JP2000032209A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000032209A
JP2000032209A JP10195216A JP19521698A JP2000032209A JP 2000032209 A JP2000032209 A JP 2000032209A JP 10195216 A JP10195216 A JP 10195216A JP 19521698 A JP19521698 A JP 19521698A JP 2000032209 A JP2000032209 A JP 2000032209A
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Tadashi Ueda
直史 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たな排紙部や搬送経路、搬送制御等が不要
で、複写、プリンタ、FAX等の出力紙が混在すること
のない画像形成装置を提供する。 【解決手段】 複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ
(通信)機能と各機能での画像形成手段48、用紙両面に
画像形成するための中間トレイ53、画像形成部と中間ト
レイを経て用紙搬送する搬送手段33、50、55、58、57、
用紙収容部51、52を備えた画像形成装置において、記憶
手段603b、502、403の使用容量又は残り容量を検出する
検出手段401、603aを備え、容量が所定の閾値を越えた
ことを検出すると、画像形成動作を中断し、搬送手段が
中間トレイの記録媒体を排出し、記憶手段の画像データ
による画像を形成し、搬送手段33、50、55、58、57は用
紙を中間トレイ53へ搬送し回避収納させる制御手段40
1、603aを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ等に
代表される通信機能、プリンタ機能及び又は複写機能を
併せ持つ多機能型の画像形成装置において、通信機能に
係る出力紙と、複写機能及び又はプリンタ機能による出
力紙が排紙トレイ上で混在することのない画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル情報処理技術の進展に伴
い、画像形成装置として、ファクシミリ(FAX)に代表
される通信機能、複写機能、プリンタ機能等の複数の出
力機能を有したいわゆるマルチファンクションプリンタ
(Multi Function Printer、以後MFPと略す)が公知で
あり、製品化されている。
【0003】そして、これらMFPにおいては、上記通信
機能、複写機能、プリンタ機能のうちの一機能が動作し
ている間、明示的にユーザーが意図的に望んで割り込み
処理を行う場合以外には、印刷等の他の機能動作を行わ
ないのが一般的である。
【0004】例えば通信機能としてファクシミリ機能を
考えた場合、MFPは電話回線等の通信回線に接続され、
当該通信回線を経由して、非定期的、突発的にデータが
受信される場合があり、さらに受信されたデータをロス
すると、相手先へ送信されなかった旨の連絡を行うと共
に、相手先から再送信させる必要が生じるので、時間的
にも経済的にも損失が大きいこととなる。
【0005】そこで、ファクシミリ機能等に代表される
通信機能においては、MFP内部に、ある程度のメモリ領
域を通信用の受信バッファとして確保しておき、他のモ
ードが動作中に、受信データを当該受信バッファに蓄積
しておき、他のモードが終了した後に、通信モード(例
えばファクシミリモード)での印刷を行うことにより、
通信モードでの出力と他モードでの出力がそれぞれの一
連のジョブの中で混在しないように構成されている。
【0006】しかしながら、上記他モードの動作時間が
比較的長い場合や、上記受信バッファの記憶領域が十分
に確保できない場合には、当該受信バッファがオーバー
フローを起こし、受信データがロスしてしまうことか
ら、オーバーフローを起こす前に受信データに対応した
印字出力を行うことで、データロスを防止する必要が生
じるが、単純に通信モードでの出力を行っても、排紙部
で他モードの出力紙と混在してしまい、適正処理を誤る
怖れがあるという問題点があった。
【0007】従って、上記問題点を解決するために提案
されたのが、特開平7-336492号公報であり、同公報にお
いては、仕分け装置(ソータ)を使用する際に異なる機
能からの出力を連続して仕分け出力するときには、ソー
トモードキーにより表示部にソータ設定表示を行い、1
ビン以上、仕分けビンを空けるように制御して、各機能
別の出力紙(シート)がソータ上で混在しないようにし
た画像形成装置が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、特開平7-
336492号公報によれば、仕分け装置を使用する際に異な
る機能からの出力を連続して仕分け出力するときには、
ソートモードキーにより表示部にソータ設定表示を行
い、1ビン以上、仕分けビンを空けるように制御するこ
とを特徴としており、各機能別の出力紙(シート)がソ
ータ上で混在しないようにすることができ、仕分け装置
上で機能別の出力紙が混在して、適正処置を誤ることが
ないという点で有効なものである。
【0009】しかしながら、同公報に記載の技術内容に
よれば、各機能別の出力紙を混在されないようにするた
めに、仕分け装置を有し、排紙部を複数だけ備えること
が前提となっており、例えば、仕分け装置のない場合や
排紙部を複数備えない場合には、同公報に記載の技術を
適用することはできない。
【0010】また仮に仕分け装置のないMFPにおいて、
複数の排紙部を設け、各排紙トレイに出力することによ
り、同公報に記載の技術を応用すること自体は可能であ
るが、この場合、新たに排紙部が必要となるばかりか、
出力する排紙部の切り換え部、及びその搬送経路が別途
必要となり、装置が大型化したり、製造、部品コストが
上昇したり、装置重量の増大、搬送のための制御が複雑
になるといった問題点を有する。
【0011】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その目的とするところは、受信
データを格納するための高価な大容量記憶素子等を採用
する必要がなく、新たな排紙部や搬送経路、切り換え部
も不要で、さらに装置の大型化や重量化を招来すること
なく、機能別の出力紙が混在することのないMFPを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、記録媒体上に、画像読取り部から読み取られた原稿
の複写画像、及び又は入力された画像データに基づく画
像を形成する画像形成手段と、通信回線を介して送信さ
れた受信データを記憶手段に格納し、該受信データに対
応した画像データを前記画像形成手段により記録媒体上
に画像形成する通信手段と、記録媒体の両面に画像を形
成するために設けられ、記録媒体を収容可能な中間トレ
イと、記録媒体を給送し、前記画像形成部と前記中間ト
レイを経て装置の外部まで搬送するための搬送手段と、
サイズ検出が可能な記録媒体収容部を備えた画像形成装
置において、前記記憶手段の使用容量又は残り容量を検
出する検出手段を備え、前記記憶手段の使用容量又は残
り容量が所定の閾値を越えたことを前記検出手段が検出
すると、画像形成手段が画像形成動作を中断し、前記搬
送手段が前記中間トレイの記録媒体を排出すると共に、
前記画像形成手段は前記記憶手段に格納された画像デー
タによる画像を記録媒体上に形成し、前記搬送手段は該
記録媒体を前記中間トレイへ搬送し収納するための制御
手段を備えることを特徴とする画像形成装置である。
【0013】請求項2に記載の発明は、上記画像形成装
置が、さらに受信状態表示手段を備え、上記制御手段は
上記記憶手段に格納された受信データによる画像が形成
された記録媒体が、上記中間トレイに存在することを前
記受信状態表示手段に表示させることを特徴とする請求
項1に記載の画像形成装置である。
【0014】請求項3に記載の発明は、上記記憶手段
が、さらに上記通信手段が受信した受信データに対応し
た画像データ毎のメモリ使用量を記憶し、上記制御手段
は、前記メモリ使用量と上記閾値に基づき、画像形成す
る画像データを決定することを特徴とする請求項1又は
2に記載の画像形成装置である。
【0015】請求項4に記載の発明は、上記記憶手段
が、さらに上記中間トレイに収容可能な記録媒体の枚数
と上記通信手段が受信した受信データに対応した画像デ
ータ毎の用紙サイズ、枚数、及びメモリ使用量を記憶
し、上記制御手段は、前記用紙サイズ、前記枚数、前記
メモリ使用量、及び上記閾値に基づき、画像形成する画
像データを決定することを特徴とする請求項1又は2に
記載の画像形成装置である。
【0016】請求項5に記載の発明は、上記制御手段
が、上記記録媒体収容部に収容された記録媒体に対応し
た画像データから優先的に画像形成することを特徴とす
る請求項4に記載の画像形成装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る画像形成
装置として、ファクシミリ(FAX)機能、複写機能、プ
リンタ機能等の複数の出力機能を有したデジタル複写機
をベースにしたMFPを用いた場合について、以下図面を
参照して説明する。尚、ファクシミリ(FAX)機能、複
写機能、プリンタ機能を有した画像形成装置について説
明を以下に行うが、ファクシミリ(FAX)機能と複写機
能のみ、ファクシミリ(FAX)機能とプリンタ機能のみ
で構成された画像形成装置においても適用できることは
勿論である。
【0018】さらに本発明の実施形態として、通信機能
が電話回線に接続されたファクシミリ機能である場合に
ついて、以下に説明を行うが、本発明はそれのみに限定
されるものではなく、例えば有線、無線を問わずインタ
ーネット、イントラネット、LAN( Local Area Network
)等に代表される情報通信や、衛星による衛星通信等
の一対一又は一対多での通信全般に応用可能であること
はいうまでもない。
【0019】また、以下の説明においては、通信機能、
複写機能、プリンタ機能を一体的に備えた画像形成装置
に本発明を適用した場合について例示しているが、例え
ば、パソコンとプリンタ、複写機、モデム、チューナ
ー、スキャナ等を用いて、情報処理部分、画像形成部
分、通信部分の全部或いは一部を別体とし、それらがシ
ステム的に接続されて構成されていても良く、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々の応用が可能である。
【0020】まず画像形成装置30は、複写モード、プリ
ンタモード、ファックスモード等の複数の異なる形態の
画像情報を入力できるものであって、図1は画像形成装
置30における操作パネル75に設けられたタッチパネルと
液晶表示部からなる入力装置の要部を表したものであ
り、図2は上記入力装置を含む操作パネルを備えた画像
形成装置30の全体構成を示す全体断面図を表している。
【0021】まず図2において、画像形成装置30の概要
について説明する。画像形成装置30の本体は、大きく分
けてスキャナ部31と、レーザ記録部32から構成されてお
り、スキャナ部31は透明ガラスからなる原稿載置台35、
原稿載置台35上へ自動的に原稿を供給搬送するための両
面対応自動原稿送り装置(RADF)36、及び原稿載置台35
上に載置された原稿の画像を走査して読み取るための原
稿画像読み取りユニット、すなわちスキャナユニット40
から構成されている。
【0022】このスキャナ部31にて読み取られた原稿画
像は、画像データとして後述する画像処理部へと送ら
れ、画像データに対して所定の画像処理が施される。
【0023】RADF36には、図示しない原稿トレイ上に複
数枚の原稿を一度にセットしておき、セットされた原稿
を1枚ずつ自動的にスキャナユニット40の原稿載置台35
上へ給送する装置である。またRADF36は、オペレーター
(操作者、使用者)の選択に応じて原稿の片面又は両面
をスキャナユニット40に読み取らせるように、片面原稿
のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経
路切り換え手段、各部を通過する原稿の状態を把握し管
理するセンサ群、及び制御部などから構成されている。
このRADF36については、従来から多くの出願、商品化が
なされているので、これ以上の説明は省略する。
【0024】原稿載置台35上の原稿の画像を読み取るた
めのスキャナ部31を横成するスキャナユニット40は、原
稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリ41と、原
稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)に導くための
原稿からの反射光を反射する第1反射ミラー42aを搭載
してなる第1走査ユニット40a、また第1反射ミラー42a
からの反射光像を光電変換素子(CCD)に導くための第
2、第3反射ミラー42b、42cを搭載してなる第2走査ユ
ニット40b、原稿からの反射光像を上述した各反射ミラ
ーを介して電気的画像信号に変換する素子(CCD)上に
結像させるための光学レンズ43、及び原稿からの反射光
像を電気的画像信号に変換する上述したCCD素子44から
構成される。
【0025】スキャナ部31は、RADF36とスキャナユニッ
ト40の関連した動作により、原稿載置台35上に読み取る
べき原稿を順次載置させながら、原稿載置台35の下面に
沿ってスキャナユニット40を移動させて原稿画像を読み
取るように構成されている。
【0026】特に第1走査ユニット40aは、原稿載置台
に沿って左から右へと一定速度Vで走行され、また第2
走査ユニット40bは、その速度Vに対してV/2の速度
で同一方向に平行に走査制御される。これにより、原稿
載置台35上に載置された原稿の画像を1ライン毎に順次
CCD素子44へと結像させて画像を読み取ることとなる。
【0027】原稿画像をスキャナユニット40にて読み取
ることにより得られた画像データは、後述する画像処理
部へ送られ、各種処理が施された後、画像処理部のメモ
リに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像を
読み出してレーザプリンタ部(レーザ記録部)32に転送
して記録シート上に画像を形成させる。このレーザプリ
ンタ部32は画像を形成させるための記録材であるシート
の搬送系、レーザ書込ユニット46、及び画像を形成する
ための電子写真プロセス部47を備えている。
【0028】レーザ書込ユニット46は、上述したスキャ
ナユニット40にて読み取った後のメモリから読み出した
画像データ、又は外部のパーソナルコンピュータやファ
クシミリ装置等から転送されてきた画像データに応じて
レーザ光を出射する半導体レーザ光源、レーザ光を等角
速度偏向するポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレ
ーザ光が、電子写真プロセス部47を構成する感光体ド
ラム上で、等角速度で偏向されるように補正するための
f−θレンズなどを有している。
【0029】上記電子写真プロセス部47は、周知である
感光体ドラム48の周囲に帯電器、現像器、転写器、剥離
器、クリーニング器、除電器を備えている。
【0030】一方、シートの搬送系は、上述した画像形
成を行う電子写真プロセス部47の特に転写器が配置され
た転写位置へとシートPを搬送する搬送部33、該搬送部
33へとシートPを送り込むためのカセット給紙装置51、
52又は、必要なサイズのシートを適宜給紙するための手
差し給紙装置54、転写後のシートPに形成された画像、
特にトナー像を定着するための定着器49、定着後のシー
トPの裏面に再度画像を形成するためにシートPを再供
給するための中間トレイを含む再供給経路53とを備えて
いる。
【0031】また、定着器49の下流側には、画像が記録
されたシートPを受け取り、このシートPに対して所定
の処理を施す後処理装置34が配置されている。
【0032】レーザ書き込みユニット46及び電子写真プ
ロセス部47において、画像メモリから読み出された画像
データは、レーザ書込ユニット46によってレーザ光線を
走査させることにより感光体ドラム48の表面上に静電潜
像として形成され、トナーにより可視像化されたトナー
像は多段給紙ユニットのいずれかの給紙部から搬送され
た用紙の面上に静電転写され定着される。このようにし
て画像が形成された用紙は定着器49から排紙ローラ57を
経由して後処理装置34内へと搬送される。
【0033】(画像処理部の回路説明)次にこの画像形
成装置30における、読み取られた原稿画像情報に画像処
理を行う画像処理部の構成及び機能について説明する。
図3は、図2の画像形成装置30を構成している各種ユニ
ット部、画像処理部などの全体ブロック構成図であり、
略中央に位置するメイン中央演算処理装置(CPU)401に
より各ユニット部毎に搭載されたサブ中央演算処理装置
(CPU)101、201との連携を取りながら動作管理してい
る状態を示す。
【0034】図3から分かるように、大きくは図面略右
上に位置する操作パネルを管理制御するオペレーション
パネルボード100と、図面略左上に位置する画像形成装
置30を構成する各ユニットを管理制御するマシンコント
ロールボード200と、図面略左下に位置する原稿画像を
電気的に読み取り電子データとするCCDボード300と、図
面略中央に位置する前記CCDボード300にて電子データ化
された原稿画像に対して所定の画像処理を施すメイン画
像処理ボード400と、このメイン画像処理ボード400にて
処理された画像情報に対してさらに所定の画像処理を施
すサブ画像処理ボード500と、さらに、図面略右下に位
置する前記サブ画像処理ボード500にインターフェイス
を介して接続されたその他の拡張ボード群600(プリン
タボード601、機能拡張ボード602、FAXボード603)など
から構成されており、以下、各ボード毎に管理制御して
いる内容について説明する。
【0035】(オペレーションパネルボード)オペレー
ションパネルボード100は、基本的にサブの中央演算処
理装置(CPU)101により制御されており、操作パネル10
3上に配置されたLCD(液晶)表示部104の表示画面、各
種モードに関する指示を入力する操作キー群105から操
作入力などを管理している。
【0036】そして操作キー群105から入力されたデー
タ、LCD画面に表示させる情報など操作パネルにおける
各種制御情報を記憶しておくメモリ102が設けられてい
る。
【0037】この構成において、サブの中央演算処理装
置(CPU)101は、メインの中央演算処理装置(CPU)401
との制御データ通信を行い、画像形成装置30の動作指示
を行う。また、メインの中央演算処理装置401からは、
画像形成装置30の動作状態を示す制御信号をサブの中央
演算処理装置(CPU)101へと転送することで、操作パネ
ル103のLCD表示部104を通して装置が現在どのような状
態にあるのか操作者に動作状態を表示するようになって
いる。
【0038】(マシンコントロールボード)マシンコン
トロールボード200は、サブの中央演算処理装置201によ
り全体が制御されており、ADF・RADFなどの自動原稿送
り装置203、原稿画像を読み取る読取スキャナ部204、画
像情報を画像として再現するプロセス部205、画像が記
録される用紙を収納部からプロセス部へ向かって順次搬
送する給紙搬送部206、画像が記録された用紙を反転さ
せて用紙の両面に画像が形成されるように用紙を反転搬
送する両面ユニット207、画像が記録された用紙に対し
てステープルなどの後処理を行うフィニッシャ208など
を管理している。
【0039】(CCDボード)CCDボード300は、原稿画像
を電気的に読み取るためのCCD301(44)、CCD301を駆動
する回路(CCDゲートアレイ)302、CCD301から出力され
るアナログデータのゲイン調整などを行うアナログ回路
303、CCD301のアナログ出力をデジタル信号に変換して
電子データとして出力するA/D変換器304などから構成さ
れ、制御管理はメインの中央演算処理装置401により行
われている。
【0040】(メイン画像処理ボード)メイン画像処理
ボード400は、メインの中央演算処理装置401により制御
され、CCDボード300から送られてきた原稿画像の電子デ
ータをもとに、画像の階調性を所望の状態で表現できる
ように、シェーディング補正、濃度補正、領域分離、フ
ィルタ処理、MTF補正、解像度変換、電子ズーム(変倍
処理)、ガンマ補正など多値の画像データの状態のまま
処理を施す多値画像処理部402、処理が施された画像デ
ータあるいは処理の手順管理など各種制御情報を記憶さ
せておくメモリ403、処理が施された画像情報でもって
画像を再現するためにレーザ書込ユニット46側へとデー
タを転送制御するレーザコントロール404などから構成
される。
【0041】(サブ画像処理ボード)サブ画像処理ボー
ド500は、メイン画像処理ボード400とコネクタ405、505
を介してコネクタ接続され、メイン画像処理ボード400
上のメインの中央演算処理装置401により制御された、
2値画像処理部501、画像処理の施された2値画像情
報、あるいは処理上での制御情輯などを記憶管理するメ
モリ及びメモリを制御するゲートアレイ502、複数枚の
原稿画像情報を記憶管理しておき、複数枚の原稿画像を
繰り返し所望部数の数だけ読み出して複数の複写物を生
成するためのハードディスク及びハードディスクを制御
するゲートアレイ503、外部インターフェイスとしてのS
CSI及びSCSIを制御するゲートアレイ504などから構成さ
れる。
【0042】また、前述の2値画像処理部501は、多値
画像情報を2値画像に変換する処理部、画像を回転する
処理部、2値画像の変倍処理を行う2値変倍(ズーム)
処理部などから構成され、さらに、通信手段を介してフ
ァックス画像を送受信することができるようにファック
スインターフェイスも備えている。
【0043】(拡張ボード)拡張ボード600としては、
パーソナルコンピュータなどから送られてくるデータを
画像形成装置のプリンタ部からプリンタモードとして出
力可能とするためのプリンタボード601、画像形成装置
の編集機能を拡張して画像形成装置の特徴を有効活用す
るための機能拡張ボード602、画像形成装置や外部のス
キャナ部から読み込んだ原稿画像を相手先に対して送信
したり、相手先から送られてきた画像情報を画像形成装
置のプリンタ部から出力することを可能にするファクシ
ミリボード603などがあり、画像形成装置30に複数の入
力モードを備えるように構成されている。
【0044】以下、画像形成装置の画像処理モードや入
出力モードとして、コピー、ファックス、プリンタモー
ドの場合の画像データの処理、画像データの流れについ
てさらにくわしく説明する。
【0045】(コピーモード)画像形成装置30のRADF36
の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつスキャナユ
ニット40の原稿載置台35上へと順次供給され、原稿の画
像は先に説明したスキャナユニット40の構成により順次
読み取られ、例えば8ビットの電子データとしてメイン
画像処理ボード400へと転送される。
【0046】メイン画像処理ボード400に転送された8
ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとし
て多値画像処理部402上で所定の処理が施され、8ビッ
トの電子画像データにガンマ補正などの処理を行い、レ
ーザコントロール404を介してレーザ書込ユニット46へ
と送られる。
【0047】これにより、画像形成装置30のスキャナ部
31にて読み取られた原稿画像は、レーザー記録部32から
階調性のあるコピー画像として出力される。
【0048】(コピーモードにおける電子RDH機能)同
じく画像形成装置30のRADF36の所定位置にセットされた
原稿は、1枚ずつスキャナユニット40の原稿載置台35上
へと順次供給され、原稿の画像は先に説明したスキャナ
ユニット40の構成により順次読み取られ、例えば8ビッ
トの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転
送される。
【0049】メイン画像処理ボード400に転送された8
ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとし
て多値画像処理部402上で所定の処理が施され、この8
ビットの電子画像データは、次にメイン画像処理ボード
400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード500側のコ
ネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、
2値画像処理部501の多値2値変換部において、誤差拡
散などの処理と共に8ビットの電子画像データから2ビ
ットの電子画像データに変換される。
【0050】なお、8ビットの電子画像データを誤差拡
散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換
しているのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質
的に問題が生じる場合があるので、画質の劣化が少なく
なるように配慮しているからである。また、8ビットの
電子画像データを2ビットの電子画像データに変換する
のは、画像の記憶容量などを考慮したためでもある。こ
のようにして変換された2ビットの電子画像データは、
原稿1枚毎にハードディスクなどのディスクメモリ503
へと転送されて一時的に記憶管理される。
【0051】画像形成装置30のRADF36にセットされた原
稿群の全てが読み取り処理されると、先程一時的にハー
ドディスク503に記憶された2ビットの電子画像データ
をゲートアレイの制御により指定された部数の数だけ繰
り返し読み出して、読み出された2ビットの電子画像デ
ータは、再度コネクタ接続部405、505を介してメイン画
像処理ボード400へ送られ、ガンマ補正などの処理を行
いレーザコントロール部404を介してレーザ書き込みユ
ニット46へと送られる。
【0052】なお、全ての原稿群画像が読み取られてか
ら画像群を所望する部数の数だけ繰り返し読み出すよう
にして説明したが、1部目の画像出力は所定分の画像が
準備できた段階で順次出力するように構成することも可
能である。
【0053】これにより、画像形成装置30のスキャナ部
31にて読み取られた原稿画像は、レーザ記録部32から階
調性のあるコピー画像として出力される。
【0054】(プリンタモード)パーソナルコンピュー
タなどのネットワーク接続された外部の情報処理機器か
ら送られてきた画像は、プリンタボード601上でページ
単位の画像としてボード,601上で展開された後、汎用の
インターフェイスであるSCSI504から一旦サブ画像処理
ボード500側へ転送されハードディスク503などのメモリ
へと記憶される。
【0055】なお、プリンタボード601上でページ画像
として展開された画像は、サブ画像処理ボード500側に
送られるが、ページ画像に2値画像処理は行わず、ハー
ドディスク503に一時記憶されるだけである。また、一
旦記憶されたページ画像がハードディスク503から読み
出されるときも、ページ画像に対する2値画像処理は行
わない。
【0056】次いでハードディスク503へ一時記憶され
た画像情報は、所定のページ順となるようにハードディ
スク503から読み出されながらメイン画像処理ボード400
へと送られてガンマ補正を行い、レーザコントロール40
4からLSU(レーザ書込ユニット)46にて画像を再現する
よう画像の書き込みが制御される。
【0057】(ファックスモード)ファックスモードに
は、相手先に対する原稿の送信と、相手先からの原稿の
受信に対する処理がある。先に相手先に対する原稿の送
信について説明すれば、画像形成装置30のRADF36の所定
位置にセットされた送信原稿は、1枚ずつスキャナユニ
ット40の原稿載置台35上へと順次供給され、送信原稿の
画像は先に説明したスキャナユニット40の構成により順
次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像
処理ボード400へと転送される。
【0058】次いで、メイン画像処理ボード400に転送
された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像デ
ータとして多値画像処理部402上で所定の処理が施さ
れ、この8ビットの電子画像データは、次にメイン画像
処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード
500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側
に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換部におい
て誤差拡散などの処理と共に8ビットの電子画像データ
から2ビットの電子画像データに変換される。
【0059】なお、8ビットの電子画像データを誤差拡
散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換
しているのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質
的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配
慮しているためである。このようにして2値画像化され
た送信原稿は、所定の形式で圧縮されメモリ502に記憶
される。
【0060】そして相手先との送信手続きを行い送信可
能な状態が確保されると、メモリ502から読み出された
所定の形式で圧縮された送信原稿画像はファックスボー
ド603側へと転送され、このファックスボード603上で圧
縮形式の変更など必要な処理を施して、相手先に対して
通信回線を介して順次送信されることとなる。
【0061】次に相手先から送信されてきた原稿画像の
処理について説明する。相手先から通信回線を介して原
稿が送信されてくると、ファックスボード603での通信
手続きを行いながら相手先から送信されてくる原稿画像
を受信すると共に、所定の形式に圧縮された状態の受信
画像は、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501に
設けられたファックスインターフェイスから2値画像処
理部501へと送られ、圧縮伸張処理部などによりページ
画像として送信されてきた原稿画像を再現する。
【0062】そして、ページ単位の画像として再現され
た原稿画像は、メイン画像処理ボード400側へと転送さ
れガンマ補正を行い、レーザコントロール404からLSU46
にて画像を再現するよう画像の書き込みが制御される。
【0063】以上の構成から分かるように、画像情報に
所定の処理を施す画像処理部は、主としてスキャナ部31
から読み取り入力された原稿画像を多値の画像情報とし
て処理するメイン画像処理ボード400と、このメイン画
像処理ボード400にて多値画像情報として処理された原
稿画像情報に対して2値化処理など所定の処理を施した
り、外部インターフェイスを介して接続された機器から
送られてきた画像情報に対して所定の処理を施した後、
多値画像処理部(メイン画像処理ボード400)側へと転
送したりするサブ画像処理ボード500とに分割構成され
ている。
【0064】また、メイン画像処理ボード400には、画
像をレーザ書込ユニット46から電子写真プロセスの感光
体48上に再現させるため、レーザ書込ユニット46の画像
情報の書き込みを制御するためのレーザーコントロール
404が含まれている。
【0065】この構成により、スキャナ部31から読み取
り入力された原稿画像は、多値画像として原稿が有する
画像の特徴を損なうことなくレーザ記録部32からコピー
画像として再現可能であり、大量の原稿を電子RDH機能
などを用いて高速出力処理する場合などは、サブ画像処
理ボード500、ハードディスク503などを用いることで可
能となっている。
【0066】さらに、ファックス、プリンタなど外部機
器からの画像情報に対する処理及び出力、ファックスに
限ってはさらに、多値画像処理が施された(原稿画像の
特徴が保たれた)送信原稿に対する2値化処理など、画
像形成装置30として備えられたデジタルの特徴機能に合
わせて画像情報に適切な処理を施すことが可能な構成と
なっている。
【0067】さらにまた、画像処理部を分散させること
で、画像形成装置30のバリエーション(ラインナップ)
を多種多様揃えることが可能であり、ユーザーの要望に
合わせて画像形成装置を設置することができ、また、設
置後もユーザーの要望に合わせてシステム展開を簡単に
図ることが可能である。
【0068】次に、メイン画像処理ボード400上に配置
された中央演算処理装置401は、上記構成においてサブ
画像処理ボード500をも管理制御しているので、それぞ
れの処理部において、連続して処理される画像全体の流
れが管理され、データ及び処理の流れもスムーズになる
(画像データが失われることもない)。
【0069】(操作パネル部)図1は、画像形成装置30
における操作パネルを表したものである。この操作パネ
ル75の中央部分には、タッチパネル液晶表示装置6が配
置され、その周囲にも各種モード設定キー群が配置され
ている。
【0070】そしてタッチパネル液晶表示部6付近に
は、コピー濃度確認キー7、用紙サイズ設定キー8、倍率
設定キー9、特別機能モードキー10、両面コピーキー1
1、ソータステープルキー12、設定確認キー13、操作ガ
イドキー14、スクロールキー141、142が配置される。
【0071】このタッチパネル液晶表示装置6の画面上
には、常時各種モードを選択するための基本スタート画
面が表示されており、必要に応じて所望するモードの指
示に関するエリアを指で直接押圧操作すると各種モード
が選択指示できるように液晶画面が順次遷移する。その
表示された各種モードの中から、操作者が所望する機能
が表示されている領域を指で触れることにより編集機能
が設定される。
【0072】上記操作パネル75上に配置された各種設定
キー群について簡単に説明すると、まず液晶表示装置6
の略中央部には画像形成装置の外観図が表示されてお
り、さらに外観図の下方にはコピー濃度を設定するコピ
ー濃度設定キー7、用紙サイズを設定する用紙サイズ設
定キー8、複写倍率を設定する倍率設定キー9が設けられ
ている。
【0073】10は原稿画像を編集する編集モード設定画
面に液晶表示画面を遷移させる特別機能モードキー、11
は両面複写モードに移行させて処理モードを設定するた
めの設定画面に液晶表示画面を遷移させる両面複写モー
ドキー、12はソータ・ステープルなどのアウトプットモ
ードの指示画面に液晶表示画面を遷移させるためのソー
タ・ステープルキー、13は現在設定されているモードの
内容を確認するための設定確認キーである。
【0074】さらに14は操作方法などのガイダンス情報
を画面に表示させるための操作ガイドキー、141及び142
は、前記操作ガイドキー14の操作により液晶表示部6上
に表示されたガイダンス情報を上下方向にスクロールさ
せてガイダンス情報全体を表示確認するためのスクロー
ルキーであり、15は複写枚数などの数値情報を入力する
ためのテンキー、16は現在処理中の複写モードに新たな
複写モードを割り込ませて処理させるための割り込みキ
ー、17はテンキーなどにより入力されている条件をクリ
アするクリアキー、18はの状態をすべてクリアして標準
の状態に復帰させるためのオールクリアキー、19はこれ
らキーにより設定されたモードにおいて処理の開始を指
示するためのスタートキーである。
【0075】なお操作パネル75の左側に配置された3つ
のキー群20〜21は、上から順にファックスモード、プリ
ンタモード、コピーモードにを切り換えて動作させるた
めのモード切り換え手段である。
【0076】今回提示した操作パネル及びその操作パネ
ル上に配置される各種キーは、あくまでも一実施例とし
て例示したものであり、画像形成装置30に搭載される各
種機能により操作パネル上に設けられるキーは異なって
くることはいうまでもない。
【0077】(本発明の第1の実施形態)図4は本発明
の動作を説明するための説明図であり、プリンタ、複写
動作の中断とファクシミリ出力の取り出し、プリンタ、
複写動作の再開は以下のように行われる。
【0078】まず、ファクシミリ受信バッファ(例えば
メモリ603b、502、202のメモリ領域内に確保される)の
残り容量があるしきい値を越えたことをFAXボード603の
サブCPU603aが認識した場合、メインCPU401にその旨を
通信し、現在動作しているモードの印刷動作(プリンタ
モード、複写モード)を一時的に停止させる。このと
き、中間トレイとして動作している両面装置53内に現モ
ードの用紙が片面のみ印刷された状態で残る場合は、そ
れらの残る片面を印刷して両面装置53内に現モードの印
刷物が残らないようにする(図4(a))。
【0079】なお、ファクシミリ受信バッファの残り容
量は、以下のようにして把握される。すなわち本体が電
源ONされた際に、CPU603a等からなるFAXコントローラ
は、ファクシミリ受信するための容量を確保し、かつそ
のときのメモリ内の残り容量又は使用容量を検出する。
そして、ファクシミリ受信がある度に、受信データに含
まれている受信データの容量を前記容量から差し引く又
は加算することで、受信後でのメモリの残り容量又は使
用容量を把握することができる。
【0080】さて上記処理が終了後、現モードのジョブ
が終了するときには、FAX I/F部、圧縮伸長部等を経て
2値画像処理部501により、受信データを印刷できるデ
ータに変換した後、通常のファクシミリモードとしてレ
ーザーコントロール404、LSU46を経て、感光体48上に所
定の静電潜像を形成し、印刷を行う。なお現モードのジ
ョブが中断する場合は、次の処理を行う。
【0081】現モードの処理が終了せず、一次停止して
いる場合に、ファクシミリモードとして、受信バッファ
内に存在するファクシミリデータを印刷し、その全ての
出力は、両面装置53内に出力される(図4(b))。
【0082】仮に、両面装置53に出力可能な枚数を越え
る場合、操作パネル75上の液晶表示部6に図5に示した
ようなメッセージをユーザーも対して出力し、両面装置
53のトレイを引き出し、途中までのファクシミリ出力を
取り出す。そして、残る受信バッファ内の内容を両面装
置53への出力させる動作を再開する(図4(c)、(d))。
【0083】そして、受信バッファの記憶量が所定の空
容量になった場合、両面装置53のトレイを引き出し、フ
ァクシミリ出力を取り出し(図4(e))、中断していた
モードの印刷を再開する(図4(f))。
【0084】(本発明の第2の実施形態)本実施形態
は、第1の実施形態において、ファクシミリ受信の都度
に、各ファクシミリ受信が終了する毎にどれだけメモリ
を使用しているかを記憶するテーブルを設けるものであ
り、当該テーブルを模式的に表すと表1のように表され
る。
【0085】
【表1】
【0086】上記表1は、例えばサブ画像処理ボード50
0のメモリ502内に設けられても良いし、FAXボード603上
のメモリ603b内に設けても良く、さらには別途メモリを
設けても良い。なお、下記処理フローを行うのは、CPU6
03a、CPU400のどちらで行っても良い。
【0087】また本実施形態では、第1の実施形態にお
いて、ファクシミリデータが印字されるときに、ファク
シミリ用の受信バッファに順次蓄積される複数件のファ
クシミリ受信データが存在する場合に、図6に示す処理
手順により、印字するファクシミリ受信データを決定
し、印刷を行うことになる。
【0088】図6において、まずステップS1(以後S1と
略す)で処理がスタートすると、S2にて、テーブルに残
る受信データの使用量を合計し、その合計値をSUMと
し、S2で初期的に受信データ番号1のデータを変数maxn
o、revnoとする。
【0089】次いでS4において、現在他のモードで動作
している印刷を中断してファクシミリデータを印刷させ
るための閾値であるTHRESHHOLDとSUMを比較し、SUM≦TH
RESHHOLDである場合は、受信データの合計が閾値以下に
あることになるので、処理がS14に移行しENDとなる。
【0090】一方、SUM>THRESHHOLDの場合は、合計値
が閾値を越えているので、テーブル内で最初のFAX受信
データの使用量を次のFAX受信データの使用量と比較
し、使用量の大きい方の受信データ番号を変数maxno、
その使用量を変数maxとして保存する(S5)。
【0091】これを、次の受信データと順次比較し、受
信データがなくなるまで比較を行い(S6〜S8)、比較が
終了すると、そのときの変数maxnoで示される受信デー
タについて印刷を行い(S10)、印刷の終了後にそのデ
ータをテーブルから削除する(S11)。そして、sumから
maxを差し引いたものを新たなsumとし(S13)、THRESHO
LDとの比較で小さくなるまで上記動作を繰り返す。
【0092】(本発明の第3の実施形態)本実施形態
は、ファクシミリ受信する毎に、受信終了時にどれだけ
受信バッファのメモリを使用しているか、及び各ファク
シミリ受信内容において印刷するのに必要な用紙枚数を
記憶する表2に示すようなテーブルを備えるものであ
り、第1の実施形態でファクシミリの受信データが印刷
される場合に、ファクシミリ用の受信バッファに蓄積さ
れている複数件のファクシミリ受信データが存在する
と、図7に示すような条件判断を行い、印字するファク
シミリ受信データを決定するものである。
【0093】
【表2】
【0094】図7において、まず両面装置53に蓄積可能
な用紙(記録媒体)の最大枚数をMAXSHEETとして予め記
憶しておき、S22において、テーブルに残る受信データ
の使用量を合計して、その値を変数sumとする。例えば
表2の場合ならば、sumは400、300、600の合計1300とな
る。なお、MAXSHEETの値は、厳密には用紙の種類(厚
み)で変化することとなるので、例えば、画像形成装置
で推奨されている用紙での値に設定しても良いし、ある
いは通紙可能な用紙のうちの一番厚い用紙を基準にして
設定しても良い。さらに、用紙の種類毎の値を記憶して
おき、使用する値をユーザー又はサービスマンが選択す
るように構成しても良い。
【0095】さて、次にS23にて各受信データの組み合
わせをすべて計算し、下記の表3に示したような組み合
わせを行ったときの使用量とそのときの枚数に関するデ
ータを作成し、その中からMAXSHEETよりも合計枚数が小
さく、かつ使用量が最も大きいものを選択して、その合
計使用量をmaxとする(S25)。
【0096】
【表3】
【0097】そして、sum−maxの値と、現在の他のモー
ドで動作している印刷を中断してファクシミリデータを
印刷させるための閾値であるデータ容量THRESHOLDより
も小さい場合は、その組み合わせデータをすべて印刷す
る(S27)。
【0098】しかしながら、そのsum−maxの値がデータ
容量THRESHOLDよりも大きい場合には、MAXSHEETを2倍
した値よりも合計枚数が小さいもので、かつ使用量が最
も大きいものを選択し、同じように比較することを繰り
返す。
【0099】実際に表2のような3つのファクシミリ受
信データがメモリに残っており、MAXSHEETが20の場合、
その組み合わせは表3に示しているようになる。ここで
THRESHOLDが400であれば、組み合わされた受信データ番
号1と3が印字出力されることとなる。
【0100】さらに表4のような5つのファクシミリ受
信データがメモリに残っており、MAXSHEETが20の場合、
その組み合わせは表5のように表される。ここで、THRE
SHOLDが1200であれば、20枚以内の出力ではTHRESHOLDの
値より小さくならないため、次に40枚以内の組み合わせ
で最大の使用量を持つ組み合わせを検索することにな
る。従って、その残りメモリ量がTHRESHOLDより小さく
なるような組み合わせとして、受信データ番号1、2、
3、5が印字される。
【0101】
【表4】
【0102】
【表5】
【0103】(本発明の第4の実施形態)本実施形態
は、ファクシミリ受信する毎に、受信終了時にどれだけ
受信バッファのメモリを使用しているか、印刷するのに
必要な用紙の枚数とそのサイズを記憶する表6に示すよ
うなテーブルを備えるものであり、第3の実施形態でフ
ァクシミリの受信データが印刷される場合に、ファクシ
ミリ用の受信バッファに蓄積されている複数件のファク
シミリ受信データが存在すると、図8に示すような条件
判断を行い、印字するファクシミリ受信データを決定す
るものである。
【0104】
【表6】
【0105】図8において、まず両面装置53に蓄積可能
な用紙の最大枚数をMAXSHEETとして記憶しておき、S32
において、テーブルに残る受信データの使用量を合計し
て、その値を変数sumとする。例えば表6の場合なら
ば、sumは400、100、600、200、600の合計1900となる。
【0106】さて、次にS33にて各受信データの組み合
わせを、現在給紙トレイに存在する用紙サイズのみの組
み合わせですべて計算し、下記の表7に示したような組
み合わせを行ったときの使用量とそのときの枚数に関す
るデータを作成し、その中からMAXSHEETよりも合計枚数
が小さく、現在使用できる用紙サイズが含まれ、かつ使
用量が最も大きいものを選択して、その合計使用量をma
xとする(S35)。
【0107】
【表7】
【0108】本実施形態の場合、A4サイズの用紙は入力
トレイに用意されているが、Letterサイズの用紙
は用意されていないことから、組み合わせ選択不可とし
て、表中に○印を付加している。従って、第3の実施形
態と同じTHRESHOLDが400の場合においても、L
etterサイズの用紙の組み合わせである受信データ番号
1のデータを組み合わせたものは、選択から外されるた
め、結果として受信データ番号2、3、4、5が印字さ
れることになる。
【0109】また、このような例の場合、THRESHOLDが3
50の場合においては、選択できる組み合わせがなくなる
場合がある。従い、これを避けるためにMAXSHEETの整数
倍を増加させても、選択されたメモリの使用量に変化が
ない場合には、その組み合わせを印刷する。
【0110】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、両面印
刷用の中間トレイを用いることで、通信手段用の排出ト
レイとして、複数の排出トレイを備える必要がないの
で、通常の両面印刷用の処理をそのまま応用するだけ
で、受信データを格納するための高価な大容量記憶素子
等を採用しなくても受信データのオーバーフローがなく
なり、重量の増大もなく、また新たな排出トレイやその
ための搬送経路、搬送制御も不要となり、省スペース、
低コスト化が図れるという格別の効果が得られる。
【0111】請求項2に記載の発明によれば、ユーザー
に対し、通信手段が受信した画像データに関する画像の
形成された記録媒体が存在することを知らしめることが
できるので、当該記録媒体をユーザーが取り出すこと
で、より早く以前の画像形成モードに復帰でき、装置稼
働率の低下を最小限にすることができるという効果が得
られる。
【0112】請求項3に記載の発明によれば、通信手段
が受信した画像データのうちのメモリ使用率が高いもの
を選択的に出力することができるので、記憶手段の空容
量を増やすことができ、かつ限られた容量の記憶手段を
効率的に使用できるという効果が得られる。
【0113】請求項4に記載の発明によれば、中間トレ
イに保持できる枚数を考慮することで、同じ回数だけユ
ーザーが画像形成済みの記録媒体を取り出しても、記憶
手段の空き容量を効率的に増やすことが可能となる。
【0114】請求項5に記載の発明によれば、用紙収容
手段で現在サポートしている記録媒体に対応した受信デ
ータを優先的に出力することで、ユーザーに対して用紙
の補給作業を軽減させ、かつ補給作業に時間を取られる
ことなく、速やかに記憶手段の受信データを印字出力さ
せて、記憶手段の空き容量を効率的に増加させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の操作部
を表す平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体断
面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体回
路を表すブロックダイアグラムである。
【図4】本発明の第1の実施形態において、プリントモ
ードの印刷物、ファクシミリモードの印刷物、中間トレ
イ部の関係について説明するための説明図である。
【図5】本発明の第1の実施形態において、操作部に表
示される内容を表した図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における処理動作を説
明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施形態における処理動作を説
明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施形態における処理動作を説
明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 原稿 1 受信データ番号 2 受信データ番号 6 タッチパネル液晶表示部 7 コピー濃度設定キー 8 用紙サイズ設定キー 9 倍率設定キー 10 特別機能モードキー 11 両面コピーキー 12 ソータステープルキー 13 設定確認キー 14 操作ガイドキー 30 画像形成装置 31 スキャナ部 32 レーザ記録部(レーザプリンタ部) 33 搬送部 34 後処理装置 35 原稿載置台 40 スキャナユニット 40a 第1走査ユニット 40b 第2走査ユニット 41 ランプリフレクタアセンブリ 42a 第1反射ミラー 42b 第2反射ミラー 43 光学レンズ 44 CCD素子 46 レーザ書込ユニット 47 電子写真プロセス部 48 感光体ドラム 49 定着器 51、52 カセット給紙装置(用紙収容部) 53 再供給経路(中間トレイ) 54 手差し給紙装置 57 排紙ローラ 75 操作パネル 100 オペレーションパネルボード 101 中央演算処理装置(CPU) 102 メモリ 103 操作パネル 104 LCD表示部 105 操作キー群 200 マシンコントロールボード 201 中央演算処理装置(CPU) 203 自動原稿送り装置 204 読取スキャナ部 205 プロセス部 206 給紙搬送部 207 両面ユニット 208 フィニッシャ 300 CCDボード 303 アナログ回路 304 A/D変換器 400 メイン画像処理ボード 401 中央演算処理装置(CPU) 402 多値画像処理部 403 メモリ 404 レーザーコントロール 405、505 コネクタ接続部 500 サブ画像処理ボード 501 2値画像処理部 502 メモリ 503 ハードディスク 504 SCCIゲートアレイ 600 拡張ボード群 601 プリンタボード 602 機能拡張ボード 603 ファクシミリボード 603b メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA03 AA09 AB01 AB04 AC08 BA03 BA12 BB03 BB10 BC01 BC06 BD01 BD06 BD24 BD40 CB02 CB12 CB16 CB17 CB18 DA16 2H027 DA50 DC10 FA11 GA26 ZA07 2H028 BA02 BA03 BB02 BD01 5C062 AA01 AB17 AB22 AB25 AB29 AB38 AB42 AC05 AC09 AC11 AC58 AC60 AC67 AE15 AF07 AF10 BA00 5C073 AA04 BC01 CC01 CC04 CD22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に、画像読取り部から読み取
    られた原稿の複写画像、及び又は入力された画像データ
    に基づく画像を形成する画像形成手段と、通信回線を介
    して送信された受信データを記憶手段に格納し、該受信
    データに対応した画像データを前記画像形成手段により
    記録媒体上に画像形成する通信手段と、記録媒体の両面
    に画像を形成するために設けられ、記録媒体を収容可能
    な中間トレイと、記録媒体を給送し、前記画像形成部と
    前記中間トレイを経て装置の外部まで搬送するための搬
    送手段と、サイズ検出が可能な記録媒体収容部を備えた
    画像形成装置において、 前記記憶手段の使用容量又は残り容量を検出する検出手
    段を備え、 前記記憶手段の使用容量又は残り容量が所定の閾値を越
    えたことを前記検出手段が検出すると、画像形成手段が
    画像形成動作を中断し、前記搬送手段が前記中間トレイ
    の記録媒体を排出すると共に、前記画像形成手段は前記
    記憶手段に格納された画像データによる画像を記録媒体
    上に形成し、前記搬送手段は該記録媒体を前記中間トレ
    イへ搬送し収納するための制御手段を備えることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記画像形成装置は、さらに受信状態表
    示手段を備え、 上記制御手段は上記記憶手段に格納された受信データに
    よる画像が形成された記録媒体が、上記中間トレイに存
    在することを前記受信状態表示手段に表示させることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段は、さらに上記通信手段が
    受信した受信データに対応した画像データ毎のメモリ使
    用量を記憶し、上記制御手段は、前記メモリ使用量と上
    記閾値に基づき、画像形成する画像データを決定するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記記憶手段は、さらに上記中間トレイ
    に収容可能な記録媒体の枚数と上記通信手段が受信した
    受信データに対応した画像データ毎の用紙サイズ、枚
    数、及びメモリ使用量を記憶し、上記制御手段は、前記
    用紙サイズ、前記枚数、前記メモリ使用量、及び上記閾
    値に基づき、画像形成する画像データを決定することを
    特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記記録媒体収容部に
    収容された記録媒体に対応した画像データから優先的に
    画像形成することを特徴とする請求項4に記載の画像形
    成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011201073A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置
JP2020115193A (ja) * 2019-01-18 2020-07-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システム、画像形成システムの制御方法及びプログラム

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