JP3821945B2 - 画像出力処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャナ部にて読み取られた原稿画像、又は外部から通信手段を介して送られてきた画像情報に対して所定の画像処理を施してプリンタ部から画像を出力する例えばデジタル複写機、ファクシミリ装置、又はこれらの複合機等の画像出力処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、情報をデジタルデータとして取り扱うパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ及び携帯端末等の装置が普及している。
【0003】
また、複写機の市場では、このような環境等から高画質の画像を出力したり、写真等の原稿が本来有している画像表現を損なうことなく手軽にコピーしたいといった要望が多く、これを可能にするために、各社から原稿画像をデジタル処理して出力するデジタル複写機が商品化されている。
【0004】
このような市場環境の中で、デジタル複写機の特徴を提案するために、各社共、ファクシミリとプリンタ機能とを搭載したマルチアクセスが可能な商品を市場に投入している。
【0005】
ところで、従来のデジタル複写機は、複写機自身に搭載されているスキャナ装置にて画像情報を読み取るか又は通信装置を介して外部のパソコン又はファクシミリ等の画像情報発生装置から入力された画像情報を受け取るかした後、指定されたサイズの記録紙上に画像を記録再現して出力するものでしかない。
【0006】
このため、各々画像サイズが異なる画像情報が入力されると、記録再現される記録紙のサイズが様々となり、出力された記録材のまとまりがなくなってしまうという問題が発生している。
【0007】
特に、最近のデジタル複写機は、上述したように、マルチアクセスが可能な商品として市場に投入されているので、各種モードにおいて入力された画像情報を記録紙上に記録再現して出力した場合、デジタル複写機の排出部つまり排紙トレイ上で記録材が混乱してしまい、最悪の場合は、画像記録された記録材が紛失することにも繋がる。
【0008】
また、画像記録サイズが様々であると、一つの画像群の中に異なるサイズの画像が存在する場合に、記録再現された記録材としてもサイズがそれぞれ異なり、ファイルしたり、綴じたりする場合に不便であるという問題点を有している。
【0009】
そこで、このような問題を解決するために、例えば特開平8−9145号公報に示す画像記録装置が開示されている。
【0010】
この公報の技術では、A4サイズ、B5サイズ、B4サイズの原稿があったときに、これを単にA4サイズに統一した場合には、B5サイズのものは拡大され過ぎる一方、B4サイズのものは縮小され過ぎることになる場合があるという問題を解決するものとなっている。
【0011】
その解決手段として、該画像記録装置では、読み取られた原稿毎の画像データエリアを抽出すると共に、これら抽出された画像データエリアの中からどのようなサイズの画像エリアサイズが一番多いかを検出し、最も多いサイズを、中心となる基準エリアサイズとして確定する。
【0012】
この確定された基準エリアサイズから記録可能な用紙サイズを選択し、倍率変換等をしながら、選択された用紙に読み取られた原稿画像をそれぞれ記録するようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像記録装置等の画像出力処理装置では、画像が写真等の中間調画像であるか、文字や線図であるか、又は解像度等の画質はどの程度か等の画像サイズを除く画像の特徴については考慮されておらず、これによって、例えば、写真等の画像をサイズ統一するために縮小又は拡大しても、必ずしも見易い出力画像にはならないという問題点を有している。
【0014】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、入力された画像群を記録材に記録再現して出力する場合に、入力された画像情報のサイズを除く特徴に基づいて基準とすべき画像を確定し、この確定された画像情報の出力サイズに統一して出力することにより、極力、画像毎の有する画像の特徴を損なうことなく記録材に記録再現し、結果として統一された見易い画像を出力し得る画像出力処理装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像出力処理装置は、上記課題を解決するために、スキャナ手段にて読み取られた画像又は外部装置から送られて画像受信手段にて受信した画像を出力するための画像出力手段を備えた画像出力処理装置において、上記スキャナ手段にて読み取られた画像又は画像受信手段にて受信された画像から、画像が写真等の中間調画像であるか、文字や線図であるか、又は解像度等の画像サイズを除く画像の特徴を抽出するための画像特徴抽出手段と、上記画像特徴抽出手段にて抽出された上記画像の特徴に応じて、上記画像出力手段から出力される画像の出力サイズを統一する出力形態統一手段とを備え、かつ上記出力形態統一手段は、上記画像特徴抽出手段にて抽出された上記画像の特徴に基づいて、基準となる画像を確定する基準画像確定手段と、上記基準画像確定手段にて確定された基準画像の出力サイズと一致するように、他の画像の出力サイズを変更する形態変更手段とを備える一方、上記形態変更手段にて出力サイズが変更された画像を変更前の画像と共に記憶管理する画像記憶管理手段が設けられていることを特徴としている。
【0016】
上記発明によれば、画像特徴抽出手段は、スキャナ手段にて読み取られた画像又は画像受信手段にて受信された画像から、該画像が写真等の中間調画像であるか、文字や線図であるか、又は解像度等の、画像サイズを除く画像の特徴を抽出する。
【0017】
次いで、この画像特徴抽出手段にて抽出された画像の特徴に応じて、出力形態統一手段が画像出力手段から出力される画像の出力サイズを統一する。
【0018】
この結果、入力された画像の特徴を抽出して、全ての画像が統一された出力サイズで出力されるので、入力された画像情報が複数の異なるサイズからなる画像データ群から構成されていても、出力した場合には全ての画像の出力形態が統一される。その結果、取り扱いやすい出力物を得ることができる。
【0019】
ここで、本発明では、画像の出力サイズを統一する際に、画像特徴抽出手段にて入力画像から画像が写真等の中間調画像であるか、文字や線図であるか、又は解像度等の画質はどの程度か等の画像サイズを除く画像の特徴を抽出し、これに基づいて統一するものとなっている。
【0020】
即ち、文字や線図では、拡大又は縮小等の変倍処理をしても見易さは画質の点からは余り変わらないが、写真等の中間調画像を変倍処理すると画質が悪くなるおそれがある。また、解像度の低い画像を拡大すると画質の悪さがさらに目立つことになる。
【0021】
従って、これら画像の特徴がいかなるものかを判断した後に、画像群の出力サイズを統一して出力することにより、各画像の見易い出力画像群を手にすることができる。
【0022】
この結果、入力された画像群を記録材に記録再現して出力する場合に、入力された画像情報の、画像の特徴に基づいて基準とすべき画像を確定し、この確定された画像情報の出力サイズに統一して出力することにより、極力、画像毎の有する画像の特徴を損なうことなく記録材に記録再現し、結果として統一された見易い画像を出力し得る画像出力処理装置を提供することができる。
【0023】
また、本発明では、上記出力形態統一手段は、上記画像特徴抽出手段にて抽出された画像の特徴に基づいて、基準となる画像を確定する基準画像確定手段と、上記基準画像確定手段にて確定された基準画像の出力サイズと一致するように、他の画像の出力サイズを変更する形態変更手段とを備えている
【0024】
この結果、基準画像確定手段と形態変更手段とによって、確実に、入力した画像の特徴を損なうことなく、画像が有する特徴を生かした形で1つの画像群として出力サイズを統一して出力することができる。
【0025】
また、本発明では、画像記憶管理手段は、形態変更手段にて出力サイズが変更された画像を、変更前の画像と共に記憶管理する。
【0026】
このため、出力サイズが整えられた形で出力された記録物を確認した後に、入力時の状態で画像が欲しくなった場合でも、画像記憶管理手段から読み出して出力することができる。
【0027】
また、本発明の画像出力処理装置は、上記記載の画像出力処理装置において、前記出力サイズを変更して出力する画像に対して、前記画像記憶管理手段における記憶管理情報を付加して出力することを特徴としている。
【0028】
上記の発明によれば、出力サイズを変更して出力する画像に対して、前記画像記憶管理手段における記憶管理情報を付加して出力するので、メモリのどこに記憶管理されているか簡単に確認できる。
【0029】
また、本発明の画像出力処理装置は、上記記載の画像出力処理装置において、前記出力サイズを変更して出力する画像に対して、該出力サイズを変更して出力する画像であることを表す情報を付加して出力することを特徴としている。
【0030】
上記の発明によれば、受信した画像のサイズを変化させた画像は、そのことを表す例えばマークを付与して出力するので、出力された記録物を確認した時に送られてきたときのサイズと異なるサイズで画像が出力されていることが簡単に識別できる。
【0031】
また、本発明の画像出力処理装置は、上記記載の画像出力処理装置において、前記出力サイズを変更する前の画像を出力するように指示するための指示手段が設けられていることを特徴としている。
【0032】
上記の発明によれば、指示手段によって、上記付加情報に基づいて受信した画像の形で出力指示することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1ないし図10に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0034】
本実施の形態の画像形成装置としてのデジタル複写機は、例えば、ファクシミリ機能を備え、かつ後処理装置等の周辺機器を含めた複合機となっている。
【0035】
上記のデジタル複写機30は、図2に示すように、大きく分けてスキャナ手段としてのスキャナ部31と画像出力手段としてのレーザプリンタ部32とから構成されている。
【0036】
スキャナ部31は、透明のガラスからなる原稿載置台35と、原稿載置台35上へ自動的に原稿を供給搬送するための両面対応自動原稿送り装置(以下、「RADF:Recirculating Automatic Document Feeder 」という)36と、原稿載置台35上に載置された原稿の画像を走査して読み取るための原稿画像読み取りユニットつまりスキャナユニット40とから構成されている。
【0037】
上記スキャナ部31は、原稿載置台35上の原稿の画像を読み取るものである。スキャナ部31にて読み取られた原稿画像は、画像データとして後述するCCD44へ送られ、このCCD44にて画像データに対して所定の画像処理が施される。
【0038】
上記RADF36は、図示しない原稿トレイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、これらセットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニット40の原稿載置台35上へ給送する装置である。また、RADF36は、オペレータの選択に応じて原稿の片面又は両面をスキャナユニット40に読み取らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換え手段等から構成されている。尚、RADF36については、従来から多くの出願や商品化がなされているので、これ以上の説明は省略する。また、RADF36は必ずしも存在しなくても良く、さらに、単なるADFでも良い。
【0039】
一方、上記スキャナ部31を構成するスキャナユニット40は、原稿面を照射するランプリフレクタアセンブリ41と、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD:Charge Coupled Device)44に導くために原稿からの反射光を反射させる第1反射ミラー42aを搭載してなる第1走査ユニット40aと、この第1反射ミラー42aからの反射光像をCCD44に導くための第2反射ミラー42b及び第3反射ミラー42cを搭載してなる第2走査ユニット40bと、原稿からの反射光像を上述した各反射ミラー42a・42b・42cを介してCCD44上に結像させるための光学レンズ体43と、原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する上記CCD44とから構成される。
【0040】
スキャナ部31は、上記RADF36とスキャナユニット40との関連した動作により、原稿載置台35上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原稿載置台35の下面に沿ってスキャナユニット40を走査移動させて原稿画像を読み取るように構成されている。
【0041】
スキャナユニット40にて読み取ることにより得られた原稿画像の画像データは、後述する画像処理部へ送られ、各種処理が施された後、その処理後の画像データがレーザプリンタ部32のレーザ書き込みユニット(LSU)46に与えられ、電子写真プロセスにおいて感光体ドラム48上に可視画像として再現され、その後、記録材としての記録紙上に画像形成される。
【0042】
上記のレーザプリンタ部32は、画像を形成させるための記録紙の搬送系、レーザ書き込みユニット46、及び画像を電子写真方式にて形成するためのプロセス部47を備えている。
【0043】
レーザ書き込みユニット46には、図示しない半導体レーザ光源、及びポリゴンミラー及びf−θレンズ等が内蔵されている。半導体レーザ光源は、前記スキャナユニット40にて読み取った後の画像メモリから読み出した画像データ又は外部の装置から転送されてきた画像データに応じてレーザ光を出射する。このレーザ光は、ポリゴンミラーにて等角速度偏向され、さらに、f−θレンズにて、プロセス部47を構成する感光体ドラム48上で等角速度偏向されるように補正される。
【0044】
上記プロセス部47は、周知のものからなっており、感光体ドラム48の周囲に帯電器、現像器、転写器、剥離器、クリーニング器及び除電器等を備えている。
【0045】
一方、記録紙の搬送系は、上述した画像形成を行うプロセス部47の転写器が配置された転写位置へと記録紙を搬送する搬送経路55と、この搬送経路55へ記録紙を送り込むための第1カセット51、第2カセット52及びマルチ手差しトレイ54と、転写後の記録紙に形成された画像つまりトナー像を定着するための定着器49と、定着器49の搬送方向下流側でフィニッシャ34へ通ずる搬送路57と両面複写ユニット53へ分岐される両面スイッチバック搬送路58とに通ずる用紙排出搬送路50と、定着後の記録紙の裏面に再度画像を形成するために記録紙を再供給するための両面複写ユニット53とを備えている。
【0046】
上記の第1カセット51及び第2カセット52には、記録紙の束がサイズ毎に収容されており、操作者が所望するサイズが収容されているカセットを選択すると、そのカセット内の記録紙束の上から1枚ずつ送り出され、搬送経路55を経由して順次レーザプリンタ部32の画像形成部へ向けて搬送されるようになっている。
【0047】
上記のレーザプリンタ部32では、画像メモリから読み出された画像データは、レーザ書き込みユニット46によってレーザ光線を走査させることにより感光体ドラム48の表面上に静電潜像として形成され、トナーにより可視像化されたトナー像は第1カセット51及び第2カセット52等から搬送された記録紙の面上に静電転写され定着される。
【0048】
このようにして画像が形成された記録紙は、定着器49から用紙排出搬送路50及び搬送路57を通してフィニッシャ34へ送られたり、用紙排出搬送路50及び両面スイッチバック搬送路58を通して両面複写ユニット53へと選択搬送される。
【0049】
次に、このデジタル複写機30における、読み取られた原稿画像情報に画像処理を行う画像処理部の構成及び機能について説明する。
【0050】
画像処理部は、図3に示すように、略中央に位置するメイン中央演算処理装置(以下、「CPU(Central Processing Unit)」という)401により各ユニット部毎に搭載されたサブ中央演算処理装置(CPU)との連携を取りながら動作を管理している。
【0051】
このブロック図から分かるように、画像処理部は、大きくは同図略右上に位置する操作パネルを管理制御するオペレーションパネルボード100と、同図略左上に位置するデジタル複写機30を構成する各ユニットを管理制御するマシンコントロールボード200と、同図略左下に位置する原稿画像を電気的に読み取り電子データとするCCDボード300と、同図略中央に位置する上記CCDボード300にて電子データ化された原稿画像に対して所定の画像処理を施すメイン画像処理ボード400と、このメイン画像処理ボード400にて処理された画像情報に対してさらに所定の画像処理を施すサブ画像処理ボード500と、さらに、同図略右下に位置する上記サブ画像処理ボード500にインターフェイスを介して接続された例えばプリンタボード、FAXボード又は機能拡張ボード等のその他の拡張ボード群600等から構成されている。
【0052】
以下、各ボード毎に管理制御している内容について説明する。
【0053】
先ず、オペレーションパネルボード100は、基本的にサブのCPU101により制御されており、操作パネル103上に配置されたLCDタッチパネル104の表示画面、各種モードに関する指示を入力する操作キー群105からの操作入力等を管理している。また、オペレーションパネルボード100には、操作キー群105から入力されたデータ、及びLCD画面に表示させる情報等操作パネルにおける各種制御情報を記憶しておくメモリ102が設けられている。
【0054】
上記のオペレーションパネルボード100では、サブのCPU101は、メインのCPU401との制御データ通信を行い、デジタル複写機30の動作指示を行う。また、メインのCPU401からは、デジタル複写機30の動作状態を示す制御信号をサブのCPU101へと転送することで、操作パネル103のLCDタッチパネル104の表示画面を介して装置が現在どのような状態にあるのかという動作状態を操作者に表示するようになっている。
【0055】
次に、マシンコントロールボード200は、サブのCPU201にて全体が制御されており、ADF・RADF36等の自動原稿送り装置203、原稿画像を読み取るスキャナ部31、画像情報を画像として再現するプロセス部47、画像が記録される記録紙を収納部からプロセス部47へ向かって順次搬送する給紙搬送部206、画像が記録された記録紙を反転させて記録紙の両面に画像が形成されるように記録紙を反転搬送する両面複写ユニット53、画像が記録された記録紙に対してステープル等の後処理を行うフィニッシャ34等を管理している。
【0056】
尚、ADF・RADF36等の自動原稿送り装置203、及び画像が記録された記録紙に対してステープル又はZ折り若しくは袋綴じ等の紙折り処理等の後処理を行うフィニッシャ34には、またそれぞれのサブのCPU203a・208aがユニット專用として設けられて各ユニット単位で各部の動作制御管理が行われており、これら各動作は、メインのCPU401、オペレーションパネルボード100のサブのCPU101、及びマシンコントロールボード200のサブのCPU201と通信しながら関連した動きをとっている。
【0057】
次に、CCDボード300は、原稿画像を電気的に読み取るためのCCD44と、CCD44を駆動する回路であるCCDゲートアレイ(CCDG/A)302と、CCD44から出力されるアナログデータのゲイン調整等を行うアナログ回路303と、CCD44のアナログ出力をデジタル信号に変換して電子データとして出力するA/D変換器304等から構成され、制御管理はメインのCPU401により行われている。
【0058】
上記のメイン画像処理ボード400は、メインのCPU401により制御され、前記CCDボード300から送られてきた原稿画像の電子データをもとに、画像の階調性を所望の状態で表現できるように、シェーディング補正、濃度補正、領域分離、フィルタ処理、MTF補正、解像度変換、電子ズームつまり変倍処理、及びγ補正等の多値の画像データの状態のまま処理を施す画像特徴抽出手段としての多値画像処理部402と、処理が施された画像データ或いは処理の手順管理等の各種制御情報を記憶させておくメモリ403と、処理が施された画像情報にて画像を再現するためにレーザ書き込みユニット(LSU)46側へとデータを転送制御するレーザコントロール404等から構成される。
【0059】
次に、サブ画像処理ボード500は、上記のメイン画像処理ボード400とコネクタ405・505にて接続され、メイン画像処理ボード400のメインのCPU401にて制御される2値画像処理部501と、この2値画像処理部501にて画像処理の施された2値画像情報或いは処理上での制御情報等を記憶管理するメモリを制御するメモリゲートアレイ(メモリG/A)502と、複数枚の原稿画像情報を記憶管理しておき、かつ複数枚の原稿画像を繰り返し所望部数の数だけ読み出して複数の複写物を生成するためのハードディスク(HD)を制御するハードディスクゲートアレイ(RDH G/A)503と、外部インターフェイスとしてのSCSI及びSCSIを制御するインターフェイスゲートアレイ(SCSI G/A)504等とから構成される。
【0060】
上記の2値画像処理部501は、多値画像情報を2値画像に変換する多値2値変換処理部、画像を回転する画像回転処理部、2値画像の変倍処理を行う2値変倍(ズーム)処理部、及び圧縮伸長等から構成され、さらに、ファックス画像を通信手段を介して送受信することができるようにファックスインターフェイスも備えている。
【0061】
一方、拡張ボード群600としては、例えば、パーソナルコンピュータ等から送られてくるデータをデジタル複写機30のレーザプリンタ部32からプリンタモードとして出力可能とするためのプリンタボード601、デジタル複写機30の編集機能を拡張してデジタル複写機30の特徴を有効活用するための機能拡張ボード602、デジタル複写機30のスキャナ部31から読み込んだ原稿画像を相手先に対して送信したり、相手先から送られてきた画像情報をデジタル複写機30のプリンタ部から出力することを可能にする画像受信手段としてのファクシミリボード(FAXボード)603等が設けられている。
【0062】
以下、画像処理装置としてのデジタル複写機30のコピーモード、ファックスモード、及びプリンタモードにおける各画像データの処理及び画像データの流れについてさらに詳細に説明する。
(コピーモード)
デジタル複写機30におけるRADF36の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつスキャナユニット40の原稿載置台35上へと順次供給され、原稿の画像は先に説明したスキャナユニット40の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
【0063】
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
【0064】
そして、8ビットの電子画像データにγ補正等の処理を行い、レーザコントロール404を介してレーザ書き込みユニット46へと送られる。これにより、デジタル複写機30のスキャナ部31にて読み取られた原稿画像は、レーザプリンタ部32から階調性のあるコピー画像として出力される。
(コピーモードにおける電子RDH機能)
同じくデジタル複写機30のRADF36の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつスキャナユニット40の原稿載置台35上へと順次供給され、原稿の画像は先に説明したスキャナユニット40の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
【0065】
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402で所定の処理が施される。
【0066】
この8ビットの電子画像データは、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換処理部において誤差拡散等の処理と共に8ビットの電子画像データから1ビットの電子画像データに変換される。尚、8ビットの電子画像データを誤差拡散等の処理を含めて1ビットの電子画像データに変換しているのは、単に多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配慮したものである。
【0067】
また、8ビットの電子画像データを1ビットの電子画像データに変換するのは、画像の記憶容量等を考慮したためである。
【0068】
このようにして変換された1ビットの電子画像データは、原稿1枚毎にハードディスク(HD)等のディスクメモリへと転送されて一時的に記憶管理される。
【0069】
デジタル複写機30のRADF36にセットされた原稿群の全てが読み取り処理されると、先程一時的にハードディスク(HD)に記憶された1ビットの電子画像データをハードディスクゲートアレイ503の制御により指定された部数の数だけ繰り返し読み出す。読み出された1ビットの電子画像データは、再度コネクタ505・405を介してメイン画像処理ボード400へ送られ、γ補正等の処理を行いレーザコントロール404を介してレーザ書き込みユニット46へと送られる。
【0070】
尚、本実施の形態では、全ての原稿群画像が読み取られてから画像群を所望する部数の数だけ繰り返し読み出すとして説明したが、必ずしもこれに限らず、第1部目の画像出力は所定分の画像が準備できた段階で順次出力するように構成することも可能である。
【0071】
これにより、デジタル複写機30のスキャナ部31にて読み取られた原稿画像は、レーザプリンタ部32から階調性のあるコピー画像として出力される。
(プリンタモード)
パーソナルコンピュータ等のネットワーク接続された外部機器から送られてきた画像は、プリンタボード601上でページ単位の画像としてプリンタボード601上で展開された後、インターフェイスゲートアレイ504から一旦サブ画像処理ボード500側へ転送され、ハードディスク(HD)等のメモリヘと記憶される。
【0072】
尚、プリンタボード601上でぺージ画像として展開された画像は、サブ画像処理ボード500側に送られるが、ページ画像に2値画像処理は行わず、ハードディスク(HD)に一時記憶されるだけである。また、一旦記憶されたページ画像がハードディスク(HD)から読み出される時も、ページ画像に対する2値画像処理は行わない。
【0073】
そしてハードディスク(HD)へ一時記憶された画像情報は、所定のページ順となるようにハードディスク(HD)から読み出されながらメイン画像処理ボード400へと送られてγ補正を行い、レーザコントロール404からレーザ書き込みユニット(LSU)46にて画像を再現するよう画像の書き込みが制御される。
(ファックスモード)
ファックスモードには、相手先に対する原稿の送信と、相手先からの原稿の受信に対する処理とがある。
【0074】
最初に、相手先に対する原稿の送信について説明する。
【0075】
相手先に原稿を送信するときには、デジタル複写機30のRADF36の所定位置にセットされた送信原稿は、1枚ずつスキャナユニット40の原稿載置台35上へと順次供給され、送信原稿の画像は先に説明したスキャナユニット40の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
【0076】
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
【0077】
そして、この8ビットの電子画像データは、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換処理部において誤差拡散等の処理と共に8ビットの電子画像データから1ビットの電子画像データに変換される。
【0078】
尚、8ビットの電子画像データを誤差拡散等の処理を含めて1ビットの電子画像データに変換しているのは、単に多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配慮しているためである。
【0079】
このようにして2値画像化された送信原稿は、所定の形式で圧縮されメモリゲートアレイ(メモリG/A)502を通してメモリに記憶される。そして相手先との送信手続きを行い送信可能な状態が確保されると、メモリから読み出された所定の形式で圧縮された送信原稿画像はファクシミリボード603側へと転送され、このファクシミリボード603上で圧縮形式の変更等必要な処理を施して、相手先に対して通信回線を介して順次送信されることとなる。
【0080】
次に相手先から送信されてきた原稿画像の処理について説明する。
【0081】
相手先から通信回線を介して原稿が送信されてくると、ファクシミリボード603での通信手続きを行いながら相手先から送信されてくる原稿画像を受信すると共に、所定の形式に圧縮された状態の受信画像は、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501に設けられたファックスインターフェイスから2値画像処理部501へと送られ、圧縮伸長処理部等によりページ画像として送信されてきた原稿画像を再現する。そして、ページ単位の画像として再現された原稿画像は、メイン画像処理ボード400上へと転送されγ補正を行い、レーザコントロール404からレーザ書き込みユニット(LSU)46にて画像を再現するよう画像の書き込みが制御される。
【0082】
以上の構成から分かるように、画像情報に所定の処理を施す画像処理部は、主としてスキャナ部31から読み取り入力された原稿画像を多値の画像情報として処理するメイン画像処理ボード400と、このメイン画像処理ボード400にて多値画像情報として処理された原稿画像情報に対して2値化処理等の所定の処理を施したり、外部インターフェイスを介して接続された機器から送られてきた画像情報に対して所定の処理を施した後、メイン画像処理ボード400の多値画像処理部402側へと転送したりするサブ画像処理ボード500とに分割構成されている。
【0083】
また、メイン画像処理ボード400には、画像をレーザ書き込みユニット46から電子写真プロセスの感光体ドラム48上に再現させるため、レーザ書き込みユニット46の画像情報の書き込みを制御するためのレーザコントロール404が含まれている。
【0084】
この構成により、スキャナ部31から読み取り入力された原稿画像は、多値画像として原稿が有する画像の特徴を損なうことなくレーザプリンタ部32からコピー画像として再現可能であり、また、大量の原稿を電子RDH機能等を用いて高速出力処理する場合等は、サブ画像処理ボード500及びハードディスク(HD)等を用いることで可能となっている。
【0085】
さらに、他のファックス、プリンタ等の外部機器からの画像情報に対する処理及び出力、特にファックスに限ってはさらに多値画像処理が施された、つまり原稿画像の特徴が保たれた送信原稿に対する2値化処理等、デジタル複写機30として備えられたデジタルの特徴・機能に合わせて画像情報に適切な処理を施すことが可能な構成となっている。
【0086】
また、画像処理部を分散させることで、デジタル複写機30のバリエーションつまりラインナップを多種多様揃えることが可能であり、ユーザの要望に合わせてデジタル複写機を設置することができ、また、設置後もユーザの要望に合わせてシステム展開を簡単に図ることが可能である。
【0087】
次に、メイン画像処理ボード400上に配置されたメインのCPU401は、上記構成においてサブ画像処理ボード500をも管理制御しているので、それぞれの処理部において、連続して処理される画像全体の流れが管理され、データ及び処理の流れもスムーズになる。従って、画像データが失われることもない。
(操作パネルの説明)
図3に示すオペレーションパネルボード100により制御管理された操作パネル103には、図4に示すように、略中央部には各種情報を表示するLCDタッチパネル104が配置されており、このLCDタッチパネル104の周辺にも各種モードの設定や各種の動作条件を入力指示するための操作キー群105が配置されている。
【0088】
このLCDタッチパネル104の画面上には、常時、各種モードを選択するための基本スタート画面が表示されており、必要に応じて所望するモードの指示に関するエリアを指で直接押圧操作すると各種モードが選択指示できるように液晶画面が順次遷移する。その表示された各種モードの中から、操作者が所望する機能が表示されている領域を指で触れることにより編集機能が設定される。
【0089】
上記操作パネル103上に配置された各種設定キー群について簡単に説明する。
【0090】
先ず、LCDタッチパネル104の略中央部には、デジタル複写機の概観図が表示されており、さらに、概観図の下方にはコピー濃度を設定するコピー濃度設定キー7、記録紙サイズを設定する用紙サイズ設定キー8、複写倍率を設定する倍率設定キー9が設けられている。
【0091】
また、LCDタッチパネル104の左側部には、原稿画像を編集する編集モード設定画面に液晶表示画面を遷移させる特別機能モードキー10と、両面複写モードに移行させて処理モードを設定するための設定画面に液晶表示画面を遷移させる両面複写モードキー11と、ソータ・ステープル等のアウトプットモードの指示画面に液晶表示画面を遷移させるためのソータ・ステープルキー12と、現在設定されているモードの内容を確認するための設定確認キー13とが設けられている。
【0092】
さらに、LCDタッチパネル104の左側部には、操作方法等のガイダンス情報を画面に表示させるための操作ガイドキー14と、この操作ガイドキー14の操作によりLCDタッチパネル104上に表示されたガイダンス情報を上下方向にスクロールさせてガイダンス情報全体を表示確認するためのスクロールキー141・142とが設けられている。
【0093】
さらにその右側には、複写枚数等の数値情報を入力するためのテンキー15と、現在処理中の複写モードに新たな複写モードを割り込ませて処理させるための割り込みキー16と、テンキー15等により入力されている条件をクリアするクリアキー17と、デジタル複写機の状態をすべてクリアして標準の状態に復帰させるためのオールクリアキー18と、これらキーにより設定されたモードにおいて処理の開始を指示するためのスタートキー19とが設けられている。
【0094】
さらに、操作パネル103の左側には、上から順にファックスモードキー20、プリンタモードキー21、及びコピーモードキー22等の3つのキー群が配置されている。これらはデジタル複写機を切り換えて動作させるためのモード切り換え手段である。
【0095】
尚、この操作パネル103及びこの操作パネル103上に配置される各種キーは、あくまでも一例であり、デジタル複写機に搭載される各種機能により操作パネル103上に設けられるキーは異なってくる。
【0096】
以上のような構成からなるデジタル複写機30において、スキャナ部31又は通信回線を介してインターフェイスボード等から入力される画像情報を受け取り、レーザプリンタ部32から出力する際の処理方法について説明する。
【0097】
先ず、図5に示すように、例えばファクシミリモードにおいて、外部のファクシミリ装置から3種類の原稿画像群が送信されてきたとする。これら3種類の原稿画像群は、例えば、それぞれ、図6(a)に示す第1原稿群、図6(b)に示す第2原稿群及び図6(c)に示す第3原稿群である。
【0098】
これら各原稿画像群の画像に関する情報としてはA4サイズ、A3サイズ、B5サイズ、B4サイズ等の画像サイズと、図7に示すように、普通と称される100×200dpi、小さい字用の200×200dpi、ファインと称される200×400dpi、及びスーパーファインと称される400×400dpi等の解像度及びその他がある。
【0099】
これら原稿画像群の画像に関する情報は送信先側のファクシミリ装置との通信プロトロル等により画像毎に確認され、画像情報と対応した状態で記憶管理されている。
(画像の特徴抽出による基準画像確定及び統一処理方法)
本実施の形態のデジタル複写機30では、上記の受信した原稿画像の特徴に基づいて、画像の出力サイズを統一して出力処理するようになっている。尚、ここでは、便宜上、ファクシミリモードにおいて、受信した原稿画像の特徴に基づいて、画像の出力サイズを統一して出力処理する方法について説明するものであるが、スキャナ部31にて読み取った画像について統一して出力処理する場合についても、処理としては同じであるので省略する。
(確定方法1)
先ず、受信した画像情報群の先頭ぺージの画像サイズに統一する方法について説明する。
【0100】
通常、ファクシミリ送信原稿としては原稿群の中の1枚目にカバーレターが来るので、1枚目の画像のサイズに統一すれば、通常は、問題はないと考えられる。即ち、カバーレターは、通常は、文字及び線図にてなっており、2枚目以降の文書も一般的には文字及び線図等の文章にてなっていると考えられる。また、解像度もカバーレターと文書とは通常は同じと考えられる。
【0101】
そこで、ファクシミリモードにおいて受信した画像が、図6(a)に示す第1原稿群のように、原稿の1枚目がA4サイズ、2枚目がA4サイズ、3枚目がA3サイズ、及び4枚目がA4サイズからなり、かつ原稿の1枚目の解像度が普通である場合は、原稿の1枚目を基準として、2枚目以降の原稿画像を1枚目と同じサイズとなるように処理される。今の場合には、1枚目の基準原稿サイズがA4であることから、2枚目以降の原稿画像は全てA4サイズとなるように処理される。
【0102】
このとき、2枚目の原稿と4枚目の原稿とは、元の原稿サイズがA4であることからそのままA4の記録紙に記録再現される。しかし、3枚目の画像は原稿サイズがA3であるので、A4サイズの記録紙に記録再現しなければならない。
【0103】
この方法としては、図1(a)(b)(c)に示すように、A3サイズの画像を画像処理によりA4サイズの画像に縮小処理して再現する方法と、A3サイズの画像をA4サイズの記録紙に分割して記録する方法と、A3サイズの記録紙に記録した後A4サイズに紙折り処理を施す方法等とがある。即ち、具体的には、例えば、図1(c)に示すように、Z折り又は袋折り等の紙折り処理を施す。これら各方法は、画像特徴抽出手段及び基準画像確定手段としてのCPU401の指示により、形態変更手段としての多値画像処理部402、2値画像処理部501及びフィニッシャ34が行う。
【0104】
これにより、1枚目の原稿画像記録サイズに統一した形で、以降の画像を含めて出力することが可能となる。
【0105】
また、プリンタモードでも同じくパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置においてもファクシミリモードと同じく、送られてくる原稿画像は通常先頭ぺージからくるので、1枚目の画像データに相当する画像情報を確定して、その画像のサイズに以降の画像を変更するように処理する。
【0106】
さらに、コピーモードであれば、通常最終原稿から順次読み取り入力するようになっているので、読み終わった後に最後の画像を基準画像として確定して、この確定された画像のサイズに残りの画像を変更するように処理する。
【0107】
以上のように、入力される画像情報がどのような順序で送られてくるものか明確になっているものであれば、入力モードに応じて先頭画像情報を確定するために予め入力された画像情報の最初か最後の画像を先頭ぺージとして確定するようにセットしておくことが可能である。
(確定方法2)
次に、他の基準画像の確定方法について説明する。
【0108】
例えば、受信した画像の中で、写真やカラー図面、その他の図面等の階調性を有する中間調画像が一部含まれていたり、画像そのものが中間調画像であるものを基準画像として処理する方法がある。
【0109】
この方法は、送られてきた画像の画質を優先する処理方法の一つであって、前記第1原稿群の処理を例にとって説明すれば、図6(a)及び図7に示すように、2枚目の原稿が200*400dpiのファイン画像として送られてきた中間調画像であるから、この原稿を基準として残りの画像は全てA4サイズの記録物となるように出力サイズを制御する。
【0110】
このとき、1枚目の原稿と4枚目の原稿とは、元のサイズがA4であることからそのままA4サイズの記録紙に記録再現されるが、3枚目の画像は原稿サイズがA3であるので、A4サイズの記録紙に記録再現しなければならない。
【0111】
この方法としては、前述したように、A3サイズの画像を画像処理によりA4サイズの画像に縮小処理して再現する方法と、A3サイズの画像をA4サイズの記録紙に分割して記録する方法と、A3サイズの記録紙に記録した後A4サイズにZ折り又は袋折り等の紙折り処理を施す方法等がある。
【0112】
これにより、2枚目の原稿画像記録サイズに統一した形で、以降の画像を含めて出力することが可能となる。
(確定方法3)
また、他の基準画像の確定方法について説明すると、受信した画像の中で中間に位置する画像サイズに統一して出力処理する方法もある。これは、受信した画像の全体からみて見易い状態で全画像を出力するよう考慮した方法であって、このときの処理方法について、図6(b)に示す第2原稿群を例にとって説明する。
【0113】
第2原稿群は、解像度が全て普通で共通するが、1枚目の原稿がB5サイズ、2枚目の原稿がB4サイズ、3枚目の原稿がA4サイズというようにサイズが様々である。この中から中間に位置するサイズとしてA4サイズが確定され、全ての画像の出力形態がA4サイズに統一されて処理される。
【0114】
このとき3枚目の原稿は、元のサイズがA4であることからそのままA4サイズの記録紙に記録再現されるが、1枚目の画像は原稿サイズがB5であるのでA4サイズとして、また2枚目の画像は原稿サイズがB4であるので、それぞれA4サイズの記録紙に記録再現しなければならない。
【0115】
この方法としては、図8に示すように、B5サイズの画像は画像処理によりA4サイズの画像に拡大処理して再現する方法と、B5サイズの画像をA4サイズの記録紙の略中央に記録する方法等とがある。また、B4サイズの画像はA4サイズの画像に縮小処理して再現する方法がある。
(確定方法4)
さらに他の基準画像の確定方法について説明すると、受信した画像全体でみて極力画像処理を施さずに画像の出力形態を統一することのできるように基準画像サイズを確定して統一して出力処理する方法がある。
【0116】
この方法は受信した画像の全体からみて全体的に見易い状態で全画像を出力する共に、画像処理をする側つまりデジタル複写機30側から見ても少ない処理で完成されるよう考慮した方法である。このときの処理方法について、図6(c)に示す第3原稿群を例にとって説明する。
【0117】
第3原稿群は、1枚目の原稿がA4サイズ、2枚目の原稿がB5サイズ、3枚目の原稿がA4サイズ、及び4枚目の原稿がA4サイズとなっている。また、解像度は、3枚目の原稿のみがファインで、他は普通である。
【0118】
この中から最も少ない処理のみで出力形態を統一できる画像としては、2枚目の原稿であることが、それぞれの原稿の特徴から確定される。
【0119】
即ち、それは、2枚目の原稿が解像度も普通であって、サイズがB5であるから拡大処理しても他の原稿画像を縮小するよりも処理が簡単であるからである。
【0120】
このとき、1枚目、3枚目、4枚目の原稿は、元のサイズがA4であることからそのままA4サイズの記録紙に記録再現されるが、2枚目の画像は原稿サイズがB5であるのでA4サイズとして記録紙に記録再現しなければならない。
【0121】
この方法としては、図9に示すように、B5サイズの画像は画像処理によりA4サイズの画像に拡大処理して再現する方法と、B5サイズの画像をA4サイズの記録紙の略中央に記録する方法とがある。
(確定方法5)
次いで、さらに他の基準画像の確定方法について説明すると、受信した画像の解像度情報から基準画像サイズを確定して統一して出力処理する方法がある。
【0122】
この方法は、受信した画像が本来有する画像の特徴つまり画質を損なうことなく、画像全体を統一したサイズで出力する方法であって、このときの処理方法について前記第3原稿群を例にとって説明する。
【0123】
第3原稿群は、1枚目の原稿がA4サイズの普通、2枚目の原稿がB5サイズの普通、3枚目の原稿がA4サイズのファイン、4枚目の原稿がA4サイズの普通となっている。
【0124】
この中から最も画質を損なうことなく全ての画像の出力形態を統一することができる画像としては、3枚目の原稿であることが、それぞれの原稿の特徴から確定される。
【0125】
即ち、それは3枚目の原稿が解像度が200*400dpiと他の原稿画像よりも高く、仮に他の原稿を基準としてこの原稿に対して倍率変換等の処理を施すと画質の劣化に繋がるからである。
【0126】
従って、受信した原稿画像は全てA4サイズの画像として出力される。このとき1枚目、3枚目、4枚目の原稿は、元のサイズがA4であることからそのままA4サイズの記録紙に記録再現されるが、2枚目の画像は原稿サイズがB5であるのでA4サイズとして記録紙に記録再現しなければならない。
【0127】
この方法としては、前述したように、B5サイズの画像は画像処理によりA4サイズの画像に拡大処理して再現する方法と、B5サイズの画像をA4サイズの記録紙の略中央に記録する方法とがある。
【0128】
以上が基準画像の確定方法、及び確定された画像の出力形式と同じ形式で出力されるように残りの画像に対して施される出力処理方法についての説明である。
【0129】
次に、原稿画像が送られてきたときの画像情報及び画像に関する情報の管理方法について、ファクシミリモードにおいて画像情報が送られてきた場合を例にとって説明する。
【0130】
図10は、相手側の送信側ファックスから原稿画像が送信されてくる場合の送信手順を示したものであり、右側が原稿を送信する側の相手側ファクシミリであり、左側が相手側から送られてくる原稿を受信する側のファクシミリである。尚、本実施の形態では、右側の受信側ファクシミリに特徴を有している。
【0131】
先ず、送信側ファクシミリからの呼び出しが行われ、受信側ファクシミリが着信を確認すると、送信側に対してファックス送信であるか又は電話であるかの操作指示を表すメッセージを送出する。その後、送信側からFAX信号(CNG信号)が送られてくると、ファックス又は電話のいずれであるかの確認を行い、ファックスであればFAX応答信号としてCED信号を送出する。尚、受信側ファクシミリとしては、送信側ファクシミリからの呼び出しが確認された以降、所定のメッセージを送出しながら、送信側からのCNG信号を常時確認している。
【0132】
次いで、受信側としてのファクシミリ性能つまり受信サイズや圧縮伸長方式等を相手側ファクシミリに伝えるためのFAX能力信号(DIS信号)を送出する。
【0133】
次に、これら信号の送出に応答して、送信側ファクシミリから受信モード確定信号(DCS信号)に続けて通信テスト信号(TCF信号)が送られてくる。この通信テスト信号(TCF信号)に基づいて通信状態の確認が行われると、受信準備完了信号(CFR信号)が送信側ファクシミリに対して送出され、相手側ファクシミリから送信されてくる画像の受信準備手続きを完了する。
【0134】
以上の送受信のための準備手続きが完了すると、次は送信原稿の送受信が開始される。
【0135】
先ず、1枚目の送信原稿の先頭のヘッダ部分に、原稿の幅、解像度等送信される原稿に関する情報が付された形で送られてくる。尚、受信側ファクシミリは、送信原稿1枚毎の原稿に関する情報を管理する管理テーブル603cを前記メモリ603bに備えており、この管理テーブル603cに送信されてきた原稿のヘッダ部分に付された情報を記憶すると共に、送信原稿も1枚の画像としてメモリ603bに記憶される。
【0136】
1枚の送信原稿の送信が完了すると、送信側は原稿1枚目の終わりを表すぺージ終了信号(EOP信号)を送出する。このEOP信号を確認した受信側は受信完了を表す受信完了信号(MCF信号)を送出する。
【0137】
送信側ファクシミリは、送信原稿が無くなるまでこの送信手順を繰り返し、送信すべき原稿が全て送信されると、通信回線を切断することを表す回線切断信号(DCN信号)を送出すると共に、通信回線を遮断する。そして、受信側ファクシミリも、このDCN信号を受信すると通信回線を遮断する。
【0138】
この通信により、送信側から送信原稿群が順次送信され、受信側のファクシミリつまりデジタル複写機30としては、送られてきた原稿画像及び原稿画像に関する情報を、それぞれ対応させた状態でメモリ603bの管理テーブル603cに記憶管理させている。そして、この記憶管理されている原稿画像に関する情報に基づいて、上記処理方法により画像の出力を確定すれば、受信画像群毎にそれぞれ統一した形態で画像出力されることとなる。
【0139】
尚、これまでの説明では、受信した原稿画像情報の特徴に基づいて画像の出力形態を確定するとしたが、この画像情報の特徴のみを確定の条件とするだけでなく、画像を出力するレーザプリンタ部32における給紙可能な記録紙サイズの情報をも含めて出力形態を確定するようにしても良い。
【0140】
このときの処理方法について詳細に説明する。例えば、図6(a)に示す第1原稿群を出力処理しようとする際に、図1(c)に示す3番目の出力形態、即ち、紙折り処理による出力形態の統一を行うものとする。この時、仮に、A3サイズの記録紙が無い場合には、1番目又は2番目の出力形態で受信画像を出力処理するように制御する。
【0141】
このようにすれば、A3サイズの記録紙が無いのに無理に3番目の出力形態で出力しようとして画像の出力を停滞させることもなく、確実に受信した画像を出力することが可能となる。
【0142】
また、出力統一サイズをA4として画像の出力処理を行っているときに、1つの画像群に対する画像の出力が完了する前にA4サイズの記録紙が無くなってしまった場合も考えられる。
【0143】
このとき、記録紙の補給を促して画像の出力を停滞させるのでは、いつになったら画像の出力が再開されるのか検討もつかない。このようなときには、統一出力サイズを変更して最初から画像の出力をやり直すようにすれば、受信した画像の出力処理がスムーズに行えることとなる。
【0144】
また、このようなことが発生しないように、前記第1カセット51及び第2カセット52等の用紙収容部における記録紙の残量を検出する手段を備えておき、記録紙の残量が少ないのであれば、最初から記録可能な記録紙サイズとして選択せずに、他の記録紙を選択して画像を記録再現するように制御することも可能である。
【0145】
さらに、出力形態の確定方法として、画像の特徴に基づいて画像の出力形態を確定したにも関わらず、この確定された形態での画像出力ができない状態にある場合には、出力可能な記録紙サイズ情報に基づいて再度受信画像の出力形態を確定し直す。従って、このときには、先ず、受信した画像の特徴を優先し、次に画像の確実な出力を行うように処理する。
【0146】
さらに、本実施の形態のように、画像が記録された記録紙に対して紙折りや紙綴じ等の処理を施すことが可能な前記フィニッシャ34がデジタル複写システムとして搭載されている場合には、紙に対して紙折り処理を施した時に最終的に確定される紙のサイズに他の画像を統一して出力処理することが可能である。
【0147】
例えば、A3サイズの記録紙にZ折りや袋折り等の後処理を施した場合にA4サイズになるのであれば、残りの画像はA4サイズの記録紙上に画像が再現されるように記憶を行う。一方、B4サイズの記録紙にZ折りや袋折り等の後処理を施した場合に、B5サイズになるのであれば、残りの画像はB5サイズの記録紙上に画像が再現されるように記憶を行う。
【0148】
また、フィニッシャ34に搭載されたステープル装置等の複数枚の記録紙を束ねるように後処理モードが指示されると、自動的に受信した画像情報のそれぞれの出力形態を統一して出力する処理が自動的に働くようにすることが可能である。
【0149】
これにより、様々なサイズで画像が記録された記録紙に対して綴じ合わせ処理を施してしまい、複数の記録紙に対して綴じ合わせすることができないといった問題も事前に防止することができる。
【0150】
以上が本実施の形態における受信画像の出力処理方法である。尚、本実施の形態では、ファクシミリモードで受信した画像を出力形態を統一して出力処理するように説明しているが、プリンタモード、コピーモードにおいて入力又は読み取られた画像情報に対して同等の処理を施し出力処理することも可能である。
【0151】
また、以上の説明で、画像の出力形態を統一させる方法についてもいくつかの手法については明確になったと推察されるがさらに詳細に説明する。
【0152】
先ず、最も簡単な方法として、画像の倍率変換処理がある。この方法は、基準となる画像のサイズと処理しようとする画像のサイズとを比較して、最終的な倍率変換のための倍率を確定している。またこのとき、例えばA3サイズ若しくはB4サイズの画像からA4サイズ若しくはB5サイズの画像に、又はA4サイズ若しくはB5サイズの画像からA3サイズ若しくはB4サイズの画像に倍率変換する場合、原稿画像に倍率変換処理を施すと共に画像の向きを90度変更する回転処理を施した方が、デジタル複写機30からの排出状態が全て同じ方向に揃うことがある。
【0153】
この点を考慮して基準となる画像の向き情報も確認して必要に応じて回転処理させるようにすることが可能である。
【0154】
また、処理される画像のサイズが基準画像のサイズよりも小さい場合があり、このようなときは画像に拡大等の画像変倍処理を施すことなく、基準画像のサイズの記録紙に処理しようとする画像をそのままのサイズの状態で、記録紙の略中央に再現されるように記録再現を制御することが可能である。いわゆるセンタリングである。
【0155】
逆に、処理される画像のサイズが基準画像のサイズよりも大きい場合があり、このようなときは画像に縮小等の画像変倍処理を施すことなく、基準画像のサイズの記録紙に処理しようとする画像を複数に分割して、複数の記録紙に分けて再現されるように記録再現を制御する方法が可能である。いわゆる分割出力である。
【0156】
さらに、複数の画像を1枚の記録紙上に再現するために、複数の画像に対して縮小の画像変倍処理を施し、1枚の記録紙上に複数整列させて記録する方法が可能である。いわゆるマルチショットである。
【0157】
また、複写システムとして画像が記録された記録紙に対して紙折り等の後処理を施して、結果として記録紙のサイズを変更する装置を搭載している場合がある。このような装置が搭載されているのであれば、A3又はB4サイズの記録紙にZ折り又は袋綴じのような袋折り等の紙折り処理を施して記録紙のサイズをA4又はB5に変更することが可能である。
【0158】
このように、本実施の形態のデジタル複写機30では、多値画像処理部402は、スキャナ部31にて読み取られた画像又はファクシミリボード603にて受信された画像から、画像サイズを除く画像の特徴を抽出する。
【0159】
次いで、この多値画像処理部402にて抽出された画像の画像サイズを除く画像の特徴に応じて、CPU401がレーザプリンタ部32から出力される画像の出力サイズを統一する。
【0160】
この結果、入力された画像の画像サイズを除く画像の特徴を抽出して、全ての画像が統一された出力サイズで出力されるので、入力された画像情報が複数の異なるサイズからなる画像データ群から構成されていても、出力した場合には全ての画像の出力形態が統一される。その結果、取り扱いやすい出力物を得ることができる。
【0161】
ここで、本実施の形態では、画像の出力サイズを統一する際に、多値画像処理部402にて入力画像から画像サイズを除く画像の特徴、例えば、画像が写真等の中間調画像であるか、文字や線図であるか、又は解像度等の画質はどの程度か等の画像サイズを除く画像の特徴を抽出し、これに基づいて統一するものとなっている。
【0162】
即ち、文字や線図では、拡大又は縮小等の変倍処理をしても見易さは画質の点からは余り変わらないが、写真等の中間調画像を変倍処理すると画質が悪くなるおそれがある。また、解像度の低い画像を拡大すると画質の悪さがさらに目立つことになる。
【0163】
従って、これら画像の特徴がいかなるものかを判断した後に、画像群の出力サイズを統一して出力することにより、各画像の見易い出力画像群を手にすることができる。
【0164】
この結果、入力された画像群を記録材に記録再現して出力する場合に、入力された画像情報のサイズを除く画像の特徴に基づいて基準とすべき画像を確定し、この確定された画像情報の出力サイズに統一して出力することにより、極力、画像毎の有する画像の特徴を損なうことなく記録材に記録再現し、結果として統一された見易い画像を出力し得るデジタル複写機30を提供することができる。
【0165】
また、本実施の形態では、CPU401は、多値画像処理部402にて抽出された画像の画像サイズを除く画像の特徴に基づいて基準となる画像を確定する一方、フィニッシャ34、多値画像処理部402及び2値画像処理部501が確定された基準画像の出力サイズと一致するように、他の画像の出力サイズを変更する。
【0166】
従って、極力、入力した画像の元の大きさで画像を出力することが可能となる。しかも、画像が記録された記録物としては全てのサイズが統一されており、排出トレイ上において整理された形で出力することができる。
【0167】
この結果、確実に、入力した画像の特徴を損なうことなく、画像が有する特徴を生かした形で1つの画像群として出力サイズを統一して出力することができる。
【0168】
また、本実施の形態では、CPU401は、画像の特徴として中間調画像を基準として出力サイズを統一する。
【0169】
このため、入力画像に中間調画像からなるか又は中間調画像を含んでいる場合においては、中間調画像を優先して基準とし、出力サイズが統一される。この結果、変倍処理の難しい中間調画像が容易に拡大・縮小されるのを防止して、画像の画質を損なうことなく統一して出力することができる。
【0170】
また、本実施の形態では、CPU401は、画像の特徴として解像度情報に基づいて出力サイズを統一する。
【0171】
このため、入力した画像の画質を損なうことなく、出力サイズを統一して出力することができる。
【0172】
また、本実施の形態では、多値画像処理部402及び2値画像処理部501は、1つの画像を複数の記録紙に分割することにより、出力サイズを変更する。
【0173】
この結果、入力画像がA3サイズ又はB4サイズ等の大きなサイズの場合に、例えば、A4サイズ又はB5サイズ等のように二分割して統一して出力することができるので、画像が記録された記録紙としては全ての出力サイズが統一されており、トレイ上において整理された形とすることができる。
【0174】
また、画像を縮小することもないので、画像の画質及び見易さが害されることもない。
【0175】
また、本実施の形態では、フィニッシャ34は、記録紙の紙折りを行うことにより、出力サイズを変更する。
【0176】
この結果、例えば、入力画像がA3サイズ又はB4サイズ等の大きなサイズの場合に、A4サイズ又はB5サイズ等に紙折り処理を行って統一出力される。
【0177】
このため、極力、入力した画像の元の大きさで、かつ手を加えないで画像を出力することが可能となる。
【0178】
また、本実施の形態では、基準画像確定手段としてのCPU401は、ファクシミリボード603にて受信された画像の先頭ページの画像を基準画像として確定する。
【0179】
このため、送信原稿のポイントとなるカバーレターが存在する可能性の高い画像を送信されてきた画像のまま忠実に出力再現することができる。
【0180】
また、本実施の形態では、基準画像確定手段としてのCPU401は、ファクシミリボード603にて受信された画像サイズの中で中間に位置する画像サイズの画像を基準画像として確定する。
【0181】
このため、受信した画像サイズの中間に位置するサイズが例えばB5・A4・B4の場合に、A4サイズに統一して出力するので、受信画像の全体を通してみても全画像を見やすい形で出力再現することが可能である。
【0182】
また、本実施の形態では、基準画像確定手段としてのCPU401は、ファクシミリボード603にて受信された画像の中で極力何らかの処理を施すことなく出力することのできる画像を基準画像として確定する。
【0183】
このため、画像処理を施すことによる画質の劣化を少なくして、また、各画像毎に施される画像処理の回数も少なくなって出力処理に要する時間を少なくして出力を完成させることができる。
【0184】
また、本実施の形態では、基準画像確定手段としてのCPU401は、画像の解像度情報に基づいて画像サイズを確定するに際して、画像の中で最も高い解像度の画像を基準画像として確定する。
【0185】
このため、画像の元から有している画像の特徴を損なうことなく、1つの画像群の出力サイズを統一して出力することができる。
【0186】
また、本実施の形態では、ファクシミリボード603を備え、送信側から通信手順上で通知される画像の特徴情報を、受信した画像と共に記憶管理する管理テーブル603cを備え、基準画像確定手段としてのCPU401は、管理テーブル603cにて記憶管理されている特徴情報に基づいて基準画像を確定する。
【0187】
このため、ファクシミリボード603を介して受信した画像は、通信プロトコル上で1画像単位で確認された解像度等の情報が画像と共に管理されるので、受信した画像が元から有している画像の特徴を損なうことなく、1つの画像群の出力サイズを統一して出力することができる。
【0188】
また、本実施の形態では、第1カセット51や第2カセット52等に格納された記録紙のサイズを確認するための記録材サイズ確認手段としてのCPU201が設けられており、CPU401はこの記録紙サイズ情報と多値画像処理部402にて抽出された画像の特徴情報とに基づいて、受信した画像サイズを統一する。
【0189】
このため、デジタル複写機30として記録可能な記録紙サイズを確認した上で、画像を統一したサイズで出力するよう確定するので、画像の出力を停滞させることもなく、確実に受信した画像を出力することが可能となる。
【0190】
また、本実施の形態では、上記記録材サイズ確認手段としてのCPU201が確認した記録紙サイズ情報の中に、CPU401にて確定されたサイズに相当する記録紙がない場合には、CPU401は入力された画像のサイズ情報に基づいて統一したサイズを確定する。
【0191】
このため、装置として記録可能な記録紙サイズと入力した画像の特徴から、画像を統一したサイズで出力するよう確定する際、入力した画像の特徴を優先させるので、画像の特徴を損なうことなく、また画像の出力を停滞させることもなく、確実に受信した画像を出力することができる。
【0192】
また、本実施の形態では、画像が記録再現される記録紙の残量を確認するための記録材残量確認手段であるCPU401を備え、記録紙の残量を把握しながら、抽出された画像の特徴情報に基づいて、受信した画像サイズを統一する。
【0193】
このため、記録可能な記録紙サイズの残量を確認して、出力可能なサイズを確定した上で統一して出力するので、画像出力の途中で紙が無くなって画像の出力を停滞させることもなく、確実に受信した画像を出力することが可能となる。
【0194】
また、本実施の形態では、画像が記録再現される記録紙を継続して供給することが不可能な状態を確認するための記録材供給状態確認手段であるCPU201を備え、入力した画像のサイズを統一するよう処理している時に、上記記録材供給状態確認手段としてのCPU201にて、記録紙を統一して供給することが不可能な状態であることが確認されたときには、再度画像の出力サイズを確定して出力を行う。
【0195】
このため、所定のサイズに統一して受信画像を出力中に記録紙が無くなった場合に、他の記録紙サイズに統一して出力し直すので、画像の出力を停滞させることもなく、確実に受信した画像を出力することが可能となる。
【0196】
また、本実施の形態では、画像が記録された記録紙の束に対して綴じ合わせ処理、つまりステープル処理を行う記録材綴じ合わせ処理手段としてのフィニッシャ34が設けられ、この綴じ合わせ処理を行う場合には、常に、出力サイズを統一させる。
【0197】
このため、ステープル等の記録紙に対する綴じ合わせ処理モードが選択されると、画像を出力する記録紙サイズを統一させるので、様々なサイズで画像が記録された記録紙に対して綴じ合わせ処理を施してしまい、その結果、複数の記録紙を綴じ合わせすることができないといった問題を事前に防止することができる。
【0198】
また、本実施の形態では、多値画像処理部402及び2値画像処理部501は、画像に対して画像変倍処理を行う。
【0199】
このため、画像が縮小又は拡大されても画像の有する特徴を損なうことなく、基準となる画像と共に同じ出力サイズで統一して出力することが可能となる。
【0200】
また、本実施の形態では、画像に対して画像変倍処理を行うと共に、画像の向きを回転変更する。
【0201】
このため、入力した画像の出力サイズを統一するために、画像の変倍・回転処理を行うので、画像が縮小又は拡大されても画像の有する特徴を損なうことなく、また画像の倍率変換により発生する記録紙の搬送方向についても基準となる画像と共に同じ出力サイズで統一して出力することが可能となる、
また、本実施の形態では、画像が記録される記録紙の中央に画像中心が一致するよう記録する。
【0202】
このため、入力した画像の出力サイズを統一するために、画像のセンタリング処理を行うので、画像の有する特徴を損なうことなく、また出力された画像も見易い形で基準となる画像と共に同じ出力形態で統一して出力することが可能となる。
【0203】
また、本実施の形態では、階調性のある画像であるか否かを認識するための画像認識手段である多値画像処理部402及び2値画像処理部501を備え、出力サイズを変更すべき画像が階調性のある画像である場合は、画像変倍処理をすることなく、画像が記録される記録紙の略中央に画像中心が一致するよう記録する。
【0204】
このため、画像が中間調画像等の階調性のある画像の場合は、変倍処理を行わずにセンタリング処理を行うので、画像の有する特徴を損なうことなく、また、全ての画像について画像の有する特徴を損なうことなく基準となる画像と共に同じ出力サイズで統一して出力することが可能となる。
【0205】
また、本実施の形態では、複数の画像を記録紙に記録する処理を行う。
【0206】
このため、入力した画像の出力サイズを統一するために、画像をマルチショット処理によりまとめて出力するので、画像の有する特徴を損なうことなく、また、出力する記録紙の枚数も抑えた形で基準となる画像と共に同じ出力サイズで統一して出力することが可能となる。
【0207】
また、本実施の形態では、1つの画像を複数の記録紙に分割して記録するを行う。
【0208】
このため、入力した画像の出力サイズを統一するために、画像の分割処理を行うので、基準となる画像のサイズに統一するために処理される画像の特徴をも損なうことなく、基準となる画像と共に同じ出力サイズで統一して出力することが可能となる。
【0209】
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図11ないし図13に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0210】
本実施の形態では、受信した画像の記憶管理方法について説明する。
【0211】
図3についての説明でも述べたように、スキャナ部31から読み取り入力された原稿画像情報、及びファクシミリボード603を介して外部のファクシミリ装置から送られてきた送信原稿画像、さらにはプリンタボート601を介して外部のパソコン等から送られてきた画像データ等は、それぞれ所定の画像処理が施された後、メモリゲートアレイ(メモリG/A)502の半導体メモリやハードディスク(HD)等の画像メモリに記憶管理される。
【0212】
このときの画像メモリに記憶されている画像情報は、入力された時又は送られてきた時の画像形態を保った状態で記憶管理されているものである。このため、図6(a)(b)(c)に示すような画像が送られてくると、一旦画像メモリにそのままの画像形態で記憶管理される。
【0213】
そして、上記確認基準に基づいて画像の特徴を割り出して基準となる画像を確定して、その確定された画像の形態と同様の形となるように残りの画像に対して画像形態の変更処理を行う。
【0214】
このときの画像形態の変更を行った画像に関する情報等、その他の画像に関する情報は、図11に示す画像管理テーブル506により一括管理されている。尚、画像の形態が変更された形で出力された画像には、そのことを表すフラグ「1」がセットされている。そして、送られてきた時の形態で画像の記録が行われた画像は、画像メモリからクリアされる。
【0215】
ここで、画像メモリから画像をクリアするために基準として、画像の形態が変更されたものについてのみ記憶管理させておき、その他の画像はクリアするように処理している。しかし、必ずしもこれに限らず、画像の形態が変更された画像が含まれている画像群全体を記憶管理させておく処理方法もある。
【0216】
また、画像の形態が変更された状態で出力された画像には、そのことを表す情報が付加されている。この情報は、図12(a)(b)に示すように、画像の形態が変更されたことをただ単に伝えるだけのマークでも良く、又はメモリに管理されているアドレス情報を付加するようにしても良い。そして、このアドレス情報に基づいて、効率良く画像メモリから読み出し指示することができる。
【0217】
具体的には、図13に示すように、LCDタッチパネル104に画像の形態が変更されたものとして画像メモリに記憶管理されている画像を表示させておき、上下キー104a・104bにより選択し、出力キー104cにて指示するようになっている。そしてこの出力指示により出力された画像は画像メモリから消去されるようになっている。
【0218】
このように、本実施の形態のデジタル複写機30では、実施の形態1のデジタル複写機30の構成に加えて、画像記憶管理手段としての画像管理テーブル506が設けられ、出力サイズが変更された画像を、変更前の画像と共に記憶管理するものとなっている。
【0219】
このため、出力サイズが整えられた形で出力された記録物を確認した後に、入力時の状態で画像が欲しくなった場合でも、画像管理テーブル506から読み出して出力することができる。
【0220】
また、本実施の形態では、ファクシミリボード603にて受信した画像のサイズを変更することなく完全な形で出力した画像に対しては、画像管理テーブル506に記憶管理させることなく削除する一方、受信した画像のサイズを変更して出力した画像が含まれている場合には、少なくともサイズを変更した画像を画像管理テーブル506に記憶管理させる。
【0221】
このため、メモリに記憶させておく必要性のある画像は確実に記憶管理させておく一方で、メモリに記憶させておく必要性が少なくなった画像をメモリから効率よくクリアできることとなり、画像を記憶管理するメモリを有効に活用することができる。
【0222】
従って、新たな画像を受信しても効率よく出力処理することが可能となる。また、サイズが変更された形で出力された画像を元の状態で出力させることもできる。
【0223】
また、本実施の形態では、画像管理テーブル506には、ファクシミリボード603にて受信された時のサイズで画像が記憶管理される。
【0224】
このため、出力サイズが変更された画像は、入力されたときのサイズでメモリに記憶管理されているので、出力物を確認したときに受信した時の状態で出力したい画像が含まれていた場合にも、簡単に出力させることが可能である。
【0225】
また、本実施の形態では、画像のサイズを変更して出力した画像に対して、そのことを表す特定の情報を付加して出力する。
【0226】
このため、受信した画像のサイズを変化させた画像は、そのことを表すマークを付与して出力するので、出力された記録物を確認した時に送られてきたときのサイズと異なるサイズで画像が出力されていることが簡単に識別できる。
【0227】
また、本実施の形態では、画像のサイズを変更して出力した画像に対して、画像管理テーブル506の記憶管理情報を付加して出力することが可能である。
【0228】
このため、少なくとも画像サイズを変更した画像はメモリに記憶管理させておくと共に、画像を出力する際に記憶管理コード等を付加して出力するので、出力された記録物を確認した時に送られてきたときのサイズと異なるサイズで画像が出力されていることが簡単に識別できる。さらに、メモリのどこに記憶管理されているか簡単に確認できる。
【0229】
また、本実施の形態では、サイズを変更して出力した画像と共に出力された付加情報に基づいて、画像管理テーブル506に記憶管理されている画像を受信した時のサイズで出力するよう出力指示するための受信画像出力指示手段である上下キー104a・104b及び出力キー104cが設けられている。
【0230】
このため、少なくとも画像サイズを変更した画像はメモリに記憶管理させておくと共に、画像を出力する際に記憶管理コード等を付加して出力し、その後この付加情報に基づいて受信した画像の形で出力指示することができるので、出力された記録物を確認した時に、送られてきたときのサイズと異なるサイズで画像が出力されていることが簡単に識別できる。また、メモリのどこに記憶管理されているか簡単に確認できて、この確認された情報に基づいてメモリから簡単に読み出し指示することができる。
【0231】
また、本実施の形態では、画像管理テーブル506に記憶管理されている画像は、上記上下キー104a・104b及び出力キー104cによる出力指示により画像が出力された段階で、画像管理テーブル506から消去されるようになっている。
【0232】
このため、出力サイズが変更されたとして記憶管理されている画像は、出力指示により出力された段階でクリアされるので、メモリに記憶させておく必要性のある画像は確実に記憶管理させておく一方で、メモリに記憶させておく必要性が少なくなった画像をメモリから効率よくクリアできることとなり、画像を記憶管理するメモリを有効に活用することができる。
【0233】
従って、新たな画像を受信しても効率よく出力処理することが可能となる。
【0234】
【発明の効果】
本発明の画像出力処理装置は、以上のように、上記スキャナ手段にて読み取られた画像又は画像受信手段にて受信された画像から、該画像が写真等の中間調画像であるか、文字や線図であるか、又は解像度等の、画像サイズを除く画像の特徴を抽出するための画像特徴抽出手段と、上記画像特徴抽出手段にて抽出された上記画像の特徴に応じて、上記画像出力手段から出力される画像の出力サイズを統一する出力形態統一手段とを備え、かつ上記出力形態統一手段は、上記画像特徴抽出手段にて抽出された上記画像の特徴に基づいて、基準となる画像を確定する基準画像確定手段と、上記基準画像確定手段にて確定された基準画像の出力サイズと一致するように、他の画像の出力サイズを変更する形態変更手段とを備える一方、上記形態変更手段にて出力サイズが変更された画像を変更前の画像と共に記憶管理する画像記憶管理手段が設けられているものである。
【0235】
それゆえ、画像記憶管理手段は、形態変更手段にて出力サイズが変更された画像を、変更前の画像と共に記憶管理する。
【0236】
このため、出力サイズが整えられた形で出力された記録物を確認した後に、入力時の状態で画像が欲しくなった場合でも、画像記憶管理手段から読み出して出力することができるという効果を奏する。
【0237】
また、本発明の画像出力処理装置は、上記記載の画像出力処理装置において、前記出力サイズを変更して出力する画像に対して、前記画像記憶管理手段における記憶管理情報を付加して出力するものである。
【0238】
それゆえ、メモリのどこに記憶管理されているか簡単に確認できるという効果を奏する。
【0239】
また、本発明の画像出力処理装置は、上記記載の画像出力処理装置において、前記出力サイズを変更して出力する画像に対して、該出力サイズを変更して出力する画像であることを表す情報を付加して出力するものである。
【0240】
それゆえ、出力された記録物を確認した時に送られてきたときのサイズと異なるサイズで画像が出力されていることが簡単に識別できるという効果を奏する。
【0241】
また、本発明の画像出力処理装置は、上記記載の画像出力処理装置において、前記出力サイズを変更する前の画像を出力するように指示するための指示手段が設けられているものである。
【0242】
それゆえ、指示手段によって、上記付加情報に基づいて受信した画像の形で出力指示することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるデジタル複写機の実施の一形態を示す説明図であり、(a)は画像を縮小して統一する場合、(b)は画像を分割して統一する場合、(c)は画像を紙折りして統一する場合である。
【図2】上記デジタル複写機を示す全体構造図である。
【図3】上記デジタル複写機における画像処理部を示すブロック図である。
【図4】上記デジタル複写機における操作パネルを示す平面図である。
【図5】上記デジタル複写機に送られてきた原稿群を示す説明図である。
【図6】上記原稿群の詳細を示す説明図であり、(a)は第1原稿群、(b)は第2原稿群、(c)は第3原稿群である。
【図7】上記原稿群の解像度を示す説明図である。
【図8】上記原稿群を拡大、縮小又はセンタリングして統一出力する状態を示す説明図である。
【図9】上記原稿群を拡大又はセンタリングして統一出力する状態を示す説明図である。
【図10】上記デジタル複写機における通信手順を示す説明図である。
【図11】上記デジタル複写機における画像管理テーブルを示す説明図である。
【図12】上記デジタル複写機のLCDタッチパネルにおいて、画像の形態が変更されたこと及び画像の管理情報を付加した状態で画像が出力されることの表示状態を示す説明図であり、(a)は原稿群1−3においてA3サイズをA4サイズに縮小して記録紙に印刷したことを示すもの、(b)は原稿群3−2においてB5サイズをセンタリングしてA4サイズの記録紙に印刷したことを示すものである。
【図13】上記デジタル複写機のLCDタッチパネルにおいて、画像管理テーブルの画像を読み出し指示するときの表示状態を示す説明図である。
【符号の説明】
30 デジタル複写機(画像出力処理装置)
31 スキャナ部(スキャナ手段)
32 レーザプリンタ部(画像出力手段)
34 フィニッシャ(形態変更手段)
400 メイン画像処理ボード
401 CPU(出力形態統一手段、基準画像確定手段)
402 多値画像処理部(画像特徴抽出手段、形態変更手段)
500 サブ画像処理ボード
501 2値画像処理部(形態変更手段)
603 ファクシミリボード(画像受信手段)

Claims (4)

  1. スキャナ手段にて読み取られた画像又は外部装置から送られて画像受信手段にて受信した画像を出力するための画像出力手段を備えた画像出力処理装置において、
    上記スキャナ手段にて読み取られた画像又は画像受信手段にて受信された画像から、写真の中間調画像、文字や線図、及び解像度を含む画像の特徴(画像サイズを除く)を抽出するための画像特徴抽出手段と、
    上記画像特徴抽出手段にて抽出された上記画像の特徴に応じて、上記画像出力手段から出力される画像の出力サイズを統一する出力形態統一手段とを備え、
    かつ上記出力形態統一手段は、上記画像特徴抽出手段にて抽出された上記画像の特徴に基づいて、基準となる画像を確定する基準画像確定手段と、上記基準画像確定手段にて確定された基準画像の出力サイズと一致するように、他の画像の出力サイズを変更する形態変更手段とを備える一方、
    上記形態変更手段にて出力サイズが変更された画像を変更前の画像と共に記憶管理する画像記憶管理手段が設けられていると共に、
    上記画像記憶管理手段は、受信した画像のサイズを変更することなく完全な形で出力した画像に対しては、記憶管理することなく削除する一方、受信した画像のサイズを変更して出力した画像が含まれている場合には、少なくともサイズを変更した画像を記憶管理することを特徴とする画像出力処理装置。
  2. 前記出力サイズを変更して出力する画像に対して、前記画像記憶管理手段における記憶管理情報を付加して出力することを特徴とする請求項1記載の画像出力処理装置。
  3. 前記出力サイズを変更して出力する画像に対して、該出力サイズを変更して出力する画像であることを表す情報を付加して出力することを特徴とする請求項1記載の画像出力処理装置。
  4. 前記出力サイズを変更する前の画像を出力するように指示するための指示手段が設けられていることを特徴とする請求項3記載の画像出力処理装置。
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