JPH0787332A - 非可逆符号化デ―タの通信装置 - Google Patents

非可逆符号化デ―タの通信装置

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JPH0787332A
JPH0787332A JP5253653A JP25365393A JPH0787332A JP H0787332 A JPH0787332 A JP H0787332A JP 5253653 A JP5253653 A JP 5253653A JP 25365393 A JP25365393 A JP 25365393A JP H0787332 A JPH0787332 A JP H0787332A
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JP5253653A
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English (en)
Inventor
Takashi Sakayama
隆志 坂山
Yoshihiro Maei
佳博 前井
Yoshiaki Tezuka
芳明 手塚
Takeshi Umezawa
健 梅澤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信条件等に合った符号化パラメータを使用
できるようにする。 【構成】 符号化パラメータ決定部41は、入力部15
aからオペレータによって入力された送信パラメータに
基づき、当該通信に使用する符号化パラメータを決定す
る。例えば送信パラメータとしての解像度に基づいて量
子化テーブルを決定し、符号化パラメータ記憶部42か
ら、量子化テーブルを符号化部43に出力する。画情報
記憶部44には送信原稿の画情報が蓄積されており、こ
の画情報は前記符号化部43において符号化される。こ
の画情報の符号化に際して、前記符号化パラメータ記憶
部42から供給された符号化パラメータつまり量子化テ
ーブルを使用して符号化が行われる。符号化された画情
報は通信部45から回線に送出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信装置に関するもので
あり、特に、非可逆符号化方式で符号化されたカラー画
像を送信するための通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】非可逆符号化デ―タの送信例として、フ
ァクシミリ装置によるカラ―静止画像の通信方法を説明
する。図10は非可逆式符号化方式を採用した画像通信
方法におけるデータ処理フローを示すブロック図であ
る。同図において、CCDイメージセンサ等で構成され
る読取装置100は、読取った原稿の画像データをR,
G,Bの三原色に分解し、それぞれに対応したアナログ
信号を出力する。A/D変換器101は、読取装置10
0から供給された各色のアナログ信号を、それぞれ予定
のビット数(例えば12ビット)のデジタル信号に変換
して出力する。
【0003】読取装置100で読取られた画像データ
は、一般に、シェーディングといわれる歪みを有してい
る。このシェーディングは、主走査方向の照明の不均一
や、レンズの性質によるイメージセンサの光量の不均
一、ならびにイメージセンサの感度の不均一に起因して
生じるとされている。シェーディング補正装置102で
は、これらの不均一を補正するための処理が行われる。
【0004】色空間変換装置103は、シェーディング
補正装置102から供給された画像データ(R,G,
B)をCIELAB法によってL,a,bの各信号に変
換する。CIELABは、国際照明学会(CIE)で定
めた色空間の表現法である。符号化装置104では、色
空間変換された画像データが圧縮符号化される。ここで
は、データの直交変換、量子化、エントロピー符号化等
の処理が行われる。
【0005】圧縮符号化された画像データは、回線を介
して受信機側に送信され、受信機側では、まず、受信し
た信号を復号化装置105で信号L,a,bに復号し、
次いで、この信号L,a,bをYMC変換装置106に
供給し、ルックアップテーブルを参照して信号Y
(黄),M(マジェンタ),C(シアン)に変換する。
【0006】信号Y,M,Cは、K生成装置107に供
給され、インクやトナーの消費量削減や色再現範囲の拡
大つまり黒の再現性向上等を目的とした下色除去(UC
R)の処理が行われる。さらに、UCR処理が施された
信号に対しては、デジタルフィルタ108で、文字等の
エッジ強調や、画像中のノイズ除去等のために2次元空
間のデジタルフィルタ処理が施される。
【0007】TRC処理装置109では、例えば線形な
入力信号が非線形な信号として出力される等のプリンタ
の特性の補正や、濃度の指示への対応を目的として非線
形な変換が行われる。中間調生成装置110では、連続
調を再現できないプリンタや、再現したい階調数より少
ない階調数でしか再現できないプリンタを用いる場合の
ため、TRC処理装置109から供給された信号を擬似
中間調画像データに変換する。擬似中間調画像データへ
の変換には、ディザ法、誤差拡散法、アナログ・スクリ
ーン・ジェネレータによる変換方法等がある。以上の処
理がなされた信号はプリンタ111に供給され、プリン
ト画として出力される。
【0008】前記符号化装置104におけるデータの直
交変換、量子化、エントロピー符号化等の処理のための
パラメータは、符号化された画像データの復号に使用す
るため、受信機側に送信される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のファクシミ
リ装置による画像通信方法では次のような問題点があっ
た。すなわち、前記符号化装置104において使用する
符号化パラメータのいかんによって、画質や符号化後の
データ量が決定される。この符号化パラメータとして
は、オペレータが指示したものを使用するか、予め設定
してある固定値を使用するかしかなかった。
【0010】その結果、この符号化パラメータが常に最
適であるとは限らず、符号化の結果、必要以上にデータ
量が多くなって通信時間が長くなったり、所望の画質が
得られなかったりするという不具合があった。
【0011】本発明の目的は、上記の問題点を解消し、
送信原稿に合った最適な符号化パラメータを使用してデ
―タを送信できる非可逆符号化デ―タの通信装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、送信パラメータを入力す
る手段と、入力された送信パラメータに基づいて符号化
パラメータを決定する手段とを具備した点に第1の特徴
がある。
【0013】また、本発明は、読込んだ原稿の画情報に
基づいて原稿の種類を判別する手段と、判別された原稿
の種類に基づいて符号化パラメータを決定する手段とを
具備した点に第2の特徴がある。
【0014】
【作用】上記構成によれば、送信パラメータや原稿の種
類に基づいて符号化パラメータが決定される。したがっ
て、適切な符号化パラメータによってデ―タの符号化が
なされ、効率的な通信を行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図3は本発明の一実施例に係るファクシミリ装置の
ハード構成(その1)を示すブロック図であり、図4は
同ハード構成(その2)を示すブロック図である。
【0016】まず、図3を参照して主制御部および画像
信号処理部の構成を説明する。同図において、主制御部
1はファクシミリ装置全体の制御処理を行う。主制御部
1のCPU10は、予定のプログラムを実行してファク
シミリ装置全体を制御する。ROM11には、前記プロ
グラムおよび該プログラムの実行に必要なシステムデー
タが格納される。RAM12には、一時的に記憶すべき
全てのデータ、例えば画像データファイルや制御用のデ
ータが格納される。ハードディスク(HDD)14は大
容量の補助記憶装置として使用され、該ハードディスク
14はHD制御部(HDC)13によって制御される。
【0017】操作部15はオペレータからの入力を受付
ける入力部と、その入力の指示や入力に基づく処理結果
を表示する表示部とからなる。バスインタフェース(B
usIF)16は、後述する各処理部と接続されるVM
Eバス等のシステムバス9とのインタフェース部であ
り、ローカルバス17は、主制御部1におけるデータお
よび信号の伝送手段である。
【0018】画像信号処理部2は当該ファクシミリ装置
に対する入出力信号の処理を行う。CPU20は、予定
の制御処理プログラムを実行して該画像信号処理部2を
制御するとともに、主制御部1との通信を実行する。R
OM21には、当該画像信号処理部2の制御および主制
御部1との通信のためのプログラムおよびデータが格納
される。RAM22には、画像信号処理部2で一時的に
使用するデータが格納される。
【0019】画像入力部23では、図示しないCCDイ
メージセンサで読取られた画像データを取込み、シェー
ディング補正等、明暗の補正や色補正等が行われる。一
方、画像出力部24では、図示しないプリンタの状態に
応じた濃度補正や色補正等を画像データに対して行い、
該図示しないプリンタに出力する。色空間変換部25は
画像データの色空間変換を行う。
【0020】拡大/縮小部26では、画像データの拡大
/縮小処理が実行される。バスインタフェース(Bus
IF)27は、システムバス9とのインタフェース部
であり、ローカルバス28は、画像信号処理部2におけ
るデータおよび信号の伝送手段である。
【0021】続いて、図4を参照して画像符号化部およ
び通信装置部の構成を説明する。同図において、画像符
号化部3は非可逆符号化方式による画像データの符号化
および復号化を行う。CPU30は、予定の制御処理プ
ログラムを実行して、当該画像符号化部3を制御すると
ともに、主制御部1との通信を実行する。ROM31に
は、当該画像符号化部3の制御および主制御部1との通
信のためのプログラムおよびデータが格納される。RA
M32には、画像符号化部3で一時的に使用するデータ
が格納される。
【0022】ハフマン符号化/復号化部33では、量子
化された画像データをハフマン符号化方式で圧縮または
その逆の処理を行う。ハフマン符号化方式による画像デ
ータの処理はテーブル記憶部34に格納されているハフ
マンテーブルによって行われる。このテーブル記憶部3
4は書き換え可能なメモリで構成される。
【0023】画像データを直交変換するDCT/逆
(I)DCT部37では、縦M画素×横N画素に分割さ
れた入力画像の各ブロックに対して離散コサイン変換、
またはその逆の処理が実行される。例えば、あるブロッ
クの第(j,k)番目の画素値をf(j,k)、変換係
数の第(u,v)番目の要素をF(u,v)とすると、
DCT変換は、式(1) で定義され、逆DCT変換は式
(2) で定義される。
【0024】 F(u,v)=(2/N)C(u)C(v)Σ[j=0,N-1]Σ[k=0, N-1]f(j,k)cos{(2j+1)uπ/2N}cos{(2k+1)v π/2N}……式(1) 但し、C(u),C(v)は、u,v=0のときは1/
(21/2 )、u,v≠0のときは1である。 f(j,k)=(2/N)Σ[u=0,N-1]Σ[v=0,N-1]C(u)C (v)F(u,v)cos{(2j+1)uπ/2N}cos{(2k+1)v π/2N}……式(2) 量子化/逆量子化部35では、DCT(離散コサイン変
換)方式で変換された各周波数成分の変換係数を量子
化、またはその逆が行われる。量子化/逆量子化部35
での処理は、テーブル記憶部36に格納されている量子
化テーブルによって行われる。このテーブル記憶部36
は書き換え可能なメモリで構成される。
【0025】前記量子化テーブルにはM×N個の変換係
数にそれぞれ対応する「M×N個の量子化ステップ値」
が設定されており、前記変換係数をこのステップ値で割
り、更に四捨五入をする。例えば、変換係数の第(u,
v)番目の要素がF(u,v)、量子化ステップ値の第
(u,v)番目の要素がQ(u,v)の場合、第(u,
v)番目の量子化インデックスI(u,v)は式(3) で
定義される。 I(u,v)=round{F(u,v)/Q(u,v)}……式(3) 但し、roundは、最も近い整数への整数化を意味す
る。
【0026】バスインタフェース(Bus IF)38
は、システムバス9とのインタフェース部であり、ロー
カルバス39は、画像符号化部3におけるデータおよび
信号の伝送手段である。
【0027】さらに、第1の通信制御部4と第2の通信
制御部5は、回線接続後のG3またはG4のプロトコル
制御を実行する。回線切換制御部6は複数の回線制御部
が提供するインタフェースと前記第1の通信制御部4お
よび第2の通信制御部5との接続および切断を実行す
る。デジタル網インタフェース(IF)制御部7は、I
SDN等のデジタル網に対する接続および切断を実行
し、アナログ網インタフェース(IF)制御部8は電話
網に対する接続および切断を実行する。
【0028】なお、前記DCT/逆DCT部37に代え
て、アダマール変換、KL変換、DST変換、ハール変
換等他の直交変換による変換部で構成してもよい。ま
た、ハフマン符号化/復号化部33についても、算術符
号化等、他のエントロピー符号化手段であってもよい。
【0029】次に、上記のハード構成を有するファクシ
ミリ装置における送信動作を説明する。まず第1実施例
として、オペレータが指示した解像度に基づいて量子化
テーブルを決定する例を説明する。なお、本実施例で
は、G4通信モードでの通信の例を示す。
【0030】図5は送信動作を示すフローチャートであ
る。同図において、ステップS1では、前記画像入力部
23に接続されるCCDイメージセンサを起動して原稿
を読取る。このとき、読取りの解像度は前記操作部15
の入力部からオペレータによって指示された値に従う。
さらに、入力された解像度は記憶部(RAM)12に記
憶しておく。
【0031】ステップS2では、画像入力部23により
読み取られた原稿の画像データのシェーディング補正を
行う。ステップS3では、前記画像入力部23から供給
された画像データ(R,G,B)を、色空間変換部25
により、例えばCIELAB法によってL,a,bの各
信号に変換する。ステップS4では、画像データの符号
化処理を実行する。この符号化処理における画像データ
の量子化は、前記解像度に従って決定された量子化テー
ブルを使用して行われる。この符号化処理の詳細は図8
に関して後述する。
【0032】ステップS5では、操作部15から入力さ
れた電話番号に従って発呼動作を行う。回線が接続され
たならば、ステップS6でセッション開始要求CSSを
送出する。ステップS7ではセッション開始応答RSS
Pの受信有無を判別する。該セッション開始応答信号R
SSPを受信したならば、ステップS8に進んでドキュ
メント能力リストCDCLを送出する。
【0033】ステップS9では、ドキュメント能力リス
ト応答RDCLPの受信有無を判別する。該ドキュメン
ト能力リスト応答RDCLPを受信したならば、ステッ
プS10に進んでドキュメント開始信号CDSを送出す
る。ステップS11では、ドキュメントおよびページパ
ラメータCDUIにより、使用した量子化テーブルと符
号化された画像データを送信する。
【0034】1ページの画像データを送信したならば、
ステップS12で、最終ページの送信が終了したか否か
を判断する。次のページがある場合は、ステップS12
の判断は否定となってステップS13に進み、ドキュメ
ントページバウンダリCDPBを送出する。ステップS
14では、ドキュメントページバウンダリ応答RDPB
Pの受信有無を判別する。ドキュメントページバウンダ
リ応答RDPBPを受信したならば、ステップS9に戻
り、次ページの符号化処理を行う。
【0035】また、ステップS12の判断が肯定の場合
は、ステップS15に進んでドキュメント終了CDEを
送出する。ステップS16では、ドキュメント終了応答
RDEPの受信有無を判別する。ドキュメント終了応答
RDEPを受信したならば、ステップS17に進んでセ
ッション終了CSEを送出し、ステップS18ではセッ
ション終了応答RSEPの受信有無を判別し、セッショ
ン終了応答RSEPを受信したならば送信のための動作
を終える。
【0036】次に、前記符号化処理(ステップS4)の
詳細を説明する。ここでは、指示された解像度に基づい
て量子化テーブルを決定する場合を示す。図6は量子化
テーブルの一例を示す図である。同図(a)は高解像度
に適した量子化テーブル(テーブルT1)を示し、同図
(b)は低画質に適した量子化テーブル(テーブルT
2)を示す。
【0037】2つのテーブルを比較すると、図示のよう
に、テーブルT1よりもテーブルT2の方が全体に高い
数値を設定してある。これは、直交変換によって得られ
た係数をこの量子化テーブルの数値で割り、その商を四
捨五入して整数のDCT係数を得ることに理由がある。
つまりこの四捨五入の処理のため、量子化テーブルの数
値が小さいほどデータの精度が高くなるが、それに伴い
データ量が多くなり通信時間が長くなることになる。し
たがって、もともと高画質を必要としない原稿の送信に
おいては、データ量を減らして通信時間を短くする符号
化方式を選択する方が好ましいと考えられるため、量子
化テーブルの数値を大きくしている。一方、高画質で画
像を再現したい場合は、例えデータ量が多くなったとし
ても全体に高い数値を設定した量子化テーブルを使用し
て、より画質の良い画像を得られるようにする。
【0038】以上のような選択基準に従った符号化処理
の例を図8のフローチャートを参照して説明する。同図
において、ステップS41では、DCT/逆DCT部3
7により画像データの直交変換を行う。ステップS42
では、オペレータによって入力されてRAM12に格納
されている解像度を読み出す。ステップS43では、読
み出した解像度が200×200ppiか否か、つまり
低解像度か否かを判断する。低解像度ならばステップS
44に進み、量子化/逆量子化部35で、前記直交変換
された画像データを量子化テーブルT2によって量子化
する。ステップS45では、量子化された画像データ
を、ハフマン符号化/復号化部33によってエントロピ
ー符号化する。一方、ステップS43の判断が否定の場
合、つまりRAM12に格納されている解像度が300
×300ppi(高解像度)や400×400ppi
(超高解像度)の場合にはステップS46に進み、量子
化テーブルT1を選択して量子化を行う。
【0039】次に、本発明の第2実施例を説明する。こ
の第2実施例では、原稿の種類によって量子化テーブル
を決定し、符号化を行う場合を示す。ここでは、次のよ
うな基準で符号化パラメータとしての量子化テーブルを
選択する。図7は量子化テーブルの一例を示す図であ
る。同図(a)は写真原稿に適した量子化テーブル(テ
ーブルT3)を示し、同図(b)は文字原稿に適した量
子化テーブル(テーブルT4)を示す。写真原稿の場合
は前記高解像度と同様の量子化テーブルを使用して、符
号化後のデータ量が比較的多い符号化処理を行えるよう
にする。これに対して、文字原稿の場合は、多少データ
量が少なくても文字の判読は可能であるため、前記低解
像度用のテーブル(T2)よりもさらに量子化符号化後
のデータ量が少なくなる量子化テーブル(T4)を使用
して、通信時間短縮に配慮するようにしている。
【0040】この第2実施例では、読込んだ原稿の画情
報の種類を判別するためTI分離の手法を用う。TI分
離または領域分離とは、1つの画像に対してテキストデ
ータ用の画像処理とイメージデータ用の画像処理とを行
うものをいう。そのために、1画素毎にその部分がテキ
ストデータ(文字主体の画情報)なのかイメージデータ
(写真等の画情報)なのかを判断する。
【0041】本実施例では、このような1画素毎の判断
により、原稿全体に含まれるデータの傾向を判断する。
なお、テキストデータなのかイメージデータなのかの判
断は、例えば次のように行う。対象となる画素を中心に
縦・横・斜めの画素の差を求め、この差が一定の基準値
より上ならテキストデータ、下ならイメージデータと判
断する。領域分離については、例えば特公平5−213
84号に記載されている。 前記ステップS1(図5)
で原稿を読み込んだ後、前記領域分離の手法により、文
字主体の原稿か写真原稿かを判断し、その結果をRAM
12ないしRAM22に記憶しておく。その他の送信動
作の全体の流れは第1実施例(図5参照)と同様であ
る。
【0042】符号化処理は第1実施例と異なるので、そ
の部分についてはフローチャートを参照して説明する。
図9において、ステップS51では、DCT/逆DCT
部37により画像データの直交変換を行う。ステップS
52では、RAM12ないし22に格納されている原稿
の種類判別結果を読み出す。ステップS53では、読み
出した原稿の種類が文字主体か否かを判断する。文字主
体の原稿ならばステップS54に進み、量子化/逆量子
化部35で、前記直交変換された画像データを量子化テ
ーブルT4によって量子化する。ステップS55では、
量子化された画像データを、ハフマン符号化/復号化部
33によってエントロピー符号化する。一方、ステップ
S53の判断が否定の場合、つまりRAM12ないし2
2に格納されている原稿の種類が文字主体の原稿でない
場合は、写真と判断してステップS56に進み、量子化
テーブルT3を選択して量子化を行う。
【0043】以上の説明は、符号化パラメータとして量
子化テーブルを選択した例であるが、本発明は、これに
限定されず、他の符号化パラメータを使用するように変
形することもできる。例えば符号化方式としてはエント
ロピー符号化以外にも算術符号化を使用することもでき
るので、この符号化方式を符号化パラメータとして選択
できるようにしてもよいし、直交変換のためのブロック
サイズ(M×N)を符号化パラメータとして選択できる
ようにしてもよい。
【0044】次に、図1および図2を参照して、上述の
動作を行わせるための本実施例のファクシミリ装置の要
部機能を説明する。まず図1にを参照して前記第1実施
例を実現するための要部機能を説明する。入力部15a
からオペレータによって入力された送信パラメータは送
信パラメータ記憶部40に記憶される。符号化パラメー
タ決定部41では、前記送信パラメータに基づき、当該
通信に使用する符号化パラメータを決定する。例えば送
信パラメータとしての解像度に基づき、これに対応する
量子化テーブルを予定の基準によって決定する。符号化
パラメータが決定されると、符号化パラメータ決定部4
1は符号化パラメータ記憶部42に対して選択信号を出
力し、符号化パラメータ記憶部42は、この選択信号に
応答して例えば量子化テーブルを符号化部43に出力す
る。
【0045】画情報記憶部44には読取部23aで読取
られた送信原稿の画情報が蓄積されており、この画情報
は前記符号化部43において符号化される。この画情報
の符号化に際して、前記符号化パラメータ記憶部42か
ら供給された符号化パラメータ例えば量子化テーブルを
使用して符号化が行われる。符号化された画情報は通信
部45から回線に送出される。
【0046】続いて、図2を参照して第2実施例を実現
するための要部機能を説明する。読取り部23aで読取
られた画情報は画情報記憶部44に格納されるととも
に、TI処理部46においてTI分離され、原稿の種類
が判断される。判断された原稿の種類は原稿種類記憶部
47に記憶される。符号化パラメータ決定部41は前記
原稿種類記憶部47から原稿の種類を読込み、この原稿
の種類に基づき、当該通信に使用する符号化パラメータ
を決定する。例えば送信パラメータとして原稿の種類に
対応する量子化テーブルを予定の基準によって決定す
る。符号化パラメータが決定されると、符号化パラメー
タ決定部41は符号化パラメータ記憶部42に対して選
択信号を出力し、符号化パラメータ記憶部42は、この
選択信号に応答して例えば量子化テーブルを符号化部4
3に出力する。画情報蓄積部44から供給された画情報
は前記符号化部43において符号化される。この画情報
の符号化に際して、前記符号化パラメータ記憶部42か
ら供給された符号化パラメータ例えば量子化テーブルを
使用して符号化が行われる。符号化された画情報は通信
部45から回線に送出される。
【0047】なお、上述の実施例は、カラ―静止画像の
通信に関するものであるが、本発明は、カラ―静止画像
に限らず、非可逆符号化を伴うデ―タ通信に広く通用で
きる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、送信側で入力した送信パラメータや原稿の種
類に適合した符号化パラメータが選択され、これを使用
した画像データが符号化される。したがって、送信条件
や原稿に適合した効率の良い符号化が行われ、送信時間
が長くなるなどの不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示すファクシミリ装置
の要部機能のブロック図である。
【図2】 本発明の第2実施例を示すファクシミリ装置
の要部機能のブロック図である。
【図3】 本発明の一実施例を示すファクシミリ装置の
ハード構成(その1)のブロック図である。
【図4】 本発明の一実施例を示すファクシミリ装置の
ハード構成(その2)のブロック図である。
【図5】 第1実施例の送信動作を示すフローチャート
である。
【図6】 量子化テーブルの一例を示す図である。
【図7】 量子化テーブルの一例を示す図である。
【図8】 第1実施例の符号化動作を示すフローチャー
トである。
【図9】 第2実施例の符号化動作を示すフローチャー
トである。
【図10】 非可逆符号化方式を含むデータ処理を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
15a…入力部、 40…送信パラメータ記憶部、 4
1…符号化パラメータ決定部、 42…符号化パラメー
タ記憶部、 43…符号化部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅澤 健 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非可逆符号化方式で符号化されたデ―タ
    を送受信する通信装置において、 送信パラメータを入力する手段と、 送信パラメータに応じた符号化パラメータを格納する記
    憶手段と、 入力された前記送信パラメータに基づき、この送信パラ
    メータと予定の対応関係にある符号化パラメータを前記
    記憶手段から読出す符号化パラメータ決定手段とを具備
    し、 決定された符号化パラメータを使用して蓄積デ―タを符
    号化して送信するように構成されたことを特徴とする非
    可逆符号化デ―タの通信装置。
  2. 【請求項2】 非可逆符号化方式で符号化されたデ―タ
    を送受信する通信装置において、 読込んだ原稿の画情報に基づいて原稿の種類を判別する
    手段と、 原稿の種類に応じた符号化パラメータを格納する記憶手
    段と、 判別された原稿の種類に基づき、この原稿の種類と予定
    の対応関係にある符号化パラメータを前記記憶手段から
    読出す符号化パラメータ決定手段とを具備し、 決定された符号化パラメータを使用して蓄積デ―タを符
    号化して送信するように構成されたことを特徴とする非
    可逆符号化デ―タの通信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011091704A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US8023749B2 (en) 2006-06-19 2011-09-20 Sharp Kabushiki Kaisha Image compressing apparatus and image reading apparatus including the same, image processing apparatus including image compressing apparatus and image forming apparatus including the same, image compression processing method, computer program thereof, and recording medium

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