JP2005184236A - 情報処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の符号化圧縮機能の中から、符号化圧縮すべき画像データに最適なものを、大容量のメモリを要せず且つ短時間で選択することを可能にする。
【解決手段】 符号化圧縮部3A、3B、・・は、画像データを互いに異なるアルゴリズムで符号化圧縮するものである。サンプリング部61は、外部インタフェース4が受信した画像データの一部をサンプリングデータとして選択する。サンプリング圧縮部12は、サンプリングデータを符号化圧縮部3A、3B、・・で符号化圧縮させる。判定部5は、サンプリングデータについて最も高い圧縮率を実現した符号化圧縮部を最適符号化圧縮部として判定する。画像データ圧縮部13は、画像データを最適符号化圧縮部で符号化圧縮させることにより符号化圧縮画像データを得る。外部インタフェース4は、得られた符号化圧縮画像データを送信する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の画像符号化圧縮機能を有する情報処理装置及び画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ機等の画像形成装置において、画像データを蓄積するためのメモリのサイズを節減するため、或いは送信すべき画像データのデータ量を抑えて、伝送負荷、伝送時間を節減するために、画像データを符号化圧縮する符号化圧縮手段を有するものが知られている。符号化圧縮手段として、MH、MR、MMR、JPEG等、様々なアルゴリズムによるものが知られているが、何れのアルゴリズムによると最も高い圧縮率(符号化圧縮後の画像データのデータ量に対する元の画像データのデータ量の比率)が得られるかは、画像データの特性によって一般に異なる。
そこで、アルゴリズムの異なる複数の符号化圧縮手段を備え、画像データ毎に最適なものを選択して符号化圧縮を行う画像形成装置を想定することができる。すなわち、符号化圧縮後の画像データを格納するための画像メモリを準備しておき、複数の符号化圧縮手段によって符号化圧縮された画像データを、上記画像メモリに順に上書きしつつ格納し、格納された画像メモリが占める記憶空間の広さから、符号化圧縮後の画像データのデータ量を計数し、データ量を最も少なくする符号化圧縮手段を選択する技術を想定することができる。しかしながら、この想定技術は、画像データを複数の符号化圧縮手段により符号化圧縮するのに、長時間を要するのに加え、大容量の画像メモリを要するという問題点を有している。
これに対し、特許文献1は、複数の符号化圧縮手段により符号化圧縮した画像データを、画像メモリへの書き込みを禁止した状態でアドレスコントローラに受け渡すことにより、符号化圧縮された画像データのデータ量を、画像メモリへの書き込みなしで判定し、それにより圧縮率の最も高い符号化圧縮手段を選択することを可能にする技術を開示している。この従来技術は、最適な符号化圧縮手段を選択するのに、格別の画像メモリを要しないという利点を有している。
特許2643466号公報
しかしながら、特許文献1に開示される従来技術は、画像データを複数の符号化圧縮手段により符号化圧縮するのに長時間を要するという問題点を解消するものではなかった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、複数の符号化圧縮機能の中から、符号化圧縮すべき画像データに最適なものを、大容量のメモリを要せず且つ短時間で選択することを可能にする情報処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、情報処理装置であって、画像データを互いに異なるアルゴリズムで符号化圧縮する複数の符号化圧縮部と、画像データを取得する画像データ取得部と、前記画像データ取得部により取得された前記画像データの一部をサンプリングデータとして選択するサンプリング部と、前記サンプリングデータを前記複数の符号化圧縮部で符号化圧縮させるサンプリング圧縮部と、前記複数の符号化圧縮部のうち、前記サンプリングデータについて最も高い圧縮率を実現したものを最適符号化圧縮部とする判定を行う判定部と、前記画像データ取得部により取得された前記画像データを、前記最適符号化圧縮部に符号化圧縮させることにより符号化圧縮画像データを生成させる画像データ圧縮部と、前記符号化圧縮画像データを出力する符号化圧縮画像データ出力部とを備えることを特徴とするものである。
上記構成によれば、取得された画像データの一部がサンプリングデータとして選択され、サンプリングデータについて複数の符号化圧縮部による符号化圧縮が行われ、最も高い圧縮率を実現した符号化圧縮部が最適符号化圧縮部であると判定され、取得された画像データについて最適符号化圧縮部により符号化圧縮が行われ出力されるので、最適符号化圧縮部の判定が大容量のメモリを要することなく短時間で行われるとともに、最適符号化圧縮部で符号化圧縮された圧縮率の高い符号化圧縮画像データが得られる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報処理装置であって、記憶部を更に備え、前記サンプリング圧縮部は、前記サンプリングデータを前記複数の符号化圧縮部で符号化圧縮させて得られる符号化圧縮サンプリングデータを、前記記憶部へ記憶させ、前記判定部は、前記符号化圧縮サンプリングデータが前記記憶部に占める記憶空間の広さから、前記判定を行うことを特徴とするものである。
上記構成によれば、複数の符号化圧縮部で符号化圧縮されて得られる符号化圧縮サンプリングデータが記憶部に占める記憶空間の広さから、最適符号化圧縮部の判定が行われるので、最適符号化圧縮部の判定が容易に行い得る。また、記憶部は、サンプリングデータの符号化圧縮データを記憶し得るもので足りるので、取得された画像データの符号化圧縮データを記憶するのに要する容量に比べ小容量で足りる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の情報処理装置であって、前記サンプリング部は、前記画像データ取得部により取得された前記画像データのうち、1枚の原稿の中央部に相当する部分を前記サンプリングデータの少なくとも一部として選択することを特徴とするものである。
上記構成によれば、取得された画像データのうち、1枚の原稿の中央部に相当する部分がサンプリングデータの少なくとも一部として選択されるので、サンプリングデータが画像データ全体を正しく反映したものとなる蓋然性が高い。従って、最適符号化圧縮部の判定が高い精度で行われる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の情報処理装置であって、前記サンプリング部は、前記画像データ取得部により取得された前記画像データのうち、1枚の原稿の先頭部付近と末尾部付近に相当する部分をも含めて、前記サンプリングデータとして選択することを特徴とするものである。
上記構成によれば、取得された画像データのうち、1枚の原稿の中央部に相当する部分に加えて、先頭部付近と末尾部付近に相当する部分も、サンプリングデータとして選択されるので、最適符号化圧縮部の判定がより高い精度で行われる。
請求項5記載の発明は、画像形成装置であって、画像が記録された記録紙から画像を読み取るスキャナ部と画像データを受信する画像データ受信部との組のうちの少なくとも1を有することにより画像データを取り込む画像入力部と、画像を記録紙に記録するプリンタ部と画像データを送信する画像データ送信部との組のうち少なくとも1を有することにより、前記画像入力部により取り込まれた前記画像データにもとづいて画像または画像データを出力する画像出力部と、請求項1乃至4の何れかに記載の情報処理装置とを備え、前記画像データ取得部は、前記画像入力部が取り込んだ前記画像データを取得し、前記符号化圧縮画像データ出力部は、前記符号化圧縮画像データを前記画像出力部へ伝えることを特徴とするものである。
上記構成によれば、画像形成装置の制御部が本発明による情報処理装置を備えるので、最適符号化圧縮部の判定が大容量のメモリを要することなく短時間で行われるとともに、最適符号化圧縮部で符号化圧縮された圧縮率の高い符号化圧縮画像データが得られるという有用な画像形成装置が実現する。
以上に述べたように、本発明によれば、複数の符号化圧縮部の中から、符号化圧縮すべき画像データに最適なものを、大容量のメモリを要せず且つ短時間で選択することができ、しかも選択された符号化圧縮部で符号化圧縮された圧縮率の高い符号化圧縮画像データを得ることが可能となる。
(画像形成装置の全体構成)
図1は、本発明による画像形成装置の一実施形態としてのディジタル複写機の機械的構成を主に示す側断面概略図の一例である。ディジタル複写機1は、本体部200と、本体部200の左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読み取り部500と、原稿読み取り部500の上方に配設された原稿給送部600とから構成される。
操作部400は、タッチパネル401、スタートキー402及びテンキー403等を備える。タッチパネル401は、拡縮率の設定用画面を含む種々の操作画面を表示するとともに、ユーザが種々の操作指令を入力するための種々の操作ボタン等を表示する。スタートキー402は、ユーザが印刷実行指令等を入力するために用いられ、テンキー403は、印刷部数等を入力するために用いられる。
原稿給送部600は、原稿載置部601、原稿排出部602、給紙ローラ603及び原稿搬送部604等を備え、原稿読み取り部500(画像取得装置に相当する)は、スキャナ501等を備える。給紙ローラ603は、原稿載置部601にセットされた原稿を繰り出し、原稿搬送部604は、繰り出される原稿を1枚ずつ順にスキャナ501上に搬送する。スキャナ501は搬送される原稿を順次読み取り、読み取られた原稿は原稿排出部602に排出される。
本体部200(画像形成装置に相当する)は、複数の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、中間転写体ローラ204、感光体ドラム205、露光装置206、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用の現像装置207Y,207M,207C,207K、定着ローラ208、排出口209、及び排出トレイ210を備える。
感光体ドラム205は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置206は、原稿読み取り部500において読み取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム205に各色別に静電潜像を形成する。現像装置207Y,207M,207C,207Kは、各色の現像剤を感光体ドラム205に供給して各色別のトナー画像を形成する。中間転写体ローラ204は、感光体ドラム205から各色のトナー像を転写され、中間転写体ローラ204上にカラーのトナー像が形成される。
一方、給紙ローラ202は、記録紙が収納された給紙カセット201から記録紙を引き出し、転写ローラ203まで給送する。転写ローラ203は、搬送された記録紙に中間転写体ローラ204上のトナー像を転写させ、定着ローラ208は、転写されたトナー像を加熱して記録紙に定着させる。その後、記録紙は、本体部200の排出口209から用紙後処理部300に搬入される。また、記録紙は、必要に応じて排出トレイ210へも排出される。
用紙後処理部300は、搬入口301、記録紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。記録紙搬送部302は、排出口209から搬入口301に搬入された記録紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ記録紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された記録紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
図2は、図1に示すディジタル複写機1の電気的構成を主に示すブロック図の一例である。ディジタル複写機1は、スキャナ部11、プリンタ部21、操作パネル部31、制御部41、パラレルI/F部51、シリアルI/F部52及びHDD(ハードディスクドライブ)53を備えている。
スキャナ部11は、図1に示す第1スキャナ501を構成する照明用光源12及びイメージセンサ13を含む。イメージセンサ13は、例えばCCD(電荷結合素子)を備える。スキャナ部11は、照明用光源12により原稿を照射し、その反射光をイメージセンサ13で各色毎に受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する各色の画像データ(画像情報に相当する)を制御部41へ出力する。
プリンタ部21は、図1に示す給紙カセット201及び給紙ローラ202等から構成される用紙搬送部22、図1に示す中間転写体ローラ204、感光体ドラム205、露光装置206及び現像装置207Y,207M,207C,207K等から構成される画像形成部23、図1に示す転写ローラ203等から構成される転写部24、及び図1に示す定着ローラ208等から構成される定着部25を含む。具体的には、用紙搬送部22は記録紙を画像形成部23へ搬送し、画像形成部23は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部24はトナー像を記録紙に転写し、定着部25はトナー像を記録紙に定着させて画像を形成する。
操作パネル部31は、図1に示すタッチパネル401等から構成されるタッチパネル部32、及び図1に示すスタートキー402及びテンキー403等から構成される操作キー部33を含む。操作パネル部31は、ユーザがコピー機能に関する操作を行なうために使用され、ユーザによる操作指令等を制御部41に与える。タッチパネル部32は、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、拡縮率設定等に関する情報を表示するとともに、ユーザが当該部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン等を表示する。操作キー部33は、ユーザが印刷実行指令等を入力するために用いられる。
制御部41は、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等を内蔵し、装置全体の動作を制御するものである。制御部41は、複数ページの読み取り画像情報に対して、ページ毎に所定(例えば、圧縮、回転、濃度変更等)の加工処理を施すものであって、読み取り画像情報の読出し及び加工処理後の画像情報の書き込みを制御するものである。なお、加工処理の種類は、タッチパネル部32からの入力が受け付けられて選択される。
HDD53は、スキャナ部11によって読み取られた画像データ及び当該画像データに設定されている出力形式及び種々の画像処理(加工処理)後の画像データ等を記憶するものである。なお、画像データのHDD53への書き込み及びHDD53からの画像データの読出しは、制御部41からの指令に従って実行される。パラレルI/F部51およびシリアルI/F部52、さらに無線LAN等の図示しないネットワークインタフェース部は、データの入出力を行うためのインタフェースである。
図1および図2に示した画像形成装置は、上記の通りディジタル複写機として構成されている。一般に画像形成装置は、複写機のみならず、プリンタ機、ファクシミリ装置、或いはそれらを兼ね備えた複合機等、画像または画像データの入力および出力を行う装置を広く包含するものである。したがって、一般に画像形成装置には、画像データを取り込む画像入力部、画像または画像データを出力する画像出力部、およびそれらを制御する制御部が設けられている。画像入力部は、画像が記録された記録紙から画像を読み取るスキャナ部(例えばスキャナ部11)および画像データを受信する画像データ受信部のうちの少なくとも1を有しており、画像出力部は、画像を記録紙に記録する印画部(例えばプリンタ部21)および画像データを送信する画像データ送信部のうち少なくとも1を有している。例えば、プリンタ機であれば画像データ受信部と印画部とが設けられており、ファクシミリ装置であれば、スキャナ部と画像データ送信部とが設けられている。
(情報処理装置の構成)
図3は、本発明による情報処理装置の一実施形態を示すブロック図である。上記した本発明による画像形成装置(例えばディジタル複写機1)の制御部(例えば制御部41)には、図3に示す情報処理装置100が組み込まれている。情報処理装置100は、CPU(中央処理装置)10、プログラムメモリ2、符号化圧縮部3A、3B、3C、・・・、外部インタフェース4、判定部5、画像メモリ6、7、及びこれらの要素を接続するバスライン8を備えている。CPU10は、プログラムメモリ2に格納されるプログラムに従って動作する。プログラムメモリ2は、例えばROM(Read Only Memory)を有している。CPU10の動作を規定するプログラムは、ROM、CD−ROM等の記録媒体を通じて供給を受けることも、ネットワーク等の伝送媒体を通じて供給を受けることも可能である。
複数の符号化圧縮部3A、3B、3C、・・・は、互いに異なるアルゴリズムで画像データの符号化圧縮を行うものである。符号化圧縮のアルゴリズムとして、例えば、JPEG、MH符号化、MR符号化、MMR符号化等を採用することができる。外部インタフェース4は、外部と自身との間で通信を行うものである。外部インタフェース4は、上記の画像入力部を通じて入力された画像データを受信し、更に符号化圧縮後の画像データを画像出力部へ送信する機能をも果たす。画像メモリ7は、外部インタフェース4を通じて取得された画像データを一時的に保持するためのメモリであり、例えばRAM(Random Access Memory)を有している。画像メモリ(記憶部)6は、取得された画像データからサンプリングされたサンプリングデータを複数の符号化圧縮部3A、3B、3C、・・で符号化圧縮して得られる符号化圧縮データ(符号化圧縮サンプリングデータと称する)を一時的に記憶するためのメモリであり、例えばRAMを有している。判定部5は、複数の符号化圧縮部3A、3B、3C、・・のうち、サンプリングデータについて最も高い圧縮率を実現したものを、最適符号化圧縮部として判定するものである。
CPU10は、プログラムメモリ2に搭載されるプログラムを読み出し、実行することにより、サンプリング部61、サンプリング圧縮部62及び画像データ圧縮部63として機能する。また、CPU10と外部インタフェース4とは、画像データ取得部65及び符号化圧縮画像データ出力部66としても機能する。画像データ取得部65は、上記の画像入力部へ入力された画像データを外部インタフェース4を通じて取得するものである。上記の通り、取得された画像データは、画像メモリ7へ一時的に保持される。
サンプリング部61は、画像メモリ7に保持された画像データの一部をサンプリングデータとして選択するものである。サンプリング部61は、例えば、画像メモリ7に保持される画像データのうちサンプリングデータに対応する記憶空間のアドレス(例えば、先頭及び最終アドレス)を記憶することにより、選択したサンプリングデータを特定することができる。サンプリング部61は、例えばレジスタを有し、上記アドレスを当該レジスタに記憶してもよく、或いは画像メモリ7に上記アドレスを書き込んでもよい。
サンプリング圧縮部62は、選択されたサンプリングデータを複数の符号化圧縮部3A、3B、3C、・・に符号化圧縮させるものである。サンプリング圧縮部62は更に、符号化圧縮されたサンプリングデータ、すなわち符号化圧縮サンプリングデータを、画像メモリ6に順次上書きする形態で記憶させる。既に述べた判定部5は、画像メモリ6に順次展開される符号化圧縮サンプリングデータが占める記憶空間の広さを比較することにより、最適符号化圧縮部を判定する。画像データ圧縮部63は、画像メモリ7に保持される画像データを、最適符号化圧縮部に符号化圧縮させることにより符号化圧縮画像データを生成させるものである。符号化圧縮画像データ出力部66は、外部インタフェース4を通じて符号化圧縮画像データを上記画像出力部へ伝達するものである。
(情報処理装置の動作)
図4は、情報処理装置100の処理手順を示すフローチャートである。処理が始まると、画像データ取得部65は、外部インタフェース4を通じて、上記の画像入力部から画像データを取得し、画像メモリ7へ保持させる(S1)。次に、サンプリング部61は、画像メモリ7に保持された画像データの一部をサンプリングデータとして選択する(S2)。
図5は、サンプリングの要領を例示する動作説明図である。図5に例示するように、サンプリング部61は、画像データの1枚の原稿70に相当する部分から、原稿70の中央部71に相当する部分を、サンプリングデータとして選択するのが望ましい。それにより、サンプリングデータが高い確率で画像データ全体を正しく反映したものとなるので、後に実行される判定部5による最適符号化圧縮部の判定が高い精度で行われ得る。サンプリング部61は、原稿70の中央部71に加えて、原稿70の先頭部付近72及び末尾部付近73に相当する画像データの部分をも、サンプリングデータとして選択するのが、更に望ましい。それによって、最適符号化圧縮部の判定が更に高い精度で行われ得る。画像データが、複数ページの原稿に相当するときには、サンプリング部61は、例えば先頭ページ、或いは全体の中央付近のページについて、図5に例示したサンプリングを行うとよい。これに対して、サンプリング部61は、複数ページの各々について個別に、図5に例示したサンプリングを行ってもよい。後者の形態については後述する。
図4に戻って、ステップS2の処理に続いて、サンプリング圧縮部62は、選択されたサンプリングデータについて、符号化圧縮部3Aに符号化圧縮を実行させ、それによって得られる符号化圧縮サンプリングデータを画像メモリ6へ書き込ませる(S3)。次に、判定部5は、画像メモリ6に展開された符号化圧縮サンプリングデータが占める記憶空間の広さを、符号化データサイズとして記憶する(S4)。判定部5は、例えば符号化圧縮サンプリングデータが画像メモリ6の先頭アドレスから順に書き込まれた場合には、符号化圧縮サンプリングデータが書き込まれた記憶空間の最終アドレスから、当該記憶空間の広さを認識することができる。判定部5は、同時に、符号化圧縮部3Aを最適符号化圧縮部として記憶する。判定部5は、例えばレジスタを有し、符号化データサイズ及び最適符号化圧縮部を当該レジスタに記憶してもよく、或いは画像メモリ6に書き込んでもよい。
次に、サンプリング圧縮部62は、サンプリングデータについて、別の符号化圧縮部3Bに符号化圧縮を実行させ、それによって得られる符号化圧縮サンプリングデータを画像メモリ6へ書き込ませる(S5)。サンプリング圧縮部62は、画像メモリ6に既に書き込まれている符号化圧縮サンプリングデータに上書きする形態で、新たな符号化圧縮サンプリングデータを画像メモリ6に書き込ませる。それにより、画像メモリ6の記憶容量を、小容量に抑えることができる。
次に、判定部5は、画像メモリ6に新たに書き込まれた符号化圧縮サンプリングデータが占める記憶空間の広さを、既に記憶している符号化データサイズと比較する(S6)。判定部5は、新たな記憶空間の広さが、記憶している符号化データサイズよりも小さければ、符号化データサイズを新たな記憶空間の広さで更新するとともに、最適符号化圧縮部を新たな符号化圧縮部3Bへ変更する(S7)。一方、判定部5は、新たな記憶空間の広さが、記憶している符号化データサイズ以上であれば、符号化データサイズ、及び最適符号化圧縮部の何れをも更新しない。
次に、サンプリング圧縮部62は、複数の符号化圧縮部3A、3B、3C、・・の全てによる符号化圧縮が終了したか否かを判定し(S8)、終了していなければ(S8でNo)、新たな符号化圧縮部(例えば、符号化圧縮部3C)について、ステップS5の処理を実行する。このようにして、複数の符号化圧縮部3A、3B、3C、・・の全てについて、ステップS5〜S7の処理が反復される。ステップS8において、サンプリング圧縮部62が、符号化圧縮部3A、3B、3C・・の全てについてS5〜S7の処理が完了したと判定すると(S8でYes)、処理はステップS9へ移行する。この時点で、判定部5は、複数の符号化圧縮部3A、3B、3C、・・のうち、符号化圧縮サンプリングデータについて最小のデータサイズを実現したもの、すなわち最高の圧縮率を実現したものを最適符号化圧縮部として記憶しており、符号化データサイズとして上記最小のデータサイズを記憶している。ステップS9では、画像データ圧縮部63は、画像メモリ7に保持される画像データについて、複数の符号化圧縮部3A、3B、3C、・・のうち最適符号化圧縮部と判定されたものに、符号化圧縮を実行させる。次に、符号化圧縮画像データ出力部66は、ステップS9の符号化圧縮により得られた符号化圧縮画像データを、外部インタフェース4を通じて上記の画像出力部へ送信すなわち伝達する(S10)。
情報処理装置100は、以上のように動作するので、最適符号化圧縮部の判定が大容量のメモリを要することなく短時間で行われるとともに、最適符号化圧縮部で符号化圧縮された圧縮率の高い符号化圧縮画像データが得られる。情報処理装置100を有する画像形成装置が、画像出力部として画像データ送信部を備え、例えばネットワーク上へ画像データを送信するものである場合には、情報処理装置100で得られた圧縮率の高い符号化圧縮画像データを送信することができ、伝送媒体の負荷を軽減することができる。これに対して、情報処理装置100を有する画像形成装置がファクシミリ装置であれば、情報処理装置100で得られた符号化圧縮画像データに拘わらず、与えられたアルゴリズムで符号化圧縮された符号化圧縮画像データを送信する必要がある。この場合には、情報処理装置100で得られた圧縮率の高い符号化圧縮画像データを、制御部41(図2)がHDD53へ一旦蓄積しておいて、その後に復号化及び符号化を行った後に送信する場合に、HDD53の容量を節減し得るという利点が得られる。また、情報処理装置100を有する画像形成装置が、画像を記録紙に記録するプリンタである場合においても、同様に、情報処理装置100で得られた符号化圧縮画像データを、制御部41がHDD53へ一旦蓄積しておいて、その後、記録紙に記録する場合に利点が得られる。
画像データが複数ページの原稿に相当するときに、ステップS1〜S10の処理を、各ページ毎に反復して実行してもよい。このとき、ステップS2では、サンプリング部61は、ページ毎に例えば図5に示した要領でサンプリングデータを選択する。ステップS2〜S8を通じて判定される最適符号化圧縮部は、一般にページごとに異なったものとなる。それにより、全ページを通じて、より高い圧縮率で符号化圧縮された符号化圧縮画像データが得られる。なお、画像データ取得部65は、ステップS1において、全ページに該当する画像データを一括して取得し、画像メモリ7へ保持させ、ステップS2〜S10の処理のみがページ毎に反復して行われるようにしてもよい。但し、画像メモリ7の容量を節減する上では、ステップS1〜S10の処理が一巡する毎に、画像データ取得部65がステップS1において、対応する1ページ分の画像データを取得し、画像メモリ7に保持させるのが望ましい。
一方、画像データが複数ページの原稿に相当するときに、例えば複数ページのうちの一つのページについてのみ図5に示した要領でサンプリングを行うことにより、ステップS1〜S10の処理を、全ページについて一括して行う既に述べた形態では、全ページが同一のアルゴリズムで圧縮符号化されるために、得られた符号化圧縮画像データは、全ページについて単一のファイルとして管理すればよく、ファイル管理が容易であるという利点が得られる。
(情報処理装置の他の構成・動作例)
図4の処理手順では、画像データ取得部65は、取得した画像データを画像メモリ7へ保持させ、サンプリング部1は画像メモリ7に保持される画像データからサンプリングデータを選択した。これに対して、画像データ取得部65が画像データを取得する過程で、サンプリング部1が画像データに対してサンプリングを実行し、それにより得られるサンプリングデータを画像メモリ7へ保持させてもよい。それによって、画像メモリ7の容量を節減することができる。この場合には、ステップS9で最適符号化圧縮部による画像データの符号化圧縮を行うためには、画像データ取得部65は、あらためて画像データを取得するとよい。例えば、情報処理装置100が組み込まれる画像形成装置の画像入力部が画像データを一時的に保持するバッファを備えるものであれば、画像データ取得部65は、当該バッファから画像データをあらためて取得することができる。画像形成装置が複写機或いはファクシミリ機である場合のように画像入力部がスキャナ部を備える場合に、バッファを備えない場合には、画像データ取得部65があらためて画像データを取得するためには、スキャナ部があらためて走査を行うとよい。
図4の処理手順では、サンプリングデータを圧縮符号化して得られた符号化圧縮サンプリングデータは、画像メモリ6へ展開されることにより、そのデータサイズが判定された。それにより、判定部5は容易に符号化圧縮サンプリングデータのサイズを判定することができた。これに対して、情報処理装置100が、画像メモリ6に代えて、例えば特許文献1にも開示される周知のアドレスコントローラを備え、サンプリング圧縮部62は、該当する符号化圧縮部が生成した符号化圧縮サンプリングデータをアドレスコントローラへ入力させてもよい。アドレスコントローラは、制御対象とするメモリに符号化圧縮サンプリングデータを書き込むために、メモリのアドレスを順次指定する。アドレスコントローラが制御対象とするメモリがなくても、アドレスコントローラに符号化圧縮サンプリングデータを入力し、書き込みを指示すれば、アドレスコントローラは同様の動作を行う。したがって、判定部5は、例えばアドレスコントローラが計数した最終のアドレスから、符号化圧縮サンプリングデータのデータサイズを判定することができる。
図3では、判定部5は、CPU10とは別体のものとして構成される例を示した。これに対し、判定部5をCPU10の機能の一つとして実現することも可能である。このとき、図3において、判定部5は、CPU10の中のブロックの一つを構成する。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す側断面概略図である。 図1の画像形成装置のブロック図である。 本発明の情報処理装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図3の情報処理装置による処理手順を示すフローチャートである。 図4によるサンプリング処理の説明図である。
符号の説明
1 ディジタル複写機(画像形成装置) 3A、3B、3C 符号化圧縮部
5 判定部 6 記憶部 10 CPU
11 スキャナ部 21 プリンタ部(印画部)
41 制御部 61 サンプリング部
62 サンプリング圧縮部 63 画像データ圧縮部
65 画像データ取得部 66 符号化圧縮画像データ出力部
70 原稿 71 中央部
72 先頭部付近 73 末尾部付近
100 情報処理装置

Claims (5)

  1. 画像データを互いに異なるアルゴリズムで符号化圧縮する複数の符号化圧縮部と、
    画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記画像データ取得部により取得された前記画像データの一部をサンプリングデータとして選択するサンプリング部と、
    前記サンプリングデータを前記複数の符号化圧縮部で符号化圧縮させるサンプリング圧縮部と、
    前記複数の符号化圧縮部のうち、前記サンプリングデータについて最も高い圧縮率を実現したものを最適符号化圧縮部とする判定を行う判定部と、
    前記画像データ取得部により取得された前記画像データを、前記最適符号化圧縮部に符号化圧縮させることにより符号化圧縮画像データを生成させる画像データ圧縮部と、
    前記符号化圧縮画像データを出力する符号化圧縮画像データ出力部とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 記憶部を更に備え、
    前記サンプリング圧縮部は、前記サンプリングデータを前記複数の符号化圧縮部で符号化圧縮させて得られる符号化圧縮サンプリングデータを、前記記憶部へ記憶させ、
    前記判定部は、前記符号化圧縮サンプリングデータが前記記憶部に占める記憶空間の広さから、前記判定を行うことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記サンプリング部は、前記画像データ取得部により取得された前記画像データのうち、1枚の原稿の中央部に相当する部分を前記サンプリングデータの少なくとも一部として選択することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記サンプリング部は、前記画像データ取得部により取得された前記画像データのうち、1枚の原稿の先頭部付近と末尾部付近に相当する部分をも含めて、前記サンプリングデータとして選択することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 画像が記録された記録紙から画像を読み取るスキャナ部と画像データを受信する画像データ受信部との組のうちの少なくとも1を有することにより画像データを取り込む画像入力部と、
    画像を記録紙に記録するプリンタ部と画像データを送信する画像データ送信部との組のうち少なくとも1を有することにより、前記画像入力部により取り込まれた前記画像データにもとづいて画像または画像データを出力する画像出力部と、
    請求項1乃至4の何れかに記載の情報処理装置とを備え、
    前記画像データ取得部は、前記画像入力部が取り込んだ前記画像データを取得し、
    前記符号化圧縮画像データ出力部は、前記符号化圧縮画像データを前記画像出力部へ伝えることを特徴とする画像形成装置。
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