JP3703354B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャナ部にて読み取られた原稿画像、もしくは外部から通信手段を介して送られてきた画像情報に対して所定の画像処理を施してプリンタ部から画像を出力する画像処理装置、例えばデジタル複写機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、携帯端末など情報をデジタルデータとして取り扱う装置が普及している。また複写機の市場では、このような環境などから高画質の画像を出力したり、写真などの原稿のそもそも有している画像表現を損なうことなく手軽にコピーしたいといった要望が多く、これを可能にするために、各社から原稿画像をデジタル処理して出力するデジタル複写機が商品化されている。
【0003】
このような市場環境の中で、デジタル複写機の特徴を提案するために、ファクシミリ、プリンター機能を搭載したマルチアクセスが可能な商品として各社市場に投入している。
【0004】
しかしこのようなデジタル複写機は、従来のアナログ複写機と原稿に対する処理方法が全く異なり、原稿画像を電気的に読み取り、この読み取られた原稿画像を電子データと処理するので、複写機の価格が従来よりも高価なものとなっている。
【0005】
これは、原稿画像を電気的に読み取る装置はもちろんのこと、電気的に読み取られた原稿画像を電子データとして画像処理装置にて処理すると共に、レーザースキャナなどの光走査型記録装置により構成されているからであり、従来のアナログ複写機からの買い換え、買い増しなどに影響が出ている。このような装置の部品コストの中でも、特に画像処理部のしめる割合が非常に大きいものとなっている。
【0006】
また、特開昭62−82768号公報には、画像データに応じてビームを変調する第1のCPUを有するプリントヘッド制御部と、電子写真プロセスを制御して用紙上に画像を再現する第2のCPUを有する電子写真制御部と、プリントヘッド制御部と電子写真制御部との同期をとる第3のCPUを有するインターフェイス制御部からプリンタの制御部を分割構成して高解像度画像データの高速処理を可能にしたものが記載されている
【0007】
この特許公報には、画像形成装置の制御部を装置のユニット単位で管理するように分割して構成すると共に、各制御部における処理の流れの同期を取るために専用の制御部を配置した技術について記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特許公報に記載されている技術内容を確認すると、画像形成部から画像データに基づいて画像を再現するために所定の画像処理を施す画像処理部は、1つの制御部として構成されている。
【0009】
そのために、デジタル複写機のラインナップを揃えるためには、それぞれ専用の制御基板を商品レベルに応じて準備しなければならず、ユーザーから見てもコスト的に問題があり高価な価格となり、またメーカーから見ても開発期間に時間がかかり開発コストなどの問題から価格に影響する。また、各制御部を同期させる新たな制御部が必要であり、この点から見てもコスト的に問題である。
【0010】
そこで本発明は、デジタル複写機として必要最小限の機能を基本として、デジタル複写機特有の画像デジタル処理技術部分を別の構成部品として構成することにより、手頃な価格で高画質のコピーを可能とするスタンダードのデジタル複写機から、多彩なデジタル機能を搭載したハイグレードのデジタル複写機まで、あらゆる市場要求に対応したラインアップの商品を市場に投入して要望にこたえることを目的としている。
【0011】
また、デジタル複写機を購入していただいた後でも、ユーザーの途中からの要望変更にも対応できるように考慮したデジタル複写機として提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明の画像処理装置は、多値画像として入力された画像情報に対して、多値のままで画像処理を行うための第1画像処理手段と、2値画像に画像処理を行うための第2画像処理手段とを備えた画像処理装置において、
上記第2画像処理手段には、前記第1画像処理手段と、1つまたは複数の外部からの2値の画像情報を受け入れるための入力部と、原稿1枚以上の画像情報を記憶可能な画像記憶手段が接続されており、
原稿読み取り手段から多値の画像情報を受け入れた場合には、該画像情報を、上記第1画像処理手段にて濃度補正を行い、更に上記第2画像処理手段にて多値2値変換し、
一方、外部から2値の画像情報を受け入れた場合には、該画像情報は2値画像情報のままにし、
その後、前記第2画像処理手段は多値2値変換された画像情報又は外部からの2値画像情報を、全て一時的に上記画像記憶手段に記憶し、指定された部数の数だけ繰り返し読み出して、画像情報を再現することを特徴としている。
【0013】
また、本発明の画像処置装置は、多値画像として入力された画像情報に対して、多値のままで画像処理を行うための第1画像処理手段と、2値画像に画像処理を行うための第2画像処理手段とを備えた画像処理装置において、
上記第2画像処理手段には、前記第1画像処理手段と、1つまたは複数の外部からの2値の画像情報を受け入れるための入力部と、原稿1枚以上の画像情報を記憶可能な画像記憶手段が接続されており、
原稿読み取り手段から多値の画像情報を受け入れた場合には、
受け入れた画像情報を、上記第1画像処理手段にて濃度補正を行い、更に上記第2画像処理手段にて多値2値変換し、その後、前記第2画像処理手段は多値2値変換された画像情報を、全て一時的に上記画像記憶手段に記憶し、指定された部数の数だけ繰り返し読み出して画像情報を再現するか、
受け入れた画像情報を、上記第1画像処理手段にて濃度補正を行い、多値のまま画像情報を再現するかを、
モードを選択する入力を受け入れ、該入力されたモードに応じて、選択して実行することを特徴としている。
【0014】
また、本発明の画像処理装置、上記第2画像処理手段は、上記2値の画像情報に圧縮伸長処理を行い、画像情報を再現することを特徴としている。
【0018】
【実施の形態】
本発明のデジタル画像形成装置、および後処理装置の実施例について図面を参照して説明する。
【0019】
図1はデジタル複写機の全体構成を示す断面図である。
【0020】
この図に示すようにデジタル複写機30は、スキャナ部31、レーザ記録部32から大きく構成されている。
【0021】
スキャナ部31は、透明ガラスからなる原稿載置台35、原稿載置台35上へ自動的に原稿を供給搬送するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)36、及び原稿載置台35上に載置された原稿の画像を走査して読み取るための原稿画像読み取りユニット、すなわちスキャナユニット40から構成されている。
【0022】
このスキャナ部31にて読み取られた原稿画像は、画像データとして後述する画像データ入力部へと送られ、画像データに対して所定の画像処理が施される。
【0023】
用紙収納・搬送部には、第1カセット51、第2カセット52、両面複写ユニット53、及びマルチ手差しトレイ54を有している。この用紙収納・搬送部における各カセットには、用紙の束がサイズ毎に収容されており、操作者が所望するサイズが収容されているカセットを選択すると、そのカセット内の用紙束の上から1枚ずつ送りだされ、搬送経路55を経由して順次レーザプリンタ部32の画像形成部へ向けて搬送される。
【0024】
RADF36は、所定の原稿トレイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニット40の原稿載置台35上へ送給する装置である。
【0025】
また、このRADF36は、オペレータの選択に応じて原稿の片面又は両面をスキャナユニット40に読み取らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換え手段などから構成されている。このRADF36については、公知の技術であるので詳細な説明は省略する。
【0026】
スキャナユニット40は、原稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリ41と、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)44に導くための第1の反射ミラー42aからなる第1の走査ユニット40a、さらなる原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)44に導くための第2、第3反射ミラー42b、42cからなる第2の走査ユニット40b、原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する素子(CCD)44上に結像するための光学レンズ体43、原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する素子(CCD)44から構成される。
【0027】
スキャナ部31は、上記RADF36とスキャナユニット40の関連した動作により、原稿載置台35上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原稿載置台35の下面に沿ってスキャナユニット40を移動させて原稿画像を読み取るように構成されている。
【0028】
原稿画像をスキャナユニット40で読み取ることにより得られた画像データは、後述する画像処理部へ送られ、各種処理が施された後、画像データをレーザプリンタ部32のレーザ書き込みユニット46に与えて、電子写真プロセスにおいて感光体ドラム48上に可視画像として再現した後、用紙上に画像を転写形成する。
【0029】
レーザプリンタ部32は用紙収納・搬送部、レーザ書き込みユニット46及び画像を形成するための電子写真プロセス部47を備えている。
【0030】
レーザ書き込みユニット46は、上述のメモリから画像データに応じたレーザ光を出射する半導体レーザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部47の感光体ドラム48上で等速度偏向されるように補正するf−θレンズ等を有している。
【0031】
電子写真プロセス部47は、周知の態様に従い、感光体ドラム48の周囲に帯電器、現像器、転写器、剥離器、クリーニング器、除電器及び定着器49を配置してなっている。定着器49より画像が形成されるべき用紙の搬送方向下流側には用紙排出搬送路50が設けられており、この用紙排出搬送路50は後処理装置34へ通じている搬送路57と、両面複写ユニット53へ通じている搬送路58とに分岐している。
【0032】
レーザ書き込みユニット46及び電子写真プロセス部47において、画像メモリから読み出された画像データは、レーザ書き込みユニット46によってレーザ光線を走査させることにより感光体ドラム48の表面上に静電潜像として形成され、トナーにより可視像化されたトナー像は多段給紙ユニット33から搬送された用紙の面上に静電転写され定着される。
【0033】
このようにして画像が形成された用紙は定着器49から搬送路50及び57を介して後処理装置34へ送られたり、搬送路50及び58を介して両面複写ユニット53へと選択搬送される。
【0034】
次に、このデジタル複写機30における読み取られた原稿画像情報に画像処理を行う画像処理部の構成及び機能について説明する。
【0035】
図2は、図1のデジタル複写機30を構成している各種ユニット部、画像処理部などの全体ブロック構成図であり、略中央に位置するメイン中央演算処理装置401(CPU)により各ユニット部毎に搭載されたサブ中央演算処理装置(CPU)との連携を取りながら動作管理している状態を示す図である。
【0036】
このブロック図から分かるように、大きくは図面略右上に位置する操作パネルを管理制御するオペレーションパネルボード100と、図面略左上に位置するデジタル複写機30を構成する各ユニットを管理制御するマシンコントロールボード200と、図面略左下に位置する原稿画像を電気的に読み取り電子データとするCCDボード300と、図面略中央に位置する前記CCDボード300にて電子データ化された原稿画像に対して所定の画像処理を施すメイン画像処理ボード400と、このメイン画像処理ボード400にて処理された画像情報に対してさらに所定の画像処理を施すサブ画像処理ボード500と、さらに、図面略右下に位置する前記サブ画像処理ボード500にインターフェイスを介して接続されたその他の拡張ボード群600(プリンタボード、FAXボード、機能拡張ボード)などから構成されている。
【0037】
以下、各ボード毎に管理制御している内容について説明する。
【0038】
(オペレーションパネルボード)
オペレーションパネルボード100は、基本的にサブの中央演算処理装置(CPU)101により制御されており、操作パネル103上に配置されたLCD表示部104の表示画面、各種モードに関する指示を入力する操作キー群105から操作入力などを管理している。
【0039】
そして、操作キー群105から入力されたデータ、LCD画面に表示させる情報など操作パネルにおける各種制御情報を記憶しておくメモリ102が設けられている。
【0040】
この構成において、サブの中央演算処理装置(CPU)101は、メインの中央演算処理装置(CPU)401との制御データ通信を行い、デジタル複写機30の動作指示を行う。
【0041】
また、メインの中央演算処理装置401からは、デジタル複写機30の動作状態を示す制御信号をサブの中央演算処理装置(CPU)101へと転送することで、操作パネル103のLCD画面104を通して装置が現在どのような状態にあるのか操作者に動作状態を表示するようになっている。
【0042】
(マシンコントロールボード)
マシンコントロールボード200は、サブの中央演算処理装置201により全体が制御されており、ADF・RADFなどの自動原稿送り装置203、原稿画像を読み取る読み取りスキャナ部204、画像情報を画像として再現するプロセス部205、画像が記録される用紙を収納部からプロセス部へ向かって順次搬送する給紙搬送部206、画像が記録された用紙を反転させて用紙の両面に画像が形成されるように用紙を反転搬送する両面ユニット207、画像が記録された用紙に対してステープルなどの後処理を行うフィニッシャ208などを管理している。
【0043】
(CCDボード)
CCDボード300は、原稿画像を電気的に読み取るためのCCD301、CCD301を駆動する回路(CCDゲートアレイ)302、CCD301から出力されるアナログデータのゲイン調整などを行うアナログ回路303、CCD301のアナログ出力をデジタル信号に変換して電子データとして出力するA/D変換器304などから構成され、制御管理はメインの中央演算処理装置401により行われている。
【0044】
(メイン画像処理ボード)
メイン画像処理ボード400は、メインの中央演算処理装置401により制御され、前記CCDボード300から送られてきた原稿画像の電子データをもとに、画像の階調性を所望の状態で表現できるように、シェーディング補正、濃度補正、領域分離、フィルタ処理、MTF補正、解像度変換、電子ズーム(変倍処理)、ガンマ補正など多値の画像データの状態のまま処理を施す多値画像処理部402、処理が施された画像データあるいは処理の手順管理など各種制御情報を記憶させておくメモリ403、処理が施された画像情報でもって画像を再現するためにレーザ書き込みユニット46側へとデータを転送制御するレーザコントロール404などから構成される。
【0045】
(サブ画像処理ボード)
サブ画像処理ボード500は、メイン画像処理ボード400とコネクタ接続され、メイン画像処理ボード400上のメインの中央演算処理装置401により制御された、2値画像処理部501、画像処理の施された2値画像情報、あるいは処理上での制御情報などを記憶管理するメモリおよびメモリを制御するゲートアレイ502、複数枚の原稿画像情報を記憶管理しておき、複数枚の原稿画像を繰り返し所望部数の数だけ読み出して複数の複写物を生成するためのハードディスクおよびハードディスクを制御するゲートアレイ503、外部インターフェイスとしてのSCSIおよびSCSIを制御するゲートアレイ504などから構成される。
【0046】
また、前述の2値画像処理部501は、多値画像情報を2値画像に変換する処理部、画像を回転する処理部、2値画像の変倍処理を行う2値変倍(ズーム)処理部などから構成され、さらに、ファックス画像を通信手段を介して送受信することが出来るようにファックスインターフェイスも備えている。
【0047】
(拡張ボード)
拡張ボード600としては、パーソナルコンピュータなどから送られてくるデータをデジタル複写機のプリンタ部からプリンタモードとして出力可能とするためのプリンタボード601、デジタル複写機の編集機能を拡張してデジタル複写機の特徴を有効活用するための機能拡張ボード602、デジタル複写機のスキャナ部から読み込んだ原稿画像を相手先に対して送信したり、相手先から送られてきた画像情報をデジタル複写機のプリンタ部から出力することを可能にするファクシミリボード603などがある。
【0048】
以下、デジタル複写機の画像処理装置として、コピー、ファックス、プリンタモードとしての画像データの処理、画像データの流れについてさらにくわしく説明する。
【0049】
(コピーモード)
デジタル複写機30のRADF36の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつスキャナユニット40の原稿載置台35上へと順次供給され、原稿の画像は先に説明したスキャナユニット40の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
【0050】
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
【0051】
そして、8ビットの電子画像データにガンマ補正などの処理を行いレーザーコントロール部404を介してレーザー書き込みユニット46へと送られる。これにより、デジタル複写機30のスキャナ部31にて読み取られた原稿画像は、レーザー記録部32から階調性のあるコピー画像として出力される。
【0052】
(コピーモードにおける電子RDH機能)
同じくデジタル複写機30のRADF36の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつスキャナユニット40の原稿載置台35上へと順次供給され、原稿の画像は先に説明したスキャナユニット40の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
【0053】
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
【0054】
そして、この8ビットの電子画像データは、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換部において誤差拡散などの処理と共に8ビットの電子画像データから2ビットの電子画像データに変換される。
【0055】
なお、8ビットの電子画像データを誤差拡散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換しているのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配慮している。また、8ビットの電子画像データを2ビットの電子画像データに変換するのは、画像の記憶容量などを考慮したためである。
【0056】
このようにして変換された2ビットの電子画像データは、原稿1枚毎にハードディスクなどのディスクメモリ503へと転送されて一時的に記憶管理される。
【0057】
デジタル複写機30のRADF36にセットされた原稿群の全てが読み取り処理されると、先程一時的にハードディスク503に記憶された2ビットの電子画像データをゲートアレイの制御により指定された部数の数だけ繰り返し読み出して、読み出された2ビットの電子画像データは、再度コネクタ接続部405、505を介してメイン画像処理ボード400へ送られ、ガンマ補正などの処理を行いレーザーコントロール部404を介してレーザー書き込みユニット46へと送られる。
【0058】
なお、全ての原稿群画像が読み取られてから画像群を所望する部数の数だけ繰り返し読み出すようにして説明したが、1部目の画像出力は所定分の画像が準備出来た段階で順次出力するように構成することも可能である。
【0059】
これにより、デジタル複写機30のスキャナ部31にて読み取られた原稿画像は、レーザー記録部32から階調性のあるコピー画像として出力される。
【0060】
(プリンタモード)
パーソナルコンピュータなどのネットワーク接続された外部機器から送られてきた画像は、プリンタボード601上でページ単位の画像としてボード601上で展開された後、インターフェイスであるSCSI504から一旦サブ画像処理ボード500側へ転送されハードディスク503などのメモリへと記憶される。
【0061】
なお、プリンターボード601上でページ画像として展開された画像は、サブ画像処理ボード500側に送られるが、ページ画像に2値画像処理は行わず、ハードディスク503に一時記憶されるだけである。
【0062】
また、一旦記憶されたページ画像がハードディスク503から読み出される時も、ページ画像に対する2値画像処理は行わない。
【0063】
そしてハードディスク503へ一時記憶された画像情報は、所定のページ順となるようにハードディスク503から読み出されながらメイン画像処理ボード400へと送られてガンマ補正を行い、レーザコントロール404からLSU46にて画像を再現するよう画像の書き込みが制御される。
【0064】
(ファックスモード)
ファックスモードには、相手先に対する原稿の送信と、相手先からの原稿の受信に対する処理がある。
【0065】
先に相手先に対する原稿の送信について説明すると、デジタル複写機30のRADF36の所定位置にセットされた送信原稿は、1枚ずつスキャナユニット40の原稿載置台35上へと順次供給され、送信原稿の画像は先に説明したスキャナユニット40の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
【0066】
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
【0067】
そして、この8ビットの電子画像データは、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換部において誤差拡散などの処理と共に8ビットの電子画像データから2ビットの電子画像データに変換される。
【0068】
なお、8ビットの電子画像データを誤差拡散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換しているのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配慮している。
【0069】
このようにして2値画像化された送信原稿は、所定の形式で圧縮されメモリ502に記憶される。
【0070】
そして、相手先との送信手続きを行い送信可能な状態が確保されると、メモリ502から読み出された所定の形式で圧縮された送信原稿画像はファックスボード603側へと転送され、このファックスボード603上で圧縮形式の変更など必要な処理を施して、相手先に対して通信回線を介して順次送信されることとなる。
【0071】
次に相手先から送信されてきた原稿画像の処理について説明する。
【0072】
相手先から通信回線を介して原稿が送信されてくると、ファックスボード603での通信手続きを行いながら相手先から送信されてくる原稿画像を受信すると共に、所定の形式に圧縮された状態の受信画像は、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501に設けられたファックスインターフェイスから2値画像処理部501へと送られ、圧縮伸長処理部などによりページ画像として送信されてきた原稿画像を再現する。
【0073】
そして、ページ単位の画像として再現された原稿画像は、メイン画像処理ボード400側へと転送されガンマ補正を行い、レーザコントロール404からLSU46にて画像を再現するよう画像の書き込みが制御される。
【0074】
以上の構成から分かるように、画像情報に所定の処理を施す画像処理部は、主としてスキャナ部31から読み取り入力された原稿画像を多値の画像情報として処理するメイン画像処理ボード400と、このメイン画像処理ボード400にて多値画像情報として処理された原稿画像情報に対して2値化処理など所定の処理を施したり、外部インターフェイスを介して接続された機器から送られてきた画像情報に対して所定の処理を施した後、多値画像処理部(メイン画像処理ボード400)側へと転送したりするサブ画像処理ボード500とに分割構成されている。
【0075】
また、メイン画像処理ボード400には、画像をレーザー書き込みユニット46から電子写真プロセスの感光体48上に再現させるため、レーザ書き込みユニット46の画像情報の書き込みを制御するためのレーザーコントロール404が含まれている。
【0076】
この構成により、スキャナ部31から読み取り入力された原稿画像は、多値画像として原稿が有する画像の特徴を損なうことなくレーザー記録部32からコピー画像として再現可能であり、大量の原稿を電子RDH機能などを用いて高速出力処理する場合などは、サブ画像処理ボード500、ハードディスク503などを用いることで可能となっている。
【0077】
さらに、ファックス、プリンタなど外部機器からの画像情報に対する処理および出力、ファックスに限ってはさらに、多値画像処理が施された(原稿画像の特徴が保たれた)送信原稿に対する2値化処理など、デジタル複写機30として備えられたデジタルの特徴機能に合わせて画像情報に適切な処理を施すことが可能な構成となっている。
【0078】
さらにまた、画像処理部を分散させることで、デジタル複写機30のバリエーション(ラインナップ)を多種多様揃えることが可能であり、ユーザーの要望に合わせてデジタル複写機を設置することができ、また、設置後もユーザーの要望に合わせてシステム展開を簡単にはかることが可能である。
【0079】
次に、メイン画像処理ボード400上に配置された中央演算処理装置401は、上記構成においてサブ画像処理ボード500をも管理制御しているので、それぞれの処理部において、連続して処理される画像全体の流れが管理され、データおよび処理の流れもスムーズになる。(画像データが失われることもない。)
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、電子RDHを、誤差拡散といった多値2値変換とともに用いており、画質の劣化を低減でき、更に、画像の記憶を行う際のデータ量を減らすことができる。また、原稿1枚以上の画像データを記憶可能な画像記憶手段が接続されているので、画像記憶手段から画像データを所望の部数だけ読み出して、複数の複写物を、容易に生成することができる。
【0081】
また、(動作)モードの指定によって、例えば、通常のコピーモード選択した場合では、多値で階調性のある高画質な画像形成を形成することができ、また、電子RDHモードを選択した場合には、2値化することで、画質を維持しつつデータ量を削減することができるため、多数ページをHDD(画像メモリ)に記憶することが可能となり、ユーザーの負担が最小限で済む。
【0082】
また、圧縮伸長処理を行うことができるので、必要なときのみ圧縮伸長を、容易に行うことができる。
【0083】
本発明によれば、第2の画像処理手段は、第1のレベル画像よりもデータ量を減じた画像情報となるよう第1のレベル画像からの変換処理を行い第2のレベル画像としているので、画像情報の記憶を行う際のデータ量を減らすことができる。
【0084】
本発明によれば、第2の画像処理手段には、原稿1枚以上の画像データを記憶可能な画像記憶手段が接続されているので、画像記憶手段から画像データを所望部数の数だけ読み出して複数の複写物を生成することを容易に行うことができる。
【0085】
本発明の画像処理装置の第2の画像処理手段は、圧縮伸長処理部を備えているので、必要なときのみ圧縮伸長処理部を必要に応じて容易に追加することができる。
【0086】
本発明の画像処理装置の第2の画像処理手段は、原稿読み取り手段によって読み取られた原稿情報を、上記第2の画像処理手段において多値から2値への変換を行った後、画像記憶手段に記憶しているので、多値から2値への変換を行う処理が必要な時にこの機能を必要に応じて容易に追加することができる。
【0087】
本発明の画像処理装置の第2の画像処理手段は、入力部から入力された外部からの画像情報を2値画像情報として処理するので、外部から画像情報を入力し、この入力された画像情報を処理することが必要な時にこの機能を必要に応じて容易に追加することができる、。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の実施形態であるデジタル複写機の構成を示すための断面図である。
【図2】 本発明の画像処理装置の実施形態であるデジタル複写機における画像データの処理、流れを表すためのブロック構成図である。
【符号の説明】
100 オペレーションパネルボード
200 マシンコントロールボード
300 CCDボード
400 メイン画像処理ボード
500 サブ画像処理ボード
600 拡張ボード群

Claims (3)

  1. 多値画像として入力された画像情報に対して、多値のままで画像処理を行うための第1画像処理手段と、2値画像に画像処理を行うための第2画像処理手段とを備えた画像処理装置において、
    上記第2画像処理手段には、前記第1画像処理手段と、1つまたは複数の外部からの2値の画像情報を受け入れるための入力部と、原稿1枚以上の画像情報を記憶可能な画像記憶手段が接続されており、
    原稿読み取り手段から多値の画像情報を受け入れた場合には、該画像情報を、上記第1画像処理手段にて濃度補正を行い、更に上記第2画像処理手段にて多値2値変換し、
    一方、外部から2値の画像情報を受け入れた場合には、該画像情報は2値画像情報のままにし、
    その後、前記第2画像処理手段は多値2値変換された画像情報又は外部からの2値画像情報を、全て一時的に上記画像記憶手段に記憶し、指定された部数の数だけ繰り返し読み出して、画像情報を再現することを特徴とする画像処理装置。
  2. 多値画像として入力された画像情報に対して、多値のままで画像処理を行うための第1画像処理手段と、2値画像に画像処理を行うための第2画像処理手段とを備えた画像処理装置において、
    上記第2画像処理手段には、前記第1画像処理手段と、1つまたは複数の外部からの2値の画像情報を受け入れるための入力部と、原稿1枚以上の画像情報を記憶可能な画像記憶手段が接続されており、
    原稿読み取り手段から多値の画像情報を受け入れた場合には、
    受け入れた画像情報を、上記第1画像処理手段にて濃度補正を行い、更に上記第2画像処理手段にて多値2値変換し、その後、前記第2画像処理手段は多値2値変換された該画像情報を、全て一時的に上記画像記憶手段に記憶し、指定された部数の数だけ繰り返し読み出して画像情報を再現するか、
    受け入れた画像情報を、上記第1画像処理手段にて濃度補正を行い、多値のまま画像情報を再現するかを、
    モードを選択する入力を受け入れ、該入力されたモードに応じて、選択して実行することを特徴とする画像処理装置。
  3. 上記第2画像処理手段は、上記2値の画像情報に圧縮伸長処理を行い、画像情報を再現することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
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