JP2001022224A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001022224A
JP2001022224A JP11192866A JP19286699A JP2001022224A JP 2001022224 A JP2001022224 A JP 2001022224A JP 11192866 A JP11192866 A JP 11192866A JP 19286699 A JP19286699 A JP 19286699A JP 2001022224 A JP2001022224 A JP 2001022224A
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JP11192866A
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Shinichiro Ohashi
伸一郎 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実行中のコピージョブを中断して別のコピージ
ョブを割り込ませて実行した際にも、コピージョブ間の
境界が容易に判別できる画像形成装置を提供することを
目的としている。 【解決手段】1枚または複数枚の一連の原稿画像を画像
形成装置に読み取らせて、画像を加工し、記録用紙に印
刷するコピージョブの記録用紙に、コピージョブごとに
記録用紙を仕分けるために記録用紙に付与する指標であ
るインデックスをコピージョブごとに異なる位置に付与
する。また、あるコピージョブの途中で割込みコピーを
行う際に、中断されるコピージョブと割り込んで行うコ
ピージョブとで、インデックスを付与する方向を変え、
さらに、割り込んで行うコピージョブを複数行う場合、
コピージョブ毎にインデックスを付与する位置を異なら
せる。割込みコピージョブが完了したら、中断されたコ
ピージョブには、中断前と同じ位置にインデックスを付
与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、割込みキーを操作
することにより実行中のコピージョブを中断させて、別
のコピージョブを割り込んで実行させることのできる画
像形成装置における、コピージョブ毎の用紙の仕分けに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より複写機等の画像形成装置の有す
る機能のひとつに、割込みコピー機能があることが知ら
れている。この割込みコピーの操作手順例は、以下の通
りである。 1.操作者は割込みキーを操作して、実行中の通常モー
ドのコピージョブを一旦中断して割込みモードに変更す
る。 2.割込みモードでコピージョブを行なう際、画像形成
装置の制御部は、コピージョブの各種設定(コピー枚
数、倍率、濃度など)および現在の情報(残りコピー枚
数、インデックス付与位置など)をRAM等のメモリに
格納する。 3.画像形成装置の制御部は、コピージョブの各種設定
と現在の情報を初期状態の設定値に戻してから、割り込
んで行う別のコピージョブの開始指示を待つ。 4.操作者はコピージョブの各種設定を行い、スタート
キーを操作して、コピージョブを行う。
【0003】ここでコピージョブとは、1枚または複数
枚の一連の原稿画像を画像形成装置に読み取らせて、画
像を加工し、原稿ごとに1枚または複数枚の記録用紙に
印刷する作業のことである。また、インデックスとは、
コピージョブごとに記録用紙を仕分けるために記録用紙
に付与する指標のことである。
【0004】複数のコピージョブを連続して行なった場
合、排紙トレイが1つしかない複写機や複数の排紙トレ
イがあっても分類機能を使用しなければ、排紙トレイ上
で先に印刷を完了したコピージョブの排出用紙の上に、
後に印刷を完了したコピージョブの排出用紙が、順に載
置されていく。この状態ではコピージョブ間の用紙の境
界が判別しにくくなるため、従来はコピージョブが切り
替わる毎に記録用紙の間に合紙を挿入させたり、記録用
紙にコピージョブ毎に異なる形状などのインデックスを
付与させることで、操作者は境界を判別していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の横成では、割込みキーが操作されたときに
中断されるコピージョブに関する情報(コピー残り枚
数、倍率、濃度、インデックスなどコピーの進行状況)
はメモリに待避され、次に割り込んで行なわれるコピー
ジョブの設定は初期設定の状態になる。このため、中断
されたコピージョブの用紙が排紙トレイに残った状態
で、割込みのコピージョブが行なわれるときに、中断さ
れたコピージョブのインデックス付与位置が初期設定の
位置であった場合、割込みのコピージョブのインデック
ス付与位置も初期設定の位置となるため、同一の排紙ト
レイに割込んで行ったコピージョブの用紙が排出される
ことによって、複数のコピージョブの用紙におけるイン
デックスの位置が重なってしまい、中断されたコピージ
ョブの用紙と割込みのコピージョブの用紙との境界が判
別できなくなる。
【0006】また、中断されたコピージョブの用紙と割
込みのコピージョブの用紙でインデックスの形を異なら
せたり、付与する位置を少しシフトさせるといった方法
を行なう方法もあるが、制御が複雑になるだけでなく、
コピージョブの用紙間の境界の判別は容易とは言えず、
コピージョブ毎の仕分け作業に手間取ってしまうという
問題が起こる。
【0007】そこで本発明は、実行中のコピージョブを
中断して別のコピージョブを割り込ませて実行した際に
も、コピージョブの用紙間の境界が容易に判別できる画
像形成装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0009】(1) 通常モードのコピージョブと割込みモ
ードのコピージョブとを切替え可能で、コピージョブ毎
に記録用紙を仕分けるための指標であるインデックス情
報を記録用紙に付与する画像形成装置において、通常モ
ードから割込みモードに切り替えられたときに、切り替
えられる直前の通常モードのインデックス情報を記憶手
段に記憶し、割込みモードで行うコピージョブの記録用
紙に、記憶手段に記憶したインデックス情報と異なるイ
ンデックス情報を付与し、割込みモードから通常モード
に復帰したときに、通常モードで行うコピージョブの記
録用紙に記憶手段から読み出したインデックス情報を付
与することを特徴とする。
【0010】この構成においては、通常モードのコピー
ジョブを中断させて割込みモードのコピージョブを実行
させる場合、通常モードのコピージョブのインデックス
に関する情報は一度メモリなどの記憶手段に記憶され、
割込みモードのコピージョブの記録用紙には保持された
インデックス情報と異なる位置にインデックスを付与さ
れる。また、中断された通常モードのコピージョブが再
開されるときには、インデックス情報は中断されたとき
の位置に付与される。したがって、中断された通常モー
ドのコピージョブが再開されるまでに行なわれる割込み
モードのコピージョブの用紙に対して、中断されたコピ
ージョブの用紙とはインデックスの位置を変える等の制
御を行なうことができ、通常モードのコピージョブの用
紙と割込みモードのコピージョブの用紙との境界が容易
に判断できて用紙の仕分けが容易となり、操作者の作業
の手間が省け、さらには、中断された通常モードのコピ
ージョブが再開されたときは、インデックス付与は中断
直前の状態から再度行なわれるので、同一のコピージョ
ブである中断前のコピージョブと再開されたコピージョ
ブ間でインデックス付与の整合性が損なわれない。
【0011】(2) 割込みモードで複数のコピージョブを
実施する際に、各々のコピージョブの記録用紙に互いに
異なるインデックス情報を付与することを特徴とする。
【0012】この構成においては、中断されている通常
モードのコピージョブの用紙と割込みモードのコピージ
ョブの用紙とで、インデックスを付与させる位置を変
え、さらに、割込みモードのコピージョブの用紙間でも
インデックスを付与する位置を異ならせている。したが
って、コピージョブを中断した際の割込み前の通常モー
ドのコピージョブの用紙と割り込んで実施したコピージ
ョブの用紙との境界が容易に判別でき、さらに割り込ん
で実施した複数のコピージョブの用紙間の境界も容易に
判別でき、コピージョブ毎の用紙の仕分けがさらに容易
となるとともに操作者の作業の手間が省ける。
【0013】(3) 通常モードのコピージョブで付与する
インデックス情報と、割込みモードのコピージョブで付
与するインデックス情報とを、各々の記録用紙の異なる
辺に付与することを特徴とする。
【0014】この構成においては、中断されている通常
モードのコピージョブの用紙と割込みモードのコピージ
ョブの用紙とで、インデックスを付与させる方向を主走
査方向と副走査方向のように異なる方向にする。したが
って、同じ方向にインデックスを付与するように制御す
る場合に比べて、通常モードのコピージョブの用紙と割
込みモードのコピージョブの用紙との境界が容易に判断
できて用紙の仕分けもより容易になり、操作者の作業の
手間が省ける。
【0015】(4) 前記インデックス情報が記録用紙に形
成すべき画像の一部に付加される画像情報であることを
特徴とする。
【0016】この構成においては、記録用紙に付与する
コピージョブを仕分けるためのインデックスの情報は、
画像情報である。したがって、記録用紙に印刷される画
像情報と共にインデックスが印刷されるので、コピージ
ョブの用紙間の境界が容易に判別できるので、印刷を完
了して載置した複数の記録用紙を簡単に仕分けできる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る画像形成
装置は、例えばスキャナ部と画像処理部と画像記録部と
からなるディジタル複写機であり、このディジタル複写
機に通信回線を接続したものである。
【0018】図1に、本発明の画像形成装置の例である
ディジタル複写機の構成について説明する。ディジタル
複写機30は大きく分けてスキャナ部31と、レーザ記
録部32から横成されている。
【0019】スキャナ部31は透明ガラス製のプラテン
ガラスを含む構成の原稿載置台35、原稿載置台35上
へ自動的に原稿を供給搬送するための両面対応自動原稿
送り装置(以下、RADFと称する。)36、及び原稿
載置台35上に載置された原稿の画像を走査して読み取
るためのスキャナユニット40などから構成されてい
る。
【0020】このスキャナ部31で読み取られた原稿画
像は、画像データとして後述する画像処理部へと送ら
れ、画像データに対して所定の画像処理が施される。
【0021】RADF36は、図外の原稿トレイ上に複
数枚の原稿を一度に載置しておき、載置された原稿を1
枚ずつ自動的にスキャナユニット40の原稿載置台35
上へ給送する装置である。またRADF36は、操作者
の選択に応じて原稿の片面または両面をスキャナユニッ
ト40に読み取らせるように、片面原稿のための搬送経
路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換え手
段、各部を通過する原稿の状態を把握し管理するセンサ
群、および制御部などから横成されている。
【0022】原稿載置台35上に載置された原稿の画像
を読み取るためのスキャナユニット40は、原稿面を露
光するランプリフレクタアセンブリ41および、原稿か
らの反射光を反射する第1の反射ミラー42aを搭載し
てなる第1の走査ユニット40a、第1の反射ミラー4
2aからの反射光像を反射する第2反射ミラー42b・
第3反射ミラー42cを搭載してなる第2の走査ユニッ
ト40b、上述した各反射ミラー42a〜42cで反射
した原稿からの反射光像を結像させるための光学レンズ
43、並びに原稿からの反射光像を電気的画像信号に変
換する光電変換素子(以下、CCDと称する。)44か
ら構成される。
【0023】スキャナ部31は、RADF36とスキャ
ナユニット40の関連した動作により、原稿載置台35
上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原稿載置
台35の下面に沿ってスキャナユニット40を移動させ
て原稿画像を読み取るように構成されている。特に第1
走査ユニット40aは、原稿載置台35に沿って副走査
方向に一定速度Vで走査制御され、また第2走査ユニッ
ト40bは、その速度Vに対してV/2の速度で同一方
向に平行に走査制御される。この動作により、原稿載置
台35上に載置された原稿の画像を、1ライン毎に順次
CCD44へと結像させて画像を読み取ることができ
る。
【0024】原稿画像をスキャナユニット40にて読み
取ることにより得られた画像データは、後述する画像処
理部へ送られ、各種処理が施された後、画像処理部のメ
モリに一旦記憶される。そして、出力指示に応じてメモ
リ内の画像を読み出してレーザ記録部32に転送して、
記録シート上に画像が形成される。
【0025】このレーザ記録部32は、画像を形成させ
るための記録材であるシートの搬送系、レーザ書込ユニ
ット(以下、LSUと称する。)46、および画像を形
成するための電子写真プロセス部47を備えている。L
SU46は、上述したスキャナユニット40にて読み取
った後のメモリから読み出した画像データ、または外部
の装置から転送されてきた画像データに応じてレーザ光
を出射する半導体レーザ光源、レーザ光を等角速度偏向
するポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレーザ光が
電子写真プロセス部47を構成する感光体ドラム48上
で等角速度で偏向されるように補正するf−θレンズな
どを有している。電子写真プロセス部47は、感光体ド
ラム48の周囲に帯電器、現像器、転写器、剥離器、ク
リーニング器、除電器を備えている。シートの搬送系
は、上述した画像形成を行う電子写真プロセス部47の
転写器が配置された転写位置へとシートPを搬送する搬
送部33、搬送部33へとシートPを送り込むためのカ
セット給紙装置51・52・53、必要なサイズのシー
トを適宜給紙するための手差し給紙装置54、転写後の
シートPに形成されたトナー像を定着するための定着器
49、定着後のシートPの裏面に再度画像を形成するた
めにシートPを再供給するための再供給経路55・56
とを備えている。また、用紙の搬送経路の定着器49の
後部には、画像が記録されたシートPを受け取り、この
シートPに対して用紙を複数部複写する場合にグループ
ごとに振り分けるソート処理や、グループごとに振り分
けた用紙を綴じるステープル処理などの処理を行う後処
理装置34が配置されている。
【0026】LSU46及び電子写真プロセス部47に
おいて、画像メモリから読み出された画像データは、L
SU46によってレーザ光線を走査させることにより感
光体ドラム48の表面上に静電潜像として形成され、ト
ナーにより可視像化されたトナー像は多段給紙ユニット
のいずれかの給紙部から搬送された用紙の面上に静電転
写される。このようにして画像が形成された用紙は、定
着器49でトナー像を定着されて排紙ローラ57を経
て、後処理装置34内へと搬送される。
【0027】図2は、図1に示したディジタル複写機3
0を構成している各種ユニット部、画像処理部などの全
体ブロック構成図であり、メインの中央演算処理装置
(以下、CPUと称する。)401により各ユニット部
毎に搭載されたサブのCPUとの連携を取りながら動作
管理している状態を示す図である。
【0028】図2において、ディジタル複写機30は、
操作パネル103を管理制御するオペレーションパネル
ボード100、ディジタル複写機30を構成する各ユニ
ットを管理制御するマシンコントロールボード200、
原稿画像を電気的に読み取りディジタルデータとするC
CDボード300、前記CCDボード300にてディジ
タルデータ化された原稿画像に対して所定の画像処理を
施すメイン画像処理ボード400、このメイン画像処理
ボード400にて処理された画像情報に対してさらに所
定の画像処理を施すサブ画像処理ボード500、および
前記サブ画像処理ボード500にインターフェイスを介
して接続されたその他の拡張ボード群600(プリンタ
ボード、FAXボード、機能拡張ボード)などから構成
されている。
【0029】以下に、各ボード毎に管理制御している内
容について説明する。 (オペレーションパネルボード)オペレーションパネル
ボード100は、基本的にサブのCPU101により制
御されており、操作パネル103上に配置されたLCD
表示部104の表示画面、各種モードに関する指示を入
力する操作キー群105からの操作入力などを管理して
いる。そして操作キー群105から入力されたデータ、
LCD画面に表示させる情報など操作パネルにおける各
種制御情報を記憶しておくメモリ102が設けられてい
る。操作キー群については、図3にて後述する。
【0030】この構成において、サブのCPU101
は、メインのCPU401との制御データ通信を行い、
ディジタル複写機30の動作指示を行う。また、メイン
のCPU401からは、ディジタル複写機30の動作状
態を示す制御信号をサブのCPU101へと転送するこ
とで、操作パネル103のLCD表示部104を通し
て、装置が現在どのような状態にあるのかを、操作者に
動作状態を表示するようになっている。
【0031】(マシンコントロールボード)マシンコン
トロールボード200は、サブのCPU201により全
体が制御されており、ADF・RADFなどの自動原稿
送り装置203、原稿画像を読み取る読取スキャナ部2
04、画像情報を画像として再現するプロセス部20
5、画像が記録される用紙を収納部からプロセス部20
5へ向かって順次搬送する給紙搬送部206、画像が記
録された用紙を反転させて用紙の両面に画像が形成され
るように用紙を反転搬送する両面ユニット207、およ
び画像が記録された用紙に対してステープルなどの後処
理を行うフィニッシャ208などによって構成されてい
る。
【0032】(CCDボード)CCDボード300は、
原稿画像を読み取りアナログのデータに変換するCCD
44、CCD44を駆動する回路であるCCDゲートア
レイ(図2では、CCD G/Aと表示する。)30
2、CCD44から出力されるアナログデータのゲイン
調整などを行うアナログ回路303、CCD44のアナ
ログ出力をディジタル信号に変換してディジタルデータ
として出力するA/D変換器304などから構成され、
制御管理はメインのCPU401により行われている。
【0033】(メイン画像処理ボード)メイン画像処理
ボード400は、メインのCPU401により制御さ
れ、前記CCDボード300から送られてきた原稿画像
のディジタルデータをもとに、画像の階調性を所望の状
態で表現できるように、シェーディング補正・濃度補正
・領域分離・フィルタ処理・MTF補正・解像度変換・
電子ズーム(変倍処理)・ガンマ補正など多値の画像デ
ータの状態のまま処理を施す多値画像処理部402、処
理が施された画像データあるいは処理の手順管理など各
種制御情報を記憶させておくメモリ403、処理が施さ
れた画像情報を画像に再現するためにLSU46側へと
データを転送制御するレーザコントロール部404、通
常モードのインデックス情報を待避させるメモリA40
6、および割込みモードのインデックス情報を格納する
メモリB407などから構成される。
【0034】(サブ画像処理ボード)サブ画像処理ボー
ド500は、メイン画像処理ボード400とコネクタ5
05で接続され、メイン画像処理ボード400上のメイ
ンのCPU401により制御された2値画像処理部50
1、画像処理の施された2値画像情報あるいは処理上で
の制御情報などを記憶管理するメモリおよびメモリを制
御するゲートアレイ502、複数枚の原稿画像情報を記
憶管理しておき複数枚の原稿画像を繰り返し所望部数の
数だけ読み出して複数の複写物を生成するためのハード
ディスクおよびハードディスクを制御するゲートアレイ
503、および外部インターフェイスとしてのSCSI
ボードおよびSCSIを制御するゲートアレイ504な
どから構成される。また、前述の2値画像処理部501
は、多値画像情報を2値画像に変換する処理部、画像を
回転する処理部、および2値画像の変倍処理を行う2値
変倍処理部などから構成され、さらに、ファックス画像
を通信手段を介して送受信することが出来るようにファ
ックスインターフェイス(図2では、FAX I/Fと
表示する。)も備えている。
【0035】(拡張ボード)拡張ボード600は、パー
ソナルコンピュータなどから送られてくるデータをディ
ジタル複写機30のレーザ記録部32からプリンタモー
ドとして出力可能とするためのプリンタボード601、
ディジタル複写機30の編集機能を拡張してディジタル
複写機30の特徴を有効活用するための機能拡張ボード
602、およびディジタル複写機30のスキャナ部31
から読み込んだ原稿画像を相手先に対して送信したり、
相手先から送られてきた画像情報をディジタル複写機3
0のレーザ記録部から出力することを可能にするファク
シミリボード603などから構成される。
【0036】以下に、ディジタル複写機30の画像処理
装置としての機能、すなわちコピー・プリンタ・ファッ
クスの各モードでの画像データの処理、画像データの流
れについてさらにくわしく説明する。
【0037】(コピーモード)ディジタル複写機30の
RADF36の所定位置にセットされた原稿は、1枚ず
つスキャナユニット40の原稿載置台35上へと順次供
給され、原稿の画像は先に説明したスキャナユニット4
0により順次読み取られ、8ビットのディジタルデータ
としてメイン画像処理ボード400へと転送される。メ
イン画像処理ボード400に転送された8ビットのディ
ジタルデータは、8ビットのディジタル画像データとし
て多値画像処理部402で所定の処理が施される。8ビ
ットのディジタル画像データはガンマ補正などの処理が
行われ、レーザコントロール部404を介してLSU4
6へと送られる。上記の処理によって、ディジタル複写
機30のスキャナ部31で読み取られた原稿画像は、レ
ーザ記録部32から階調性のあるコピー画像として出力
される。
【0038】(コピーモードにおける電子RDH機能)
ディジタル複写機30のRADF36の所定位置にセッ
トされた原稿は、1枚ずつスキャナユニット40の原稿
載置台35上へと順次供給され、原稿の画像は前述のス
キャナユニット40により順次読み取られ、8ビットの
ディジタルデータとしてメイン画像処理ボード400へ
と転送される。メイン画像処理ボード400に転送され
た8ビットのディジタルデータは、8ビットのディジタ
ル画像データとして多値画像処理部402で所定の処理
が施される。この8ビットのディジタル画像データは、
次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405か
らサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介し
てサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理
部501の多値2値変換部において誤差拡散などの処理
と共に8ビットのディジタル画像データから2ビットの
ディジタル画像データに変換される。
【0039】なお、8ビットのディジタル画像データを
誤差拡散などの処理を含めて2ビットのディジタル画像
データに変換しているのは、単に多値2値変換を行った
だけでは画質的に問題があるので、画質の劣化が少なく
なるように配慮している。また、8ビットのディジタル
画像データを2ビットのディジタル画像データに変換す
るのは、画像の記憶容量などを考慮したためである。
【0040】このようにして変換された2ビットのディ
ジタル画像データは、原稿1枚毎にハードディスクなど
のディスクメモリ503へと転送されて一時的に記憶管
理される。ディジタル複写機30のRADF36にセッ
トされた原稿群の全てが読取処理されると、一時的にハ
ードディスク503に記憶された2ビットのディジタル
画像データを、ゲートアレイ503の制御により指定さ
れた部数だけ繰り返し読み出して、読み出された2ビッ
トのディジタル画像データは、再度コネクタ接続部40
5・505を介してメイン画像処理ボード400へ送ら
れ、ガンマ補正などの処理を行いレーザコントロール部
404を介してLSU46へと送られる。
【0041】なお、全ての原稿群画像が読み取られてか
ら画像群を所望する部数だけ繰り返し読み出すようにし
て説明したが、1部目の画像出力は所定分の画像が準備
できた段階で順次出力するように構成することも可能で
ある。
【0042】上記の処理により、ディジタル複写機30
のスキャナ部31で読み取られた原稿画像は、レーザ記
録部32から階調性のあるコピー画像として出力され
る。
【0043】(プリンタモード)パーソナルコンピュー
タなどのネットワーク接続された外部機器から送られて
きた画像は、プリンタボード601上でページ単位の画
像として展開された後、インターフェイスであるSCS
Iボード504から一旦サブ画像処理ボード500側へ
転送されハードディスク503などのメモリへと記憶さ
れる。
【0044】なお、プリンタボード601でページ画像
として展開された画像は、サブ画像処理ボード500側
に送られるが、2値画像処理は行われずにハードディス
ク503に一時記憶されるだけである。また、一旦記憶
されたページ画像がハードディスク503から読み出さ
れる時も、ページ画像に対する2値画像処理は行わな
い。そして、ハードディスク503へ一時記憶された画
像情報は、所定のページ順となるようにハードディスク
503から読み出されながらメイン画像処理ボード40
0へと送られてガンマ補正を行い、レーザコントロール
部404からLSU46にて画像を再現するよう画像の
書込が制御される。
【0045】(ファックスモード)ファックスモードに
は、相手先に対する原稿の送信と、相手先からの原稿の
受信に対する処理がある。先に相手先に対する原稿の送
信について説明すると、ディジタル複写機30のRAD
F36の所定位置にセットされた送信原稿は、1枚ずつ
スキャナユニット40の原稿載置台35上へと順次供給
され、送信原稿の画像は先に説明したスキャナユニット
40により順次読み取られ、8ビットのディジタルデー
タとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットのデ
ィジタルデータは、8ビットのディジタル画像データと
して多値画像処理部402で所定の処理が施される。こ
の8ビットのディジタル画像データは、次にメイン画像
処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理
ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理
ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値
2値変換部において誤差拡散などの処理と共に8ビット
のディジタル画像データから2ビットのディジタル画像
データに変換される。
【0046】なお、8ビットのディジタル画像データを
誤差拡散などの処理を含めて2ビットのディジタル画像
データに変換しているのは、単に多値2値変換を行った
だけでは画質的に問題があるので、画質の劣化が少なく
なるように配慮している。
【0047】上記の処理によって、2値画像化された送
信原稿は、所定の形式で圧縮されメモリ502に記憶さ
れる。そして相手先との送信手続きを行い送信可能な状
態が確保されると、メモリ502から読み出された所定
の形式で圧縮された送信原稿画像はファックスボード6
03側へと転送され、このファックスボード603で圧
縮形式の変更など必要な処理を施して、相手先に対して
通信回線を介して順次送信されることとなる。
【0048】次に相手先から送信されてきた原稿画像の
処理について説明する。相手先から通信回線を介して原
稿が送信されてくると、ファックスボード603での通
信手続きを行いながら相手先から送信されてくる原稿画
像を受信すると共に、所定の形式に圧縮された状態の受
信画像は、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部
501に設けられたファックスインターフェイスから2
値画像処理部501へと送られ、圧縮伸張処理部などに
よりページ画像として送信されてきた原稿画像を再現す
る。そして、ページ単位の画像として再現された原稿画
像は、メイン画像処理ボード400にて画像の補正が行
われて、レーザコントロール部404からLSU46に
て画像を再現するよう画像の記録用紙への書込が制御さ
れる。
【0049】図3は、ディジタル複写機30における操
作パネルを表した図である。この操作パネル75の中央
部分には、タッチパネル液晶表示装置6が配置されてい
て、その周囲に各種モード設定キー群が配置されてい
る。このタッチパネル液晶表示装置6の画面上には、常
時画像編集機能を選択するための画面に切り換える画面
切り換え指示エリアがあって、このエリアを指で直接押
圧操作すると各種画像編集機能が選択できるように液晶
画面上に各種編集機能が一覧表示される。その表示され
た各種編集機能の中から、操作者が所望する機能が表示
されている領域を指で触れることにより編集機能が設定
される。
【0050】上記操作パネル上に配置された各種設定キ
ー群について簡単に説明すると、コピー濃度設定を行な
うモードに移行するためのキー7を操作すると、コピー
濃度調整を自動から手動または写真モードへと切り換え
る。手動モードまたは写真モードの時には、濃度レベル
を細かく設定することができる。用紙トレイ選択を行な
うためのモードに移行するためのキー8を操作すると、
複写機の給紙部にセットされている用紙の中から希望す
る用紙サイズを選択することができる。倍率設定を行な
うモードに移行するためのキー9を操作すると、倍率を
自動的に選択させるモードの設定、複写倍率を1%きざ
みで設定、固定倍率を読み出して選択する設定、および
複写倍率を標準倍率(等倍)に戻す設定を選択すること
ができる。
【0051】タッチパネル液晶表示装置6の左部には、
特別機能を行なうモードに移行するためのキー10、両
面複写モードの設定するための両面モード設定キー1
1、複写機から排出される複写物を仕分けるための後処
理装置の動作モードを設定するための後処理モード設定
キー12、および上記の特別機能設定のなかで現在設定
されている機能の内容を確認するための設定確認キー1
3が、各々設けられている。特別機能を行なうモードに
移行するためのキー10を操作すると、コピーの端に余
白を形成するためのとじしろ設定機能、周囲の影などを
消去する枠消去機能、用紙のほぼ中央に複写させるため
のセンタリング機能、複数のコピージョブを行う際に仕
分けが簡単に行えるように記録用紙に指標であるインデ
ックスを付与するためのインデックス機能などを設定す
ることができる。
【0052】また、タッチパネル液晶表示装置6の右部
には、複写機の操作が分からない時に操作することで複
写機の操作方法をメッセージ表示するための操作ガイド
キー14、操作ガイドキー14の操作により表示された
メッセージの続きを表示させるためのメッセージ順送り
キー141、および前記メッセージを1つ前に戻すため
のメッセージ逆戻しキー142、複写枚数の設定するた
めの枚数設定キー15、連続コピー中に別の原稿に対す
るコピーを行いたい時に操作する割込みキー16、複写
枚数をクリアしたり連続コピーを途中で止める時に操作
するクリアキー17、現存設定されているモードの全て
を解除して標準状態に復帰させるための全解除キー1
8、コピーの開始を指示するためのスタートキー19
が、各々設けられている。
【0053】さらに、タッチパネル液晶表示装置6の左
部には、ディジタル複写機のモードを、ファクシミリモ
ードへ移行させるキー20、プリンタモードへ移行させ
るキー21、およびコピーモードへ移行させるキー22
が、各々設けられている。
【0054】今回提示した操作パネル及びその操作パネ
ル上に配置される各種キーは、あくまでも実施例であ
り、ディジタル複写機に搭載される各種機能により操作
パネル上に設けられるキーが異なってくることは言うま
でもない。
【0055】図4に、記録用紙に付与するインデックス
情報の例を示す。図4(A)は、通常モードにおける記
録用紙に付与するインデックス情報の例、図4(B)
は、割込みモードにおける記録用紙に付与するインデッ
クス情報の例、図4(C)は、複数のコピージョブを行
った際のインデックス情報の付与方法の例を示す図であ
る。本実施例では、インデックスとして約10mm角の
マークを記録用紙の印刷マージンの領域の所定の位置に
印刷する。ここで、印刷マージンとは、印刷可能領域の
周囲に生じる、用紙上では原則として余白になる領域で
ある。載置された通常モードでは主走査方向(X方
向)、割込みモードでは副走査方向(Y方向)に所定の
間隔で各々5ケ所印刷できるように設定しており、主走
査方向においてはX=0、副走査方向においてはY=0
の位置を初期位置として、マークを印刷する。そして、
図4(A)・(B)のようにコピージョブ毎にXおよび
Yはカウントアップされ、図4(C)のX=5およびY
=5となった時点でX=0およびY=0に戻る。なお、
図中の「1ジョブ」は各々全く異なるコピージョブを示
している。
【0056】図5は、通常モードでコピージョブを行っ
ている際に、割込みコピーで2つのコピージョブを行っ
て、通常モードに復帰してコピージョブを行った例であ
る。操作パネル75の特別機能を選択するキー10を操
作してインデックス機能のインデックスを「付与する」
を選択して、通常モードでコピージョブを行う際には、
インデックスであるマークがX=0の位置に印刷され
る。通常モードのコピージョブを行っている途中に、別
のコピージョブを行わなければならなくなり、割込みキ
ーを操作して割込みモードに変更する。1つ目の割込み
コピージョブを行う際には、Y=0の位置にマークが印
刷される。1つ目の割込みコピージョブを完了して2つ
目の割込みコピージョブを行う際には、Y=1の位置に
マークが印刷される。そして、割込みコピーを完了し
て、通常モードのコピージョブに復帰した際には、記録
用紙にはX=0の位置にマークが印刷される。
【0057】図6は、本発明のコピーの処理手順を示す
フローチャートである。また、図7は、図6に示すフロ
ーチャート中の処理Aの処理手順を示すフローチャー
ト、図8は、図6に示すフローチャート中の処理Bの処
理手順を示すフローチャートである。本発明の通常モー
ドのコピーにおけるインデックス付与の動作について、
図1で説明した画像形成装置であるディジタル複写機を
例に挙げて、図6のフローチャートを用いて説明する。
なお、通常モードでない場合、すなわち割込みモードの
ステップに移行するか否かについて判定する箇所が出て
くるが、それについては後述する。操作者は、N枚の原
稿をRADF36に載置した状態で操作パネル75より
コピーの各種条件を入力する。まず、処理Aを行う(s
101)。通常モードでコピージョブを行うので(s3
01)、操作者は特別機能キーを操作して、インデック
スを用紙に付与する設定にする(s302)。インデッ
クスを用紙に付与しない場合は、処理Aを完了し(s1
01)、コピー条件設定に関するキー(枚数設定キー1
5、倍率設定キー9、コピー濃度キー7など)の操作を
行う(s102)。インデックスを用紙に付与する場
合、画像形成装置の制御を行うCPU(以下、単にCP
Uと称する。)は、メモリA406からインデックスの
付与位置のデータを読み出す(s303)。そして、イ
ンデックスを用紙に付与する方向をx方向(主走査方
向)とし(s304)、インデックスの付与位置をメモ
リA406から読み出した値Xに設定して(s30
5)、処理Aを終了する(s101)。次に、操作者は
コピー条件設定に関するキー(枚数設定キー15、倍率
設定キー9、コピー濃度キー7など)の操作を行い(s
102)、各条件を入力する(s202)。一例として
条件設定を、コピー枚数を「M部」、倍率を「120
%」、濃度を「オート」、インデックスを「付与する」
とする。操作者は、各種条件設定完了後、スタートキー
19を操作して、コピーをスタートする(s103)。
また、コピー条件設定が初期設定値で良ければ、コピー
条件設定に関するキーを操作せずに(s102)、スタ
ートキー19を操作してコピーをスタートする(s10
3)。
【0058】コピーがスタートすると、CPUは、RA
DF36に載置したN枚の原稿の画像をスキャナ部で読
み取り、一旦すべてハードディスク503に蓄積した
後、123・・・N、123・・・N、123・・・N
(ページ)の順にM回の画像形成を行うか、あるいは、
111・・・、222・・・、333・・・、・・・、
NNN・・・の順に画像形成を各原稿においてM回行
い、記録用紙に印刷する。このときコピー枚数カウンタ
をL(=N×M)として実行中のコピーが完了した枚数
を監視する(s104)。次に、コピーが実行されてい
る間、操作パネル75からキー入力があるか否かを検出
する(s105)。操作パネル75からのキー入力がな
ければ、実行中のコピーが1枚完了したかを判断する
(s106)。1枚完了したか否かを判定する条件は、
画像形成装置内の用紙搬送経路を搬送中の用紙への画像
形成動作が完了したものはコピー完了とし、用紙への転
写前および転写中はコピーが1枚完了していないものと
する。この条件下でコピーが1枚完了していなければ、
キー入力の検出ステップに戻る(s105)。実行中の
コピーが1枚完了していれば(s106)、CPUは、
コピーカウンタLをカウントダウンし(s107)、次
に実行中のコピーが完了したか否かを判断するs10
8)。実行中のコピーが完了していなければ、キー入力
検出のステップに戻る(s105)。実行中のコピーが
完了してコピーカウンタL=0となれば(s108)、
CPUは、処理Bにおいて(s109)、現在のコピー
モードが通常モードか否か確認する(s311)。通常
モードであれば、CPUは、現在のインデックス付与位
置を確認し(s312)、x=4の場合、カウントアッ
プするとx=5になり、インデックス付与位置が無くな
るため、インデックス付与位置を、x=0として(s3
14)、メモリA406に格納する(s315)。また
x<4の場合、CPUは、カウントアップした値x=x
+1を(s313)、メモリA406に格納して(s3
15)、処理Bを終了する(s109)。そして、コピ
ーの各種条件設定を初期化して初期設定値に戻し(s1
10)、コピーを終了する(s111)。続けて、通常
モードのコピーを行う場合は、再度、図6のフローチャ
ートのスタートから開始する。
【0059】また、CPUは、s105のステップでキ
ー入力があったと判断されればその入力されたキーを確
認する(s105)。全解除キー18からの入力であれ
ば(s203)、コピージョブ中止の指示であると判定
し、前述のコピー終了の処理を行う(s110、11
1)。割込みキー16からの入力であれば(s20
4)、割込みキー16が操作されると、画像形成装置の
用紙搬送経路を搬送中の用紙が装置外へ排出完了した時
点で、実行中のコピージョブを中断する(s205)。
ここで用紙搬送経路を搬送中の用紙とは、用紙カセット
51〜53から給紙・搬送中の用紙、画像形成実行中の
用紙、または用紙への転写完了〜排紙口から用紙が排出
完了されるまでの用紙のことを指す。次に、CPUは、
現在のコピーモードが通常モードか否かを確認し(s2
06)、通常モードであれば現在のコピー情報(残りコ
ピー枚数L、倍率「120%」、濃度「オート」、イン
デックス情報)をメモリA406に格納させ(s20
7)、操作者がコピー実行前に設定したコピーの各種条
件設定を初期化し(s208)、処理Aにおいて割込み
モードの処理に移る(s101)。また、s204のス
テップで割込みキーからの入力ではなく(s204),
その他のキーからの入力であれば(s215),コピー
条件設定キーからの入力検出のステップに戻る(s10
2)。
【0060】次に本発明の割込みモードのコピーにおけ
るインデックス付与の動作について図6のフローチャー
トを用いて説明する。前述のように、操作者が通常モー
ドのコピージョブ中に割込みキー16を操作して、CP
Uによって、通常モードのコピーの各種条件設定が初期
化された後に割込みモードになると(s101、s30
1)、処理Aにおいて操作者は、コピージョブの用紙に
インデックスを付与するか否かを入力する(s40
2)。
【0061】インデックスを用紙に付与しない場合は、
処理Aを終了して、コピー条件設定に関するキー(枚数
設定キー15、倍率設定キー9、コピー濃度キー7な
ど)の操作を行う(s102)。インデックスを付与す
る場合、CPUは、メモリB407からインデックスの
付与位置のデータを読み出す(s403)。そして、イ
ンデックスを付与する方向をy方向(副走査方向)とし
(s404)、インデックスの付与位置をメモリB40
7から読み出した値Yに設定する(s405)。次に、
処理Aを終了する(s101)と、操作者はコピー条件
設定に関するキー(枚数設定キー15、倍率設定キー
9、コピー濃度キー7など)の操作を行い(s10
2)、各条件を入力する(s202)。本実施例では一
例として原稿N枚のシングルコピーとし条件設定をコピ
ー枚数を「1部」、倍率を「100%」、濃度を「オー
ト」、インデックスを「付与する」とする。操作者は、
各種条件設定完了後、スタートキー19を操作して、コ
ピースタートが指示されればコピーが実行される(s1
03)。また、コピー条件設定が初期設定値で良けれ
ば、コピー条件設定に関するキーを操作せずに(s10
2)、スタートキー19を操作してコピーをスタートす
る(s103)。
【0062】コピーがスタートするとCPUは、RAD
F36に載置したN枚の原稿の画像をスキャナ部で読み
取り、記録用紙に印刷する。このときコピー枚数カウン
タをL(=N)として実行中のコピーが完了した枚数を
監視する(s104)。次に、コピーが実行されている
間、操作パネル75からキー入力があるか否かを検出す
る(s105)。操作パネル75からのキー入力がなけ
れば、実行中のコピーが1枚完了したかを判断する(s
106)。1枚完了したか否かを判定する条件は、前述
の通りである。この条件下でコピーが1枚完了していな
ければ、キー入力の検出ステップに戻る(s105)。
実行中のコピーが1枚完了していれば(s106)、コ
ピーカウンタLをカウントダウンし(s107)、次に
実行中のコピーが完了したか否かを判断する。実行中の
コピーが完了していなければ、キー入力検出のステップ
に戻る(s105)。実行中のコピーが完了してコピー
カウンタL=0となれば(s108)、処理Bにおいて
(s109),CPUは現在のコピーモードが割込みモ
ードか否か確認する(s311)。割込みモードであれ
ば、CPUは、現在のインデックス付与位置を確認し
(s412)、y=4の場合、カウントアップするとy
=5になり、インデックス付与位置が無くなるため、イ
ンデックス付与位置を、y=0として(s414)、メ
モリB407に格納する(s415)。またy<4の場
合、CPUは、カウントアップした値y=y+1を(s
413)、メモリB407に格納して、処理Bを終了す
る。もし、続けて割込みモードのコピーを行う場合は、
s101のステップから処理を行う。
【0063】また、割込みコピーが完了すると、CPU
は、各種キーからの入力待ちの状態になる。通常モード
のコピージョブを再開する際に、操作者は割込みキーを
再度操作するので、CPUは、s101・s102・s
103・s203のステップを経て、割込みキー検出の
ステップを行う(s204)。割込みのコピージョブは
完了しているので、コピー中断のステップ(s205)
を通過し、通常モードが否かの確認を行う(s20
6)。割込みモードであるので、インデックス付与位置
の値をメモリB407に格納して(s217)、操作者
がコピー実行前に設定したコピーの各種条件設定を、C
PUが初期化し(s208)、通常モードの処理に移る
(s101)。
【0064】割込みモードに移行する前に実行していた
通常モードのコピージョブでは、インデックスを用紙に
付与する設定にしていたので(s301、302)、通
常モードに復帰したらCPUは、メモリA406に格納
していたコピー情報(残りコピー枚数L、倍率「120
%」、濃度「オート」、インデックス情報)を読み出し
(s303)、インデックスを用紙に付与する方向をX
方向(主走査方向)とし(s304)、インデックスの
付与位置をメモリA406から読み出した値Xに設定す
る(s305)。次に、操作者はコピー条件設定に関す
るキーの操作は行わずに(s102)、スタートキー1
9を操作して、コピーを再開する(s103)。そし
て、前述の処理が行われて、CPUはコピージョブを完
了する。
【0065】以上、本発明の実施例のようなステップで
割込みモード中に実行されたコピー用紙にインデックス
付与を行なうことにより、中断された通常モードのコピ
ージョブに係るコピー用紙と割り込みモードのコピージ
ョブに係るコピー用紙との境界、さらには割込みモード
のコピージョブに係るコピー用紙間の境界が容易に判別
でき、コピージョブ毎の用紙の仕分け効率を上げるとと
もにコピー作業効率の低下を抑えることができる。
【0066】なお、本発明の実施例として、通常モード
のコピージョブの用紙と割込みモードのコピージョブの
用紙とに付与するインデックスを異なる方向に付与する
例を示したが、割り込みモードに移行する前に行ってい
た通常モードのコピージョブのインデックス情報をメモ
リなどに保持されて、通常モードに復帰した際に、メモ
リなどに保持したインデックス情報が付与されるのであ
れば、上記の方法に限るものではない。例えば、通常モ
ードおよび割込みモードのコピージョブの用紙に付与す
るインデックスを同じ方向に付与し、割込みモードに付
与するインデックスの位置を直前に行っていた通常モー
ドのコピージョブの用紙に付与するインデックスの位置
と異なる位置に付与すれば、両モードのコピージョブの
用紙の境界が容易に判別できる。
【0067】また、カラーコピー機などの画像形成装置
で本発明を実施する場合、インデックスの色をコピージ
ョブごとに異なる色で印刷する方法もある。
【0068】さらに、コピージョブの記録用紙に付与す
るインデックスは、印刷に限らず、付箋やシール等を使
用する方法もある。
【0069】また、記録用紙に付与するインデックスと
して付箋やシールを使用する場合、コピージョブの最初
の一枚と最後の一枚にインデックスを付与しても、コピ
ージョブの境界が容易に判別できる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0071】(1) 現存実行中のコピージョブを中断させ
て別のコピージョブを実行させる場合、インデックスに
関する情報は初期設定の状態に戻さずに直前に行なわれ
ていたコピージョブの状態のまま保持され、上記別のコ
ピージョブは保持されたインデックス情報に応じて実行
される。また、中断されたコピージョブが再開されると
きには、インデックス付与が中断されたときの状態から
行なわれることにより、中断されたコピージョブが再開
されるまでに行なわれるコピージョブの用紙に対してイ
ンデックスを付与したり、中断されたコピージョブとは
インデックスの位置を変える等の制御を行なうことがで
き、中断前のコピージョブと中断中に行なわれるコピー
ジョブとの境界が容易に判断できて用紙の仕分けが容易
となり、操作者の作業の手間が省け、さらには、中断さ
れたコピージョブが再開されたときは、インデックス付
与は中断直前の状態から再度行なわれるので、同一のコ
ピージョブである中断されたコピージョブと再開された
コピージョブ間でインデックス付与の整合性が損なわれ
ない。
【0072】(2) 中断されているコピージョブと中断さ
れているコピージョブが再開されるまでの間に行なわれ
る別のコピージョブとで、インデックスを付与させる方
向を変え、さらに、中断中に行なわれるコピージョブ間
でもインデックスを付与する位置を異ならせていること
により、コピージョブを中断した際の割込み前の通常モ
ードのコピージョブと割り込んで実施したコピージョブ
の境界が容易に判別でき、さらに割り込んで実施した複
数のコピージョブ間の境界も容易に判別でき、コピージ
ョブ毎の用紙の仕分けがさらに容易となるとともに操作
者の作業の手間が省ける。
【0073】(3) 中断されているコピージョブと中断さ
れているコピージョブが再開されるまでの間に行なわれ
る別のコピージョブとで、インデックスを付与させる方
向を主走査方向と副走査方向のように異なる方向にする
ことにより、同じ方向にインデックスを付与するように
制御する場合に比べて、中断前のコピージョブと中断中
に行なわれるコピージョブとの境界が容易に判断できて
用紙の仕分けもより容易になり、操作者の作業の手間が
省ける。
【0074】(4) 記録用紙に付与するコピージョブを仕
分けるためのインデックスの情報を、画像情報にするこ
とにより、記録用紙に印刷される画像情報と共にインデ
ックスが印刷されるので、コピージョブ間の境界が用意
に判別できるので、印刷を完了して載置した複数の記録
用紙を簡単に仕分けできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略の
構成を示す断面図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の概略のブロック構
成を示す図である。
【図3】図1に示した画像形成装置の操作パネルを示す
図である。
【図4】記録用紙に付与するインデックス情報の例を示
す図である。
【図5】インデックス情報を記録用紙に付与する実施例
を示す図である。
【図6】本発明のコピージョブの処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】図6のフローチャート中の処理Aを示すフロー
チャートである。
【図8】図6のフローチャート中の処理Bを示すフロー
チャートである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常モードのコピージョブと割込みモー
    ドのコピージョブとを切替え可能で、コピージョブ毎に
    記録用紙を仕分けるための指標であるインデックス情報
    を記録用紙に付与する画像形成装置において、 通常モードから割込みモードに切り替えられたときに、
    切り替えられる直前の通常モードのインデックス情報を
    記憶手段に記憶し、割込みモードで行うコピージョブの
    記録用紙に、記憶手段に記憶したインデックス情報と異
    なるインデックス情報を付与し、 割込みモードから通常モードに復帰したときに、通常モ
    ードで行うコピージョブの記録用紙に記憶手段から読み
    出したインデックス情報を付与することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 割込みモードで複数のコピージョブを実
    施する際に、各々のコピージョブの記録用紙に互いに異
    なるインデックス情報を付与することを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 通常モードのコピージョブで付与するイ
    ンデックス情報と、割込みモードのコピージョブで付与
    するインデックス情報とを、各々の記録用紙の異なる辺
    に付与することを特徴とする請求項1または2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記インデックス情報が、記録用紙に形
    成すべき画像の一部に付加される画像情報であることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014108524A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Canon Inc シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム

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