JP2006041938A - 画像処理装置 - Google Patents

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Tomoji Okawa
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Atsushi Togami
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Abstract

【課題】 HDD等への蓄積画像に要求される、データの少量化、閲覧・選択の容易性、データ形式の汎用化等の条件を保持し、蓄積画像を出力に用いる場合、常に利便性が高く、しかも容易に利用することが可能なデータの提供を可能とする。
【解決手段】 スキャナ補正後、HDDへの蓄積時に、蓄積データ変換部30で入力画像をデータの属性によってテキスト、図形、写真の像域に分割し、さらに各画像を属性に従って階層化し、階層に応じた圧縮方式(文字コード以外の文字や図形データ等はMH/MMR等の方式、又写真領域等はJPEG等の画質/階調を重視した方式)を用いて、データ形式を変換する。また、上記像域情報や階層データを管理し、蓄積画像の出力時にビットマップ展開部40における画像データの復元処理の制御に用い、さらに出力として利用するデータに選択性を与える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、配信機能及びキャプチャ機能を備えた、例えば、MFP(コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等の多機能を複合させた)カラー複写機のように、スキャナを通して入力された画像データを蓄積し、蓄積した画像データをもとに記録媒体に画像を形成するほか、外部機器(コンピュータ等)へ配信することを可能にした画像処理装置に関し、より特定すると、蓄積される(或いは蓄積された)スキャナ入力画像データに対しデータ形式を変換するための手段を備えた前記画像処理装置に関する。
近年、複写機においては、コピー機能のほかに、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を搭載したMFP機が一般化しつつあり、これに伴ってこれらの機能を支えるネットワーク技術の導入が進行している。また、ネットワーク化は、複写機を含む画像機器相互間でそれぞれが取得、蓄積した画像データの送受信を可能にし、配信機能及びキャプチャ機能として実現している。
配信機能及びキャプチャ機能によりネットワーク間で画像データを共有するシステムにおいては、複写機内のHDD(Hard Disc Drive)等の記憶装置に蓄積されている画像データを配信する時に、配信先(例えばPC:Personal Computer)に適用できないデータ形式で送ると、利用に不都合が生じる場合がある。こうした問題を解決するための方法を提案する従来例として、下記特許文献1を示すことができる。
この従来例では、CMYKデータとしてHDDに蓄積した画像を、配信の際に、配信先の要求に従って、解像度、色空間(sRGB等の標準色空間)及びファイル形式(JPEG(Joint Photographic Experts Group)やTIFF(Tagged Image File Format)等の汎用のファイル形式)に変換することにより、利用に不都合が生じない様にしている。
また、HDD等に蓄積された画像データの配信先へのサービスを多様化するために提案された従来技術として下記特許文献2を例示することができる。この従来例では、文書データをテキスト、図形などの領域に分割、階層化しネットワーク上に送信する技術であり、HDDから取り出した送信対象となる文書画像をテキスト領域や図形領域といった画像種による領域に分け、各領域の文書を階層化し、領域や文書階層を単位として個別に暗号化を施すことを特徴としている。この暗号化によって、サービスの範囲を選択することを可能にする、としている。
特開2002−299886号公報 特開2002−318535号公報
しかしながら、上記特許文献1は、配信時に蓄積データに対して配信先の要求に沿ったファイル形式への変換を施すとし、また、上記特許文献2も、暗号化の前提として領域分割、階層化を行ない、得られる領域や文書階層を単位として個別に暗号化を施すとしているので、HDDに蓄積した画像は、領域分割、階層化されたデータではない。即ち、上記特許文献1,2のいずれにおいても、利便性を高めるためのデータの変換は、配信時にHDD等に蓄積した画像から取り出した送信対象となるデータに対して行なうとしている。
従って、配信画像に限らず、プリント出力を含め蓄積した画像データを利用する場合、常に、利便性を高めるために変換を施したデータを用いることを可能にし、しかも容易にその利用ができるようにする、という要請に応えることができない。
本発明は、入力された原稿画像データをHDD等の記憶装置に蓄積し、蓄積した画像データを基に、プリント出力、或いはネットワーク上の外部機器への配信出力等の出力処理を行う画像処理装置(例えば、MFPカラー複写機等)における上述の従来技術の問題に鑑み、これを解決するためになされたもので、その解決課題は、プリント出力及び配信出力を含め、出力用データとして利用されるHDD等の記憶装置に蓄積する画像データに要求される条件、即ち、画像品質を保った状態でのデータ量の少量化、閲覧、選択の容易性及びデータ形式の汎用化(ネットワークを介し機器間で共有するデータをやり取りする場合の利便性)等の条件を保持し、蓄積画像を出力用データとして用いる場合、常に利便性の高いデータとし、しかも容易に利用することが可能なデータとして提供できるようにすることにある。
請求項1の発明は、入力された原稿画像データをその画像特性の変更を可能とする設定条件に従い処理する第1の画像処理手段と、該第1の画像処理手段を通した画像データを蓄積する画像蓄積手段と、該画像蓄積手段に蓄積した画像データをその画像特性の変更を可能とする設定条件に従い印刷出力用画像データとして処理する第2の画像処理手段と、前記画像蓄積手段の入出力段で画像データのデータ形式を変換するデータ形式変換装置を有する画像処理装置であって、前記データ形式変換装置は、画像蓄積手段への入力側に、画像データの属性によって画像領域を分割する像域分割し、分割した画像領域の画像データに対してその属性に適したデータ形式の変換を施す入力側データ形式変換手段と、画像蓄積手段からの出力側に、入力側データ形式変換手段により変換された画像データを復元する出力側データ形式変換手段を備えたことにより、課題の解決を図る。
請求項2の発明は、請求項1に記載された画像処理装置において、前記像域分割手段が、画像領域を分割する画像データの属性として、テキスト,図形,写真の各データ属性中の少なくとも1つを含む手段であることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載された画像処理装置において、前記データ形式変換手段が、テキスト,図形,写真の各データ属性として、階層を含む変換を可能とした手段であること特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載された画像処理装置において、前記データ形式変換装置が、形式を変換した画像データに像域を示す位置情報を付加する手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、前記第2の画像処理手段からの画像データに基づいて画像を形成する手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載された画像処理装置において、前記データ形式変換装置の入力側データ形式変換手段を通し、蓄積した画像データをネットワーク上に送信する通信手段を有するものである。
(1) 請求項1〜4,6の発明によると、入力された原稿画像データを画像データの属性(請求項2では、テキスト,図形,写真の各データ属性中の少なくとも1つを特定)によって領域化、階層化(請求項3)したデータとして蓄積・管理することで、画質を維持した状態で蓄積画像データを少量化し、蓄積画像データの選択的閲覧を容易にし、利便性の高いデータを、プリント出力及び配信出力(請求項6)を含めた出力用データとして用いることを可能とする。また本発明の位置情報を含んだ領域、階層データから汎用のPDFフォーマット等への変換によって、ネットワーク間のデータ交換が容易となる(請求項4)。
(2) 請求項5の発明によると、MFPカラー複写機やファクシミリ等のように、入力画像データを用いて、自身で印刷出力を可能とした画像処理装置における画像データ出力において、上記(1)の効果を実現することを可能にする。
以下には、本発明の画像処理装置に係わる実施形態として、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、及び蓄積画像データの配信機能等の多機能を搭載したデジタル複写機(MFP機)へ実施した例を示す。
図1は、本実施形態のMFP機に係わる画像データ処理システムの構成を概略的に示すブロック図である。
先ず、図1を参照して、デジタル複写機1の各部の構成及び原稿を複写する際の処理、即ち、原稿画像の読み取り、読み取り画像の蓄積、蓄積画像を用いた印刷出力、という過程で行なわれる複写時の処理フローに沿い、その内容の概要を説明する。なお、ここでは、カラー対応の構成を有する例を示す。
図1に示すように、本例のデジタル複写機1の構成は、エンジン部2とプリンタコントローラ部3とに大別される。メインコントローラ26は、マイクロコンピュータを備え、デジタル複写機1の全体を集中的に制御する。
エンジン部2の全体は、エンジンコントローラ20により制御される。エンジンコントローラ20の制御下には、原稿の画像を読み取る画像読取装置(スキャナ)を有する読み取りユニット12を設ける。スキャナによって原稿画像は、R,G,B(R:Red,G:Green,B:Blue)に色分解された画像データ(各色8ビット)として読み取られ、スキャナ補正部13に送られる。
スキャナ補正部13にて、画像特性を適正化するために各種の補正や変換等を行う。図2は、スキャナ補正部13の構成例を示す図である。同図に示すように、ここでは、スキャナ12aからのR,G,Bの画像データに対して、スキャナγ補正部4でスキャナγ処理、フィルタ処理部5でフィルタ処理、地肌除去部202で地肌(背景)の雑音を除く処理、色補正処理部6において、スキャナで読み取られたRGB空間を別の色空間、例えば、Yuv空間に変換する色補正処理を行う。この後、BG/UCR部203において、カラー信号で表される空間から、プリント作像ユニット部19から紙に転写するときの墨(K)版のみのデータを作成するUCR処理を行う。次いで、BG/UCR部203によって処理され生成された“Yuv+K”データに対し、変倍処理部7で変倍処理をそれぞれ行う。
また、スキャナ補正部13では、先にスキャナ12aで読み取られたRGB画像データは、像域分離部201にも入る。像域分離部201では、原稿の特徴的な部分の抽出、例えば、エッジ・色・網点・白地背景などを抽出する。これら像域分離信号を用いて、フィルタ部5や色補正部6、BG/UCR部203などで像域分離した各像域の画像の特徴に合わせ、画像特性を最適化するための画像処理を施す。この画像処理そのものは公知の技術を適用することにより実施可能である。例えば、像域分離データに基づいて、フィルタ部5では、適用する強調、平滑フィルタを選択する制御を行い、また、色補正処理部6やBG/UCR部203では、黒文字処理やUCR率の制御に用いられる。
ここで、スキャナ補正部13によって処理が施された後の画像データの処理について説明すると、補正後のRGB各8bitのデータに対し、固定長の圧縮器8によって各色nbit(n≦8)のデータに変換される。このような圧縮を受けた画像データは、この後、汎用バスI/F9を介してプリンタコントローラ10に送られる。
メインコントローラ26の制御下で、プリンタコントローラ10は、画像データ毎に独立した記憶装置として備えた半導体メモリ10bに、送られた画像データを一旦蓄積する。また、ハードディスク(HDD:Hard Disc Drive)11には、半導体メモリ10bを介して入力された画像データを随時記憶される。
これは、本装置によるプリントアウト時に用紙がつまり、印字が正常に終了しなかった場合でも、再び原稿を読み直すのを避けるためであり、また、複数の原稿画像データを並べ替える電子ソートを行うためである。近年はこれ以外にも、スキャナ読み取りにより入力した原稿画像データを、必要なときに再出力(再印刷や外部への配信等)する機能が、HDD11への蓄積によって追加されている。また、こうしたHDD11へのデータ蓄積を利用した各種の機能を実現するために、蓄積画像データの管理がなされている。
ここでは、複写時の処理であり、HDD11の蓄積画像データを基に印刷出力を行う。印刷出力する場合は、HDD11内の画像データは、一旦プリンタコントローラ10の半導体メモリ10bに展開され、次に汎用バス9を介して、エンジン部2に送られる。
エンジン部2の固定長の伸張器14は、圧縮されている画像データを元の各色8bitの画像データに変換する。伸張器14の変換により復元された画像データは、プリンタ補正部15に送られる。
プリンタ補正部15では、プリンタの画像特性をプリント作像ユニット19に合わせて適正化するために各種の補正や変換等を行う。
図3は、プリンタ補正部15の構成例を示す図である。同図に示すように、ここでは、伸張器14からのR,G,Bの画像データに対して、プリンタ色補正部301でプリンタ特性に合ったC,M,Y,K(C:Cyan,M:Magenta,Y:Yellow,K:Black)の画像に変換する。
その後、CMYKの各色の画像データに対してプリンタγ補正部16でプリンタγ補正を行う。次いで、プリント作像ユニット19に合わせた中間調処理を中間調処理部17で行い、転写紙などの媒体に実際に画像を形成するプリンタエンジンの作像ユニット19に出力する。
なお、このプリンタ補正部15の処理過程では、プリンタ色補正部301でCMYKに変換した画像に対し、画像のエッジ部をエッジ検出部302で検出し、検出結果を基にプリンタγ補正部16のプリンタγ及び中間調処理部17の処理を切り替えて、高画質化を図る。また、プリント作像ユニット19の印刷方式は、電子写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方式など、さまざまな方式を用いることができる。
上記では、デジタル複写機1(図1)において、原稿を複写する際の処理について説明したが、次に、FAX機能及び配信機能を利用する場合に、その処理に必要となる構成及び動作の概要について、図1を参照して説明する。
FAXコントローラ21は、デジタル複写機1のFAX機能を制御し、電話回線などの所定のネットワークを介してFAX画像の送受信を行う外部機器との間の通信を可能とする。FAXコントローラ21に設けた圧縮・伸張器21aは、送受信する画像データの圧縮、伸張を行う。圧縮・伸張器21aは、通常、原稿をスキャナ読み取りして、入力された多値画像データ(上記した複写時の動作におけると同様に、スキャナ入力し、蓄積データとして処理した画像データ)を2値に変換し、圧縮をかける2値可変長可逆圧縮データ伸張器を用いるもので、FAX画像をモノクロとする場合、モノクロ対応の圧縮・伸張器とする。
また、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)22は、デジタル複写機1をLANなどのネットワークに接続するためのインターフェイスである。PC25といった外部機器へ画像データを配信する場合には、NIC22を介して行う。
配信の対象となる画像データは、HDD11に蓄積された画像データであり、配信時には、一旦プリンタコントローラ10の半導体メモリ10bに展開され、次に汎用バス9を介してデータ形式変換装置24に送られる。データ形式変換装置24は、画像データに配信先で利用可能な形式のデータとするための画像処理を施して、NIC22を介して外部の外部PC25などに配信する。この場合、外部PC25などに配信する画像データは、圧縮符号のままでもよいし、プリンタコントローラ10内の可変長可逆圧縮データの圧縮・伸張器10aで伸張してから配信するようにしてもよい。
なお、データ形式変換装置24は、配信時に出力画像データに対するデータ形式の変換を行う、というだけではなく、スキャナ入力した原稿画像データをHDD11に蓄積する前段で、蓄積画像に求められるデータ形式への変換も行う。蓄積時に行う変換は、蓄積後に配信や印刷データとして利用する場合に、その利用性を向上させるための変換を施す。こうした変換をHDD11の入出力段で画像データに施すデータ形式の変換手段は、本実施形態特有のものであり、以下にその詳細を説明する。
“データ形式変換装置”
本例のMFPカラー複写機は、上記で図1を参照して説明した様に、スキャナ入力画像に画像特性を最適化する補正(図2のスキャナ補正)を施し、スキャナ補正処理を通した画像データをHDD11に蓄積する。スキャナ補正後のRGBデータをHDD11に蓄積する際に、通常、圧縮器8による固定長圧縮を行うが、ここでは、固定長圧縮したデータを蓄積せずに、蓄積後のデータの利用性を考慮した形式でデータ圧縮を行う。即ち、蓄積したデータをプリント出力、配信出力等の出力データとして用いる場合に、その利用性を高めるためのデータ形式の変換をする。
具体的には,スキャナ補正を通した入力画像をデータの属性によって領域化、階層化し、それぞれの領域、階層に適合する形式のデータに変換し、蓄積する。領域化を本例では、画像データの特徴を分析してテキスト、図形、写真の画像領域を特定することにより行い、さらにテキスト、図形、写真の各画像を属性に従って階層化し、階層に応じたデータ変換を施す。
また、蓄積したデータをプリント出力、配信出力等、MFP機が搭載する各機能による出力データとして用いるので、出力時には、それぞれに適合する形式のデータに変換し、出力することができるようにする。
図4は、データ形式変換装置24の構成例を示す図である。同図に示すように、ここでは、領域判定部32、文字認識部33、階層化処理部34、入力側圧縮部35の各処理部よりなる蓄積データ変換部30と、領域展開部42、文字展開部43、階層化展開部44、出力側圧縮部の各処理部よりなるビットマップ展開部40と、蓄積データ変換部30及びビットマップ展開部40を汎用バス9に接続する入力ポート31及び出力ポート36を有する。
蓄積データ変換部30は、HDD11への蓄積時に、伸張器14からのR,G,Bの画像データに対して、領域化、階層化を行い、それぞれの領域、階層に適合する形式の圧縮データへの変換を行う。また、ビットマップ展開部40は、HDD11からの蓄積データの出力時に、対象となる領域、階層それぞれの圧縮形式をとる画像を伸張、展開し、出力先で用いるのに適したデータへの変換を行う。
なお、入力ポート31と出力ポート36は、蓄積データ変換部30とビットマップ展開部40のいずれの処理パスを通すかを選択する機能をそれぞれ備える。また、領域判定部32、文字認識部33、階層化処理部34、入力側圧縮部35の各処理部は、処理に必要な記憶領域を提供するフレームメモリ24bを共有する。
データ形式変換装置24の構成及び動作を処理フローに沿って、より詳細に説明する。
“蓄積データ変換部30による蓄積時の処理”
HDD11への蓄積時には、汎用バス9を経由して入力されるスキャナ補正後の画像データが入力ポート31から入力される。なお、この入力データは、本例では、スキャナ補正のパスを通したときに固定長圧縮器8により圧縮されているので、ここでは、プリンタコントローラ10内で圧縮されたデータを解凍し、元のデータにしてから入力する。
入力された画像データは、先ず、領域判定部32にて、画像位置を検出し、画像データの特徴を読み取り、特徴を分析し、画像データの属性として、テキスト、図形、写真の各属性を判定し、判定結果として、テキスト、図形、写真それぞれの画像領域データを得る。なお、ここで採用するテキスト、図形、写真の各画像領域を判定する手段そのものは、公知の手段を適用することにより実施可能で、例えば、画像の特徴として、エッジ・色・網点・白地背景などを抽出し、抽出した特徴を分析することにより、テキスト、図形、写真属性を持つ画素を特定し、判定結果としてテキスト、図形、写真それぞれの画像領域データを得ることが可能である。
さらに、領域判定部32でテキストと判定された領域には、文字認識処理を適用するために、該当する領域の画像データを文字認識部33に入力する。文字認識部33では、OCR(Optical Character Reader)として従来から公知の文字認識技術により、文字認識処理を行い、認識した文字を文字コードに変換する。
次に、テキスト、図形、写真に分割された領域は、階層化処理部34にて、個々の領域の位置情報及びテキスト、図形、写真の各属性情報に基づいて、テキスト、図形、写真それぞれの階層データを蓄積対象画像の属性情報として追加し、管理情報としての利用を図るとともに、次段の圧縮処理の制御に用いる。
次いで、HDD11に蓄積する前に、入力側圧縮部35で画像データに圧縮をかける。このとき、入力側圧縮部35では、階層化処理部34で得たテキスト、図形、写真それぞれの階層化データによって、それぞれのデータ属性に応じた圧縮方式を適用する制御を行い、適正な圧縮処理を施す。適用する圧縮方式は、例えば、テキスト領域にて文字認識され文字コードに変換された部分以外の文字データや、図形データなどはMH(Modified Huffman)/MMR(Modified Modified READ)等の文字データ圧縮効率を重視した方式を選択し、写真領域などは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の画質/階調を重視した方式を選択するようにして、適正化を図る。
入力側圧縮部35で圧縮処理を施したデータは、その後、出力ポート36を経由してHDD11に蓄積される。
“ビットマップ展開部40による出力時の処理”
HDD11への蓄積時に、上記のようにして蓄積データ変換部30の処理を経て蓄積された画像データは、その後、プリント出力、ネットワークへの送信等の出力データとして用いられる。出力の際には、HDD11から読み出した蓄積データに対し、ビットマップ展開部40で出力用データとしての処理を施す。
プリント出力の場合、HDD11から読み出した蓄積データを基に、プリント出力用のデータとして、プリント作像ユニット19へ転送する際に、HDD11の蓄積データを基に、画像データの構成を画像面上の所定の位置にビットマップ画像として展開した形で転送する。このとき、蓄積データは、上記した様に、領域化、階層化によって、テキスト、図形、写真それぞれのデータ属性に応じた圧縮方式が適用されているので、テキスト、図形、写真階層データには、ビットマップ展開部40にて個々に解凍処理を適用する。このために、管理している像域情報や階層データを用いて、蓄積時に画像データの属性に応じて用いた圧縮方式を知り、これに対応した解凍方式を用いて、解凍処理を行い、ビットマップへの展開を行う。
ビットマップ展開部40における処理フローは、領域展開部42で得られる階層データ内に示された複数の像域の位置情報に基づいて、文字展開部43では文字コードにより示されたテキスト画像を、また階層化展開部44では文字コード以外のテキスト、図形及び写真階層の画像を画像面上の所定の位置にビットマップ画像としてマッピングする。
上記した展開処理によって、最終的に1画素単位に復元された画像データは再び、出力側圧縮部45で固定長圧縮処理を施し、エンジン部2でのプリント出力パス(固定長伸張器14→プリンタ補正15→プリント作像ユニット19)に対応可能とする。
出力側圧縮部45で圧縮された画像データは、出力ポート36から汎用バス9を経由して、エンジン部2に転送され、固定長伸張器14、プリンタ補正15の処理を経て、プリント作像ユニット19に送られ、印刷出力に用いられる。
ネットワークを介して外部PC25等の外部機器に蓄積画像を配信する場合、上記したプリント出力の場合と同様に、ビットマップ展開部40を通した画像を送信するようにしても良いが、別の方法として、PDF(Portable Document Format)形式に変換したデータを送信データとする方法による実施が可能である。
この方法で実施する場合には、プリンタコントローラ10にてHDD11の蓄積画像データに関連付けて管理する階層データと領域情報を用いて、蓄積画像データをPDF形式に変換した後(なお、PDF形式へのデータ変換そのものは、公知の方法を適用することにより実施可能である)、NIC22を介して外部の外部PC25などに送信する、という処理パスによって、送信出力を行う。このように、汎用のPDFフォーマット等へ変換し、送信することによって、PCとのネットワーク間のデータ交換が容易となる。
なお、上記したHDD11に蓄積したデータを再出力(プリント出力や配信)する場合、蓄積対象画像に対し属性情報として付与した、テキスト、図形、写真それぞれの階層データ等によって蓄積画像を管理しているので、属性情報によって出力要求画像が選択できる処理システムを構成することにより、選択された属性情報によって画像出力を制御することにより利便性の向上を図ることが可能である。
本発明の実施形態のデジタル複写機に係わる画像データ処理システムのブロック構成を示す。 図1におけるスキャナ補正の内部構成の1例を示す。 図1におけるプリンタ補正の内部構成の1例を示す。 図1におけるデータ形式変換装置の内部構成の1例を示す。
符号の説明
10・・プリンタコントローラ、 10b・・半導体メモリ、
11・・HDD、 12・・読み取りユニット、
13・・プリンタコントローラ、 15・・プリンタ補正、
19・・プリント作像ユニット、 20・・エンジンコントローラ、
24・・データ形式変換装置、 26・・メインコントローラ、
30・・蓄積データ変換部、 40・・ビットマップ展開部。

Claims (6)

  1. 入力された原稿画像データをその画像特性の変更を可能とする設定条件に従い処理する第1の画像処理手段と、該第1の画像処理手段を通した画像データを蓄積する画像蓄積手段と、該画像蓄積手段に蓄積した画像データをその画像特性の変更を可能とする設定条件に従い印刷出力用画像データとして処理する第2の画像処理手段と、前記画像蓄積手段の入出力段で画像データのデータ形式を変換するデータ形式変換装置を有する画像処理装置であって、前記データ形式変換装置は、画像蓄積手段への入力側に、画像データの属性によって画像領域を分割する像域分割し、分割した画像領域の画像データに対してその属性に適したデータ形式の変換を施す入力側データ形式変換手段と、画像蓄積手段からの出力側に、入力側データ形式変換手段により変換された画像データを復元する出力側データ形式変換手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載された画像処理装置において、前記像域分割手段が、画像領域を分割する画像データの属性として、テキスト,図形,写真の各データ属性中の少なくとも1つを含む手段であることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載された画像処理装置において、前記データ形式変換手段が、テキスト,図形,写真の各データ属性として、階層を含む変換を可能とした手段であること特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された画像処理装置において、前記データ形式変換装置が、形式を変換した画像データに像域を示す位置情報を付加する手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、前記第2の画像処理手段からの画像データに基づいて画像を形成する手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された画像処理装置において、前記データ形式変換装置の入力側データ形式変換手段を通し、蓄積した画像データをネットワーク上に送信する通信手段を有する画像処理装置。
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