JP2011015362A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイズの異なる原稿を混載した場合の集約において、変倍率が過剰に小さくなることによる画像データのつぶれを防止するとともに、余白の発生による出力紙の浪費を防止することができる画像処理装置を得ること。
【解決手段】画像データの原稿サイズを判定する原稿サイズ判定装置17と、画像データおよび当該画像データの原稿サイズを含む付帯情報を蓄積するHDD5と、画像データを出力するプロッタ装置9と、出力紙サイズおよび画像データの集約に関するルールを含む設定情報が入力される操作表示装置10と、集約に関するルールに基づいて、集約要否を含めて前記画像データの変倍率を設定するCPU6と、を備え、CPU6は、サイズの異なる複数の原稿を集約して出力するように設定された場合に、原稿サイズと出力サイズとの比率および原稿の順序に応じて、画像データの集約要否および画像データ毎の変倍率を逐次設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機,ファクシミリ,プリンタ,スキャナ等の機能を複合したデジタル複合機(MFP)などの画像処理装置に関する。
従来、デジタル複合機(MFP)においては、異なるサイズの原稿の画像を同一サイズの記録紙に形成する場合には、最小の大きさの原稿に合わせて画像形成される。したがって、混載された原稿の中に極端に小さなサイズの原稿と大きなサイズの原稿とが存在する場合、最大の大きさの原稿の画像が極端に小さくなり、画像の判読が困難となる。
そこで、特許文献1では、異なるサイズの原稿の画像を同一サイズの記録紙に画像を縮小拡大して形成する混載モードが選択された場合でも、記録紙のサイズをユーザが指定することにより、大きなサイズの画像が極端に縮小されて画像の判読が困難となることを防止する技術が開示されている。
一方、近年のMFPにおいては、主に出力紙を節約するため、複数頁の同じサイズの原稿を1枚に集約して出力する集約モードが搭載されている。しかし、従来の集約モードにおいては、原稿のサイズや縦横の向きが同じであることが前提となっている。したがって、サイズの異なる原稿を集約する(サイズ混載)場合には、大きいサイズの原稿の変倍率が過剰に小さくなり画像データがつぶれて画像の判読が困難となる。
そこで、特許文献2では、任意のサイズおよび向きを有する複数の原稿を同一サイズの出力紙に形成する場合に、原稿のサイズと向き、および原稿に混載された仕切り用紙を検出し、原稿の縦横が切換わったとき、もしくは仕切り用紙を検出したときには、集約をリセットして次の複写紙に画像を形成することにより、見やすい状態で画像を形成する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に示された技術では、選択された出力紙が小さく、原稿に大きいサイズの原稿が混載している場合には、大きいサイズの原稿の変倍率が過剰に小さくなり画像データがつぶれて画像の判読が困難となる、という問題は解消できない。また、集約に関するルールが記載されていない(集約が想定されていない)ため、出力紙を節約することができない、という問題があった。
また、特許文献2に示された技術では、集約する際に縦置きの原稿と横置きの原稿とを同一紙面上に出力しないため、余白を残したまま次の出力紙に画像を形成する場合があり、多くの出力紙を必要とする、という問題があった。また、原稿の向きを揃えることができる反面、原稿の向きを揃える際に、変倍率が過剰に小さくなる場合があり、可読性が悪いページが発生する場合がある、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、サイズの異なる原稿を混載した場合の集約において、変倍率が過剰に小さくなることによる画像データのつぶれを防止するとともに、余白の発生による出力紙の浪費を防止することを可能とする画像処理装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、原稿を読み取り電子化した画像データを得る画像入力手段と、前記画像入力手段により読み取られた前記画像データの原稿サイズを判定する原稿サイズ判定手段と、前記画像データおよび当該画像データの原稿サイズを含む付帯情報を蓄積する蓄積手段と、前記画像データを出力する画像出力手段と、出力紙サイズおよび前記画像データの集約に関するルールを含む設定情報が入力される設定情報入力・表示手段と、前記集約に関するルールに基づいて、集約要否を含めて前記画像データの変倍率を設定する変倍率設定手段と、を備え、前記変倍率設定手段は、前記画像入力手段によって読み取られたサイズの異なる複数の原稿を集約して出力するように設定された場合に、原稿サイズと出力サイズとの比率および原稿の順序に応じて、前記画像データの集約要否および前記画像データ毎の変倍率を逐次設定することを特徴とする。
本発明によれば、サイズの異なる複数の原稿を集約して出力する場合に、原稿サイズと出力サイズとの比率および原稿の順序に応じて、画像データの集約要否および画像データ毎の変倍率を逐次設定するようにしたので、サイズの異なる原稿を混載した場合の集約において、変倍率が過剰に小さくなることによる画像データのつぶれを防止することができ、余白の発生による出力紙の浪費を防止することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる画像処理装置100のシステム構成を示すブロック図である。 図2は、第1の画像データ処理装置2の処理ブロック図である。 図3は、フィルタ処理部におけるRGB画像データの鮮鋭性を予め定めた特性に統一するための基準チャートを示す平面図である。 図4は、第2の画像データ処理装置4の処理ブロック図である。 図5は、実施の形態にかかる画像処理装置100において等倍同等処理変倍率を設定する画面イメージの一例を示す図である。 図6は、実施の形態にかかる画像処理装置100において出力可能変倍率を設定する画面イメージの一例を示す図である。 図7は、出力紙サイズに対する原稿サイズの比率が出力可能変倍率の下限値を下回った場合の警告を表示する画面イメージの一例を示す図である。 図8は、実施の形態にかかる画像処理装置100におけるコピー機能動作の流れを説明する図である。 図9は、出力紙のサイズをA4に固定した場合におけるコピー動作処理を説明するフローチャートである。 図10は、出力紙のサイズをA4に固定した場合における出力画像のイメージを示す図である。 図11は、出力紙のサイズをA3に固定した場合におけるコピー動作処理を説明するフローチャートである。 図12は、出力紙のサイズをA3に固定した場合における出力画像のイメージを示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる画像処理装置100のシステム構成を示すブロック図である。図1に示す画像処理装置100は、画像入力手段である読取り装置1、第1の画像データ処理装置2、バス制御装置3、第2の画像データ処理装置4、蓄積手段であるHDD(Hard Disk Drive)5、変倍率設定手段としての機能を有するCPU(Central Processing Unit)6、メモリ7、プロッタI/F装置8、画像出力手段であるプロッタ装置9、設定情報入力・表示手段である操作表示装置10、回線I/F装置11、外部I/F装置12、S.B.(South Bridge)13、ROM(Read Only Memory)14、および原稿サイズ判定装置17などを備えている。この画像処理装置100は、外部装置であるFAX15やPC16とデータ通信可能に構成され、読取り装置1から読み取られた画像を印刷するコピー機能、スキャナ機能に加え、FAX印刷機能、プリンタ機能等を有している。
読取り装置1は、CCD光電変換素子からなるラインセンサとA/Dコンバータとそれらの駆動回路を具備し、セットされた原稿をスキャンすることで得る原稿の濃淡情報から、RGB各8ビットのデジタル画像データを生成し出力する。
原稿サイズ判定装置17は、読取り装置1から入力された原稿の原稿サイズを、主走査と副走査の長さを測定するセンサによって判定する。
第1の画像データ処理装置2は、読取り装置1から出力されたデジタル画像データに対し、予め定めた特性に統一する処理を施して出力する。統一する特性は、画像データをHDD5に蓄積し、その後再利用する場合に、出力先の画像変換に適する特性である。その詳細については、後述する。
バス制御装置3は、画像処理装置100内で必要な画像データや制御コマンド等の各種データのやり取りを行うデータバスの制御装置であり、複数種のバス規格間のブリッジ機能も有している。本実施の形態においては、第1の画像データ処理装置2,第2の画像データ処理装置4,CPU6とはPCI−Expressバスで接続し、HDD5とはATAバスで接続するものであって、ASIC化されている。
第2の画像データ処理装置4は、第1の画像データ処理装置2で予め定めた特性を統一されたデジタル画像データに対し、ユーザから指定された出力先に適した画像処理を施し出力する。その詳細については、後述する。
HDD5は、パーソナルコンピュータなどにも使用されている電子データを保存するための大型の記憶装置であり、画像処理装置100内では、主にデジタル画像データおよびデジタル画像データの付帯情報(例えば、設定モードなど)を蓄積するためのものである。本実施の形態では、HDD5としては、例えば、IDEを拡張して規格化されているATAバス接続のハードディスクを使用することができる。
CPU6は、画像処理装置100の制御全体を司るマイクロプロセッサである。本実施の形態では、近年普及してきたCPUコア単体に+αの機能を追加したIntegrated CPUを使用することができ、例えば、PMC社のRM11100で、汎用規格I/Fとの接続機能や、クロスバースイッチを使ったこれらバス接続機能がインテグレートされたCPUを使用することができる。なお、本実施の形態では、CPU6は、後述する等倍同等処理変倍率および出力可能変倍率に基づいて、画像データの変倍率および集約要否を決定する機能を有している。
メモリ7は、複数種のバス規格間をブリッジする際の速度差や、接続された部品自体の処理速度差を吸収するために、一時的にやりとりするデータを記憶する、あるいはCPU6が画像処理装置100の制御を行う際に、プログラムや中間処理データを一時的に記憶する揮発性メモリである。CPU6は、高速処理を求められるため、通常起動時にROM14に記憶されたブートプログラムにてシステムを起動し、その後は高速にアクセス可能なメモリ7に展開されたプログラムによって処理を行う。本実施の形態では、メモリ7として、規格化されたパーソナルコンピュータに使用されているDIMMを使用することができる。
プロッタI/F装置8は、CPU6にインテグレートされた汎用規格I/F経由で送られてくるCMYKからなるデジタル画像データを受け取ると、プロッタ装置9の専用I/Fに出力するバスブリッジ処理を行う。本実施の形態では、汎用規格I/Fとして、例えば、PCI−Expressバスを使用することができる。
プロッタ装置9は、CMYKからなるデジタル画像データを受け取ると、レーザビームを用いた電子写真プロセスを使って、転写紙に受け取った画像データを出力する。
S.B.13は、パーソナルコンピュータに使用されるチップセットの一つであり、South Bridgeと呼ばれる汎用の電子デバイスである。S.B.13は、主に、PCI−ExpressとISAブリッジを含むCPUシステムを構築する際によく使用されるバスのブリッジ機能を汎用回路化したものであり、ROM14との間をブリッジしている。
ROM14は、CPU6が画像処理装置100の制御を行う際の各種プログラム(ブートプログラムを含む)を格納するメモリである。ここで、プログラムとしては、コピー動作プロセスのプログラム(コピーアプリ)やスキャナ配信プロセスのプログラム(スキャナ配信アプリ)、ファックス送信プロセスのプログラム(ファックスアプリ)などがある。
操作表示装置10は、画像処理装置100とユーザのインタフェースを行う部分であり、LCD(液晶表示装置)とキースイッチから構成され、装置の各種状態や操作方法をLCDに表示し、ユーザからのキースイッチ入力を検知する。本実施の形態では、PCI−Expressバスを介してCPU6と接続されている。なお、本実施の形態では、ユーザが操作表示装置10から画像の集約を行う上でのルール、すなわち、出力紙サイズや後述する等倍同等処理変倍率および出力可能変倍率を設定するように構成されている。
回線I/F装置11は、PCI−Expressバスと電話回線を接続する装置であり、電話回線を介して外部装置との間で各種データの送受信を行う。なお、図1において画像処理装置100と接続される外部装置としてのFAX15は、通常のファクシミリであり、電話回線を介して画像処理装置100との間で画像データの送受信を行う。
外部I/F装置12は、PCI−Expressバスと外部装置を接続する装置であり、この外部I/F装置12により、画像処理装置100は、外部装置と各種データのやり取りを行うことが可能になる。本実施の形態では、その接続I/Fにネットワーク(イーサネット(登録商標))を使用する。すなわち、画像処理装置100は、外部I/F装置12を介してネットワークに接続されている。なお、図1において画像処理装置100と接続される外部装置としてのPC16は、いわゆるパーソナルコンピュータであり、インストールされたアプリケーションソフトやドライバを介して、ユーザは画像処理装置100に対して各種制御や画像データの入出力を行う。
ここで、第1の画像データ処理装置2について詳述する。図2は、第1の画像データ処理装置2の処理ブロック図である。図2に示すように、第1の画像データ処理装置2は、γ変換部30、フィルタ処理部31、色変換部32、変倍処理部33を備えている。
γ変換部30は、読取り装置1から受け取ったRGB画像データの明るさを予め定めた特性に統一する。本実施の形態では、明度リニアな特性に変換する。フィルタ処理部31は、RGB画像データの鮮鋭性を予め定めた特性に統一する。本実施の形態では、図3に示すような基準チャートをスキャンしたときに、線数毎に対して予め定めたMTF特性値になるように変換する。
色変換部32は、RGB画像データの色を予め定めた特性に統一する。本実施の形態では、色空間が標準色空間、例えばAdobe−RGB色空間(AdobeはAdobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の商標)になるように変換する。変倍処理部33は、RGB画像データのサイズ(解像度)を予め定めた特性に統一する。本実施の形態では、サイズ(解像度)を600dpiに変換する。
ここで、第2の画像データ処理装置4について詳述する。画像データ処理装置4については、画像処理装置100において実現する機能によって処理の内容が異なるため、ここでは一例としてコピー機能動作における処理について説明する。図4は、第2の画像データ処理装置4の処理ブロック図である。図4に示すように、第2の画像データ処理装置4は、フィルタ処理部40、色変換部41、変倍処理部42、階調処理部43を備えている。
フィルタ処理部40は、RGB画像データの鮮鋭性を、プロッタ装置8に出力する場合の再現性が良くなるように補正する。具体的には、所望するモード情報に従って鮮鋭化/平滑化処理を施す。例えば、文字モードでは文字をハッキリ/クッキリとさせるために鮮鋭化処理を施し、写真モードでは滑らかに階調性を表現するため平滑化処理を施す。
色変換部41は、RGB各8ビットのデータを受け取るとプロッタ装置8用の色空間であるCMYK各8ビットに変換する。このとき、ユーザが所望するモード情報に従って、彩度も併せて調整する。
変倍処理部42は、CMYK画像データのサイズ(解像度)について、プロッタ装置8の再現性能に従ったサイズ(解像度)変換を行う。変倍処理部42には、単純変倍の機能が具備されており、集約に伴う変倍処理を行う。
階調処理部43では、CMYK各8ビットのデータを受け取るとプロッタ装置8の階調処理能力に従った階調数変換処理を行う。本実施の形態では、CMYK各2ビットに疑似中間調処理の一つである誤差拡散法を用いて階調数変換する。
ここで、ユーザが操作表示装置10から設定する等倍同等処理変倍率および出力可能変倍率について詳述する。図5は、実施の形態にかかる画像処理装置100において等倍同等処理変倍率を設定する画面イメージの一例を示す図である。また、図6は、実施の形態にかかる画像処理装置100において出力可能変倍率を設定する画面イメージの一例を示す図である。
ユーザが操作表示装置10上で自身のID・パスワードを入力し、等倍同等処理変倍率の設定あるいは出力可能変倍率の設定を指定することにより、図5に示す等倍同等処理変倍率の設定画面あるいは図6に示す出力可能変倍率の設定画面が表示される。等倍同等処理変倍率および出力可能変倍率は、出力紙サイズに対する原稿サイズの比率の上限値および下限値をユーザごとに設定することができ、ユーザのID・パスワードを入力することにより、設定値の編集・保存が可能となる。
等倍同等処理変倍率は、出力紙サイズに対する原稿サイズの比率が等倍あるいは等倍同等として処理される範囲が指定される。等倍同等処理変倍率の上限値をXu%、下限値をXd%に設定した場合、出力紙サイズに対する原稿サイズの比率が(10000/Xu)%以上且つ(10000/Xd)%以下(小数点以下は四捨五入)を満たす原稿が等倍として処理される。すなわち、例えば上限値が110%、下限値が90%に設定されている場合、原稿サイズがA4サイズに対して91%〜110%の範囲内であれば、A4サイズの原稿として処理される。
出力可能変倍率は、画像データを変倍して処理する場合において出力紙に形成可能な変倍率の設定範囲が指定される。例えば出力可能変倍率の上限値が100%、下限値が71%に設定され、出力紙のサイズがA4に指定されている場合、A3サイズの原稿は、71%に変倍されて1枚の出力紙に1つの画像データとして形成され、A4サイズの原稿は、等倍あるいは71%に変倍されて1枚の出力紙に1つあるいは2つの画像データとして形成される。あるいは、例えば出力紙のサイズがA3に指定されている場合、A3サイズの原稿は、等倍あるいは71%に変倍されて1枚の出力紙に1つあるいは2つの画像データとして形成され、A4サイズの原稿は、同様に等倍あるいは71%に変倍されて1枚の出力紙に2つないし4つの画像データとして形成される。
また、例えば出力可能変倍率の上限値が100%、下限値が50%に設定され、出力紙のサイズがA4に指定されている場合、A3サイズの原稿は、50%に変倍されて1枚の出力紙に2つの画像データとして形成され、A4サイズの原稿は、71%あるいは50%に変倍されて1枚の出力紙に2つないし4つの画像データとして形成される。あるいは、例えば出力紙のサイズがA3に指定されている場合、A3サイズの原稿は、71%あるいは50%に変倍されて1枚の出力紙に2つないし4つの画像データとして形成され、A4サイズの原稿は、同様に71%あるいは50%に変倍されて1枚の出力紙に4つないし8つの画像データとして形成される。
なお、出力可能変倍率の下限値は、原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合に、変倍後の画像データに対する出力紙サイズの面積比率が2となるような最小変倍率(Mは自然数)として設定される。
また、出力紙サイズに対して原稿のサイズが大きく、出力可能変倍率の下限値を下回る場合には、操作表示装置10上に警告を表示し、画像データの出力を停止する。図7は、出力紙サイズに対する原稿サイズの比率が出力可能変倍率の下限値を下回った場合の警告を表示する画面イメージの一例を示す図である。
つぎに、上記のように構成された画像処理装置100の集約を伴うコピー動作の概略について説明する。ここでは、画像処理装置100の代表的な機能動作の一例として、コピー機能動作について説明する。図8は、実施の形態にかかる画像処理装置100におけるコピー機能動作の流れを説明する図である。まず、ユーザが読取り装置1に原稿をセットし、所望するモード等の設定とコピー開始の入力を操作表示装置10に行う。操作表示装置10は、ユーザから入力された情報(コピーモード等)を機器内部の制御コマンドデータに変換して、PCI−Expressバスを介してCPU6に発行する。
CPU6は、コピー開始の制御コマンドデータに従って、コピー動作プロセスのプログラムを実行し、コピー動作に必要な設定や動作を実行する。以下に、コピー動作プロセスについて説明する。
読取り装置1は、原稿をスキャンして得られるRGB各8ビットのデジタル画像データ(以下、「RGB画像データ」と称する)を、原稿サイズ判定装置17に送信する。図8に示す例では、1枚目からn枚目まで順次スキャンする。
原稿サイズ判定装置17は、送信されたRGB画像データの主走査および副走査の長さを測定して原稿のサイズを判定し、RGB画像データおよびRGB画像データの原稿サイズを含む付帯情報を第1の画像データ処理装置2に送信する。
第1の画像データ処理装置2は、RGB画像データを予め定めた特性に統一し、RGB画像データの原稿サイズを含む付帯情報と併せてバス制御装置3に送信する。
バス制御装置3は、受信したRGB画像データおよびRGB画像データの原稿サイズを含む付帯情報をHDD5に一時的に蓄積するとともに、RGB画像データの原稿サイズをCPU6に送信する。
CPU6は、等倍同等処理変倍率および出力可能変倍率に基づいて、各RGB画像データの変倍率および複数のRGB画像データの集約要否を決定し、集約枚数分のRGB画像データをHDD5から読み出して、第2の画像データ処理装置4に送信する。なお、ここでは、原稿の1枚目からm枚目までを集約して1枚の出力紙に画像形成する例を示している。
第2の画像データ処理装置4は、受け取ったRGB画像データをプロッタ出力用のCMYK画像データに変換し、集約に伴う変倍処理を行って、バス制御装置3に出力する。なお、ここではコピー機能動作について説明しているので、CMYK画像データに変換しているが、FAX機能動作である場合はモノクロ二値画像データに変換され、スキャナ機能動作である場合はモノクロ二値、グレースケール、RGB多値などの画像データに変換される。コピー機能動作、FAX機能動作、スキャナ機能動作における差異は、第2の画像データ処理装置4において変換される画像データの特性および出力方式のみであり、基本的な処理の流れは同じである。
バス制御装置3は、第2の画像データ処理装置4から入力されるCMYK画像データをCPU6に送信する。CPU6は、受信したCMYK画像データをメモリ7に蓄積する。メモリ7では、集約に伴いCMYK画像データが順次マッピングされる。
メモリ7は、蓄積されたCMYK画像データを、CPU6およびプロッタI/F装置8を介して、プロッタ装置9に送信する。プロッタ装置9は、受け取ったCMYK画像データを転写紙に出力し、原稿の1枚目からm枚目までの画像が集約されたコピーが生成される。
つぎに、実施の形態にかかる画像処理装置100における集約を伴うコピー動作処理フローについて、図9〜図12を参照して詳細に説明する。
図9は、出力紙のサイズをA4に固定した場合におけるコピー動作処理を説明するフローチャートである。また、図10は、出力紙のサイズをA4に固定した場合における出力画像のイメージを示す図である。ここでは、説明を簡略化するため、原稿のサイズをA4およびA3のみとして説明する。なお、出力紙のサイズに対する原稿のサイズの比率が同様(すなわち、出力紙が「1.0」に対し、原稿のサイズが「1.0」および「2.0」の場合)であれば、同様のフローで説明が可能である。
原稿がセットされ、コピーが開始されると、まず、1枚目の原稿のサイズ検出を行う(ステップST101)。1枚目の原稿のサイズがA3であれば(ステップST101;A3)、1枚目の原稿(A3)の画像データを71%に変倍して出力する(ステップST106)。この場合の出力画像のイメージは、図10(c)となる。1枚目の原稿のサイズがA4であれば(ステップST101;A4)、引き続き2枚目の原稿のサイズ検出を行う(ステップST102)。
2枚目の原稿のサイズがA3であれば(ステップST102;A3)、1枚目の原稿(A4)の画像データを等倍で出力し(ステップST103)、続いて2枚目の原稿(A3)の画像データを71%に変倍して出力する(ステップST104)。この場合の出力画像のイメージは、図10(b)となる。
2枚目の原稿のサイズがA4であれば(ステップST102;A4)、1枚目の原稿(A4)の画像データおよび2枚目の原稿(A4)の画像データを71%に変倍し、1枚に集約して出力する(ステップST105)。この場合の出力画像のイメージは、図10(a)となる。
セットされた全ての原稿の読取りが完了したか否かを判断し(ステップST107)、全ての原稿の読取りが完了していなければ(ステップST107;No)、ステップST101に戻り、全ての原稿の読取りが完了するまでステップST101〜ステップST107の処理を繰り返す。そして、全ての原稿の読取りが完了した時点で(ステップST107;Yes)、処理を終了してコピー動作を停止する。
すなわち、複数の原稿の原稿サイズが任意のページから2N枚(Nは自然数)連続して出力紙サイズと同等である場合には、2枚の原稿を1枚の出力紙に集約して出力する。図9に示すフローチャートでは、ステップST101→ステップST102→ステップST105の順に処理されるフローが相等する。
また、複数の原稿の任意のページから(2N−1)枚連続して出力紙サイズと同等である場合には、(2N−2)枚目までは、2枚の原稿を1枚の出力紙に集約して出力し、2N枚目の原稿サイズが出力紙サイズより大きい場合には、(2N−1)枚目の原稿を出力紙サイズに合わせて等倍あるいは変倍して出力する。図9に示すフローチャートでは、ステップST101→ステップST102→ステップST103→ステップST104の順に処理されるフローが相等する。なお、2N枚目の原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合には、(2N−1)枚目の原稿を変倍して少なくとも2N枚目の原稿とともに1枚の出力紙に集約して出力することも可能であるが、ここでの詳細な説明は省略する。
さらに、(2N−1)枚連続して原稿サイズが出力紙サイズより大きい場合には、出力紙サイズに合わせて等倍あるいは変倍して出力する。図9に示すフローチャートでは、ステップST101→ステップST106の順に処理されるフローが相等する。
また、例外処理として、ステップST102に移行する際に読取られた原稿が最後の原稿であった場合には、当該最後の原稿(A4)の画像データを等倍で出力し、処理を終了する。この場合の出力画像のイメージは、図10(d)となる。
図11は、出力紙のサイズをA3に固定した場合におけるコピー動作処理を説明するフローチャートである。また、図12は、出力紙のサイズをA3に固定した場合における出力画像のイメージを示す図である。ここでは、説明を簡略化するため、原稿のサイズをA4およびA3のみとし、原稿サイズがA4である場合に、変倍後の画像データに対する出力紙サイズの面積比率が4倍となる最小変倍率、すなわち、出力可能変倍率の下限値を71%として説明する。なお、出力紙のサイズに対する原稿のサイズの比率が同様(すなわち、出力紙が「1.0」に対し、原稿のサイズが「0.5」および「1.0」の場合)であれば、同様のフローで説明が可能である。
原稿がセットされ、コピーが開始されると、まず、1枚目の原稿のサイズ検出を行う(ステップST201)。1枚目の原稿のサイズがA4であれば(ステップST201;A4)、引き続き2枚目の原稿のサイズ検出を行う(ステップST202)。
2枚目の原稿のサイズがA3であれば(ステップST202;A3)、1枚目の原稿(A4)の画像データを等倍のままで、2枚目の原稿(A3)の画像データを71%に変倍し、集約して出力する(ステップST209)。この場合の出力画像のイメージは、図12(a)となる。
2枚目の原稿のサイズがA4であれば(ステップST202;A4)、引き続き3枚目の原稿のサイズ検出を行う(ステップST203)。
3枚目の原稿のサイズがA3であれば(ステップST203;A3)、1枚目の原稿(A4)の画像データ、2枚目の原稿(A4)の画像データ、および3枚目の原稿(A3)の画像データを71%に変倍し、集約して出力する(ステップST209)。この場合の出力画像のイメージは、図12(b)となる。
3枚目の原稿のサイズがA4であれば(ステップST203;A4)、引き続き4枚目の原稿のサイズ検出を行う(ステップST204)。
4枚目の原稿のサイズがA4であれば(ステップST204;A4)、1枚目の原稿(A4)の画像データ、2枚目の原稿(A4)の画像データ、3枚目の原稿(A4)の画像データ、および4枚目の原稿(A4)の画像データを71%に変倍し、集約して出力する(ステップST209)。この場合の出力画像のイメージは、図12(d)となる。
一方、ステップST201において、1枚目の原稿のサイズがA3であれば(ステップST201;A3)、引き続き2枚目の原稿のサイズ検出を行う(ステップST205)。
2枚目の原稿のサイズがA3であれば(ステップST205;A3)、1枚目の原稿(A3)の画像データおよび2枚目の原稿(A3)の画像データを71%に変倍し、集約して出力する(ステップST209)。この場合の出力画像のイメージは、図12(e)となる。
2枚目の原稿のサイズがA4であれば(ステップST205;A4)、引き続き3枚目の原稿のサイズ検出を行う(ステップST206)。
3枚目の原稿のサイズがA4であれば(ステップST206;A4)、1枚目の原稿(A3)の画像データ、2枚目の原稿(A4)の画像データ、および3枚目の原稿(A4)の画像データを71%に変倍し、集約して出力する(ステップST209)。この場合の出力画像のイメージは、図12(f)となる。
3枚目の原稿のサイズがA3であれば(ステップST206;A3)、1枚目の原稿(A3)の画像データを71%に変倍し、2枚目の原稿(A4)の画像データを等倍のままで、1枚目の出力紙に集約して出力し(ステップST207)、3枚目の原稿(A3)の画像データを71%に変倍して、2枚目の出力紙の左半分を満たして出力されるように備える(ステップST208)。この場合の出力画像のイメージは、図12(g)となる。
また、他方、ステップST204において、4枚目の原稿のサイズがA3であれば(ステップST204;A3)、1枚目の原稿(A4)の画像データおよび2枚目の原稿(A4)の画像データを71%に変倍し、3枚目の原稿(A4)の画像データを等倍のままで、1枚目の出力紙に集約して出力し(ステップST207)、4枚目の原稿(A3)の画像データを71%に変倍して、2枚目の出力紙の左半分を満たして出力されるように備える(ステップST208)。この場合の出力画像のイメージは、図12(c)となる。
ここで、図12(c)および図12(g)の2枚目の出力紙の右半分を満たす画像イメージは、ステップST208の処理の後に行うステップST205以降の処理によって異なる。以下に、ステップST208からステップST205以降のステップに移行する処理について説明する。
ステップST208において、A3の画像データを71%に変倍して、2枚目の出力紙の左半分を満たして出力されるように備えた後(ステップST208)、引き続きP枚目(Pは4以上の自然数)の原稿のサイズ検出を行う(ステップST205)。
P枚目の原稿のサイズがA3であれば(ステップST205;A3)、P枚目の原稿(A3)の画像データを71%に変倍し、2枚目の出力紙の右半分に集約して出力する(ステップST209)。この場合の2枚目の出力紙の右半分の出力画像のイメージは、図12(h)となる。
P枚目の原稿のサイズがA4であれば(ステップST205;A4)、引き続きP+1枚目の原稿のサイズ検出を行う(ステップST206)。P+1枚目の原稿のサイズがA4であれば(ステップST206;A4)、P枚目の原稿(A4)の画像データおよびP+1枚目の原稿(A4)の画像データを71%に変倍し、2枚目の出力紙の右半分に集約して出力する(ステップST209)。この場合の2枚目の出力紙の右半分の出力画像のイメージは、図12(i)となる。
P+1枚目の原稿のサイズがA3であれば(ステップST206;A3)、ステップST207の処理に戻り、P枚目の原稿(A4)の画像データを等倍のままで、2枚目の出力紙の右半分に集約して出力し(ステップST207)、P+1枚目の原稿(A3)の画像データを71%に変倍し、3枚目の出力紙の左半分を満たして出力されるように備える(ステップST208)。この場合の2枚目の出力紙の右半分の出力画像のイメージは、図12(j)となる。
以降、ステップST205においてA3サイズの原稿を検出するか、あるいはステップST208において検出されるA4サイズの原稿を検出するまで、ステップST205〜ステップST208の処理を繰り返し行う。
ステップST209において画像データを集約して出力した後、セットされた全ての原稿の読取りが完了したか否かを判断し(ステップST210)、全ての原稿の読取りが完了していなければ(ステップST210;No)、ステップST201に戻り、全ての原稿の読取りが完了するまでステップST201〜ステップST209の処理を繰り返す。そして、全ての原稿の読取りが完了した時点で(ステップST210;Yes)、処理を終了してコピー動作を停止する。
すなわち、複数の原稿の原稿サイズが任意のページから2N枚(Nは自然数)連続して出力紙サイズと同等である場合には、2枚の原稿を1枚の出力紙に集約して出力する。図11に示すフローチャートでは、ステップST201→ステップST205→ステップST209の順に処理されるフローが相等する。
また、複数の原稿の任意のページから(2N−1)枚連続して出力紙サイズと同等である場合には、(2N−2)枚目までは、2枚の原稿を1枚の出力紙に集約して出力し、2N枚目の原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合には、(2N−1)枚目の原稿を変倍して少なくとも2N枚目の原稿とともに1枚の出力紙に集約して出力する。図11に示すフローチャートでは、ステップST201→ステップST205→ステップST206→ステップST209の順に処理されるフローおよびステップST201→ステップST205→ステップST206→ステップST207→ステップST208の順に処理されるフローが相等する。
また、原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合に、変倍後の画像データに対する出力紙サイズの面積比率が2となる最小変倍率(Mは自然数)を設定し、複数の原稿の任意のページから2枚連続して原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合には、最小変倍率で変倍して1枚の出力紙に集約して出力する。図11に示すフローチャートでは、ステップST201→ステップST202→ステップST203→ステップST204→ステップST209の順に処理されるフローが相等する。
さらに、複数の原稿の任意のページから2枚より少ない枚数で連続して原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合には、それ以降の原稿の原稿サイズに応じて、集約要否および変倍率を設定する。図11に示すフローチャートでは、ステップST201→ステップST202→ステップST209の順に処理されるフロー、ステップST201→ステップST202→ステップST203→ステップST209の順に処理されるフロー、およびステップST201→ステップST202→ステップST203→ステップST204→ステップST207→ステップST208の順に処理されるフローが相等する。
また、例外処理として、ステップST202、ステップST203、ステップST204、ステップST205、およびステップST206に移行する際に読取られた原稿が最後の原稿(Z枚目)であった場合には、当該最後の原稿の画像データを等倍のままで、それまでに読取られた原稿の画像データと集約して出力し、処理を終了する。ステップST202に移行する際に読取られた原稿が最後の原稿であった場合の出力画像のイメージは図12(k)、ステップST203に移行する際に読取られた原稿が最後の原稿であった場合の出力画像のイメージは図12(l)、ステップST204に移行する際に読取られた原稿が最後の原稿であった場合の出力画像のイメージは図12(m)、ステップST205に移行する際に読取られた原稿が最後の原稿であった場合の出力画像のイメージは図12(n)、ステップST206に移行する際に読取られた原稿が最後の原稿であった場合の出力画像のイメージは図12(o)となる。
以上のように、実施の形態の画像処理装置によれば、サイズの異なる複数の原稿を集約して出力する場合に、原稿サイズと出力サイズとの比率および原稿の順序に応じて、画像データの集約要否および画像データ毎の変倍率を逐次設定するようにしたので、サイズの異なる原稿を混載した場合の集約において、変倍率が過剰に小さくなることによる画像データのつぶれを防止することができ、余白の発生による出力紙の浪費を防止することができる。
すなわち、出力紙サイズに対する原稿サイズの比率が等倍あるいは等倍同等として処理される範囲を指定し、複数の原稿の原稿サイズが任意のページから2N枚(Nは自然数)連続して指定した範囲内である場合には、2枚の原稿を等倍あるいは変倍して1枚の出力紙に集約し、複数の原稿の任意のページから(2N−1)枚連続して指定した範囲内である場合には、(2N−2)枚目までは、2枚の原稿を等倍あるいは変倍して1枚の出力紙に集約し、2N枚目の原稿サイズが出力紙サイズより大きい場合には、(2N−1)枚目の原稿を出力紙サイズに合わせて変倍率を設定して集約を行わず、2N枚目の原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合には、(2N−1)枚目の原稿を等倍あるいは変倍して少なくとも2N枚目の原稿とともに1枚の出力紙に集約するようにしたので、サイズの異なる原稿を混載し、途中で原稿サイズが切り換わった場合でも、出力紙に発生する余白を最小限に抑えることができる。
また、原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合に、変倍後の画像データに対する出力紙サイズの面積比率が2となる最小変倍率(Mは自然数)を設定し、複数の原稿の任意のページから2枚連続して原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合には、最小変倍率で変倍して1枚の出力紙に集約し、複数の原稿の任意のページから2枚より少ない枚数で連続して原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合には、それ以降の原稿の原稿サイズに応じて、集約要否および変倍率を設定するようにしたので、サイズの異なる原稿を混載し、途中で原稿サイズが切り換わった場合でも、出力紙に発生する余白を最小限に抑えるとともに、最小変倍率を超えて画像データが縮小されることを防止することができる。
また、出力紙サイズに対する原稿サイズの比率が等倍あるいは等倍同等として処理される範囲の上限値および下限値を設定するようにしたので、原稿のサイズ混載状態等に合わせて、ユーザの意図を反映した集約を行うことができる。
また、画像データを変倍して処理する場合において出力紙に形成可能な変倍率の上限値および下限値を設定するようにしたので、ユーザが意図した変倍率の範囲内で集約を行うことができ、出力紙サイズに対して原稿のサイズが大きく、出力可能変倍率の下限値を下回る場合には、操作表示装置に警告を表示させ、画像データの出力を停止させるようにしたので、ユーザが意図した変倍率以下で出力されることによる出力紙の浪費を防止することができる。
なお、上記実施の形態では、画像の集約を行う上でのルールの一例として、出力紙サイズ、等倍同等処理変倍率および出力可能変倍率を例示して説明したが、本発明の画像の集約を行う上でのルールはこれに限られるものではなく、画像データの集約に関する情報であれば他の情報でもよい。
また、上記実施の形態では、説明を簡略化するため、出力紙のサイズをA4、原稿のサイズをA4およびA3とした場合、および出力紙のサイズをA3、原稿のサイズをA4およびA3とした場合について説明したが、出力紙のサイズおよび原稿のサイズはこれに限られるものではなく、他の用紙サイズ、例えばA5とA4との組み合わせ、あるいはB5とB4との組み合わせであってもよく、さらにはA列規格の用紙およびB列規格の用紙が混在する場合であっても適用可能である。
また、本発明の画像処理装置は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、スキャナ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から構成される装置(ホストコンピュータ等)に適用しても良い。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した画像処理装置の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した画像処理装置の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した画像処理装置の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる画像処理装置は、ファクシミリ、スキャナ、複写機、デジタル複合機(MFP)等に広く利用可能であり、サイズの異なる原稿を混載した場合の集約において、変倍率が過剰に小さくなることによる画像データのつぶれを防止するとともに、余白の発生による出力紙の浪費を防止することができる発明として有用である。
1 読取り装置(画像入力手段)
2 第1の画像データ処理装置
3 バス制御装置
4 第2の画像データ処理装置
5 HDD(蓄積手段)
6 CPU(変倍率設定手段)
7 メモリ
8 プロッタI/F装置
9 プロッタ装置
10 操作表示装置(設定情報入力・表示手段)
11 回線I/F装置
12 外部I/F装置
13 S.B.
14 ROM
15 FAX
16 PC
17 原稿サイズ判定装置
30 γ変換部
31 フィルタ処理部
32 色変換部
33 変倍処理部
40 フィルタ処理部
41 色変換部
42 変倍処理部
43 階調処理部
100 画像処理装置
特開2000−305416号公報 特開2004−135359号公報

Claims (9)

  1. 原稿を読み取り電子化した画像データを得る画像入力手段と、
    前記画像入力手段により読み取られた前記画像データの原稿サイズを判定する原稿サイズ判定手段と、
    前記画像データおよび当該画像データの原稿サイズを含む付帯情報を蓄積する蓄積手段と、
    前記画像データを出力する画像出力手段と、
    出力紙サイズおよび前記画像データの集約に関するルールを含む設定情報が入力される設定情報入力・表示手段と、
    前記集約に関するルールに基づいて、集約要否を含めて前記画像データの変倍率を設定する変倍率設定手段と、
    を備え、
    前記変倍率設定手段は、前記画像入力手段によって読み取られたサイズの異なる複数の原稿を集約して出力するように設定された場合に、原稿サイズと出力サイズとの比率および原稿の順序に応じて、前記画像データの集約要否および前記画像データ毎の変倍率を逐次設定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記集約に関するルールは、出力紙サイズに対する原稿サイズの比率が等倍あるいは等倍同等として処理される範囲を指定する等倍同等処理変倍率を含み、
    前記変倍率設定手段は、前記画像入力手段から入力される複数の原稿の原稿サイズが任意のページから2N枚(Nは自然数)連続して前記等倍同等処理変倍率で指定した範囲内である場合には、2枚ずつの原稿を等倍あるいは変倍して1枚の出力紙に集約し、複数の原稿の原稿サイズが任意のページから(2N−1)枚連続して前記等倍同等処理変倍率で指定した範囲内である場合には、(2N−2)枚目までは、2枚ずつの原稿を等倍あるいは変倍して1枚の出力紙に集約し、(2N−1)枚目は、2N枚目以降の原稿の原稿サイズに応じて、集約要否および変倍率を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記変倍率設定手段は、複数の原稿の原稿サイズが任意のページから(2N−1)枚連続して前記等倍同等処理変倍率で指定した範囲内であり、2N枚目の原稿サイズが出力紙サイズより大きい場合に、(2N−2)枚目までは、2枚ずつの原稿を等倍あるいは変倍して1枚の出力紙に集約し、(2N−1)枚目は、出力紙サイズに合わせて変倍率を設定し、集約を行わないことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記変倍率設定手段は、複数の原稿の任意のページから(2N−1)枚連続して原稿サイズが前記等倍同等処理変倍率で指定した範囲内であり、2N枚目の原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合に、(2N−2)枚目までは、2枚ずつの原稿を等倍あるいは変倍して1枚の出力紙に集約し、(2N−1)枚目は、等倍あるいは変倍して少なくとも2N枚目の原稿とともに1枚の出力紙に集約することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記等倍同等処理変倍率は、上限値および下限値が設定され、
    前記変倍率設定手段は、原稿サイズが前記等倍同等処理変倍率の上限値から下限値までの範囲内である場合に、出力紙サイズと等倍であるものとして扱うことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記変倍率設定手段は、原稿サイズが出力紙サイズより大きい場合に、出力紙サイズに合わせて変倍率を設定し、集約を行わないことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  7. 前記集約に関するルールは、原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合に、変倍後の画像データに対する出力紙サイズの面積比率が2となるような最小変倍率(Mは自然数)が設定され、
    前記変倍率設定手段は、複数の原稿の任意のページから2枚連続して原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合には、前記最小変倍率で変倍して1枚の出力紙に集約し、複数の原稿の任意のページから2枚より少ない枚数で連続して原稿サイズが出力紙サイズより小さい場合には、それ以降の原稿の原稿サイズに応じて、集約要否および変倍率を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  8. 前記集約に関するルールは、画像データを変倍して処理する場合において出力紙に形成可能な変倍率の上限値および下限値を指定する出力可能変倍率を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記変倍率設定手段は、出力紙サイズに対する原稿サイズの比率が前記出力可能変倍率の下限値を下回る場合に、前記設定情報入力・表示手段に警告を表示させ、前記画像出力手段に前記画像データの出力を停止させることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
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