JP5409258B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、MFP(Multi-Function Product/Printer/Peripheral)などとして実現される画像形成装置に関する。
前記MFPは、複写機としての機能以外に、プリンタ、スキャナ、ファクシミリなどの複数の機能を備えた画像形成装置である。このような装置が登場した背景としては、画像形成部やスキャナ部を共用することで、低コスト化が図れ、また設置スペースの面でも有利なためである。したがって、このような装置に搭載されるメモリとしては、できるだけ容量が小さく、低コストな物が望まれるが、各機能に割当てられる容量が少なくなれば、パフォーマンスが低下する。
そこで、このような課題を解決するために、たとえば特許文献1が提案されている。その従来技術によれば、マルチファンクションの画像処理装置において、動作モードや動作履歴に応じて各画像形成機能に配分する記憶領域(容量)を変化することで、使用環境に適合した動作性を実現するようにしたものが提案されている。
特開2000−59587号公報
上述の従来技術には、複数の各機能に割当てる記憶領域(容量)をより適正化することが示されている。しかしながら、多くの記憶容量を必要とするのは、複写機動作時の画像読取り装置からの読取り画像データの記憶のためである。これは、複数枚の原稿プリセット可能な画像読取り装置を使用して、たとえば原稿だけを高速で読取ったり、2in1などの複数n枚の原稿を1枚の記録紙に集約したり、ソータを使用せずに複数部の印字をソートして行ったり、或いは冊子加工したりする際には、所定量の原稿データを記憶しておく必要があるためである。特に前記ソートや冊子加工を行う場合には、全原稿データを記憶しておく必要がある。
そこで、このような複数枚の原稿プリセットが可能な画像形成装置において、自動原稿送り装置を使用して前記画像読取り装置で複数枚の原稿を読取るにあたって、従来では、読取ったままのビットマップデータで前記メモリに記憶しておくことが困難な場合には、データ圧縮を伴う符号化を行うとともに、読出す際にデータ伸張を伴う復号化を行う符号化復号化装置(CODEC)を使用して、保存すべきデータのサイズを縮小している。
しかしながら、常に固定の解像度やCODECのクォリティ設定となってしまっているので、たとえば原稿載置台を使用したブック物原稿等の枚葉毎の複写物の印字出力や、前記自動原稿送り装置を使用しても、各原稿に1枚の複写物しか印字出力しない、いわゆるプリセット1モードでの原稿読取り時のように、複数頁に亘って保存する必要のないデータまで、データのサイズを縮小し、したがって画質を犠牲にしている。
本発明の目的は、読取り装置からの画像データを記憶するメモリの容量が小さい低価格機であっても、状況に応じた高い画質を得ることができる画像形成装置を提供することである。
本発明の画像形成装置は、原稿画像を読取る読取り装置と、前記読取り装置からの画像データを記憶するメモリと、前記読取り装置からの画像データを前記メモリへ記憶させるにあたって、符号化の条件を示す符号化係数に応じてデータ圧縮を伴う符号化を行うとともに、読出す際にデータ伸張を伴う復号化を行う符号化復号化装置と、前記メモリから読出された画像データを印字出力する出力装置と、前記読取り装置の読取り態様を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段の検出結果に応答し、前記符号化復号化装置における前記符号化係数を変更する第1の係数設定手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、MFPなどとして実現され、原稿画像を読取る読取り装置と、前記読取り装置からの画像データを一時記憶するメモリと、前記読取り装置からの画像データをメモリへ一時記憶させるにあたって、データ圧縮を伴う符号化を行うとともに、読出す際にデータ伸張を伴う復号化を行う符号化復号化装置(CODEC)と、前記メモリから読出された画像データを印字出力する出力装置とを備え、前記メモリを用いることで、複数枚印字出力する際の画像データの記憶や、連続読込みによる利便性の向上などを実現することができる画像形成装置において、以下の特徴を備える。すなわち、前記読取り装置の読取り態様(モード)を検出する第1の検出手段と、その検出結果に応答して、前記符号化復号化装置(CODEC)における符号化係数を変更する第1の係数設定手段とを設ける。
そして、自動原稿送り装置または原稿載置台を使用して、前記第1の検出手段によって、いわゆるプリセット1モードなどの複数ページの保存が不要なモードで、前記メモリの消費が比較的少ないことが予め定め判定される第1の態様である場合には、前記第1の係数設定手段は、前記符号化復号化装置(CODEC)を、高画質の設定にする。たとえば、前記第1の態様である場合には、非圧縮の(符号化しない)ビットマップデータのまま、もしくはそれに近い値としたり、解像度を高解像度とし、これに対して連続読込みを行い、読込みと画像形成とに時間差を要する第2の態様である場合には、所定の圧縮率を掛けたり、解像度を落としたりする。
したがって、前記メモリの容量が小さい低価格機であっても、状況に応じた高い画質を得ることができる。
また、本発明の画像形成装置は、原稿画像を読取る読取り装置と、前記読取り装置からの画像データを記憶するメモリと、前記読取り装置からの画像データを前記メモリへ記憶させるにあたって、符号化の条件を示す符号化係数に応じてデータ圧縮を伴う符号化を行うとともに、読出す際にデータ伸張を伴う復号化を行う符号化復号化装置と、前記メモリから読出された画像データを印字出力する出力装置と、前記画像データに前記印字出力にあたっての画像処理を施す処理装置と、前記処理装置の処理態様を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段の検出結果に応答し、前記符号化復号化装置における前記符号化係数を変更する第2の係数設定手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、MFPなどとして実現され、原稿画像を読取る読取り装置と、前記読取り装置からの画像データを一時記憶するメモリと、前記読取り装置からの画像データをメモリへ一時記憶させるにあたって、データ圧縮を伴う符号化を行うとともに、読出す際にデータ伸張を伴う復号化を行う符号化復号化装置(CODEC)と、前記メモリから読出された画像データを印字出力する出力装置とを備え、前記メモリを用いることで、複数枚印字出力する際の画像データの記憶や、連続読込みによる利便性の向上などを実現することができる画像形成装置において、以下の特徴を備える。すなわち、処理装置が前記画像データに前記印字出力にあたっての画像処理を施すにあたって、前記処理装置の処理態様(モード)を検出する第2の検出手段と、その検出結果に応答して、前記符号化復号化装置(CODEC)における符号化係数を変更する第2の係数設定手段とを設ける。
そして、自動原稿送り装置または原稿載置台を使用して、前記第2の検出手段によって、2in1などの複数n枚の原稿を1枚の記録紙に集約する集約モード、複数枚の原稿を読取りながら各原稿に複数枚の印字出力を行うプリセット複数モード、或いは全原稿データを記憶しておく必要があるソータを使用せずに複数部の印字をソートして行うソートモードおよび冊子加工するブックレットモード等の複数のページの保存が必要となる第3の態様ではなく、それらの処理をいずれも行わず、前記メモリの消費が比較的少ないことが予め判定される第4の態様の場合には、前記第2の係数設定手段は、前記符号化復号化装置(CODEC)を、高画質の設定にする。たとえば、前記第4の態様である場合には、非圧縮の(符号化しない)ビットマップデータのまま、もしくはそれに近い値としたり、解像度を高解像度とし、これに対して前記第3の態様である場合には、所定の圧縮率を掛けたり、解像度を落としたりする。
したがって、前記メモリの容量が小さい低価格機であっても、状況に応じた高い画質を得ることができる。
さらにまた、本発明の画像形成装置は、原稿画像の読取り速度を標準速度と、前記標準速度より速い高速度とに切換え可能であり、前記読取り速度が前記高速度の場合の読取りの解像度を、前記読取り速度が前記標準速度の場合の読取りの解像度に比べて低くして前記原稿画像を読取る読取り装置と、前記読取り装置からの画像データを記憶するメモリと、前記読取り装置からの画像データを前記メモリへ記憶させるにあたって、符号化の条件を示す符号化係数に応じてデータ圧縮を伴う符号化を行うとともに、読出す際にデータ伸張を伴う復号化を行う符号化復号化装置と、前記メモリから読出された画像データを印字出力する出力装置と、前記読取り装置の読取り速度を検出する第3の検出手段と、前記第3の検出手段の検出結果に応答し、前記符号化復号化装置における前記符号化係数を変更する第3の係数設定手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、MFPなどとして実現され、原稿画像を読取る読取り装置と、前記読取り装置からの画像データを一時記憶するメモリと、前記読取り装置からの画像データをメモリへ一時記憶させるにあたって、データ圧縮を伴う符号化を行うとともに、読出す際にデータ伸張を伴う復号化を行う符号化復号化装置(CODEC)と、前記メモリから読出された画像データを印字出力する出力装置とを備え、前記メモリを用いることで、複数枚印字出力する際の画像データの記憶や、連続読込みによる利便性の向上などを実現することができる画像形成装置において、以下の特徴を備える。すなわち、前記読取り装置の読取り速度を、標準解像度の標準速度と、前記解像度は低下するものの、高速度に切換えることで短時間読取りを実現するにあたって、前記読取り装置の読取り速度を検出する第3の検出手段と、その検出結果に応答して、前記符号化復号化装置(CODEC)における符号化係数を変更する第3の係数設定手段とを設ける。
そして、自動原稿送り装置を使用して、前記第3の検出手段によって、高速読取りで前記メモリの消費が比較的少ないことが予め判定される場合には、前記第3の係数設定手段は、前記符号化復号化装置(CODEC)を、高画質の設定にする。たとえば、同じサンプリング周波数で、読取り速度を倍にして、解像度が略1/2程度に低下したときには、非圧縮の(符号化しない)ビットマップデータのまま、もしくはそれに近い値としたり、解像度を高解像度とし、これに対して速度低下の無い場合は、所定の圧縮率を掛けたり、解像度を落としたりする。
したがって、前記メモリの容量が小さい低価格機であっても、状況に応じた高い画質を得ることができる。
また、本発明の画像形成装置では、前記メモリとして、前記符号化係数が高画質に設定されているときには半導体記憶装置のみが使用され、前記高画質以外のときには、ハードディスク装置が併せて使用されることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記メモリの容量としては標準原稿の非圧縮状態での記憶で1頁分が半導体記憶装置とされ、複数ページの保存を必要とする場合は、ハードディスク装置が併せて使用される。
したがって、高価な半導体記憶装置の使用を最小限に抑え、前記低価格機に好適である。また、ハードディスク装置に2次保存するにあたって、そのハードディスク装置のパフォーマンスが低くても、保存すべきデータは圧縮されているので、高速動作が可能となる。
さらにまた、本発明の画像形成装置は、前記の3組の画像形成装置の内、少なくとも2つの機能を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、種々の状況の違いに対応して、小さいメモリ容量で、高い画質を得ることができる。
本発明の画像形成装置は、以上のように、MFPなどとして実現され、原稿画像を読取り装置で読取り、その読取った画像データをメモリへ一時記憶させるにあたって、符号化復号化装置(CODEC)でデータ圧縮を伴う符号化およびデータ伸張を伴う復号化を行い、読出した画像データを出力装置で印字出力するようにした画像形成装置において、前記読取り装置の読取り態様(モード)を第1の検出手段で検出し、その検出結果に応答して、複数ページの保存が不要なモードで前記メモリの消費が比較的少ないことが予め定め判定される場合には、第1の係数設定手段が前記符号化復号化装置(CODEC)における圧縮率を小さくしたり、高解像度にする。
それゆえ、前記メモリの容量が小さい低価格機であっても、状況に応じた高い画質を得ることができる。
また、本発明の画像形成装置は、以上のように、MFPなどとして実現され、原稿画像を読取り装置で読取り、その読取った画像データをメモリへ一時記憶させるにあたって、符号化復号化装置(CODEC)でデータ圧縮を伴う符号化およびデータ伸張を伴う復号化を行い、読出した画像データを出力装置で印字出力するようにした画像形成装置において、処理装置が前記画像データに前記印字出力にあたっての画像処理を施すにあたって、前記処理装置の処理態様(モード)を第2の検出手段で検出し、その検出結果に応答して、複数ページの保存が必要とならず、前記メモリの消費が比較的少ないことが予め定め判定される場合には、第2の係数設定手段が前記符号化復号化装置(CODEC)における圧縮率を小さくしたり、高解像度にする。
それゆえ、前記メモリの容量が小さい低価格機であっても、状況に応じた高い画質を得ることができる。
さらにまた、本発明の画像形成装置は、以上のように、MFPなどとして実現され、原稿画像を読取り装置で読取り、その読取った画像データをメモリへ一時記憶させるにあたって、符号化復号化装置(CODEC)でデータ圧縮を伴う符号化およびデータ伸張を伴う復号化を行い、読出した画像データを出力装置で印字出力するようにした画像形成装置において、前記読取り装置の読取り速度を、標準解像度の標準速度と、前記解像度は低下するものの、高速度に切換えて短時間読取りを実現するにあたって、前記読取り装置の読取り速度を第3の検出手段で検出し、その検出結果に応答して、高速読取りで前記メモリの消費が比較的少ないことが予め定め判定される場合には、第3の係数設定手段が前記符号化復号化装置(CODEC)における圧縮率を小さくしたり、高解像度にする。
それゆえ、前記メモリの容量が小さい低価格機であっても、状況に応じた高い画質を得ることができる。
本発明の実施の第1の形態に係る画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1で示す画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の第2の形態に係る画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 図3で示す画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の第3の形態に係る画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 図5で示す画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の第4の形態に係る画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の第1の形態に係る画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置1は、複写機としての機能以外に、プリンタ、スキャナ、ファクシミリなどの複数の機能を備えた前記MFPとして実現される。このため、この画像形成装置1は、読取り装置11および自動原稿給送装置12ならびにそれらの制御のための画像読取り制御部13と、ファクシミリインタフェイス14と、プリンタインタフェイス15と、プリンタ16およびその制御のための画像出力制御部17と、半導体メモリ18およびハードディスク装置19ならびにそれらの制御のための画像記憶制御部20と、画像処理用ASIC21と、入力操作部31およびその制御のための操作制御部32と、システム制御部33とを備えて構成される。
前記読取り装置11は、原稿載置台に載置された原稿や前記自動原稿給送装置12で給送された原稿の画像を読取る。入力操作部31への入力操作や、他の処理の進行状況などに応答して、システム制御部33が画像読取り制御部13を介して、自動原稿給送装置12の給送タイミングや速度、および読取り装置11での読取り態様(モード)の制御を行う。前記読取りモードとしては、前記自動原稿給送装置12または原稿載置台を使用して、印刷部数が1枚で、連続読込みを行わない、すなわちいわゆるプリセット1モードと、自動原稿給送装置12を使用して、或いは前記原稿載置台を使用するものの、複数部数印字を行う、いわゆるプリセット複数モードや、後述する画像処理のために連続読込みを行い、読込みと画像形成とに時間差を要することから、画像データを溜め込む連続読取りモードとなどである。
前記ファクシミリインタフェイス14は、ファクシミリモデムから成り、ファクシミリデータの送受信を行う。前記プリンタインタフェイス15は、プリンタ連動を実現するプリンタボードから成り、ホスト側端末からのプリンタデータの受信を行う。
前記プリンタ16は、電子写真方式の画像形成装置などから成り、前記読取り装置11での読取り原稿画像、前記ファクシミリインタフェイス14で受信したファクシミリ受信画像、前記プリンタインタフェイス15で受信したプリンタ画像などが前記画像出力制御部17を介して与えられ、それらの画像を印字出力する。
前記半導体メモリ18は、たとえば標準サイズで、標準の解像度での原稿画像のデータを1頁分記憶することが可能な容量に形成され、ハードディスク装置19は、その数十倍以上の容量を備え、前記半導体メモリ18の記憶容量を超える画像データを保持する。これらの半導体メモリ18およびハードディスク装置19への画像データの書込みおよび読出しは、画像記憶制御部20によって制御される。こうして、該画像形成装置1では、前記半導体メモリ18およびハードディスク装置19を用いることで、複数枚印字出力する際の画像データの記憶や、連続読込みによる利便性の向上などが実現されている。
前記画像処理用ASIC21は、第1画像処理部22と、第2画像処理部23と、符号化復号化部(以下、CODECと言う)24と、画像編集部25とを備えて構成される。前記第1画像処理部22は、CCDから成る読取り装置11からの出力をRGBの各色成分に分解し、さらにγ補正などを行う。前記第2画像処理部23は、ズーム、濃度、スクリーン調整などを行う。前記画像編集部25は、2in1などの複数n枚の原稿を1枚の記録紙に集約する集約モード、ソータを使用せずに複数部の印字をソートして行うソートモードおよび冊子加工可能なように頁組合わせを調整するブックレットモード等の複数のページの保存が必要となる画像編集を行う。こうして作成された画像データは、CODEC24によって、データ圧縮を伴う符号化が行われて前記ハードディスク装置19に記憶され、それから読出されたデータは、このCODEC24によって、伸張を伴う復号化が行われて前記プリンタ16に与えられる。
前記入力操作部31は、液晶表示装置などの表示部34と、そのタッチパネルスイッチやキースイッチなどから成る入力部35とを備えて構成され、ユーザが部数、倍率、用紙などの選択を行うとともに、各種のモード設定を行うために使用される。これらの表示部34での表示および入力部35からの入力の受付は、操作制御部32によって行われる。
そして、前記システム制御部33、画像読取り制御部13、ファクシミリインタフェイス14、プリンタインタフェイス15、画像出力制御部17、画像記憶制御部20、画像処理用ASIC21および操作制御部32は、共通のバスライン36で接続され、画像データや制御データのやり取りが可能となっている。
上述のように構成される画像形成装置1において、注目すべきは、本実施の形態では、画像読取り制御部13が、前記読取り装置11の読取り態様(モード)を検出する第1の検出手段として機能し、その検出結果に応答して、システム制御部33の第1の係数設定部43が、前記CODEC24における符号化係数を変更することである。
具体的には、図2で示すように、ステップS1で、前記入力操作部31へのユーザ操作によって、前記読取り装置11が、自動原稿給送装置12または原稿載置台を使用した(手置き)1枚ずつの印字、すなわちいわゆるプリセット1モードなどの複数ページの保存が不要なモード(第1の態様)で読取りを行い、ステップS2で、前記ハードディスク装置19の記憶容量の消費が比較的少ないことが前記画像読取り制御部13で予め定め判定される場合には、前記第1の係数設定部43は、ステップS3で、前記符号化係数によって、前記CODEC24を高画質に設定する。
ここで、本発明に係る符号化係数としては、圧縮率を示す圧縮化係数や、解像度を示す、たとえばJPEGの場合におけるQualty係数が挙げられる。したがって、ステップS2でプリセット1モードでの読取り印字時には、ステップS3で、前記CODEC24は、非圧縮の(符号化しない)ビットマップデータのまま、またはそれに近い値で圧縮を行い、或いは前記Qualty係数を大きくすることで、前記高画質で符号化を行う。一方、ステップS2でプリセット1モードでない場合(第2の態様)は、前記第1の係数設定部43は、ステップS4で、前記CODEC24に所定の圧縮率を掛けさせ、或いはJPEGの場合はQualty係数を低くさせることで、通常画質で符号化を行わせる。
一方、前記メモリ18が、或る程度の頁数を記憶可能な容量であれば、前記自動原稿給送装置12を使用して、原稿を連続読込みして複数枚印字する場合にも、その容量に応じて、前述のような非圧縮とするか、圧縮とするか、また圧縮する場合の圧縮率を設定するようにすればよい。或いは解像度を設定するようにすればよい。このように構成することで、前記メモリ18の容量が小さい低価格機であっても、状況に応じた高い画質を得ることができる。
また、前記画像記憶制御部20は、前記非圧縮のときには、半導体記憶装置から成り、標準原稿の非圧縮状態での記憶で1頁分の容量を有するメモリ18のみを使用し、前記圧縮率が0以外のとき、すなわち複数ページの保存を必要とする場合は、ハードディスク装置19を併せて使用する。これによって、高価な半導体記憶装置の使用を最小限に抑え、前記低価格機に好適である。また、ハードディスク装置19に画像データを2次保存するにあたって、そのハードディスク装置のパフォーマンスが低くても、保存すべきデータは圧縮されているので、高速動作が可能となる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の第2の形態に係る画像形成装置1aの電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置1aは、前述の画像形成装置1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この画像形成装置1aでは、処理装置である画像編集部25が、前記画像データに前記印字出力にあたっての画像処理を施すにあたって、システム制御部33aの第2の係数設定部43aが、前記画像編集部25の処理態様(モード)を検出する第2の検出手段として機能するとともに、第2の係数設定手段として機能し、その検出結果に応答して、前記CODEC24におけるにおける符号化係数を変更することである。
具体的には、前記画像編集部25での処理態様(モード)としては、2in1などの複数n枚の原稿を1枚の記録紙に集約する集約モード、複数枚の原稿を読取りながら各原稿に複数枚の印字出力を行うプリセット複数モード、或いは全原稿データを記憶しておく必要があるソータを使用せずに複数部の印字をソートして行うソートモードおよび冊子加工するブックレットモード等の複数のページの保存が必要となる第3の態様と、それらの処理をいずれも行わず、前記メモリ18の消費が比較的少ないことが予め定め判定される前記プリセット1モード等の第4の態様とである。
そして、図4で示すように、ステップS11で、前記入力操作部31へのユーザ操作によって、画像編集部25の処理態様が設定され、ステップS12で、前記第2の係数設定部43aは、前記第4の態様でメモリ18の消費が比較的少ないことが予め定め判定される場合には、前記ステップS3で前記CODEC24を高画質に設定し、前記第3の態様である場合には、前記ステップS4で前記CODEC24を通常画質に設定する。
なお、ここでも、メモリ18の記憶容量が1頁分を越える場合には、その容量に応じて、非圧縮とするか、圧縮とするか、また圧縮する場合の圧縮率を設定するようにすればよい。或いは解像度を設定するようにすればよい。このように構成してもまた、前記メモリ18の容量が小さい低価格機であっても、状況に応じた高い画質を得ることができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の第3の形態に係る画像形成装置1bの電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置1bは、前述の画像形成装置1,1aに類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この画像形成装置1bでは、画像読取り制御部13が、前記読取り装置11の読取り速度を検出する第3の検出手段として機能し、その検出結果に応答して、システム制御部33bの第3の係数設定部43bが、前記CODEC24における符号化係数を変更することである。
具体的には、前記入力操作部31へのユーザ操作によって、システム制御部33は、画像読取り制御部13を介して、前記読取り装置11に、標準解像度、たとえば600dpiの標準速度での読取りと、前記解像度は低下するものの、高速度、たとえば倍速で300dpiでの短時間読取りとに切換えて読取りを行わせるようになっている。
そして、図6で示すように、ステップS21で、前記入力操作部31へのユーザ操作によって読取り速度が設定され、ステップS22で、前記画像読取り制御部13によって、高速読取りで前記メモリ18の消費が比較的少ないことが予め定め判定される場合には、前記第3の係数設定部43bは、前記ステップS3で前記CODEC24を高画質に設定し、標準の読取り速度である場合には、前記ステップS4で前記CODEC24を通常画質に設定する。
このように構成してもまた、前記メモリ18の容量が小さい低価格機であっても、状況に応じた高い画質を得ることができる。また、このような低解像度化の手法では、標準解像度における隣接した2ドットのデータの平均値が1ドット分のサンプリングデータとなるので、単純に2ドットのデータの片方を破棄して低解像度化する場合に比べて、画質低下を抑えることができる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の第4の形態に係る画像形成装置1cの電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置1cも、前述の画像形成装置1,1a,1bに類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この画像形成装置1cのシステム制御部33cでは、前述の各実施の形態の機能の内、複数組の機能を備えることである(この図7では、システム制御部33,33a,33bの総ての機能、すなわち係数設定部43,43a,43bを備えている)。このように構成することで、種々の状況の違いに対応して、小さいメモリ容量で、高い画質を得ることができる。
1 画像形成装置
11 読取り装置
12 自動原稿給送装置
13 画像読取り制御部
14 ファクシミリインタフェイス
15 プリンタインタフェイス
16 プリンタ
17 画像出力制御部
18 半導体メモリ
19 ハードディスク装置
20 画像記憶制御部
21 画像処理用ASIC
22 第1画像処理部
23 第2画像処理部
24 符号化復号化部(CODEC)
25 画像編集部
31 入力操作部
32 操作制御部
33,33a,33b,33c システム制御部
34 表示部
35 入力部
36 バスライン
43 第1の係数設定部
43a 第2の係数設定部
43b 第3の係数設定部

Claims (8)

  1. 原稿画像の読取り速度を標準速度と、前記標準速度より速い高速度とに切換え可能であり、前記読取り速度が前記高速度の場合の読取りの解像度を、前記読取り速度が前記標準速度の場合の読取りの解像度に比べて低くして前記原稿画像を読取る読取り装置と、
    前記読取り装置からの画像データを記憶するメモリと、
    前記読取り装置からの画像データを前記メモリへ記憶させるにあたって、JPEG符号化方式の圧縮率を示す圧縮化係数である符号化係数に応じてデータ圧縮を伴う符号化を行うとともに、読出す際にデータ伸張を伴う復号化を行う符号化復号化装置と、
    前記メモリから読出された画像データを印字出力する出力装置と、
    前記読取り装置の読取り速度を検出する第3の検出手段と、
    前記第3の検出手段により検出された前記読取り装置の読取り速度が、前記高速度の場合には、前記標準速度の場合よりも、前記符号化係数を高画質に設定する第3の係数設定手段とを含み、
    前記メモリとして、前記符号化係数が高画質に設定されているときには半導体記憶装置のみが使用され、前記高画質以外のときには、前記半導体記憶装置と併せてハードディスク装置が使用される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記高速度は前記標準速度の2倍の速さである倍速度を含み、
    前記読取り装置の読取り速度は、前記高速度として前記倍速度に切換え可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記高画質の設定は、圧縮率を非圧縮、もしくはそれに近い値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記高画質の設定は、解像度を高解像度とすることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 原稿画像の読取り速度を標準速度と、前記標準速度より速い高速度とに切換え可能であり、前記読取り速度が前記高速度の場合の読取りの解像度を、前記読取り速度が前記標準速度の場合の読取りの解像度に比べて低くして前記原稿画像を読取る読取り装置と、
    前記読取り装置からの画像データを記憶するメモリと、
    前記読取り装置からの画像データを前記メモリへ記憶させるにあたって、JPEG符号化方式の圧縮率を示す圧縮化係数である符号化係数に応じてデータ圧縮を伴う符号化を行うとともに、読出す際にデータ伸張を伴う復号化を行う符号化復号化装置と、
    前記メモリから読出された画像データを印字出力する出力装置と、
    前記読取り装置の読取り態様を検出する第1の検出手段と、
    前記画像データに前記印字出力にあたっての画像処理を施す処理装置と、
    前記処理装置の処理態様を検出する第2の検出手段と、
    前記読取り装置の読取り速度を検出する第3の検出手段と、
    前記各検出手段の内、少なくとも第3の検出手段に応答し、前記第3の検出手段により検出された前記読取り装置の読取り速度が、前記高速度の場合には、前記標準速度の場合よりも、前記符号化係数を高画質に設定する第4の係数設定手段とを含み、
    前記メモリとして、前記符号化係数が高画質に設定されているときには半導体記憶装置のみが使用され、前記高画質以外のときには、前記半導体記憶装置と併せてハードディスク装置が併せて使用される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記読取り装置の読取り態様は、1枚ずつの印字で連続読込みを行わない第1の態様と、連続読込みを行う第2の態様とであり、
    前記第4の係数設定手段は、前記第1の検出手段により検出された前記読取り装置の読取り態様が、前記第1の態様の場合には、前記第2の態様よりも、前記符号化係数を高画質に設定することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記処理装置の処理態様は、複数原稿を1枚の記録紙に集約する集約モード、ソータを使用せずに複数部の印字をソートして行うソートモード、冊子加工するブックレットモード、および複数枚の原稿を読取りながら各原稿に複数枚の印字出力を行うプリセット複数モードのいずれかである複数のページの保存が必要となる第3の態様と、それらの処理をいずれも行わない第4の態様とであり、
    前記第4の係数設定手段は、前記第2の検出手段により検出された前記処理装置の処理態様が、前記第4の態様の場合には、前記第3の態様よりも、前記符号化係数を高画質に設定することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  8. 前記高速度は前記標準速度の2倍の速さである倍速度を含み、
    前記読取り装置の読取り速度は、前記高速度として前記倍速度に切換え可能である
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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