憶手段に記録されている画像データが破棄された回数が所定の閾値に達したときに、前記画像データの読み取りの実行の是非を判定することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  7. 前記判定手段は、前記第一の記憶手段より破棄された画像データのデータ量が所定の閾値に達したときに、前記画像データの読み取りの実行の是非を判定することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  8. 画像形成装置が実行する情報処理方法であって、
    原稿より読み取られる画像データの読み取り条件を入力させる入力手順と、
    前記入力手順において入力された読み取り条件によって画像データを読み取る読み取り手順と、
    前記読み取り手順において読み取られる画像データを第一の記憶手段に記録する第一の記憶手順と
    前記入力手順において入力された読み取り条件と、第二の記憶手段に記録されている、読み取り条件と前記第一の記憶手順において記録される画像データの予測データ量との対応関係とに基づいて、読み取られる画像データのデータ量を予測するデータ量予測手順と、
    予測されたデータ量と、前記第一の記憶手段に記録されている画像データのデータ量とに基づいて、前記画像データの読み取りの実行の是非を判定する判定手順とを有し、
    前記判定手順の判定結果に応じて、前記画像データを読み取るタイミングを制御し、
    前記判定手順は、前記予測されたデータ量と前記第一の記憶手段に記録されている画像データのデータ量との合計が、前記画像データの入力処理の処理速度及び出力処理の処理速度に基づいて該出力処理の稼動状態が維持されるデータ量を超える場合は、前記合計が前記第一の記憶手段の容量以下であっても、前記画像データの読み取りの実行を待機する判定を行うことを特徴とする情報処理方法。
  9. 前記判定手順は、前記予測されたデータ量と前記第一の記憶手段に記録されている画像データのデータ量との合計が、前記入力処理に所定時間の障害が発生した場合であっても前記出力処理の稼動状態が維持されるデータ量を超える場合は、前記画像データの読み取りの実行を待機する判定を行うことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  10. 請求項8又は9記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるために情報処理プログラム。
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