JP2001257850A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001257850A
JP2001257850A JP2000069655A JP2000069655A JP2001257850A JP 2001257850 A JP2001257850 A JP 2001257850A JP 2000069655 A JP2000069655 A JP 2000069655A JP 2000069655 A JP2000069655 A JP 2000069655A JP 2001257850 A JP2001257850 A JP 2001257850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 具体的に記憶可能な原稿枚数を認識すること
ができず、適切に画像処理するのが難しいという問題が
あった。 【解決手段】 原稿読み込みを開始すると(S50
1)、画像形成モードが文字モードか否かを判断し(S
502)、文字モードならS503でMMR圧縮、文字
モードでなければ、S504でJBIG圧縮を行う。圧
縮処理完了後、S506で圧縮効率Mを求め、現在の残
メモリ量で格納可能な原稿枚数Nを算出する。S507
でNが境界値N<4なら、S508で電子ソート可能な
原稿枚数と印字開始を問いかける旨のメッセージを表示
する。境界値N≧4なら、電子ソート可能な原稿枚数を
表示させ、記憶可能な枚数のみを表示する(S50
9)。S508とS510で”YES”を選んだ時、原
稿読み込み中断後、印字を開始し(S511)、印字終
了後に再度原稿の読み込みが可能である旨を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像等の画像
データを入力後、一旦記憶させ、画像データを読み出し
て画像形成を行う所謂デジタル方式の画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】原稿画像等の画像データを入力した後、
当該画像データを一旦メモリやハードディスク等の記憶
部へ記憶しておき、種々の画像処理を行ってから画像形
成が可能なデジタル方式の画像形成装置が知られてい
る。
【0003】例えば、ファクシミリ装置では、メモリ送
信やメモリコピー等の処理を施すため、原稿画像等の画
像メモリを入力した後、画像データを送信するメモリ送
信や、画像データをコピー(画像形成)するメモリコピ
ー機能を備えたものが一般的となってきており、複数の
原稿画像データを記憶するための画像用メモリが必要と
なる。
【0004】また、例えばデジタル複写機の場合では、
ソート(帳合い)処理を電子的に実現する電子ソート処
理を行える製品も登場しており、複数の原稿画像データ
を記憶するための画像用メモリが必要である。ここで電
子ソート処理とは、複数枚の原稿を複数部数だけコピー
する場合に、原稿画像の入力において、複数枚の原稿の
各枚の画像データを順次メモリやハードディスク等の記
憶部に格納し、画像形成時に記憶済み画像データを順次
読み出し、この読み出し処理を所定部数分だけ所定の順
序で繰り返す処理であり、これまでのソータ機構なしで
ソート処理を行うことができる。
【0005】しかし、記憶部に記憶できる記憶容量には
物理的な制限があり、画像データを一旦記憶させる場
合、記憶容量を超えて画像データを読み込む処理を行お
うとすると、途中で容量オーバー(所謂メモリフル状
態)となって画像形成処理等の処理が続行できなくなっ
たり、これまでに記憶していた画像データが無駄になっ
たり、るおそれがある。
【0006】さらに、画像データを装置へ入力する場
合、そのままの形で画像データを記憶すると、容量の大
きい画像用メモリが必要となる。従って、画像データを
そのままの形で記憶するのではなく、一旦、圧縮処理し
て画像用メモリに記憶し、処理に応じて伸長(復元)さ
せて画像形成することが一般的になっている。
【0007】画像データを圧縮する方法としては、各画
素間の相関を利用することによって圧縮効率の向上をは
かっているものが多く、その中では代表的なものとして
は、ライン間の相関を利用した2次元符号化方式として
MMR符号化方式がある。MMR符号化方式は、直前の
ライン(参照ライン)の変化画素を基準に、符号化ライ
ン上の変化画素を符号化するものである。
【0008】特に画像データを圧縮して記憶する場合に
は、各種圧縮方式により、圧縮率は高いが圧縮に要する
時間が長くかかるものや、逆に圧縮率は低いが圧縮に要
する時間が短いものなど、種々の方法が存在する。
【0009】このようにして、画像データを一旦記憶す
る場合でも、圧縮するのか否か、圧縮方式、画素数、白
黒とカラーなどの条件で必要な記憶容量は大きく異なる
ことから、画像データを記憶する記憶部にあとどれだけ
の画像データを記憶可能であるのかを具体的にユーザが
的確に認識することが難しく、残余の記憶容量が少ない
のに余裕があると考え原稿を読み込ませると、読み込ま
せている途中で記憶容量がオーバーしたり、逆に残余の
記憶容量が多いのに、余裕がないと考え、読み込ませる
のを断念するといった不具合を招来し、記憶容量を適切
且つ効率的に使用することが難しいという問題がある。
【0010】そこで適用分野は異なるが、従来技術とし
て、特公平6−85176号公報に記載のものがあり、
画像データを記憶部へ記憶するモードにより、画像1枚
当たりの記録長が変化しても記録可能な残り枚数を把握
できることを目的として、画像等の情報を入力し追記型
の記録媒体に記憶させて画像をファイルしておく画像フ
ァイル装置において、残余の記憶容量から画像データ長
における記憶可能な画像の残余枚数を演算し、表示でき
る画像ファイル装置が開示されている。
【0011】また従来技術として、特開平11−122
408号公報には、原稿数やコピー部数にかかわらず確
実に電子ソートすることを目的として、電子ソート時に
画像データ蓄積メモリがオーバーフローした場合、前記
メモリに格納済みの画像データを出力してコピーすると
ともに、残余の原稿は前記メモリを介さずにそのままコ
ピーする画像形成装置が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
6−85176号公報に記載のものでは、画像メモリに
記憶可能な残り枚数を表示できるものの、画像の種類に
よっては、圧縮効率が悪くなってメモリフルになるのが
早くなり、所望のコピー処理が行えなくなるという問題
を有している。
【0013】さらに、残り枚数と読み込ませようとして
いる原稿の枚数を比較してメモリフルとなるのを防止す
る方法も考えられるが、原稿の枚数を全て数えてから、
読み込み動作を開始するのは極めて煩わしく、逆に原稿
枚数が多い場合等に枚数を数えずに読み込み動作を開始
すれば、上述のように途中でメモリフルとなって、それ
までに読み込み済みのデータを開放して読み込み動作を
再度行わねばならないという問題が生じる。
【0014】また、特開平11−122408号公報に
記載のものでは、画像メモリが満杯になった場合に、メ
モリを介さずにそのままコピー動作が行えるものの、部
数が多い場合には、機械的な循環式の原稿自動送り装置
が必要となることから、装置が複雑化大型化するだけで
なく、コスト面からも不利益になる。
【0015】またさらに、圧縮して画像データを記憶さ
せる場合に、用途に応じて圧縮方法を選択可能な構成と
することも可能であるが、各圧縮方式の圧縮効率の違い
により、画像メモリに格納できる最大枚数(見かけ上の
残存する記憶容量)が変化してしまうという問題があ
る。従って、圧縮方法により変化する見かけ上の残存記
憶容量をユーザが認識できないと、適切な圧縮方法を選
択できず、効率的に記憶部を使用することができない。
例えば、原稿枚数が多い場合には、画像形成モードによ
っては画像メモリに格納できなくなって、画像形成でき
なくなったり、また十分なメモリ容量が残存するのに、
圧縮率が高く処理時間の要する圧縮方法を選択してしま
うという問題がある。
【0016】本発明は、上述した従来技術の問題点を解
決するためになされたものであり、その目的とするとこ
ろは、画像データの記憶動作を効率的に行い、記憶可能
なデータ量を具体的にユーザへ認識させ、仮に入力中に
メモリフルになったとしても、読み込み済のデータを無
駄にしない画像形成装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿画像を入
力するための画像入力手段と、該画像入力手段により入
力された画像データを圧縮するデータ圧縮手段と、圧縮
された画像データを記憶する圧縮データ記憶手段と、記
憶された圧縮後の画像データを復元するデータ復元手段
と、復元された画像データを画像形成する画像形成装置
であって、圧縮された画像データと上記圧縮データ記憶
手段における残余の記憶容量に基づいて、上記圧縮デー
タ記憶手段へ記憶可能な残余の原稿枚数を算出する格納
枚数算出手段と、予め設定された残余枚数の境界値を記
憶する境界値記憶手段とを備え、原稿画像の読み込み毎
に記憶可能な残余枚数を算出し、算出結果が上記境界値
を下回ると、原稿画像の読み込みを中断して、画像形成
を開始する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形
成装置である。
【0018】また本発明は、上記格納枚数算出手段の算
出結果をユーザへ通知する通知手段と、上記算出結果が
上記境界値を下回ると、原稿画像の読み込みを中断して
画像形成を開始するか又は原稿読み込みを続行するかを
ユーザが選択操作する選択操作手段とを備えても良い。
【0019】さらに本発明は、上記格納枚数算出手段の
算出結果が上記境界値を下回るまでの間に記憶した画像
データに基づき画像形成した後、上記圧縮データ記憶手
段に記憶している画像形成済みの画像データを開放し、
残余の原稿画像を上記圧縮データ記憶手段へ記憶して画
像形成を続行するよう構成しても良い。
【0020】またさらに本発明は、原稿画像を入力する
ための画像入力手段と、該画像入力手段により入力され
た画像データを圧縮するデータ圧縮手段と、圧縮された
画像データを記憶する圧縮データ記憶手段と、記憶され
た圧縮後の画像データを復元するデータ復元手段と、復
元された画像データを画像形成し排出する画像形成装置
であって、複数枚の原稿を複数部数だけコピーする際、
原稿画像の入力において、複数枚の原稿の各枚の画像デ
ータを順次上記圧縮データ記憶手段に格納し、画像形成
時において記憶済みの圧縮された画像データを上記デー
タ復元手段により順次復元し、この復元を所定部数分繰
り返す電子ソート手段と、圧縮された画像データと上記
圧縮データ記憶手段における残余の記憶容量に基づい
て、上記画像データが上記圧縮データ記憶手段へ記憶可
能な残余の枚数を算出する格納枚数算出手段と、原稿画
像が上記圧縮データ記憶手段へ全て収まらないとき、上
記電子ソートができない旨を通知する通知手段を備えた
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0021】また本発明は、原稿画像が全て収まらない
とき、原稿画像の読み込みを中断して画像形成をした後
に後続の原稿画像の読み込みを再開する制御手段を備え
ても良い。
【0022】さらに本発明は、原稿画像が全て収まらな
いとき、原稿画像の読み込みを中断して読み込んだ原稿
画像を開放する制御手段を備えても良い。
【0023】またさらに本発明は、原稿画像が全て収ま
らないとき、原稿画像の読み込みを中断して画像形成を
した後に後続する原稿画像の読み込みを再開するか、又
は原稿画像の読み込みを中断して読み込んだ原稿画像を
開放するかをユーザが選択操作するための選択操作手段
を備えても良い。
【0024】またさらに本発明は、後続する原稿画像の
読み込みを再開して画像形成する際、該後続原稿の画像
形成結果を排出する前に、先行する原稿の画像形成結果
と区別するためのセパレータシートを排出するように構
成しても良い。
【0025】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の実施形態
に係る画像形成装置としてデジタル複写機30を採用し
た場合について以下に説明する。尚、画像形成装置とし
て電子写真方式を採用したデジタル複写機を本発明に適
用した場合の実施形態を以下に説明するが、本発明を適
用可能な画像形成装置はそれのみに限定されるものでは
なく、例えばインクジェット方式、熱転写方式等の他の
画像形成方法を採用したものや、デジタル複写機ではな
くファクシミリ装置であっても良い。
【0026】デジタル複写機30本体は大きく分けて画
像入力手段たるスキャナ部31と、画像形成手段たるレ
ーザ記録部32から構成されている。まずスキャナ部3
1は、透明なガラスからなる原稿載置台35と、原稿載
置台35上へ自動的に原稿を供給搬送するための両面対
応自動原稿送り装置(以下、RADF:Recirculating
Automatic Document Feeder と称する)36、及び原稿
載置台35上に載置された原稿の画像を走査して読み取
るための原稿画像読み取りユニット、即ちスキャナユニ
ット40から構成されている。
【0027】このスキャナ部31にて読み取られた原稿
画像は、画像データとして後述する画像データ入力部へ
と送られ、画像データに対して所定の画像処理が施され
る。
【0028】上記RADF36には、備えられた図示し
ない原稿トレイ上に複数枚の原稿を一度にセットしてお
き、セットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニ
ットの原稿載置台上へ給送する装置である。
【0029】またRADF36は、オペレーターの選択
に応じて原稿の片面又は両面をスキャナユニット40に
読み取らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面
原稿のための搬送経路、搬送経路切換え手段、各部を通
過する原稿の状態を把握し管理するセンサー群、及び制
御部などから構成されている。このRADF36につい
ては、従来から多くの出願、商品化がなされているの
で、これ以上の説明は省略する。
【0030】原稿載置台35上の原稿の画像を読み取る
ためのスキャナ部31を構成するスキャナユニット40
は、原稿面上を露光するランプリフレクターアセンブリ
41と、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD:
Charge-Coupled Devices)に導くための原稿からの反射
光を反射する第1の反射ミラー42aを搭載してなる第
1の走査ユニット40a、また第1の走査ユニット40
aからの反射光像をCCDに導くための第2、第3反射
ミラー42b、42cを搭載してなる第2の走査ユニッ
ト40b、原稿からの反射光像を上述した各反射ミラー
を介してCCD上に結像させるための光学レンズ43、
及び原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する上
述したCCD44から構成される。
【0031】スキャナ部31は、上記RADF36とス
キャナユニット40の関連した動作により、原稿載置台
35上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原稿
載置台35の下面に沿ってスキャナユニット40を移動
させて原稿画像を読み取るように構成されている。
【0032】特に第1走査ユニット40aは、原稿載置
台に沿って左から右へと一定速度Vで走行され、また第
2走査ユニット40bは、その速度Vに対してV/2の
速度で同一方向に平行に走査制御される。これにより、
原稿載置台35上に載置された原稿の画像を1ライン毎
に順次CCD素子44へと結像させて画像を読み取るこ
ととなる。
【0033】原稿画像をスキャナユニット40にて読み
取ることにより得られた画像データは、後述する画像処
理部へ送られ、各種処理が施された後、画像処理部のメ
モリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像
を読み出してレーザ記録部32に転送して記録シートP
上に画像として記録再現される。
【0034】次に画像形成部たるレーザ記録部32は、
画像が記録される記録材である例えばシートの搬送系、
レーザ書き込みユニット46、及び画像を形成するため
の電子写真プロセス部47とから構成されている。
【0035】レーザ書き込みユニット46は、上述した
スキャナユニット40にて読み取った後のメモリから読
み出した画像データ、又は外部の装置から転送されてき
た画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ
光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等
角速度で偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部47
を構成する感光体ドラム48上において等角速度で偏向
されるように補正するf−θレンズなどを有している。
【0036】上記電子写真プロセス部47は、周知であ
る感光体ドラム48の周囲に帯電器、現像器、転写器、
剥離器、クリーニング器、除電器を備えている。
【0037】一方、シートの搬送系は、上述した画像形
成を行う電子写真プロセス部47の特に転写器が配置さ
れた転写位置へとシートPを供給搬送する供給搬送部3
3と、供給搬送部33へと選択的に順次シートPを送り
込むためのカセット給紙装置51、52、53(これら
で多段給紙ユニット50を構成する)と、必要なサイズ
のシートを適宜給紙させるための手差し給紙装置54
と、転写後のシートPに形成された画像、特にトナー像
を定着するための定着器49と、定着後のシートPの裏
面に再度画像を形成するためにシートPを再供給するた
めの再供給搬送経路55とから構成されている。
【0038】また、定着器49の下流側における装置の
図面向って左側には、画像が記録されたシートPを受け
取り、このシートPに対して所定の処理を施す後処理装
置34が配置されている。
【0039】以上のような構成からなるデジタル複写機
30は、スキャナ部31にて原稿の画像を画像データと
して画像メモリに蓄積させると共に、レーザ書き込みユ
ニット46及び電子写真プロセス部47において、画像
メモリから読み出された画像データは、レーザ書き込み
ユニット46によってレーザ光線を走査させることによ
り感光体ドラム48の表面上に静電潜像として形成し、
トナーにより可視像化されたトナー像は給紙装置51〜
54のいずれかから搬送されたシートP上に静電転写さ
れ定着される。
【0040】このようにして画像が形成されたシートP
は、裏面に再度画像を形成するのであれば再供給搬送経
路55,56を経て電子写真プロセス部47へと再度導
かれ、また、そのままの状態で装置外に排出する場合
は、定着器49から排紙ローラ57を経へ後処理装置3
4内へと導かれ、必要に応じて画像形成後のシートPに
対して所定の後処理が施される。
【0041】次にこのデジタル複写機30における、読
み取られた画像データに所定の画像処理を行う画像処理
部の構成及び機能について説明する。
【0042】図2は、図1のデジタル複写機30を構成
している各種ユニット部、画像処理部などの全体ブロッ
ク構成図であり、略中央に位置するメイン中央演算処理
装置(CPU:Central Processing Unit)401によ
り各ユニット部毎に搭載されたサブ中央演算処理装置
(CPU)との連携を取りながら動作管理している状態
を示す図である。
【0043】このブロック図からわかるように、大きく
は図面略右上に位置する操作パネル103を管理制御す
るオペレーションパネルボード100と、図面略左上に
位置するデジタル複写機30を構成する各ユニットを管
理制御するマシンコントロールボード200と、図面略
左下に位置する原稿画像を電気的に読み取り電子データ
とするCCDボード300と、図面略中央に位置する該
CCDボード300にて電子データ化された原稿画像に
対して所定の画像処理を施すメイン画像処理ボード40
0と、前記メイン画像処理ボード400にて処理された
画像情報に対してさらに所定の画像処理を施すサブ画像
処理ボード500と、図面略右下に位置する前記サブ画
像処理ボード500にインターフェイスを介して接続さ
れたその他の拡張ボード群600(プリンタボード60
1、機能拡張ボード602)などから構成されている。
以下、各ボード毎に管理制御している内容について説明
する。
【0044】(オペレーションパネルボード)オペレー
ションパネルボード100は、基本的にサブCPU10
1により制御されており、操作パネル103上に配置さ
れ、通知手段及び選択操作手段に相当するLCD(Liqu
id Crystal Display)表示部104の表示画面と、各種
モードに関する指示を入力する操作キー群105からの
操作入力などを管理している。
【0045】そして操作キー群105から入力されたデ
ータ、LCD表示部104に表示させる情報など操作パ
ネル103における各種制御情報を記憶しておくメモリ
102が設けられている。
【0046】この構成において、サブCPU101は、
メインCPU401との間で制御データ通信を行い、デ
ジタル複写機30の動作指示を行う。またメインCPU
401からは、デジタル複写機30の動作状態を示す制
御信号をサブCPU101へと転送することで、操作パ
ネル103のLCD表示部104を通して装置が現在ど
のような状態にあるのか操作者に動作状態を表示するよ
うになっている。
【0047】尚、操作パネル105のLCD表示部10
4はタッチパネル方式で構成されており、本発明の通知
手段及び選択操作手段に相当する。
【0048】(マシンコントロールボード)マシンコン
トロールボード200は、サブCPU201により全体
が制御されており、RADF(ADF:Automatic Docu
ment Feeder であっても良い)などの自動原稿送り装置
203(図1のRADF36に相当する)、原稿画像を
読み取る読取スキャナ部204(図1のスキャナ部31
に相当する)、画像情報を画像として再現するプロセス
部205(図1の電子写真プロセス部47に相当す
る)、画像が記録される用紙を収納部からプロセス部へ
向かって順次搬送する給紙搬送部206(図1の給紙装
置51〜54に相当する)、画像が記録された用紙を反
転させて用紙の両面に画像が形成されるように用紙を反
転搬送する両面ユニット207(再供給搬送経路55に
相当する)、画像が記録された用紙に対してステープル
などの後処理を行うフィニッシャ208(図1の後処理
装置34に相当する)などを管理している。
【0049】尚、自動原稿送り装置203とフィニッシ
ャ208には、各々サブCPU203a、208aが設
けられ、サブCPU201との間で制御データ通信を行
い、サブCPU201との間で配線を低減し、制御によ
る負担を軽減させている。
【0050】(CCDボード)CCDボード300は、
原稿画像を電気的に読み取るためのCCD301(図1
のCCD44に対応する)、CCD301を駆動する回
路(CCD G/A:CCD Gate Array)302、CC
D301から出力されるアナログデータのゲイン調整な
どを行うアナログ回路303、CCD301のアナログ
出力をデジタル信号に変換して電子データとして出力す
るA/D変換器(analog to digital converter)304
などから構成され、制御管理はメインCPU401によ
り行われている。
【0051】(メイン画像処理ボード)メイン画像処理
ボード400は、メインCPU401により制御され、
前記CCDボード300から送られてきた原稿画像の電
子データをもとに、画像の階調性を所望の状態で表現で
きるように、シェーディング補正、濃度補正、領域分
離、フィルタ処理、MTF(Modulation Transfer Func
tion)補正、解像度変換、電子ズーム(変倍処理)、ガ
ンマ補正など多値の画像データの状態のまま処理を施す
多値画像処理部402、処理が施された画像データある
いは処理の手順管理など各種制御情報を記憶させておく
メモリ403、処理が施された画像情報でもって画像を
再現するためにレーザ書き込みユニット46側へとデー
タを転送制御するレーザコントロール404などから構
成される。尚、CPU101、201、203a、20
8a、401は本発明の制御手段と格納枚数算出手段に
相当している。
【0052】(サブ画像処理ボード)サブ画像処理ボー
ド500は、メイン画像処理ボード400とコネクタ接
続され、メイン画像処理ボード400上のメインCPU
401により制御された、2値画像処理部501、画像
処理の施された2値画像情報、あるいは処理上での制御
情報などを記憶管理するメモリ及びメモリを制御するメ
モリG/A502、複数枚の原稿画像情報を記憶管理し
ておき、複数枚の原稿画像を繰り返し所望部数の数だけ
読み出して複数の複写物を生成する電子ソート処理を実
現するためのハードディスク(Hard Disk)及びハード
ディスクを制御するG/A503、外部インターフェイ
スとしてのSCSI(Small Computer System Interfac
e)及びSCSIを制御するG/A504などから構成
される。ここで、メインCPU401と、ハードディス
ク及びハードディスクを制御するG/A503とで、本
発明の電子ソート手段を構成する。また、メモリ10
2、202、403、502、503、601は、本発
明の圧縮データ記憶手段を構成している。
【0053】また、前述の2値画像処理部501は、多
値画像情報を2値画像に変換する処理部、画像を回転す
る処理部、2値画像の変倍処理を行う2値変倍(ズー
ム)処理部、画像データの圧縮伸長を行いデータ圧縮手
段とデータ復元手段を構成する圧縮伸長部などから構成
され、さらに、通信手段を介してファックス画像を送受
信することができるようにファックスインターフェイス
も備えている。
【0054】(拡張ボード群)拡張ボード群600とし
ては、ネットワーク接続されたパーソナルコンピュータ
や携帯情報端末などから送られてくるデータをデジタル
複写機30のプロセス部205からプリンタモードとし
て出力可能とするためのプリンタボード601、デジタ
ル複写機の編集機能を拡張してデジタル複写機の特徴を
有効活用するための機能拡張ボード602などがある。
尚、図示していないが、外部とのファックス送受信制御
を司るファクシミリボードを設けても良い。以下、デジ
タル複写機30の画像処理装置として、コピー、プリン
タモードとしての画像データの処理、画像データの流れ
についてさらにくわしく説明する。
【0055】(コピーモード)デジタル複写機30のR
ADF36の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつ
スキャナユニット40の原稿載置台35上へと順次供給
され、原稿の画像は先に説明したスキャナユニット40
の構成により順次読み取られ(入力され)、8ビットの
電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送
されるメイン画像処理ボード400に転送された8ビッ
トの電子データは、8ビットの電子画像データとして多
値画像処理部402上で所定の処理が施される。そし
て、8ビットの電子画像データにガンマ補正などの処理
を行いレーザコントロール404を介してレーザ書き込
みユニット46へと送られる。
【0056】これにより、デジタル複写機30のスキャ
ナ部31にて読み取られた原稿画像は、レーザ記録部3
2から階調性のあるコピー画像として出力される。
【0057】(コピーモードにおける電子RDH機能、
電子ソート機能)同じくデジタル複写機30のRADF
36の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつスキャ
ナユニット40の原稿載置台35上へと順次供給され、
原稿の画像は先に説明したスキャナユニット40の構成
により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメ
イン画像処理ボード400へと転送される。
【0058】メイン画像処理ボード400に転送された
8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データと
して多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
そして、この8ビットの電子画像データは、次にメイン
画像処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像
処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像
処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の
多値2値変換部において誤差拡散などの処理と共に8ビ
ットの電子画像データから2ビットの電子画像データに
変換される。
【0059】尚、8ビットの電子画像データを誤差拡散
などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換し
ているのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質的
に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配慮
しているためである。また、8ビットの電子画像データ
を2ビットの電子画像データに変換するのは、画像の記
憶容量などを考慮したためである。このようにして変換
された2ビットの電子画像データは、原稿1枚毎に圧縮
データ記憶部たるハードディスク503又はメモリ50
2(好適にはメモリ502であるが、他のメモリ10
2、202、403、601の何れであっても良い)へ
と転送されて一時的に記憶管理される。
【0060】デジタル複写機30のRADF36にセッ
トされた原稿群の全てが読み取り処理されると、先程一
時的に圧縮してハードディスク503に記憶された2ビ
ットの電子画像データを伸長した上で、ゲートアレイの
制御により指定された部数の数だけ繰り返し読み出し
て、読み出された2ビットの電子画像データは、再度コ
ネクタ405、505を介してメイン画像処理ボード4
00へ送られ、ガンマ補正などの処理を行いレーザコン
トロール404を介してレーザ書き込みユニット(LS
U)46へと送られる。
【0061】尚、上記説明では、全ての原稿群画像が読
み取られてから画像群を所望する部数の数だけ繰り返し
読み出す場合について説明したが、例えば1部目の画像
出力は所定分の画像が準備できた段階で順次出力するよ
うに構成することも可能である。
【0062】これにより、デジタル複写機30のスキャ
ナ部31にて読み取られた原稿画像は、レーザ記録部3
2から階調性のあるコピー画像として出力される。
【0063】(プリンタモード)パーソナルコンピュー
タなどのネットワーク接続された外部機器から送られて
きた画像は、プリンタボード601上でページ単位の画
像としてボード601上で展開された後、インターフェ
イスであるSCSI504から一旦サブ画像処理ボード
500側へ転送されハードディスク503などのメモリ
へと記憶される。
【0064】尚、プリンタボード601上でページ画像
として展開された画像は、サブ画像処理ボード500側
に送られるが、ページ画像に2値画像処理は行わず、ハ
ードディスク503に一時記憶されるだけである。ま
た、一旦記憶されたページ画像がハードディスク503
から読み出されるときも、ページ画像に対する2値画像
処理は行わない。
【0065】次いでハードディスク503へ一時記憶さ
れた画像情報は、所定のページ順となるようにハードデ
ィスク503から読み出されながらメイン画像処理ボー
ド400へと送られてガンマ補正を行い、レーザコント
ロール404からLSU46にて画像を再現するよう画
像の書き込みが制御される。
【0066】(操作パネルの説明)図3は、デジタル複
写機30における操作パネルの外観図を示したものであ
り、前述したLCD表示部104として、タッチパネル
方式のLCD表示部を採用した場合の実施形態について
以下に説明する。
【0067】図3において、操作パネル103における
略中央部分には、タッチパネル方式の液晶表示装置であ
るタッチパネル液晶表示装置(LCD表示部)104が
配置されており、向って右側には、操作キー群105が
配置されている。
【0068】図示しているように、操作キー群105
は、コピー枚数等の数値を設定するためのテンキー群1
6と、コピー枚数等の設定内容をクリアしたり連続コピ
ーを途中で中断するためのクリアキー17と、コピー動
作等の開始を指示するためのスタートキー18と、設定
されているモードの全てを解除して標準状態に復帰させ
るための全解除キー19と、連続コピー中に別の原稿に
対するコピーを行いたいとき等に割り込み処理を指示す
るための割り込みキー20と、デジタル複写機30にお
けるコピー処理モードとプリンタ処理モードを切換える
ためのコピープリンタ切換えキーとから構成されてい
る。
【0069】また後述するように、LCD表示部104
は、タッチパネル方式であるため、LCD表示部104
内において、操作状況や設定状況等に応じたキーを表示
させ、前記キーを直接押下することができる。
【0070】即ち、タッチパネル液晶表示装置104の
画面上には、画像編集機能の選択や印字時の条件設定等
に際して、種々の条件を設定するための設定画面に切換
える画面切換え指示領域が設けられ、該領域を指等で直
接押圧操作することにより、各種画像編集機能が一覧表
示され、各種画像編集機能が選択できるようになってい
る。次いで、表示された各種編集機能の中から、操作者
が所望する機能が表示されている領域を指等で触れたり
押圧することで編集機能が設定される。
【0071】尚、上述した操作パネル及び各種キーの配
置、種類については、飽くまでも一実施形態を例示した
に過ぎず、デジタル複写機30に搭載される各種機能等
により、操作パネル上に設けられるキーが異なってくる
ことはいうまでもない。
【0072】(表示画面に関する説明)次いで、上述し
た構成のデジタル複写機におけるコピーモード時の動作
を例にして、以下に表示画面に関する説明を行う。
【0073】まずコピーモードが選択されると、LCD
表示部104における先頭画面は、図4に示すように表
示される。このLCD表示部104の画面表示領域は、
大きく分けて図中最上部に位置するメッセージ表示領域
22、図中右上部に位置するコピー枚数表示領域23、
図中左上部に位置するモード表示領域24、図中左部に
位置する外観図表示領域25、図中右部に位置する仕上
がり形態表示領域26、設定キー表示領域27とに分け
られる。
【0074】メッセージ表示領域22には、ユーザに向
けたメッセージが表示され、コピー枚数表示領域には、
設定されたコピー枚数が表示されると共にコピー処理実
行時には残量が表示され、モード表示領域24には、現
在設定されているモード(コピーモード、プリンタモー
ド)が表示される。
【0075】外観図表示領域25には、デジタル複写機
30の装置本体、装着されたオプションとして、例えば
RADF36、後処理装置34(ソータ、フィニッシ
ャ)、再供給搬送経路55(両面トレイ)、多段給紙ユ
ニット50(多段デスク)等が装着された外観図として
表示される。ここで、多段給紙ユニット50の各トレイ
には、シート(用紙)の種類(厚紙、OHP用シート
等)、サイズ(A系列、B系列でのサイズ等)、セット
方向(縦、横等)が表示されると共に、現在の設定条件
において印字されたシートの排出先となっているトレイ
は他のトレイと識別できるようにアクティブ表示される
(例えば、図4に図示しているように、他のトレイより
も比較的太い線で表示して、他のトレイと識別できるよ
うになっている)。
【0076】仕上がり形態表示領域26は、後述する条
件キーで設定された設定条件のうちで、図で表現できる
ものを視覚的に認識するために表示しており、これによ
り、出力した結果がどのような形態となるのかをユーザ
が前もって知ることができ、設定間違いをしたまま出力
してしまうといった不具合を防止できる。
【0077】設定キー表示領域27には、印字条件(出
力条件)の設定や設定変更を行うための条件キーと各設
定項目とが表示されている。即ち、設定キー表示領域は
大きく分けて、上段に位置しユーザにより条件設定され
た現在の設定内容を表示する設定内容表示行28と、下
段に位置しユーザにより条件設定される設定項目を表示
する設定項目表示行29とがLCD表示部104の下端
に各々表示される。
【0078】図4に図示する実施形態では、設定項目表
示行29がモード選択手段に相当しており、左側からサ
イズ選択キー29a、倍率選択キー29b、濃度選択キ
ー29c、片面表面複写キー29d、後処理キー29
e、仕分けキー29f、特別機能キー29gの順番に配
置されており、設定内容表示行28には、各設定項目に
対応して、サイズ選択がAPS、倍率選択が100%、
濃度選択がAE(自動露光)、後処理がなし、仕分けが
なし、特別機能がなしの設定となっていることを表す。
【0079】上述した先頭画面においては、設定条件の
変更を行う場合には、用紙サイズの選択、倍率選択、濃
度設定に関する設定は、条件キーを操作することによっ
て条件が切り換わり、先頭画面上において、ユーザが所
望の条件を選択し設定することができるようになってい
る。
【0080】(本発明の第1の実施形態)以下に本発明
の第1の実施形態について説明する。上述したように、
デジタル複写機30では、スキャナ部31にて読み取っ
た画像は、ハードディスク503あるいはメモリ502
等の記憶部に格納し、格納された画像データの出力順を
制御することにより、複数枚の原稿を任意の部数だけ仕
分けした状態で複写する動作を電子的に行う電子ソート
機能(電子RDH(Recirculating Document Handler)
機能)を実現できる構成となっている。
【0081】このとき、読み取ったデータをそのまま格
納するのではなく、図2における2値画像処理部501
内の画像圧縮伸長部により、読み取ったデータを圧縮し
て格納することにより、上述した記憶部を効率良く利用
することができる。原稿画像は、MMR(Modified Mod
ified READ)方式や、2値画像の符号化方式として国際
標準規格案として提案されているJBIG(Joint Bi-le
vel Image Expert Group) 方式などの圧縮方式により圧
縮された後、一次的に上記記憶部に格納され、画像出力
順序を操作することによって、設定部数分のコピーセッ
トが順番通りに出力され、電子的なソート動作が実現で
きる。
【0082】本実施形態においては、残存する記憶容量
(以降、残メモリ量と略す)と、圧縮効率とにより、画
像データが具体的に何枚格納(記憶)可能であるのかを
CPU401等で算出し、入力された画像データの残り
枚数と算出した格納可能枚数との比較結果に応じて、メ
ッセージ表示領域22にメッセージ等の表示を行ってユ
ーザに通知するようになっている。即ち、厳密にいえば
画像毎で圧縮効率が変化するが、枚数を算出する目安と
して圧縮効率を仮定して枚数を表示するものである。
【0083】本実施形態では、画像形成モード(濃度選
択)が文字モードの場合にはランレングスを利用するM
MR方式で圧縮を行い、一方、写真モードの場合は算術
符号化方式を利用する比較的圧縮効率の良いJBIG方
式で圧縮するようにしても良い。
【0084】MMR圧縮方式は、1ライン単位で圧縮/
伸長を行い高速処理が可能であるが、JBIG方式と比
較して圧縮効率が悪いことから、文字モード等のように
画像に濃淡の少ないものに適している。一方、JBIG
方式は、圧縮効率が比較的良く、写真モード等のように
濃淡のある2値画像の圧縮/伸長に適しているものの、
ブロック単位で処理することから、圧縮/伸長に要する
時間はMMR方式よりも長くなる。
【0085】尚、圧縮方法としてMMR方式とJBIG
方式について説明したが、本発明で適用可能な圧縮方法
はそれのみに限定されるものではなく、他の圧縮方法で
あっても同様に適用できることはいうまでもない。
【0086】まず、A4サイズ(297mm×210m
m)の原稿を2値限定で600dpi(dot per inch)
で読み込むときの総ドット数を計算すると、((297
/25.4)×600)×((210/25.4×60
0))=7015×4960ドットとなる。さらにこの
総ドット数をバイト数に換算すると、(7015×49
60)/8=4.349MBとなり、圧縮のない場合
は、この値がそのままメモリの必要量となる。尚、2値
に限定して切り出しサイズをA4、分解能を600dp
iと規定すると、容量に変化はなく、2値以外のとき
は、さらに容量は増大する。
【0087】ここで、圧縮効率を33%と自動的に推定
すると、上述の通り、圧縮無しでは約4.35MBのメ
モリ容量(領域)が必要となるため、メモリ残量が32
MBの場合だと、(32/4.35)/0.33=約2
2枚となり、この枚数を図4のメッセージ表示領域22
に「電子ソートが可能な原稿枚数はあと約22枚で
す。」と表示しユーザへ通知する。尚、各記憶部の残記
憶容量は、データの読み書きの際に順次把握するように
しておけば良い。
【0088】尚、さらに読み取り処理が進むにつれ、そ
の都度の圧縮効率により、メモリ格納可能枚数を算出し
て、ダイナミックに表示内容を書き換えるように構成し
ても良い。このことにより、時々刻々と変化する記憶部
の残メモリ量と読み込み可能な原稿枚数とを確認するこ
とができ、最初の表示のみにとらわれてメモリフルを発
生させるという不具合を回避することができる。
【0089】また上記説明では、圧縮効率を33%と推
定しているが、推定する圧縮効率はこれ以外の値に推定
しても圧縮効率が変化することで、表示する電子ソート
可能な原稿枚数が変動することはいうまでもない。さら
にユーザへ通知するのは、表示するのが好適であるが、
そればかりでなく、場合によっては、装置にスピーカー
等を接続して音声等で通知しても良い。
【0090】次いで、算出した格納可能枚数(本発明の
残余枚数に相当する)が特定の枚数(本発明の境界値に
相当する)より少なくなると、LCD表示部104に、
「電子ソートが可能な原稿枚数はあと約3枚になりまし
た。ここで、印字を開始しますか? 1.YES
2.NO」と表示を行う。
【0091】ここでYES(=1)をテンキー群16で
選択すると、原稿の読み込み動作を中断し、画像形成を
開始して、記憶部に記憶された画像データの設定部数分
だけ画像形成した後、記憶部に記憶されている画像デー
タを開放(破棄、クリア)する。一方、NO(=2)を
選択すると、原稿の読み込みを継続して、読み込みの
後、格納可能枚数の表示を更新する。
【0092】図5は本発明の第1の実施形態に係る処理
内容を説明するためのフローチャートである。先ず、S
501の処理(以降、S501というように略す)にて
原稿の読み込みが開始されると、S502にてユーザの
指定した画像形成モード(濃度選択)が文字モードであ
るのか否かを判断し、文字モードが選択されている場合
には(S502でYの場合)、S503でMMR方式に
よる圧縮を行う一方、文字モードでない場合には(S5
02でNの場合)、S504でJBIG方式による圧縮
を行う。
【0093】S505にて圧縮処理の完了を待機し、圧
縮処理が完了すると(S505でYの場合)、S506
では圧縮効率Mを求め、現在の残メモリ量で格納可能な
原稿枚数(残余枚数)Nを算出する。S507にてNが
境界値(本実施形態では4としている)より小さいと判
断すると、記憶部がメモリフルになる可能性があるた
め、S508にて「電子ソートが可能な原稿枚数はあと
約N枚となりました。ここで印字を開始しますか。
1.YES 2.NO」と表示させ、ユーザに対し印
字を促すメッセージを表示する。
【0094】一方、N≧5でNが境界値4より大きい場
合には(S507でNの場合)、S509へ処理が移行
し、「電子ソートが可能な原稿枚数はあと約N枚で
す。」と表示させ、記憶可能な枚数のみを表示する。
【0095】S508とS510のメッセージにて、ユ
ーザが”YES”を選んだ時、原稿の読み込みを中断し
た後、印字を開始し(S511)、図示しないが、印字
終了した後に、再度原稿の読み込みが可能であることを
表示して次の処理へ移る。
【0096】以上のように制御することにより、電子ソ
ートでメモリフルになるのを事前にユーザへ対しわかり
易く通知することができるので、画像メモリがメモリフ
ルとなって読み取り画像を破棄してしまい、コピー動作
を完了できないといった不具合を事前に回避することが
できる。またメモリ残量に応じてメモリフルを回避しな
がら、最適な画質モードを適宜変更してコピー動作させ
たり、コピー動作を見合わせるといった柔軟な対応が可
能となる。
【0097】尚、上述した実施形態では、読み込む原稿
の種類がA4のみである場合を説明したが、画像形成モ
ードを設定しても、原稿の種類はA4でなく例えばA3
やB5等の他サイズの原稿に変更される場合もある。従
って、ユーザへ通知する情報としては、原稿そのものの
枚数だけでなく、原稿のサイズは異なるが、基準となる
原稿サイズ(例えばA4)等で換算し、どれだけ(何枚
分の)記憶容量が残存しているかを圧縮効率から逆算し
て通知すれば良い。
【0098】また1枚の原稿読み込みで必要な記憶容量
は、原稿サイズ以外に、解像度、白黒とカラーなどの種
々の条件で変化するので、それらの条件を併せてメッセ
ージ表示領域に表示することで、他の詳細な条件も認識
でき、的確に格納可能な記憶容量を認識することができ
る。
【0099】さらに、RADF36の原稿載置台などに
原稿サイズ検知手段を配設しておき、載置された原稿サ
イズを検出して、当該原稿サイズに基づき、格納可能な
原稿枚数を表示するように構成したり、ユーザが指定し
た原稿サイズに応じて、格納可能な原稿枚数を表示する
ように構成すれば、検出されたサイズに応じて格納可能
な原稿枚数が変化し、格納可能な原稿枚数を正確に認識
することができる。
【0100】またさらに、ユーザへ通知する格納可能な
データ量は、原稿の枚数とするのが好適であるが、それ
のみに限定されるのではなく、記憶可能なデータ量をユ
ーザへ具体的に通知できれば良い。
【0101】またさらに、本実施形態では、S507で
比較される境界値として4が設定されているが、境界値
は4以外の値であっても良いし、境界値を設定変更でき
るようにしても良い。また、境界値と等しくなった場合
(例えば境界値を3とする)や境界値以下の場合(例え
ば境界値を3とする)に、S508やS509へ移行す
るようにしても良いことは勿論である。
【0102】(本発明の第2の実施形態)本実施形態
は、記憶部がメモリフル又はメモリフルに近い状態とな
ったときに、それまでに記憶している枚数分の原稿画像
データについて、先に画像形成を行い、画像形成が終了
すると、記憶部に格納している画像データを開放(放棄
する、他のデータを上書きする、他のデータを上書き可
能とする等)し、後続の原稿画像データを解放後の記憶
部に記憶させ、当該画像データに係る画像形成を行うも
のであり、図6と図7が本実施形態を説明するための処
理フローチャートである。
【0103】先ず、S601にて原稿の読み込みが開始
されると、S602にてユーザの指定した画像形成モー
ドが文字モードであるのか否かを判断し、文字モードが
選択されている場合には(S602でYの場合)、S6
03でMMR方式による圧縮を行う一方、文字モードで
ない場合には(S602でNの場合)、S604でJB
IG方式による圧縮を行う。
【0104】S605にて圧縮処理の完了を待機し、圧
縮処理が完了すると(S505でYの場合)、S506
では圧縮効率Mを求め、現在の残メモリ量で格納可能な
原稿枚数(残余枚数)Nを算出する。S607にてメモ
リが満杯(メモリフル)であるのか否かの判断を行い、
満杯でなければ(S607でNの場合)、継続して原稿
の読み込みが可能と判断して、S609へ処理が移行
し、「電子ソートが可能な原稿枚数はあと約N枚で
す。」と記憶可能な枚数Nをメッセージ表示する。
【0105】一方、S607にてメモリが満杯(少なく
とも、あと1枚分のデータは記憶できない状態)を検出
すると、S608にて「メモリが満杯です。電子ソート
ができません。印字終了後、残りの原稿を読み込みま
す。印字しますか? 1.YES 2.キャンセ
ル」と表示させ、ユーザに対し満杯である旨と、同時に
現在の読み込み画像について、画像形成するか否かをユ
ーザに入力させるようにメッセージ表示する。
【0106】S610にて1(YES)を選択すると、
S611にて現在の読み込み画像にて設定部数で電子ソ
ートを行い、画像形成(印字)を開始する。同時に、
「メモリが満杯です、印字終了後、残りの原稿を読み込
みます。」とメッセージ表示を行う。S613にて設定
部数分の画像形成が終了すると(S613でYの場
合)、S614で印字終了して不要となったメモリ分を
開放して、「電子ソートが未完成です。残りの原稿の読
み込みができます。」と電子ソートが未完成である旨の
メッセージ表示を行い、残りの原稿読み込みを促すメッ
セージを表示する。
【0107】図8は、本実施形態においてメモリ満杯後
の画像形成(ジョブ)の継続によって完成したコピー
(画像形成結果)が排出されたときの載置状況を説明す
るための図である。
【0108】全原稿枚数をP枚とするとき、メモリ満杯
がn(<P)枚目の原稿で発生すると、先ず排紙トレイ
には、1〜(n−1)枚目までのコピーが、設定部数M
分だけコピー且つソートされて排出される。従って、図
8の下部に図示しているように、具体的には排紙トレイ
上に、(1,…,n−1)、…、(1,…,n−1)だけの
(1,…,n−1)×M部だけ載置されることとなる。
【0109】全部数を排出した後、残りの原稿の読み込
みを再開し、全部の原稿読み込みが終了すると、コピー
が再開して、残りのn〜P枚までのコピーが設定枚数M
分だけ排出される。従って、図8の上部に図示している
ように、具体的には排紙トレイ上に、(n,…,P)、
…、(n,…,P)だけの(n,…,P)×M部だけ載置さ
れることとなる。
【0110】このように制御することにより、電子ソー
トを行ったときにメモリ満杯となった場合であっても、
読み取り済みの画像データを開放することなく、残りの
ジョブを継続することができるので、より確実に電子ソ
ートを行うことができ、的確なコピーワークが実現でき
る。
【0111】尚、本実施形態では、図6のS607にて
メモリ満杯の検出を行っているが、第1実施形態のS5
07(図5)のように、境界値を定めて、境界値より小
さくなると、S608やS609へ移行するようにして
も良い。
【0112】(本発明の第3の実施形態)本実施形態
は、第2実施形態において、上述したジョブの分割を行
う際に、メモリ満杯前のコピー群(画像形成結果)とメ
モリ満杯となった後に再開したコピー群(画像形成結
果)とを区別するように、セパレータシートを挿入すべ
く排出することを特徴としている。
【0113】ここでセパレートシートとしては、画像形
成後の排出シートと区別できるものであれば良い。例え
ば、サイズ、色相又は厚み等の外見の異なるシートを排
出しても良いし、同じ種類のシートを使用するとして
も、排出シートと区別しやすいような表題やマーク等を
印字したり、排出方向を変更(例えば縦から横など)し
ても良い。
【0114】尚、本実施形態では、図7におけるS61
4において、満杯前に読み込んだ原稿の電子ソートが終
了したときに、セパレータシートを挿入する記述方式で
処理内容を示している。
【0115】図9は図8と同様にして、満杯後のジョブ
の継続によって、完成したコピーの排紙状況を説明する
ための図であり、全原稿枚数をP枚とするとき、メモリ
満杯がn(<P)枚目の原稿で発生すると、先ず排紙ト
レイには、1〜(n−1)枚目までのコピーが、設定部
数M分だけコピー且つソートされて排出される。従っ
て、図9の下部に図示しているように、具体的には排紙
トレイ上に、(1,…,n−1)、…、(1,…,n−1)
だけの(1,…,n−1)×M部だけ載置されることとな
る。
【0116】その後、各ジョブを区別するべく、セパレ
ータシートを指定された給紙トレイより給紙して排出す
る。上述したように、同じ種類のシートであれば、区別
するための文字や模様、マーク等を印字しても良い。
【0117】セパレータシートを排出した後、残りの原
稿の読み込みを再開し、全部の原稿読み込みが終了する
と、コピーが再開して、残りのn〜P枚までのコピーが
設定枚数M分だけ排出される。従って、図9の上部に図
示しているように、具体的には排紙トレイ上に、(n,
…,P)、…、(n,…,P)だけの(n,…,P)×M部
だけ載置されることとなる。
【0118】このように制御することにより、電子ソー
トを行ったときにメモリ満杯となった場合であっても、
読み取り済みの画像データを開放することなく、残りの
ジョブを継続することができ、さらに電子ソートとコピ
ーの仕分けが容易になるので、より確実に電子ソートを
行うことができ、的確なコピーワークが実現できる。
【0119】以上が本発明の各実施形態の説明である
が、各実施形態は夫々単独で実施されても良いし、各実
施形態の一部又は全部を組み合わせて良いことは勿論で
ある。
【0120】
【発明の効果】本発明は、原稿画像の読み込み毎に記憶
可能な残余枚数を算出し、算出結果が境界値を下回る
と、原稿画像の読み込みを中断して、画像形成を開始す
る制御手段とを備えたことを特徴とするので、記憶部に
残メモリ量がなくなる場合が発生しても、そのまま原稿
画像の読み込みが続行され、読み込み済の画像データを
無駄にするという問題を回避できる。
【0121】また本発明は、格納枚数算出手段の算出結
果をユーザへ通知する通知手段と、算出結果が境界値を
下回ると、原稿画像の読み込みを中断して画像形成を開
始するか又は原稿読み込みを続行するかをユーザが選択
操作する選択操作手段とを備えたことを特徴とするの
で、算出した格納可能枚数に基づいて処理方法の変更に
関する表示を行うことができ、ユーザの判断で電子ソー
トを継続するのか否かをその時点で判断できる、従っ
て、的確且つミスのない画像形成処理が実現できると共
に、電子ソートが可能な枚数を逐次確認しながらデータ
入力することができるという効果がある。
【0122】さらに本発明は、格納枚数算出手段の算出
結果が境界値を下回るまでの間に記憶した画像データに
基づき画像形成した後、圧縮データ記憶手段に記憶して
いる画像形成済みの画像データを開放し、残余の原稿画
像を圧縮データ記憶手段へ記憶して画像形成を続行する
ことを特徴とするので、読み込み済の画像データを無駄
にするという問題を回避しながら、不要な記憶データを
開放して、後続する原稿画像を読み取り、続きの処理を
継続することが可能となる。また、メモリが満杯になっ
ても、分割してジョブを完成させることが可能となり、
いかなる場合であっても所望のコピーが得られる。さら
に同じハードリソースで継続コピーを行うため、RDH
等の特別な装置を付加しなくても良い。
【0123】本発明は、圧縮された画像データと圧縮デ
ータ記憶手段における残余の記憶容量に基づいて、画像
データが圧縮データ記憶手段へ記憶可能な残余の枚数を
算出する格納枚数算出手段と、原稿画像が上記圧縮デー
タ記憶手段へ全て収まらないとき、上記電子ソートがで
きない旨を通知する通知手段を備えたことを特徴とする
ので、ユーザが迷うことなく後の処理が可能となり、的
確なコピーワークを実現できる。
【0124】また本発明は、原稿画像が全て収まらない
とき、原稿画像の読み込みを中断して画像形成をした後
に後続の原稿画像の読み込みを再開する制御手段を備え
たことを特徴とするので、読み込み済の画像データを無
駄にするという問題を回避しながら、後続する原稿画像
を読み取り、続きの処理を継続できる。さらに、メモリ
が満杯になっても、分割してジョブを完成させることが
可能となり、いかなる場合であっても所望のコピーが得
られる。また、同じハードリソースで継続コピーを行う
ため、RDH等の特別な装置を付加しなくても良い。
【0125】さらに本発明は、原稿画像が全て収まらな
いとき、原稿画像の読み込みを中断して読み込んだ原稿
画像を開放する制御手段を備えたので、迅速に不要な画
像データを破棄し、無用な画像形成を行うことなく、新
たに画像入力処理を受付けることができる。
【0126】またさらに本発明は、原稿画像が全て収ま
らないとき、原稿画像の読み込みを中断して画像形成を
した後に後続する原稿画像の読み込みを再開するか、又
は原稿画像の読み込みを中断して読み込んだ原稿画像を
開放するかをユーザが選択操作するための選択操作手段
を備えたので、処理方法の変更に関する表示を事前に行
うことができ、ユーザの判断で電子ソートを継続するの
か否かをその時点で判断できる、従って、的確且つミス
のない画像形成処理が実現できると共に、電子ソートが
可能か否かを逐次確認しながらデータ入力することがで
きる。
【0127】また本発明によれば、後続する原稿画像の
読み込みを再開して画像形成する際、該後続原稿の画像
形成結果を排出する前に、先行する原稿の画像形成結果
と区別するためのセパレータシートを排出することを特
徴とするので、メモリ満杯になる以前のコピー群と、そ
の後のコピー群とで夫々電子ソートが行われ、各コピー
群の間にJOBを区別するセパレータシートを挿入さ
れ、後の仕分けが容易になり、より効率的なコピーワー
クが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタル複写機の全体
断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るデジタル複写機の処理
内容を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る操作パネルを説明する
ための図である。
【図4】本発明の実施形態に係る操作パネルの表示内容
を説明するための図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る処理フローチャ
ートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る処理フローチャ
ートである。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る処理フローチャ
ートである。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る排出方法を説明
するための図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る排出方法を説明
するための図である。
【符号の説明】
22 メッセージ表示領域 23 コピー枚数表示領域 24 モード表示領域 25 外観図表示領域 26 形態表示領域 27 設定キー表示領領域 28 設定内容表示行 28a サイズ選択項目 28b 倍率選択項目 28c 濃度設定項目 28d 片面表面複写項目 28e 後処理項目 28f 仕分け項目 28g 特別機能項目 29 設定項目表示行 29a サイズ選択キー 29b 倍率選択キー 29c 濃度選択キー 29d 片面表面複写キー 29e 後処理キー 29f 仕分けキー 29g 特別機能キー 30 デジタル複写機(画像形成装置) 31 スキャナ部(画像入力手段) 32 レーザ記録部 33 供給搬送部 34 後処理装置 35 原稿載置台 40 スキャナユニット(画像入力手段) 46 レーザ書き込みユニット 47 電子写真プロセス部 100 オペレーションパネルボード 101、401 CPU(制御手段、電子ソート手段、
格納枚数算出手段) 102、202、403、502、601 メモリ(圧
縮データ記憶手段、境界値記憶手段) 103 操作パネル(通知手段) 104 タッチパネル液晶表示装置(通知手段、選択操
作手段) 105 操作キー群 200 マシンコントロールボード 203 自動原稿送り装置 204 読取スキャナ部 205 プロセス部 206 給紙搬送部 207 両面ユニット 208 フィニッシャ 400 メイン画像処理ボード 404 レーザコントロール 500 サブ画像処理ボード 501 2値画像処理部(データ圧縮手段、データ復元
手段) 503 ハードディスク(圧縮データ記憶手段、電子ソ
ート手段) 601 プリンタボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DB00 ED29 EF09 FA02 FA23 FA27 FD08 GB01 GB09 GB11 GB12 GB19 ZA07 5C062 AA02 AB20 AB23 AB43 AC04 AC05 AC22 AC25 AC60 AF07 AF09 AF15 5C073 AA03 AB02 BC03 9A001 DD11 EE04 HZ27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を入力するための画像入力手段
    と、該画像入力手段により入力された画像データを圧縮
    するデータ圧縮手段と、圧縮された画像データを記憶す
    る圧縮データ記憶手段と、記憶された圧縮後の画像デー
    タを復元するデータ復元手段と、復元された画像データ
    を画像形成する画像形成装置であって、 圧縮された画像データと上記圧縮データ記憶手段におけ
    る残余の記憶容量に基づいて、上記圧縮データ記憶手段
    へ記憶可能な残余の原稿枚数を算出する格納枚数算出手
    段と、 予め設定された残余枚数の境界値を記憶する境界値記憶
    手段とを備え、 原稿画像の読み込み毎に記憶可能な残余枚数を算出し、
    算出結果が上記境界値を下回ると、原稿画像の読み込み
    を中断して、画像形成を開始する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記格納枚数算出手段の算出結果をユー
    ザへ通知する通知手段と、上記算出結果が上記境界値を
    下回ると、原稿画像の読み込みを中断して画像形成を開
    始するか又は原稿読み込みを続行するかをユーザが選択
    操作する選択操作手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記格納枚数算出手段の算出結果が上記
    境界値を下回るまでの間に記憶した画像データに基づき
    画像形成した後、上記圧縮データ記憶手段に記憶してい
    る画像形成済みの画像データを開放し、残余の原稿画像
    を上記圧縮データ記憶手段へ記憶して画像形成を続行す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿画像を入力するための画像入力手段
    と、該画像入力手段により入力された画像データを圧縮
    するデータ圧縮手段と、圧縮された画像データを記憶す
    る圧縮データ記憶手段と、記憶された圧縮後の画像デー
    タを復元するデータ復元手段と、復元された画像データ
    を画像形成し排出する画像形成装置であって、 複数枚の原稿を複数部数だけコピーする際、原稿画像の
    入力において、複数枚の原稿の各枚の画像データを順次
    上記圧縮データ記憶手段に格納し、画像形成時において
    記憶済みの圧縮された画像データを上記データ復元手段
    により順次復元し、この復元を所定部数分繰り返す電子
    ソート手段と、 圧縮された画像データと上記圧縮データ記憶手段におけ
    る残余の記憶容量に基づいて、上記画像データが上記圧
    縮データ記憶手段へ記憶可能な残余の枚数を算出する格
    納枚数算出手段と、 原稿画像が上記圧縮データ記憶手段へ全て収まらないと
    き、上記電子ソートができない旨を通知する通知手段を
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 原稿画像が全て収まらないとき、原稿画
    像の読み込みを中断して画像形成をした後に後続の原稿
    画像の読み込みを再開する制御手段を備えたことを特徴
    とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 原稿画像が全て収まらないとき、原稿画
    像の読み込みを中断して読み込んだ原稿画像を開放する
    制御手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 原稿画像が全て収まらないとき、原稿画
    像の読み込みを中断して画像形成をした後に後続する原
    稿画像の読み込みを再開するか、又は原稿画像の読み込
    みを中断して読み込んだ原稿画像を開放するかをユーザ
    が選択操作するための選択操作手段を備えたことを特徴
    とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 後続する原稿画像の読み込みを再開して
    画像形成する際、該後続原稿の画像形成結果を排出する
    前に、先行する原稿の画像形成結果と区別するためのセ
    パレータシートを排出することを特徴とする請求項5又
    は請求項7の何れか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005055639A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2007096931A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Kyocera Mita Corp 画像処理装置及び画像形成装置

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JP4547878B2 (ja) * 2003-08-04 2010-09-22 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
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