JP5097163B2 - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び方法に関し、より詳細には、複数種類の圧縮方式で画像データを圧縮して保存することができる画像処理装置及び該装置による画像処理方法に関する。
従来、画像データを光ディスクやHDD(ハードディスクドライブ)などの記録媒体に保存する際に、より多くの画像データを保存できるようにするために、画像データを圧縮して保存することが行われている。このような画像圧縮の圧縮形式としては、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式や、JBIG(Joint Bi-level Image experts Group)形式などが知られている。
一般に、画像圧縮において、圧縮率を高くするほど、画像データのデータ量を小さくすることができるが、あまり圧縮率を高くすると、画質の劣化が大きくなってしまい、その逆に、圧縮率を低くすると、画質はある程度維持されるが、データ量の削減効果が小さくなるという問題がある。このように、圧縮率と画質とはトレードオフの関係にあり、両立させることが難しかった。
これに対して、例えば、特許文献1には、画質の維持と圧縮率の向上とを両立させることができる画像ファイリング方法が記載されている。この方法によれば、画像データを圧縮率の低い第1の圧縮方式で圧縮処理して記録媒体に保存し、この画像データの読み出し頻度(利用頻度)が所定値以下になった場合に、この画像データについて圧縮率の高い第2の圧縮方式で圧縮処理を行い、画像保存のための記録容量を節約しながら、利用頻度の高い画像データについては画質を維持できるようにしている。
特開平2−263269号公報
ここで、例えば、点描のような画像データでは圧縮方式の違いがデータ量の削減に寄与しない場合がある。このような画像データについては、わざわざ高い圧縮率の圧縮方式で圧縮して、画質を落として保存するよりは、むしろ低い圧縮率の圧縮方式で圧縮して保存したほうが、画質をある程度維持することができるため、好ましいものと考えられる。
すなわち、ユーザからすると、圧縮方式を変更することでデータ量を大きく削減できるのであれば、圧縮率の高い圧縮方式を採用して、より多くの画像データを保存できるようにし、その一方で、圧縮方式を変更してもデータ量の削減に寄与しないのであれば、圧縮率の低い圧縮方式を採用して、できるだけ画質を維持できるようにするほうが好ましい。しかしながら、特許文献1に記載の方法では、圧縮方式の違いによるデータ量の削減効果について考慮されていないため、このような問題を解決することはできない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、複数種類の圧縮方式で画像データを圧縮して保存可能な画像処理装置において、できるだけ画質の劣化を抑えながら、より多くの画像データを圧縮して保存できるようにすること、を目的とする。
上記課題を解決するために、第1の技術手段は、画像データを圧縮して保存する画像処理装置であって、画像データを取得する画像データ取得手段と、該取得した画像データを画質優先の第1の圧縮方式により圧縮して第1の圧縮画像データを生成する第1の圧縮手段と、前記画像データ取得手段により取得した画像データを前記第1の圧縮方式よりも高圧縮率である圧縮率優先の第2の圧縮方式により圧縮して第2の圧縮画像データを生成する第2の圧縮手段と、前記第1の圧縮画像データのデータ量と前記第2の圧縮画像データのデータ量との差分又は比率を算出する差分/比率算出手段と、該算出した差分又は比率と予め設定された閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、前記第1の圧縮画像データ又は前記第2の圧縮画像データのいずれか一方を保存データとして決定する保存データ決定手段とを備え、前記保存データ決定手段は、前記差分又は比率が閾値未満である場合、前記第1の圧縮画像データを保存データとして決定し、また、前記差分又は比率が閾値以上である場合、前記第2の圧縮画像データを保存データとして決定することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1の技術手段において、ユーザからの入力に基づいて閾値を設定する閾値設定手段を備えたことを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、前記保存データ決定手段は、前記第1の圧縮画像データを保存データとして決定するか否かをユーザに確認するためのメッセージを前記画像処理装置の表示部に表示することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1〜第のいずれか1の技術手段において、前記画像データ取得手段は、原稿画像を読み取って画像データを取得する画像読取手段であることを特徴としたものである。
の技術手段は、第1〜第のいずれか1の技術手段において、前記画像データ取得手段は、ネットワークを介して接続された外部機器と通信することにより画像データを取得する通信手段であることを特徴としたものである。
の技術手段は、画像データを圧縮して保存する画像処理装置による画像処理方法であって、前記画像処理装置が、画像データを取得する画像データ取得ステップと、該取得した画像データを画質優先の第1の圧縮方式により圧縮して第1の圧縮画像データを生成する第1の圧縮ステップと、前記画像データ取得ステップにて取得した画像データを前記第1の圧縮方式よりも高圧縮率である圧縮率優先の第2の圧縮方式により圧縮して第2の圧縮画像データを生成する第2の圧縮ステップと、前記第1の圧縮画像データのデータ量と前記第2の圧縮画像データのデータ量との差分又は比率を算出する差分/比率算出ステップと、該算出した差分又は比率と予め設定された閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、前記第1の圧縮画像データ又は前記第2の圧縮画像データのいずれか一方を保存データとして決定する保存データ決定ステップとを備え、前記保存データ決定ステップは、前記差分又は比率が閾値未満である場合、前記第1の圧縮画像データを保存データとして決定し、また、前記差分又は比率が閾値以上である場合、前記第2の圧縮画像データを保存データとして決定することを特徴としたものである。
本発明によれば、複数種類の圧縮方式で画像データを圧縮して保存可能な画像処理装置において、いずれの圧縮方式で圧縮しても圧縮画像のデータ量があまり変わらない場合には、圧縮率の低い圧縮方式で圧縮した圧縮画像を保存することができるため、できるだけ画質の劣化を抑えながら、より多くの画像データを圧縮して保存することができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 図1に示すMFPによる画像処理方法を実行するための要部構成の一例を示す図である。 図1に示すMFPのタッチパネル上に表示される判定基準設定画面の一例を示す図である。 本発明に係るMFPによる画像処理方法の一例を説明するためのフロー図である。 MFPによる画像処理方法における操作手順の一例をUI(User Interface)画面イメージと対応させて説明するための図である。 本発明に係るMFPによる画像処理方法の他の例を説明するためのフロー図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の画像処理装置及び該装置による画像処理方法に係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図で、図中、1は画像処理装置を示す。ここでは画像処理装置1としてMFP(デジタル複合機:以下、MFP1という)を例示して説明するが、この例に限定されず、例えばJPEG、JBIGなど圧縮方式の異なる複数の圧縮手段と、圧縮画像データを保存するHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶手段とを備えた画像処理装置であればよい。
本例のMFP1は、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、スキャナ機能などの複数の機能を備えた複合機として構成される。MFP1は、データの印刷処理を行う画像形成部11と、MFP1が備える各機能を制御する機器制御部12と、MFP1の制御情報や設定情報などを記憶するメモリである管理部13と、ネットワークを介して外部機器と通信する通信部14と、各種データを記憶するための記憶手段の一例であるHDD15と、HDD15に記憶されたデータを消去する消去部16と、データに対して各種画像処理を施すための画像処理部17と、ユーザによる操作入力を受け付ける操作部18と、原稿画像を電子的に読み取る画像読取部19とを備える。
また、画像形成部11は、LSU(Laser Scanning Unit:レーザ走査ユニット)などの印字部11aと、画像処理部17で画像処理されたデータを一時的に保持する揮発性メモリ11bとを備えている。
また、操作部18は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)などの表示部18aと、タッチパネルを介してユーザからの操作入力を受け付けるタッチパネル部18bと、各種操作キーやテンキーなどの入力キー群で構成される入力キー18cとを備えており、ユーザは操作部18を操作することにより、MFP1に対して操作の入力や、各種設定の入力を行うことができる。
以下、MFP1が搭載している画像処理モードに関する動作例について簡単に説明する。
(コピーモード)
MFP1を複写機として利用する場合には、画像読取部19で読み取られた原稿のデータが、画像形成部11により複写物として出力される。
画像読取部19には、図示しないCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)が備えられており、読み取り位置にセットされた原稿の画像を電子的に読み取ることができる。そして、読み取られた原稿のデータは、揮発性メモリ11b上に出力データとして完成され、一旦HDD15へ記憶される。原稿が複数ある場合は、この読み取り、記憶の動作が繰り返される。その後、操作部18から指示された処理モードに基づいて、HDD15に記憶されたデータが適切なタイミングで順次読み出されて揮発性メモリ11bに送られる。そして、印字部11aへの書き込みタイミングに合わせてデータが揮発性メモリ11bから印字部11aへと転送される。
(プリンタモード)
次に、MFP1をプリンタとして利用する場合には、通信部14から受信したデータが揮発性メモリ11bなどを介して画像形成部11から出力される。
通信部14は、有線あるいは無線を利用してネットワークと接続されており、ネットワーク上に接続されたPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器からデータを受信する。このように受信されたデータは、出力するデータとしてページ単位に揮発性メモリ11bに送られ、必要に応じて一旦HDD15へ記憶される。そして、データは、再びHDD15から揮発性メモリ11bに送られ、前述した複写機として利用する場合と同様にして印字部11aへと転送される。
(スキャナモード)
また、MFP1をネットワークスキャナとして利用する場合には、画像読取部19において読み取られた原稿のデータを、通信部14からネットワークを介してPC等の外部機器へ送信することができる。ここでも、画像読取部19に備えられたCCDにより原稿を電子的に読み取る。そして、読み取られた原稿のデータは、揮発性メモリ11b上に出力データとして完成され、一旦HDD15へ記憶される。そして、このデータは再びHDD15から揮発性メモリ11bに送られ、操作部18を介して指示された送信先との通信を確立させた上で、電子メール等を利用して通信部14から目的の送信先へと送信される。
(ファクシミリモード)
MFP1をファクシミリ装置として利用する場合、通信部14は、ネットワークを介してファクシミリ装置と接続することができる。また、通信部14がモデム機能を備えている場合には、電話回線を介してファクシミリ装置との接続が可能となる。
本実施形態に係るMFP1の各構成部は、機器制御部12により制御され、操作部18に設けられた入力キー群などの入力キー18cからの操作指示を監視すると共に、表示部18aを介してMFP1の状態に関する情報などのユーザに通知すべき情報を的確に案内表示する。また、管理部13には、機器制御部12により制御されている各構成部に関する情報が管理されており、これら情報をもとに、機器制御部12がMFP1全体の動作を制御する。
本発明の主たる特徴部分は、複数種類の圧縮方式で画像データを圧縮して保存する画像処理装置において、可能な限り画質の劣化を抑えながら、より多くの画像データを圧縮して保存できるようにすることにある。このための構成について以下の図2に基づいて、第1の圧縮方式としてJPEG(8ビット階調)方式、第2の圧縮方式としてJBIG(1ビット階調)方式を代表例として説明するものとするが、圧縮方式はこれらに限定されるものではない。また、JPEG方式,JBIG方式による圧縮・伸張処理については公知の技術であるため、ここでの説明は省略するものとする。
図2は、図1に示すMFP1による画像処理方法を実行するための要部構成の一例を示す図である。本例では、MFP1においてモノクロコピーを行う際の構成について説明する。MFP1は、画像データを取得する画像データ取得手段の一例である画像読取部19と、取得した画像データ(RGB24bit)を、画像データ(k(黒)8bit)に変換する前段処理手段20と、変換した画像データ(k(黒)8bit)をJPEG方式により圧縮してJPEG圧縮画像データを生成する第1の圧縮手段の一例であるJPEG圧縮手段21と、生成したJPEG圧縮画像データを記憶するHDD15とを備える。なお、画像データ取得手段は、ネットワークを介して接続された外部機器(ファクシミリ装置やPCなど)と通信することにより画像データを取得する通信部14であってもよい。
また、MFP1は、HDD15に記憶したJPEG圧縮画像データを伸張するJPEG伸張手段22と、伸張した画像データ(k(黒)8bit)を、2値の画像データ(k(黒)1bit)に変換する後段処理手段23と、変換した画像データ(k(黒)1bit)をJBIG方式により圧縮してJBIG圧縮画像データを生成する第2の圧縮手段の一例であるJBIG圧縮手段24とを備える。この場合も生成したJBIG圧縮画像データはHDD15に記憶される。また、MFP1は、HDD15に記憶したJBIG圧縮画像データを伸張するJBIG伸張手段25を備える。そして、JBIG伸張手段25で伸張された画像データは、画像形成部11に送られ、印字処理される。
また、MFP1は、JPEG圧縮画像データのデータ量とJBIG圧縮画像データのデータ量との差分又は比率を算出する差分/比率算出手段26と、算出した差分又は比率と予め設定された閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、JPEG圧縮画像データ又はJBIG圧縮画像データのいずれか一方を保存データとして決定する保存データ決定手段27とを備える。上記例において、JPEG圧縮画像データとJBIG圧縮画像データとはHDD15に記憶されている。この保存データ決定手段27により保存データとして決定された圧縮画像データはそのままHDD15に保存され、そうでない圧縮画像データはHDD15から削除される。
図2において、前段処理手段20、JPEG圧縮手段21、JPEG伸張手段22、後段処理手段23、JBIG圧縮手段24、JBIG伸張手段25、差分/比率算出手段26、及び保存データ決定手段27は、MFP1の機器制御部12(図1)により実現されるものとする。
上記例の場合、2値圧縮のJBIG方式はJPEG方式よりも高圧縮率の圧縮方式となる。保存データ決定手段27は、差分/比率算出手段26で算出した差分が閾値未満である場合、圧縮方式の違いによるデータ量の削減効果が小さいものと判断し、画質を優先したJPEG圧縮画像データを保存データとして決定し、JBIG圧縮画像データをHDD15から削除する。また、差分が閾値以上である場合、圧縮方式の違いによるデータ量の削減効果が大きいものと判断し、圧縮率を優先したJBIG圧縮画像データを保存データとして決定し、JPEG圧縮画像データをHDD15から削除する。
また、データ量の差分の代わりに比率を用いてもよい。この場合、上記と同様に、保存データ決定手段27は、差分/比率算出手段26で算出した比率が閾値未満である場合、画質を優先したJPEG圧縮画像データを保存データとして決定し、JBIG圧縮画像データをHDD15から削除する。また、比率が閾値以上である場合、圧縮率を優先したJBIG圧縮画像データを保存データとして決定し、JPEG圧縮画像データをHDD15から削除する。なお、差分の場合の閾値と比率の場合の閾値とは異なる値が設定されるものとする。
以下、データ量の差分を用いた場合について具体例に基づき説明する。JPEG圧縮画像データのデータ量が10MBであり、JBIG圧縮画像データのデータ量が2MBであった場合、両者の差分は8MBとなる。そして、このとき閾値が10MBに設定されていた場合、差分(8MB)が閾値(10MB)よりも小さくなるため、画質を優先したJPEG圧縮画像データが保存データとして決定され、JBIG圧縮画像データはHDD15から削除される。
図3は、図1に示すMFP1のタッチパネル18b上に表示される判定基準設定画面の一例を示す図である。MFP1の機器制御部12及び操作部18は、ユーザからの入力に基づいて閾値を設定する閾値設定手段として機能する。機器制御部12は、ユーザが操作部18を操作し、図示しない「システム設定画面」に含まれる「判定基準設定」を選択指示すると、図3に示す判定基準設定画面を操作部18のタッチパネル18b上に表示させる。ユーザはこの判定基準設定画面から圧縮画像データの差分と比較するための閾値を設定することができる。本例の場合、閾値を5段階(1〜5)で設定することができる。段階1には最も圧縮率を優先させるための閾値が設定され、段階5には最も画質を優先させるための閾値が設定される。ここでは段階4にセットされている。
ここで、JPEG形式で圧縮された圧縮画像データのデータ量が10MB、JBIG形式で圧縮された圧縮画像データのデータ量が2MBで、両者の差分が8MBであった場合を例示して説明する。図3において、判定基準設定画面の段階1,2,3,4,5に対応した閾値を、それぞれ2,6,10,14,18MBとして予め設定しておく。ユーザにより段階1が設定された場合、差分(8MB)>閾値(2MB)であるため、圧縮率を優先させるJBIG形式の圧縮画像データが保存データとして決定される。また、段階2が設定された場合、差分(8MB)>閾値(6MB)であるため、段階1と同様に、JBIG形式の圧縮画像データが保存データとして決定される。
また、ユーザにより段階3が設定された場合、差分(8MB)<閾値(10MB)であるため、画質を優先させるJPEG形式の圧縮画像データが保存データとして決定される。以下同様に、段階4が設定された場合、差分(8MB)<閾値(14MB)であるため、JPEG形式の圧縮画像データが保存データとして決定される。段階5が設定された場合、差分(8MB)<閾値(18MB)であるため、JPEG形式の圧縮画像データが保存データとして決定される。
上記のようにして保存データとして決定された圧縮画像データはHDD15にそのまま保存され、また、保存データとして決定されなかった圧縮画像データはHDD15から削除される。
このように、ユーザが画質を優先させたいか、圧縮率を優先させたいかにより適宜閾値を設定することができるため、保存したい画像データに応じて柔軟な圧縮処理を行うことができる。
図4は、本発明に係るMFP1による画像処理方法の一例を説明するためのフロー図である。本例では、データ量の差分を用いた場合について圧縮形式AをJPEG形式、圧縮形式BをJBIG形式として説明する。まず、MFP1は、画像読取部19等で取得した画像データを圧縮形式Aで圧縮し、その圧縮画像データAをHDD15に保存する(ステップS1)。また、同じ画像データを圧縮形式Bで圧縮し、その圧縮画像データBをHDD15に保存する(ステップS2)。
次に、MFP1は、圧縮画像データAのデータ量と、圧縮画像データBのデータ量との差分を算出し、この差分が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS3)。ここで、差分が閾値以上であると判定した場合(YESの場合)、圧縮形式の違いによるデータ量の削減効果が高いと判断し、圧縮形式Bの圧縮画像データBを保存データとして決定し、圧縮形式Aの圧縮画像データAをHDD15から削除する(ステップS4)。また、ステップS3において、差分が閾値未満であると判定した場合(NOの場合)、圧縮形式の違いによるデータ量の削減効果が低い判断し、圧縮形式Aの圧縮画像データAを保存データとして決定し、圧縮形式Bの圧縮画像データBをHDD15から削除する(ステップS5)。
なお、データ量の比率を用いる場合、ステップS3において、圧縮画像データAのデータ量と、圧縮画像データBのデータ量との比率を算出し、この比率が閾値以上であるか否かを判定すればよい。すなわち、ステップS3において、圧縮形式A/圧縮形式B≧閾値とすればよい。この場合の閾値は差分の場合とは異なる値が設定される。
図5は、MFP1による画像処理方法における操作手順の一例をUI(User Interface)画面イメージと対応させて説明するための図である。まず、ユーザは、MFP1の原稿台に所望の原稿をセットすると共に(S11)、MFP1の操作部18を操作して、タッチパネル部18bにコピー機能選択画面31を表示させる。ユーザは、コピー機能選択画面31から、「ファイリング」ボタンを押下して選択指示すると(S12)、MFP1はタッチパネル部18b上にファイリング設定画面32を表示させる。
そして、ユーザは、ファイリング設定画面32から、「ユーザ設定」ボタン、「画質優先」ボタン、「圧縮率優先」ボタンのいずれかを押下して選択指示する(S13)。「画質優先」ボタンが押下された場合、図3の判定基準設定画面における段階“5”に対応した閾値が自動的に設定される。また、「圧縮率優先」ボタンが押下された場合、段階“1”に対応した閾値が自動的に設定される。また、「ユーザ設定」ボタンが押下された場合、ユーザにより予め設定された段階に対応した閾値が自動的に設定される。ここでは段階“4”に予め設定されているものとする。
S13において、「ユーザ設定」に対応した閾値は、前述したように、タッチパネル部18上に判定基準設定画面33(図3)を表示させ、ユーザがこの判定基準設定画面33上で所望の段階(例えば、段階“4”)を設定し、「OK」ボタンを押下することで、設定される。以後、S13のファイリング設定画面32で「ユーザ設定」ボタンがユーザにより押下されると、この段階“4”が自動的に設定される。
次に、ユーザは、MFP1の操作部18に設けられたコピースタートボタンを押下すると(S14)、コピー処理が開始され、印刷物が出力されると共に、上記S13で設定されたファイリング設定に基づいて圧縮画像データがHDD15に保存される(S15)。
図6は、本発明に係るMFP1による画像処理方法の他の例を説明するためのフロー図である。前述の図4の例と同様に、データ量の差分を用いた場合について圧縮形式AをJPEG形式、圧縮形式BをJBIG形式として説明する。まず、MFP1は、画像読取部19等で取得した画像データを圧縮形式Aで圧縮し、その圧縮画像データAをHDD15に保存する(ステップS21)。また、同じ画像データを圧縮形式Bで圧縮し、その圧縮画像データBをHDD15に保存する(ステップS22)。
次に、MFP1は、圧縮画像データAのデータ量と、圧縮画像データBのデータ量との差分を算出し、この差分が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS23)。ここで、差分が閾値以上であると判定した場合(YESの場合)、圧縮形式の違いによるデータ量の削減効果が高いと判断し、圧縮形式Bの圧縮画像データBを保存データとして決定し、圧縮形式Aの圧縮画像データAをHDD15から削除する(ステップS24)。また、ステップS23において、差分が閾値未満であると判定した場合(NOの場合)、圧縮形式Aの圧縮画像データAを保存データとして決定してもよいかユーザに確認するためのメッセージ(ダイアログ)をタッチパネル部18bに表示する(ステップS25)。
MFP1は、ステップS25において、例えば、「データ量の削減効果はあまり変わりませんが、画質を優先した圧縮画像データを保存しますか?」というダイアログを表示させ、このダイアログに対して、「はい」が選択された場合(図中、YESの場合)、圧縮形式Aの圧縮画像データAを保存データとして決定し、圧縮形式Bの圧縮画像データBをHDD15から削除する(ステップS26)。また、ステップS25において、上記ダイアログに対して、「いいえ」が選択された場合(図中、NOの場合)、ステップS24に移行し、圧縮形式Bの圧縮画像データBを保存データとして決定し、圧縮形式Aの圧縮画像データAをHDD15から削除する。
1…画像処理装置(MFP)、11…画像形成部、11a…印字部、11b…メモリ、12…機器制御部、13…管理部、14…通信部、15…HDD、16…消去部、17…画像処理部、18…操作部、18a…表示部、18b…タッチパネル部、18c…入力キー、19…画像読取部、20…前段処理手段、21…JPEG圧縮手段、22…JPEG伸張手段、23…後段処理手段、24…JBIG圧縮手段、25…JBIG伸張手段、26…差分/比率算出手段、27…保存データ決定手段。

Claims (6)

  1. 画像データを圧縮して保存する画像処理装置であって、
    画像データを取得する画像データ取得手段と、該取得した画像データを画質優先の第1の圧縮方式により圧縮して第1の圧縮画像データを生成する第1の圧縮手段と、前記画像データ取得手段により取得した画像データを前記第1の圧縮方式よりも高圧縮率である圧縮率優先の第2の圧縮方式により圧縮して第2の圧縮画像データを生成する第2の圧縮手段と、前記第1の圧縮画像データのデータ量と前記第2の圧縮画像データのデータ量との差分又は比率を算出する差分/比率算出手段と、該算出した差分又は比率と予め設定された閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、前記第1の圧縮画像データ又は前記第2の圧縮画像データのいずれか一方を保存データとして決定する保存データ決定手段とを備え
    前記保存データ決定手段は、前記差分又は比率が閾値未満である場合、前記第1の圧縮画像データを保存データとして決定し、また、前記差分又は比率が閾値以上である場合、前記第2の圧縮画像データを保存データとして決定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、ユーザからの入力に基づいて閾値を設定する閾値設定手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項に記載の画像処理装置において、前記保存データ決定手段は、前記第1の圧縮画像データを保存データとして決定するか否かをユーザに確認するためのメッセージを前記画像処理装置の表示部に表示することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記画像データ取得手段は、原稿画像を読み取って画像データを取得する画像読取手段であることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記画像データ取得手段は、ネットワークを介して接続された外部機器と通信することにより画像データを取得する通信手段であることを特徴とする画像処理装置。
  6. 画像データを圧縮して保存する画像処理装置による画像処理方法であって、
    前記画像処理装置が、画像データを取得する画像データ取得ステップと、該取得した画像データを画質優先の第1の圧縮方式により圧縮して第1の圧縮画像データを生成する第1の圧縮ステップと、前記画像データ取得ステップにて取得した画像データを前記第1の圧縮方式よりも高圧縮率である圧縮率優先の第2の圧縮方式により圧縮して第2の圧縮画像データを生成する第2の圧縮ステップと、前記第1の圧縮画像データのデータ量と前記第2の圧縮画像データのデータ量との差分又は比率を算出する差分/比率算出ステップと、該算出した差分又は比率と予め設定された閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、前記第1の圧縮画像データ又は前記第2の圧縮画像データのいずれか一方を保存データとして決定する保存データ決定ステップとを備え、
    前記保存データ決定ステップは、前記差分又は比率が閾値未満である場合、前記第1の圧縮画像データを保存データとして決定し、また、前記差分又は比率が閾値以上である場合、前記第2の圧縮画像データを保存データとして決定することを特徴とする画像処理方法。
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