JP2006229386A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スキャナ機能により原稿から読取って予めメモリに蓄積したカラー画像データを印字出力する際に、蓄積したカラー画像データに対して原稿読取時に設定した原稿の種類に応じた画像処理を行うことができる画像処理装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の画像処理装置1は、カラー画像データを原稿から読取る読取手段5と、読取ったカラー画像データに前記原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成する生成手段2と、生成した画像ファイルを蓄積する蓄積手段13と、蓄積手段13からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている前記原稿の種類を示す情報に応じて、蓄積手段13から読み出したカラー画像データに対して画像処理を行う画像処理手段9と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の画像処理装置1は、カラー画像データを原稿から読取る読取手段5と、読取ったカラー画像データに前記原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成する生成手段2と、生成した画像ファイルを蓄積する蓄積手段13と、蓄積手段13からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている前記原稿の種類を示す情報に応じて、蓄積手段13から読み出したカラー画像データに対して画像処理を行う画像処理手段9と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像処理装置に関し、詳しくは、読取った原稿の画像データをメモリに蓄積し、蓄積した画像データを印字出力する際に、蓄積した画像データに対して画像処理を行う画像処理装置に関する。
スキャナ等により原稿から読取った画像データをメモリに蓄積し、印字命令があった際に蓄積した画像データを読み出してその画像を用紙に印字する画像処理装置がある(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1のような従来の画像処理装置は、原稿をモノクロ読取りした場合、ユーザによって指定された情報、又は読取ったモノクロ画像データから判別した情報に基づいて原稿の種類を設定し、設定した原稿の種類を示す情報に基づいて、原稿から読取ったモノクロ画像データに対して2値化等の画像処理を行う。そして、画像処理を行ったモノクロ画像データを例えばMH(Modified Huffman)方式等で圧縮符号化してメモリに蓄積している。そのため、印字命令があった際には、メモリから読み出したモノクロ画像データを伸張した後、特に画像処理を行うことなく印字処理を行っている。なお、原稿の種類は、主に文字画像が記録されている文字原稿、主に写真画像が記録されている写真原稿等である。
一方、従来の画像処理装置は、原稿をカラー読取りした場合、原稿から読取ったカラー画像データを例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式で圧縮符号化し、多値のままメモリに蓄積している。そのため、印字命令があった際には、メモリから読み出したカラー画像データを伸張した後、階調減少処理(例えば、2値化や4値化)等の画像処理を行ってから印字処理を行っている。
ところで、原稿には様々な種類の原稿がある。そのため、例えば、文字原稿から読取った画像データは誤差拡散処理により2値化し、写真原稿から読取った画像データはディザ処理により2値化するというように、印字前にメモリから読み出したカラー画像データに対して行う画像処理は、本来原稿の種類に応じて変更することが望ましい。
特開平5−89180号公報
しかしながら、従来の画像処理装置では、原稿読取時に設定した原稿の種類を示す情報を蓄積していないため、メモリに蓄積されているカラー画像データの画像がどのような種類の画像であるかが判らず、例えば、メモリから読み出した全てのカラー画像データに対して誤差拡散処理による2値化を行うというように、印字前にメモリから読み出したカラー画像データに対して行う画像処理が固定されていた。言い換えれば、原稿の読取時に原稿の種類が設定されているにも関わらず、その情報に応じた画像処理を行うことができないという問題点があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、スキャナ機能により原稿から読取って予めメモリに蓄積したカラー画像データを印字出力する際に、蓄積したカラー画像データに対して原稿読取時に設定した原稿の種類に応じた画像処理を行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像処理装置は、カラー画像データを原稿から読取る読取手段と、読取ったカラー画像データに前記原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成する生成手段と、生成した画像ファイルを蓄積する蓄積手段と、該蓄積手段からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている前記原稿の種類を示す情報に応じて、前記蓄積手段から読み出したカラー画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処理装置において、原稿の種類の指定を受付ける受付手段を備え、前記生成手段は、前記読取ったカラー画像データに前記受付手段が指定を受付けた原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成することを特徴としている。
請求項3記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処理装置において、前記読取手段が原稿から読取ったカラー画像データに基づいてその原稿の種類を判別する判別手段を備え、前記生成手段は、前記読取ったカラー画像データに前記判別手段が判別した原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成することを特徴としている。
請求項4記載の画像処理装置は、請求項3記載の画像処理装置において、前記判別手段は、前記読取手段が原稿から読取ったカラー画像データの画像を複数の領域に分割し、分割した領域毎に原稿の種類を判別し、前記生成手段は、前記読取ったカラー画像データに、前記分割した領域の位置情報にそれぞれ対応付けられた各領域の原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成し、前記画像処理手段は、前記蓄積手段からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている前記各領域の原稿の種類を示す情報に応じて、前記蓄積手段から読み出したカラー画像データに対して前記分割した領域毎に画像処理を行うことを特徴としている。
請求項5記載の画像処理装置は、請求項1乃至3のいずれか1に記載の画像処理装置において、前記生成手段は、前記読取手段が複数ページの原稿から読取ったカラー画像データに各ページ毎の原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成し、前記画像処理手段は、前記蓄積手段から前記複数ページの原稿から読取ったカラー画像データを読み出して印字出力する際に、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている前記各ページ毎の原稿の種類を示す情報に応じて、前記蓄積手段から読み出した複数ページの原稿のカラー画像データに対して各ページ毎に画像処理を行うことを特徴としている。
請求項1記載の画像処理装置によれば、蓄積手段に蓄積された画像ファイルは、読取手段により読取ったカラー画像データに原稿の種類を示す情報が付加されたものであるので、カラー画像データを印字出力する際に、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている原稿の種類を示す情報に応じて、階調減少処理等の画像処理を行うことができる。すなわち、原稿の種類を示す情報が、例えば文字原稿であれば誤差拡散処理によりカラー画像データを2値化し、原稿の種類を示す情報が、例えば写真原稿であればディザ処理によりカラー画像データを2値化するというように、原稿読取時に設定した原稿の種類に対応した画像処理を行うことができる。
請求項2記載の画像処理装置によれば、蓄積手段からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、読み出したカラー画像データに対して、原稿読取時にユーザが指定した原稿の種類を示す情報に対応した画像処理を行うことができる。したがって、上記の画像処理が行われたカラー画像データの画像を用紙に印字すれば、ユーザにより正しい原稿の種類を示す情報が指定されている場合は、高画質な印字を行うことができる。
請求項3記載の画像処理装置によれば、蓄積手段からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、読み出したカラー画像データに対して、原稿読取時に判別手段が判別した原稿の種類を示す情報に対応した画像処理を行うことができる。したがって、上記の画像処理が行われたカラー画像データの画像を用紙に印字すれば、高画質な印字を行うことができる。
請求項4記載の画像処理装置によれば、蓄積手段からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、読み出したカラー画像データに対して、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている各領域の原稿の種類を示す情報に応じて、分割した領域毎に画像処理を行うことができる。したがって、分割した領域毎に最適な画像処理が行われるので、上記の画像処理が行われたカラー画像データの画像をプリンタで用紙に印字すれば、高画質な印字を行うことができる。
請求項5記載の画像処理装置によれば、蓄積手段から読み出した複数ページの原稿のカラー画像データを印字出力する際に、読み出したカラー画像データに対して、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている各ページの原稿の種類を示す情報に応じて、各ページ毎に画像処理を行うことができる。
以下、本発明の実施形態に係る画像処理装置を図面に基づいて説明する。この画像処理装置1は、図1に例示するように、制御部(MPU:Microprocessing Unit)2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、原稿読取部5、第1画像処理部6、JPEGコーデック7、画像メモリ8、第2画像処理部9、プリンタ10、操作部11、表示部12、HDD(Hard Disk Drive)13、及びLAN I/F(Local Area Network Interface)14を備えたものであって、各部2乃至14はバス15によって通信可能に接続されている。
制御部2は、ROM3に格納された制御プログラムに従って、この画像処理装置1を構成する各部を制御する。RAM4は、制御部2の主メモリ、ワークエリア等として機能し、各種の設定情報等を記憶している。
原稿読取部5は、カラー画像データを原稿から読取るものであり、図示しないが、カラーラインセンサ、A/Dコンバータ、画像処理回路等を具備している。カラーラインセンサは、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の3つのラインセンサにより構成されており、原稿のカラー画像を主走査ライン毎に読取ってRGB表色系のアナログカラー画像データを出力する。A/Dコンバータは、カラーラインセンサが出力したアナログカラー画像データをA/D変換する。画像処理回路は、原稿のカラー画像データに対する光量ムラや光学部品の影響、及びカラーラインセンサの画素感度のばらつきを補正するためのシェーディング補正、原稿のカラー画像データの色成分間の位置ずれ補正等を行う。このようにして、カラーラインセンサによって読取られた後に必要な画像処理が行われたカラー画像データは、原稿読取部5から所定の出力先に出力される。
第1画像処理部6は、原稿読取部5から出力された原稿のカラー画像データに対して、色空間変換処理、平滑化フィルタ処理、地色補正処理、像域分離(エッジ強調)処理等を行う。ここでは、原稿読取部5から出力されたRGB表色系のカラー画像データをYCrCb表色系のカラー画像データに色空間変換し、色空間変換したカラー画像データに、必要に応じて、平滑化フィルタ処理、地色補正処理、像域分離処理等を行う。なお、使用する色空間はYCrCb表色系に限定されるものではなく、画像データの用途に応じてRGB表色系のカラー画像データを、例えばL*a*b*表色系のカラー画像データに色空間変換するようにしてもよい。
JPEGコーデック7は、カラー画像データを圧縮符号化・伸張するものである。ここでは、第1画像処理部6から出力されたカラー画像データをJPEG方式により圧縮符号化し、圧縮符号化されているカラー画像データを伸張する。画像メモリ8は、多値画像データを蓄積する多値領域、2値画像データを蓄積する2値領域、圧縮符号化された画像データを蓄積する符号化領域を有しており、第1画像処理部6から直接出力されたカラー画像データ、JPEGコーデック7において圧縮符号化されたカラー画像データ等を蓄積する。
第2画像処理部9は、画像メモリ8から読み出された後に、JPEGコーデック7により伸張されたYCrCb表色系のカラー画像データに対して、色空間変換、階調減少処理等の印字出力に必要な画像処理を行う。ここでは、YCrCb表色系のカラー画像データに対して、例えば各成分1ビットのC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4成分によって表される出力表色系のカラー画像データに色空間変換した後に、誤差拡散処理、又はディザ処理を行って2値化する。第2画像処理部9で2値化されたカラー画像データは、画像メモリ8の2値領域に蓄積される。なお、本実施形態においては、階調減少処理として、色空間変換されたカラー画像データを2値化するが、例えば、色空間変換されたカラー画像データを4値化するようにしてもよい。プリンタ10は、画像メモリ8から読み出されたカラー画像データを印字出力するものである。すなわち、カラー画像データの画像を用紙に印字するものである。このプリンタ10における印字方式としては、例えば、電子写真方式を用いることができる。
操作部11は、図示しないが、原稿読取部5に原稿の読取開始等を指示するためのスタートキー、コピー部数等を入力するためのテンキー、各種設定を行うためのカーソルキーなど、表示部12と連動した各種操作キーを備えている。表示部12は、図示しないが、各種の設定状態や画像処理装置1の動作状態などを文字や図形などで表示する液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)、点灯又は消灯で表示するLEDランプなどを備えている。なお、液晶表示装置は、いわゆるタッチパネル式のものであり、操作部11に代えてこの液晶表示装置の画面をユーザが指等で触れることにより各種の操作を行うこともできる。この操作部11又は表示部12は、原稿読取部5により読取る原稿の種類の指定を受付けるようになっている。ここでは、ユーザは、原稿読取部5による原稿の読取開始前に、主に文字画像が記録されている文字原稿、主に写真や絵などの写真画像が記録されている写真原稿、文字画像と写真画像が混在している文字写真原稿の中から、原稿の種類を指定することができる。操作部11又は表示部12が指定を受付けた原稿の種類を示す情報は、RAM4に記憶される。
また、ユーザは、原稿の種類を指定する代わりに、操作部11又は表示部12から、原稿の種類を画像処理装置1に自動的に判別させる自動判別モードを指定することができる。この自動判別モードには、原稿読取部5が原稿から読取ったカラー画像データに基づいてその原稿の種類を判別する第1自動判別モード、原稿読取部5が原稿から読取ったカラー画像データの画像を複数の領域に分割し、分割した領域毎に原稿の種類を判別する第2自動判別モードがある。操作部11又は表示部12が受付けた第1自動判別モード又は第2自動判別モードの設定情報は、RAM4に記憶される。したがって、RAM4には、ユーザによって指定された原稿の種類に応じて画像処理を行うか、又は、原稿読取部5が原稿から読取ったカラー画像データに基づいて判別した原稿の種類に応じて画像処理を行うかの情報が記憶される。
HDD13は、原稿読取部5が原稿から読取ったカラー画像データをファイル化した画像ファイルを蓄積するものである。このHDD13には、それらの画像ファイルを仕分けして管理するために、ボックス番号(或いはボックス名)の異なる複数のメモリボックス(不図示)が設定されており、ユーザは、カラー画像データを画像ファイルとしてHDD13に蓄積させる際に、ボックス番号を操作部11等から入力して蓄積先のメモリボックスを指定することができ、画像ファイルを仕分けして管理できるようになっている。
LAN I/F14は、LAN(Local Area Network)16と画像処理装置1とを通信可能に接続するインターフェースである。LAN16には、複数のクライアントPC17a(17)乃至17c(17)が設置されており、クライアントPC17から画像処理装置1が有する各種機能を利用することができるようになっている。
なお、画像処理装置1は、原稿読取部5において原稿のモノクロ画像データを読取るとともに、読取ったモノクロ画像データを図外の2値画像用コーデックによりMH、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)方式等により圧縮符号化し、圧縮符号化されている画像データを2値画像用コーデックにより伸張し、そのモノクロ画像をプリンタ10で用紙に印字することも当然可能である。
上記構成を備えた画像処理装置1は、原稿読取部5が原稿から読取ったカラー画像データの画像を用紙に印字するカラーコピー機能を備える。画像処理装置1は、このカラーコピー機能を実行する場合、ユーザによって指定された原稿の種類を示す情報、又は自動判別モードで判別した原稿の種類を示す情報に応じて、第1画像処理部6及び第2画像処理部9により、カラー画像データに対して画像処理を行って用紙に印字する。
また、画像処理装置1は、原稿読取部5が原稿から読取ったカラー画像データをHDD13に蓄積するメモリ蓄積機能を備える。画像処理装置1は、このメモリ蓄積機能を実行する場合、カラー画像データに、ユーザによって指定された原稿の種類を示す情報、又は自動判別モードで判別した原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルをHDD13に蓄積する。
以下、メモリ蓄積機能が指定され、操作部11のスタートキーが押下されること等による原稿のカラー画像データの読取開始が指示された場合の画像処理装置1の処理動作について、図2及び図3に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、以下のフローチャートに示す画像処理装置1の処理動作は、ROM3に格納されている制御プログラムに基づいて制御部2が発行する命令に従って行われる。
制御部2は、ユーザによって操作部11又は表示部12から原稿の種類が指定された後、又は、自動判別モードが指定された後、原稿の読取開始命令があったか否かを判断する(S1)。原稿の読取開始命令があったと判断した場合(S1:YES)、自動判別モードが指定されているか否かを判断する(S2)。すなわち、RAM4に第1自動判別モード、又は第2自動判別モードの設定情報が記憶されているか否かを判断する。なお、自動判別モードの設定情報がRAM4に記憶されていない場合には、上述したように、ユーザによって指定された原稿の種類を示す情報がRAM4に記憶されている。ここで、自動判別モードが指定されていないと判断した場合(S2:NO)、すなわち、ユーザにより原稿の種類が指定されていると判断した場合、原稿読取部5による原稿のカラー画像データの読取りを開始する(S3)。すなわち、原稿読取部5は、原稿からカラー画像データを読取って第1画像処理部6に出力し、第1画像処理部6は、原稿読取部5から出力されたカラー画像データに必要な画像処理を行ってJPEGコーデック7に出力する。ここで、第1画像処理部6は、RAM4に記憶されている原稿の種類を示す情報に応じて、平滑化フィルタ処理、地色補正処理、像域分離処理等を行う。例えば、平滑化フィルタ処理では、原稿の種類に応じてフィルタ係数の値を切替えるなど、原稿の種類に応じて最適な画像処理を行う。
続いて、制御部2は、画像ファイルの生成を開始する(S4)。具体的には、HDD13のメモリボックス内に画像ファイルを生成するための記憶領域の確保などを行う。そして、JPEGコーデック7によりカラー画像データを圧縮符号化する(S5)。その後、JPEGコーデック7により圧縮符号化されたカラー画像データに、ユーザにより指定されてRAM4に記憶されている原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成する(S6)。具体的には、画像ファイルの作成日時やデータサイズ等の情報とともに、RAM4に記憶されている原稿の種類を示す情報をヘッダ情報として付加し、画像ファイルを生成する。ここで、原稿の種類を示す情報とは、S3で読取った原稿がどのような種類の画像で構成されているかを示す情報である。このように、制御部2は、原稿読取部5が原稿から読取ったカラー画像データに操作部11又は表示部12が指定を受付けた原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成する。そして、生成した画像ファイルをHDD13に蓄積する(S7)。
一方、制御部2は、前記S2において、自動判別モードが指定されていると判断した場合(S2:YES)、第1自動判別モード、又は第2自動判別モードのいずれが指定されているかをRAM4の設定情報に基づいて判断する(S8)。第1自動判別モードが指定されていると判断した場合(S8:第1)、原稿読取部5による原稿のカラー画像データの読取りを開始する(S9)。続いて、原稿読取部5が原稿から読取ったカラー画像データに基づいてその原稿の種類を判別する(S10)。すなわち、原稿読取部5から出力されたカラー画像データに対する像域判定などの処理を行って、文字原稿であるか、文字写真原稿であるか、又は写真原稿であるかを判別する。なお、第1画像処理部6は、制御部2により判別された原稿の種類を示す情報に応じて、原稿読取部5から出力されたカラー画像データに対して画像処理を行い、JPEGコーデック7に出力する。
次に、制御部2は、前記S4と同様、画像ファイルの生成を開始し(S11)、JPEGコーデック7によりカラー画像データを圧縮符号化する(S12)。その後、JPEGコーデック7により圧縮符号化されたカラー画像データに、S10で判別した原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成する(S13)。すなわち、画像ファイルの作成日時やデータサイズ等の情報とともに、S10で判別した原稿の種類を示す情報をヘッダ情報として付加し、画像ファイルを生成する。このように、制御部2は、原稿読取部5が原稿から読取ったカラー画像データに、判別した原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成する。そして、生成した画像ファイルをHDD13に蓄積する(S14)。
また、制御部2は、前記S8において、第2自動判別モードが指定されていると判断した場合(S8:第2)、原稿読取部5による原稿のカラー画像データの読取りを開始し(S15)、原稿読取部5が原稿から読取ったカラー画像データの画像を複数の領域に分割する(S16)。続いて、分割した領域の1つを指定し、指定した領域の原稿の種類を判別する(S17)。例えば、図4に示すように、カラー画像データの画像を複数(ここでは6つ)の領域に分割し、例えば、領域1を指定して、指定した領域の原稿の種類を判別する。カラー画像データの領域1に対しては、図示するように、文字原稿領域と判別することができる。次に、原稿の種類を判別する処理を行っていない次の領域があるか否かを判断し(S18)、次の領域があると判断した場合(S18:YES)、S17の処理動作をその領域のカラー画像データに対して行う。すなわち、ここでは図4に示す領域1から領域6のカラー画像データに対して、それぞれS17の処理動作を行う。このように、制御部2は、原稿読取部5が原稿から読み取ったカラー画像データを複数の領域に分割し、分割した領域毎に原稿の種類を判別する。なお、第1画像処理部6は、制御部2により判別された原稿の種類に応じて、原稿読取部5から出力されたカラー画像データに対して分割した領域毎に画像処理を行い、JPEGコーデック7に出力する。
次に、制御部2は、次の領域がないと判断した場合(S18:NO)、すなわち、分割した全ての領域に対してS17の処理動作を行った場合、前記S4と同様に、画像ファイルの生成を開始し(S19)、JPEGコーデック7によりカラー画像データを圧縮符号化する(S20)。次に、JPEGコーデック7により圧縮符号化されたカラー画像データに、分割した領域の位置情報にそれぞれ対応付けられた各領域の原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成する(S21)。例えば、図4に示す各領域1乃至6の位置情報と各領域1乃至6のS17で判別した原稿の種類を示す情報とを各々対応付けて、画像ファイルの作成日時やデータサイズ等の情報とともに、ヘッダ情報として付加する。このように、制御部2は、原稿読取部5が原稿から読取ったカラー画像データに、分割した領域の位置情報にそれぞれ対応付けられた各領域の原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成する。最後に、生成した画像ファイルをHDD13に蓄積する(S22)。このように蓄積した画像ファイルは、クライアントPC17に転送したり、印字開始命令があった場合には、用紙に印字することができる。
ここまでは、原稿読取部5が1ページの原稿から読取ったカラー画像データをHDD13に蓄積する場合について説明したが、原稿読取部5が複数ページの原稿から連続して読み取ったカラー画像データをHDD13に蓄積することもできる。この場合、制御部2は、原稿読取部5が複数ページの原稿から読取ったカラー画像データに、ユーザによって各ページ毎に指定された原稿の種類を示す情報、又は、自動判別モードで判別した各ページ毎の原稿の種類を示す情報を付加してTIFF(Tagged Image File Format)形式やPDF(Portable Document Format)形式に対応した画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルをHDD13に蓄積する。
次に、上記のようにしてHDD13に蓄積されたカラー画像データ(画像ファイル)の印字開始命令があった場合に画像処理装置1において行われる処理動作について、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。制御部2は、操作部11の所定操作等によるHDD13に蓄積されているカラー画像データの印字開始命令があったか否かを判断する(S31)。なお、クライアントPC17から画像処理装置1にカラー画像データの印字開始を指示することも可能である。ここで、カラー画像データの印字開始命令があったと判断した場合(S31:YES)、印字出力するカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている原稿の種類を示す情報を指定された画像ファイルから抽出する(S32)。具体的には、印字出力するカラー画像データ、すなわち、印字開始命令があったカラー画像データが含まれている画像ファイルをHDD13から読み出し、読み出した画像ファイルに含まれているヘッダ情報から原稿の種類を示す情報を抽出する。
次に、制御部2は、抽出した原稿の種類を示す情報に基づいて、実行する画像処理を第2画像処理部9に設定する(S33)。例えば、抽出した原稿の種類を示す情報が文字原稿を示す情報であった場合には、誤差拡散処理を第2画像処理部9に設定し、抽出した原稿の種類を示す情報が写真原稿を示す情報であった場合には、ディザ処理を第2画像処理部9に設定する。なお、抽出した原稿の種類を示す情報が複数ある場合には、原稿の種類を示す情報に対応付けられた位置情報によって示される領域毎に実行する画像処理を設定する。また、印字出力するカラー画像データが複数のページで構成されている場合には、各ページ毎の原稿の種類を示す情報に基づいて、各ページ毎に実行する画像処理を設定する。そして、S33の処理動作を行うとともに、JPEGコーデック7により画像ファイルから読み出したカラー画像データを伸張する(S34)。
次に、第2画像処理部9は、JPEGコーデック7により伸張されたカラー画像データに対して、制御部2により設定された画像処理を行う(S35)。ここでは、HDD13から読み出されてJPEGコーデック7で伸張されたYCrCb表色系のカラー画像データに対して、C、M、Y、Kの4成分によって表される出力表色系のカラー画像データに色空間変換した後に、制御部2によりS33で設定された情報に基づいて2値化処理を行う。例えば、誤差拡散処理が設定されている場合には、誤差拡散処理を行ってカラー画像データを2値化し、ディザ処理が設定されている場合には、ディザ処理を行ってカラー画像データを2値化する。このように、第2画像処理部9は、カラー画像データをHDD13から読み出して印字出力する際に、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている原稿の種類を示す情報に応じて、HDD13から読み出されたカラー画像データに対して画像処理を行う。なお、制御部2により各領域毎に実行する画像処理が設定されている場合は、位置情報と原稿の種類を示す情報に基づいて、各領域毎に設定された画像処理を行う。すなわち、第2画像処理部9は、カラー画像データと共に画像ファイルに含まれている各領域の原稿の種類を示す情報に応じて、HDD13から読み出されたカラー画像データに対して分割した領域毎に画像処理を行う。また、カラー画像データが複数のページで構成されており、各ページ毎に実行する画像処理が設定されている場合は、各ページ毎に設定された画像処理を行う。すなわち、第2画像処理部9は、カラー画像データと共に画像ファイルに含まれている各ページ毎の原稿の種類を示す情報に応じて、HDD13から読み出されたカラー画像データに対して各ページ毎に画像処理を行う。そして、制御部2は、S35で画像処理が行われたカラー画像データをプリンタ10により印字出力する(S36)。すなわち、プリンタ10は、カラー画像データの画像を用紙に印字する。なお、ここでは、画像処理が行われたカラー画像データをプリンタ10により印字出力するようにしたが、例えば、LAN16に接続された図外の外部プリンタ装置に画像処理が行われたカラー画像データを出力し、外部プリンタ装置によりカラー画像データを印字出力するようにしてもよい。
以上説明したように、画像処理装置1は、ユーザによって原稿の種類が指定された場合には、読取ったカラー画像データに、ユーザが指定した原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルをHDD13に蓄積するので、HDD13からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、カラー画像データに対して、原稿読取時にユーザが指定した原稿の種類を示す情報に応じた画像処理を、第2画像処理部9により行うことができる。したがって、上記の画像処理が行われたカラー画像データの画像をプリンタ10で用紙に印字すれば、ユーザによって正しい原稿の種類が指定されている場合は、高画質な印字を行うことができる。
また、画像処理装置1は、第1自動判別モードが指定された場合には、読取ったカラー画像データに、読取ったカラー画像データに基づいて判別した原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルをHDD13に蓄積するので、HDD13からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、カラー画像データに対して、原稿読取時に判別した原稿の種類を示す情報に応じた画像処理を、第2画像処理部9により行うことができる。したがって、上記の画像処理が行われたカラー画像データの画像をプリンタ10で用紙に印字すれば、高画質な印字を行うことができる。
また、画像処理装置1は、第2自動判別モードが指定された場合には、読取ったカラー画像データに、カラー画像データの画像を構成する複数の分割した領域の位置情報にそれぞれ対応付けられた各領域の原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルをHDD13に蓄積するので、HDD13からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、カラー画像データに対して、カラー画像データと共に画像ファイルに含まれている原稿の種類を示す情報に応じた画像処理を、分割した領域毎に第2画像処理部9により行うことができる。したがって、分割した領域毎に画像処理が行われたカラー画像データの画像をプリンタ10で用紙に印字すれば、高画質な印字を行うことができる。
また、画像処理装置1は、複数ページの原稿から読取ったカラー画像データをHDD13に蓄積する場合、読取ったカラー画像データに、各ページ毎の原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルをHDD13に蓄積するので、HDD13からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、カラー画像データに対して、カラー画像データと共に画像ファイルに含まれている各ページ毎の原稿の種類を示す情報に応じた画像処理を、各ページ毎に第2画像処理部9により行うことができる。
なお、本実施形態においては、読取ったカラー画像データをHDD13に蓄積する際に、原稿の種類を示す情報に応じて、第1画像処理部6により平滑化フィルタ処理、地色補正処理、像域分離処理等の画像処理を行うようにしたが、HDD13に蓄積されたカラー画像データを読み出して印字出力する際に、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている原稿の種類を示す情報に応じて、第1画像処理部6により前記の画像処理を行うようにしてもよい。
また、本実施形態においては、カラー画像データをHDD13に蓄積する場合について説明したが、モノクロ画像データを蓄積することも可能である。この場合には、原稿から読取ったモノクロ画像データを多値のまま、すなわち、2値化処理が行わずにモノクロ画像データに原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルをHDD13に蓄積するようにすればよい。
また、本実施形態においては、原稿の種類が文字原稿、文字写真原稿、写真原稿のいずれかである場合について説明したが、ユーザが指定可能な原稿の種類は、これに限定されるものではない。これ以外にも、原稿の種類として、地図が記録されている地図原稿、地色や地模様のある車検証や保険証等の車検証原稿、ある原稿をコピーして得られたコピー原稿、記録されている文字の濃度が薄い薄文字原稿等の指定を受付けるようにしてもよい。
また、本実施形態で示した画像処理装置1の構成は、本発明に係る画像処理装置の一態様にすぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜設計変更できることは勿論であり、読取った原稿の画像データをメモリに蓄積し、蓄積した画像データを印字出力する際に、蓄積した画像データに対して画像処理を行う機能を備えた装置であれば、例えば、ファクシミリ装置や複合機等としても実現可能である。
本発明は、例えば、コピー機、ファクシミリ装置、これらの複合機等が具備するスキャナ機能により原稿から読取ってメモリに蓄積したカラー画像データを印字出力する際に、画像処理を行う機能を備える画像処理装置に適用することができる。
1 画像処理装置
2 制御部
3 ROM
4 RAM
5 原稿読取部
6 第1画像処理部
7 JPEGコーデック
9 第2画像処理部
10 プリンタ
11 操作部
12 表示部
13 HDD
2 制御部
3 ROM
4 RAM
5 原稿読取部
6 第1画像処理部
7 JPEGコーデック
9 第2画像処理部
10 プリンタ
11 操作部
12 表示部
13 HDD
Claims (5)
- カラー画像データを原稿から読取る読取手段と、読取ったカラー画像データに前記原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成する生成手段と、生成した画像ファイルを蓄積する蓄積手段と、該蓄積手段からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている前記原稿の種類を示す情報に応じて、前記蓄積手段から読み出したカラー画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
- 原稿の種類の指定を受付ける受付手段を備え、
前記生成手段は、前記読取ったカラー画像データに前記受付手段が指定を受付けた原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記読取手段が原稿から読取ったカラー画像データに基づいてその原稿の種類を判別する判別手段を備え、
前記生成手段は、前記読取ったカラー画像データに前記判別手段が判別した原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記判別手段は、前記読取手段が原稿から読取ったカラー画像データの画像を複数の領域に分割し、分割した領域毎に原稿の種類を判別し、
前記生成手段は、前記読取ったカラー画像データに、前記分割した領域の位置情報にそれぞれ対応付けられた各領域の原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成し、
前記画像処理手段は、前記蓄積手段からカラー画像データを読み出して印字出力する際に、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている前記各領域の原稿の種類を示す情報に応じて、前記蓄積手段から読み出したカラー画像データに対して前記分割した領域毎に画像処理を行うことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、前記読取手段が複数ページの原稿から読取ったカラー画像データに各ページ毎の原稿の種類を示す情報を付加して画像ファイルを生成し、
前記画像処理手段は、前記蓄積手段から前記複数ページの原稿から読取ったカラー画像データを読み出して印字出力する際に、そのカラー画像データと共に画像ファイルに含まれている前記各ページ毎の原稿の種類を示す情報に応じて、前記蓄積手段から読み出した複数ページの原稿のカラー画像データに対して各ページ毎に画像処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005038571A JP2006229386A (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005038571A JP2006229386A (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006229386A true JP2006229386A (ja) | 2006-08-31 |
Family
ID=36990376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005038571A Pending JP2006229386A (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006229386A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008193409A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置 |
JP2012227941A (ja) * | 2008-06-10 | 2012-11-15 | Canon Inc | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、記憶媒体及びプログラム |
US8730548B2 (en) | 2009-07-06 | 2014-05-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus including setting unit for setting recommended function |
-
2005
- 2005-02-16 JP JP2005038571A patent/JP2006229386A/ja active Pending
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