JP4847844B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4847844B2
JP4847844B2 JP2006296151A JP2006296151A JP4847844B2 JP 4847844 B2 JP4847844 B2 JP 4847844B2 JP 2006296151 A JP2006296151 A JP 2006296151A JP 2006296151 A JP2006296151 A JP 2006296151A JP 4847844 B2 JP4847844 B2 JP 4847844B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
image data
image
input
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006296151A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008113350A (ja
Inventor
拓章 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006296151A priority Critical patent/JP4847844B2/ja
Publication of JP2008113350A publication Critical patent/JP2008113350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4847844B2 publication Critical patent/JP4847844B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、デジタル複写機,プリンタ装置,ファクシミリ装置等の画像形成装置やスキャナ装置などの画像処理装置に関する。
このような画像処理装置として、スキャナから入力される画像データに対して画像処理を行い、像域分離データ(文字・写真、色、網点有無)を取得して、画像データに取得した像域分離データを付加して記憶装置であるHDD(ハードディスクドライブ)に蓄積した後、配信要求によりHDDから外部PCへ配信する画像データに対し、像域分離データを用いて各像域に適合する処理条件を設定した補正・変換処理を行うことにより、利用側で画質の劣化を起こさず、必要なデータを効率よく配信できるようにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−112140号公報
しかしながら、このような画像処理装置では、画像データを蓄積する記憶装置は大容量のHDDの搭載が前提のため、HDDが搭載されていない場合やHDDの容量が少ない場合、蓄積できる画像データ数が限られてしまう。そのため、画像データを蓄積先又は出力(配信)先に最適な形式で蓄積又は出力することができない場合があり、画質の劣化につながるという問題がある。
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、画像データを蓄積先又は出力先に最適な形式で蓄積又は出力できるようにすることを目的とする。
この発明は、画像データを入力する入力手段と、画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と、画像データを複数の記憶装置に選択的に蓄積する蓄積手段と、画像データを複数の外部機器へ選択的に出力する出力手段とを有する画像処理装置であって、上記の目的を達成するため、以下に示すようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明による画像処理装置は、上記入力手段、上記画像処理手段、上記蓄積手段、および上記出力手段が接続され、その各手段を制御するシステム制御手段を設け、上記画像処理手段を、互いに上記システム制御手段を介して接続され、上記入力手段によって入力される画像データに対して画像処理を行う前段画像処理手段と、上記出力手段によって出力される画像データに対して画像処理を行う後段画像処理手段とによって構成し、上記システム制御手段に、画像データの圧縮又は伸張を行う圧縮/伸張手段と、上記入力手段によって入力された画像データの蓄積先又は出力先に応じて、該画像データに対する上記前段画像処理手段、上記後段画像処理手段、および上記圧縮/伸張手段による画像処理を切り替える第1の画像処理切替手段と、上記複数の記憶装置のいずれかに蓄積された画像データの出力先に応じて、該画像データに対する上記後段画像処理手段および上記圧縮/伸張手段による画像処理を切り替える第2の画像処理切替手段とを備えたものである。
請求項2の発明による画像処理装置は、請求項1の画像処理装置において、上記システム制御手段に、上記入力手段によって入力された画像データの上記蓄積手段による蓄積と上記出力手段による出力とを同時に行わせる蓄積・出力制御手段を備えたものである。
請求項3の発明による画像処理装置は、請求項1又は2の画像処理装置において、上記複数の記憶装置をディスクおよび半導体メモリとしたものである。
請求項4の発明による画像処理装置は、請求項2の画像処理装置において、上記第1の画像処理切替手段が、上記蓄積・出力制御手段による制御時には、上記蓄積手段によって蓄積される画像データと上記出力手段によって出力される画像データとで、上記前段画像処理手段、上記後段画像処理手段、および上記圧縮/伸張手段による画像処理を切り替えるものである。
請求項5の発明による画像処理装置は、請求項3の画像処理装置において、上記第1の画像処理切替手段が、上記入力手段によって入力された画像データの蓄積先が上記ディスクか上記半導体メモリかで上記前段画像処理手段又は前記圧縮/伸張手段による画像処理を切り替えるものである。
請求項6の発明による画像処理装置は、請求項5の画像処理装置において、上記第1の画像処理切替手段が、上記入力手段によって入力された画像データの蓄積先が上記ディスクか上記半導体メモリかで上記前段画像処理手段による該画像データの解像度を切り替えるものである。
請求項7の発明による画像処理装置は、請求項5の画像処理装置において、上記第1の画像処理切替手段が、上記入力手段によって入力された画像データの蓄積先が上記ディスクか上記半導体メモリかで上記圧縮/伸張手段による該画像データに対する圧縮方式を切り替えるものである。
請求項8の発明による画像処理装置は、請求項5の画像処理装置において、上記第1の画像処理切替手段が、上記入力手段によって入力された画像データの蓄積先が上記ディスクか上記半導体メモリかで上記圧縮/伸張手段による該画像データに対する圧縮率を切り替えるものである。
この発明によれば、画像処理装置が、入力手段によって入力された画像データの蓄積先又は出力先に応じて、その画像データに対する前段画像処理手段,後段画像処理手段,および圧縮/伸張手段による画像処理を切り替えることにより、画像データを蓄積先又は出力先に最適な形式で出力することができる。また、複数の記憶装置のいずれかに蓄積された画像データの出力先に応じて、その画像データに対する後段画像処理手段および圧縮/伸張手段による画像処理を切り替えることにより、複数の記憶装置のいずれかに蓄積された画像データを再利用する時も、その画像データを出力先に最適な形式で出力することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。なお、この実施形態では画像処理装置として画像形成装置、特に複写機,スキャナ装置,プリンタ,およびファクシミリ装置等の複数の機能を備えたMFP(デジタル複合機)を用いた例について説明する。
〔MFPのハードウェア構成例〕
まず、この発明の一実施形態であるMFPの主要部のハードウェア構成例について、図1を参照して具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態であるMFPの主要部のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このMFPにおいて、システム制御部10には、操作部1,スキャナ入力制御部2,I/O制御部3,プロッタ出力制御部4,前段画像処理部20,メモリ5,HDD(ハードディスクドライブ)6,および後段画像処理部30の各モジュールが接続されている。
操作部1は、操作用の各種キー(又は各種スイッチ)を備え、ユーザのキー操作(以下単に「ユーザ操作」という)によって設定された設定値をシステム制御部10へ転送する。
システム制御部10は、操作部1からの設定値に応じて各モジュールのパラメータ設定を行う。
スキャナ入力制御部2は、入力手段に相当し、外部機器である図示しないスキャナ部(スキャナユニット)によって読み取られた画像データのシステム制御部10への転送を制御する。
I/O制御部3は、入力手段および出力手段としての機能を有し、図示しないLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク,外部メディア(外部記録媒体),電話回線などの外部機器とのインタフェースを制御する。
プロッタ出力制御部4は、出力手段に相当し、プリントアウト(用紙への画像形成)のために、システム制御部10から外部機器である図示しないプロッタ(プリンタ)部への画像データの転送を制御する。
前段画像処理部20は、画像処理手段であり、外部機器からスキャナ入力制御部2やI/O制御部3に入力される画像データに対して、記憶装置であるメモリ5又はHDD6に蓄積される前に画像処理を行う。
この前段画像処理部20は、スキャナ補正部21,輝度調整用ガンマ補正部22,色変換部23,フィルタ部24,像域分離部25,解像度変換部26,および階調処理部27の各画像処理モジュールと、画像処理パス切替部28とによって構成されている。
スキャナ補正部21は、スキャナ部から入力される画像データに対してデータ補正を行う。
輝度調整用ガンマ補正部22は、画像データの輝度を調整する。
色変換部23は、画像データに対してRGBやCMYKといった色空間の変換を行う。なお、後述する「RGB」のRはレッド、Gはグリーン、Bはブルーをそれぞれ示す。また、「CMYK」のCはシアン、Mはマゼンタ、Yはイエロー、Kはブラックをそれぞれ示す。
フィルタ部24は、画像データに対してエッジ強調や平滑化を行う。
像域分離部25は、画像データにおける文字部,写真部,網点部等の画像部位を特定する。
解像度変換部26は、画像データに対して変倍(縮小又は拡大)や解像度変換を行う。
階調処理部27は、画像データを出力先が要求する階調数に変換する。
後段画像処理部30も、画像処理手段であり、色変換部31,フィルタ部32,解像度変換部33,濃度調整用ガンマ補正部34,および階調処理部35の各画像処理モジュールと、画像処理パス切替部36とによって構成されている。
色変換部31は、画像データに対してRGBやCMYKといった色空間の変換を行う。
フィルタ部32は、画像データに対してエッジ強調や平滑化を行う。
解像度変換部33は、画像データに対して変倍や解像度変換を行う。
濃度調整用ガンマ補正部34は、画像データの濃度を調整する。
階調処理部35は、画像データを出力先が要求する階調数に変換する。
前段画像処理部20および後段画像処理部30はそれぞれ、画像処理パス切替部28,36を備え、データ出力や記憶装置(メモリ5又はHDD6)への蓄積の用途に応じて画像処理パスの切り替えを行う。
メモリ5は、RAM等の半導体メモリであり、システム制御部10への画像データ入出力バッファとして使用される。このメモリ5はまた、システム制御部10内のメモリコントローラ(画像編集処理部)11に接続され、画像データの回転や配置を行う際のワークメモリとしても使用される。このメモリ5は更に、スキャナ入力制御部2又はI/O制御部3からの入力画像データを蓄積する記憶装置としても使用される。入力画像データを蓄積する記憶装置としては、大容量(少なくともメモリ5に比べて容量が大きい)のHDD6も使用される。このHDD6の代わりに、MO,CD−R,CD−RW,DVD+R,DVD+RW,DVD−R,DVD−RW,又はDVD−RAM等の他の大容量ディスクを使用してもよい。
システム制御部10は、メモリコントローラ11,HDDコントローラ12,および圧縮/伸張器13を備えている。このシステム制御部10は、画像処理パス切替部28,36と共に、第1の画像処理切替手段,第2の画像処理切替手段,および蓄積・出力制御手段としての機能を果たす。
メモリコントローラ11は、メモリ5に対するデータの読み書きを制御する。このメモリコントローラ11は、蓄積手段としての機能を果たす。
HDDコントローラ12は、HDD6に対するデータの読み書きを制御する。このHDDコントローラ12も、蓄積手段としての機能を果たす。
圧縮/伸張器13は、画像処理手段であり、画像データの圧縮又は伸張を行う。
ところで、記憶装置(メモリ5又はHDD6)に蓄積された画像データは、ユーザ操作によって発行された要求に従ってシステム制御部10が読み出し、必要に応じて圧縮/伸張器13によって伸張して、I/O制御部3やプロッタ出力制御部4を通して出力先に出力することができる。
スキャナ入力制御部2からの入力画像データは、システム制御部10が必要に応じて圧縮/伸張器13によって圧縮して記憶装置に蓄積すると同時に、I/O制御部3やプロッタ出力制御部4を通して出力先に出力することができる。
記憶装置に蓄積する画像データに関しては、前段画像処理部20でのみ画像処理を行い、出力先に出力する画像データに関しては、後段画像処理部30で出力先に最適な画像処理を行い、出力する。
以下、このように構成されたMFPによるこの発明に関わる処理について、図2〜図7を参照して説明する。
図2は、図1に示したMFPにおける画像処理パスの一例を示す図である。
図1の前段画像処理部20と後段画像処理部30に配置された各画像処理モジュールを画像処理パス切替部28,36によって切り替えることにより、蓄積先に最適化したデータ形式への変換や出力先に最適化した画像処理を行う。
スキャナ入力制御部2又はI/O制御部3から入力される画像データ(入力画像データ)の蓄積先への蓄積と出力先への出力を同時に行う場合には、図2に示すように、蓄積データ(蓄積先に蓄積する画像データ)に対しては、前段画像処理部20で画像処理を行い、システム制御部10内の圧縮/伸張器13で圧縮を行い、記憶装置に蓄積する。
出力データ(出力先へ出力する画像データ)に対しては、前段画像処理部20での画像処理に加え、後段画像処理部30で画像処理を行い、その画像処理後の画像データを所望の出力先へ出力する。
蓄積先に蓄積する画像データと出力先へ出力する画像データで画像処理の切り替えを行う場合には、後段画像処理部30では画像データに対して出力先に応じて(出力先に最適化した)画像処理を行う。例えば、出力先がプロッタ部の場合には、プロッタ部の色空間に合わせ、色変換部31でRGB色空間からCMYK色空間への色変換を行い、階調処理部35でプロッタ部の階調数に合わせた階調変換を行う。
画像データを蓄積する記憶装置(画像データの蓄積先)がHDD6かメモリ5かで異なる場合には、画像データを容量の大きなHDD6に蓄積する場合と容量の小さいメモリ5に蓄積する場合とで前段画像処理部20で行う画像処理方式(画像処理内容)を切り替える。例えば、HDD6への蓄積の場合には、階調処理は行わずに、スキャナ入力制御部2又はI/O制御部3からの入力直後の画像データと同じビット数の画像データで蓄積を行い、メモリ5への蓄積の場合には、階調処理部27で階調処理(階調変換)を行い、ビット数を落とした画像データで蓄積を行う。
図3は、入力画像データの蓄積先に応じた画像処理パスの切り替えの第1例を説明するための図である。
この例では、図3に示すように、入力画像データの蓄積先がHDD6かメモリ5かによって画像処理パスを切り替え、画像処理方式を切り替えるようにしている。この場合、蓄積先に画像データを蓄積する前に階調処理を行うか否かが異なる。例えば、容量の小さいメモリ5を蓄積先として画像データを蓄積する場合には、蓄積前に階調処理部27で階調処理を行ってビット数を落とすことにより、蓄積画像データのファイルサイズを小さくする。
図4は、入力画像データの蓄積先に応じた画像処理パスの切り替えの第2例を説明するための図である。
この例では、図4に示すように、入力画像データの蓄積先がHDD6かメモリ5かにより、画像処理パスを切り替え、解像度を切り替えるようにしている。この場合、蓄積先に画像データを蓄積する前に解像度変換を行うか否かが異なる。例えば、容量の小さいメモリ5を蓄積先として画像データを蓄積する場合には、蓄積前に解像度変換部26で解像度変換を行ってデータ数を落とすことにより、蓄積画像データのファイルサイズを小さくする。
図5は、入力画像データの蓄積先に応じた画像処理パスの切り替えの第3例を説明するための図である。
この例では、図5に示すように、入力画像データの蓄積先がHDD6かメモリ5かにより、画像処理パスを切り替え、圧縮方式の切り替えを行うようにしている。この場合、蓄積先に画像データを蓄積する前の圧縮方式が異なる。例えば、容量の小さいメモリ5を蓄積先として画像データを蓄積する場合には、圧縮/伸張器13で圧縮後のファイルサイズが小さくなる非可逆圧縮方式を用いて画像データを圧縮し、蓄積先に蓄積する。また、容量の大きいHDD6を蓄積先として画像データを蓄積する場合には、圧縮後のファイルサイズは比較的大きくなるが、圧縮/伸張器13で画質的に有利な可逆圧縮方式を用いて画像データを圧縮し、蓄積先に蓄積する。
図6は、入力画像データの蓄積先に応じた画像処理パスの切り替えの第4例を説明するための図である。
この例では、図6に示すように、入力画像データの蓄積先がHDD6かメモリ5かにより、画像処理パスを切り替え、圧縮率の切り替えを行うようにしている。この場合、蓄積先に画像データを蓄積する前の圧縮方式は共に非可逆圧縮方式だが、圧縮率の設定が異なる。例えば、容量の小さいメモリ5を蓄積先として画像データを蓄積する場合には、圧縮/伸張器13で圧縮後のファイルサイズが小さくなる高圧縮率の設定を用いて画像データを圧縮し、蓄積先に蓄積する。また、容量の大きいHDD6を蓄積先として画像データを蓄積する場合には、圧縮後のファイルサイズは比較的大きくなるが、圧縮/伸張器13で画質的に有利な低圧縮率の設定を用いて画像データを圧縮し、蓄積先に蓄積する。
なお、蓄積先の記憶装置の容量に応じて、ファイルサイズと画像品質のバランスから画像処理方式,解像度,圧縮方式,圧縮率を切り替えて画像データを蓄積する方法は、任意に組み合わせて使用しても構わない。蓄積可能な画像データの数と画像品質の要求によって任意に選択できる。
図7は、このMFPにおける画像データ処理の一例を示すフローチャートである。
このMFPのシステム制御部10は、まずステップS1で操作部1又はネットワーク経由で入力されるユーザ設定値を取得し、ステップS2で入力画像データを蓄積するか否かの判定を行う。
そして、入力画像データを蓄積しない場合には、ステップS12,S13で入力画像データに対して前段画像処理部20および後段画像処理部30により必要に応じて画像処理を行わせ、ステップS14でその画像処理後の画像データをプロッタ出力制御部4又はI/O制御部3によって各出力先へ選択的に出力させる。
具体的には、取得したユーザ設定値に従い、出力先情報,入力画像データを出力先へ出力するための画像処理パス情報,および画像処理パラメータを前段画像処理部20および後段画像処理部30に設定する。それによって、設定された画像処理パラメータを含む各情報に従い、前段画像処理部20および後段画像処理部30がそれぞれ画像データに対して必要に応じて画像処理を行い、その画像処理後の画像データをプロッタ出力制御部4又はI/O制御部3によって出力先(プロッタ部,ネットワーク,外部メディア,電話回線等の外部機器のいずれか)へ出力させる。
入力画像データを蓄積する場合には、ステップS3へ進み、取得したユーザ設定値から画質優先の画像処理を行って画像データの蓄積を行うか、圧縮率優先の画像処理を行って画像データの蓄積を行うかを判定する。
画質優先の画像処理を行って画像データの蓄積を行う場合には、ステップS4,S5で前段画像処理部20および後段画像処理部30により必要に応じて画像処理を行わせた後、ステップS6でその画像処理後の画像データに対して可逆圧縮方式によって圧縮処理を行い、ステップS7でその圧縮後の画像データをHDD6に蓄積する。
具体的には、取得したユーザ設定値に従い、蓄積先情報,入力画像データを蓄積先へ蓄積するための画像処理パス情報,および画像処理パラメータ(解像度,圧縮方式を含む)を前段画像処理部20および後段画像処理部30に設定する。それによって、設定された画像処理パラメータを含む各情報に従い、前段画像処理部20および後段画像処理部30がそれぞれ画像データに対して必要に応じて画像処理を行い、その画像処理後の画像データに対して圧縮/伸張器13が可逆圧縮を行い、その圧縮後の画像データをHDDコントローラ12がHDD6に蓄積する。
圧縮率優先の画像処理を行って画像データの蓄積を行う場合には、ステップS8,S9で前段画像処理部20および後段画像処理部30により必要に応じて画像処理を行わせ、ステップS10でその画像処理後の画像データに対して解像度変換を行って低解像度化した後、ステップS11でその低解像度化した画像データに対して非可逆圧縮方式によって圧縮処理を行い、ステップS7でその圧縮後の画像データをメモリ5に蓄積する。
具体的には、取得したユーザ設定値に従い、蓄積先情報,入力画像データを蓄積先へ蓄積するための画像処理パス情報,および画像処理パラメータ(解像度,圧縮方式を含む)を前段画像処理部20および後段画像処理部30に設定する。それによって、設定された画像処理パラメータを含む各情報に従い、前段画像処理部20および後段画像処理部30がそれぞれ画像データに対して必要に応じて画像処理を行い、その画像処理後の画像データに対して圧縮/伸張器13が非可逆圧縮を行い、その圧縮後の画像データをメモリコントローラ11がメモリ5に蓄積する。
なお、圧縮率優先の画像処理を行って画像データの蓄積を行う場合でも、メモリ5の容量が予め設定された所定容量より少ない場合には、ステップS7で圧縮後の画像データをHDD6に蓄積するとよい。
この実施形態のMFPによれば、以下の(1)〜(4)に示す作用効果を得ることができる。
(1)入力画像データの蓄積先又は出力先に応じて、その入力画像データに対する前段画像処理部20,後段画像処理部30,圧縮/伸張器13による画像処理を切り替えることにより、入力画像データを蓄積先又は出力先に最適な形式で出力することができる。また、複数の記憶装置(メモリ5,HDD6)のいずれかに蓄積された画像データの出力先に応じて、その画像データに対する後段画像処理部30,圧縮/伸張器13による画像処理を切り替えることにより、複数の記憶装置のいずれかに蓄積された画像データを再利用する時も、その画像データを出力先に最適な形式で出力することができる。
(2)入力画像データを出力先に出力しながら、画像データの再利用に備えて蓄積先に蓄積を同時に行うことにより、何度も同じような操作をすることなく、1回で目的の操作ができる。
(3)入力画像データの出力先への出力と蓄積先への蓄積を同時に行っている時に、蓄積先に蓄積する画像データと出力先に出力する画像データとで、前段画像処理部20,後段画像処理部30,圧縮/伸張器13による画像処理を切り替えることにより、出力先に出力する画像データについては、出力先に適した形式に変換して出力することができ、蓄積先に蓄積する画像データについては、再利用時にどの出力先に出力されても後から最適な画像処理が行えるような形式で蓄積先に蓄積できる。
(4)入力画像データの蓄積先がHDD6かメモリ5かで前段画像処理部20,圧縮/伸張器13による画像処理(解像度,圧縮方式,圧縮率等)を切り替えることにより、容量の大きいHDD6に画像データを蓄積する際には、画質を優先した高精細な画像データを蓄積し、容量の小さいメモリ5に画像データを蓄積する際には、蓄積容量を優先してファイルサイズを小さくし、画質の程度を落とした画像データを蓄積することが可能になる。
したがって、小容量の記憶装置しか持たない場合でも、実用的な使用に耐え得る十分な画像データ数を蓄積することが可能になり、画質の劣化を抑えることができる。
以上、この発明をMFPに適用した実施形態について説明したが、この発明はこれに限らず、単体のデジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置等の他の画像形成装置には勿論、スキャナ装置などの各種画像処理装置に適用可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明の画像処理装置によれば、入力画像データを蓄積先又は出力先に最適な形式で出力することができる。また、複数の記憶装置のいずれかに蓄積された画像データを再利用する時も、その画像データを出力先に最適な形式で出力することができる。したがって、この発明を利用すれば、記憶装置の容量が少ない場合でも、画質の劣化を抑制できる画像処理装置を提供することができる。
この発明の一実施形態であるMFPの主要部のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1に示したMFPにおける画像処理パスの一例を示す図である。 入力画像データの蓄積先に応じた画像処理パスの切り替えの第1例を説明するための図である。 入力画像データの蓄積先に応じた画像処理パスの切り替えの第2例を説明するための図である。
入力画像データの蓄積先に応じた画像処理パスの切り替えの第3例を説明するための図である。 入力画像データの蓄積先に応じた画像処理パスの切り替えの第4例を説明するための図である。 図1に示したMFPにおける画像データ処理の一例を示すフロー図である。
符号の説明
1:操作部 2:スキャナ入力制御部 3:I/O制御部
4:プロッタ出力制御部 5:メモリ 6:HDD 10:システム制御部
11:メモリコントローラ 12:HDDコントローラ 13:圧縮/伸張器
20:前段画像処理部 21:スキャナ補正部 22:輝度調整用ガンマ補正部
23,31:色変換部 24,32:フィルタ部 25:像域分離部
26,33:解像度変換部 27,35:階調処理部
28,36:画像処理パス切替部 30:後段画像処理部
34,濃度調整用ガンマ補正部

Claims (8)

  1. 画像データを入力する入力手段と、画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と、画像データを複数の記憶装置に選択的に蓄積する蓄積手段と、画像データを複数の外部機器へ選択的に出力する出力手段とを有する画像処理装置であって、
    前記入力手段、前記画像処理手段、前記蓄積手段、および前記出力手段が接続され、その各手段を制御するシステム制御手段を設け、
    前記画像処理手段は、互いに前記システム制御手段を介して接続され、前記入力手段によって入力される画像データに対して画像処理を行う前段画像処理手段と、前記出力手段によって出力される画像データに対して画像処理を行う後段画像処理手段とからなり、
    前記システム制御手段は、画像データの圧縮又は伸張を行う圧縮/伸張手段と、前記入力手段によって入力された画像データの蓄積先又は出力先に応じて、該画像データに対する前記前段画像処理手段、前記後段画像処理手段、および前記圧縮/伸張手段による画像処理を切り替える第1の画像処理切替手段と、前記複数の記憶装置のいずれかに蓄積された画像データの出力先に応じて、該画像データに対する前記後段画像処理手段および前記圧縮/伸張手段による画像処理を切り替える第2の画像処理切替手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記システム制御手段は、前記入力手段によって入力された画像データの前記蓄積手段による蓄積と前記出力手段による出力とを同時に行わせる蓄積・出力制御手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像処理装置において、
    前記複数の記憶装置は、ディスクおよび半導体メモリであることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項2記載の画像処理装置において、
    前記第1の画像処理切替手段は、前記蓄積・出力制御手段による制御時には、前記蓄積手段によって蓄積される画像データと前記出力手段によって出力される画像データとで、前記前段画像処理手段、前記後段画像処理手段、および前記圧縮/伸張手段による画像処理を切り替えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項3記載の画像処理装置において、
    前記第1の画像処理切替手段は、前記入力手段によって入力された画像データの蓄積先が前記ディスクか前記半導体メモリかで前記前段画像処理手段又は前記圧縮/伸張手段による画像処理を切り替えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記第1の画像処理切替手段は、前記入力手段によって入力された画像データの蓄積先が前記ディスクか前記半導体メモリかで前記前段画像処理手段による該画像データの解像度を切り替えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記第1の画像処理切替手段は、前記入力手段によって入力された画像データの蓄積先が前記ディスクか前記半導体メモリかで前記圧縮/伸張手段による該画像データに対する圧縮方式を切り替えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記第1の画像処理切替手段は、前記入力手段によって入力された画像データの蓄積先が前記ディスクか前記半導体メモリかで前記圧縮/伸張手段による該画像データに対する圧縮率を切り替えることを特徴とする画像処理装置。
JP2006296151A 2006-10-31 2006-10-31 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4847844B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006296151A JP4847844B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006296151A JP4847844B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008113350A JP2008113350A (ja) 2008-05-15
JP4847844B2 true JP4847844B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=39445605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006296151A Expired - Fee Related JP4847844B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4847844B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09116717A (ja) * 1995-10-23 1997-05-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH10226114A (ja) * 1997-02-12 1998-08-25 Fuji Xerox Co Ltd プリンタ装置
JP2000295446A (ja) * 1999-04-05 2000-10-20 Minolta Co Ltd 画像処理装置
JP4379064B2 (ja) * 2003-10-02 2009-12-09 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像形成装置
JP4158116B2 (ja) * 2004-02-10 2008-10-01 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008113350A (ja) 2008-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6519052B1 (en) Image processing method and apparatus to select a data compression method according to a size of an output image
JP2007043569A (ja) 画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法
JP2004228811A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラム
US20040131263A1 (en) Image processing apparatus
JP4755569B2 (ja) 画像処理装置と画像処理方法
US7477788B2 (en) Image processing apparatus, image reading apparatus and image forming apparatus
JP4814039B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび記録媒体
US20060215205A1 (en) Image processing apparatus, image processing method and image processing program
JP4909612B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP4847844B2 (ja) 画像処理装置
JP2007108353A (ja) 情報処理装置
JP4847092B2 (ja) 画像処理装置およびトナーセーブ方法
JP4802853B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
US8115963B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer program product
JP2006333200A (ja) カラー画像入出力装置
JP2004159035A (ja) 画像処理装置
JP5097163B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JP4368280B2 (ja) 画像処理装置
JP4363287B2 (ja) 画像処理装置
JP2002236566A (ja) ページ印刷システム及び印刷データ生成装置
JP2006245850A (ja) フルカラー画像形成装置
JP2006041938A (ja) 画像処理装置
JP2007274436A (ja) 画像処理装置及び画像処理装置における画像データ処理方法
JP2008005560A (ja) 画像処理装置
JP2006109042A (ja) 画像処理装置及び画像処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111014

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4847844

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees