JP2006246329A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿を複数部カラーでソートコピーする場合に、読取った原稿の画像データを非圧縮のままメモリに格納した後に印字出力する非圧縮コピーと、原稿の画像データを一旦非可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張して印字出力する圧縮コピーとがコピー動作の途中で切替えられることにより、記録紙の1部目と2部目以降とで出力画像の画質が異なるという問題が生じるのを防止することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】本発明の画像形成装置1は、読取った原稿の画像データを非圧縮のままメモリに格納した後に印字出力する第1コピー手段と、読取った原稿の画像データを一旦非可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張して印字出力する第2コピー手段と、を備える画像形成装置であって、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部カラーソートコピーする場合に、全ての部の全てのページについて前記第2コピー手段を採用する制御手段を備える。
【選択図】 図7
【解決手段】本発明の画像形成装置1は、読取った原稿の画像データを非圧縮のままメモリに格納した後に印字出力する第1コピー手段と、読取った原稿の画像データを一旦非可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張して印字出力する第2コピー手段と、を備える画像形成装置であって、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部カラーソートコピーする場合に、全ての部の全てのページについて前記第2コピー手段を採用する制御手段を備える。
【選択図】 図7
Description
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、原稿を読取って得た画像データの画像を記録紙に印字するコピー機能を備えた画像形成装置に関する。
スキャナ等により原稿を読取って得た画像データを非圧縮のままメモリに格納した後に印字出力する非圧縮コピーと、前記画像データを可逆又は非可逆圧縮してメモリに格納した後にその画像データを伸張して印字出力する圧縮コピーとを切替え可能な画像形成装置がある(特許文献1参照。)。
特許文献1に開示されている画像形成装置のような従来の装置では、原稿を複数部モノクロでソートコピーする場合、最初の数ページについて原稿の読取り開始から印字出力が完了するまでの時間をできるだけ短くするために、例えば、図10に示すように、1部目の最初の2ページについては非圧縮コピーを行い、残りのページについては可逆圧縮を伴う圧縮コピーを行うといった制御が行われている。
特開平9−331434号公報
しなしながら、例えば、ベースバンド方式のJPEG圧縮処理のようなカラー画像データに対する非可逆圧縮は、一旦圧縮したデータを伸張しても元のデータを完全に復元することができない圧縮処理である。そのため、原稿を複数部カラーでソートコピーする場合に、上記のように、1部目の最初の2ページについては非圧縮コピーを行い、残りのページについては非可逆圧縮を伴う圧縮コピーを行うようにコピー動作の切替えを行うと、同一原稿をコピーして得た記録紙であるにも関わらず、1ページ目と2ページ目について、1部目と2部目以降とで出力画像の画質が異なるという問題点があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、原稿を複数部カラーでソートコピーする場合に、読取った原稿の画像データを非圧縮のままメモリに格納した後に印字出力する非圧縮コピーと、原稿の画像データを一旦非可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張して印字出力する圧縮コピーとがコピー動作の途中で切替えられることにより、記録紙の1部目と2部目以降とで出力画像の画質が異なるという問題が生じるのを防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、読取った原稿の画像データを非圧縮のままメモリに格納した後に印字出力する第1コピー手段と、読取った原稿の画像データを一旦非可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張して印字出力する第2コピー手段と、を備える画像形成装置であって、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部カラーでソートコピーする場合に、全ての部の全てのページについて前記第2コピー手段を採用する制御手段を備えることを特徴としている。
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿をカラーでノンソートコピーする場合に、全てのページについて前記第2コピー手段を採用することを特徴としている。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部カラーでノンソートコピーする場合に、全ての部の全てのページについて前記第2コピー手段を採用することを特徴としている。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿をカラーでノンソートコピーする場合に、全てのページについて前記第1コピー手段を採用することを特徴としている。
請求項5記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部カラーでノンソートコピーする場合に、全ての部の全てのページについて前記第1コピー手段を採用することを特徴としている。
請求項6記載の画像形成装置は、請求項1乃至5のいずれか1に記載の画像形成装置において、読取った原稿の画像データを一旦可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張して印字出力する第3コピー手段を備え、前記制御手段は、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部モノクロでソートコピーする場合に、1部目のN(Nは、自然数)ページ目までは前記第1コピー手段を、それ以降のページについては前記第3コピー手段を採用することを特徴としている。
請求項1に記載の画像形成装置によれば、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能(例えば、両面コピー機能や集約コピー機能)が指定されていない状態で原稿を複数部カラーでソートコピーする場合に、全ての部の全てのページについて第2コピー手段が採用される。そのため、読取った原稿の画像データを非圧縮のままメモリに格納した後に印字出力する非圧縮コピーと、原稿の画像データを一旦非可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張して印字出力する圧縮コピーとがコピー動作の途中で切替えられることにより、1部目と2部目以降とで出力画像の画質が異なるという問題が生じるのを防止することができる。
請求項2に記載の画像形成装置によれば、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿をカラーでノンソートコピーする場合に、全てのページについて第2コピー手段が採用される。そのため、読取った原稿の画像データを非圧縮のままメモリに格納した後に印字出力する非圧縮コピーと、原稿の画像データを一旦非可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張して印字出力する圧縮コピーとをコピー動作の途中で切替える場合のように、各ページ間で画質差が生じるのを防止することができる。また、全ページの原稿の画像データが一旦可逆圧縮してメモリに格納されるため、メモリが画像データで一杯になって原稿の読取動作を途中で中断しなければならないといった問題が生じるのを防止でき、原稿の読取動作を速やかに完了することができる。
請求項3に記載の画像形成装置によれば、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部カラーでノンソートコピーする場合に、全ての部の全てのページについて第2コピー手段が採用される。そのため、読取った原稿の画像データを非圧縮のままメモリに格納した後に印字出力する非圧縮コピーと、原稿の画像データを一旦非可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張して印字出力する圧縮コピーとをコピー動作の途中で切替える場合のように、各ページ間で画質差が生じるのを防止することができる。また、排出された複数部の記録紙について、部間で画質差が生じることも防止することができる。加えて、全ページの原稿の画像データが一旦可逆圧縮してメモリに格納されるため、メモリが画像データで一杯になって原稿の読取動作を途中で中断しなければならないといった問題が生じるのを防止でき、原稿の読取動作を速やかに完了することができる。
請求項4に記載の画像形成装置によれば、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿をカラーでノンソートコピーする場合に、全てのページについて第1コピー手段が採用される。そのため、読取った原稿の画像データを非圧縮のままメモリに格納した後に印字出力する非圧縮コピーと、原稿の画像データを一旦非可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張しつつ印字出力する圧縮コピーとをコピー動作の途中で切替える場合のように、各ページ間で画質差が生じるのを防止することができる。また、読取った原稿の画像データは、非可逆圧縮されないため、圧縮による画質劣化が生じるのを防止することができる。加えて、読取った原稿の画像データは、非圧縮のままメモリに格納されるので、非可逆圧縮された画像データを格納するメモリが原稿の画像データで一杯になるのを防止することができる。
請求項5に記載の画像形成装置によれば、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部カラーでノンソートコピーする場合に、全ての部の全てのページについて第1コピー手段が採用される。そのため、読取った原稿の画像データを非圧縮のままメモリに格納した後に印字出力する非圧縮コピーと、原稿の画像データを一旦非可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張しつつ印字出力する圧縮コピーとをコピー動作の途中で切替える場合のように、各ページ間で画質差が生じるのを防止することができる。また、読取った原稿の画像データは、非可逆圧縮されないため、圧縮による画質劣化が生じるのを防止することができる。
また、排出された複数部の記録紙について、部間で画質差が生じることも防止することができる。加えて、読取った原稿の画像データは、非圧縮のままメモリに格納されるので、非可逆圧縮された画像データを格納するメモリが原稿の画像データで一杯になるのを防止することができる。
請求項6に記載の画像形成装置によれば、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部モノクロでソートコピーする場合に、1部目のNページ目までは第1コピー手段が、それ以降のページについては第3コピー手段が採用される。そのため、全てのページについて第3コピー手段を採用する場合に比べて、最初のNページについて、原稿の読取り開始から印字出力が完了するまでの時間をできるだけ短くすることができる。
以下、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図面に基づき説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成例を示したブロック図であり、図2は、画像形成装置1において原稿から読取られた画像データのデータ転送の流れを示した図である。この画像形成装置1は、図示するように、制御部(MPU:Microprocessing Unit)2、原稿読取部3、画像処理部4、画像メモリ(メモリ)5、メモリコントローラ6、スキャナコーデック7、プリンタコーデック8、プリンタ9、プリンタ制御部10、操作部11、表示部12、ROM(Read Only Memory)13、及びRAM(Random Access Memory)14を備えたものであって、各部2乃至14は、バス15によって通信可能に接続されている。
制御部2は、この画像形成装置1を構成する各部を制御する。原稿読取部3は、原稿の画像データを読取るものであり、原稿のカラー及びモノクロの双方の画像データを読取ることができる機構を備えたものである。この原稿読取部3は、図示しないが、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の3つのラインセンサにより構成されたカラーラインセンサ、原稿トレイに載置された原稿を所定の搬送路に沿って搬送する自動原稿給送装置(ADF)、透明な原稿載置板に載置された原稿の画像データをカラーラインセンサにより読取るためのフラット・ベッド・スキャナ(FBS)等を有して構成されている。この原稿読取部3は、例えば、原稿から読取ったRGB3成分のデータのうちG成分のみをモノクロと見なして出力することにより、原稿のモノクロ画像データを読取ることができる。
なお、図示しないが、自動原稿給送装置は、原稿の裏面の画像データを読取るためのCIS(Contact Image Sensor)読取ユニットを備えており、フラット・ベッド・スキャナのカラーラインセンサとCIS読取ユニットにより、自動原稿給送装置によって所定の搬送路を搬送される原稿の両面の画像データを読取ることができる。また、この原稿読取部3は、図外の画像処理回路を備えており、読取った原稿のカラー画像データ又はモノクロ画像データは、この画像処理回路において、A/D変換、シェーディング補正、γ補正等の画像処理が施された後、所定の出力先へ出力される。
画像処理部4は、原稿読取部3から出力された原稿のカラー画像データ又はモノクロ画像データに対して画像処理を行うものである。具体的には、原稿読取部3から出力されたRGB表色系のカラー画像データを例えばYCrCb表色系のカラー画像データに変換する色空間変換や、原稿読取部3から出力された原稿の画像データを誤差拡散処理等により2値化する処理など、原稿読取部3から出力された原稿の画像データに対して必要な画像処理を行う。
画像メモリ5は、画像データを格納するものであり、ページメモリ16と符号化メモリ17によって構成されている。ページメモリ16は、圧縮(圧縮符号化)されていない画像データを格納するものである。このページメモリ16は、多値領域及び2値領域を有しており、多値のカラー画像データ及び2値のモノクロ画像データの双方の画像データを格納する。符号化メモリ17は、圧縮されたカラー画像データ及びモノクロ画像データの双方の画像データを格納するものである。
メモリコントローラ6は、画像処理部4で処理された画像データ又はプリンタコーデック8で処理された画像データをページメモリ16に格納する処理や、逆に、ページメモリ16に格納されている画像データをスキャナコーデック7又はプリンタ制御部10へ出力するメモリ管理を行う回路である。
スキャナコーデック7は、読取った原稿のカラー画像データ又はモノクロ画像データを圧縮するものである。すなわち、メモリコントローラ6により入力されたカラー画像データ又はモノクロ画像データを圧縮する。このスキャナコーデック7は、ページメモリ16の多値領域から読み出されたカラー画像データ(例えば、8ビット等の多値のカラー画像データ)がメモリコントローラ6によって入力された場合には、入力されたカラー画像データを、多値画像データ用の圧縮(符号化)方式、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式により非可逆圧縮する。なお、スキャナコーデック7は、本実施形態では、カラー画像データの非可逆圧縮処理として、ベースバンド方式のJPEG圧縮処理を行うものとして説明するが、非可逆圧縮処理であれば、他の圧縮方式でカラー画像データを圧縮するようにしてもよい。また、スキャナコーデック7は、図示しないが、所定ライン分のカラー画像データを格納可能なラインメモリを備えており、ラインメモリに格納されたカラー画像データを、例えば8×8画素(主走査方向に8画素、副走査方向に8画素)の画素データからなるブロックに分割し、ブロック単位で非可逆圧縮処理(ここでは、ベースバンド方式のJPEG圧縮処理)を行う。
一方、スキャナコーデック7は、ページメモリ16の2値領域から読み出されたモノクロ画像データ(2値のモノクロ画像データ)がメモリコントローラ6によって入力された場合には、入力された原稿のモノクロ画像データを、2値画像データ用の圧縮(符号化)方式、例えばMH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)、JBIG(Joint Bi-level Image Group)方式等により可逆圧縮する。符号化メモリ17は、このスキャナコーデック7によって圧縮されたカラー画像データ又はモノクロ画像データを格納する。
プリンタコーデック8は、圧縮された画像データを伸張するものであり、非可逆圧縮されたカラー画像データを伸張する処理、又は可逆圧縮されたモノクロ画像データを伸張する処理を行う。すなわち、符号化メモリ17から読み出されたカラー画像データに対して、スキャナコーデック7による非可逆圧縮処理に対応した伸張処理を行い、符号化メモリ17から読み出されたモノクロ画像データに対して、スキャナコーデック7による可逆圧縮処理に対応した伸張処理を行う。このプリンタコーデック8により伸張されたカラー画像データ又はモノクロ画像データは、メモリコントローラ6によってページメモリ16に一旦格納された後、プリンタ制御部10へと出力される。なお、プリンタコーデック8により伸張されたYCrCb表色系のカラー画像データは、例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)等の各色彩データに変換する色空間変換及び2値化処理が行われた後、プリンタ制御部10へと出力される。
プリンタ9は、原稿の画像データを記録紙に印字出力するものであって、カラー画像データのカラー画像を記録紙に印字するカラー印字及びモノクロ画像データのモノクロ画像を記録紙に印字するモノクロ印字が可能なものである。このプリンタ9における印字方式としては、例えば、電子写真方式やインクジェット方式等の各種印字方式を用いることができる。
プリンタ制御部10は、制御部2の制御命令に従って、画像データを印字出力するプリンタ9の各部の動作を制御するものであり、メモリコントローラ6によって入力された原稿のカラー画像データ、又はモノクロ画像データに基づいてプリンタ9の印字処理を制御する。
操作部11は、図示しないが、原稿読取部3に原稿の読取動作の開始を指示するためのスタートキー、コピー部数等を入力するためのテンキー、各種設定を行うためのカーソルキーなど、表示部12と連動した各種操作キーを備えている。表示部12は、各種の設定状態や自装置1の動作状態などを文字や図形などで表示する液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や、点灯又は消灯で表示するLEDランプなどを備えている。なお、液晶表示装置は、いわゆるタッチパネル式のものであり、操作部11に代えてこの液晶表示装置の画面をユーザが指等で触れることにより各種の操作を行うこともできる。
なお、画像形成装置1は、複数ページの原稿を1枚の記録紙に並べてコピーする集約コピー機能、読取った原稿の画像を記録紙の両面に印字する両面コピー機能等の応用機能を備えている。これらの応用機能を伴うコピーは、画像メモリ5のページメモリ16上に複数ページ分の画像データを同時に蓄積することが必須となるコピーである。言い換えれば、複数ページ分の画像データをページメモリ16上に同時に蓄積してから印字処理を開始する必要があるコピーである。ユーザは、原稿の読取り開始前に、操作部11又は表示部12の液晶表示装置から所定の設定操作を行うことにより、これらの機能を伴ったカラーコピー又はモノクロコピーを画像形成装置1に行わせることができる。
ROM13は、制御部2によって画像形成装置1の各部が制御されるための制御プログラムを格納している。RAM14は、制御部2の主メモリ、ワークエリア等として機能し、各種設定情報等を格納している。
上記構成を備える画像形成装置1は、読取った原稿の画像データを非圧縮のまま画像メモリ5に格納した後に印字出力する第1コピー手段と、読取った原稿の画像データを一旦非可逆圧縮して画像メモリ5に格納した後に伸張して印字出力する第2コピー手段と、読取った原稿の画像データを一旦可逆圧縮して画像メモリ5に格納した後に伸張して印字出力する第3コピー手段と、を備えている。
以下、第1コピー手段により、読取った原稿の画像データを非圧縮のまま画像メモリ5に格納した後に印字出力するモノクロコピー(以下、「モノクロ非圧縮コピー」ともいう。)を行う場合に、画像形成装置1において行われる処理動作について、図3に示すフローチャート及び図2に基づいて説明する。なお、第1コピー手段は、原稿の読取り後、読取った原稿の画像データを一度も圧縮することなく印字出力するものである。また、以下のフローチャートに基づいて説明する画像形成装置1の処理動作は、ROM13に格納されている制御プログラムに基づいて制御部2が発行する命令に従って行われる。
まず、原稿読取部3は、フラット・ベッド・スキャナの原稿載置板に載置された原稿、又は自動原稿給送装置の原稿トレイから搬送路に沿って搬送される原稿を走査して、原稿のモノクロ画像データを読取る(S1)。そして、メモリコントローラ6は、原稿読取部3が読取った原稿のモノクロ画像データをページメモリ16の2値領域に格納する(S2)。具体的には、原稿読取部3から出力されたモノクロ画像データは、画像処理部4において2値化処理等の必要な画像処理が施され、メモリコントローラ6は、画像処理部4において必要な画像処理が施されたモノクロ画像データをページメモリ16の2値領域に格納する。
続いて、メモリコントローラ6は、ページメモリ16に格納したモノクロ画像データをプリンタ制御部10へ出力する(S3)。これに対し、プリンタ制御部10は、入力されたモノクロ画像データに基づいてプリンタ9を制御し、モノクロ画像データを印字出力する(S4)。すなわち、モノクロ画像データの画像を記録紙にモノクロ印字する。
このように、画像形成装置1は、第1コピー手段により、読取った原稿のモノクロ画像データを一度も圧縮することなく非圧縮のまま画像メモリ5のページメモリ16に格納した後に印字出力するモノクロ非圧縮コピーを行うことにより、読取った原稿のモノクロ画像データを一旦圧縮して画像メモリ5に格納した後に伸張して印字出力する場合に比べて、原稿の読取り開始からそのモノクロ画像が印字された記録紙が排出されるまでの時間を短くすることができる。
次に、第3コピー手段により、読取った原稿の画像データを一旦可逆圧縮して画像メモリ5に格納した後に伸張して印字出力するモノクロコピー(以下、「モノクロ圧縮コピー」ともいう。)を行う場合に、画像形成装置1において行われる処理動作について、図4に示すフローチャート及び図2に基づいて説明する。
まず、原稿読取部3は、S1の処理動作と同様に、原稿のモノクロ画像データを読取る(S6)。そして、メモリコントローラ6は、S2の処理動作と同様に、S6で原稿読取部3が読取った原稿のモノクロ画像データをページメモリ16の2値領域に格納する(S7)。続いて、ページメモリ16に格納したモノクロ画像データを可逆圧縮して符号化メモリ17に格納する(S8)。すなわち、メモリコントローラ6は、ページメモリ16の2値領域に格納されているモノクロ画像データを読み出すとともに、読み出したモノクロ画像データをスキャナコーデック7へと出力し、スキャナコーデック7は、入力されたモノクロ画像データを可逆圧縮する。具体的には、入力されたモノクロ画像データに対して、例えば、MH、MR、MMR、JBIG方式等による可逆圧縮処理を行う。このようにしてスキャナコーデック7によって可逆圧縮されたモノクロ画像データは、符号化メモリ17へと出力され、該符号化メモリ17に格納される。
続いて、符号化メモリ17に格納したモノクロ画像データを伸張してページメモリ16の2値領域に格納する(S9)。すなわち、プリンタコーデック8は、符号化メモリ17から読み出されたモノクロ画像データを、S8におけるスキャナコーデック7の可逆圧縮処理に対応した方式で伸張し、メモリコントローラ6は、プリンタコーデック8により伸張されたモノクロ画像データをページメモリ16の2値領域に格納する。そして、メモリコントローラ6は、S3の処理動作と同様に、S9でページメモリ16に格納したモノクロ画像データをプリンタ制御部10へ出力し(S10)、プリンタ制御部10は、入力されたモノクロ画像データに基づいてプリンタ9を制御し、モノクロ画像データを印字出力する(S11)。
このように、画像形成装置1は、第3コピー手段により、読取った原稿のモノクロ画像データをページメモリ16に格納し、一旦可逆圧縮して符号化メモリ17に格納した後に伸張して印字出力するモノクロ圧縮コピーを行うことにより、スキャナコーデック7による可逆圧縮処理やプリンタコーデック8による伸張処理の速度に関わらず、原稿読取部3による原稿の読取りを速やかに終了させることができる。
以下、第1コピー手段により、読取った原稿の画像データを非圧縮のまま画像メモリ5に格納した後に印字出力するカラーコピー(以下、「カラー非圧縮コピー」ともいう。)を行う場合に、画像形成装置1において行われる処理動作について、図5に示すフローチャート及び図2に基づいて説明する。なお、第1コピー手段は、モノクロ非圧縮コピーを行う場合と同様に、原稿の読取り後、読取った原稿の画像データを一度も圧縮することなく印字出力する。
原稿読取部3は、フラット・ベッド・スキャナの原稿載置板に載置された原稿、又は自動原稿給送装置の原稿トレイから搬送路に沿って搬送される原稿を走査して、原稿のカラー画像データを読取る(S13)。このようにして読取られたカラー画像データは、原稿読取部3から画像処理部4へと出力され、該画像処理部4において色空間変換等の必要な画像処理が施される。そして、メモリコントローラ6は、原稿読取部3が読取った原稿のカラー画像データ、すなわち、画像処理部4において必要な画像処理が施されたカラー画像データをページメモリ16の多値領域に格納する(S14)。
続いて、メモリコントローラ6は、ページメモリ16に格納したカラー画像データを読み出してプリンタ制御部10へ出力し(S15)、プリンタ制御部10は、入力されたカラー画像データに基づいてプリンタ9を制御してカラー画像データを印字出力する(S16)。すなわち、カラー画像データの画像を記録紙にカラー印字する。
このように、画像形成装置1は、第1コピー手段により、読取った原稿のカラー画像データを一度も圧縮することなく非圧縮のまま画像メモリ5のページメモリ16に格納した後に印字出力するカラー非圧縮コピーを行うことにより、読取った原稿のカラー画像データを一旦圧縮して画像メモリ5のページメモリ16に格納した後に伸張して印字出力する場合に比べて、原稿の読取り開始からそのカラー画像が印字出力されるまでの時間を短くすることができる。
以下、第2コピー手段により、読取った原稿の画像データを一旦非可逆圧縮して画像メモリ5に格納した後に伸張して印字出力するカラーコピー(以下、「カラー圧縮コピー」ともいう。)を行う場合に、画像形成装置1において行われる処理動作について、図6に示すフローチャート及び図2に基づいて説明する。
原稿読取部3は、S13の処理動作と同様に、原稿のカラー画像データを読取る(S18)。このようにして読取られた原稿のカラー画像データは、原稿読取部3から画像処理部4へと出力され、該画像処理部4において色空間変換等の必要な画像処理が施される。そして、メモリコントローラ6は、S14の処理動作と同様に、原稿読取部3が読取った原稿のカラー画像データ、すなわち、画像処理部4において必要な画像処理が施されたカラー画像データをページメモリ16の多値領域に格納する(S19)。
続いて、ページメモリ16に格納したカラー画像データを非可逆圧縮して符号化メモリ17に格納する(S20)。すなわち、メモリコントローラ6は、ページメモリ16の多値領域に格納したカラー画像データを読み出すとともに、読み出したカラー画像データをスキャナコーデック7へと出力し、スキャナコーデック7は、入力されたカラー画像データを非可逆圧縮する。具体的には、入力されたカラー画像データに対して、例えば、ベースバンド方式のJPEG圧縮処理を行う。このようにしてスキャナコーデック7によって非可逆圧縮されたカラー画像データは、符号化メモリ17へと出力され、該符号化メモリ17に格納される。
続いて、符号化メモリ17に格納したカラー画像データを伸張してページメモリ16の多値領域に格納する(S21)。すなわち、プリンタコーデック8は、符号化メモリ17から読み出されたカラー画像データを、S20におけるスキャナコーデック7の非可逆圧縮処理に対応した方式で伸張し、メモリコントローラ6は、プリンタコーデック8により伸張されたカラー画像データをページメモリ16の多値領域に格納する。そして、メモリコントローラ6は、ページメモリ16に格納したカラー画像データを読み出してプリンタ制御部10へ出力し(S22)、プリンタ制御部10は、入力されたカラー画像データに基づいてプリンタ9を制御してカラー画像データを印字出力する(S23)。すなわち、カラー画像データの画像を記録紙にカラー印字する。
このように、画像形成装置1は、第2コピー手段により、読取った原稿のカラー画像データをページメモリ16に格納し、一旦非可逆圧縮して画像メモリ5の符号化メモリ17に格納した後に伸張して印字出力するカラー圧縮コピーを行うことにより、スキャナコーデック7による非可逆圧縮処理やプリンタコーデック8による伸張処理の速度に関わらず、原稿読取部3による原稿の読取りを速やかに終了させることができる。また、スキャナコーデック7は、カラー画像データに対して非可逆圧縮処理を行うため、高い圧縮率でカラー画像データを圧縮することができる。
以下、画像形成装置1において、カラーコピー開始命令があった場合に行われる処理動作について、図7に基づいて説明する。制御部2は、まず、読取モードとしてカラーが指定(設定)され、操作部11のスタートキーが押下されたか否かに基づいて、カラーコピー開始命令があったか否かを判断する(S25)。ここで、カラーコピー開始命令があったと判断した場合(S25:YES)、両面コピー機能又は集約コピー機能の応用機能が指定されているか否かをRAM14の設定情報に基づいて判断する(S26)。
言い換えれば、コピージョブを実行するに際して、画像メモリ5のページメモリ16上に複数ページ分の画像データを同時に蓄積することが必須であるか否かを判断する。ここで、制御部2は、両面コピー機能、又は集約コピー機能がどちらか一方でも指定されていると判断した場合(S26:YES)、すなわち、ページメモリ16上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須である応用機能が指定されていると判断した場合、原稿読取部3にセットされた原稿に対して第2コピー手段によるカラー圧縮コピーを行う(S27)。
そして、制御部2は、コピーが終了したか否かを判断し(S28)、コピーが終了していないと判断した場合には(S28:NO)、コピーが終了したと判断するまでS27の処理動作を継続して行う。すなわち、制御部2は、両面コピー機能又は集約コピー機能がどちらか一方でも指定されているカラーコピーを行う場合、言い換えれば、画像メモリ5のページメモリ16上に複数ページ分の画像データを同時に蓄積することを必要とするカラーコピーを行う場合には、全てのページに対して第2コピー手段を採用してカラー圧縮コピーを行う。
一方、制御部2は、両面コピー機能又は集約コピー機能がいずれも指定されていないと判断した場合には(S26:NO)、原稿を複数部カラーでソートコピーするように指定されているか否かをRAM14の設定情報に基づいて判断する(S29)。ここでのソートコピーは、原稿をカラーコピーするとともに、カラーコピーして得た記録紙をページ順に揃えて排出するカラーコピー処理のことである。
制御部2は、原稿を複数部カラーでソートコピーするように指定されていると判断した場合(S29:YES)、S27の処理動作をコピーが終了したと判断するまで継続して行う。すなわち、制御部2は、画像メモリ5のページメモリ16上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能(ここでは、両面コピー機能又は集約コピー機能)が指定されていない状態で原稿を複数部カラーでソートコピーする場合に、全ての部の全てのページについて第2コピー手段を採用してカラーコピーを行う。
図8は、原稿と、その原稿を複数部カラーでソートコピーして得られた記録紙との関係を示したものであり、3枚の原稿A乃至Cを複数部カラーでソートコピーした場合を示した図である。この図からも明らかなように、例示されている1部目と2部目の記録紙(残りの部の記録紙も含む)は、全てのページが第2コピー手段によるカラー圧縮コピーにより得られたものである。すなわち、原稿を複数部カラーでソートコピーする場合に、カラー非圧縮コピーとカラー圧縮コピーとがコピー動作の途中で切替えられることがないため、1部目と2部目以降とで出力画像の画質が異なるという問題が生じるのを防止することができる。なお、読取った原稿のカラー画像データは、非可逆圧縮されて画像メモリ5の符号化メモリ17に格納されるので、読取った原稿のカラー画像データを可逆圧縮して画像メモリ5の符号化メモリ17に格納する場合に比べて、小容量のメモリで原稿のカラー画像データを格納することができる。
一方、制御部2は、原稿を複数部カラーでソートコピーするように指定されていないと判断した場合(S29:NO)、すなわち、原稿をカラーでノンソートするように指定されている場合、或いは、原稿をカラーでソートコピーするように指定されているが指定部数が1部である場合、画質優先モードに指定されているか否かをRAM14の設定情報に基づいて判断する(S30)。ここで、画質優先モードは、読取った原稿のカラー画像データを全て非圧縮のまま画像メモリ5に格納した後に印字出力するコピーモードである。この画質優先モードに指定されている場合、上記のように原稿のカラー画像データが非圧縮のまま画像メモリ5に格納されるため、画像データに対する非可逆圧縮処理を伴うカラーコピー(カラー圧縮コピー)を行う場合のように、画質劣化が生じることがないため、高画質なカラー画像を記録紙に印字出力することができる。
制御部2は、画質優先モードに指定されていないと判断した場合(S30:NO)、S27の処理動作をコピーが終了したと判断するまで継続して行う。すなわち、制御部2は、画像メモリ5のページメモリ16上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿をカラーでノンソートコピーする場合に、画質優先モードに指定されていなければ、全てのページについて第2コピー手段を採用してカラー圧縮コピーを行う。
図9(a)は、原稿と、その原稿を複数部カラーでノンソートコピーして得られた記録紙との関係を示したものであり、3枚の原稿A乃至Cを第2コピー手段により複数部(ここでは3部)カラーでノンソートコピーした場合を示した図である。この図からも明らかなように、図示されている記録紙は、全てのページが第2コピー手段によるカラー圧縮コピーにより得られたものである。すなわち、カラー非圧縮コピーとカラー圧縮コピーとがコピー動作の途中で切替えられることがないため、各ページ間(例えば、記録紙Aと記録紙Bとの間)で画質差が生じるのを防止することができる。また、全ページの原稿の画像データが一旦可逆圧縮して画像メモリ5の符号化メモリ17に格納されるため、符号化メモリ17が画像データで一杯になって原稿の読取動作を途中で中断しなければならないといった問題が生じるのを防止でき、原稿の読取動作を速やかに完了することができる。
なお、原稿を1部カラーでノンソートコピーする場合には、図9(a)のように同一原稿をコピーして得られた記録紙が複数排出されることがないため、図9(b)に示すように、カラー非圧縮コピーとカラー圧縮コピーをコピー動作の途中で切替えるようにしてもよい。すなわち、N(ここでは1)ページ目までは第1コピー手段を採用してカラー非圧縮コピーを行い、それ以降のページについては第2コピー手段を採用してカラー圧縮コピーを行うようにしてもよい。
但し、図9(a)に示すように、画像メモリ5のページメモリ16上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部カラーでノンソートコピーする場合には、全ての部の全てのページについて第2コピー手段を採用してカラー圧縮コピーを行う。これにより、各ページ間(例えば、記録紙Aと記録紙Bとの間)で画質差が生じるのを防止することができるとともに、部間(例えば、1部目の記録紙Aと2部目の記録紙Aとの間)で画質差が生じることも防止することができる。
前記S30において、制御部2は、画質優先モードに指定されていると判断した場合(S30:YES)、原稿読取部3にセットされた原稿に対して第1コピー手段によるカラー非圧縮コピーを行う(S31)。そして、コピーが終了したか否かを判断し(S32)、コピーが終了していないと判断した場合には(S32:NO)、コピーが終了したと判断するまでS31の処理動作を継続して行う。すなわち、制御部2は、画像メモリ5の符号化メモリ17上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿をカラーでノンソートコピーする場合に、画質優先モードが指定されていれば、全てのページについて第1コピー手段を採用してカラー非圧縮コピーを行う。
図9(c)は、原稿と、その原稿を複数部カラーでノンソートコピーして得られた記録紙との関係を示したものであり、3枚の原稿A乃至Cを第1コピー手段により複数部(ここでは3部)カラーでノンソートコピーした場合を示した図である。この図からも明らかなように、図示されている記録紙は、全てのページが第1コピー手段によるカラー非圧縮コピーにより得られたものである。すなわち、カラー非圧縮コピーとカラー圧縮コピーとがコピー動作の途中で切替えられることがないため、各ページ間で画質差が生じるのを防止することができる。また、読取った原稿の画像データは、非可逆圧縮されないため、圧縮による画質劣化が生じるのを防止することができる。加えて、読取った原稿の画像データは、非圧縮のまま画像メモリ5のページメモリ16に格納されるので、非可逆圧縮された画像データを格納する符号化メモリ17が原稿の画像データで一杯になるのを防止することができる。
なお、指定部数が1部の場合には、同一原稿をカラーコピーして得られた記録紙が複数排出されることがないため、図9(b)に示したようにカラー非圧縮コピーからカラー圧縮コピーへの切替えを行うようにしてもよい。但し、制御部2は、ページメモリ16上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部カラーでノンソートコピーする場合に、画質優先モードが指定されていれば、図9(c)に示すように、全ての部の全てのページについて第1コピー手段を採用してカラー非圧縮コピーを行う。これにより、排出された複数部の記録紙について、部間(例えば、1部目の記録紙Aと2部目の記録紙Aとの間)で画質差が生じることも防止することができる。
以上、カラーコピーを行う場合について説明したが、本実施形態に係る画像形成装置1において制御部2は、ページメモリ16上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部モノクロでソートコピーする場合に、1部目のN(Nは、自然数)ページ目までは第1コピー手段を、それ以降のページについては第3コピー手段を採用する。すなわち、図10に示すように、1部目のNページ目(ここでは、2ページ目)まではモノクロ非圧縮コピーを行い、それ以降のページについてはモノクロ圧縮コピーを行う。
これにより、図10の場合には、1部目の1ページ目の記録紙Aと2ページ目の記録紙Bについて、原稿の読取り開始から印字出力が完了するまでの時間をできるだけ短くすることができる。なお、モノクロ非圧縮コピーは、一旦圧縮したデータを伸張して元のデータを完全に復元することができる圧縮処理であるため、ページ間や部間で画質差が生じることはない。
なお、本実施の形態で示した画像形成装置1の構成は、本発明に係る画像形成装置の一態様にすぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜設計変更できることは勿論であり、カラーコピー機能を備えた装置であれば、例えば、カラーコピー機能やファクシミリ機能などを併せ持つ複合機等としても実現可能である。
本発明は、例えば、カラーコピー機能を備えた画像形成装置に適用可能である。
1 画像形成装置
2 制御部(MPU)
3 原稿読取部
5 画像メモリ(メモリ)
6 メモリコントローラ
7 スキャナコーデック
8 プリンタコーデック
9 プリンタ
10 プリンタ制御部
16 ページメモリ
17 符号化メモリ
2 制御部(MPU)
3 原稿読取部
5 画像メモリ(メモリ)
6 メモリコントローラ
7 スキャナコーデック
8 プリンタコーデック
9 プリンタ
10 プリンタ制御部
16 ページメモリ
17 符号化メモリ
Claims (6)
- 読取った原稿の画像データを非圧縮のままメモリに格納した後に印字出力する第1コピー手段と、読取った原稿の画像データを一旦非可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張して印字出力する第2コピー手段と、を備える画像形成装置であって、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部カラーでソートコピーする場合に、全ての部の全てのページについて前記第2コピー手段を採用する制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 前記制御手段は、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿をカラーでノンソートコピーする場合に、全てのページについて前記第2コピー手段を採用することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部カラーでノンソートコピーする場合に、全ての部の全てのページについて前記第2コピー手段を採用することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿をカラーでノンソートコピーする場合に、全てのページについて前記第1コピー手段を採用することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部カラーでノンソートコピーする場合に、全ての部の全てのページについて前記第1コピー手段を採用することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 読取った原稿の画像データを一旦可逆圧縮してメモリに格納した後に伸張して印字出力する第3コピー手段を備え、前記制御手段は、メモリ上に複数ページ分の画像データを蓄積することが必須となる応用機能が指定されていない状態で原稿を複数部モノクロでソートコピーする場合に、1部目のN(Nは、自然数)ページ目までは前記第1コピー手段を、それ以降のページについては前記第3コピー手段を採用することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005062258A JP2006246329A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005062258A JP2006246329A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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ID=37052230
Family Applications (1)
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JP2005062258A Pending JP2006246329A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011091704A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2014045310A (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-13 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像処理装置および画像形成装置 |
-
2005
- 2005-03-07 JP JP2005062258A patent/JP2006246329A/ja active Pending
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